JPH0635266B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

車両用シートスライド装置

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JPH0635266B2
JPH0635266B2 JP1316477A JP31647789A JPH0635266B2 JP H0635266 B2 JPH0635266 B2 JP H0635266B2 JP 1316477 A JP1316477 A JP 1316477A JP 31647789 A JP31647789 A JP 31647789A JP H0635266 B2 JPH0635266 B2 JP H0635266B2
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JP
Japan
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slide device
engaging
seat slide
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engaging hole
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初夫 早川
幹雄 本間
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Mitsui Kinzoku ACT Corp
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は車両用シートスライド装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に自動車のシートは、シートスライド装置によっ
て、乗員等の身長に対応して最適なシートポジションが
確保できるようになっている。
シートスライド装置の概要は、車体側に固着されるロア
レールに、長手方向に沿って等間隔の係合孔が設けら
れ、シート側に固着されるアッパレールに前記係合孔と
係脱自在に係合し合う係合ラッチが設けられている。
ロアレールとアッパレールは前後にスライド自在に取付
けられると共に係合ラッチはアッパレール側に枢着され
た操作レバー軸に装着され、操作レバー軸に介装された
付勢ばねによって常時係合孔側へ向けて付勢された構造
となっている。
(発明が解決しようとする課題) 前記した如く係合ラッチは付勢ばねによって常時係合孔
と噛み合うロック状態にあり、ロック時の係合ラッチ
は、例えば、第7図に示す如く係合ラッチ101の係合
爪103は係合孔105内に臨む噛み合い状態となる。
したがって、衝突等の緊急時において、シートに働らく
前後方向の荷重は係合ラッチ101の係合爪103で受
け持つようになる。この時の強度剛性は係合孔105と
係合爪103との噛み合い面積Sによって決定されるた
め、強度剛性を考えると肉厚のアップを図り噛み合い面
積Sの拡大を図ることが望ましいが、大きな問題として
肉厚のアップ分、重量が増えて軽量化と逆行するように
なることと、しかも、全体が大型化しコンパクト化が図
りずらくなる。また、加工性の面でも望ましくなく、さ
らに、コストアップを招来する等、肉厚化にともなう種
々の問題が発生する。
そこで、この発明は、肉厚をアップすることなく噛み合
い面積の拡大が図れると共に剥離荷重に対しても優れた
車両用シートスライド装置を提供することを目的として
いる。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この発明は、車体側に固着
されるロアレールと、シート側に固着され前記ロアレー
ルに対して相対移動自在に組付けられたアッパレールと
から成る車両用シートスライド装置において、前記ロア
レール側に長手方向に沿って貫通した多数の係合孔を設
ける一方,アッパレール側に、操作部を有する操作レバ
ー軸と、基部が操作レバー軸に固着され、前記係合孔を
貫通すると共に係合孔内において上向きに屈曲して前記
係合孔と係合し合う上向き弧状の屈曲部を有する係合突
起体を設けてある。
(作用) かかるシートスライド装置によれば、係合孔内に臨む係
合突起体の上向き弧状の屈曲部位によって噛み合い面積
が拡大し強度アップが図れる。
また、剥離荷重に対しては屈曲部が係合孔の上端縁に引
掛かり剥離が阻止されるようになる。
(実施例) 以下、第1図乃至第6図の図面を参照しながらこの発明
の一実施例を詳細に説明する。図中1は車体側に取付け
られるロアレール、3はシート側に取付けられるアッパ
レールをそれぞれ示している。
ロアレール1は前後に長い形状で、レール本体は取付ブ
ラケット5・5が前後両端部に固着された水平部7の両
側縁から側壁9・9が垂直に立上り、さらに内側へ向け
てほぼ水平に外側ガイド部11・11が突出する断面ボ
ックス状となっており、内部には長手方向と軸心が直交
するローラ状の回転体13が配置されている。また、外
