JPH0635117B2 - ボンネット開閉用ロボット - Google Patents

ボンネット開閉用ロボット

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JPH0635117B2
JPH0635117B2 JP59197206A JP19720684A JPH0635117B2 JP H0635117 B2 JPH0635117 B2 JP H0635117B2 JP 59197206 A JP59197206 A JP 59197206A JP 19720684 A JP19720684 A JP 19720684A JP H0635117 B2 JPH0635117 B2 JP H0635117B2
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JP
Japan
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actuator
arm
bonnet
suspension
suspension column
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JP59197206A
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伸一 島
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Tokico Ltd
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば組立ライン上に搬送される自動車のボ
ンネットを開閉操作するのに用いて好適なボンネット開
閉用ロボットに関する。
〔従来の技術〕
第3図に従来技術によるボンネット開閉用ロボットを示
す。
図において、1は作業所の床2上に設けられたチエンコ
ンベア等からなるワーク運搬手段、3は該ワーク運搬手
段1上に載置され、図中矢示A方向に搬送される自動車
本体で、該自動車本体3にはワークとしてのボンネット
4が開閉可能に設けられている。
5は前記ボンネット4を開閉するために、作業所の高所
6に懸垂状に設けられたロボット本体で、該ロボット本
体5は、ボンネット4の移動方向前方に位置して高所6
から下向きに突設され、下面中央に2組の取付ブラケッ
ト7A,7Aおよび8A,8Aが固着されている基部と
しての基台9と、一端10Aが支持軸11を介して前記
一側の取付ブラケット7Aに回動可能に設けられ、他端
10B寄りの位置と前記一端10A寄りの位置とに反対
向きに一対の取付ブラケット12A,12Aおよび13
A,13Aが固着されている吊下支柱10と、一端14
Aが支持軸15を介して該吊下支柱10の他端10B側
に回動可能に設けられ、途中に上向きの取付ブラケット
16A,16Aが固着されているアーム14と、一端1
7Aが前記一方の各取付ブラケット8Aを介して基台9
に取付けられ、他端17Bが前記吊下支柱10の後面側
の各取付ブラケット12Aに取付けられた吊下支柱10
回動用の第1のアクチュエータ17と、一端18Aが前
記吊下支柱10の前面側の各取付ブラケット13Aに取
付けられ、他端18Bが各取付ブラケット16Aを介し
てアーム14に取付けられたアーム14回動用の第2の
アクチュエータ18とから構成されている。
そして、前記アーム14の自由端となる他端14Bに
は、ボンネット4を下面側から持上げる略く字状のボン
ネット持上部材19がボンネット4の方向に対向して突
設されている。
従来技術によるボンネット開閉用ロボットは上述の如く
構成されるが、次にその作動について述べる ここで、ティーチングに基づいて作動するロボット本体
5は各アクチュエータ17,18の駆動力により吊下支
柱10、アーム14を回動し、ワークとしてのボンネッ
ト4が自動車本体3と共にワーク搬送手段1によって矢
示A方向に移動しする。このとき、アーム14の他端1
4Bを斜下方に向け、ボンネット持上部材19の先端を
ボンネット4の下面側に差入れる。しかる後、第2のア
クチュエータ18を駆動してアーム14を上方に回動さ
せることにより、ボンネット4を開く。この際、ボンネ
ット4は自動車本体3と共に矢示A方向に徐々に移動し
ているから、第1のアクチュエータ17を駆動して吊下
支柱10を矢示A方向と同方向に回動させることによ
り、ボンネット4の開いた角度を一定に保つことができ
る。
そして、ボンネット4に対する塗装、溶接等の作業が終
了したら、第2のアクチュエータ18を駆動してアーム
14の他端14B側を下方に降ろし、ボンネット4を閉
じた状態にする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前述した従来技術によるボンネット開閉用ロ
ボットには次のような欠点がある。
即ち、第1に、アーム14回動用の第2のアクチュエー
タ18は吊下支柱10の中間部位とアーム14との間に
設けられているため、吊下支柱10回動用の第1のアク
チュエータ17には、吊下支柱10と第2のアクチュエ
ータ18の荷重が掛り、第1のアクチュエータ17を駆
動するときに当該荷重のために作動性が悪くなる。ま
