JP2557910Y2 - 大束結束機における大束圧縮機構 - Google Patents
大束結束機における大束圧縮機構Info
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- JP2557910Y2 JP2557910Y2 JP1990128188U JP12818890U JP2557910Y2 JP 2557910 Y2 JP2557910 Y2 JP 2557910Y2 JP 1990128188 U JP1990128188 U JP 1990128188U JP 12818890 U JP12818890 U JP 12818890U JP 2557910 Y2 JP2557910 Y2 JP 2557910Y2
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Description
この考案は、予め小束状に結束された所要束数の小束
群を、幅の広いテープによりさらに十文字に結束して大
束を形成する大束結束機に関するもので、特に、所要束
数の小束群を安定した状態で保持ないしは圧縮すること
ができる大束圧縮機構に関するものである。
群を、幅の広いテープによりさらに十文字に結束して大
束を形成する大束結束機に関するもので、特に、所要束
数の小束群を安定した状態で保持ないしは圧縮すること
ができる大束圧縮機構に関するものである。
従来、この種の大束結束機は各種知られているが、小
束群にテープを巻き付ける際に、小束群を保持ないしは
圧縮する機構に関しては、例えば、特開昭60-158020号
公報及び特開平2-180114号公報に示されるように、互い
に向き合ってその面が平行となる2つの保持部材を、ス
ライド軸に互いに接離移動自在に支持させて構成されて
いた。
束群にテープを巻き付ける際に、小束群を保持ないしは
圧縮する機構に関しては、例えば、特開昭60-158020号
公報及び特開平2-180114号公報に示されるように、互い
に向き合ってその面が平行となる2つの保持部材を、ス
ライド軸に互いに接離移動自在に支持させて構成されて
いた。
しかしながら、1つ1つの小束は、その流通度が高い
ものほど、左右の厚みが大きく異なり、これらをさらに
所要束数重ねて小束群として結束しようとしたときに
は、保持部材による保持ないしは圧縮に際して、小束群
に不均一な挾持力が作用し、小束群の揃いが乱れたり、
この乱れにより結束が確実に行えなかったり、さらに
は、小束群が保持部材から弾け飛ぶ不具合さえも発生す
ることがあった。 この考案は、上記問題点を鑑みてなされたもので、小
束群を保持ないしは圧縮に際し、小束群を可能な限り均
一な挾持力により保持ないしは圧縮を行ない、確実な結
束動作を行なうことができる大束圧縮機構を提供するこ
とを目的とするものである。
ものほど、左右の厚みが大きく異なり、これらをさらに
所要束数重ねて小束群として結束しようとしたときに
は、保持部材による保持ないしは圧縮に際して、小束群
に不均一な挾持力が作用し、小束群の揃いが乱れたり、
この乱れにより結束が確実に行えなかったり、さらに
は、小束群が保持部材から弾け飛ぶ不具合さえも発生す
ることがあった。 この考案は、上記問題点を鑑みてなされたもので、小
束群を保持ないしは圧縮に際し、小束群を可能な限り均
一な挾持力により保持ないしは圧縮を行ない、確実な結
束動作を行なうことができる大束圧縮機構を提供するこ
とを目的とするものである。
上記課題を解決するため、この考案は、 ほぼ直方体状に保持された小束群を装填位置から結束
位置に搬送し、この小束群の外周に結束用のテープを巻
き付けた後に、テープを適宜の長さで切断するととも
に、テープの接着を行うことにより大束を帯封するよう
になした大束結束機において、 小束群をほぼ直方体状に保持する装填部は、 小束群を装填位置から結束位置に搬送する方向の後方
において小束群を保持する前部ブロックと、 前記搬送方向の前方において小束群を保持する後部ブ
ロックと、 前記前部ブロックの上部かつ幅方向中央部に配された
垂直軸を中心に水平方向に揺動自在の揺動ブロックとに
より構成され、 前記後部ブロックと前記揺動ブロックとで小束群を挟
持した状態で、前記小束群に対するテープの巻き付け、
切断及び接着を行うことを特徴とする。 また、好ましい実施態様においては、 前記装填部は、移動機構により、前記前部ブロックと
後部ブロックが対向し合う方向に、小束群を装填する装
填装置と小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接
着を行う結束位置との間で、移動自在に支持されてい
る。
位置に搬送し、この小束群の外周に結束用のテープを巻
き付けた後に、テープを適宜の長さで切断するととも
に、テープの接着を行うことにより大束を帯封するよう
になした大束結束機において、 小束群をほぼ直方体状に保持する装填部は、 小束群を装填位置から結束位置に搬送する方向の後方
において小束群を保持する前部ブロックと、 前記搬送方向の前方において小束群を保持する後部ブ
ロックと、 前記前部ブロックの上部かつ幅方向中央部に配された
垂直軸を中心に水平方向に揺動自在の揺動ブロックとに
より構成され、 前記後部ブロックと前記揺動ブロックとで小束群を挟
持した状態で、前記小束群に対するテープの巻き付け、
切断及び接着を行うことを特徴とする。 また、好ましい実施態様においては、 前記装填部は、移動機構により、前記前部ブロックと
後部ブロックが対向し合う方向に、小束群を装填する装
填装置と小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接
着を行う結束位置との間で、移動自在に支持されてい
る。
この考案によれば、 小束群は装填部の前部ブロックと後部ブロックとの間
に保持されるとともに、その左右の厚みが異なる場合に
