JPH04163237A

JPH04163237A - 車両用シート等の位置調節装置

Info

Publication number: JPH04163237A
Application number: JP29037990A
Authority: JP
Inventors: Masami Yoshida; 正美吉田
Original assignee: Tokyo Seat Co Ltd
Current assignee: TS Tech Co Ltd
Priority date: 1990-10-26
Filing date: 1990-10-26
Publication date: 1992-06-08
Anticipated expiration: 2015-09-18
Also published as: JP3088449B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、車両用シート等の位置調節装置に係るもので
ある。

（従来技術）従来、車体側に固定されている断面口型の固定レールと
、車両用シート側に固定された前記固定レール内を摺動
する移動レールと、該移動レール側に地利けた前記固定
レール側の係合部群のいずれかに係合してロックさせる
ロック部材とを有する固定ロック装置において、前記固
定レール側の係合部群は前記固定レールの外面に形成し
、前記ロック部材の係合歯は前記固定レールの外側から
内部に向けて係合するようにした車両用シーｉ・等の位
置調節装置は公知である。

（発明が解決しようとする課題）前記公知例は、固定レール側の係合部群は固定レールの
外面に形成し、ロック部材の係合歯は固定レールの外側
から内部に向けて係合するようにしているから、移動レ
ールとともに移動するロック部材の係合歯が後席の着座
者の靴に接触する恐れがある。

また、床ｌ−面にある異物が、ロック部材と床との間に
挾まって係合不良になる恐れもある。

しかし、係合部と、係合歯の構造をに夫すると、断面Ｌ
］型の固定レールの内部で係合しうるものが得られるの
で、ヒ記問題点は解決する。

（発明の目的）本発明は、車両用シート等の位置調節装置における、後
席の着座者の靴が接触する危険および作動不良を防止し
たものである。

（課題を解決するための手段）よって本発明は、車体側に固定されている断面［］型の
固定レール３と、車両用シーＩ・側に固定された１ｉ１
記固定レール３内を摺動する移動レール２と、該移動レ
ール２側に取付けた前記固定レール３側の係合部ｎ群の
いずれかに係合してロックさせるロック部材１４とを有
する固定ロック装置４において、前記固定レール３側の
係合部２３群は前記固定レール３の内側に形成し、前記
係合部２３と係合するロック部材１４は、前記［ＩＭ固
定レールの内側から前記係合部２３と係合する構成で、
かつ先端が外部には突出ないで前記係合部２３と係合す
る構成とした車両用シート等の位置調節装置としたもの
である。

（実施例）本発明の実施例を図面により説明すると、ｌは車両用シ
ートを車体に対して前後に移動調節するシート前後位置
調節装置であり、該シート前後位置調節装置１は、シー
ト側に固定した移動レール２と、該移動レール２を前後
摺動自在に嵌合させる車体側に固定した固定レール３と
、該固定レール３に対して前記移動レール２を移動させ
ないようにする固定ロック装置４により構成される。

１Ｍｆ記移動レール２は、左の左レール部材５と、右の
右レール部材６とにより分割形成され、それぞれをプレ
ス加り等により形成しのち、両者を溶接固定して、正面
からみると、逆さＴ型形状に形成する。

前記左右レール部材５．６は、略垂直の起立部７．７の
下端部に略水平の水平部８．８を屈曲形成し、水平部８
の外縁に巴形状の屈曲部９．９を形成する。

前記左右レール部材５．６の前後の略中間位置には、前
記起立部７と水平部８に跨がる窓孔１０．１０をそれぞ
れ形成し、前記左右レール部材５．６の起立部７の内面
には、外側にＩ膨らむ四部１１、】１を形成する。四部
１１．１１は前記窓孔１０の１）１１後側に跨がって直
線状に位置するように形成される。

１２は前記ロック装置４のロック部材１４を固定した回
転軸であり、前後方向の軸部材により形成される。前記
ロック部材１４は前記回転軸１２の中間部１５に固定さ
れる。即ち、前記回転軸しの前端部１６は、前記ロック
部材１４より前側に突き出させ、回転軸１２の後端部１
７は前記ロック部材１４より後側に突き出させる。