た、作動性を良くするためには、第1のアクチュエータ
17を大型のアクチュエータに代える必要がある。
第2に、アーム14回動用の第2のアクチュエータ18
を駆動した時に、吊下支柱10には反作用が働くため該
吊下支柱10の板厚を厚くするなどして強度を保たせな
ければならず、このためロボット本体5の重量が増加し
て作動性が悪くなる。これを解決する場合においても、
第1のアクチュエータ17を大型のものにしなければな
らない。
上述した従来技術の欠点を解決するものとして、第4図
に示すように、アーム14回動用の第2のアクチュエー
タ18′の一端18A′を吊下支柱10に代えて基台9
側に設けたブラケット20A,20Aに取付けてなる他
の従来技術が知られている。
この他の従来技術によれば第2のアクチュエータ18′
の荷重は基台9に掛るため、第1のアクチュエータ17
に掛る荷重はアーム14の分のみとなり、アーム14の
作動性が損なわれるのを防止できる反面、次のような欠
点がある。
即ち、第1に、アーム14回動用の第2のアクチュエー
タ18′を基台9とアーム14との間い設けると、基台
9と、吊下支柱10と、アーム14と、アクチュエータ
18′との間に平行リンクが構成されるため、第1のア
クチュエータ17を駆動して吊下支柱10を回動させる
ためには、第2のアクチュエータ18′を同時に作動さ
せなければならず、ボンネット開閉用ロボットの制御が
複雑になってしまう。
第2に、ボンネット4を開けるために、第4図に示す初
期状態から第1のアクチュエータ17を駆動して吊下支
柱10をボンネット4方向に傾斜させ、さらに第2のア
クチュエータ18′を駆動してアーム14を斜下方に傾
ける場合、吊下支柱10の傾斜角度を第2のアクチュエ
ータ18′のストローク量が初期状態の如何によって異
なってしまう。このため、ティーチングの際の初期状態
の設定を厳密に行わなければならず、ティーチングが極
めて困難になる。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、大型のアクチュエータを用いずに吊下支柱、アーム
の作動性を良くすることができ、しかも、初期状態の如
何に拘らず容易にティーチングを行えるようにしたボン
ネット開閉用ロボットを提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために、本発明が採用するボ
ンネット開閉用ロボットは、自動車本体を搬送する搬送
手段の高所に位置して設けられた基部と、一端が該基部
に回動可能に軸支して吊下された吊下支柱と、一端が該
吊下支柱の他端に回動可能に取付けられ、先端側が自由
端となったアームと、前記自動車本体のボンネットを開
閉すべく、該アームの他端側に設けられたボンネット持
上部材と、一端が前記吊下支柱の回動軸と異なる位置で
前記基部に回動化可能に取付けられ、他端が前記吊下支
柱の他側に回動可能に取付けられた第1のアクチュエー
タと、一端が前記吊下支柱の回動中心の同一軸線上に位
置して前記基部に取付けられ、他端が前記アームに回動
可能に取付けられた第2のアクチュエータとから構成し
たことにある。
〔作用〕
上記構成により、吊下支柱と第2のアクチュエータの荷
重が第1のアクチュエータのみに掛るのを防止した状態
で、第1のアクチュエータを駆動させることにより吊下
支柱を回動させ、第2のアクチュエータを駆動させるこ
とによって、アームを回動させることができる。
〔実施例〕
以下に、本発明による実施例を第1図および第2図に基
づいて詳述する。なお、前述した従来技術の構成要素と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
図中、21は作業所の高所6に設けられた本施例による
ロボット本体を示し、該ロボット本体21は前記高所6
から下向きに突設された基部としての基台22と、該基
台22の下面に横並びに設けられた2組の取付ブラケッ
ト23A,23Aおよび24A,24Aと、ボンネット
4寄りに位置して前記取付ブラケット23A,23Aと
縦並びに設けられた取付ブラケット25A,25Aとを
備えている。
また、吊下支柱26は一端26Aが支持軸27を介して
一端側の各取付ブラケット23Aに回動可能に設けら
れ、他端26B寄りに位置してボンネット4と対向する
側に取付ブラケット28A,28Aが設けられている。
29はアームを示し、該アーム29は一端29Aが支持
軸30を介して該吊下支柱26の他端26Bに回動可能
に設けられ、途中に上向きの取付ブラケット31A,3
1Aが固着されている。
一方、第1のアクチュエータ32は一端32Aが前記ボ
ンネット4寄りの各取付ブラケット25Aに取付けら
れ、他端32Bが前記吊下支柱26に固着された各取付
ブラケット28Aに取付けられ、吊下支柱26回動用の
アクチュエータ32となっている。
さらに、第2のアクチュエータ33は一端33Aが吊下
支柱26の支持軸27と同一軸線X−X上に位置して各
取付ブラケット23Aに設けられた支持ピン34に取付
けられ、他端33Bがアーム29の各取付ブラケット3
1Aに取付けられ、アーム29回動用のアクチュエータ
33となっている。
かくして、ロボット本体21は基台22、吊下支柱2
6、第1,第2のアクチュエータ32,33等から構成
されている。
