JPH11204085A - 光源装置とこの装置を使用した照明装置および投写型表示装置 - Google Patents

光源装置とこの装置を使用した照明装置および投写型表示装置

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JPH11204085A
JPH11204085A JP10008130A JP813098A JPH11204085A JP H11204085 A JPH11204085 A JP H11204085A JP 10008130 A JP10008130 A JP 10008130A JP 813098 A JP813098 A JP 813098A JP H11204085 A JPH11204085 A JP H11204085A
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JP
Japan
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light source
light
source device
arc tube
reflecting mirror
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Application number
JP10008130A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Wada
充弘 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明装置や投写型表示装置に使用される光源
装置において、位置調整の精度を改善できることを目的
とする。 【解決手段】 放物面鏡14の開口部側に位置する、メ
タルハライドランプ1の発光管2の一方の主電極4aを
形成するモリブデンワイヤ6aを、引き出し用リード線
11と接続するとともに、引き出し用リード線11をモ
リブデンワイヤ6aの周りに回転可能な構成とした接続
金具10を備える。この構成により、引き出し用リード
線11をモリブデンワイヤ6aの周りに自由に回転する
ことができ、ランプ1と放物面鏡14との位置調整をす
る際、中心軸16の回転方向の調整が可能となる。これ
により、放物面鏡14に対するランプ1の位置調整精度
を大幅に向上でき、ランプ1の放射する光を所望の位置
に効率良く集光することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプの放射する
光を効率良く集光する光源装置、およびこの光源装置を
使用した、空間光変調素子を照明するための照明装置な
らびに投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大画面映像を表示する方法の1つ
として、空間光変調素子を用いた投写型表示装置が知ら
れており、近年では、液晶パネルを用いた投写型表示装
置が実用化されている。
【0003】このような投写型表示装置の基本的な構成
を図16に基づいて説明する。光源装置71から放射さ
れる光は、UV−IRカットフィルタ72により赤外線
と紫外線が取り除かれ、フィールドレンズ73を介して
液晶パネル74に照射される。フィールドレンズ73は
光源装置71の放射する光を効率良く投写レンズ75に
入射させるために使用する。液晶パネル74を通過した
光は投写レンズ75に入射する。液晶パネル74上には
透過率の変化として光学像が形成され、投写レンズ75
によりスクリーン(図示せず)上に拡大投影される。
【0004】光源装置71の具体的な構成の一例を図1
7に基づいて説明する。光源装置71は、ランプ76と
反射鏡77から構成されている。ランプ76には発光効
率に優れた高圧水銀ランプやメタルハライドランプなど
のショートアーク放電ランプが主として用いられる。ラ
ンプ76はメタルハライドランプである。
【0005】ランプ76の発光管81の内部には、タン
グステンからなる一対の電極82a,82bが設けら
れ、また発光管81の内部には所定量の水銀、沃化ディ
スプロシウム、沃化ネオジウム、沃化セシウムとともに
始動用ガスとしてアルゴンガスが封入されており、電極
82a,82b間に極めて高輝度な発光体が形成され
る。また反射鏡77の開口部側に位置する発光管81の
外表面には、発光管81内の蒸気圧を高めるための保温
膜83が形成されている。
【0006】また反射鏡77の開口部側に位置する電極
82aには、引き出し用リード線84がスポット溶接な
どにより固定されている。一般に、このようなショート
アーク放電ランプは、小型化されているため、始動時に
かなりのエネルギーを必要とする。そのため、さらに電
極82aには、発光管81の外表面に沿わせて配置した
始動用リード線85が接続されている。
【0007】一方、他方の電極82bには口金86が設
けられている。この口金86を反射鏡77の筒部に挿入
し、セメント87で反射鏡77に固定している。また反
射鏡77は放物面または楕円面であり、その内面すなわ
ち反射面には赤外線を透過し、可視光を反射する多層膜
88が蒸着されている。さらに反射面には引き出し用リ
ード線84を反射鏡77の外部に取り出すための取り出
し孔89が設けられており、引き出し用リード線84は
この穴89を通して接続端子90に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランプ
76の放射する光を反射鏡77により集光する従来の光
源装置71においては、いかに効率良く光を集光するか
が重要となるが、それにはいくつかの課題がある。
【0009】第1にランプ76と反射鏡77との位置調
整時における問題である。ランプ76の放射する光を反
射鏡77により諸望の領域に効率良く集光するために
は、ランプ76と反射鏡77との微妙な位置調整が必要
となる。図18により、位置調整の方法を説明する。
【0010】まず、反射鏡77を固定冶具91に固定
し、ランプ76を上下、左右、および光軸92方向に移
動できるランプ位置調整冶具93に固定する。ランプ7
6の放射光はフィールドレンズ73を介して被照明領域
近傍に配置されたダミー開口部94を照明し、ダミー開
口部94上の照明光は、投写レンズ75によりスクリー
ン(図示せず)上に拡大投影される。この投影像の重心
付近の照度が最大となるように、ランプ位置をランプ位
置調整冶具93で調整した後、反射鏡77とランプ76
をセメント87で固定する。
【0011】一般に、ランプの電極82a,82b間に
形成される発光体の輝度分布は、光軸92に対して必ず
しも回転対称ではなく、非対称性を有する。それ故、光
源の集光効率を向上するためには、より厳密な位置調整
をする必要があり、ランプ76を光軸92の周りに回転
させる調整機構が必要となる。
【0012】しかしながら、図17に示した従来の光源
装置71では、反射鏡77の開口部側に位置する電極8
2aと引き出し用リード線84との接続が固定されてい
るため、位置調整時にランプ76を光軸92の周りに回
転させることができなかった。それ故、位置調整時の自
由度が少なく、位置調整の精度が低いという問題があっ
た。
【0013】第2に、保温膜83における遮光によって
生じる光損失である。発光管81の表面には、発光管内
部の温度を高めるための保温膜83が設けられている。
電極82a,82b間に形成された発光体から放射され
る光のうち、保温膜83に入射する光は、反射鏡77で
集光されず光損失となる。また、仮に、保温膜83が無
かったとしても、反射鏡77に入射せずに直接、反射鏡
77の開口部に向かう光は発散光として光損失になる。
それ故、ランプ76の放射する光を全て有効に利用する
ことができなかった。
【0014】本発明は、このような光源装置において、
位置調整の精度を改善でき、さらに光損失を減少できる
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光源装置におい
ては、発光管と、前記発光管の両端に形成された封止部
と、前記封止部に封着されるとともに前記発光管の内部
において所定の間隔で対向配置された一対の主電極と、
前記封止部に封着されるとともにその内部において前記
主電極と接続される金属箔と、前記封止部の内部におい
て前記金属箔と接続され封止部から外部に導出するため
の外部導線と、前記発光管から放射される光を略同一方
向に反射する反射鏡と、外部接続端子に接続された補助
導線と、前記補助導線を前記反射鏡の開口部側に位置す
る前記外部導線と接続するとともに、前記補助導線を前
記外部導線の周りに回転可能な構成とした接続手段とを
備えたことを特徴としたものである。
【0016】この本発明によれば、発光管(ランプ)の
位置調整の精度を改善できる光源装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、発光管と、前記発光管の両端に形成された封止部
と、前記封止部に封着されるとともに前記発光管の内部
において所定の間隔で対向配置された一対の主電極と、
前記封止部に封着されるとともにその内部において前記
主電極と接続される金属箔と、前記封止部の内部におい
て前記金属箔と接続され封止部から外部に導出するため
の外部導線と、前記発光管から放射される光を略同一方
向に反射する反射鏡と、外部接続端子に接続された補助
導線と、前記補助導線を前記反射鏡の開口部側に位置す
る前記外部導線と接続するとともに、前記補助導線を前
記外部導線の周りに回転可能な構成とした接続手段とを
備えたことを特徴としたものであり、補助導線を前記外
部導線の周りに回転可能としたことにより、位置調整時
に発光管を光軸の周りに自在に回転でき、光源装置の集
光効率を向上できるという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、主電極間を結ぶ軸心が反射鏡の中
心軸とほぼ一致し、かつ主電極間の重心が反射鏡の底部
側の焦点位置とほぼ一致することとしたものであり、反
射鏡の中心軸と平行な光束を得ることができるという作
用を有する。
【0019】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、接続手段を、外部導線の周りに配
置される複数の球状導体と、前記複数の球状導体の周り
に配置されるリング状導体金具とにより構成したことと
したものであり、接続手段は補助導線を外部導線の周り
に回転可能にできるという作用を有する。
【0020】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、発光管は、その外表面に排気管チ
ップオフ部が形成されていることとしたものである。請
求項5に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明にお
いて、反射鏡は、その反射面に補助導線の取り出し穴が
形成されていることとしたものであり、補助導線は反射
