JPH06349451A - 光源及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
光源及びこれを用いた液晶表示装置Info
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- JPH06349451A JPH06349451A JP5133551A JP13355193A JPH06349451A JP H06349451 A JPH06349451 A JP H06349451A JP 5133551 A JP5133551 A JP 5133551A JP 13355193 A JP13355193 A JP 13355193A JP H06349451 A JPH06349451 A JP H06349451A
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- light
- light emitting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は放電発光型の光源、及びこれを用い
た投射型の液晶表示装置に関し、光源の照度ムラを抑制
し、装置の色ムラの発生を抑制することを目的とする。 【構成】 発光空間51内で陽極線55と陰極線54と
が対向するメタルハライドランプ42が、碗形状の放物
面鏡43の底部より突出状態で貫装され、陽極線55
が、放物面鏡43内を通って外部に導かれる。そして、
放物面鏡43の穴43a近傍で、陽極線55と陰極線5
4の先端付近における石英管体53の延出部52aとの
間でトリガ線58により接続される構成とする。
た投射型の液晶表示装置に関し、光源の照度ムラを抑制
し、装置の色ムラの発生を抑制することを目的とする。 【構成】 発光空間51内で陽極線55と陰極線54と
が対向するメタルハライドランプ42が、碗形状の放物
面鏡43の底部より突出状態で貫装され、陽極線55
が、放物面鏡43内を通って外部に導かれる。そして、
放物面鏡43の穴43a近傍で、陽極線55と陰極線5
4の先端付近における石英管体53の延出部52aとの
間でトリガ線58により接続される構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電発光型の光源、及
びこれを用いた投射型の液晶表示装置に関する。
びこれを用いた投射型の液晶表示装置に関する。
【0002】近年、放電発光型の光源を用いて液晶パネ
ルを照明し、照明光を液晶パネルにより画像変調してス
クリーンに投射することにより、拡大画像を得る投射型
の液晶表示装置が注目されており、画質の向上が望まれ
ている。そのため、光源の照度ムラ、表示の色ムラを抑
制する必要がある。
ルを照明し、照明光を液晶パネルにより画像変調してス
クリーンに投射することにより、拡大画像を得る投射型
の液晶表示装置が注目されており、画質の向上が望まれ
ている。そのため、光源の照度ムラ、表示の色ムラを抑
制する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図8に、従来のメタルハライド光源を用
いる液晶表示装置の構成図を示す。図8(A)は断面図
であり、図8(B)は投射光学系の背面図である。
いる液晶表示装置の構成図を示す。図8(A)は断面図
であり、図8(B)は投射光学系の背面図である。
【0004】図8(A)において、液晶表示装置11
は、表示光を投射する投射光学系12と、画像を視覚化
するスクリーン13と、投射光学系12から投射された
表示光をスクリーン13に導く全反射ミラー14a〜1
4cと、これらを収納する筐体15とにより構成され
る。
は、表示光を投射する投射光学系12と、画像を視覚化
するスクリーン13と、投射光学系12から投射された
表示光をスクリーン13に導く全反射ミラー14a〜1
4cと、これらを収納する筐体15とにより構成され
る。
【0005】投射光学系12は、図8(B)に示すよう
に、メタルハライド光源21と、メタルハライド光源2
1から放射される光をR(赤)、G(緑)、B(青)の
3色光に分離反射するダイクロイックミラー22R,2
2G,22Bと、分離された光を反射する全反射ミラー
23a,23bと、3色光の各々を集光する集光レンズ
24R,24G,24Bと、3色光の各々を画像変調す
る液晶パネル25R,25G,25Bと、画像変調され
た3色光の各々を反射して光軸を互い平行にする全反射
ミラー26R,26G,26Bと、画像変調された3色
光の各々を投射する投射レンズ27R,27G,27B
とにより構成される。
に、メタルハライド光源21と、メタルハライド光源2
1から放射される光をR(赤)、G(緑)、B(青)の
3色光に分離反射するダイクロイックミラー22R,2
2G,22Bと、分離された光を反射する全反射ミラー
23a,23bと、3色光の各々を集光する集光レンズ
24R,24G,24Bと、3色光の各々を画像変調す
る液晶パネル25R,25G,25Bと、画像変調され
た3色光の各々を反射して光軸を互い平行にする全反射
ミラー26R,26G,26Bと、画像変調された3色
光の各々を投射する投射レンズ27R,27G,27B
とにより構成される。
【0006】ここで、図9に、図8のメタルハライド光
源の図を示す。図9(A)は概略斜視図、図9(B)は
断面図である。図9(A),(B)において、メタルハ
ライド光源21は、メタルハライドランプ31を凹面鏡
体32の底部に形成された穴32aに挿通し、固着した
ものである。
源の図を示す。図9(A)は概略斜視図、図9(B)は
断面図である。図9(A),(B)において、メタルハ
ライド光源21は、メタルハライドランプ31を凹面鏡
体32の底部に形成された穴32aに挿通し、固着した
ものである。
【0007】メタルハライドランプ31は、電気的エネ
ルギーを光学的エネルギーに変換する発光空間33と、
発光空間33を導入口痕跡34bにより閉鎖空間とする
ための透明管体34と、透明管体34を貫いて発光空間
33内に一端が突入した陽極線35および陰極線36