本実施例は上述した如く構成されており、ティーチング
に基づいて作動し、ボンネット4を開閉する点では従来
技術によるものと同じである。
而して、本実施例によれば、アーム29回動用の第2の
アクチュエータ33は、その一端33Aが各取付ブラケ
ット24Aを介して基台22に取付けられており、前述
した第1の従来技術のように吊下支柱26回動用の第1
のアクチュエータ32に、アーム29回動用の第2のア
クチュエータ33の荷重によるモーメントが掛ることは
ない。
さらに、吊下支柱26回動用の第1のアクチュエータ3
2は基台22と吊下支柱26の他端26B側との間に位
置した取付けられているから、吊下支柱26を回動時に
は、モーメントの関係によって、第1のアクチュエータ
32に大きな力を作用させることなく、回動させること
ができる。
従って、吊下支柱26の作動性を損なうこともない上
に、吊下支柱26回動用の第1のアクチュエータ32に
小型のアクチュエータを用いることができる。
しかも、本実施例によれば、アーム29を回動する第2
のアクチュエータ33はその一端33Aが吊下支柱26
の回動軸線X−X上に位置して各取付ブラケット24A
に取付けられており、該第2のアクチュエータ33を作
動させない限り、吊下支柱26を回動しても吊下支柱2
6とアーム29との角度は一定である。従って、吊下支
柱26回動用アクチュエータ32を作動して吊下支柱2
6を所望の位置まで回動した後、アーム29を吊下支柱
26に対して所望の角度だけ変位させてもアーム29の
吊下支柱26に対する相対角度を吊下支柱26の傾斜角
度に無関係であるから、ティーチング時におけるボンネ
ット開閉用ロボットの初期状態は自由に設定できる。
さらに、アーム29を回動させる第2のアクチュエータ
33のストローク量は従来技術のものに比べて小さく済
むから、当該ロボットの応答性を向上することができ
る。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く構成される本発明によれば、下記各項
の効果を奏する。
吊下支柱回動用の第1のアクチュエータに掛るアーム
回動用の第2のアクチュエータの荷重は僅かであるか
ら、該第1のアクチュエータを小型化することができ、
該第1のアクチュエータへの作動油供給系を小型化する
ことができる。さらに、吊下支柱を傾斜させた状態で待
機姿勢をとった時にも該吊下支柱に第2のアクチュエー
タからの荷重によるモーメントが働くのを防止すること
ができる。
吊下支柱は第2のアクチュエータの反力が働くことは
ないから、従来技術のものに比べて吊下支柱を薄肉軽量
化することができる結果、ロボット本体の作動性を良く
することができる。
吊下支柱に対するアームの相対速度は吊下支柱の傾斜
角度に無関係であるから、ボンネット開閉用ロボットの
初期状態における設定を自由に行うことができ、ティー
チングを極めて容易に行うことができる。さらに、アー
ム回動用の第2のアクチュエータのストローク量は少な
くなるから当該ロボットの応答性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例を示し、第1図は
ボンネット開閉用ロボットを示す全体構成図、第2図は
ボンネット開閉用ロボットの右側面図、第3図は従来技
術によるボンネット開閉用ロボットを示す全体構成図、
第4図は他の従来技術によるボンネット開閉用ロボット
を示す構成図である。 22……基台(基部)、26……吊下支柱、29……ア
ーム、32……第1のアクチュエータ、33……第2の
アクチュエータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車本体を搬送する搬送手段の高所に位
    置して設けられた基部と、一端が該基部に回動可能に軸
    支して吊下された吊下支柱と、一端が該吊下支柱の他端
    側に回動可能に取付けられ、他端が自由端となったアー
    ムと、前記自動車本体のボンネットを開閉すべく、該ア
    ームの自由端側に設けられたボンネット持上部材と、一
    端が前記吊下支柱の回動軸と異なる位置で前記基部に回
    動可能に取付けられ、他端が前記吊下支柱の他側に回動
    可能に取付けられた第1のアクチュエータと、一端が前
    記吊下支柱の回動中心と同一軸線上に位置して前記基部
    に取付けられ、他端が前記アームに回動可能に取付けら
    れた第2のアクチュエータとから構成してなるボンネッ
    ト開閉用ロボット。
JP59197206A 1984-09-20 1984-09-20 ボンネット開閉用ロボット Expired - Lifetime JPH0635117B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6176289A JPS6176289A (ja) 1986-04-18
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ID=16370581

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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