面の取り出し穴を介して外部接続端子と外部導線を接続
するという作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、主電極は、その主電極間隔が3m
m以下であることを特徴としたものであり、非常に高輝
度な発光体が形成されるという作用を有する。
【0022】請求項7に記載の発明は、発光管と、前記
発光管の両端に形成された封止部と、前記封止部に封着
されるとともに前記発光管の内部において所定の間隔で
対向配置された一対の主電極と、前記封止部に封着され
るとともにその内部において前記主電極と接続される金
属箔と、前記封止部の内部において前記金属箔と接続さ
れ封止部から外部に導出するための外部導線と、前記発
光部から放射される光を略同一方向に反射する反射鏡
と、前記発光管の外表面の一部に形成された保温膜とを
備えた光源装置であって、前記反射鏡の開口部側に位置
する前記主電極の先端と前記保温膜の前記発光管の外表
面における境界部とが前記反射鏡の中心軸となす角をθ
1とし、前記反射鏡の開口部側に位置する前記主電極の
先端と前記反射鏡の開口部の内径とが前記反射鏡の中心
軸となす角をθ2としたとき、θ1≦θ2を満足するよ
うに、前記保温膜を形成したことを特徴としたものであ
り、本来、反射鏡で反射されるべき光のうち保温膜で遮
光されていた光も反射鏡で有効に反射されることにな
り、集光効率の極めて高い光源装置を実現できるという
作用を有する。
【0023】請求項8に記載の発明は、主電極間を結ぶ
軸心が反射鏡の中心軸とほぼ一致し、かつ主電極間の重
心が反射鏡の底部側の焦点位置とほぼ一致することを特
徴ととしたものであり、反射鏡の中心軸と平行な光束を
得ることができるという作用を有する。
【0024】請求項9に記載の発明は、発光管と、前記
発光管の両端に形成された封止部と、前記封止部に封着
されるとともに前記発光管の内部において所定の間隔で
対向配置された一対の主電極と、前記封止部に封着され
るとともにその内部において前記主電極と接続される金
属箔と、前記封止部の内部において前記金属箔と接続さ
れ封止部から外部に導出するための外部導線と、前記発
光部から放射される光を略同一方向に反射する反射鏡と
を備えた光源装置であって、前記発光管の外表面の一部
に反射膜を形成したことを特徴としたものであり、従
来、保温膜で遮光され損失となっていた光を反射膜で反
射することにより、効率良く利用することができ、集光
効率の極めて高い光源装置を実現できるという作用を有
する。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、反射鏡の開口部側に位置する主電極
の先端と反射膜の発光管の外表面における境界部とが前
記反射鏡の中心軸となす角をθ1とし、前記反射鏡の開
口部側に位置する前記主電極の先端と前記反射鏡の開口
部の内径とが前記反射鏡の中心軸となす角をθ2とした
とき、θ1=θ2を満足するように、前記反射膜を形成
したこととしたものであり、従来、保温膜で遮光され損
失となっていた光と反射鏡の反射面に入射せず発散光と
して損失となっていた光を、効率良く利用することがで
き、集光効率の極めて高い光源装置を実現できるという
作用を有する。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、主電極間を結ぶ軸心が反射鏡の中
心軸とほぼ一致し、かつ主電極間の重心が反射鏡の底部
側の焦点位置とほぼ一致することを特徴としたものであ
り、反射鏡の中心軸と平行な光束を得ることができると
いう作用を有する。
【0027】請求項12に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、反射膜は、諸望の色成分の光を反射
し、それ以外の色成分の光を透過する誘電体多層膜であ
ることとしたものであり、発光体の分光分布に応じて反
射膜の分光透過率特性を適切に設定することにより、白
色時の色温度の調整が可能になるという作用を有する。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項1〜請
求項12のいずれかに記載の光源装置と、前記光源装置
から放射される光を入射し、被照明領域を照明する照明
光を形成するリレー光学手段とを備えたことを特徴とし
たものであり、リレー光学手段により被照明領域上に極
めて均一性の高い照明光を形成できるという作用を有す
る。
【0029】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、リレー光学手段は、光源装置の出
射側近傍に配置され複数の第1レンズを2次元状に配列
して形成された第1レンズアレイと、前記第1レンズア
レイに対して被照明領域側に配置され前記第1レンズと
同数で対をなす第2レンズを2次元状に配列して形成さ
れた第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイと被照
明領域との間に配置された第3レンズとを備え、前記第
1レンズの各々はこれに入射する光束を収斂して対応す
る第2レンズの開口に導き、前記第2レンズの各々は対
応する前記第1レンズの主平面近傍の物体の実像を前記
被照明領域と同一平面上に形成し、前記第3レンズは前
記物体の実像の重心を各々前記被照明領域の重心近傍に
重畳形式で形成することを特徴としたものであり、第1
レンズの各々はこれに入射する光束を収斂して対応する
第2レンズの開口に導き、第2レンズの各々は対応する