は、いずれか一方のブロック上に揺動自在に支持された
揺動ブロックが揺動して、小束群を両ブロック間で安定
した状態で保持ないしは圧縮する。 また、 小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接着は、
いずれか一方のブロックを基準として行なわれるととも
に、基準となる一方のブロックと対向する側のブロック
に設けられた揺動ブロックが、小束群を安定した状態で
保持ないしは圧縮する。 さらに、好ましい実施態様によれば、 装填部を、移動機構により、小束群を装填する装填位
置と小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接着を
行なう結束位置との間で、移動させることができるとと
もに、その移動方向が、前部ブロックと後部ブロックが
対向し合う方向に一致しているため、この移動機構によ
り、小束群を保持ないしは圧縮することができる。
に保持されるとともに、その左右の厚みが異なる場合に
は、いずれか一方のブロック上に揺動自在に支持された
揺動ブロックが揺動して、小束群を両ブロック間で安定
した状態で保持ないしは圧縮する。 また、 小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接着は、
いずれか一方のブロックを基準として行なわれるととも
に、基準となる一方のブロックと対向する側のブロック
に設けられた揺動ブロックが、小束群を安定した状態で
保持ないしは圧縮する。 さらに、好ましい実施態様によれば、 装填部を、移動機構により、小束群を装填する装填位
置と小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接着を
行なう結束位置との間で、移動させることができるとと
もに、その移動方向が、前部ブロックと後部ブロックが
対向し合う方向に一致しているため、この移動機構によ
り、小束群を保持ないしは圧縮することができる。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 第1図乃至第4図は、この考案が適用される大束結束
機の全体概略図を示すもので、第1図は中央断面図、第
2図は平面断面図、第3図は正面断面図、第4図は側面
図である。 機体1の前側(第1図左側、第2図下側)は小束群2
の装填位置Aに設定され、機体1の後ろ側(第1図右
側、第2図上側)は小束群2の結束位置Bに設定されて
いる。 この装填位置Aと結束位置Bとの間には、所定束数
(通常10束である)の小束群2がその長手方向あるいは
短手方向を水平に且つ1つ1つの小束の厚み方向を機体
1の前後方向に向けた状態で装填される装填部100が移
動機構200によって両位置A・B間で移動し得るように
構成されている。 また、機体1の後ろ側の結束位置Bには、テープT先
端を挾持するテープ挾み機構300と、前記装填部100及び
移動機構200によってほぼ直方体状に保持される小束群
2の外周よりやや大きなほぼ四角形状に沿ってテープ挾
み機構300を移動する駆動機構400と、前記テープ挾み機
構300のテープ挾み状態が開放されるとき、開放される
前記テープ挾み機構300にテープT先端を供給するとと
もに、テープT先端が前記テープ挾み機構300に挾持さ
れた後、前記テープ挾み機構300の移動によって小束群
2へテープTが巻き付けられるとき、前記テープ挾み機
構300の移動に連動してテープTを供給する一方、小束
群2へのテープTの巻き付け後にテープTを巻き取って
締め付ける供給機構500と、テープTの締め付け時にテ
ープTを熱接着しながら切断する接着切断機構600と、
前記テープ挾み機構300をテープTの幅方向に抜き取る
テープ挾み抜き取り機構700とが配置されている。 また、装填位置Aと結束位置Bとの間の機体1には、
装填部100及び該装填部100に装填された小束群2を通過
させる開口部3が形成され、該開口部3のほぼ直下にあ
たる中間ベース4上には、蝶番5により揺動自在に支持
されるとともに、図示せぬバネにより前記開口部3を閉
じる方向に揺動付勢され、且つ移動機構200により結束
位置B側に移動される装填部100に接触することにより
結束位置B側に倒れるシャッタ6が設けられている。 さらに、機体1の最前面には、最終的にテープTが巻
き付けられて結束された小束群2に対して捺印を行なう
捺印機構800が設けられている。 以下、本考案の特徴部分である小束群をほぼ直方体状
に保持する装填部100及び移動機構200について、第5図
に示す部分中央断面図、第6図に示す部分平面図、第7
図に示す部分正面図に基づいて説明する。 装填部100は、機体1の中間ベース4と上面ベース7
との間に、第7図に示すように、機体1の左右方向に延
び、その中央部分が凹部状に形成された移動ブロック10
1と、該移動ブロック101の前側に2つの取付軸102を介
して一体的に固定された前部ブロック103と、前記移動
ブロック101に対してその前後方向にスライド自在に支
持されるとともに挾持バネ104により前側にスライド付
勢される2つのスライド軸105と、該スライド軸105の前
記移動ブロック101の後ろ側端部に固定された後部ブロ
ック106と、小束群2が、その最下端位置が前記上面ベ
ース7よりもやや下方の位置に、且つその長手方向を水
平に、その厚み方向を装填部100の移動方向に向けた状
態で装填される長手方向装填部107と、該長手方向装填
部107の長手方向の中央位置で、その装填下端位置がさ
らに低く、小束群2が、その短手方向を水平に、その厚
み方向を装填部100の移動方向に向けた状態で装填され
る短手方向装填部108とにより構成され、小束群2は、
その最下端位置が、前記上面ベース7よりも下方の長手
方向装填部107もしくは短手方向装填部108に支持され、
