JPH06349591A - 導電床用除電ローラーと除電装置 - Google Patents

導電床用除電ローラーと除電装置

Info

Publication number
JPH06349591A
JPH06349591A JP15792193A JP15792193A JPH06349591A JP H06349591 A JPH06349591 A JP H06349591A JP 15792193 A JP15792193 A JP 15792193A JP 15792193 A JP15792193 A JP 15792193A JP H06349591 A JPH06349591 A JP H06349591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
conductive
floor
caster
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15792193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sagara
信治 相良
Hiroshi Kishida
博史 岸田
Koji Kawahara
幸司 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd, Fukoku KK filed Critical Fukoku Co Ltd
Priority to JP15792193A priority Critical patent/JPH06349591A/ja
Publication of JPH06349591A publication Critical patent/JPH06349591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラー接地面の剥離による帯電や床の汚れ
を発生させず、且つスパークを発生させない適度な導電
性を有し、台車の静電気を効果的に除電することのでき
るローラーを提供する。 【構成】 台車AとキャスターBに挟まれたキャスター
用連結部材10に、スプリング20が取り付けられてい
る。スプリング20にスプリング用連結部材31を介し
てローラー支持体30が取り付けられている。ローラー
支持体30に回転可能に支持された導電床用除電ローラ
ーCは、スプリング20により所定圧で導電床面に接地
されるようになっている。さらに、ローラー支持体31
に支持された導電床用除電ローラーCは、体積電気抵抗
率が105 〜1010Ω・cmに調整された部材で作られ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台車等に帯電した静電
気の除電に関するものであり、特に、簡単に除電対策が
施せるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年の高度IC技術の発達で、殆どあら
ゆる種類の機械及び機器類の心臓部にICが広く使用さ
れている。ICは極微弱な電気により機能するが、その
一方で静電気等の影響を強く受けやすいと言われてい
る。例えば、IC工場等では静電気によりICが破損す
る恐れが十分にあり、導電床等の静電対策を施したクリ
ーンルームで製造が行われている。また、一部医療部門
でも、静電気による着菌、高濃度の引火性気体雰囲気中
での医療行為中の静電気によるスパーク、高精度機器類
の静電気による誤動作等の、静電気に起因する重大事故
の危険性が指摘されている。
【0003】従来、このような静電気の発生を特に嫌う
場所では、床材に導電性部材を使用したり、着衣に非帯
電性の性質を有した繊維を使用する等して、極力静電気
の発生による障害を未然に防ぐ努力がなされてきた。従
って、このような場所で使用される機器類や道具類等
も、十分にその静電気対策が要求され、キャスター付き
の運搬用台車にも静電気対策が求められるようになって
きた。台車のキャスターのローラーには、以前は導電性
を有するカーボンブラックを添加したゴム製のものが使
用されてきた。しかし、最近では、特にクリーンルーム
等の汚れを嫌う環境では、床面上に黒色ゴム製のローラ
ーの痕が黒く着いて汚れる等の理由で、ナイロンやポリ
ウレタン製の白色のローラーが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以前より使用されてい
るカーボンブラックを添加した黒色のゴム製ローラーを
使用したキャスターでは、カーボンブラックが導電性で
あるため除電効果は認められるが、帯電した静電気を一
度に逃がすためスパークが発生し易いという問題があっ
た。さらに、前記のように、最近の汚れを嫌う環境では
床面をカーボンブラックの黒色で汚すという問題も指摘
されていた。一方、上記黒色のゴムに替わって使用され
ているナイロンやポリウレタン製の床面上の汚れの目立
たない白色のローラーでは、床面を黒色に汚す心配はな
いが、電気抵抗が一般に高く除電効果が認められないば
かりか、床材との剥離帯電で逆に台車の帯電量が増加す
るという問題があった。
【0005】さらに、本出願人は台車等の効果的な静電
対策を行なうべく、台車の静電気の発生要因の究明に取
り組んだ。台車等に帯電する静電気には、例えば、台車
に積み込まれるものが既に持っているか若しくは発生さ