前記第1レンズの主平面近傍の物体の実像を前記被照明
領域と同一平面上に形成し、前記第3レンズは前記物体
の実像の重心を各々前記被照明領域の重心近傍に重畳形
式で形成することにより、被照明領域上に極めて均一性
の高い照明光を形成できるという作用を有する。
【0030】請求項15に記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14記載の照明装置と、前記照明装置により
形成される照明光を入射し、透過率の変化として光学像
を形成する空間光変調素子と、前記空間光変調素子上の
光学像を投影する投写手段を備えたことを特徴としたも
のであり、光利用効率の極めて高い照明装置を使用し、
空間光変調素子を照明することにより、明るさを大幅に
向上できるという作用を有する。
【0031】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る光源装置の概略断面図である。本発明の実施の形態1
における光源装置は、メタルハライドランプ1と放物面
鏡(反射鏡)14から構成されている。
【0032】メタルハライドランプ1の石英ガラス製の
発光管2の内部には、タングステンからなる一対の電極
3a,3bが配置されており、これら電極3a,3b
は、それぞれ主電極4a,4b、金属箔であるモリブデ
ン箔5a,5b、外部導線であるモリブデンワイヤ6
a,6bにより構成されている。主電極4a,4bの電
極間距離は2mmであり、主電極4a,4b間には非常
に高輝度な発光体が形成される。なお、主電極4a,4
bの電極間距離は3mm以下であることが好ましい。
【0033】また発光管2の外表面には、排気管チップ
オフ部7が設けられ、さらに放物面鏡14の開口部側に
位置する発光管2の外表面には発光管内部の蒸気圧を高
めるために保温膜8が形成されている。発光管2の内部
には、所定量の水銀、沃化ディスプロシウム、沃化ネオ
ジウム、沃化セシウムとともに始動用ガスとしてアルゴ
ンガスが封入されている。
【0034】また発光管2の両端には封止部9a,9b
が設けられ、この部分でモリブデン箔5a,5bは封止
され、モリブデンワイヤ6a,6bは封止部9a,9b
から外部にそれぞれ導出される。
【0035】放物面鏡14の開口部側に位置するモリブ
デンワイヤ6aの先端部には、その周りに回転可能な接
続金具10が設けられ、接続金具10の外周部に引き出
し用リード線11の一端がスポット溶接などで接続され
ている。また、始動性を高めるめ、発光管2の外表面に
沿わせて始動用リード線12が配置されており、この始
動用リード線12は、モリブデンワイヤ6aに接続され
ている。
【0036】また放物面鏡14の筒部側に位置するモリ
ブデンワイヤ6bには金属製の口金13が設けられてお
り、この口金13は、放物面鏡14の筒部に主電極4
a,4b間を結ぶ軸心15と放物面鏡14の中心軸16
とが同軸上となるように挿入され、かつ、電極間の重心
15aと放物面鏡14の底部側に存在する焦点位置とが
およそ一致するように調整された後、セメント17で固
定される。
【0037】放物面鏡14の内面すなわち反射面には赤
外線を透過し、可視光を反射する多層膜18を蒸着して
いる。また、反射面には補助導線である引き出し用リー
ド線11を放物面鏡14の外部に取り出すための取り出
し穴19を設け、この穴19を通して引き出し用リード
線11の他端が外部接続端子20に接続されている。
【0038】図2は、放物面鏡14の開口部側に位置す
るモリブデンワイヤ6aの先端部の拡大図、図3は、図
2のA−A’断面図であり、これら図2と図3に基づい
て接続金具10の構成を詳細に説明する。
【0039】接続金具10は、2つの半円状の導体金具
10a,10bから構成され、一方の半円状金具10a
の両接続端面にはそれぞれ突起部21が形成され、他方
の半円状金具10bの両接続端面には突起部21を挿入
するための挿入穴22が形成されている。また、モリブ
デンワイヤ6aの先端部には溝6cが形成されており、
接続金具10の内径はこの溝部6cの外径とおよそ等し
くしている。
【0040】接続金具10は、半円状金具10a,10
bを、モリブデンワイヤ6aの溝部6cを囲むように配
置し、突起部21を挿入穴22にはめ込んで形成され
る。モリブデンワイヤ6aの溝部6cの外径と接続金具
10の内径はおよそ等しいことから、モリブデンワイヤ
6aの周りに回転できる程度の圧力で、半円状金具10
a,10bは圧着される。また引き出し用リード線11
は、接続金具10の外周部にスポット溶接などにより接
続される。
【0041】このように、引き出し用リード線11をモ
リブデンワイヤ6aに直接接続するのではなく、接続金
具10を介して接続することにより、引き出し用リード
線11をモリブデンワイヤ6aの周りに自由に回転する
ことができる。
【0042】上記構成によれば、図4に示すように、放
物面鏡14の中心軸方向をz軸、それと直交する2方向
をx軸とy軸、またz軸に対してランプ1の回転方向を
θとすると、ランプ1と放物面鏡14との位置調整をす
る際、xyz軸方向に加え、θ軸方向の調整が可能とな
る。これにより、放物面鏡14に対するランプ1の位置
調整精度が大幅に向上し、ランプ1の放射する光を諸望
の位置に効率良く集光することができる。 (実施の形態2)図5は本発明の実施の形態2における
光源装置のモリブデンワイヤ6aと引き出し用リード線
11の接続を示す図である。
【0043】実施の形態2においては、実施の形態1の
