JPH0443444Y2 - - Google Patents

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JPH0443444Y2
JPH0443444Y2 JP13536886U JP13536886U JPH0443444Y2 JP H0443444 Y2 JPH0443444 Y2 JP H0443444Y2 JP 13536886 U JP13536886 U JP 13536886U JP 13536886 U JP13536886 U JP 13536886U JP H0443444 Y2 JPH0443444 Y2 JP H0443444Y2
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band
slide plate
clamp
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welding mechanism
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動梱包機、更に詳しくは、藺草
を熱可塑性のバンドで結束するための自動梱包機
に関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
藺草は収穫時に刈り取ると同時に外気から保護
するため、特殊な超微粒子状の泥の中に浸し、こ
れを乾燥させる。
そして梱包時には、乾燥した泥を振い落して藺
草をバンドで結束するのであるが、この泥を振い
落す際に乾燥した泥は粉体となつて周辺に舞い散
り、短時間の間にかなりの量の乾燥した粉体状の
泥が周辺に堆積する状況になる。
従つて、このような状況の中で梱包を手作業で
行なうと、労働時間が長くかかり、粉状泥による
公害問題が発生するため、梱包作業を機械化して
作業能率を向上させ、公害発生を防止する必要が
ある。
このような条件の中で使用される自動梱包機で
は、乾燥泥が梱包機内部に堆積し、各摺動部の摺
動不良を起す危険性が多大にある。
そこで藺草をバンドで結束するための自動梱包
機は、第7図に示すように、ケース1の前部垂直
壁2に沿つて、上下方向のバンド挿入口3と、こ
の挿入口3の下方位置に垂直のスライド板4と、
スライド板4の下部から下方に延びて途中から水
平状態で前方に突出するバンド通路5とを設け、
前記ケース1の内部に、スライド板4と対応する
バンド切断溶着機構6と、バンドAの送り出し引
締機構7とを組込み、通常一般に使用されている
梱包機に対して機構要部に90°の角度をもたせる
と共に、この機構要部をケース1内に密閉するよ
うにした構造になつている。
しかし、上記のような自動梱包機においては、
ケース1の内部からバンド通路5に沿つて外部に
バンドAを引出し、挿入口3からスライド板4の
内面側にバンドを挿入しなければならないため、
ケース1内を完全に密閉することができず、この
ため藺草Bの結束時にバンド挿入口3の部分より
ケース1内に乾燥泥が侵入し、この乾燥泥がスラ
イド板4とスライド板ガイド8の間や第2クラン
プ9とガイド部10の間等の水平に移動する部材
を摺動自在に支持する部分に堆積し、摺動不良を
起すという問題がある。
また、バンド通路5の水平部5a内にも乾燥泥
が堆積し、梱包完了後にバンドの送り出しを行な
うとき、バンド通路5が詰まつた状態になつてい
るため、バンドAの送り出し不良を起すという問
題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、上記のような問題を解決するため
になされたものであり、藺草結束用自動梱包機に
おける水平に移動する部材を摺動自在に支持する
部分やバンド通路の水平部に乾燥粉状泥が堆積す
るのを防止し、円滑な結束動作とバンド送り出し
とが行なえる自動梱包機を提供することが目的で
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この考案
は、バンド通路の水平部と、スライド板を水平方
向に移動自在となるよう支持するガイドと、バン
ド切断溶着機構の水平方向に移動する部分を支持
するガイド部の各々に、欠落部を設けた構成を採
用したものである。
〔作用〕
バンド通路の水平部は欠落部により乾燥粉状泥
の堆積発生がなく、バンド送り出し時に詰るとい
うようなことがない。
また、ケース内に乾燥粉状泥が侵入しても、ス
ライド板及びバンド切断溶着機構の水平に移動す
る部材を摺動自在に支持する部分に欠落部が設け
てあるので、上記支持部分に乾燥粉状泥の堆積発
生がなく、バンド切断溶着機構の円滑な動きが得
られる。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図のように、上下に長い箱状ケース1の前
部垂直壁2にバンド挿入口3とスライド板4及び
バンド通路5が設けられ、スライド板4は第1図
と第5図の如く、上下に設けた突条がガイド8の
溝によつて支持され、垂直状態で横方向に移動自
在となつている。
上記ガイド8には、スライド板4の下側を受け