せる静電気、又は台車の移動用に取り付けられるキャス
ター部分で発生する静電気等がある。特に、このキャス
ター部分で発生する静電気は、キャスターのローラーが
床上を回転するときに、ローラー表面に発生する、いわ
ゆる剥離帯電であることが分かった。
【0006】そこで、本発明は上記問題点を踏まえて、
制電性(スパークを発生させない適度な導電性)を有す
るとともに、剥離による帯電や床の汚れを発生させず
に、効果的に台車の静電気を除電するローラーを提供す
ることを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、静電気を嫌う場所で使用される運搬用台車の底部
に導電性支持体を介して回転可能に取り付けて、運搬用
台車に帯電した静電気を導電床に流すようにしたローラ
ーであって、ローラーを体積電気抵抗率が105 〜10
10Ω・cmの範囲内の部材により形成した。さらに、ロ
ーラーは、ゴムや樹脂に銀、ニッケル等の非黒色系の導
電性金属粉や導電性繊維、または金属イオン等を混入し
て形成されている。また、ローラーが体積電気抵抗率が
105 〜1010Ω・cmの範囲内の部材により形成さ
れ、導電性のローラー支持体が導電性スプリングを介し
て台車のキャスターに取り付けられ、前記導電性スプリ
ングでローラー支持体に設けられたローラーが所定圧内
で接地面に押しつけられ直接台車の荷重を受けない構造
である。
【0008】ローラーを体積電気抵抗率105 〜1010
Ω・cmの範囲内の部材により形成したのは、体積電気
抵抗率が105 Ω・cm未満では電気抵抗が低く、帯電
した静電気が一度に流れて、いわゆるスパーク現象が発
生し易いためである。また、体積電気抵抗率が1010Ω
・cmより大きいと、体積電気抵抗率が高いために帯電
した静電気が効果的に流れずに、除電機能が低くなるか
らである。つまり、体積電気抵抗率を105 〜1010Ω
・cmの範囲内にすることにより、台車に帯電した静電
気を除々にスパークを起こさずに導電床に逃がすことが
できる。
【0009】体積電気抵抗率が105 〜1010Ω・cm
の範囲内の部材としては、例えば銀、ニッケル等の非黒
色系の導電性金属粉や導電性繊維、または金属イオン等
を添加して電気抵抗を上記範囲内に調製した熱可塑性樹
脂やゴム等を使用することができる。導電性のカーボン
ブラックを添加して電気抵抗を上記範囲内に調製するこ
ともできるが、本発明では剥離によるカーボンブラック
の黒色の汚れの発生を避けるためにカーボンブラックを
使用しなかった。本発明では、成型性、衝撃吸収性、弾
力性等の理由により、体積電気抵抗率が105 〜1010
Ω・cmの範囲内に調製されたゴムを使用した。
【0010】さらに、本発明で導電性支持体により回転
可能なローラーとしたのは、帯状のものを接地させなが
ら帯電した静電気を逃がすことも可能ではあるが、この
導電床上を引きずる帯状のものの欠点である、接地面積
が充分に得られないこと、床上の塵を拾い集めることに
よる除電効果の低下を防ぐため、及び、それ自体摩耗し
て粉塵となりにくくするためである。また、本発明で
は、上記体積電気抵抗率が105 〜1010Ω・cmの範
囲内である部材を台車のキャスターに取り付けて伴走さ
せる除電ローラーとしたのは、キャスターのローラー自
体に本発明に係るローラーを用いることも可能だが、運
搬時における台車のキャスターにかかる荷重によるロー
ラーの摩耗や破損を極力防ぐためである。これにより、
接地面積を大きくとれる柔らかいゴム材を使用しても、
除電ローラー自体の耐用寿命を延ばすことかできる。
尚、ローラーは円柱状をイメージするが、接地して床と
のスリップを生じない回転体であれば円柱状ではなく、
例えば、球状であっても良く、特に限定するものではな
い。
【0011】
【作用】本発明では、ローラーは体積電気抵抗率105
〜1010Ω・cmの範囲内の部材を使用して作られてい
るため、ローラーに帯電した静電気をスパークを起こさ
ずに除々に、導電床上に逃がす制電機能を付与すること
ができる。また、体積電気抵抗率を105 〜1010Ω・
cmの範囲内に調製したゴムを、上記ローラーの作成部
材として使用しているため、上記制電機能の他にもゴム
の弾力性、衝撃吸収性により台車の運搬物への無用な衝
撃を与えないようにすることができる。
【0012】さらに、キャスターに導電性のローラー支
持体を介して上記ローラーを取り付け、台車のキャスタ
ーとともに導電床上を接地しながら伴走させることがで
きるため、運搬物等により発生した静電気、及びキャス
ターのローラーの剥離帯電等により発生した静電気を、
上記ローラーにより逃がすことができる。また、導電性
のローラー支持体が導電性のスプリングを介してキャス
ターに取り付けられているため、スプリングの復元力を
利用してローラーを所定圧で接地面に押しつけるように
して伴走することができ、接地面に多少の起伏があって
も伴走中の安定した接地が確保され、静電気の除電を安
定して行うことができる。
【0013】
【実施例】本発明に係る導電床用除電ローラー及び除電
装置の実施例を、図により以下説明する。本発明では、
概略、運搬用の台車AのキャスターB部分に伴走可能に
導電床用の除電ローラーCを取り付けることにより、導
電床上に台車Aに帯電した静電気を逃がすことができる
ように構成されたものである(図1)。台車Aとキャス
ターBとの間に略矩形で、平面状のキャスター用連結部