と、導電体37とにより構成される。
ルギーを光学的エネルギーに変換する発光空間33と、
発光空間33を導入口痕跡34bにより閉鎖空間とする
ための透明管体34と、透明管体34を貫いて発光空間
33内に一端が突入した陽極線35および陰極線36
と、導電体37とにより構成される。
【0008】陰極線36は透明管体34の延長部34a
と共に、凹面鏡体32の穴32a側に突出する。陽極線
35は陰極線36と逆側に突出されて発光空間33と凹
面鏡体32との間の空間を通って発光空間33を回り込
み、陰極線36と共に凹面鏡体32の穴32aを通って
凹面鏡体32の外に導かれている。
と共に、凹面鏡体32の穴32a側に突出する。陽極線
35は陰極線36と逆側に突出されて発光空間33と凹
面鏡体32との間の空間を通って発光空間33を回り込
み、陰極線36と共に凹面鏡体32の穴32aを通って
凹面鏡体32の外に導かれている。
【0009】メタルハライドランプ31の発光は、発光
空間33内に混入した水銀と金属ハロゲン化物に、互い
に対峙する陽極線35と陰極線36を介して電圧を印加
し、アーク放電を起こさせて行われる。アーク放電は、
陰極線36の先端から放出された熱電子により放電が継
続される。
空間33内に混入した水銀と金属ハロゲン化物に、互い
に対峙する陽極線35と陰極線36を介して電圧を印加
し、アーク放電を起こさせて行われる。アーク放電は、
陰極線36の先端から放出された熱電子により放電が継
続される。
【0010】点灯開始時においては、熱電子が放出され
にくいため、電極間に高い電圧を印加する。例えは、投
入電力が150W〜250Wのメタルハライドランプの
場合、8〜13キロボルトの直流パルスを印加してい
る。さらに、補助手段として、陰極線36の先端付近に
高電圧を印加するために、トリガ線と称する導電体37
か設けられる。
にくいため、電極間に高い電圧を印加する。例えは、投
入電力が150W〜250Wのメタルハライドランプの
場合、8〜13キロボルトの直流パルスを印加してい
る。さらに、補助手段として、陰極線36の先端付近に
高電圧を印加するために、トリガ線と称する導電体37
か設けられる。
【0011】トリガ線の導電体37は、その一端を透明
管体34の延長部分から露出した直後の陽極線35の部
分に取り付けられており、他の一端が発光空間内にある
陰極線36の先端に近い透明管体34の近傍に配置され
ている。これによって、陰極線36の先端付近に特に高
い電界が印加されることとなり、熱電子が放出されやす
くなっている。
管体34の延長部分から露出した直後の陽極線35の部
分に取り付けられており、他の一端が発光空間内にある
陰極線36の先端に近い透明管体34の近傍に配置され
ている。これによって、陰極線36の先端付近に特に高
い電界が印加されることとなり、熱電子が放出されやす
くなっている。
【0012】このようなメタルハライド光源21を用い
た液晶表示装置11によりカラー表示する場合、色ムラ
の小さいことが望ましい。色ムラは、スクリーン13に
表示した画面全体を同一色とする信号を入力したときに
残る画面内の不均一性で表わされる。この場合の色ムラ
は、単色の色ムラと、混合の色ムラとに大別される。単
色の色ムラは、各々の色光自体にスペクトルの空間分布
があるために発生するもので、例えばG色光のなかで、
水色味掛った領域と緑の領域と黄色味掛った領域が混在
するものである。
た液晶表示装置11によりカラー表示する場合、色ムラ
の小さいことが望ましい。色ムラは、スクリーン13に
表示した画面全体を同一色とする信号を入力したときに
残る画面内の不均一性で表わされる。この場合の色ムラ
は、単色の色ムラと、混合の色ムラとに大別される。単
色の色ムラは、各々の色光自体にスペクトルの空間分布
があるために発生するもので、例えばG色光のなかで、
水色味掛った領域と緑の領域と黄色味掛った領域が混在
するものである。
【0013】混色の色ムラは、R,G,B色光のうち少
なくとも2色光が互いにスクリーン上で照度分布が異な
り、この2色光を混合したときに発生するものである。
なくとも2色光が互いにスクリーン上で照度分布が異な
り、この2色光を混合したときに発生するものである。
【0014】混色の色ムラを引き起こす第1の原因とし
て、メタルハライドランプ21の発光空間33内の発光
色分布が知られている。すなわち、陽極線35端と陰極
線36端を結ぶ直線上で青味掛った光が発生し、その青
味掛った光を発生する領域を取り巻いて赤味掛った光が
発生するため、メタルハライドランプ31から出射した
のち凹面鏡体32で反射されて液晶パネル25R,25
G,25Bに到達する光束状態が各色光で異なり、その
結果、混色を表示したときにスクリーン13上の表示画
面が、表示中心で青味掛り、表示周辺で赤味掛るもので
ある。
て、メタルハライドランプ21の発光空間33内の発光
色分布が知られている。すなわち、陽極線35端と陰極
線36端を結ぶ直線上で青味掛った光が発生し、その青
味掛った光を発生する領域を取り巻いて赤味掛った光が
発生するため、メタルハライドランプ31から出射した
のち凹面鏡体32で反射されて液晶パネル25R,25
G,25Bに到達する光束状態が各色光で異なり、その
結果、混色を表示したときにスクリーン13上の表示画
面が、表示中心で青味掛り、表示周辺で赤味掛るもので
ある。
【0015】第2の原因として、ダイクロイックミラー
22R,22G,22B、または全反射ミラー23a,
23bの角度ズレが知られている。例えば、ダイクロイ
ックミラー22Rの角度が変わると、ダイクロイックミ
ラー22Rに反射されるR色光の光路がかわって液晶パ
ネル25R上の光量分布が他の液晶パネル25Gまたは
25Bのものと異なることになる。その結果、R色光と
他の色光の混色を表示すると色ムラとなる。
22R,22G,22B、または全反射ミラー23a,
23bの角度ズレが知られている。例えば、ダイクロイ
ックミラー22Rの角度が変わると、ダイクロイックミ
ラー22Rに反射されるR色光の光路がかわって液晶パ
ネル25R上の光量分布が他の液晶パネル25Gまたは