る部分に、スライド板4のスライド方向に沿つて
延び上下に貫通状となる欠落部11が設けられて
いる。
バンド通路5はバンドAが嵌合する幅の断面コ
字状で途中から直角に折曲るL字状に形成され、
上端部がスライド板ガイド8の下部に臨み、第6
図に示す如く、水平部5aの底面長手方向に長孔
状の欠落部12が設けられている。
前記スライド板4の裏面と対向するようケース
1内に組込まれたバンド切断溶着機構6は、第4
図の如く上部から順に第1クランプ13と加圧器
14及び第2クランプ9を、ガイド部10とカバ
ー15で各々がスライド板4に対して進退動する
ように保持し、第1クランプ13は先端にバンド
Aの通過孔16が設けられ、前進動時に先端がス
ライド板4とでバンドAの挿入側端部をクランプ
するようになつている。
加圧器14は前進動時に通過孔16のエツジと
でバンドAの途中を切断する切断具を兼ねている
と共に、第2クランプ9は先端がスライド板4と
でバンドAの挿入端及び途中を重なり状にクラン
プする。
前記スライド板4の移動や第1クランプ13、
加圧器14、第2クランプ9の進退動及びスライ
ド板4の裏面側に対するヒータ17の進退動は、
ケース1内に組込んだモータMによつて回転が与
えられるカム18群により制御され、各々がタイ
ミングを合せて移動及び進退動することになり、
各々の退動位置への復帰はばねによつて行なわれ
る。
上記バンド切断溶着機構6のガイド10におい
て、第2クランプ9の下面を支持する部分には、
第4図にように、上下に貫通する欠落部19が設
けられている。
図示の場合、ガイド10には、第1クランプ1
3、加圧器14、第2クランプ9の各摺動部分に
空洞部20を設け、各摺動部分の摩擦係数を軽減
すると同時に、ゴミや乾燥粉状泥の付着による摺
動不良の発生を防止している。
前記ケース1内の上部に配置したバンド引締送
り出し機構7は、略水平状に配置したバンド誘導
路21の途中に、この誘導路21内のバンドAを
挾む上下一対のロール22,23を設け、下位ロ
ール22は定位置で回転するようケース1へ回動
自在に枢止すると共に、上位のロール23は、一
端を枢軸24でケース1に枢止した揺動部材25
に取付けられ、揺動部材25の他端に連結したば
ね26により上位ロール23は下位ロール22に
圧接する弾性が付勢されている。
図示省略したが、下位ロール22が正逆回転可
能なモータによつて駆動されると共に上下ロール
22,23は一対の歯車によつて連動されてい
る。
前記揺動部材25の他端側に配置した揺動体2
7は、一端が枢軸28でケース1に枢止され、中
間に設けた転子29がカム軸30の先端に取付け
たカム31上に載り、ケース1に外部から回動操
作できるよう気密状に取付けた調整つまみ32と
の間に縮設したばね33により、枢軸28を中心
とする下向きの回動弾性が付勢され、更に この揺動体27の他端側に揺動部材25への掛
合爪34が設けられている。
バンドAはケース1の下部に配置したリール3
5からケース1内に引込まれ、ガイドローラ3
6,37とガイド38で誘導路21内に進入し、
上下のロール22,23間を通り、誘導筒39を
通過孔16を介してバンド通路5に引出される。
バンドAの送り出し工程は、第1図のように揺
動体27がカム31で押上げられて掛合爪34が
揺動部材25から離反し、ばね26による上下ロ
ール22,23の挾持力のみでバンドAを挾み、
上下ロール22,23の送り出し方向の回転によ
り送り出す。
引締工程は、カム31の凹部に転子29が落込
み、掛合爪34が揺動部材25に掛合し、ばね3
3の圧力を上位ロール23に加えることによりバ
ンド挾持力を両ばね26と33の合成力によつて
強め、ロール22,23の引締方向への回転時に
バンドAのスリツプ発生をなくし、強固な引締力
が得られるようにしている。
なお、引締工程の完了は揺動自在となる誘導筒
39がバンドAの緊張によつてスイツチSを押す
ことによつて検出し、モータMの起動によりバン
ド切断溶着機構6を作動させるようになつてい
る。
この考案の自動梱包機は上記のような構成であ
り、バンド通路5にバンドAが所定長さ送り出さ
れた状態で第1図に一点鎖線で示す如く藺草Bを
バンド通路5の水平部5a上に臨ませ、藺草Bの
外側に巻回したバンドAの先端を挿入口3内に差
込み、この先端がスライド板4の下部に配置した
スイツチ(図示省略)を押すとモータMが起動
し、梱包開始となる。
なお、バンドAの先端がスライド板4の裏面側
へ正確に挿入できるよう、スライド板4の裏面側
にスライド板4と同方向へ移動し、バンドのクラ
ンプ工程前に退動するガイド板を配置してもよ
い。
モータMの起動により、先ず第1クランプ13
が前進動し、バンドAの挿入側をスライド板4と
でクランプすると、モータMは一時的に停止して
カム31の凹部31aに転子29が落込み、上下
のロール22と23はバンドAの引締方向に回転
し、バンドAを引締めて藺草Bを巻締める。
バンドAが所定張度に達し、スイツチSがこれ
を検出すると、モータMは再び回転し、次に第2
クランプ9が前進し、バンドAの先端と途中をス