その前後が、前記前部ブロック103と後部ブロック106と
の間に挾持バネ104のバネ力により挾持されることにな
る。 なお、装填位置Aにおいては、小束群2を前記前部ブ
ロック103と後部ブロック106との間に挾持させ易く、あ
るいは、小束群2を前部ブロック103と後部ブロック106
との間から取り出し易くするため、挾持バネ104により
前側にスライド付勢されるスライド軸105の前側端部に
当接して該スライド軸105に固定された後部ブロック106
の前側への移動を規制し、前部ブロック103と後部ブロ
ック106との間を開放する前後開放ブロック109が前記中
間ベース4上に固着されている。 同じく、小束群2を装填・取り出し易く、ないしは装
填した小束群2の左右方向を自動的に揃えるため、前記
長手方向装填部107の一側部は、移動ブロック101に固着
された横L字状の取付ブロック110と、該取付ブロック1
10から移動ブロック101に沿って各々平行に支持された
スライド軸111と、該スライド軸111にスライド自在に支
持され、バネ112により長手方向装填部107内方にスライ
ド付勢される側部ガイド部材113とにより支持されると
ともに、該側部ガイド部材113の下面に支持されるロー
ラ114と係合可能で、装填部100が装填位置Aに設定され
たときには、前記ローラ114と係合して側部ガイド部材1
13を長手方向装填部107の外方へ退避させる左右開放ブ
ロック115が機体1側に設けられている。 一方、前部ブロック103の上部には、前部ブロック103
より後部ブロック106側に突出し、揺動軸116を中心に水
平方向に、例えば、前部ブロック103に対して3〜5度
の範囲内で揺動する前部揺動ブロック117が設けられ、
該前部揺動ブロック117には、前記上面ベース7の上方
に突出し、小束群2の前側中央端面に接触し、小束群2
とともにテープTが巻き付けられる前部板部材118が固
着されている。 また、この前部ブロック103の上部には、装填部100が
装填位置Aより結束位置Bに移動した際に、装填位置A
が凹状に空いてしまうのを覆い隠す可撓性のカバー体11
9の先端が取り付けられ、該カバー体119の後端は、ガイ
ド軸120を介して機体1前面下方の巻き付け軸121に巻き
付けられており、該巻き付け軸121には該カバー体119を
巻き取る方向に回転付勢する板状コイルバネ122が設け
られている。 ところで、小束群2は前部ブロック103と後部ブロッ
ク106との間に挾持バネ104のバネ力により挾持されるこ
とになるが、図示した構造にあっては、小束群2を圧縮
する程度には挾持することができない。 そこで、小束群2を結束位置Bにおいて前部ブロック
103との間で圧縮することができるようにするため、後
部ブロック106の複数の孔123を貫通してその端面が直接
小束群2に当接することが可能な当接ピン124が、結束
位置B側の後述する支持ブロック201に複数設けられて
いる。 これにより、装填部100が小束群2を前部ブロック103
と後部ブロック106との間に挾持して、該小束群2を結
束位置Bに到達させた後、さらに後述する移動モータ20
3を駆動し続けて装填部100を結束位置B方向へ移動させ
ようとすると、小束群2は、前部ブロック103と後部ブ
ロック106の複数の孔123を貫通した当接ピン124との間
に挾持され、且つ圧縮される。 なお、後部ブロック106に直接当接して、その後退を
規制し、これにより小束群2を圧縮するように構成する
ことも可能である。 また、装填部100の移動機構200は、前記上面ベース7
と前記中間ベース4との間に配置され、機体1の前部側
では左右毎に、後部側では一体に配置された支持ブロッ
ク201と、該支持ブロック201により回転可能に支持され
るとともに前記移動ブロック101の左右の端部の雌ネジ
部125に螺合するスライドネジ軸202と、前記中間ベース
4の下方に配置され、前記左右のスライドネジ軸202を
正逆回転させることにより、前記移動ブロック101を左
右のスライドネジ軸202に沿って機体1の前後方向に移
動させる移動モータ203と、前記左右のスライドネジ軸2
02の前側端部及び移動モータ203の駆動軸端部に固着さ
れたスプロケット204と、該複数のスプロケット204間に
掛け回されて移動モータ203の回転力を左右のスライド
ネジ軸202に同期させて伝達するチェーン205とにより構
成されている。 なお、第7図中、前部揺動ブロック117の揺動端面に
設けられる符号126で示すものは揺動規制ピンであり、
前記したように、前部ブロック103に対して前部揺動ブ
ロック117を、揺動軸116を中心に水平方向に例えば3〜
5度の範囲内で揺動可能にするものである。 以上のように構成された装填部100及び移動機構200
は、次のようにして小束群2の保持ないしは圧縮動作を
行なう。 まず始めに、装填位置Aにある装填部100の長手方向
装填部107に、所定束数(通常10束である)の小束群2
をその長手方向が水平に且つ1つ1つの小束の厚み方向
が機体1の前後方向に向いた状態で、且つ前部板部材11
8に沿わせるように装填される。 この時、装填部100の前部ブロック103及び後部ブロッ
ク106との間は、前後方向開放ブロック109が後部ブロッ
ク106と一体のスライド軸105の前側端部に当接して、挾
持バネ104による後部ブロック106の前側への移動を規制
しているため、小束群2の前後方向が装填し易いように
開放されている。 また、装填部100の側部ガイド部材113により支持され
た長手方向装填部107の一側部は、該側部ガイド部材113
の下面に支持されたローラ114が機体1に支持された左
右開放ブロック115に係合して、側部ガイド部材113をバ
ネ112に抗して長手方向装填部107の外方へ退避させるた
め、小束群2の左右方向が装填し易いように開放されて
いる。 この状態で図示せぬスタート釦が操作されると、移動