25Bのものと異なることになる。その結果、R色光と
他の色光の混色を表示すると色ムラとなる。
【0016】第3の原因として、液晶表示パネル25
R,25G,25Bの視角特性が知られている。最もよ
く用いられるTN(ツイストネマティック)型の液晶パ
ネルは光透過量が入射角に依存するため、これによっ
て、光量分布が変わって混色を表示すると色ムラとなる
ものである。
R,25G,25Bの視角特性が知られている。最もよ
く用いられるTN(ツイストネマティック)型の液晶パ
ネルは光透過量が入射角に依存するため、これによっ
て、光量分布が変わって混色を表示すると色ムラとなる
ものである。
【0017】第4の原因として、メタルハライド光源2
1と各々液晶パネル25R,25G,25Bの距離が等
距離でないことが知られている。光源21からの照明光
が散乱光であるために、光源21に近い液晶パネルほ
ど、表示中心で光量が多く、表示周辺で光量が少なく、
その結果、混合の色ムラが発生する。
1と各々液晶パネル25R,25G,25Bの距離が等
距離でないことが知られている。光源21からの照明光
が散乱光であるために、光源21に近い液晶パネルほ
ど、表示中心で光量が多く、表示周辺で光量が少なく、
その結果、混合の色ムラが発生する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の色ム
ラは、その原因に普遍的なものもあると共に、調整等で
減小させることができるが、本発明者らは新たにメタル
ハライドランプ31のトリガ線となる導電体37及び陽
極線35が発光空間33の近傍部分で色ムラの原因とな
ることを見出した。
ラは、その原因に普遍的なものもあると共に、調整等で
減小させることができるが、本発明者らは新たにメタル
ハライドランプ31のトリガ線となる導電体37及び陽
極線35が発光空間33の近傍部分で色ムラの原因とな
ることを見出した。
【0019】これは、図8に示すように、メタルハライ
ド光源21と各々の液晶パネル25R,25R,25B
の距離が異なるため、トリガ線なる導電体37及び陽極
線35の影の現れ方がR,G,B画像で互いに異なるこ
と、及び3枚の液晶パネル25R,25G,25Bの上
下左右に対する光源21の上下左右が液晶パネルごとに
異なるため、導電体37、陽極線35及び導入口痕跡3
4bの影が3枚の液晶パネルで互いに異なる位置に映る
ことが原因となって、混色を表示したときに局部的に縞
状の色ムラになるというものである。これにより、装置
の表示品質を低下させるという問題がある。
ド光源21と各々の液晶パネル25R,25R,25B
の距離が異なるため、トリガ線なる導電体37及び陽極
線35の影の現れ方がR,G,B画像で互いに異なるこ
と、及び3枚の液晶パネル25R,25G,25Bの上
下左右に対する光源21の上下左右が液晶パネルごとに
異なるため、導電体37、陽極線35及び導入口痕跡3
4bの影が3枚の液晶パネルで互いに異なる位置に映る
ことが原因となって、混色を表示したときに局部的に縞
状の色ムラになるというものである。これにより、装置
の表示品質を低下させるという問題がある。
【0020】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、光源の照度ムラを抑制し、装置の色ムラの発生
を抑制する光源及び液晶表示装置を提供することを目的
とする。
もので、光源の照度ムラを抑制し、装置の色ムラの発生
を抑制する光源及び液晶表示装置を提供することを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1では、透明管体で形成される発光空間内で陽
極部と陰極部とが対向する発光体が、碗形状の反射体の
底部より碗内突出状態で貫装され、該陽極部及び陰極部
の導線部材が該反射体の外部に導かれると共に、該発光
空間内の放電誘起を行う導電手段が設けられる光源にお
いて、前記導電手段は、前記反射体の底部近傍で、前記
陽極部と前記陰極部先端付近の前記透明管体と間で接続
される導体線材で構成される。
に請求項1では、透明管体で形成される発光空間内で陽
極部と陰極部とが対向する発光体が、碗形状の反射体の
底部より碗内突出状態で貫装され、該陽極部及び陰極部
の導線部材が該反射体の外部に導かれると共に、該発光
空間内の放電誘起を行う導電手段が設けられる光源にお
いて、前記導電手段は、前記反射体の底部近傍で、前記
陽極部と前記陰極部先端付近の前記透明管体と間で接続
される導体線材で構成される。
【0022】また、請求項2では、前記導電手段が、前
記発光空間周囲の前記透明管体に光学的透明な電極が取
着され、該電極と前記陽極部とが電気的に接続される。
記発光空間周囲の前記透明管体に光学的透明な電極が取
着され、該電極と前記陽極部とが電気的に接続される。
【0023】請求項4では、前記導電手段が、前記発光
空間内の前記陰極部先端部分又は先端近傍部を照射する
照射部を含んで構成される。
空間内の前記陰極部先端部分又は先端近傍部を照射する
照射部を含んで構成される。
【0024】請求項6又は7では、前記陽極部又は陰極
部が、前記反射体の所定領域の外側より導線部材に接続
されて外部に導かれ、又は該照射口側に設けられた所定
数の導電線若しくはガラス部材に形成された所定数の光
学的透明導体を介して導線部材に接続されて外部に導か
れる。
部が、前記反射体の所定領域の外側より導線部材に接続
されて外部に導かれ、又は該照射口側に設けられた所定
数の導電線若しくはガラス部材に形成された所定数の光
学的透明導体を介して導線部材に接続されて外部に導か
れる。
【0025】そして、請求項8では、上述の何れかの光
源と、該光源(41)からの光を所定の色光に分離する
分離手段と、該分離された各色光に対応する画像変調を
行うそれぞれの液晶パネルと、該各液晶パネルにより画
像変調されたそれぞれの画像を、投射して画像合成を行
い、又は画像合成して投射を行う投射手段と、を含んで
液晶表示装置を構成する。
源と、該光源(41)からの光を所定の色光に分離する
分離手段と、該分離された各色光に対応する画像変調を
