JP3346879B2 - 結束装置における被結束体の位置決め具 - Google Patents

結束装置における被結束体の位置決め具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばモータ鉄心か
らループ状に突き出たコイルに結束バンドを巻き付けて
結束するときに用いられる結束装置における被結束体の
位置決め具に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−102522号公報に記載さ
れた結束装置を図15に示してある。この結束装置にお
いては、基台100に、揺動可能な第1ガイド体110
と、第2ガイド体120と、揺動可能な引張具130と
が取り付けられている。この結束装置において、図中二
点鎖線aで示す位置に第1ガイド体110が揺動してい
るときに基台100側から結束バンド(不図示)が給送
されると、結束バンドのヘッド部が基台100の定位置
に位置決めされると共に、結束バンドの帯状片が第1ガ
イド体110と第2ガイド体120との共働によりルー
プ状に変形されてその帯状片の先端部が上記ヘッド部に
臨み、次に、第1ガイド体110が一点鎖線bで示す位
置まで揺動することによってその第1ガイド体110が
上記帯状片の中間部を第2ガイド体120側に押してそ
の帯状片を上記ヘッド部の帯状片挿通孔に挿通させるよ
うになっている。そして、ヘッド部に挿通された帯状片
の先端部が引張具130のチャック機構131により保
持されると、その引張具130が矢印Dのように揺動し
て帯状片を下方に引っ張るようになっている。図中、1
40はチャック解除機構、150は第1ガイド体110
の動作機構である。
【0003】このような結束装置において、たとえば電
線束などの被結束体Mを第1ガイド体110と第2ガイ
ド体120と基台100とで囲まれる空間に挿入してお
くと、第1ガイド体110、第2ガイド体120、引張
具130などによる一連の動作によって被結束体Mが結
束バンドで結束される。
【0004】しかしながら、上記した結束装置を用いて
結束することのできる被結束体Mは、第1ガイド体11
0と第2ガイド体120と基台100との間の空間に自
由に出し入れすることのできる形状のものに限られる。
そのため、たとえば図14に示したような筒形のモータ
鉄心210からループ状に突き出たコイル220のよう
に、モータ鉄心210がじゃまになって第2ガイド体1
20と基台100との間の空間に出し入れすることがで
きないような被結束体Mに対しては結束工程を行うこと
ができない。
【0005】また、上記した結束装置では、引張具13
0が結束バンドの帯状片を引っ張って結束バンドを引き
締めるときに、結束バンドにより引っ張られた被結束体
Mが基台100の上に押し付けられることによってはじ
めて弛みのない結束が行われるようになっているので、
弛みのない確実な結束を行うことできる被結束体として
は、第1ガイド体110と第2ガイド体120と基台1
00とで囲まれた空間の中で自由に動き得るものである
ことが要求される。このため、図14のコイル220の
ようにモータ鉄心210がじゃまになって第1ガイド体
110と第2ガイド体120と基台100とで囲まれた
空間の中で自由に動くことのできないような被結束体に
対しては弛みのない結束を行いにくい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明者
は、被結束体を定位置に固定したままその結束体を動か
さずに結束バンドによる結束を行うことが可能な結束装
置の製作を試みた。この結束装置においては、定位置に
固定された被結束体を結束バンドの帯状片で取り囲んだ
後、結束バンドのヘッド部とそのヘッド部の挿通孔に挿
通された帯状片とを相対的にスライドさせて引き締める
という方式を採用しており、この方式を採用したことに
よって被結束体を定位置に固定したまま結束を行うこと
が可能になった。
【0007】ところで、本願発明者が製作を試みた上記
方式の結束装置においては、被結束体を定位置に固定す
る機構としてどのような機構を採用しているかが、円滑
な結束工程を行わせ得るか否かに影響する。すなわち、
結束工程を円滑に行わせるためには、被結束体のところ
に給送されてきた結束バンドの帯状片で、定位置に固定
