JPH0635103U - 強力締付結束用プッシャー型結束工具 - Google Patents

強力締付結束用プッシャー型結束工具

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JPH0635103U
JPH0635103U JP7753992U JP7753992U JPH0635103U JP H0635103 U JPH0635103 U JP H0635103U JP 7753992 U JP7753992 U JP 7753992U JP 7753992 U JP7753992 U JP 7753992U JP H0635103 U JPH0635103 U JP H0635103U
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JP
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steel strip
holder
tightening
binding
tool
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Application number
JP7753992U
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English (en)
Inventor
邦彦 小林
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Kohan Kogyo Co Ltd
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Kohan Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プッシャー型結束工具において、従来その引
締力約600〜700Kg程度しか達成できなかったもの
を、引締力1,000kg程度以上の鋼帯結束を可能とす
る結束工具を提供する。 【構成】 従来のプッシャー型結束工具のベーリングホ
ルダー前部下面に、該ベーリングホルダー前部上面が結
束工具フレームに最も近接した状態におけるロール軸部
下端とシーリング機構の前部ジョー下端とを結ぶ線T−
Tに達する程度に突起様支えを付設して、ベーリングホ
ルダーおよび鋼帯引締機構を軸支する支点を中心とした
前記ベーリングホルダーおよび鋼帯引締機構の『逃げ』
による後方傾斜に伴うシーリング不良およびシヤー作動
不良を防止するごとく構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼帯とクローズドシールを用いて物品を結束するプッシャー型結束 工具の改良に関し、より詳しくは、強力締付結束を可能にするプッシャー型結束 工具の提供に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、鋼帯の先端をクローズドシールに貫通して折り曲げて係止し、被結 束物品を回周した鋼帯後端を前記クローズドシールに、前記先端部と重ねた状態 で貫通して、ベーリングホルダー先端部でクローズドシールを押しながら鋼帯後 端部を鋼帯引締機構で引き戻して被結束物品を締め付けて、前記クローズドシー ルに切り込みノッチを刻み、封緘して結束するプッシャー型結束工具は、例えば 実公昭52−35267 号公報等に見られるような形態と構造で、広く物流過程におい て適用されてきたところである。
【0003】 しかしながら、前述のプッシャー型結束工具は、その鋼帯引締力は600Kg乃 至700Kg程度の引締結束に適したものであり、従来この程度の引締力で充分で あったが、最近においては、被結束物品によっては、その引締力を更に高めて、 1,000Kg以上とする必要性と要求が強くなってきて、その結束適用対象も拡 大されつつある傾向にある。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点と課題】
前述のような強力引締めの要求に対して従来のプッシャー型結束工具をそのま ま適用した場合には、図面の図5に示すような形で問題を惹起していた。すなわ ち、引締力600〜700Kg程度に対しては結束工具に供給する圧縮空気圧は、 4Kg/cm2程度で充分であったが、引締力1,000Kg以上の引締結束に対して は供給圧縮空気圧6Kg/cm2程度以上に高める必要があり、従ってその引締力は 極めて強力になるものであるが、副作用も生じてくる訳である。つまり、図5に おける[1]に示すように、鋼帯90をクローズドシール(以下単にシールという )80に、その先端部を貫通させて折り曲げ、被結束物品85を回周した鋼帯90の他 端(後端)を前記シール80に、既に貫通している先端部と重ねる様に貫通させて 、シール80の後端部をベーリングホルダー20の先端部で押圧して、フィードロー ル51を駆動モータ57によって回転させて引き戻すと、図5の[2]に示すように シーリング機構30のジョー35における前部ジョー下部35aがまず被結束物品85の 表面に接して、ベーリングホルダー20のロール21との間に、シール80後端部とベ ーリングホルダー先端との接点を頂点とする三角形を、鋼帯90が形成し、この頂 点に矢印Pの方向に、より被結束物品85の表面に近接しようとする力が働き、従 って更に鋼帯90を強力に矢印Y方向に引き締めると、ロール21は矢印Q方向に、 駆動モータ57は矢印R方向に、支点70を中心としてそれぞれ移動して、結局にお いて図5の[3]に示す状態に到達し、これ以上の変位は生じないことになる。 