行うそれぞれの液晶パネルと、該各液晶パネルにより画
像変調されたそれぞれの画像を、投射して画像合成を行
い、又は画像合成して投射を行う投射手段と、を含んで
液晶表示装置を構成する。
【0026】
【作用】上述のように、請求項1によれば、導電手段が
発光空間の底部側に配置されて照明光路に存在させない
ことから、光源の照度ムラを抑制することが可能とな
る。
発光空間の底部側に配置されて照明光路に存在させない
ことから、光源の照度ムラを抑制することが可能とな
る。
【0027】また、請求項2によれば、導電手段を構成
する光学的透明な電極を照明光が透過することとなり、
光源の照度ムラを抑制することが可能となる。
する光学的透明な電極を照明光が透過することとなり、
光源の照度ムラを抑制することが可能となる。
【0028】また、請求項4によれば、トリガするため
の導電手段が反射体内に存在させずに外部から放電誘起
が可能となり、光源の照度ムラを抑制することが可能と
なる。
の導電手段が反射体内に存在させずに外部から放電誘起
が可能となり、光源の照度ムラを抑制することが可能と
なる。
【0029】また、請求項6又は7によれば、照明光が
透明導体を透過し、又はその影響が分散されることとな
り、光源の照度ムラを抑制することが可能となる。
透明導体を透過し、又はその影響が分散されることとな
り、光源の照度ムラを抑制することが可能となる。
【0030】そして、請求項8によれば、照度ムラが抑
制された光源を液晶表示装置に用いることにより、該光
源から各液晶パネルまでの距離が異なっても、表示の色
ムラの発生を抑制することが可能となるものである。
制された光源を液晶表示装置に用いることにより、該光
源から各液晶パネルまでの距離が異なっても、表示の色
ムラの発生を抑制することが可能となるものである。
【0031】
【実施例】図1に、本発明の第1実施例のメタルハライ
ド光源の断面図を示す。図1は、本発明の光源の一例と
してのメタルハライド光源41を示したもので、発光体
であるメタルハライドランプ42と、反射体としての放
物面鏡43とにより構成される。
ド光源の断面図を示す。図1は、本発明の光源の一例と
してのメタルハライド光源41を示したもので、発光体
であるメタルハライドランプ42と、反射体としての放
物面鏡43とにより構成される。
【0032】放物面鏡43は、例えば石英を腕形に成形
して基体としたもので、内面が鏡面処理が施され、底部
に穴43aが形成される。鏡面処理は、例えば、基体の
内側面に酸化シリコンや酸化チタン等を蒸着して積層し
た誘電体多層膜を形成したものである。この場合、反射
鏡面は、波長430nmから650nmの可視光成分を
反射すると共に、液晶パネルや偏光フィルムに有害な赤
外線や紫外線を透過する分光特性とされる。
して基体としたもので、内面が鏡面処理が施され、底部
に穴43aが形成される。鏡面処理は、例えば、基体の
内側面に酸化シリコンや酸化チタン等を蒸着して積層し
た誘電体多層膜を形成したものである。この場合、反射
鏡面は、波長430nmから650nmの可視光成分を
反射すると共に、液晶パネルや偏光フィルムに有害な赤
外線や紫外線を透過する分光特性とされる。
【0033】メタルハライドランプ42は、球状の発光
空間51と両面に延出した延出部52a,52bとを透
明管体である石英管体53で形成したもので、延出部5
2a内で陰極部である陰極線54を貫通させ、延出部5
2b内で陽極部である陽極線55を貫通させたものであ
る。この場合、陰極線54と陽極線55との各先端が発
光空間51内で対向する。
空間51と両面に延出した延出部52a,52bとを透
明管体である石英管体53で形成したもので、延出部5
2a内で陰極部である陰極線54を貫通させ、延出部5
2b内で陽極部である陽極線55を貫通させたものであ
る。この場合、陰極線54と陽極線55との各先端が発
光空間51内で対向する。
【0034】石英管体53の延出部52は保持体56に
立設状態で取着され、陰極線54から該保持体56を貫
通して導線部材57aが外部に導かれる。また、陽極線
55が、延出部52b、発光空間51、延出部52aの
近傍を通り、保持体56で導線部材57bに接続されて
外部に導かれる。
立設状態で取着され、陰極線54から該保持体56を貫
通して導線部材57aが外部に導かれる。また、陽極線
55が、延出部52b、発光空間51、延出部52aの
近傍を通り、保持体56で導線部材57bに接続されて
外部に導かれる。
【0035】そして、この保持体56が、放物面鏡43
の穴43aに、石英管体53を該放物鏡43内側に位置
するように突出状態で貫装される。
の穴43aに、石英管体53を該放物鏡43内側に位置
するように突出状態で貫装される。
【0036】また、放物面積43の底部の穴43a近傍
で、陽極線55と陰極線54先端付近の該石英管体53
の延出部52aと間で導通手段としての導体線材である
トリガ線58が電気的に接続(例えば、巻き付け)され
る。この場合、トリガ線58を延出部52aに巻き付け
るに際し、発光空間51に多少掛かるようにすることで
従来からの点灯性を確保することができるものである。
で、陽極線55と陰極線54先端付近の該石英管体53
の延出部52aと間で導通手段としての導体線材である
トリガ線58が電気的に接続(例えば、巻き付け)され
る。この場合、トリガ線58を延出部52aに巻き付け
るに際し、発光空間51に多少掛かるようにすることで
従来からの点灯性を確保することができるものである。
【0037】上述のようなメタルハライド光源41にお
いて、導線部材57a,57bより電圧を印加してメタ
ルハライドランプ42を点灯させた場合、発光空間51
から発せられた照明光によるトリガ線58の影は、光を
反射させない穴43aの保持体56部分に映ることによ
り、前方照明光の照度ムラを抑制することができるもの
である。
いて、導線部材57a,57bより電圧を印加してメタ
ルハライドランプ42を点灯させた場合、発光空間51
から発せられた照明光によるトリガ線58の影は、光を
反射させない穴43aの保持体56部分に映ることによ
り、前方照明光の照度ムラを抑制することができるもの