接続金具10に代えて、モリブデンワイヤ6aの先端付
近に接続金具24を接続し、接続金具24の外周部に引
き出し用リード線11を接続している。なお、モリブデ
ンワイヤ6aには上記溝6cは設けてなく、モリブデン
ワイヤ6aの先端部に、接続金具24の滑り落ちを防止
するためのストッパ6dを設けている。
【0044】接続金具24は、モリブデンワイヤ6aの
外周に沿って配置された複数の球状導体25と、それら
を保持するためのリング状導体金具26により構成され
ている。
【0045】本構成においても、引き出し用リード線1
1をモリブデンワイヤ6aの周りに自由に回転すること
ができ、これにより放物面鏡14に対するランプ1の位
置調整精度が大幅に向上し、ランプ1の放射する光を諸
望の位置に効率良く集光することが可能となる。
【0046】なお、接続金具は、実施の形態1,2の構
成に限定するものではない。引き出し用リード線11を
モリブデンワイヤ6aの周りに自由に回転する構成であ
れば、本発明の接続金具として使用することができる。 (実施の形態3)図6は本発明の実施の形態3における
光源装置の概略断面図である。なお、実施の形態1の図
1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0047】実施の形態3のメタルハライドランプ31
は、実施の形態1の保温膜8に代えて、下記の条件を満
たす保温膜32を設けている。すなわち、放物面鏡14
の開口部側に位置する主電極4aの先端部と発光管上の
保温膜32の境界部とが放物面鏡14の中心軸16とな
す角をθ1、放物面鏡14の開口部側に位置する主電極
4aの先端と放物面鏡14の開口部の内径とが放物面鏡
14の中心軸16となす角をθ2とすると、 θ1≦θ2 となるように、保温膜32を形成している。
【0048】上記構成により、従来構成において、本
来、放物面鏡14で反射されるべき光のうち保温膜32
で遮光されていた光も放物面鏡14で有効に反射される
ことになり、集光効率の極めて高い光源装置を実現でき
る。
【0049】なお、実施の形態における接続金具10に
代えて、実施の形態2の接続金具24を使用してもよ
い。 (実施の形態4)図7は本発明の実施の形態4における
光源装置の概略断面図である。なお、実施の形態1の図
1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0050】実施の形態4のメタルハライドランプ35
は、実施の形態1の保温膜8に代えて、下記の条件を満
たす反射膜36を設けている。すなわち、放物面鏡14
の開口部側に位置する主電極4aの先端部と発光管上の
反射膜36の境界部とが放物面鏡14の中心軸16とな
す角をθ1、放物面鏡14の開口部側に位置する主電極
4aの先端と放物面鏡14の開口部の内径とが放物面鏡
14の中心軸16となす角をθ2とすると、 θ1=θ2 となるように、反射膜36を形成している。
【0051】反射膜36は、Al2 O3 、SiO2
で構成され、発光管2内の蒸気圧を高める保温膜と同様
の作用を有するとともに、光利用効率を向上する効果が
ある。
【0052】具体的な作用を図8に基づいて説明する。
主電極4a,4b間に形成される発光体38から放射さ
れる光のうち、反射膜36で反射される光は、放物面鏡
14の反射面(多層膜)18の反射光39として開口部
より出射する。従来は、反射膜36の代わりに薄いセメ
ント層による保温膜8が形成されていたが、セメント層
は反射作用を有しないので、この部分に入射した光は、
吸収もしくは散乱され損失していた。また、反射膜36
を形成しない場合、発光管2を透過する光は放物面鏡1
4の反射面18に入射せず、発散光40として損失して
いた。
【0053】さらに、反射膜36を発光管2の外表面に
形成した場合であっても、図7において θ1<θ2 の条件下では、放物面鏡14の反射面18、発光管2の
外表面に形成された反射膜36のいずれにも入射しない
発散光が存在するため、このような発散光は光損失とな
る。また、 θ1>θ2 の条件下では、本来、放物面鏡14の周辺部に入射する
光が反射膜36で反射される。このような光は、反射膜
36で反射された後、再び放物面鏡14の反射面18で
反射されるが、2度の反射により反射光の強度が低減す
る。
【0054】それ故、本実施の形態では、 θ1=θ2 となるように、反射膜36を形成している。
【0055】このように、従来、放物面鏡14の反射面
18に入射せず発散光として損失となっていた光も、効
率良く利用することができ、集光効率の極めて高い光源
装置を実現できる。
【0056】なお、反射膜36は、発光管2の外表面に
銀を蒸着したものであってもよい。この場合、銀の酸化
を防止するため、その表面にSiO2 などを蒸着する
とよい。
【0057】また、反射膜36は、TiO2 、SiO2
などを積層してなる誘電体多層膜であってもよい。こ
の誘電体多層膜が、たとえば緑色成分の光のみを反射す
る誘電体多層膜であれば、青色、赤色成分の光は反射膜
36を透過し発散光となるので集光されない。この場
合、光源装置で集光した光の分光分布は、ランプ35の
分光分布と比較して、緑色成分が多くなる。
【0058】液晶プロジェクタのような投写型表示装置
では、白色時の色温度が非常に重要となる。それ故、発
光体38の分光分布に応じて反射膜36の分光透過率特
性を適切に設定することにより、白色時の色温度の調整
が可能になる。
【0059】なお、実施の形態における接続金具10に