しかしながら、この図5の[3]の状態では、シヤー機構40のシヤー45が、鋼帯 引締機構50と共に変位傾斜するので、シヤー押えピン46が矢印S方向に押し下が って、鋼帯90をカットしようとしても、シヤー45を押圧することができず、シヤ ー不能となる。何となれば、シヤー押えピン46とシヤー45との間にギャップGが 生ずるから、空滑りすることによるものである。 さらに、シール80は、シーリング機構30のジョー35の位置から結束軸方向に移 動してズレを生じ、加えて上下方向には、ジョー35のカッター部からはずれる状 態となって、正常なノッチ切り込み封緘を達成できない状態に陥しいれるもので ある。
【0005】 このような図5の[3]の状態は、700Kg以上の鋼帯90の引き締めを伴う強 力な結束を不可能にするものであった。したがって、1,000Kg以上の強力引 き締めによる結束の要求に対して、本考案者は、前述の現象を究明し、ベーリン グホルダー20および鋼帯引締機構50の『逃げ』による傾斜を防止して、シーリン グ機構30と鋼帯引締機構50およびベーリングホルダー20の関係位置を大きな変位 なしに保持し、シヤー機構40の正常なシヤー作動並びにシーリング機構30の確実 な封緘作動を達成せしめるべく、しかも、極めて簡潔な手段を適用して解決すべ く鋭意検討、試行を重ねて、本考案として提供するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決するために次のような手段を適用して対処した。 すなわち、従来のプッシャー型結束工具に対して、搖動可能なベーリングホルダ ーの前部下面に、該ベーリングホルダーの前部上面が結束工具フレームに最も近 接した状態におけるロール軸下端とシーリング機構の前部ジョー下端を結ぶ線を T−T線としたとき、この線に達する程度に突起様支えを付設して、ベーリング ホルダー支軸および鋼帯引締機構支軸を中心とした該ベーリングホルダーおよび 鋼帯引締機構の『逃げ』による後方傾斜に伴うシーリング不良およびシヤー作動 不良を防止するごとく構成したものである。
【0007】
【考案の作用】
本考案の『強力締付結束用プッシャー型結束工具』(以下単に本結束工具とい う)の作用について、図面の図4を引用して説明する。
【0008】 図4の[1]に示すように、本結束工具1において、シール80に鋼帯90の先端 部を貫通して折り曲げ、被結束物品85を回周してリターンした鋼帯90の他端(後 端)を、シール90に既に貫通している銅帯90先端部に重ねて貫通しフィードロー ル52とロール25の間に挿入し、シーリング機構30に装填したシール80の後端を、 ベーリングホルダー20の先端部に当接し、駆動モータ57を駆動するとフィードロ ール51が回転し、銅帯90の後部を矢印Yの方向に引き戻し、更に引き締めに入る 。このときベーリングホルダー20の先端部に支えられ押圧されるシール80の後端 部との両者接点付近において、矢印P方向の力が働き、シーリング機構30の前部 ジョー下端35aが被結束物品85表面に当接して、図5の[2]に示す状態となる 。
【0009】 図5の[2]においてよく判るように、本結束工具1において更なる鋼帯90の 引き締め作動が続行され被結束物品85をとり巻く鋼帯90に1,000Kg以上の引 締力が与えられても、前部ジョー下端35aとベーリングホルダー20のロール軸部 26下端と、シール80後端とベーリングホルダー20先端部との接点を結ぶ三角形の 頂点付近に生ずる矢印Pなる力が潜在的に働いても、本考案の特徴とする突起様 支え10が介在するので、支点70を中心とするロール軸25およびフィードロール軸 55の『逃げ』による変位は生じない。何となれば、突起様支え10によって、矢印 Pの力は完全に矢印P’として支えられるからである。
【0010】 このことによって、本結束工具1は、シーリング機構30と鋼帯引締機構50なら びにベーリングホルダー20との関係位置の変位は、鋼帯90の引締力1,000Kg 以上に達しても、従来の鋼帯90引締力700Kg程度までの状態と大差なく、シー ル80の完全確実なノッチ切り込みおよび、余剰鋼帯90の確実なシヤーが完結され るものである。
【0011】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について、図面に従って詳しく説明する。
【0012】 図1に、従来公知のプッシャー型結束工具に対してベーリングホルダー20を改 良付設した本結束工具1の側面図を示したが、本結束工具1は、フレーム5の上 部にシーリング機構30を作動させるエアシリンダ38、および駆動モータ57を含む 鋼帯引締機構50を鋼帯90挿入時に引き上げそして挿入後結束態勢に整列させる補 助シリンダ58を設けており、更に、前部にはシーリング機構30を付設し、中心部 下方および後部に亘って鋼帯引締機構50を備えている。この鋼帯引締機構支点70 において軸支され、支持アーム59によって前記補助シリンダ58に連結され、この 支持アーム59の可動範囲内で搖動可能である。そして、駆動モータ57(本実施例 ではエアモータ)および該駆動モータ57により作動するフィードロール51を備え ている。また前記支点70に軸支されるベーリングホルダー30(後記詳述)を搖動 可能に設けている。さらに、シヤー機構40のシヤー45を鋼帯引締機構50に付設し ている。