である。
【0038】次に、図2に、本発明の第2実施例のメタ
ルハライド光源の断面図を示す。図2のメタルハライド
光源41は、メタルハライドランプ42における石英管
体53の発光空間51部分を、光学的透明な電極59を
取着し、この電極59にタングステン線60の一端を導
電性ペースト61により接続すると共に、他端を陽極線
55に巻き付けて該電極59と陽極線55を電気的に接
続したものである。すなわち、電極59及びタングステ
ン線60により、放電誘起の導電手段を構成したもの
で、他は図1と同様である。
ルハライド光源の断面図を示す。図2のメタルハライド
光源41は、メタルハライドランプ42における石英管
体53の発光空間51部分を、光学的透明な電極59を
取着し、この電極59にタングステン線60の一端を導
電性ペースト61により接続すると共に、他端を陽極線
55に巻き付けて該電極59と陽極線55を電気的に接
続したものである。すなわち、電極59及びタングステ
ン線60により、放電誘起の導電手段を構成したもの
で、他は図1と同様である。
【0039】この電極59は、発光空間51の石英管体
53部分に、例えば白金薄膜を蒸着したもので、膜厚が
温度850〜1000℃のときに所定の波長に対して透
過率が最大となる厚さで形成される。その結果、可視光
透過率80%以上のものが得られ、点灯性においても従
来と同様のものが得られた。
53部分に、例えば白金薄膜を蒸着したもので、膜厚が
温度850〜1000℃のときに所定の波長に対して透
過率が最大となる厚さで形成される。その結果、可視光
透過率80%以上のものが得られ、点灯性においても従
来と同様のものが得られた。
【0040】薄膜材料として、他にタングステン、タン
タル、モリブデン、ニッケルなどがあるが、白金は融点
が1779℃で成膜しやすく、使用温度1000℃で空
中安定性があり、また電気抵抗率も1000℃で4.3
95μΩcmと最も低いなどから、薄膜トリガ線として
最も適した材料である。
タル、モリブデン、ニッケルなどがあるが、白金は融点
が1779℃で成膜しやすく、使用温度1000℃で空
中安定性があり、また電気抵抗率も1000℃で4.3
95μΩcmと最も低いなどから、薄膜トリガ線として
最も適した材料である。
【0041】このようなメタルハライド光源41におい
て、メタルハライドランプ42を点灯させた場合、発光
空間51からの照明光が透明な電極59を透過すること
から、前方照明の照度ムラを抑制することができるもの
である。
て、メタルハライドランプ42を点灯させた場合、発光
空間51からの照明光が透明な電極59を透過すること
から、前方照明の照度ムラを抑制することができるもの
である。
【0042】次に、図3に、本発明の第3実施例のメタ
ルハライド光源の断面図を示す。図3に示すメタルハラ
イド光源41は、図2におけるタングステン線60に代
えて、陽極線55(陰極線としてもよい)から最短経路
で電極59の一端に導電性ペースト61により電気的接
続を行い、該電極59の他端に導電性ペースト61によ
り接続を行って電極59を延出部52bより延出する陽
極線55の一部としたものである。
ルハライド光源の断面図を示す。図3に示すメタルハラ
イド光源41は、図2におけるタングステン線60に代
えて、陽極線55(陰極線としてもよい)から最短経路
で電極59の一端に導電性ペースト61により電気的接
続を行い、該電極59の他端に導電性ペースト61によ
り接続を行って電極59を延出部52bより延出する陽
極線55の一部としたものである。
【0043】これによれば、第2実施例に加えて陽極線
55(又は陰極線54)を放物面鏡43内を通す必要が
なく、点灯時の影を全く除去することができるものであ
る。次に、図4に、本発明の第4実施例のメタルハライ
ド光源の断面図を示す。図4のメタルハライド光源41
は、放物面鏡43の一部に導光プリズム62を設け、外
側に照射部である半導体レーザ源63及び光学的なシャ
ッタ64を設けたものである。すなわち、第1実施例の
トリガ線58に代えて、放電誘起を半導体レーザ源63
により行うもので、レーザ光が、発光空間51内の陰極
線54の先端及びその近傍の空間を照射する位置に配置
される。
55(又は陰極線54)を放物面鏡43内を通す必要が
なく、点灯時の影を全く除去することができるものであ
る。次に、図4に、本発明の第4実施例のメタルハライ
ド光源の断面図を示す。図4のメタルハライド光源41
は、放物面鏡43の一部に導光プリズム62を設け、外
側に照射部である半導体レーザ源63及び光学的なシャ
ッタ64を設けたものである。すなわち、第1実施例の
トリガ線58に代えて、放電誘起を半導体レーザ源63
により行うもので、レーザ光が、発光空間51内の陰極
線54の先端及びその近傍の空間を照射する位置に配置
される。
【0044】半導体レーザ源63は、波長780nm,
830nmのレーザ光を照射するもので、放物面鏡43
を概ね100%透過するようにしている。また、レーザ
光の光軸回り回転自由度は、放射される概ね直線偏光の
偏光方向が、放物面鏡43の導光プリズム62及び石英
管体53にP偏光として入射するように固定し、陰極線
54の先端に到達する光量が最も多くなるようにした。
830nmのレーザ光を照射するもので、放物面鏡43
を概ね100%透過するようにしている。また、レーザ
光の光軸回り回転自由度は、放射される概ね直線偏光の
偏光方向が、放物面鏡43の導光プリズム62及び石英
管体53にP偏光として入射するように固定し、陰極線
54の先端に到達する光量が最も多くなるようにした。
【0045】また、シャッタ64は、メタルハライドラ
ンプ42が発光している時、または半導体レーザ源63
が発光していない時には閉じるようにして、メタルハラ
イドランプ42から放物面鏡を透過している大量の紫外
線や赤外線から、半導体レーザ源63を保護するための
ものである。
ンプ42が発光している時、または半導体レーザ源63
が発光していない時には閉じるようにして、メタルハラ
イドランプ42から放物面鏡を透過している大量の紫外