モータ203がその正転駆動を開始され、その回転が複数
のスプロケット204及びチェーン205を介して装填部100
の左右に配置されたスライドネジ軸202に伝達される。 左右のスライドネジ軸202が正転回転を開始すると、
左右のスライドネジ軸202にその雌ネジ部125が螺合して
いる装填部100の移動ブロック101が機体1の後方、すな
わち、結束位置Bに向けて移動を開始する。 装填部100が結束位置Bに向けて移動することによ
り、装填位置Aにおいて当接していたスライド軸105の
前側端部と前後方向開放ブロック109との当接状態が解
除され、小束群2の前後方向は挾持バネ104により装填
部100の前部ブロック103及び後部ブロック106との間で
挾持される。 この時、小束群2の左右の厚みが異なるときには、前
部ブロック103の上部に揺動軸116を介して前部揺動ブロ
ック117が水平方向に揺動自在に支持されているため、
小束群2の厚みの状態に倣って、前部揺動ブロック117
及びこれに固着された前部板部材118が揺動し、後部ブ
ロック106との間で小束群2を挾持することになる。 他方、装填位置Aにおいて係合していたローラ114と
左右開放ブロック115との係合状態も解除され、装填部1
00の側部ガイド部材113に支持された長手方向装填部107
の一側部がバネ112により装填部100内方に移動すること
により、小束群2の左右方向が長手方向装填部107の他
側部に押し付けられて自動的に揃えられることになる。 装填部100が結束位置Bに向けて移動されると、装填
位置Aと結束位置Bとの間の開口部3に設けられたシャ
ッタ6に装填部100の後部ブロック106が当接し、該シャ
ッタ6が結束位置B側に倒されて開口部3を開放する。 以後、装填部100の長手方向装填部107に装填・挾持さ
れた小束群2が結束位置Bに到達すると、移動モータ20
3の正転駆動が停止され、続いて、テープ挾み機構300、
駆動機構400、供給機構500、接着切断機構600及びテー
プ挾み抜き取り機構700を作動させて、小束群2の結束
動作が行なわれる。 なお、小束群2に二重に巻き付けたテープTを巻き戻
して締め付け、この締め付けの間にテープTの切断及び
接着を行なう際には、装填部100に装填されている小束
群2を前部ブロック103及び後部ブロック106により圧縮
する必要があり、結束動作の間、移動モータ203が正転
駆動される。 移動モータ203が正転駆動されることにより、複数の
スプロケット204、チェーン205、スライドネジ軸202、
移動ブロック101を介して装填部100が結束位置B後方へ
さらに移動される。 前記したように、小束群2は装填部100の前部ブロッ
ク103の前部揺動ブロック117及び前部板部材118と後部
ブロック106との間に挾持バネ104のみの挾持力によって
挾持されているが、移動ブロック101が結束位置B後方
へさらに移動することにより、移動ブロック101と一体
の前部ブロック103が結束位置B後方へ移動し、他方、
同時に結束位置B後方へ移動する後部ブロック106の複
数の孔123を貫通して支持ブロック201に固着された当接
ピン124の端面が装填部100内の小束群2の端面に当接
し、よって、結束位置B後方へ移動しようとする前部ブ
ロック103と支持ブロック201に固着された当接ピン124
との間で小束群2が圧縮される。 なお、前記したように、後部ブロック106がその後退
を阻止され、直接、前部ブロック103との間で小束群2
を圧縮することも可能である。 このようにして、小束群2の圧縮及び結束動作が終了
すると、移動モータ203が逆転駆動を開始され、その回
転が複数のスプロケット204及びチェーン205を介して装
填部100の左右に配置されたスライドネジ軸202に伝達さ
れ、該左右のスライドネジ軸202にその雌ネジ部125が螺
合している装填部100の移動ブロック101が機体1の前
方、すなわち、装填位置Aに向けて移動を開始する。 装填部100が装填位置Aに達する直前、後部ブロック1
06を支持するスライド軸105の前側端部が前後方向開放
ブロック109に当接して、後部ブロック106は挾持バネ10
4に抗して前方への移動が阻止され、よって、装填部100
の前部ブロック103及び後部ブロック106との間が開放さ
れる。 他方、側部ガイド部材113の下方に支持されるローラ1
14が左右開放ブロック115と係合し、側部ガイド部材113
に支持された長手方向装填部107の一側部がバネ112に抗
して装填部100外方に移動されることにより、小束群2
の左右方向が開放される。 また、装填部100が装填位置Aに向けて移動される
と、結束位置B側に倒されていたシャッタ6は装填部10
0が装填位置Aに近づくに従って立ち上がり、装填位置
Aと結束位置Bとの間の開口部3を閉鎖する。 そして、装填部100が装填位置Aに達すると、移動モ
ータ203の逆転駆動が停止する。 以上のようにして、装填部100の長手方向装填部107に
装填された小束群2の結束動作が終了し、該装填部100
が装填位置Aに戻された際には、小束群2とともに前部
板部材118にテープTが巻き付けられていることにな
る。 ここで、小束群2を真上に取り出し、続いて、該小束
群2をその短手方向が水平に且つ1つ1つの小束の厚み
方向が機体1の前後方向に向いた状態で、且つ前部板部
材118に沿わせるようにして装填部100の短手方向装填部
108に装填する。 以下、同様にして、再度図示せぬスタート釦が操作さ
れることにより、短手方向装填部108に装填さた小束群
2が結束位置Bに移動されて小束群2の短手方向の結束
が行なわれる。
る。 第1図乃至第4図は、この考案が適用される大束結束
機の全体概略図を示すもので、第1図は中央断面図、第
2図は平面断面図、第3図は正面断面図、第4図は側面
図である。 機体1の前側(第1図左側、第2図下側)は小束群2