【0013】 前述の鋼帯引締機構50ならびにベーリングホルダー30を搖動可能に設けたこと は、プッシャー型結束工具の鋼帯90挿入取扱いを便ならしめるものであって、従 来から慣用されてきたところであるが、この点が本考案と大きく関係する。
【0014】 シーリング機構30は、エアシリンダ38によりシール80のノッチ切り込み封緘を 行うものであり、その作動を制御するレバー60とこれにより押圧される弁65を付 設して行うものである。
【0015】 なお、本結束工具1を構成する各要素は、ベーリングホルダー20を除いては、 従来公知のものと同様であり、従ってその概説にとどめた。
【0016】 ベーリングホルダー20は、図2に側面図、図3に図2のA−A矢視による下面 図として示したように、支持軸孔21、ロール軸孔24をもち、これら従来公知の形 状に対して、新たに突起様支え10を、図1のT−T線を移して仮想線で表わした T−T線に達する位置まで、下面に設けたものであるが、この突起様支え10は、 突起そのものに限定することなく、仮想線ハッチング部10’で示したようにロー ル軸部26に至る全部を埋めてもよいものであって、要は、T−T線で本結束工具 1におけるベーリングホルダー20の『逃げ』…(後方への拡張)を防止すべく 、ベーリングホルダー20を前記した図4の[2]の矢印P’の力を支えるもので あればよい。この突起様支え10が本考案のポイントである。
【0017】 本結束工具1の作動については、すでに前項「考案の作用」の項で述べたこと と重複するので省略する。
【0018】
【考案の効果】
本考案の実施により、従来約600〜700Kg程度の引締力における結束しか できなかったプッシャー型結束工具に、そのベーリングホルダーに極めて簡単な 『突起様支え』を付設するだけで、約1,000Kg以上の強力引締結束を可能と する機能面に画期的な改良がなされた訳で、安価に、プッシャー型結束工具の能 力を大幅にアップし、その適用範囲を大きく拡げ、時代の要求に好適に対応する ものである。
【図面の簡単な説明】
【総括】図1乃至図4は本考案の実施例を示し、図5は
従来例を引用したものである。
【図1】本結束工具の側面図である。
【図2】ベーリングホルダーの側面図である。
【図3】図2のA−A矢視によるベーリングホルダーの
下面図である。
【図4】突起様支えの作用を説明する作用説明図であ
る。
【図5】従来例の不都合を説明する作用説明図である。
【符号の説明】
1 本結束工具 5 フレーム 10
突起様支え 20 ベーリングホルダー 21 ロール 24
ロール軸孔 25 ロール軸 26 ロール軸部 30
シーリング機構 35 ジョー 38 エアシリンダ 40
シヤー機構 45 シヤー 46 シヤー押えピン 50
鋼帯引締機構 51 フィードロール 55 フィードロール軸 57
駆動モータ 58 補助シリンダ 59 支持アーム 60
レバー 65 弁 70 支点 80
シール 85 被結束物品 90 鋼帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯を用いて物品を結束する際に、クロ
    ーズドシールに鋼帯を貫通してその先端を折り曲げ、物
    品を回周した前記鋼帯の他端を前記クローズドシールに
    重ねて貫通し、前記クローズドシール後端をベーリング
    ホルダーの先端部で押して支え鋼帯他端を引き戻して締
    め付けるプッシャー型結束工具において、鋼帯引締機構
    による鋼帯強力引締めに基づくベーリングホルダーおよ
    び駆動モータの傾斜に伴うシーリング機構ならびにシヤ
    ー機構の作動不良を排除するために、搖動可能なベーリ
    ングホルダーの前部下面に、該ベーリングホルダーの前
    部上面が結束工具フレームに最近接した状態におけるロ
    ール軸部下端とシーリング機構の前部ジョー下端を結ぶ
    線T−Tに達する程度に突起様支えを設けたことを特徴
    とする強力締付結束用プッシャー型結束工具。
JP7753992U 1992-10-12 1992-10-12 強力締付結束用プッシャー型結束工具 Pending JPH0635103U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011518726A (ja) * 2008-03-12 2011-06-30 バンド−イツト−アイデツクス,インコーポレーテツド,ア ユニツト オブ アイデツクス コーポレーシヨン 固定バンドクランプ装置
CN109229520A (zh) * 2018-11-29 2019-01-18 射洪县才伦建材有限责任公司 一种钢筋自动捆扎机
CN115416890A (zh) * 2022-08-30 2022-12-02 浙江卓锐智控科技有限责任公司 一种扎带机

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CN115416890B (zh) * 2022-08-30 2023-07-07 浙江卓锐智控科技有限责任公司 一种扎带机

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