材10が挟まれて取り付けられている。キャスター用連
結部材10は、キャスターBを台車Aに取り付けるとき
に一緒に取り付けることができるようになっている。さ
らに、キャスター用連結部材10の一端には、スプリン
グ20の連結用のボルト穴が設けられ、ローラー支持体
30との間にスプリング20を介して接続することがで
きるようになっている。
【0014】スプリング20は、平面略矩形の板状で、
一端部がやや湾曲したバネ材のような復元粘性のある板
材で形成されている。矩形の平面状のスプリング20の
長手方向に沿って、幅がボルトのねじ部分が入る程度の
二本の長い開孔部21が設けられており、キャスター用
連結部材10にスプリング20を取り付けるときに、こ
の長い開孔部21の所望の位置で取り付けることによ
り、キャスターBとローラー支持体30に支持された導
電床用除電ローラーCとの取り付け距離を調整すること
ができるようになっている。さらに、上記の2本の長い
開孔部21の下側、上記湾曲部分の末端に、ボルト用の
穴22が2個設けられ、ローラー支持体30のスプリン
グ用連結部材31にボルトとナットで固定できるように
なっている。
【0015】スプリング20の湾曲部分23が床面に向
くようにして、スプリング20にローラー支持体30が
上記スプリング用連結部材31を介してボルトとナット
で連結されている。ローラー支持体30に支持された導
電床用除電ローラーCは、スプリング20により所定圧
力で導電床上に押さえつけられながら接地することがで
きるようになっている。そのため、導電床表面の多少の
起伏でも接地の安定性が保たれている。押さえつける接
地圧は、予めスプリングの湾曲部分の湾曲度を変えるこ
とにより調整可能である。また、接地圧は、導電床用除
電ローラーCをキャスター用連結部材10、スプリング
20、スプリング用連結部材31等を介して取り付けた
時点での、キャスターBのローラーB1の接地面と導電
床用除電ローラーCの接地面との高低差を目安とするこ
とができる。
【0016】ローラー支持体30は、板材で略コの字形
に形成され、コの字形の開口内部に導電床用除電ローラ
ーCを抱え込み、回転軸32の回りに回転可能に支持さ
れている。さらに、ローラー支持体30の天板30a部
分は、ボールベアリングを環状に配した2枚の回転部材
33、34に挟まれたスプリング用連結部材31ととも
に、ボルトとナットで固定されている。これにより、ロ
ーラー支持体30はボルトの軸を中心にして自在に回転
でき(図中の矢印)、キャスターBに伴走して移動方向
を自由に変換することができるようになっている(図
2、3)。導電床用除電ローラーCの材質は、体積電気
抵抗率が105 〜1010Ω・cmの範囲内にある成型可
能な部材により形成されている。この部材としては、例
えば熱可塑性樹脂やゴム等を使用することができる。
【0017】本実施例では、カーボンブラックをゴムに
添加する代わりに銀又はニッケル等を加え、ゴムの体積
電気抵抗率を105 〜1010Ω・cmの範囲内に調製し
たものを使用した。これは、導電床用除電ローラーCの
接地回転により、除々に摩耗したときに、カーボンブラ
ックによる導電床の黒色の汚れを避けるためである。ま
た、導電性を有する繊維を上記熱可塑性樹脂やゴムに適
度に分散添加して、体積電気抵抗率が105 〜1010Ω
・cmの範囲内の制電機能を有した部材を使用しても構
わない。さらに、金属塩を溶媒で溶解し、イオン化され
た状態でゴムに添加して制電機能を付加した部材を使用
することも可能である。
【0018】一方、前記キャスター用連結部材10、ス
プリング20、ローラー回転支持体30等は、導電性部
材により形成され、台車Aに帯電した静電気が導電床用
除電ローラーCに滞りなく流れるようになっている。ま
た、上記構成の導電床用除電ローラーCを台車Aのキャ
スターBに取り付けた際の、除電効果を確認するために
以下のような実験を行なった。先ず、導電床に使用され
る部材で駆動ローラー(イ)を作成し、従来のキャスタ
ーのローラーに使用される部材(ナイロン:体積電気抵
抗率1013Ω・cm)でローラー(ロ)を、本発明に係
る体積電気抵抗率105 〜1010Ω・cmの範囲内にあ
る部材(ゴム)でローラー(ハ)をそれぞれ作成した。
【0019】実際に導電床上で台車Aを移動させながら
従来のキャスターや本発明の除電ローラーの除電効果を
測定することは難しいために、図4に示すように駆動ロ
ーラー(イ)に対してローラー(ロ)、(ハ)のそれぞ
れをローラー面で接触させながらモーターにより回転さ
せて、ローラー(ロ)、(ハ)のローラー面での表面電
位を非接触式表面電位計で測定するようにした。このと
き、駆動ローラー(イ)に対するローラー(ロ)、
(ハ)の接触圧は、台車Aを実際に使用する際のキャス
ターBのローラーと導電床のローラーの接触圧とほぼ同
一になるような条件で行い、またローラー(ロ)、
(ハ)の回転速度を80m/分とした。
【0020】図5には、縦軸にローラー(ロ)、(ハ)
のローラー面の表面電位を、横軸にローラーの回転時間
をとって測定結果をプロットしたものである。従来のキ
ャスターのローラー部材により作成したローラー(ロ)
は、回転後約30秒でその表面電位が約6KVに達し、
回転を停止させる3分間はほぼ6KVの表面電位を有し
ていることが分かる。3分後ローラーの回転を停止させ
ると、除々に表面電位は低下するが、回転停止後3分経