代えて、実施の形態2の接続金具32を使用してもよ
い。 (実施の形態5)図9は本発明の実施の形態5における
照明装置の構成図である。
【0060】図9において、41は実施の形態1と同一
の光源装置であり、光源装置41から出射する光は、U
V−IRカットフィルタ42により紫外線と赤外線が取
り除かれ、リレー光学系43へ入射する。
【0061】リレー光学系43は、第1レンズアレイ4
5と第2レンズアレイ46とビーム合成レンズ47とに
より構成されている。リレー光学系43は、被照明領域
49上に極めて均一性の高い照明光を形成する。この
時、被照明領域49の重心50は放物面鏡14の中心軸
である光軸51とはおよそ一致する。
【0062】図10に第1レンズアレイ45の構成の一
例を示す。第1レンズアレイ45は、矩形の開口を有す
る第1レンズ45aを2次元状に配列して構成される。
第1レンズ45aは平凸レンズであり、全ての凸面を同
一の面上に形成している。第1レンズ45aの開口の中
心に相当する点45b上を光軸51が通過するように配
置する。
【0063】図11に第2レンズアレイ46の構成の一
例を示す。第2レンズアレイ46は、第1レンズ45a
と同数で対をなす第2レンズ46aを、同様に配列して
構成される。第2レンズアレイ46の開口の中心に相当
する点46b上を光軸51が通過するように配置する。
【0064】図12に基づいて、第1レンズアレイ4
5、第2レンズアレイ46、ビーム合成レンズ47の作
用を説明する。光軸51と平行な光軸52上にある一対
の第1レンズ45aと第2レンズ46aに着目し、これ
に関係する要素のみを記載する。14aは放物面鏡14
の一部、1aはランプ1の形成する発光体、47aはビ
ーム合成レンズ47の一部である。
【0065】発光体1aから放射された光の一部は、放
物面鏡14aにより反射されて光軸51とおよそ平行に
進行する光束となり、第1レンズ45aに入射する。第
1レンズ45aの出射側焦点は、対応する第2レンズ4
6aの中心近傍に配置する。これにより、第1レンズ4
5aはこれに入射する光束を対応する第2レンズ46a
の中心近傍に収斂し、主平面46d上に発光体1aの実
像を形成する。
【0066】第2レンズ46aとビーム合成レンズ47
aは、対応する第1レンズ45aの主平面45d上の物
体の実像を、被照明領域49上に形成する。倍率は、第
1レンズ45aに入射する光束の断面が、拡大されて被
照明領域49の全域に到達するように定める。ビーム合
成レンズ47aは、光軸52上を進行する光線を適切に
屈折させて被照明領域49の重心50に到達させる。
【0067】他のレンズについても同様の作用により、
第1レンズ45aの主平面45d上の物体の実像が対応
する第2レンズ46aにより拡大され、ビーム合成レン
ズ47により被照明領域49、たとえば液晶パネルの有
効表示領域上に重ね合わせられる。これにより極めて均
一性の高い照明光を実現できる。
【0068】本実施の形態においては、ランプ1と放物
面鏡14の相対位置を調整する際、ランプ1を上下、左
右、および光軸51方向に加えて、光軸51の回転方向
にも移動することができる。
【0069】図13,図14は、第2レンズ46aの主
平面46d上に形成される発光体1aの実像の模式図で
あり、ランプ1の位置との関係を示す。第2レンズアレ
イ46の外形、および個々の第2レンズ46aの境界を
破線で示す。具体的に、図13と図14では、光軸51
の回転方向に対するランプ1の位置が異なる。図13で
は、発光体1aの実像54上に、ランプ1の排気管チッ
プオフ部7の像55と始動用リード線12による像56
が形成されており、光損失を生じている。一方、図14
では、発光体1aの実像54上とは異なる位置に排気管
チップオフ部7の像55、始動用リード線12の像56
が形成されているため、光損失は生じない。このよう
に、第2レンズ46aの主平面46d上に排気管チップ
オフ部7の像55や始動用リード線12の像56が形成
されるのは、ランプ1の排気管チップオフ部7と始動用
リード線12が、発光体1aの近傍に存在からである。
【0070】本実施の形態においては、ランプ1と放物
面鏡14の相対位置を調整する際、ランプ1を上下、左
右、および光軸51方向に加えて、光軸51の回転方向
にも調整できるために、図14のような光損失の無い実
像54が得られるようにランプ1の位置を調整し、セメ
ント17により放物面鏡14に固定している。
【0071】これにより、従来、問題であった排気管チ
ップオフ部7と始動用リード線12の像による光損失を
大幅に低減でき、光利用効率の極めて高い照明装置を実
現できる。 (実施の形態6)図15は本発明の実施の形態6におけ
る投写型表示装置の構成図である。
【0072】本発明の投写型表示装置は、照明光学系6
1と、フィールドレンズ62と、空間光変調素子である
ツイストネマチック液晶パネル63と、投写手段である
投写レンズ64により構成されている。照明光学系61
は、図9に示した照明装置と同一の構成としている。
【0073】照明光学系61の被照明領域近傍に配置し
たフィールドレンズ62は、入射光を光軸51におよそ
平行な光に変換する。フィールドレンズ62の出射光
は、液晶パネル63に入射し、液晶パネル63上には、
透過率の変化として光学像が形成される。液晶パネル6
3の出射光は、投写レンズ64に入射し、液晶パネル6
3上の光学像をスクリーン上(図示せず)に拡大投影す
る。
【0074】上記構成によれば、光利用効率の極めて高