線や赤外線から、半導体レーザ源63を保護するための
ものである。
【0046】いま、半導体レーザ源63から放射された
レーザ光は、先ずシャッタ64を通過し、次に導光プリ
ズム62、石英管体53を透過して、発光空間51に突
き出た陰極線54の先端およびこの近傍の発光空間を照
射し、陰極線54の先端付近を加熱する。
レーザ光は、先ずシャッタ64を通過し、次に導光プリ
ズム62、石英管体53を透過して、発光空間51に突
き出た陰極線54の先端およびこの近傍の発光空間を照
射し、陰極線54の先端付近を加熱する。
【0047】これにより、陰極線54中の電子が発光空
間51に飛びだし易くし、また発光空間51を照射する
ことによって発光用蒸気成分を不安定にすることによっ
て、点灯し易くなるものである。
間51に飛びだし易くし、また発光空間51を照射する
ことによって発光用蒸気成分を不安定にすることによっ
て、点灯し易くなるものである。
【0048】上記第4実施例によれば、トリガ線58を
省くことができ、照明光に対する影響が除去され、照度
ムラを抑制することができる。
省くことができ、照明光に対する影響が除去され、照度
ムラを抑制することができる。
【0049】また、図5に、本発明の第5実施例のメタ
ルハライド光源の断面図を示す。図5のメタルハライド
光源41は、図4の第4実施例に示す陽極線55(陰極
線としてもよい)を、石英管体53の延出部52bより
延出させた後、発光空間51の任意の一点と放物面鏡4
3の任意の一点を結ぶ総ての線分を包含する領域65の
外側を通るように配置して、導線部材57bに接続し外
部に導いたものである。
ルハライド光源の断面図を示す。図5のメタルハライド
光源41は、図4の第4実施例に示す陽極線55(陰極
線としてもよい)を、石英管体53の延出部52bより
延出させた後、発光空間51の任意の一点と放物面鏡4
3の任意の一点を結ぶ総ての線分を包含する領域65の
外側を通るように配置して、導線部材57bに接続し外
部に導いたものである。
【0050】これにより、陽極線55(又は陰極線)の
影響を除去することができる。すなわち、後述する液晶
表示装置に用いた場合に、混合による色ムラの原因の一
つとして、発光空間51に近い遮光物ほど距離に比例し
て照明光に与える影響が大きいこと、及び上述の領域6
5内にある遮光物は発光空間51から放物面鏡43に向
かう光と放物面鏡43で反射されて前方に向かう光の両
者を遮るため影響が倍加することが判明したもので、陽
極線55(又は陰極線)を領域65の外側に配置するこ
とでその影響をスクリーン上照度分布に換算して10分
の1以下にすることができる。
影響を除去することができる。すなわち、後述する液晶
表示装置に用いた場合に、混合による色ムラの原因の一
つとして、発光空間51に近い遮光物ほど距離に比例し
て照明光に与える影響が大きいこと、及び上述の領域6
5内にある遮光物は発光空間51から放物面鏡43に向
かう光と放物面鏡43で反射されて前方に向かう光の両
者を遮るため影響が倍加することが判明したもので、陽
極線55(又は陰極線)を領域65の外側に配置するこ
とでその影響をスクリーン上照度分布に換算して10分
の1以下にすることができる。
【0051】次に、図6に、本発明の第6実施例のメタ
ルハライド光源の断面図を示す。図6に示すメタルハラ
イド光源41は、放物面鏡43の照射口側に、光学的透
明導体である透明導電膜66が形成されたガラス部材で
ある耐熱性のガラス基板67を設け、該透明導電膜66
と陽極線55(陰極線としてもよい)とが導電性ペース
ト61により接続される。そして、放物面鏡43の外側
で該透明導電膜66と導電部材57bとを導電性ペース
ト61により接続して外部に導いたものであり、他は図
5の第5実施例と同様である。
ルハライド光源の断面図を示す。図6に示すメタルハラ
イド光源41は、放物面鏡43の照射口側に、光学的透
明導体である透明導電膜66が形成されたガラス部材で
ある耐熱性のガラス基板67を設け、該透明導電膜66
と陽極線55(陰極線としてもよい)とが導電性ペース
ト61により接続される。そして、放物面鏡43の外側
で該透明導電膜66と導電部材57bとを導電性ペース
ト61により接続して外部に導いたものであり、他は図
5の第5実施例と同様である。
【0052】この場合、透明導電膜66は、ガラス基板
67に白金を蒸着したもので、その膜厚は所定波長の可
視光に対して透過率が最大となる厚さで設定される。
67に白金を蒸着したもので、その膜厚は所定波長の可
視光に対して透過率が最大となる厚さで設定される。
【0053】これにより、電極線の影響を完全に除去す
ることができるものである。
ることができるものである。
【0054】次に、図7に、本発明の第7実施例のメタ
ルハライド光源の断面図を示す。図7のメタルハライド
光源41は、図6に示すガラス基板67に代えて、4本
の導電線であるタングステン線68を用いたものであ
る。
ルハライド光源の断面図を示す。図7のメタルハライド
光源41は、図6に示すガラス基板67に代えて、4本
の導電線であるタングステン線68を用いたものであ
る。
【0055】すなわち、放物面鏡43の照射口側に石英
管体53の延出部52bより延出した陽極線55(陰極
線としてもよい)先端と、放物面鏡43の外側に配置さ
れた導線部材57bとの間で4本のタングステン線68
を接続する。この場合、陽極線55はタングステンで形
成され、それぞれのタングステン線68は、例えば該陽
極線55の1/2の太さで、かつ長さが最大約20nm
とする。また、陽極線55とタングステン線68とは、
溶着により接続される。これにより、電極線の影を分散
することができ、照度ムラを抑制することができる。
管体53の延出部52bより延出した陽極線55(陰極
線としてもよい)先端と、放物面鏡43の外側に配置さ
れた導線部材57bとの間で4本のタングステン線68
を接続する。この場合、陽極線55はタングステンで形
成され、それぞれのタングステン線68は、例えば該陽
極線55の1/2の太さで、かつ長さが最大約20nm
とする。また、陽極線55とタングステン線68とは、