過しても完全に表面電位が0に戻らないことが分かる。
つまり、このことは、従来のローラー(ロ)では回転が
始まると剥離帯電が発生し、帯電量が6KVにも達し、
さらに回転停止後も導電性が悪いため帯電した静電気が
逃げにくいことを示している。
【0021】一方、図5よりローラー(ロ)と同一条件
でローラー(ハ)を回転させて表面電位を測定した結
果、約90v程度しか表面電位が上昇しないことが分か
った。さらに、回転停止後も、ローラー(ロ)とは異な
り、速やかに表面電位が0に戻ることが確認された。つ
まり、本発明に係る部材により作られたローラー(ハ)
は、剥離帯電を発生させずに、且つローラー(ハ)自体
の導電性が良好なため回転停止後の帯電が認められない
ことを示している。以上の結果より、本発明に係る部材
を使用して作成されたローラー(ハ)は、従来キャスタ
ーに使用されていたローラー(ロ)よりも、極めて除電
効果が大きいことが確認できた。
【0022】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、本実施例では、スプリング20を
介してローラー支持体30に支持された導電床用除電ロ
ーラーCをキャスターBに取り付けたが、キャスターB
に隣接して取り付けてもよく、取り付け方法はキャスタ
ーBの構造に合わせて種々変えても構わない。また、本
発明の導電床用除電ローラーCの取り付け対象は、キャ
スター付き台車に限定されることはなく、移動可能な作
業台、移動棚、コンベアー、診療台等のキャスターによ
り移動可能なものには原則的に取り付けることができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の電気抵抗を一定の範囲内に抑え
た部材(制電特性の高い部材)を使用することにより、
帯電した静電気をスパークさせずに除電することができ
る。上記制電特性の高い部材でローラーを作成すること
により、従来の台車等に使用されているキャスターのロ
ーラーにはない除電機能を持たせることができる。ま
た、本発明の除電ローラーは、従来の台車のキャスター
に連結部材を用いて伴走用の除電ローラーを取り付ける
だけで、手軽に台車に帯電した静電気を効果的に除電を
することができ、現場対応を速やかに行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施状況を示した説明図。
【図2】本発明の実施状況を示した側面図。
【図3】スプリングの平面図。
【図4】表面電位測定装置を模式的に示した説明図。
【図5】本発明に係る除電ローラーの除電効果を示した
グラフ。
【符号の説明】
10 キャスター用連結部材 20 スプリング 30 ローラー支持体 31 スプリング用連結部材 A 台車 B キャスター C 導電床用除電ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電気を嫌う場所で使用される運搬用台
    車の底部に導電性支持体を介して回転可能に取り付け
    て、運搬用台車に帯電した静電気を導電床に流すように
    したローラーであって、ローラーは体積電気抵抗率が1
    5 〜1010Ω・cmの範囲内の部材により形成されて
    いることを特徴とする導電床用除電ローラー。
  2. 【請求項2】 ローラーは、ゴムや樹脂に銀、ニッケル
    等の非黒色系の導電性金属粉や導電性繊維、または金属
    イオン等を混入して形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の導電床用除電ローラー。
  3. 【請求項3】 ローラーが体積電気抵抗率が105 〜1
    10Ω・cmの範囲内の部材により形成され、導電性の
    ローラー支持体が導電性スプリングを介して台車のキャ
    スターに取り付けられ、前記導電性スプリングでローラ
    ー支持体に設けられたローラーが所定圧内で接地面に押
    しつけられ直接台車の荷重を受けない構造であることを
    特徴とする導電床用除電装置。
JP15792193A 1993-06-03 1993-06-03 導電床用除電ローラーと除電装置 Pending JPH06349591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15792193A JPH06349591A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 導電床用除電ローラーと除電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15792193A JPH06349591A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 導電床用除電ローラーと除電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06349591A true JPH06349591A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15660377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15792193A Pending JPH06349591A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 導電床用除電ローラーと除電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06349591A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046254A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Murata Mfg Co Ltd 運搬具