の装填位置Aに設定され、機体1の後ろ側(第1図右
側、第2図上側)は小束群2の結束位置Bに設定されて
いる。 この装填位置Aと結束位置Bとの間には、所定束数
(通常10束である)の小束群2がその長手方向あるいは
短手方向を水平に且つ1つ1つの小束の厚み方向を機体
1の前後方向に向けた状態で装填される装填部100が移
動機構200によって両位置A・B間で移動し得るように
構成されている。 また、機体1の後ろ側の結束位置Bには、テープT先
端を挾持するテープ挾み機構300と、前記装填部100及び
移動機構200によってほぼ直方体状に保持される小束群
2の外周よりやや大きなほぼ四角形状に沿ってテープ挾
み機構300を移動する駆動機構400と、前記テープ挾み機
構300のテープ挾み状態が開放されるとき、開放される
前記テープ挾み機構300にテープT先端を供給するとと
もに、テープT先端が前記テープ挾み機構300に挾持さ
れた後、前記テープ挾み機構300の移動によって小束群
2へテープTが巻き付けられるとき、前記テープ挾み機
構300の移動に連動してテープTを供給する一方、小束
群2へのテープTの巻き付け後にテープTを巻き取って
締め付ける供給機構500と、テープTの締め付け時にテ
ープTを熱接着しながら切断する接着切断機構600と、
前記テープ挾み機構300をテープTの幅方向に抜き取る
テープ挾み抜き取り機構700とが配置されている。 また、装填位置Aと結束位置Bとの間の機体1には、
装填部100及び該装填部100に装填された小束群2を通過
させる開口部3が形成され、該開口部3のほぼ直下にあ
たる中間ベース4上には、蝶番5により揺動自在に支持
されるとともに、図示せぬバネにより前記開口部3を閉
じる方向に揺動付勢され、且つ移動機構200により結束
位置B側に移動される装填部100に接触することにより
結束位置B側に倒れるシャッタ6が設けられている。 さらに、機体1の最前面には、最終的にテープTが巻
き付けられて結束された小束群2に対して捺印を行なう
捺印機構800が設けられている。 以下、本考案の特徴部分である小束群をほぼ直方体状
に保持する装填部100及び移動機構200について、第5図
に示す部分中央断面図、第6図に示す部分平面図、第7
図に示す部分正面図に基づいて説明する。 装填部100は、機体1の中間ベース4と上面ベース7
との間に、第7図に示すように、機体1の左右方向に延
び、その中央部分が凹部状に形成された移動ブロック10
1と、該移動ブロック101の前側に2つの取付軸102を介
して一体的に固定された前部ブロック103と、前記移動
ブロック101に対してその前後方向にスライド自在に支
持されるとともに挾持バネ104により前側にスライド付
勢される2つのスライド軸105と、該スライド軸105の前
記移動ブロック101の後ろ側端部に固定された後部ブロ
ック106と、小束群2が、その最下端位置が前記上面ベ
ース7よりもやや下方の位置に、且つその長手方向を水
平に、その厚み方向を装填部100の移動方向に向けた状
態で装填される長手方向装填部107と、該長手方向装填
部107の長手方向の中央位置で、その装填下端位置がさ
らに低く、小束群2が、その短手方向を水平に、その厚
み方向を装填部100の移動方向に向けた状態で装填され
る短手方向装填部108とにより構成され、小束群2は、
その最下端位置が、前記上面ベース7よりも下方の長手
方向装填部107もしくは短手方向装填部108に支持され、
その前後が、前記前部ブロック103と後部ブロック106と
の間に挾持バネ104のバネ力により挾持されることにな
る。 なお、装填位置Aにおいては、小束群2を前記前部ブ
ロック103と後部ブロック106との間に挾持させ易く、あ
るいは、小束群2を前部ブロック103と後部ブロック106
との間から取り出し易くするため、挾持バネ104により
前側にスライド付勢されるスライド軸105の前側端部に
当接して該スライド軸105に固定された後部ブロック106
の前側への移動を規制し、前部ブロック103と後部ブロ
ック106との間を開放する前後開放ブロック109が前記中
間ベース4上に固着されている。 同じく、小束群2を装填・取り出し易く、ないしは装
填した小束群2の左右方向を自動的に揃えるため、前記
長手方向装填部107の一側部は、移動ブロック101に固着
された横L字状の取付ブロック110と、該取付ブロック1
10から移動ブロック101に沿って各々平行に支持された
スライド軸111と、該スライド軸111にスライド自在に支
持され、バネ112により長手方向装填部107内方にスライ
ド付勢される側部ガイド部材113とにより支持されると
ともに、該側部ガイド部材113の下面に支持されるロー
ラ114と係合可能で、装填部100が装填位置Aに設定され
たときには、前記ローラ114と係合して側部ガイド部材1
13を長手方向装填部107の外方へ退避させる左右開放ブ
ロック115が機体1側に設けられている。 一方、前部ブロック103の上部には、前部ブロック103
より後部ブロック106側に突出し、揺動軸116を中心に水
平方向に、例えば、前部ブロック103に対して3〜5度
の範囲内で揺動する前部揺動ブロック117が設けられ、
該前部揺動ブロック117には、前記上面ベース7の上方
に突出し、小束群2の前側中央端面に接触し、小束群2
とともにテープTが巻き付けられる前部板部材118が固
着されている。 また、この前部ブロック103の上部には、装填部100が
装填位置Aより結束位置Bに移動した際に、装填位置A
が凹状に空いてしまうのを覆い隠す可撓性のカバー体11
9の先端が取り付けられ、該カバー体119の後端は、ガイ
ド軸120を介して機体1前面下方の巻き付け軸121に巻き
付けられており、該巻き付け軸121には該カバー体119を
巻き取る方向に回転付勢する板状コイルバネ122が設け
られている。 ところで、小束群2は前部ブロック103と後部ブロッ
