JPH10154536A - 匍匐接地機 - Google Patents
匍匐接地機Info
- Publication number
- JPH10154536A JPH10154536A JP35208496A JP35208496A JPH10154536A JP H10154536 A JPH10154536 A JP H10154536A JP 35208496 A JP35208496 A JP 35208496A JP 35208496 A JP35208496 A JP 35208496A JP H10154536 A JPH10154536 A JP H10154536A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- creeping
- conductive
- machine
- grounding
- various facilities
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 諸設備の有効な静電気帯電防止をし、諸
設備に因る静電気トラブル発生防止をするための匍匐接
地機の提供。 【解決手段】 本発明の匍匐接地機は諸設備に取付
ける。該匍匐接地機の導電性ベルトは床面と連続的に接
触しているので、諸設備の移動運動や振動等で発生する
電荷を安全に床(大地)に漏洩させる。それ故、諸設備
の帯電防止が実現できる。この匍匐接地機の特長は本機
の導電性ベルトにある。一には、導電性ベルトと床面と
の接触面積が大きい。二つには、該ベルトの硬さを、軟
らかくすることができる。三つには、該ベルトの接触面
積及び硬さの複合調製による、一定範囲内の安定した漏
洩抵抗を実現できる。この結果、確実に、諸設備に起因
する静電気トラブルの発生防止の実現に寄与することが
できる。
設備に因る静電気トラブル発生防止をするための匍匐接
地機の提供。 【解決手段】 本発明の匍匐接地機は諸設備に取付
ける。該匍匐接地機の導電性ベルトは床面と連続的に接
触しているので、諸設備の移動運動や振動等で発生する
電荷を安全に床(大地)に漏洩させる。それ故、諸設備
の帯電防止が実現できる。この匍匐接地機の特長は本機
の導電性ベルトにある。一には、導電性ベルトと床面と
の接触面積が大きい。二つには、該ベルトの硬さを、軟
らかくすることができる。三つには、該ベルトの接触面
積及び硬さの複合調製による、一定範囲内の安定した漏
洩抵抗を実現できる。この結果、確実に、諸設備に起因
する静電気トラブルの発生防止の実現に寄与することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は諸設備の静電気帯電
防止し、諸設備の帯電現象に起因する各種の静電気トラ
ブルを除去する。より具体的に述べると、本発明は諸設
備の移動運動や振動、静電誘導等による帯電防止する匍
匐接地機に関する。
防止し、諸設備の帯電現象に起因する各種の静電気トラ
ブルを除去する。より具体的に述べると、本発明は諸設
備の移動運動や振動、静電誘導等による帯電防止する匍
匐接地機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地上で乾燥状態(対湿度55%
以下の状態)が持続していると、例えば、台車で物を運
搬する場合に、その移動運動で、該台車のタイヤと床
面、又は樹脂車輪と床面及び樹脂車輪とその軸受けとが
連続的に接触分離運動して静電気が発生し、該台車及び
該物が帯電状態を呈する。この帯電状態にある台車及び
該物(帯電体)は一定条件下で、人体や他の導体系の設
備や構築物に接近、又は接触すると、静電誘導や放電現
象を生起する。火花放電はノイズを伴い、電子機器の誤
動作の導因となり、また着火エネルギーの小さい可燃性
物質と空気との混合気の存在する雰気中では着火源とな
って、火災や爆発等を引き起こす導因となる。ほかに、
清浄対象が帯電体になると、浮遊中の塵埃や細菌等を付
着・混入して該清浄対象を汚染する。
以下の状態)が持続していると、例えば、台車で物を運
搬する場合に、その移動運動で、該台車のタイヤと床
面、又は樹脂車輪と床面及び樹脂車輪とその軸受けとが
連続的に接触分離運動して静電気が発生し、該台車及び
該物が帯電状態を呈する。この帯電状態にある台車及び
該物(帯電体)は一定条件下で、人体や他の導体系の設
備や構築物に接近、又は接触すると、静電誘導や放電現
象を生起する。火花放電はノイズを伴い、電子機器の誤
動作の導因となり、また着火エネルギーの小さい可燃性
物質と空気との混合気の存在する雰気中では着火源とな
って、火災や爆発等を引き起こす導因となる。ほかに、
清浄対象が帯電体になると、浮遊中の塵埃や細菌等を付
着・混入して該清浄対象を汚染する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項のように、帯電体
は各種の静電気トラブル、即ち火災や爆発、電子制御機
器の誤動作に因るシステムダウン、IC、LSIなど電