い照明光学系61で液晶パネル63を照明することによ
り、投写型表示装置の明るさを大幅に向上できる。照明
光学系63に用いる光源装置41として、図7に示す光
源装置を使用し、反射膜36の分光透過率特性を適切に
設定すれば、明るさが向上するとともに、投写型表示装
置の白色時の色温度を改善できる。
【0075】なお、上記実施の形態1〜6において、反
射鏡として放物面鏡14を用いた例を示したが、これに
限定するものではない。用途に応じて諸望の領域に光を
集光できるものであれば良く、たとえば楕円面鏡なども
使用することができる。
【0076】また、ランプとしてメタルハライドランプ
1を用いた例を示したが、これに限定するものではな
い。一対の電極間にアーク放電による高輝度な発光体を
形成するショートアーク放電ランプであればよく、たと
えば超高圧水銀ランプなども使用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明の光源装置によれ
ば、補助導線を外部導線の周りに回転可能としたことに
より、位置調整時に発光管を光軸の周りに自在に回転で
き、光源装置の集光効率を向上できるという有利な効果
が得られる。さらに、このような光源装置を使用するこ
とにより、光利用効率が極めて高く、照明むらの少ない
照明光を形成することができる照明装置を提供すること
ができ、またこのような照明装置を使用することによ
り、明るく、高画質な投写型表示装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光源装置の構成
を示す概略断面図である。
【図2】同光源装置のランプの先端部の構造を示す概略
構成図である。
【図3】同光源装置の接続金具の構造を示す概略構成図
である。
【図4】同光源装置のランプの位置調整方向を説明する
ための概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2における光源装置の接続
金具の構造を示す概略構成図である。
【図6】本発明の実施の形態3における光源装置の構成
を示す概略断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4における光源装置の構成
を示す概略断面図である。
【図8】同光源装置の反射膜の作用を説明する概略断面
図である。
【図9】本発明の実施の形態5における照明装置の概略
構成図である。
【図10】同照明装置の第1レンズアレイの構成を示す
概略構成図である。
【図11】同照明装置の第2レンズアレイの構成を示す
概略構成図である。
【図12】同照明装置のリレー光学系の作用を説明する
概略構成図である。
【図13】同照明装置の発光体の実像の一例を示す模式
図である。
【図14】同照明装置の発光体の実像の他の例を示す模
式図である。
【図15】本発明の実施の形態6における投写型表示装
置の概略構成図である。
【図16】従来の投写型表示装置の構成を示す概略構成
図である。
【図17】従来の光源装置の構成を示す概略断面図であ
る。
【図18】従来の光源装置のランプ位置調整方法を説明
するための概略構成図である。
【符号の説明】
1,31,35 メタルハライドランプ 2 発光管 3a,3b 電極 4a,4b 主電極 5a,5b モリブデン箔(金属箔) 6a,6b モリブデンワイヤ(外部導線) 7 排気管チップオフ部 8,32 保温膜 9a,9b 封止部 10,24 接続金具(接続手段) 11 引き出し用リード線(補助導線) 12 始動用リード線 13 口金 14 放物面鏡(反射鏡) 15 軸心 16,51 放物面鏡の中心軸 17 セメント 18 多層膜 19 取り出し用穴 20 外部接続端子 25 球状導体 26 リング状導体金具 36 反射膜 41 光源装置 43 リレー光学系 45 第1レンズアレイ 45a 第1レンズ 46 第2レンズアレイ 46a 第2レンズ 47 ビーム合成レンズ 49 被照明領域 61 照明光学系 62 フィールドレンズ 63 液晶パネル(空調光変調素子) 64 投写レンズ(投写手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光管と、 前記発光管の両端に形成された封止部と、 前記封止部に封着されるとともに前記発光管の内部にお
    いて所定の間隔で対向配置された一対の主電極と、 前記封止部に封着されるとともにその内部において前記
    主電極と接続される金属箔と、 前記封止部の内部において前記金属箔と接続され封止部
    から外部に導出するための外部導線と、 前記発光管から放射される光を略同一方向に反射する反
    射鏡と、 外部接続端子に接続された補助導線と、 前記補助導線を前記反射鏡の開口部側に位置する前記外
    部導線と接続するとともに、前記補助導線を前記外部導
    線の周りに回転可能な構成とした接続手段とを備えたこ
    とを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 主電極間を結ぶ軸心が反射鏡の中心軸と
    ほぼ一致し、かつ主電極間の重心が反射鏡の底部側の焦
    点位置とほぼ一致することを特徴とする請求項1記載の
    光源装置。
  3. 【請求項3】 接続手段を、外部導線の周りに配置され
    る複数の球状導体と、前記複数の球状導体の周りに配置
    されるリング状導体金具とにより構成したことを特徴と