ク106との間に挾持バネ104のバネ力により挾持されるこ
とになるが、図示した構造にあっては、小束群2を圧縮
する程度には挾持することができない。 そこで、小束群2を結束位置Bにおいて前部ブロック
103との間で圧縮することができるようにするため、後
部ブロック106の複数の孔123を貫通してその端面が直接
小束群2に当接することが可能な当接ピン124が、結束
位置B側の後述する支持ブロック201に複数設けられて
いる。 これにより、装填部100が小束群2を前部ブロック103
と後部ブロック106との間に挾持して、該小束群2を結
束位置Bに到達させた後、さらに後述する移動モータ20
3を駆動し続けて装填部100を結束位置B方向へ移動させ
ようとすると、小束群2は、前部ブロック103と後部ブ
ロック106の複数の孔123を貫通した当接ピン124との間
に挾持され、且つ圧縮される。 なお、後部ブロック106に直接当接して、その後退を
規制し、これにより小束群2を圧縮するように構成する
ことも可能である。 また、装填部100の移動機構200は、前記上面ベース7
と前記中間ベース4との間に配置され、機体1の前部側
では左右毎に、後部側では一体に配置された支持ブロッ
ク201と、該支持ブロック201により回転可能に支持され
るとともに前記移動ブロック101の左右の端部の雌ネジ
部125に螺合するスライドネジ軸202と、前記中間ベース
4の下方に配置され、前記左右のスライドネジ軸202を
正逆回転させることにより、前記移動ブロック101を左
右のスライドネジ軸202に沿って機体1の前後方向に移
動させる移動モータ203と、前記左右のスライドネジ軸2
02の前側端部及び移動モータ203の駆動軸端部に固着さ
れたスプロケット204と、該複数のスプロケット204間に
掛け回されて移動モータ203の回転力を左右のスライド
ネジ軸202に同期させて伝達するチェーン205とにより構
成されている。 なお、第7図中、前部揺動ブロック117の揺動端面に
設けられる符号126で示すものは揺動規制ピンであり、
前記したように、前部ブロック103に対して前部揺動ブ
ロック117を、揺動軸116を中心に水平方向に例えば3〜
5度の範囲内で揺動可能にするものである。 以上のように構成された装填部100及び移動機構200
は、次のようにして小束群2の保持ないしは圧縮動作を
行なう。 まず始めに、装填位置Aにある装填部100の長手方向
装填部107に、所定束数(通常10束である)の小束群2
をその長手方向が水平に且つ1つ1つの小束の厚み方向
が機体1の前後方向に向いた状態で、且つ前部板部材11
8に沿わせるように装填される。 この時、装填部100の前部ブロック103及び後部ブロッ
ク106との間は、前後方向開放ブロック109が後部ブロッ
ク106と一体のスライド軸105の前側端部に当接して、挾
持バネ104による後部ブロック106の前側への移動を規制
しているため、小束群2の前後方向が装填し易いように
開放されている。 また、装填部100の側部ガイド部材113により支持され
た長手方向装填部107の一側部は、該側部ガイド部材113
の下面に支持されたローラ114が機体1に支持された左
右開放ブロック115に係合して、側部ガイド部材113をバ
ネ112に抗して長手方向装填部107の外方へ退避させるた
め、小束群2の左右方向が装填し易いように開放されて
いる。 この状態で図示せぬスタート釦が操作されると、移動
モータ203がその正転駆動を開始され、その回転が複数
のスプロケット204及びチェーン205を介して装填部100
の左右に配置されたスライドネジ軸202に伝達される。 左右のスライドネジ軸202が正転回転を開始すると、
左右のスライドネジ軸202にその雌ネジ部125が螺合して
いる装填部100の移動ブロック101が機体1の後方、すな
わち、結束位置Bに向けて移動を開始する。 装填部100が結束位置Bに向けて移動することによ
り、装填位置Aにおいて当接していたスライド軸105の
前側端部と前後方向開放ブロック109との当接状態が解
除され、小束群2の前後方向は挾持バネ104により装填
部100の前部ブロック103及び後部ブロック106との間で
挾持される。 この時、小束群2の左右の厚みが異なるときには、前
部ブロック103の上部に揺動軸116を介して前部揺動ブロ
ック117が水平方向に揺動自在に支持されているため、
小束群2の厚みの状態に倣って、前部揺動ブロック117
及びこれに固着された前部板部材118が揺動し、後部ブ
ロック106との間で小束群2を挾持することになる。 他方、装填位置Aにおいて係合していたローラ114と
左右開放ブロック115との係合状態も解除され、装填部1
00の側部ガイド部材113に支持された長手方向装填部107
の一側部がバネ112により装填部100内方に移動すること
により、小束群2の左右方向が長手方向装填部107の他
側部に押し付けられて自動的に揃えられることになる。 装填部100が結束位置Bに向けて移動されると、装填
位置Aと結束位置Bとの間の開口部3に設けられたシャ
ッタ6に装填部100の後部ブロック106が当接し、該シャ
ッタ6が結束位置B側に倒されて開口部3を開放する。 以後、装填部100の長手方向装填部107に装填・挾持さ
れた小束群2が結束位置Bに到達すると、移動モータ20
3の正転駆動が停止され、続いて、テープ挾み機構300、
駆動機構400、供給機構500、接着切断機構600及びテー
プ挾み抜き取り機構700を作動させて、小束群2の結束
動作が行なわれる。 なお、小束群2に二重に巻き付けたテープTを巻き戻
して締め付け、この締め付けの間にテープTの切断及び
接着を行なう際には、装填部100に装填されている小束
群2を前部ブロック103及び後部ブロック106により圧縮
する必要があり、結束動作の間、移動モータ203が正転