子素子の損傷や破壊、細菌や塵埃の付着・汚染等の主導
因になる。それ故、諸設備の台座や脚等々の電気抵抗が
大きい場合は、連続的な振動や移動運動、静電誘導等で
条件の如何によって、容易に帯電体になる。一般に、台
車等の導電性キャスターは車輪タイヤと床面との接触面
積が線接触で、精々0.3cm2程度又はそれ以下と、
頗る小さい。それ故、タイヤに電気抵抗の大きい塵埃な
どが付着した場合など、帯電体を形成し易い難点があ
る。
は各種の静電気トラブル、即ち火災や爆発、電子制御機
器の誤動作に因るシステムダウン、IC、LSIなど電
子素子の損傷や破壊、細菌や塵埃の付着・汚染等の主導
因になる。それ故、諸設備の台座や脚等々の電気抵抗が
大きい場合は、連続的な振動や移動運動、静電誘導等で
条件の如何によって、容易に帯電体になる。一般に、台
車等の導電性キャスターは車輪タイヤと床面との接触面
積が線接触で、精々0.3cm2程度又はそれ以下と、
頗る小さい。それ故、タイヤに電気抵抗の大きい塵埃な
どが付着した場合など、帯電体を形成し易い難点があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は匍匐接地機を諸
設備に取付ることによって,導電性ベルトと床面との接
触面積を1.0cm2以上と大きくすることができるた
め、該諸設備の発生電荷を容易かつ安全に大地に漏洩し
うる。それ故、該諸設備は帯電体を形成しないので,帯
電防止を完全に実現できる。従って、前述のような静電
気トラブル発生防止を完全に実現できる。
設備に取付ることによって,導電性ベルトと床面との接
触面積を1.0cm2以上と大きくすることができるた
め、該諸設備の発生電荷を容易かつ安全に大地に漏洩し
うる。それ故、該諸設備は帯電体を形成しないので,帯
電防止を完全に実現できる。従って、前述のような静電
気トラブル発生防止を完全に実現できる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明、匍匐接地機の構成は、所
定の電気抵抗をもつた合成樹脂、又は合成ゴムなどの高
分子物質の導電性ベルト及び導電性プーリー、取付部か
ら成る。これによって、諸設備の発生電荷は安全な導電
路、即ち取付部、導電性プーリー、導電性ベルトに至る
直列合成電気抵抗の構成を経て、床(大地)に漏洩させ
る。即ち、諸設備の発生電荷がこの直列合成電気抵抗を
経て床(大地)に至る安全な漏洩回路を構成するのであ
る。それ故、諸設備はこの匍匐接地機を取付けることに
よって、該諸設備に発生する電荷を安全な導電路、即ち
漏洩回路の構成を経て床(大地)に至らしめる。これに
よって、該諸設備の帯電防止の実現ができる。又、本発
明は特許の請求範囲に記載した匍匐接地機であるため、
導電性ベルトと床面との接触面積は一般の導電性キャス
ターの車輪タイヤが、線接触で0.3cm2程度又はそ
れ以下であるのと比較し、面接触で1cm2以上と遥か
に大きい。このように、導電性ベルトは床面との接触面
積を大きくし、更に合成樹脂や合成ゴムなど高分子物質
の硬さを、硬度20〜60(JIS K6301に規定
するゴム硬度計A形による)程度の範囲まで、軟らかく
しうる。それ故、導電性ベルトは、小さい定荷重で床
面を圧することができ、安定した接触面積を維持でき
る。従って、容易に安定し8た一定範囲の漏洩抵抗をと
りうる。
定の電気抵抗をもつた合成樹脂、又は合成ゴムなどの高
分子物質の導電性ベルト及び導電性プーリー、取付部か
ら成る。これによって、諸設備の発生電荷は安全な導電
路、即ち取付部、導電性プーリー、導電性ベルトに至る
直列合成電気抵抗の構成を経て、床(大地)に漏洩させ
る。即ち、諸設備の発生電荷がこの直列合成電気抵抗を
経て床(大地)に至る安全な漏洩回路を構成するのであ
る。それ故、諸設備はこの匍匐接地機を取付けることに
よって、該諸設備に発生する電荷を安全な導電路、即ち
漏洩回路の構成を経て床(大地)に至らしめる。これに
よって、該諸設備の帯電防止の実現ができる。又、本発
明は特許の請求範囲に記載した匍匐接地機であるため、
導電性ベルトと床面との接触面積は一般の導電性キャス
ターの車輪タイヤが、線接触で0.3cm2程度又はそ
れ以下であるのと比較し、面接触で1cm2以上と遥か
に大きい。このように、導電性ベルトは床面との接触面
積を大きくし、更に合成樹脂や合成ゴムなど高分子物質
の硬さを、硬度20〜60(JIS K6301に規定
するゴム硬度計A形による)程度の範囲まで、軟らかく
しうる。それ故、導電性ベルトは、小さい定荷重で床
面を圧することができ、安定した接触面積を維持でき
る。従って、容易に安定し8た一定範囲の漏洩抵抗をと
りうる。
【0006】
【実施例】 この発明の実施例を添付図面により説
明すると、図3は、1匍匐接地機を台車に取付け、積載
物をのせた概要図の一例を示す。台車上の積載物と荷台
との振動、又該車輪タイヤと床面との摩擦及び剥離等の
接触分離運動で発生する静電気を台車から4取付部、3
導電性プーリー、2導電性ベルト、即ち1匍匐接地機を
