JPH08133221A - オープンシールによるプッシャー型結束の方法と装置 - Google Patents

オープンシールによるプッシャー型結束の方法と装置

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JPH08133221A
JPH08133221A JP29240194A JP29240194A JPH08133221A JP H08133221 A JPH08133221 A JP H08133221A JP 29240194 A JP29240194 A JP 29240194A JP 29240194 A JP29240194 A JP 29240194A JP H08133221 A JPH08133221 A JP H08133221A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) オープンシールによる結束後の引締帯金の弛みを排除
し、確実結束、円滑結束、効率化結束を達成する自動結
束機を提供する。 【構成】 結束ヘッドの前方に、帯金50のラインに整
列し退去する横方向移動と帯金に接近接触し離反する垂
直方向移動と帯金のラインに沿って前進し後退する前後
方向(縦方向)移動を可能とするガイド板と、このガイ
ド板の3次元方向移動を行わしめる3つのエアシリンダ
ーとを含む折曲げ機構を設けると共に、結束ヘッドのシ
ーリング機構は最後列のノッチャー25の厚み方向の一部
を延長してシール押圧板252 として構成しシール後端上
部を押圧して該シール後端面上部下側によってシーリン
グ作動の終末において余剰帯金を切断すべく作動するご
とく構成し、併せて、シール後端面に接して、セミシー
リングされたシール後端面を帯金引絞りに際して押圧保
持するプッシャー板23を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯金を用いて物品を結
束する全自動結束機による結束方法の改良とその装置の
提供に関し、より詳しくは、オープンシールによるプッ
シャー型結束を行うための方法としその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、帯金を用いて物品を回周し帯
金の重合部をシールのノッチ切込みによって接合し結束
する方法及び装置は、物流界において広く適用され、特
に重梱包分野では極めて適切な手段として汎用されてき
た。しかしながら、結束すべき対象物としての物品の形
態はさまざまな変化と要求を伴い、例えば図7に示すよ
うな、長尺管類や類似の物品を数本纏めて小さめに結束
するなどの結束径(角物等の場合は結束辺の長さ)約40
0 ミリ乃至200 ミリ程度の所謂小径小物結束という事態
もしばしば現実的に発生し、帯金による結束も従来方法
では問題を生ずることとなってきた。
【0003】すなわち、帯金接続具としてのシールは、
一般的に、図3に示すようなシール脚部の開いたオープ
ンシール60及び図5に示すようなシール脚部71が事前に
閉じられたクローズドシール70が多く用いられてきた
が、結束方式の自動化が進む中で、オープンシール60
は、シールマガジン29に、図4に示すように多量に収納
して、自動結束機に対して結束サイクル毎に1個ずつ自
動的に供給することができて、しかもシール補給回数が
少なくてすみ、そのメリットは大きく、最も多く適用さ
れてきた方式であった。ただ、このオープンシール60に
よる結束は、前述した小径小物結束に対しては、図7の
(1)に示すように、従来のオープンシール結束ヘッド
では、被結束物品90を回周した帯金50を引締めるために
帯金50の先端を把持する必要からクランプ機構28を回周
帯金50と被結束物品90との間に介在させる構造となって
おり、そのための高さHが幅Lに亘って必要となり、帯
金結束終了後結束ヘッドを退去せしめた後の結束態様
は、図7の(2)に示すように幅Lに亘って高さHの隙
間を生じ引締帯金全体の弛みとなり、このことは、幅L
が小さいのに対して高さHが大きいことが主原因であ
り、大径結束では幅Lは比較的大きくなり高さHの比率
がLに対して小さくなるもので、帯金50の弛みは緩和さ
れるということであり、加えて、大径結束では引締めた
帯金の全長が大きく、強力引締め後の帯金50の持つ潜在
張力が、前記高さHによる帯金50の弛みを全体的に吸収
回復することも若干の弛み緩和に寄与しているとも考え
られるが、この点小径小物結束においてはその寄与も期
待できないところから、帯金50の弛みがそのまま結束効
果激減につながるものである。