溶着により接続される。これにより、電極線の影を分散
することができ、照度ムラを抑制することができる。
【0056】なお、第7実施例ではタングステン線68
を4本とした場合を示したが、太さを1/4本とし、1
6本程度に増やすことにより、照明光に対する影響をほ
ぼ完全に除去することができる。また、これら16本の
細線を網状にすることにより、ハンドリングが容易であ
り、強度を向上させることができるものである。
を4本とした場合を示したが、太さを1/4本とし、1
6本程度に増やすことにより、照明光に対する影響をほ
ぼ完全に除去することができる。また、これら16本の
細線を網状にすることにより、ハンドリングが容易であ
り、強度を向上させることができるものである。
【0057】上述の第1〜第7実施例の何れかのメタル
ハライド光源41を液晶表示装置に用いられることによ
り、R,G,B光の光量のバランスが画面のどの部分で
も均一に表示を行うことができるものである。
ハライド光源41を液晶表示装置に用いられることによ
り、R,G,B光の光量のバランスが画面のどの部分で
も均一に表示を行うことができるものである。
【0058】すなわち、本発明の光源41が、図8に示
す液晶表示装置12に用いられる場合、光源41(2
1)からの光をR,G,Bの色光に分離する分離手段と
してR,G,B用のダイクロイックミラー22R,22
G,22Bが用いられ、液晶パネル25R,25G,2
5Bがそれぞれの色光に対して画像変調を行い、全反射
ミラー26R,26G,26B、及び投射レンズ27
R,27G,27Bで構成される投射手段によりスクリ
ーン13に投射して画像合成を行う。なお、画像合成後
に投射してもよい。
す液晶表示装置12に用いられる場合、光源41(2
1)からの光をR,G,Bの色光に分離する分離手段と
してR,G,B用のダイクロイックミラー22R,22
G,22Bが用いられ、液晶パネル25R,25G,2
5Bがそれぞれの色光に対して画像変調を行い、全反射
ミラー26R,26G,26B、及び投射レンズ27
R,27G,27Bで構成される投射手段によりスクリ
ーン13に投射して画像合成を行う。なお、画像合成後
に投射してもよい。
【0059】この液晶表示装置12のように、光源41
(21)から液晶パネル25R,25G,25Bまでの
距離が異なっても、該光源41の照度ムラが抑制されて
いることから、色ムラの原因となる照度分布の局部的な
窪みはなく、R,G,B色光のうちの複数を重ね合わせ
たときの混合色ムラを除去することができるものであ
る。
(21)から液晶パネル25R,25G,25Bまでの
距離が異なっても、該光源41の照度ムラが抑制されて
いることから、色ムラの原因となる照度分布の局部的な
窪みはなく、R,G,B色光のうちの複数を重ね合わせ
たときの混合色ムラを除去することができるものであ
る。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光源内に
配置される導体線や陰極部又は陽極部を照明の局部的な
影とならないようにすることにより照度ムラを抑制する
ことができ、このような光源を液晶表示装置に用いるこ
とにより装置の表示色ムラの発生を抑制することができ
るものである。
配置される導体線や陰極部又は陽極部を照明の局部的な
影とならないようにすることにより照度ムラを抑制する
ことができ、このような光源を液晶表示装置に用いるこ
とにより装置の表示色ムラの発生を抑制することができ
るものである。
【図1】本発明の第1実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の第2実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第3実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の第4実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の第5実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図6】本発明の第6実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図7】本発明の第7実施例のメタルハライド光源の断
面図である。
面図である。
【図8】従来のメタルハライド光源を用いる液晶表示装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図9】図8のメタルハライド光源を示す図である。
41 メタルハライド光源 42 メタルハライドランプ 43 放物面鏡 53 石英管体 54 陰極線 55 陽極線 58 トリガ線 59 電極 62 導光プリズム 63 半導体レーザ源 64 シャッタ 65 領域 66 透明導電膜 67 ガラス基板 68 タングステン線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 猛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田中 義規 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 透明管体(53)で形成される発光空間
(51)内で陽極部(55)と陰極部(54)とが対向
する発光体(42)が、碗形状の反射体(43)の底部
(43a)より碗内突出状態で貫装され、該陽極部(5
5)及び陰極部(54)の導線部材(57a,57b)
が該反射体(43)の外部に導かれると共に、該発光空
間(51)内の放電誘起を行う導電手段が設けられる光
源において、 前記導電手段は、前記反射体(43)の底部近傍で、前
記陽極部(55)と前記陰極部(54)先端付近の前記
透明管体(53)と間で接続される導体線材(58)で
構成されることを特徴とする光源。 - 【請求項2】 透明管体(53)で形成される発光空間
(51)内で陽極部(55)と陰極部(54)とが対向
する発光体(42)が、碗形状の反射体(43)の底部