１１１１記回転軸１２は、前記ロック部材１４を前記左
右レール部材５．６の窓孔１０内に位置するように、前
記前端部１６と後端部１７とを前記四部１１゜１１に嵌
合させる。したがって、回転軸ηは前記四部１１に合せ
た長さに形成され、左レール部材５と右レール部材６と
により左右側から回転のみ自在に挾持される。

ロック部材１４は正面からみると、逆ｌ型形状に形成さ
れ、Ｉ一部の水平部１８の外端部に前記ロック部材１４
を回動操作させる操作レバー１９を嵌合固定させる。

ロック部材１４の下部は、前記水平部１８と反対側に屈
曲させ、その先端に前後方向に並ぶ複数の係合歯２０を
形成するとともに、前記移動レール２の窓孔１０より固
定レール３内に臨ませる。

前記左右レール部材５．６の屈曲部９．９の下面には、
前記ロック部材１４に対応するようにロックブラケット
２１を固定する。

ロックブラケット２１は、略水平の板部材の中央を打ち
抜き、その−側内縁に前記ロック部材１４の各係合歯２
０が係合する複数の係合歯ηを所定の間陥を置いて形成
する。

しかして、前記固定レール３には、前記ロック部材１４
が係合する係合部ｎを形成する。係合部２３は、前記固
定レール３の側板２４と底板乙に跨がる切起部２６を複
数形成し、該切起部２６と隣接する切起部２６との間に
形成される。

前記ロック部材１４の係合歯２θは、固定レール３内を
左右方向に回動して、ロックブラケッｉ・ロックブラケ
ッ）２１の保合歯２２より外側に突き出て固定レール３
の係合部乙に係合するが、係合歯２０の先端が固定レー
ル３の外部に突き出て露出しないように構成する。

３０は１）１１記移動レール２と固定レール３の間に挿
入するベアリング、３１はローラ、澱は固定レール３を
車体側に固定する固定部材である。

しかして、前記ロック部材１４は、その係合歯２０が前
記固定レール３内を左右方向に回動してロック・アンロ
ックする構成であればよく、その取付構造は問わない。

即ち、第７図は、第２実施例を示したものであり、１ｉ
１記移動レール２の起☆＝部７に前後一対の板形状のブ
ラケット３３．３３を固定し、該ブラケット３３、羽に
前記回転軸ツを軸止している。

（作用）次に作用を述べる。

本発明は、前記の構成であり、板部材を屈曲させて、左
レール部材５および右レール部材６を形成し、左レール
部材５の凹部１１と右レール部材６の四部１１どの間に
ロック部材１４を固定した回転軸１２の前端部１６およ
び後端部１７をそれぞれ嵌合させ、この状態で左レール
部材５と右レール部材６とを溶接等の手段により固定し
、移動レール２を形成する。

次に、左レール部材５と右レール部材６のそれぞれの屈
曲部９．９の下面にロックブラケット２１を固定し、ま
た、前記ロック部材１４の水平部１８に操作レバー１９
を嵌合固定する。

そして、このように形成した移動レール２を固定レール
３に摺動自在に嵌合させると、シート前後位置調節装置
ｌの組立てが完了する。

しかして、前記ロック部材１４は、その下部に形成した
保合歯２０が、前記移動レール２の窓孔１０より固定レ
ール３内に臨み、固定レール３内に位置するロックブラ
ケット２１の保合歯ηおよび固定レール３の切起部２６
により形成した係合部２３に内側から係合し、移動レー
ル２を固定レール３に対して移動しないようにロックす
る。

次に、前記操作レバー１９を−１一方に持ち上げると、
操作レバー１９はロック部材１４の水平部１８に固定さ
れているから、操作レバー１９の操作によりロック部材
１４は回転軸配を中心に内側に回動して、固定レール３
の係合部ｎおよび係合歯ηの係合部ｎより離脱して、ロ
ックを解除させる。

したがって、この状態でシートを前後させ、所望の位置
に調節し、そのあと、操作レバー１９から手を離すると
、ロック部材１４はバネ１３の弾力により回転軸しを中
心に回動してロックブラケット２１の係合歯ηおよび固
定レール３の係合部２３に係合して移動レール２を固定
レール３に対してロックさせる。

この場合、従来のように固定レール３の外側から係合す
るロック部材では、前後移動の際、移動するロック部材
と床−ヒ面との間に異物が挾まって作動不良の原因とな
る恐れがあった。