【0004】一方、クローズドシール70による結束は、
図8に示すように、被結束物品90を回周した帯金50の先
端を折曲げてセミクローズドされたシール60”(クロー
ズドシール70に対応)の前端部に繋止して帯金50の後端
を押圧して引絞るように帯金50を引締める(この方式を
プッシャー型結束という)ので、この種結束ヘッドに
は、被結束物品90と物品回周帯金50との間に介在する何
ものも必要としないので、結束後の帯金50の弛みは全く
生じないので確固たる結束が達成できる特徴があり、小
径小物結束に対しても極めて好都合な結束が期待される
ところである。なお、図8は本発明の方法を適用した態
様であり、従来例の説明用として若干の差異があるかも
知れないことを釈明しておく。さて、クローズドシール
70による結束は、前述の結束結果の良好な点に反して図
6に示すように、クローズドシール70をシールマガジン
29に充填収容するときその形態がもたらす欠陥として、
収容量に問題があり、オープンシール60のシールマガジ
ン収容率に比較して約1/10以下と極端に悪く(通常オ
ープンシール60のマガジン収容個数は約300個程度以
上可能であるのに対してクローズドシール70のマガジン
収容個数は前記オープンシールマガジンと同程度のもの
において約30個程度が限度である)、このため、クロー
ズドシール70を用いてプッシャー型結束を行う場合に自
動結束機採用は特別の目的の場合を除いてまれであり、
一般的には、手動による結束工具での結束が多い訳であ
る。このことは、自動結束に対してクローズドシール70
のシールマガジン29への補給回数が頻繁なことから結束
効率が極端に低下することによるものであり、極めて不
利な状況にあった。さらに、クローズドシール70を自動
結束機に適用したとき、シールマガジン29から結束ヘッ
ドのシーリング機構に結束サイクルに合わせて1個ずつ
供給する際に、その形状の不安定さと供給距離の関係か
らガイドが円滑さを欠き、シール供給トラブルが頻発し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、最近急激に
需要を増してきた小径小物結束に対応すべく、小径小物
結束を完全な形で達成するために、クローズドシールに
よる確固たる結束を、自動結束機による効率のよい状態
で、シールの収容能力をオープンシールと同様にして実
施する方向で本発明者の真摯な検討と試行に基づき、オ
ープンシールを結束機の結束サイクルの中でクローズド
レールに変換してプッシャー型結束を行う方法とその装
置を開発し、ここに提供するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するために次のような手段を適用して対処した。す
なわち、オープンシールを用いて、シールマガジンに多
量貯蔵してシール1個ずつを結束ヘッドのシーリング機
構に結束サイクルに合わせて供給し、帯金を前記オープ
ンシールの跨間を経て被結束物品を回周すべく送給して
その先端部分をオープンシールの跨間で重合させ、前記
オープンシールをセミシーリングして前記帯金重合部を
摺動可能に包み込み、物品回周帯金先端部を前記セミシ
ーリングしたシールの先端直近で折曲げ、かくして、ク
ローズドシールによって行われるとほぼ同様のプッシャ
ー型結束(引絞り結束)を行う方法を採用したものであ
る。
【0007】そして、前記方法を実施する装置として、
結束ヘッドの前方に、帯金のラインに整列し退去する横
方向移動と帯金に接近接触し離反する垂直方向移動と帯
金のラインに沿って前進し後退する前後方向(縦方向)
移動を可能とするガイド板と、このガイド板の3次元移
動を行わしめる3つのエアシリンダーとを含む折曲げ機
構を設けると共に、結束ヘッドのシーリング機構は、最
後列のノッチャー25の厚み方向の一部を図21に示すよう
にシール押圧板252 として延長してシール後端上部を押
圧して該シール後端面上部の下側によってシーリング作
動の終末において余剰帯金を切断するべく作動せしめる
構成とし、併せて、シール後端面に接してセミシーリン
グされたシールを帯金引絞りに際して押圧保持するプッ
シャー板を設け、さらに、フェースゲートを前述のガイ
ド板の手前まで短縮して、オープンシールをシールマガ
ジンに多量収容した状態でクローズドシールによる結束
とほぼ同様のプッシャー型引絞り結束を行わしめるごと
く構成したものである。
【0008】
【発明の作用】本発明の作用は、先ず従来のオープンシ
ール型結束ヘッドと同様にシールマガジンに多量のオー
プンシールを貯蔵し、結束ヘッドの結束サイクルに合わ
せて確実円滑にシーリング機構に供給し、帯金を前記オ