(43a)より碗内突出状態で貫装され、該陽極部(5
5)及び陰極部(54)の導線部材(57a,57b)
が該反射体(43)の外部に導かれると共に、該発光空
間(51)内の放電誘起を行う導電手段が設けられる光
源において、 前記導電手段は、前記発光空間(51)周囲の前記透明
管体(53)に光学的透明な電極(59)が取着され、
該電極(59)と前記陽極部(55)とが電気的に接続
されることを特徴とする光源。 - 【請求項3】 前記陽極部(55)より前記電極(5
9)を介在させて前記導線部材(57b)に接続され、
前記反射体(43)の外部に導かれることを特徴とする
請求項2記載の光源。 - 【請求項4】 透明管体(53)で形成される発光空間
(51)内で陽極部(55)と陰極部(54)とが対向
する発光体(42)が、碗形状の反射体(43)の底部
(43a)より碗内突出状態で貫装され、該陽極部(5
5)及び陰極部(54)の導線部材(57a,57b)
が該反射体(43)の外部に導かれると共に、該発光空
間(51)内の放電誘起を行う導電手段が設けられる光
源において、 前記導電手段は、前記発光空間(51)内の前記陰極部
(54)先端部分又は先端近傍部を照射する照射部(6
3)を含んで構成されることを特徴とする光源。 - 【請求項5】 前記導電手段は、前記照射部(63)へ
の前記発光体(42)からの照射を遮断するシャッタ
(64)が設けられることを特徴とする請求項4記載の
光源。 - 【請求項6】 前記陽極部(55)又は陰極部(54)
は、前記反射体(43)内の所定領域(65)の外側よ
り前記導線部材(57a,57b)に接続されて外部に
導かれることを特徴とする請求項4又は5記載の光源。 - 【請求項7】 前記反射体(43)の照射口側に、所定
数の導電線(68)又は所定の光学的透明導体(66)
が形成されたガラス部材(67)が設けられ、前記陽極
部(65)又は陰極部(64)が該導電線(68)又は
光学的透明導体(66)を介して前記導線部材(57
a,57b)に接続されて外部に導かれることを特徴と
する請求項4又は5記載の光源。 - 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか記載の光源(4
1)と、 該光源(41)からの光を所定の色光に分離する分離手
段(22R,22G,22B)と、 該分離された各色光に対応する画像変調を行うそれぞれ
の液晶パネル(25R,25G,25B)と、 該各液晶パネル(25R,25G,25B)により画像
変調されたそれぞれの画像を、投射して画像合成を行
い、又は画像合成して投射を行う投射手段(26R,2
6G,26B,27R,27G,27B)と、 を含むことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5133551A JPH06349451A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 光源及びこれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5133551A JPH06349451A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 光源及びこれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06349451A true JPH06349451A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15107464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5133551A Withdrawn JPH06349451A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 光源及びこれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06349451A (ja) |
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010205577A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Ushio Inc | 光源装置を点灯する方法 |
CN101865385A (zh) * | 2009-04-15 | 2010-10-20 | 斯坦雷电气株式会社 | 液冷式led照明装置 |
CN101900251A (zh) * | 2009-05-26 | 2010-12-01 | 樱花卫厨(中国)股份有限公司 | Led照明灯 |
CN102384385A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-03-21 | 宁波市柯玛士太阳能科技有限公司 | 一种高散热性能的led灯 |
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CN102537698A (zh) * | 2010-12-27 | 2012-07-04 | 海洋王照明科技股份有限公司 | Led灯具 |
CN102537707A (zh) * | 2010-12-30 | 2012-07-04 | 海洋王照明科技股份有限公司 | Led灯具 |
CN102606896A (zh) * | 2011-01-20 | 2012-07-25 | 海洋王照明科技股份有限公司 | 一种水循环散热led灯具 |
CN102635789A (zh) * | 2011-02-10 | 2012-08-15 | 鹤山市银雨照明有限公司 | 一种led日光灯管 |
CN102650377A (zh) * | 2011-02-25 | 2012-08-29 | 苏州浩华光电科技有限公司 | 一种导流散热式led灯 |
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