WO2012031559A1 (en) * 2010-09-09 2012-03-15 Esd Technology Consulting & Licensing Co.,Ltd Mobile grounding device
WO2016137086A1 (ko) * 2015-02-25 2016-09-01 주식회사 이에스지케이 정전기 제거부스
JP2021082744A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 株式会社ディスコ 搬送路
CN117082709A (zh) * 2023-10-18 2023-11-17 成都思越智能装备股份有限公司 一种输送线旋转输送轴静电泄放装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046254A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Murata Mfg Co Ltd 運搬具
WO2012031559A1 (en) * 2010-09-09 2012-03-15 Esd Technology Consulting & Licensing Co.,Ltd Mobile grounding device
WO2016137086A1 (ko) * 2015-02-25 2016-09-01 주식회사 이에스지케이 정전기 제거부스
KR20160103749A (ko) * 2015-02-25 2016-09-02 주식회사 이에스지케이 정전기 제거부스
US10470282B2 (en) 2015-02-25 2019-11-05 Esgk Co., Ltd. Static electricity removal booth
JP2021082744A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 株式会社ディスコ 搬送路
CN117082709A (zh) * 2023-10-18 2023-11-17 成都思越智能装备股份有限公司 一种输送线旋转输送轴静电泄放装置
CN117082709B (zh) * 2023-10-18 2024-01-09 成都思越智能装备股份有限公司 一种输送线旋转输送轴静电泄放装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7328785B2 (en) Low electrostatic discharge conveyor
CN101943870A (zh) 导电辊、充电装置、处理盒和图像形成设备
JPH06349591A (ja) 導電床用除電ローラーと除電装置
DE10224392A1 (de) Struktureller Kunststoffschaum mit elektrostatischen, dissipativen Eigenschaften, mobiler Wagen enthaltend denselben, und Verfahren zur Verwendung desselben
US5178546A (en) Contact apparatus for coupling terminals which move with respect to one another
GB2574179A (en) Contact cleaning surface assembly
JPH06175470A (ja) 導電性ロール
CN113226577B (zh) 低静电接触式清洁系统
JP2004181024A (ja) 帯電防止塵埃除去装置
JP6383568B2 (ja) クリーニングローラ
JP2007245794A (ja) 車輪付移動体とそのための接地状態監視装置
JPH0642448U (ja) 簡易車輪アース
JP2949785B2 (ja) 帯電装置
CN207543387U (zh) 防静电装置
JP3915397B2 (ja) 転動装置
WO2012031559A1 (en) Mobile grounding device
JPH10154536A (ja) 匍匐接地機
US6238759B1 (en) Coated charge roller
JP4051492B2 (ja) 台車用キャスター
DE3861163D1 (de) Lenkrollen.
JPH1015812A (ja) 帯電抑制方法ならびにこの方法を用いた物体の製造方法および装置
JPH0683821B2 (ja) 導電性ゴミ取り粘着材
JPH08211695A (ja) 画像形成装置の帯電部材
EP1930258B1 (de) Förderrolle
JP2002240995A (ja) 絶縁性シートロール体の製造方法及び巻取装置並びにその製品