本発明では、前記したように、ロック部材１４は、その
下部に形成した係合歯２０が、前記移動レール２の窓孔
１０より固定レール３内に臨むとともに、左右方向に回
動して固定レール３内に位置するロックブラケット２！
の係合歯ηおよび固定レール３の切起部冗により形成し
た係合部２３に内側から係合または離脱し、ロック状態
のときであっても係合負加の先端は固定レール３の外部
に突き出ないから、固定レール３の外側を移動する部材
がなく、作動不良を防止する。

また、第２実施例においても、同様の作用を奏する。

（効果）従来、車体側に固定されている断面日型の固定レールと
、車両用シート側に固定された前記固定レール内を摺動
する移動レールと、該移動レール側に取付けた前記固定
レール側の係合部群のいずれかに係合してロックさせる
ロック部材とを有する固定ロック装置において、前記固
定レール側の係合部群は前記固定レールの外面に形成し
、前記ロック部材の保合歯は前記固定レールの外側から
内部に向けて係合するようにした車両用シート等の位置
調節装置は公知である。

前記公知例は、固定レール側の係合部群は固定レールの
外面に形成１７、ロック部材の係合歯は固定レールの外
側から内部に向けて係合するようにしているから、移動
レールとともに移動するロック部材の係合歯が後席の着
座者の靴に接触する恐れがある。

また、床上面にある異物が、ロック部材と床との間に挾
まって係合不良になる恐れもある。

しかるに本発明は、車体側に固定されている断面口型の
固定レール３と、車両用シート側に固定された前記固定
レール３内を摺動する移動レール２と、該移動レール２
側に取付けた前記固定レール３側の係合部ｎ群のいずれ
かに係合してロックさせるロック部材１４とを有する固
定ロック装置４において、前記固定レール３側の係合部
ｎ群は前記固定レール３の内側に形成し、前記係合部ｎ
と係合するロック部材１４は、前記固定レール３の内側
から前記係合部ｎと係合する構成で、かつ先端が外部に
は突出ないで前記係合部２３と係合する構成とした車両
用シート等の位置調節装置としたものであるから、イ、
ロック部材１４は固定レール３内を前後に移動して係合
部２３に内側から係合するから、公知例と相違し、異物
が挾まって作動不良を起すことはない。

口、ロック部材１４が回動するスペースをシート前後位
置調節装置ｌの周囲に設ける必要がないので、その分シ
ート前後位置調節装置の周囲のスペースを有効利用でき
る。

ハ、ロック部材１４は固定レール３内に内蔵されるから
、後席の着座者の靴がロック部材１４に接触することを
防止し、安全性を向」ニさせる。

という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図は分解斜視図、第３図は要部斜
視図、第４図は固定レールの一部切欠斜視図、第５図、
第６図は作用状態図、第７図は第２実施例図である。符号の説明 ■・・・シート前後位置調節装置、２・・・移動レール
、３・・・固定レール、４・・・固定ロック装置、５・
・・左レール部材、６・・・右レール部材、７・・・起
立部、８・・・水平部、９・・・屈曲部、ｌＯ・・・窓
孔、１１・・・凹部、１２・・・回転軸、１３・・・バ
ネ、１４・・・ロック部材、１５・・・中間部、１６・
・・前端部、１７・・・後端部、１８・・・水平部、１
９・・・操作レバー、２０・・・係合歯、２１・・・ロ
ッタブラケット、η・・・係合歯、ｎ・・・係合部、２
４・・・側板、２５・・・底板、冗・・・切起部、３０
・・・ベアリング、３１・・・ローラ、３２・・・固定
部材、３３・・・ブラケット。

Claims

【特許請求の範囲】

車体側に固定されている断面■型の固定レール３と、車
両用シート側に固定された前記固定レール３内を摺動す
る移動レール２と、該移動レール２側に取付けた前記固
定レール３側の係合部２３群のいずれかに係合してロッ
クさせるロック部材１４とを有する固定ロック装置４に
おいて、前記固定レール３側の係合部２３群は前記固定
レール３の内側に形成し、前記係合部２３と係合するロ
ック部材１４は、前記固定レール３の内側から前記係合
部２３と係合する構成で、かつ先端が外部には突出ない
で前記係合部２３と係合する構成とした車両用シート等
の位置調節装置。