    する請求項1記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 発光管は、その外表面に排気管チップオ
    フ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    光源装置。
  5. 【請求項5】 反射鏡は、その反射面に補助導線の取り
    出し穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の光源装置。
  6. 【請求項6】 主電極は、その主電極間隔が3mm以下
    であることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 発光管と、 前記発光管の両端に形成された封止部と、 前記封止部に封着されるとともに前記発光管の内部にお
    いて所定の間隔で対向配置された一対の主電極と、 前記封止部に封着されるとともにその内部において前記
    主電極と接続される金属箔と、 前記封止部の内部において前記金属箔と接続され封止部
    から外部に導出するための外部導線と、 前記発光部から放射される光を略同一方向に反射する反
    射鏡と、 前記発光管の外表面の一部に形成された保温膜とを備え
    た光源装置であって、 前記反射鏡の開口部側に位置する前記主電極の先端と前
    記保温膜の前記発光管の外表面における境界部とが前記
    反射鏡の中心軸となす角をθ1とし、 前記反射鏡の開口部側に位置する前記主電極の先端と前
    記反射鏡の開口部の内径とが前記反射鏡の中心軸となす
    角をθ2としたとき、 θ1≦θ2 を満足するように、前記保温膜を形成したことを特徴と
    する光源装置。
  8. 【請求項8】 主電極間を結ぶ軸心が反射鏡の中心軸と
    ほぼ一致し、かつ主電極間の重心が反射鏡の底部側の焦
    点位置とほぼ一致することを特徴とする請求項7記載の
    光源装置。
  9. 【請求項9】 発光管と、 前記発光管の両端に形成された封止部と、 前記封止部に封着されるとともに前記発光管の内部にお
    いて所定の間隔で対向配置された一対の主電極と、 前記封止部に封着されるとともにその内部において前記
    主電極と接続される金属箔と、 前記封止部の内部において前記金属箔と接続され封止部
    から外部に導出するための外部導線と、 前記発光部から放射される光を略同一方向に反射する反
    射鏡とを備えた光源装置であって、 前記発光管の外表面の一部に反射膜を形成したことを特
    徴とする光源装置。
  10. 【請求項10】 反射鏡の開口部側に位置する主電極の
    先端と反射膜の発光管の外表面における境界部とが前記
    反射鏡の中心軸となす角をθ1とし、 前記反射鏡の開口部側に位置する前記主電極の先端と前
    記反射鏡の開口部の内径とが前記反射鏡の中心軸となす
    角をθ2としたとき、 θ1=θ2 を満足するように、前記反射膜を形成したことを特徴と
    する請求項8記載の光源装置。
  11. 【請求項11】 主電極間を結ぶ軸心が反射鏡の中心軸
    とほぼ一致し、かつ主電極間の重心が反射鏡の底部側の
    焦点位置とほぼ一致することを特徴とする請求項10記
    載の光源装置。
  12. 【請求項12】 反射膜は、諸望の色成分の光を反射
    し、それ以外の色成分の光を透過する誘電体多層膜であ
    ることを特徴とする請求項9記載の光源装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項12のいずれかに記
    載の光源装置と、 前記光源装置から放射される光を入射し、被照明領域を
    照明する照明光を形成するリレー光学手段とを備えたこ
    とを特徴とする照明装置。
  14. 【請求項14】 リレー光学手段は、 光源装置の出射側近傍に配置され複数の第1レンズを2
    次元状に配列して形成された第1レンズアレイと、 前記第1レンズアレイに対して被照明領域側に配置され
    前記第1レンズと同数で対をなす第2レンズを2次元状
    に配列して形成された第2レンズアレイと、 前記第2レンズアレイと被照明領域との間に配置された
    第3レンズとを備え、 前記第1レンズの各々はこれに入射する光束を収斂して
    対応する第2レンズの開口に導き、前記第2レンズの各
    々は対応する前記第1レンズの主平面近傍の物体の実像
    を前記被照明領域と同一平面上に形成し、前記第3レン
    ズは前記物体の実像の重心を各々前記被照明領域の重心
    近傍に重畳形式で形成することを特徴とする請求項13
    記載の照明装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14記載の照
    明装置と、 前記照明装置により形成される照明光を入射し、透過率
    の変化として光学像を形成する空間光変調素子と、 前記空間光変調素子上の光学像を投影する投写手段を備
    えたことを特徴とする投写型表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000075960A1 (fr) * 1999-06-08 2000-12-14 Ushio Denki Kabushiki Kaisya Dispositif d'eclairage
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