された被結束体をうまく取り巻く必要があり、その取り
巻きをうまく行うことができないと、その後の引締めな
どの工程を行うことができなくなる。
【0008】本発明はこのような事情の下でなされたも
のであり、図14のコイル220のように、鉄心210
がじゃまになるために冒頭で説明した結束装置では結束
することのできなかったような被結束体を確実に定位置
に固定することができ、しかも定位置に固定された被結
束体の開口部に結束バンドの帯状片をうまく導いてその
帯状片により被結束体をうまく取り巻かせることのでき
る結束装置における被結束体の位置決め具を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る結束装置における被結束体の位置決め具は、ヘッド部
とこのヘッド部に挿通されて係着される帯状片とを備え
た結束バンドの上記帯状片を被結束体に具備された開口
部に挿通した後、被結束体を取り巻いた上記帯状片を上
記ヘッド部に挿通して係着させることにより被結束体を
結束する結束装置における被結束体の位置決め具であっ
て、被結束体をその開口部を利用して挿入可能でかつ挿
入された被結束体を支持するアームに、結束バンドの帯
状片を案内して上記アームに挿入されている被結束体の
開口部に導入する凹溝が設けられていると共に、アーム
に挿入された被結束体に当たってこの被結束体の挿入位
置を規制するストッパが設けられているというものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明による結束装置における被
結束体の位置決め具を用いて、たとえば図14に示した
コイル220でなる被結束体Mを定位置に固定するとき
の作用を説明する。被結束体Mの開口部230を利用し
てアームに被結束体Mを所定位置まで挿入すると、アー
ムによって被結束体が定位置で支持される。このように
被結束体Mがアームに支持された状態では、アームに設
けられている凹溝によって、被結束体Mの開口部230
に結束バンドの帯状片を導き入れる通路が確保されてい
る。したがって、結束バンドの帯状片の先端部を何らか
の方法でアームの凹溝に押し込むと、その凹溝により案
内された帯状片が被結束体の開口部に自然に挿通され
る。
【0011】また、被結束体がストッパに当たることに
よってアームに対する被結束体の挿入位置が規制されて
アームに挿入した被結束体の挿入位置が定位置になる。
【0012】
【実施例】図1に請求項1に記載した発明の実施例によ
る位置決め具4を取り付けた結束装置の一例を概略的に
示してある。同図に示すように、位置決め具4は、基台
2から水平に突設されたアーム41と、このアーム41
の基部に垂直に突設された杆体でなるストッパ43とを
有する。そして、アーム41の下面側には長手方向に延
びる凹溝42が備わっている。この構成の位置決め具4
において、被結束体Mが図14に示したループ状のコイ
ル220である場合には、図6のように、鉄心210か
らループ状に突き出たコイル220をコイル220に形
成されている開口部230を利用してアーム41に挿入
し、かつ鉄心210をストッパ43に押し付けておくこ
とによって、コイル220でなる被結束体Mがアーム4
1によって定位置で吊持状に支持されて固定される。こ
のように被結束体Mがアーム41に支持された状態で
は、アーム41の凹溝42によって、被結束体Mの開口
部230に後述する結束バンド1の帯状片12を導き入
れる通路が確保される。
【0013】次に、上記の位置決め具4を取り付けた結
束装置を説明する。図2および図3に結束バンド1を示
し、図4および図5にこの結束装置に用いられている可
動レバー体3などを、さらに図6〜図13に上記結束装
置の作用と要部の構造を説明的に示してある。
【0014】図2のように、結束バンド1は、互いに平
行な一対の合成樹脂製の帯状ストリップ18,18を介
し等間隔に連なっており、それぞれの結束バンド1とス
トリップ18,18とは切断箇所となるタブ19,19
を介して連設されている。また、図3のように、結束バ
ンド1はヘッド部11とこのヘッド部11に連なった帯
状片12とを備えている。ヘッド部11には帯状片挿通
孔14とこの挿通孔14内に突出した爪片15が設けら
れているのに対し、帯状片12の片面が鋸歯状の凹凸面