ライド板4とでクランプし、ヒータ17が前進し
てバンドAの対向面間に進入すると共に加圧器1
4が前進し、バンドAの途中を切断した後バンド
Aとヒータ17を加圧し、ヒータ17はバンドB
の対向面を溶融した後退動すると、加圧器14は
更にバンドAを加圧して溶着させる。
バンドAの両端溶着後に、第1、第2クランプ
13,9と加圧器14は退動し、スライド板4も
後退して先端が藺草BとバンドAの間から抜け、
バンドAによる藺草Bの結束が完了し、この後、
上下ロール22,23がテープ送り出し方向へ一
定時間だけ回転し、次のバンドに送り出しを行な
う。
上記の結束作業時において、藺草から舞い散る
乾燥粉状泥がバンド通路5の水平部5a上に降下
しても、水平部5aの底面に設けた欠落部12に
よつて堆積の発生がなく、バンドAの詰まり発生
がない。
また、バンド切断溶着機構6においては、ガイ
ド10の第2クランプ9を支持する部分と、更に
スライド板4の下部を支持するガイド8に各々欠
落部11,19が設けてあるので、これらの部分
に乾燥粉状泥の堆積発生がなく、摺動不良の発生
を防ぎ、円滑な結束動作を得ることができる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、藺草の結束
に用いられる梱包機においてバンド通路の水平部
に欠落部を設けたので、水平部に対する乾燥粉状
泥の堆積発生がなく、バンドの円滑な送り出しが
確保できる。
また、スライド板及びバンド切断溶着機構にお
いて、スライド板を水平に移動自在となるよう支
持するガイド及びバンド切断溶着機構の水平に移
動する部分を支持するガイド部に欠落部を設けた
ので、上記ガイド及びガイド部に乾燥粉状泥が堆
積することがなく、スライド板及びバンド切断溶
着機構の水平に移動する部分の移動が不良になる
ようなことがなく、常に良好な結束動作が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動梱包機の縦断側面
図、第2図は同上の正面図、第3図は同上要部の
斜視図、第4図は同上におけるバンド切断溶着機
構部分の縦断面図、第5図はスライド板の部分の
縦断面図、第6図はバンド通路水平部の斜視図、
第7図は従来の自動梱包機を示す一部切欠側面図
である。 1はケース、2は前部垂直壁、3はバンド挿入
口、4はスライド板、5はバンド通路、5aは水
平部、6はバンド切断溶着機構、7はバンドの送
り出し引締機構、8はスライド板ガイド、9は第
2クランプ、10はガイド部、11,12,19
は欠落部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケースの垂直面に沿つて、上下方向のバンド
    挿入口と、この挿入口の下方位置に垂直のスラ
    イド板と、スライド板の下部から下方に延びて
    途中から水平状態で前方に突出するバンド通路
    とを設け、前記ケースの内部でスライド板と対
    応する位置にバンド切断溶着機構とバンドの送
    り出し引締機構とを組込み、バンド通路から引
    出したバンドをテープ挿入口に差込むと、バン
    ドの引締後に接続溶着機構にバンドの切断と両
    端の溶着とを行なうようにした自動梱包機にお
    いて、バンド通路の水平部と、スライド板を水
    平方向に移動自在となるよう支持するガイド
    と、バンド切断溶着機構の水平方向に移動する
    部分を支持するガイド部の各々に、欠落部を設
    けたことを特徴とする自動梱包機。 (2) バンド切断溶着機構が、第1クランプと加圧
    器及び第2クランプとそれらをスライド板に対
    して進退動自在となるよう保持するガイド部と
    で構成され、ガイド部の前記第1クランプと加
    圧器及び第2クランプの各々が水平方向に摺動
    する部分の位置に欠落部が設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の自動梱包
    機。
JP13536886U 1986-09-02 1986-09-02 Expired JPH0443444Y2 (ja)

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JPS6340302U JPS6340302U (ja) 1988-03-16
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63307007A (ja) * 1987-05-29 1988-12-14 Yasuki Higashijima 防塵装置付イ草等用結束機
JP2777607B2 (ja) * 1989-07-27 1998-07-23 ストラパック株式会社 梱包機におけるスライドテーブル

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JPS6340302U (ja) 1988-03-16

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