側ガイド部11・11の先端は下方へ短く屈曲され、こ
の屈曲部15と屈曲部15の間は長手方向に連続する開
放口17となっている。また、ロアレール1の内側側壁
9には長手方向に沿って貫通した係合孔19が所定の間
隔をもって形成されている。係合孔19は矩形の窓孔状
となっており、プレス成形することで形成されている。
アッパレール3は前後に長い形状で、レール本体はレー
ル部材を重ね合せ結合することで前記開放口17から上
方に突出すると共にシート側に固着されるほぼ垂直な一
般部19と、一般部19の下端から左右へ水平に突出
し、前記ロアレール1側の外側ガイド部11・11とそ
れぞれ対向し合う内側ガイド部21・21とから成る断
面下向きのT字状となっている。内側ガイド部21・2
1は前記ローラ状の回転体13に乗っており、内側ガイ
ド部21・21の両端は上方へ短く屈曲されている。こ
の屈曲部23・23は、前記ロアレール1側の屈曲部1
5・15とによって球状の回転体25・25が車幅(第
1図左右)方向へ動く動き量を規制するストッパー壁と
しての機能を備えている。
なお、球状の回転体25とローラ状の回転体13は前後
2箇所に設けられると共にリテーナ(図示していない)
によって回転自在に保持されている。
一方、アッパレール3には一般部19に固着された前後
のブラケット27・29によって回転自在に操作レバー
軸31が支持されている。操作レバー軸31は先端側が
操作部33となっていて、後端側に設けられた付勢ばね
35により第1図において常時時計方向(矢印イ方向)
に付勢されている。また、後方のブラケット29の領域
内で前記操作レバー軸31には係合突起体37が設けら
れている。この係合突起体37は、基部37aが前記操
作レバー軸31に溶着されると共に基部37aから係合
孔19に向けて下降傾斜し、係合孔19内において上向
きに屈曲した屈曲部37bが臨んでいる。係合孔19を
貫通した係合突起体37の先端部37cは前記アッパレ
ール3に設けられた嵌合凹部39と係合している。
このように構成されたシートスライド装置によれば、操
作部33によって操作レバー軸31を付勢ばね35に抗
して回転し、係合突起体37を係合孔19から離したロ
ック解除状態とすることで、シート、即ちアッパレール
3の前後動が可能となる。シート調整完了後において、
操作部33から手を離せば、付勢ばね35によって係合
突起体37は係合孔19を貫通し、先端部37cは嵌合
凹部39内に臨むロック状態が得られる。この時、第2
図に示す如く屈曲部37bは係合孔19内に位置するた
め従来に比較しa、bの領域において噛み合い面積Sが
拡大する結果、強度がアップする。また、第6図に示す
如く上下方向の剥離荷重Fに対しては係合突起体37の
屈曲部37bが係合孔19の上端縁19aと当接して引
掛かり離脱が確実に阻止されるようになる。
[発明の効果] 以上、説明したようにこの発明のシートスライド装置に
よれば、上向き弧状の屈曲部によって、係合孔に対して
噛み合い面積の拡大が図れる結果、肉厚を厚くすること
なく強度アップできる。また、剥離荷重に対しては係合
孔と確実に引掛かるようになるためアッパレールとロア
レールの剥離を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のシートスライド装置の要部の切断面
図、第2図は噛み合い面積を示した説明図、第3図はシ
ートスライド装置全体の斜視図、第4図は係合孔と係合
突起体との噛み合い状態を示した斜視図、第5図は係合
突起体の斜視図、第6図は剥離荷重が働いた時の動作
図、第7図は従来例を示した第2図と同様の説明図であ
る。 1……ロアレール 3……アッパレール 19……係合孔 31……操作レバー軸 33……操作部 37……係合突起体 37b……屈曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に固着されるロアレールと、シート
    側に固着され前記ロアレールに対して相対移動自在に組
    付けられたアッパレールとから成る車両用シートスライ
    ド装置において、前記ロアレール側に長手方向に沿って
    貫通した多数の係合孔を設ける一方,アッパレール側
    に、操作部を有する操作レバー軸と、基部が操作レバー
    軸に固着され、前記係合孔を貫通すると共に係合孔内に
    おいて上向きに屈曲して前記係合孔と係合し合う上向き
    弧状の屈曲部を有する係合突起体を設けたことを特徴と
    する車両用シートスライド装置。
JP1316477A 1989-12-07 1989-12-07 車両用シートスライド装置 Expired - Fee Related JPH0635266B2 (ja)

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JPH03178835A JPH03178835A (ja) 1991-08-02
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