ープンシールの跨間を経て被結束物品の周囲に、帯金案
内枠の中を通過して回周(このとき結束ヘッド下面では
フェースゲートのガイドを閉じて帯金ラインに整列さ
せ、折曲げ機構のガイド板と相俟って帯金を円滑確実に
結束ヘッド下面をガイドする)し、帯金先端部分をオー
プンシール跨間で重合させ、帯金先端部が前記ガイド板
の帯金止め部に至ると帯金送給を停止し、シーリング機
構で第1段階としてオープンシールをセミシーリング
(このときフェースゲートのリフターが閉じて帯金を持
上げ確実にサポートする)して帯金重合部を摺動可能
(特に上側帯について)に包み込み、物品回周帯金先端
部を前記セミシーリングしたシールの先端直近で、結束
ヘッド前方に設置した折曲げ機構のガイド板の作動すな
わちこのガイド板の3次元移動を行わしめる3つのエア
シリンダーを相互にシーケンシャルに作動させて、ガイ
ド板の帯金ラインへの整列、帯金への接近接触、帯金ラ
インに沿っての後退、突出によるシール前面での横U字
型折曲げを達成し、かくて、シール後面に設けたプッシ
ャー板によるシール後端面の押圧保持(このステップ辺
りから従来のクローズドシールによるプッシャー型結束
とほぼ同様のはたらきとなる)と、結束ヘッドの帯金送
給引締め機構の引締め作動により、帯金はグリップなし
でシール前端折曲げとシール後端の押圧保持に支えられ
て、セミシーリングされたシールの中の重合帯金の上側
帯が摺動可能に包み込まれていることと相俟って円滑
に、引戻され引絞られて被結束物品を強固に引締める。
かくしてシーリング機構の第2段階としてのシールノッ
チング作動に移り、その終末において、シーリング機構
のノッチャー25に設けたシール押圧板252 によってシー
ル後端上部を押圧し、これによりシール後端面上部下側
で余剰帯金を切断するものであり、かくて結束作動は終
了し、結束ヘッド退去後は、物品回周帯金は強固に引締
められた状態で弛みのない結束が達成され、従来のクロ
ーズドシールによるプッシャー型結束と同等以上の結束
結果を、該クローズドシールによる自動結束には望めな
いシール多量貯蔵による効率化とシールトラブル皆無の
中で達成するものである。
【0009】
【実施例】本発明の方法を適用して実施した小径小物結
束のテスト結果は、それぞれ次のとおりであった。 『テスト1』直径50ミリの鋼パイプ(長さ約3m)を
結束径約310ミリに集約(鋼パイプ30本)した被結
束の束を3箇所において、帯幅19ミリ、帯厚0.7 ミリ
の帯金を用いて、引締力約800kgで結束したものは、
各結束箇所とも結束帯金の弛みは全くなく強固な結束が
得られた。 『テスト2』直径50ミリの鋼パイプ(長さ約3m)を
結束径約250ミリに集約(鋼パイプ19本)した被結
束の束を3箇所において、帯幅19ミリ、帯厚0.7 ミリ
の帯金を用いて、引締力約800kgで結束したものは、
各結束箇所とも結束帯金の弛みはなく良好な結束が得ら
れた。 『テスト3』1辺の長さ200ミリの直方体を、十字型
に2方向から、帯幅16ミリ、帯厚0.6 ミリの帯金を用
いて、引締力約700kgで結束したものは、いずれの方
向とも帯金の弛みはなく強固な結束が得られた。
【0010】以上のテストはいずれも自動結束機の結束
位置に被結束体を手動で整列して行った結果であるが、
テストは実際には更に数多く実施しており、その結果は
すべて良好であったが、ここではそのデータの記載は省
略する。
【0011】さて、本発明の方法を実施するための本発
明の装置(以下単に本装置という)の好適な実施例を、
図面に従って詳しく説明する。図1に、本装置1を装着
した自動結束機40の側面図を示し、図2にその平面図を
示したが、自動結束機40は本装置1の装着の他は従来か
らある型式、構成のものであり、本装置1としては、結
束ヘッド2を一部改良して特にシーリング機構20(ノッ
チャー25にシール押圧板252 の付加)、フェースゲート
(長さの短縮と分割)、プッシャー板23等を改良付加
し、新たに折曲げ機構10を設け、他に従来から組み込ま
れているシールマガジン29などがある。
【0012】折曲げ機構10は、図9にその側面図、図10
に図9のB−B矢視による正面図、図11に図10のC−C
矢視による平面図を示し、さらに図14にはより詳細な正
面部分断面図、図15に図14のD−D矢視による側面断面
図、図16に図14のE−E矢視による側面断面図をそれぞ
れ示したが、この折曲げ機構10は、仮想線で示した結束
ヘッド2およびそのシーリング機構20、シールマガジン
29などに対して、図示の態様で配置されて、ベース19に
よって自動結束機40のフレーム45に取付けられている。
折曲げ機構10は、図14でよく判るように、ベース19の下
方に横行用エアシリンダー12、その下に昇行用エアシリ
ンダー13、最下位に縦行用エアシリンダー14を配し、横
行用エアシリンダー12と昇行用エアシリンダー13はシリ
ンダーボディーによって結合し、前記横行用エアシリン
ダー12はピストンロッド121 を固定してシリンダーボデ
ィーが移行するものであり、昇行用エアシリンダー13と
縦行用エアシリンダー14の結合は、昇降用エアシリンダ
ー13のピストンロッド131 および支持棒132,132、縦行
用エアシリンダー14のシリンダーサポート145 を取付け
て結合し、該シリンダーサポート145 に、ピストンロッ
ド141 を固着して、支持棒142,142で縦行用エアシリン
ダー14のシリンダーボディーを支え、該シリンダーボデ
ィーを帯金ラインP−P側に向けて延長してアーム146
とし、その先端部にガイド板11を帯金ラインP−Pに平
行に取付けている。
【0013】ガイド板11は、その詳細を図12に側面図と
して、また図13に下面図として示したが、取付部115 に
よって前記アーム146 の先端部に直角に、帯金ラインP
−Pに平行に取付けられている。このガイド板11が、そ
の上面113 をもって後記フェースゲート35の従来の先端
部の役割すなわち帯金50の送給時に帯金50のガイドをな
すもので、本装置1におけるフェースゲート35は従来の
ものよりこのガイド板11の介在分だけ短縮したものであ
る。
【0014】ここで、ガイド板11の、帯金50をガイド
し、さらに折曲げる作動について説明しておく。図17に
そのステップを図示しているが、図29に示すガイド板作
動ステップのサイクルタイムチャートと併せて見て行け
ばよく判るように、まずガイド板11が横移動して帯金ラ
インに整列し、上昇して帯金50の送給をガイドする態勢
を整えるものである。このとき、ガイド板11は前進状態
(結束ヘッド2に対しては後退方向位置に相当する)に
ある。かくてフェースゲート35のガイド351 と共働して
帯金50をガイドし被結束物品90(ここでは図示せず)の
周りを回周するものであり、この状態を示すのが図17の
(1)である。このとき帯金50の先端部50’は被結束物
品90を回周した後、ガイド板11の帯金止め部112 で、仮
想線で示すように停止させられる。
【0015】図17の(2)では、帯金50の先端部50’が
停止し、ガイド板11が矢印Qの方向に後退(結束ヘッド
2に対しては、前進方向)し、フェースゲート35の片側
すなわちリフター352 が閉じて整列し、帯金50の重合部
を持上げた状態を示している。図17の(3)では、まず
ガイド板11が矢印R方向に下降して帯金50の先端部50’
を下方にほぼL字型に折曲げるが、この時既にシール60
はセミシーリングされた状態にあり、ガイド板11の下降
に際して先端部50’を支えるので、このシール60の前端
部を起点として折曲げが達成されるものである。
【0016】図17の(4)では、ガイド板11は矢印Sの
方向に前進して帯金先端部50’を充分なL字型に折曲
げ、更に前進して横U字型に完全に折曲げ、先端折曲部
55とするものである。かくしてガイド板11は横移動して
帯金ラインから退去する。このようなガイド板11の帯金
先端部50’折曲げ作動は、横行用エアシリンダー12、昇
行用エアシリンダー13、縦行用エアシリンダー14のシー
ケンシャル作動に基づき3次元移動を行い、巧妙に帯金
50の先端部50’を横U字型に折曲げて先端折曲部55と
し、爾後の一連の帯金50引絞り引締め、シールノッチ切
込みなどの作動に導く大きなポイントの役割を果たすも
のである。
【0017】シーリング機構20は、図18に側面断面図、
図19に図18のF−F矢視による正面図として示したが、
説明の都合上、従来のシーリング機構20’を図23に示
し、この図23に対応する形で本装置1としてのシーリン
グ機構20を示してその差異を参照して戴くことにした
が、本シーリング機構20は、従来のシーリング機構20’
とほぼ同様ではあるが、ただ、ノッチャー24の最後列の
ものを25として、これを図21及び図22に示したように、
従来と同様のノッチャー24(図22参照)と、これを一部
改良したノッチャー25すなわち、その厚みの一部を延長
してシール押圧板252 を設けたものとに区分したことで
ある。このことによって、図20に示すシーリング機構20
の作動ステップ説明図で判るように、シーリング作動の
最終段階(シールノッチ切込み作動)の終末において、
シール60の後端部上面を前記シール押圧板252 によって
押圧し、従ってシール60の後端面上部下側の鋭利な端面
を一種のカッターとして、帯金50の余剰部を切断するも
ので、従来のカッターは排除されるものである。
【0018】図20に示したシーリング機構20の作動ステ
ップ説明図を引用してその作動ステップをごく簡潔に説
明すると、図20の(1)ではシール60が供給されて帯金
50が送給され、帯金50が重合状態にあることを示し、こ
れはオープンシール60による従来の方法と全く同様であ
る。図20の(2)に示す状態でシール60はセミシーリン
グされて、ここで従来のクローズドシール70とほぼ同様
の態様で帯金50の先端部50’が折曲げられ、この先端折
曲部55によって帯金50は先端部50’のグリンプなしで引
絞り引締めが行われる訳で、このとき、帯金50の上側帯
は、セミシーリングされたシール60の中で摺動可能であ
り帯金50の引締作動は円滑に実施される。図20の(3)
に示す態様は、シール60を最終的にシーリングしてシー
ル60にノッチ切込みを行った状態であり、このとき、前
述のノッチャー25のシール押圧板252 がシール60の後端
部上面を押圧して、シール60後端面上部下側で余剰帯金
50を切断するものであるが、この点は残念乍ら図示され
ていない。
【0019】フェースゲート35は、図25にその平面図、
図26に図25のG−G矢視による側面部分断面図、図27に
図25のH−H矢視による背面図、図28に図25のJ−J矢
視による正面図として示したが、ガイド351 及びリフタ
ー352 として、従来のものを2分割し、そして長さを従
来のものより短縮した。その理由は、分割については一
方をガイド351 として従来のものと同様に帯金50のガイ
ドを果たし、一方のリフター352 はその先端部355 を突
起状としてシール60のセミシーリング作動時に帯金重合
部をシーリング機構20の下側で持上げ支持するものであ
るが、この先端部355 をセミシーリング時のみ突出させ
る機構を採用すれば分割は必ずしも必要ではなく1本物
とすることが可能であるが本実施例では敢えて2分割方
式を採った。つまり、帯金送給時にはリフター352 を退
去させて送給の障害(特に帯金50の先端部50’がガイド
板11に至るための先端分離の際の障害)を避けるために
送給時退去の形をとった。一方、長さの短縮の点につい
ては、申すまでもなく折曲げ機構10のガイド板11が介在
する訳で、このガイド板11の部分はその上面部113で機
能するから、このガイド板11の長さ分だけ短縮したもの
である。また図27に示すように、帯金送給時はロータリ
ーアクチェーター353 によってガイド351 を帯金ライン
に整列させ、図28の仮想線で示すように帯金50の送給が
終った時点でガイド351 が開いて退去し(この退去は後
述のリフター352 と一緒に退去させても差支えない)、
逆にリフター352 が閉じて整列し、セミシーリング完了
後リフター352 は開いて退去するものである。
【0020】本装置1の作動については、図29に示す折
曲げ機構10を主体とする作動ステップタイミングチャー
トによって、帯金50の先端部50’の折曲げ作動について
明記しているが、全体的な作動については、
【発明の作用】の項において説明しており、また個々の
構成要素の作動態様についてもそれぞれ各項目毎に詳し
く説明をしてきたところであり、ここでは省略すること
とした。
【0021】
【発明の効果】本発明の実施により、最近頓に需要が増
大した小径小物結束に対する自動化の要望(従来は半自
動結束または手動結束が多かった)に応え、結束後の帯
金の弛みによる結束不適合を防止し、しかも従来のオー
プンシールを用いてシールマガジンに多量に収容するこ
とによる結束効率の向上と、従来のクローズドシールに
よるプッシャー型結束と同様の確固たる結束を完結しな
がら、クローズドシールによるシール供給トラブル皆無
の円滑な結束を行うことが可能となり、小径小物結束の
前途に大きな光明を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を装着した自動結束機の側面図で
ある。
【図2】図1のA−A矢視による平面図である。
【図3】オープンシールの斜視図である。
【図4】オープンシールをシールマガジンに収容した正
面略図である。
【図5】クローズドシールの斜視図である。
【図6】クローズドシールをシールマガジンに収容した
正面略図である。
【図7】従来例による小径小物結束におけるオープンシ
ールによる結束態様略図である。
【図8】本発明実施例による小径小物結束におけるシー
ル接続態様を示す略図である。
【図9】本発明の折曲げ機構を主体とする装置の結束ヘ
ッドとの関係配置略図である。
【図10】図9のB−B矢視による正面図である。
【図11】図10のC−C矢視による平面図である。
【図12】ガイド板の側面図である。
【図13】ガイド板の下面図である。
【図14】折曲げ機構の正面部分断面図である。
【図15】図14のD−D矢視による側面断面図である。
【図16】図14のE−E矢視による側面断面図である。
【図17】ガイド板の作動ステップを示す説明図である。
【図18】シーリング機構の側面断面図である。
【図19】図18のF−F矢視による正面部分図である。
【図20】シーリング機構の作動ステップを示す略図であ
る。
【図21】最後列のノッチャーの正面図及び側面断面図で
ある。
【図22】通常のノッチャーの正面図及び側面断面図であ
る。
【図23】従来のオープンシール用シーリング機構の側面
断面図である。
【図24】図23に対応した本発明のそれの実施態様による
シーリング機構の側面断面図である。
【図25】フェースゲートの平面図である。
【図26】図25のG−G矢視による側面部分断面図であ
る。
【図27】図25のH−H矢視による背面図である。
【図28】図25のJ−J矢視による正面図である。
【図29】ガイド板作動ステップのサイクルタイムチャー
トである。
【符号の説明】 1 本装置 2 結束ヘッド 5
帯金案内枠 10 折曲げ機構 11 ガイド板 11
1 先端部 112 帯金止め部 113 上面部 11
5 取付部 12 横行用エアシリンタ゛ー 121 ピストンロッド 13
昇行用エアシリンタ゛ー 131 ピストンロッド 132 支持棒 14
縦行用エアシリンタ゛ー 141 ピストンロッド 142 支持棒 14
5 シリンダーサポート 146 アーム 20 シーリング機構 23
プッシャー板 24 ノッチャー 241 刃部 25
ノッチャー 251 刃部 252 シール押圧板 26
ジョー 30 帯金送給引締機構 35 フェースゲート 35
1 ガイド 352 リフター 353 ロータリーアクチェーター 35
4 ロータリーアクチェーター 355 先端部 40 自動結束機 50
帯金 55 先端折曲部 60 オープンシール 61
脚部 62 跨間 70 クローズドシール 71
脚部 90 被結束物品。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯金を用いて被結束物品を全自動的に結
    束する方法において、オープンシールを用いて、シール
    マガジンに多量貯蔵してシール1個ずつを結束ヘッドの
    シーリング機構に結束サイクルに合わせて供給し、帯金
    を前記オープンシールの跨間を経て被結束物品を回周す
    べく送給してその先端部分をオープンシール跨間で重合
    させ、前記オープンシールをセミシーリングして前記帯
    金重合部を摺動可能に包み込み、物品回周帯金先端部を
    前記セミシーリングしたシールの先端直近で折曲げ、か
    くして、クローズドシールによって行われるとほぼ同様
    のプッシャー型結束(引絞り結束)を行うことを特徴と
    するオープンシールによるプッシャー型結束の方法。
  2. 【請求項2】 帯金を用いて被結束物品を全自動的に結
    束する装置において、結束ヘッドの前方に、帯金のライ
    ンに整列し退去する横方向移動と帯金に接近接触し離反
    する垂直方向移動と帯金のラインに沿って前進し後退す
    る前後方向移動を可能とするガイド板と、このガイド板
    の3次元移動を行なわしめる3つのエアシリンダーとを
    含む折曲げ機構を設けると共に、結束ヘッドのシーリン
    グ機構は最後列のノッチャー25の厚み方向の一部を図21
    に示すようにシール押圧板252として延長しシール後端
    上部を押圧し該シール後端面上部下側によってシーリン
    グ作動の終末において余剰帯金を切断すべく作動するご
    とく構成し、併せて、シール後端面に接して、セミシー
    リングされたシールを帯金引絞りに際して押圧保持する
    プッシャー板を設け、さらに、フェースゲートを前記ガ
    イド板の手前まで短縮して、オープンシールをシールマ
    ガジンに多量に収納した状態でクローズドシールによる
    結束とほぼ同様のプッシャー型引絞り結束を行うごとく
    構成したことを特徴とするオープンシールによるプッシ
    ャー型結束を行う装置。
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