駆動される。 移動モータ203が正転駆動されることにより、複数の
スプロケット204、チェーン205、スライドネジ軸202、
移動ブロック101を介して装填部100が結束位置B後方へ
さらに移動される。 前記したように、小束群2は装填部100の前部ブロッ
ク103の前部揺動ブロック117及び前部板部材118と後部
ブロック106との間に挾持バネ104のみの挾持力によって
挾持されているが、移動ブロック101が結束位置B後方
へさらに移動することにより、移動ブロック101と一体
の前部ブロック103が結束位置B後方へ移動し、他方、
同時に結束位置B後方へ移動する後部ブロック106の複
数の孔123を貫通して支持ブロック201に固着された当接
ピン124の端面が装填部100内の小束群2の端面に当接
し、よって、結束位置B後方へ移動しようとする前部ブ
ロック103と支持ブロック201に固着された当接ピン124
との間で小束群2が圧縮される。 なお、前記したように、後部ブロック106がその後退
を阻止され、直接、前部ブロック103との間で小束群2
を圧縮することも可能である。 このようにして、小束群2の圧縮及び結束動作が終了
すると、移動モータ203が逆転駆動を開始され、その回
転が複数のスプロケット204及びチェーン205を介して装
填部100の左右に配置されたスライドネジ軸202に伝達さ
れ、該左右のスライドネジ軸202にその雌ネジ部125が螺
合している装填部100の移動ブロック101が機体1の前
方、すなわち、装填位置Aに向けて移動を開始する。 装填部100が装填位置Aに達する直前、後部ブロック1
06を支持するスライド軸105の前側端部が前後方向開放
ブロック109に当接して、後部ブロック106は挾持バネ10
4に抗して前方への移動が阻止され、よって、装填部100
の前部ブロック103及び後部ブロック106との間が開放さ
れる。 他方、側部ガイド部材113の下方に支持されるローラ1
14が左右開放ブロック115と係合し、側部ガイド部材113
に支持された長手方向装填部107の一側部がバネ112に抗
して装填部100外方に移動されることにより、小束群2
の左右方向が開放される。 また、装填部100が装填位置Aに向けて移動される
と、結束位置B側に倒されていたシャッタ6は装填部10
0が装填位置Aに近づくに従って立ち上がり、装填位置
Aと結束位置Bとの間の開口部3を閉鎖する。 そして、装填部100が装填位置Aに達すると、移動モ
ータ203の逆転駆動が停止する。 以上のようにして、装填部100の長手方向装填部107に
装填された小束群2の結束動作が終了し、該装填部100
が装填位置Aに戻された際には、小束群2とともに前部
板部材118にテープTが巻き付けられていることにな
る。 ここで、小束群2を真上に取り出し、続いて、該小束
群2をその短手方向が水平に且つ1つ1つの小束の厚み
方向が機体1の前後方向に向いた状態で、且つ前部板部
材118に沿わせるようにして装填部100の短手方向装填部
108に装填する。 以下、同様にして、再度図示せぬスタート釦が操作さ
れることにより、短手方向装填部108に装填さた小束群
2が結束位置Bに移動されて小束群2の短手方向の結束
が行なわれる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、次の
ような効果を有する。 (1) 小束群は装填部の前部ブロックと後部ブロック
との間に保持されるとともに、その左右の厚みが異なる
場合には、いずれか一方のブロック上に揺動自在に支持
された揺動ブロックが揺動して、小束群を両ブロック間
で安定した状態で保持ないしは圧縮することができる。 (2) 小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接
着は、いずれか一方のブロックを基準として行なわれる
とともに、基準となる一方のブロックと対向する側のブ
ロックに設けられた揺動ブロックが、小束群を安定した
状態で保持ないしは圧縮することができる。 (3) 装填部を、移動機構により、小束群の装填する
装填位置と小束群に対するテープの巻き付け、切断及び
接着を行なう結束位置との間で、移動させることできる
とともに、その移動方向が、前部ブロックと後部ブロッ
クが対向し合う方向に一致しているため、この移動機構
により、小束群を保持ないしは圧縮することができる。
ような効果を有する。 (1) 小束群は装填部の前部ブロックと後部ブロック
との間に保持されるとともに、その左右の厚みが異なる
場合には、いずれか一方のブロック上に揺動自在に支持
された揺動ブロックが揺動して、小束群を両ブロック間
で安定した状態で保持ないしは圧縮することができる。 (2) 小束群に対するテープの巻き付け、切断及び接
着は、いずれか一方のブロックを基準として行なわれる
とともに、基準となる一方のブロックと対向する側のブ
ロックに設けられた揺動ブロックが、小束群を安定した
状態で保持ないしは圧縮することができる。 (3) 装填部を、移動機構により、小束群の装填する
装填位置と小束群に対するテープの巻き付け、切断及び
接着を行なう結束位置との間で、移動させることできる
とともに、その移動方向が、前部ブロックと後部ブロッ
クが対向し合う方向に一致しているため、この移動機構
により、小束群を保持ないしは圧縮することができる。
図面は、本考案の実施例を示すもので、第1図は大束結
束機の概略を示す中央断面図、第2図は同平面断面図、
第3図は同正面断面図、第4図は同側面図であり、第5
図は装填部及び移動機構を示す部分中央断面図、第6図
は同部分平面図、第7図は同部分正面図である。 A……装填位置、B……結束位置、M……モータ、T…
…テープ、1……機体、2……小束群、3……開口部、
4……中間ベース、5……蝶番、6……シャッタ、7…
…上面ベース、100……装填部、101……移動ブロック、