経て更に、床面(大地)へと漏洩させる。それ故、該台
車の帯電防止ができる。
明すると、図3は、1匍匐接地機を台車に取付け、積載
物をのせた概要図の一例を示す。台車上の積載物と荷台
との振動、又該車輪タイヤと床面との摩擦及び剥離等の
接触分離運動で発生する静電気を台車から4取付部、3
導電性プーリー、2導電性ベルト、即ち1匍匐接地機を
経て更に、床面(大地)へと漏洩させる。それ故、該台
車の帯電防止ができる。
【0007】
【発明の効果】匍匐接地機は諸設備の導電性部分に取付
ることによって、床面との間に安全な導電路を形成する
ため、諸設備の帯電防止ができる。それ故、諸設備の帯
電体形成に起因する様々な静電気トラブルの発生を防止
することができる。
ることによって、床面との間に安全な導電路を形成する
ため、諸設備の帯電防止ができる。それ故、諸設備の帯
電体形成に起因する様々な静電気トラブルの発生を防止
することができる。
【図1】 図1は、1匍匐接地機の平面図で、2導
電性ベルト、3導電性プーリー、4取付部から構成する
1匍匐接地機の一例を表す。
電性ベルト、3導電性プーリー、4取付部から構成する
1匍匐接地機の一例を表す。
【図2】 図2は、1匍匐接地機の断面図で、2導
電性ベルト、3導電性プーリー、4取付部から構成する
1匍匐接地機の一例を表す。
電性ベルト、3導電性プーリー、4取付部から構成する
1匍匐接地機の一例を表す。
【図3】 図3は、静電気帯電防止機構を説明する
概要図である。
概要図である。
1:匍匐接地機 2:導電性ベルト 3:導電性プーリー 4:取付部
Claims (7)
- 【請求項1】 導電性ベルト及び二つ以上の導電性
プーリーと取付部からなり、台車や移動式台、また設備
や機械の台等々に取付部を取り付けて接地状態にある導
電性床面又は静電気帯電防止対策を施してある床面(以
下、床と記す)等で使用する匍匐接地機。 - 【請求項2】 合成樹脂や合成ゴムなど高分子物質
でなり、床に対して、所定範囲内の荷重及び接触面積等
で接触する導電性ベルトを有する匍匐接地機。 - 【請求項3】 該導電性ベルトに対する荷重及び接
触面積、漏漏抵抗、誘電率を 荷重範囲:0.05〜3.5Kgf 接触面積:1cm2以上 漏洩抵抗(ただし、印加電圧 DC 500V):
1.0×106≦R≦1.0×109〔Ω〕 誘電率(ただし,周波数 50 Hz以上):3以
上 とする匍匐接地機。 - 【請求項4】 該導電性ベルト材質の電気抵抗、接
触面積及び硬度を一定とし、該導電性ベルトと床面との
接触面積を一定にさせることによって、一定範囲内の漏
洩抵抗を得る匍匐接地機。 - 【請求項5】 諸設備に取り付けた匍匐接地機は、
該諸設備が移動運動する時、匍匐接地機の二つの導電性
プーリーの車軸間にある該導電性ベルトの接地面は床面
を這うように、床面と接触しながら回り、同時に、該導
電性プーリーも一緒に回る匍匐接地機。 - 【請求項6】 導電性キャタビラ及び二つ以上の導電
性ローラーと取付部とで構成する匍匐接地機。 - 【請求項7】台車や移動式台、また設備や機械の台等
(以下、諸設備と記す)の移動運動や振動等で『発生す
る電荷』を匍匐接地機の取付部、導電性プーリー、導電
性ベルトを経て、安全に大地に漏洩させて諸設備の帯電
防止を確実に実現できる匍匐接地機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35208496A JPH10154536A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 匍匐接地機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35208496A JPH10154536A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 匍匐接地機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10154536A true JPH10154536A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18421677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35208496A Pending JPH10154536A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 匍匐接地機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10154536A (ja) |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP35208496A patent/JPH10154536A/ja active Pending
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