となされており、帯状片12をループ状に変形させてヘ
ッド部11の挿通孔14に挿通させると、上記爪片15
が帯状片12の凹凸面に任意の位置で係合し、その係合
によって帯状片12を挿通孔14から引き抜けなくなる
ようになっている。
【0015】図6〜図13に示した結束装置の説明図に
示されているように、基台2には案内通路21が具備さ
れており、この案内通路21に、図2で説明したストリ
ップ18,18から切り離された結束バンド1が一つず
つ送り込まれる。
【0016】基台2には可動レバー体3が取り付けられ
ている。この可動レバー体3は、図4および図5に説明
的に示した横軸31を介して固定側部材(不図示)に上
下揺動自在に取り付けられており、図示していないエア
シリンダなどの押引機構やリンク機構などの動作を介
し、横軸31の周りで、後述する第1位置と第2位置と
の間で上下に往復揺動できるようになっている。この可
動レバー体3は、溝部32とこの溝部32に設けられた
通孔33とを有している。図4や図5、あるいは図6な
どに示してあるように、溝部32には上り勾配の傾斜面
34が連設されていると共に、溝部32と傾斜面34と
の連設箇所に段付部35,35が設けられている。そし
て、結束バンド1のヘッド部11が溝部32に送り込ま
れたときには、溝部32に収容されたヘッド部11が上
記段付部35,35に当たって位置決め状態で保持さ
れ、しかもヘッド部11の挿通孔14に上記通孔33が
連通されるようになっている。ここで、可動レバー体3
の第1位置は、上記溝部32が基台2の案内通路21の
終部22に連続する位置であり、第1位置にある可動レ
バー体3が図1や図6〜図10などに示されている。ま
た、可動レバー体3の第2位置は、第1位置よりも位置
決め機構4に近い位置であり、第2位置にある可動レバ
ー体3が図11および図12に示されている。
【0017】図1のように、基台2から突設されたブラ
ケット23に横軸24により第1ガイド体5が上下揺動
自在に取り付けられている。この第1ガイド体5は湾曲
した案内通路51を有している。また、第1ガイド体5
は図示していないエアシリンダなどの押引機構やリンク
機構などの動作を介して次に説明する第1位置と第2位
置との間で上下に往復揺動できるようになっている。す
なわち、第1位置は図7や図8に示した位置であり、こ
の第1位置では第1ガイド体5が少し立上った状態にな
る。第2位置は図9に示した位置であり、第1位置より
も後述する第2ガイド体6に近寄った位置である。
【0018】基台2に第2ガイド体6が内蔵されてい
る。この第2ガイド体6は湾曲した案内通路61を有し
ていると共に、エアシリンダ62の押引動作によって出
退される構成になっている。すなわち、第2ガイド体6
は、上記可動レバー体3が第1位置から第2位置に向け
て往動するときにはその往動を阻害しない位置に後退さ
れ、可動レバー体3が第2位置から第1位置に復動した
後には、結束バンド1の帯状片12を案内するという作
用を行い得る位置、すなわち可動レバー体3の上に重な
り合う位置まで前進される。
【0019】第1ガイド体5と第2ガイド体6とは、第
1ガイド体5が第1位置や第2位置にあるときに相対向
した状態になる。このため、第1ガイド体5が第1位置
にあり、しかも第2ガイド体6が第1位置にある可動レ
バー体3の上に重なり合う位置まで前進されていると、
基台2の案内通路21を給送されてきた結束バンド1の
帯状片12が可動レバー体3の溝部32の外方へ押し出
されてきたときに、第1ガイド体5の案内通路51がそ
の帯状片12をループ状に変形させながらアーム41の
凹溝42に導き、そのアーム41により定位置に固定さ
れている被結束体Mの周囲に帯状片12を回し込んだ
後、その帯状片12の先端部13を第2ガイド体6の案
内通路61を介して可動レバー体3の溝部32に保持さ
れているヘッド部11の挿通孔14に臨ませる(図8参
照)。そして、第1ガイド体5が第1位置から第2位置
に往動すると、帯状片12の中間部が第2ガイド体6側
に押されるので、帯状片12の先端部13は第2ガイド
体6により案内されて可動レバー体3の溝部32に保持
されているヘッド部11の挿通孔14やその溝部32の
通孔33に挿通される(図9参照)。
【0020】基台2には引張具7が設けられている。こ
の引張具7は、横軸71を中心として上下揺動される揺
動アーム72と、この揺動アーム72の先端部に設けら
れたチャック機構73とを備えており、図示していない
エアシリンダやリンク機構の動作によって可動レバー体
3の第1位置に近い帯状片受取位置(図8〜図10の位
置)と、可動レバー体3の第1位置から遠ざかった帯状
片引張位置(図6、図7、図11〜図13の位置)との
間で往復揺動される。なお、チャック機構73は、固定
片74と常時固定片74側にばね付勢された可動片75
とを備えており、固定片74と可動片75との間に結束
バンド1の帯状片12の先端部13が差し込まれると、
自動的にその先端部13を保持する機能を有している。
【0021】図4および図5のように、可動レバー体3
にはカッタ機構8が取り付けられている。このカッタ機
構8は、エアシリンダ81と、エアシリンダ81のロッ
ド82の押引運動を直角方向の押引運動に変換するリン
ク機構83と、このリンク機構83の作用端に連結され
たカッタ84とを備えており、エアシリンダ81の動作
によってカッタ84の刃先85が可動レバー体3の下面
に沿って通孔33の出口側を横切って動くようになって
いる。
【0022】以上のように構成された結束装置の作用を
図6〜図13、および図14を参照して説明する。
【0023】図14に示した鉄心210からループ状に
突き出たコイル220に具備されている開口部230を
利用して、まず、図6の矢印Bのようにコイル220で
なる被結束体Mをアーム41に挿入して鉄心210をス
トッパ43に押し付ける。このようにすると、被結束体
Mがアーム41によって吊持状に支持され、同時に定位
置に固定される。この後、図7の矢印X1のように、今
まで待機位置にあった第1ガイド体5が第1位置まで往
動するとその案内通路51が少し立ち上がる一方、矢印
Y1のように第2ガイド体6が前進するとその第2ガイ
ド体6が第1位置にある可動レバー体3の上に重ね合わ
さる。次に、図示していない結束バンド給送機構が動作
すると、基台2の案内通路21に送り込まれている結束
バンド1が図8のようにヘッド部11を後方にして案内
通路21を矢印Z1のように送られ、この送りによっ
て、ヘッド部11が案内通路21の終部22を経て可動
レバー体3の溝部32に受け入れられ、それに伴って帯
状片12が可動レバー体3の傾斜面34を経て溝部32
の外方へ押し出される。このようにして帯状片12が溝
部32の外方へ押し出されてくると、第1ガイド体5の
案内通路51がその帯状片12を無理なくループ状に変
形させながらアーム41の凹溝42に導くので、帯状片
12が被結束体Mとしてのコイル220の開口部230
に自然に挿通されていく。これにより、帯状片12が、
アーム41により定位置に固定されている被結束体Mの
周囲に回し込まれた後、帯状片12の先端部13が第2
ガイド体6の案内通路61に当り、その案内通路61に
より図中下向きに案内されて可動レバー体3の溝部32
で位置決め状態で保持されているヘッド部11の挿通孔
14に臨まされる。次に、図9の矢印X2のように、第
1ガイド体5が第1位置から第2位置に往動すると、第
1ガイド体5の案内通路51に倣っている帯状片12の
中間部が第2ガイド体6側に押されるので、帯状片12
の先端部13は第2ガイド体6により案内されて可動レ
バー体3の溝部32に保持されているヘッド部11の挿
通孔14やその溝部32の通孔33に挿通される。この
ようにしてヘッド部11に帯状片12が挿通されるとき
のタイミングに合わせて、引張具7の揺動アーム7が可
動レバー体3の第1位置に近い帯状片受取位置に移動し
て待機している。このため、ヘッド部11に挿通された
帯状片12の先端部13は、引張具7のチャック機構7
3の固定片74と可動片75との間に差し込まれてその
チャック機構73により保持される。この後、第1ガイ
ド体5は図10の矢印X3のように第1位置を経て待機
位置まで復動し、また、第2ガイド体6は矢印Y2のよ
うに可動レバー体3と重なり合わない位置まで後退す
る。
【0024】この後、図11の矢印L1のように可動レ
バー体3が第1位置から第2位置まで往動し、それとタ
イミングを合わせて引張具7の揺動アーム72が矢印N
1のように帯状片引張位置まで揺動する。このような可
動レバー体3と引張具7との引締め動作により、結束バ
ンド1のヘッド部11とヘッド部11の挿通孔14に挿
通されている帯状片12とが相対的にスライドして被結
束体Mを取り巻いている帯状片12のループの半径が小
さくなり、図11のように被結束体Mが定位置に固定さ
れたまま結束バンド1によって結束される。なお、図1
1では、結束状態の理解を助けるために被結束体Mを結
束バンド1が緩く結束した状態を示してあるけれども、
可動レバー体3の第2位置を図示よりもさらにアーム4
1に近い位置に定めておくことによって、被結束体Mを
結束バンド1で強く締めつけるようにすることが容易に
可能である。
【0025】こうして被結束体Mが結束バンド1で結束
された後、図12のようにカッタ機構8のエアシリンダ
8が動作してカッタ84で帯状片12の余剰部分12a
が切断される。この余剰部分12はその後に引張具7の
チャック機構73から取り外されて回収される。
【0026】以上説明した一連の結束工程が終了する
と、図9のように可動レバー体3が第1位置まで復動し
て次回の結束工程に備えられる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載した発明による結束装置
における被結束体の位置決め具によると、被結束体がア
ームに支持された状態では、アームに設けられている凹
溝によって、被結束体の開口部に結束バンドの帯状片を
導き入れる通路が確保されるので、結束バンドの帯状片
の先端部を何らかの方法でアームの凹溝に押し込むこと
によりその凹溝により案内された帯状片が被結束体の開
口部に自然に挿通される。したがって、本発明の位置決
め具を結束装置に用いると、被結束体を定位置に支持し
得るというだけでなく、被結束体を定位置に固定したま
ま結束する工程を円滑に行うことができるようになると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の実施例による位置決
め具を取り付けた結束装置の一例を概略的に示した斜視
図である。
【図2】結束バンドの平面図である。
【図3】結束バンドの断面図である。
【図4】可動レバー体などを示す平面図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【図6】結束初期段階で被結束体を定位置に固定した状
態を示す作用説明図である。
【図7】結束初期段階の作用説明図である。
【図8】結束中間段階の作用説明図である。
【図9】別の結束中間段階の作用説明図である。
【図10】さらに別の結束中間段階の作用説明図であ
る。
【図11】結束最終段階の作用説明図である。
【図12】別の結束最終段階の作用説明図である。
【図13】さらに別の結束最終段階の作用説明図であ
る。
【図14】被結束体としてのコイルを示す説明図であ
る。
【図15】従来より知られていた結束装置の概略側面図
である。
【符号の説明】
M 被結束体 1 結束バンド 4 位置決め具 11 ヘッド部 12 帯状片 41,44 アーム 42,45 凹溝 43 ストッパ 230 被結束体の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 27/06 B65B 13/00 - 13/18 F16B 2/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部とこのヘッド部に挿通されて係
    着される帯状片とを備えた結束バンドの上記帯状片を被
    結束体に具備された開口部に挿通した後、被結束体を取
    り巻いた上記帯状片を上記ヘッド部に挿通して係着させ
    ることにより被結束体を結束する結束装置における被結
    束体の位置決め具であって、 被結束体をその開口部を利用して挿入可能でかつ挿入さ
    れた被結束体を支持するアームに、結束バンドの帯状片
    を案内して上記アームに挿入されている被結束体の開口
    部に導入する凹溝が設けられていると共に、アームに挿
    入された被結束体に当たってこの被結束体の挿入位置を
    規制するストッパが設けられていることを特徴とする結
    束装置における被結束体の位置決め具。
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