102……取付軸、103……前部ブロック、104……挾持バ
ネ、105……スライド軸、106……後部ブロック、107…
…長手方向装填部、108……短手方向装填部、109……前
後開放ブロック、110……取付ブロック、111……スライ
ド軸、112……バネ、113……側部ガイド部材、114……
ローラ、115……左右開放ブロック、116……揺動軸、11
7……前部揺動ブロック、118……前部板部材、119……
カバー体、120……ガイド軸、121……巻き付け軸、122
……板状コイルバネ、123……孔、124……当接ピン、12
5……雌ネジ部、126……揺動規制ピン、200……移動機
構、201……支持ブロック、202……スライドネジ軸、20
3……移動モータ、204……スプロケット、205……チェ
ーン、300……テープ挾み機構、400……駆動機構、500
……供給機構、600……接着切断機構、700……テープ挾
み抜き取り機構、800……捺印機構。
束機の概略を示す中央断面図、第2図は同平面断面図、
第3図は同正面断面図、第4図は同側面図であり、第5
図は装填部及び移動機構を示す部分中央断面図、第6図
は同部分平面図、第7図は同部分正面図である。 A……装填位置、B……結束位置、M……モータ、T…
…テープ、1……機体、2……小束群、3……開口部、
4……中間ベース、5……蝶番、6……シャッタ、7…
…上面ベース、100……装填部、101……移動ブロック、
102……取付軸、103……前部ブロック、104……挾持バ
ネ、105……スライド軸、106……後部ブロック、107…
…長手方向装填部、108……短手方向装填部、109……前
後開放ブロック、110……取付ブロック、111……スライ
ド軸、112……バネ、113……側部ガイド部材、114……
ローラ、115……左右開放ブロック、116……揺動軸、11
7……前部揺動ブロック、118……前部板部材、119……
カバー体、120……ガイド軸、121……巻き付け軸、122
……板状コイルバネ、123……孔、124……当接ピン、12
5……雌ネジ部、126……揺動規制ピン、200……移動機
構、201……支持ブロック、202……スライドネジ軸、20
3……移動モータ、204……スプロケット、205……チェ
ーン、300……テープ挾み機構、400……駆動機構、500
……供給機構、600……接着切断機構、700……テープ挾
み抜き取り機構、800……捺印機構。
Claims (2)
- 【請求項1】ほぼ直方体状に保持された小束群を装填位
置から結束位置に搬送し、この小束群の外周に結束用の
テープを巻き付けた後に、テープを適宜の長さで切断す
るとともに、テープの接着を行うことにより大束を帯封
するようになした大束結束機において、 小束群をほぼ直方体状に保持する装填部は、 小束群を装填位置から結束位置に搬送する方向の後方に
おいて小束群を保持する前部ブロックと、 前記搬送方向の前方において小束群を保持する後部ブロ
ックと、 前記前部ブロックの上部かつ幅方向中央部に配された垂
直軸を中心に水平方向に揺動自在の揺動ブロックとによ
り構成され、 前記後部ブロックと前記揺動ブロックとで小束群を挟持
した状態で、前記小束群に対するテープの巻き付け、切
断及び接着を行うことを特徴とする大束結束機における
大束結束機構。 - 【請求項2】前記装填部は、移動機構により、前記前部
ブロックと後部ブロックが対向し合う方向に、小束群を
装填する装填装置と小束群に対するテープの巻き付け、
切断及び接着を行う結束位置との間で、移動自在に支持
されていることを特徴とする請求項1に記載の大束結束
機における大束結束機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990128188U JP2557910Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 大束結束機における大束圧縮機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990128188U JP2557910Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 大束結束機における大束圧縮機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484104U JPH0484104U (ja) | 1992-07-22 |
JP2557910Y2 true JP2557910Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=31875659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990128188U Expired - Lifetime JP2557910Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 大束結束機における大束圧縮機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557910Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6322A (ja) * | 1986-06-12 | 1988-01-05 | 株式会社東芝 | 結束装置 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990128188U patent/JP2557910Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484104U (ja) | 1992-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |