JPH06348456A - 1の補数の加算器および動作方法 - Google Patents

1の補数の加算器および動作方法

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JPH06348456A
JPH06348456A JP6103321A JP10332194A JPH06348456A JP H06348456 A JPH06348456 A JP H06348456A JP 6103321 A JP6103321 A JP 6103321A JP 10332194 A JP10332194 A JP 10332194A JP H06348456 A JPH06348456 A JP H06348456A
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bits
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Ying-Wai Ho
イン・ワイ・ホー
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    • GPHYSICS
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    • G06F2207/38Indexing scheme relating to groups G06F7/38 - G06F7/575
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    • G06F2207/3808Details concerning the type of numbers or the way they are handled
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路でシステムのクロック速度に制約
を与えることなくかつモジュール性に富んだ1の補数の
加算器を実現する。 【構成】 1の補数の加算器(18)は第1および第2
のオペランドを加算するために複数の加算器セル(20
〜35)および発生伝搬回路(36〜40)を有する。
各々の加算器セルは選択された異なる組の入力ビットを
論理的に加算する。入力ビットの各組は第1のビット、
第2のビットおよび第3のビットを有する。各々の加算
器セルの出力は前記3つのビットの数学的和の最下位ビ
ットと論理的に等価な和ビットを発生する。発生−伝搬
回路は発生信号および複数のキャリービット信号を発生
する。前記発生信号は前記3つのビットの内の1つを発
生するために加算器セルの1つに結合される。前記複数
のキャリービットは残りの第3のビットを発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にはデジタル計算
システムに関し、かつより詳細には1の補数(one′
s complement)の加算器に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル計算システムにおいて2進数を
表現するためにいくつかのプロトコルが存在する。これ
らのプロトコルの1つは「1の補数」として知られてい
る。1つの補数の表現においては、ある数の否定操作は
その数の各ビットを反転することにより発生される。例
えば、10進数の2および負の2の2進表現は、それぞ
れ、最上位ビットから最下位ビットへと(0010)お
よび(1101)である。最上位ビットは数の符号を示
す。最上位ビットの論理“1”はその数が負の数である
ことを示す。最上位ビットの論理“0”はその数が正の
数であることを示す。この形式はある数の符号が計算に
とって重要である(material)場合に都合が良
いことは明らかである。また、同じ加算器によって2つ
のオペランドの4つ全ての符号を交換した加算操作を容
易に行なうことができる。
【0003】1の補数の表現は少なくとも1つの不都合
を有している。すなわち、加算操作の後に、正しい結果
を得るために付加的なステップが必要なことである。最
上位キャリービットが最下位結果ビットまたは和ビット
に加算されなければならない。この「ラップアラウンド
(wrap−around)」キャリーは他のビットも
変化させることがある。例えば、3(0011)および
負の2(1101)の和は1である。しかしながら、
(0011)および(1101)の直接的なビット加算
は(10000)であり、この場合先行する“1”は第
4番目のビットの加算からのキャリービットに対応す
る。1の補数の表現においては、4つのゼロは(正の)
ゼロに対応する。上に述べたように、もし最上位キャリ
ービットが最下位ビット加算結果に加えられれば、正し
い結果が得られる、すなわち(0001)である。
【0004】図1および図2は技術上知られた第1およ
び第2の1の補数の加算器を示す。これら双方の加算器
はAおよびBと名付けられた、2つの入力オペランドを
加算し、かつ、Sと名付けられた、加算結果を発生す
る。A,BおよびSは1の補数の表記法で表されてい
る。図1に示された加算器10においては、キャリール
ックアヘッド加算器12(以後単にCLA加算器と称す
る)は2つのオペランドAおよびBの包括的(gene
ric)ビット加算および最上位キャリービット、C
OUT、を発生する。前記包括的ビット加算結果および
最上位キャリービットはインクリメンタ14に入力され
る。インクリメンタ14はその2つの入力を引き続くク
ロックサイクルにおいて加算する。図示されているよう
に、CLA加算器12への最下位キャリービット入力、
IN、は常に論理“0”である。図2に示される加算
器16においては、CLA加算器の最上位キャリービッ
トは同じCLA加算器の最下位キャリービット入力に直
接供給されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】双方の加算器10およ
び16は正しい結果を発生しかつ1の補数のプロトコル
にしたがう。しかしなら、双方の加算器はそれらを最適
でないものとする不都合を有している。例えば、加算器
10は加算操作を行なうのに2つの操作を必要とし、か
つCLA加算器12およびインクリメンタ14の双方の
ためのダイ領域を必要とする。加算器10よりは小さい
が、加算器16はCLA加算器12が最上位キャリービ
ットを発生し、それを最下位キャリービット入力に戻し
て供給し、かつ該ビットがCLA加算器12を通って伝
搬できるようにするための最小時間を必要とする。この
最小時間は、加算器を導入する、データプロセッサのよ
うな、システムのクロック速度に制限を与える。また、
集積回路は複雑なコンピュータエイデッドデザインのツ
ールによって設計されかつ作られなければならない。こ
れらのツールの多くは加算器16において生じているも
ののような単一サイクルのフィードバックループをモデ
ル化することができない。この制限は数多くの設計方法
論と共に加算器16の使用を排除している。
【0006】したがって、本発明の目的は、従来技術の
1の補数の加算器の不都合を実質的に除去するキャリー
ビットのフィードバック機構を有する1の補数の加算器
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本発明に係わる1の補数の加算器は複数の
加算器セルおよび第1および第2のオペランドを加算す
るための発生伝搬回路(generate propa
gate circuitry)を有する。前記加算器
セルの各々は論理的に選択された異なる組の入力ビット
を加算する。入力ビットの各々の組は第1のビット、第
2のビットおよび第3のビットを有する。前記加算器セ
ルの各々の出力は前記3つのビットの数学的和の最下位
ビットと論理的に等価な和ビットを発生する。前記発生
伝搬回路は発生信号(generate signa
l)および複数のキャリービット信号を発生する。該発
生信号は前記加算器セルの1つに結合されて前記第3の
ビットの内の1つを発生する。前記複数のキャリービッ
トは第3ビットの残りを発生する。
【0008】さらに、本発明に係わる1の補数の加算器
を動作させる方法は複数の和ビットを発生する段階およ
び複数の第3のビットを発生する段階を備えている。各
々の和ビットは複数の加算器セルの内の選択された異な
るものによって発生される。前記複数の和ビットの各々
の1つは複数の第1のオペランドビットの選択された異
なる1つ、複数の第2のオペランドビットの選択された
異なる1つ、および複数の第3のビットの選択された異
なる1つの選択された異なる数学的和の最下位ビットと
論理的に等価である。複数の第3のビットを発生する段
階はさらにグループ発生信号を発生する段階、複数のキ
ャリービットを発生する段階、および前記複数の第3の
ビットとして複数のキャリービットおよびグループ発生
を提供する段階を有している。前記複数の加算器セルに
結合された発生伝搬回路はグループ発生信号を発生しか
つ複数のキャリービットを発生する。
【0009】
【実施例】本発明の特徴および利点は添付の図面と共に
以下の詳細な説明を参照することによってより明瞭に理
解され、添付の図面においては同様の数字は同様のかつ
対応する部分を示している。
【0010】図3および図4は一体となって本発明にし
たがって構成された1の補数の加算器(以後単に加算器
と称する)18のブロック図を示している。加算器18
は(A〜A15およびB〜B15とそれぞれ名付け
られた)2つの入力ビットのオペランドを受入れ、かつ
(S〜S15と名付けられた)結果の和を発生する。
オペランドAおよびBと結果の和Sとは全て1の補数形
式で表されている。後に説明するように、加算器18は
グループ発生信号を発生し、かつこの信号を入力キャリ
ービット、CIN、として入力する。グループ発生信号
はオペランドAおよびBにのみ依存する。したがって、
加算器18は単一サイクルで加算操作を行ない、合理的
に小さく、かつコンピュータエイデッドデザイン方法論
と両立する。
【0011】加算器18は(加算器セルと名付けられ
た)16個の2ビット加算器セル20〜35、および
(グループ発生/伝搬と名付けられた)5個のグループ
発生−グループ伝搬(group generate−
group propagate)発生器36〜40を
有する。
【0012】各々の2ビット加算器セル20〜35は3
つの入力ビットA,BおよびCINを論理的に加算し、
かつ和ビット、S、発生信号、G、および伝搬信号、
P、を発生する。各々の2ビット加算器セルが受入れ
る、ビットA,BおよびCINの特定の識別(iden
tity)は加算器18内の2ビット加算器セルの位置
に依存する。例えば、i番目の2ビット加算器セルは前
記オペランドAおよびBの各々のi番目のビットを受入
れかつi番目の和ビットを発生し、この場合iは整数の
指数である。2ビット加算器セル20の入力キャリービ
ットはグループ発生−グループ伝搬発生器40からのグ
ループ発生信号に接続されている。2ビット加算器セル
24,28および32の入力キャリービットはグループ
発生−グループ伝搬発生器40からの、それぞれ、第
1、第2および第3のキャリービットに接続されてい
る。2ビット加算器セル21,25,29および33の
入力キャリービットは、それぞれ、グループ発生−グル
ープ伝搬発生器36,37,38および39からの第1
のキャリービットに接続されている。2ビット加算器セ
ル22,26,30および34の入力キャリービット
は、それぞれ、グループ発生−グループ伝搬発生器3
6,37,38および39からの第2のキャリービット
に接続されている。2ビット加算器セル23,27,3
1および35の入力キャリービットは、それぞれ、グル
ープ発生−グループ伝搬発生器36,37,38および
39からの第3のキャリービットに接続されている。前
記発生および伝搬機能は後に説明する。
【0013】各々のグループ発生−グループ伝搬発生器
36〜39は4つの2ビット加算器セルからの4つの組
の発生および伝搬信号および入力キャリービット、C
IN、を受信する。各々のグループ発生−グループ伝搬
発生器36〜40は3つのキャリービット、C1,C2
およびC3、グループ発生信号、G′、およびグループ
伝搬信号、P′、を発生する。各々のグループ発生−グ
ループ伝搬発生器が受入れる発生−伝搬および入力キャ
リービット信号の特定の識別は加算器18内のグループ
発生−グループ伝搬発生器の位置に依存する。例えば、
グループ発生−グループ伝搬発生器36は2ビット加算
器セル20〜23によって発生される前記発生および伝
搬信号を受信する。グループ発生−グループ伝搬発生器
36はグループ発生−グループ伝搬発生器40によって
発生されるグループ発生信号をその入力キャリービット
として受信する。グループ発生−グループ伝搬発生器3
7は2ビット加算器セル24〜27によって発生される
発生および伝搬信号を受信する。グループ発生−グルー
プ伝搬発生器37はグループ発生−グループ伝搬発生器
40によって発生される第1のキャリービット出力信号
をその入力キャリービットとして受信する。グループ発
生−グループ伝搬発生器37は2ビット加算器セル28
〜31によって発生される発生および伝搬信号を受信す
る。グループ発生−グループ伝搬発生器38はグループ
発生−グループ伝搬発生器40によって発生される第2
のキャリービット出力信号をその入力キャリービットと
して受信する。グループ発生−グループ伝搬発生器39
は2ビット加算器セル32〜35によって発生される発
生および伝搬信号を受信する。グループ発生−グループ
伝搬発生器39はグループ発生−グループ伝搬発生器4
0によって発生される第3のキャリービット出力信号を
その入力キャリービットとして受信する。グループ発生
およびグループ伝搬機能は後に説明する。
【0014】グループ発生−グループ伝搬発生器40は
グループ発生−グループ伝搬発生器36〜39からの4
組の発生および伝搬信号および入力キャリービット、C
IN、を受信する。グループ発生−グループ伝搬発生器
40はまた3つのキャリービット、C,CおよびC
、グループ発生信号およびグループ伝搬信号、それぞ
れ、G′およびP′、を発生する。グループ伝搬信号
は、グループ発生−グループ伝搬発生器40の双方の、
入力キャリービットに接続されている。グループ発生お
よびグループ伝搬機能については以下に説明する。
【0015】図5は、前記図3および図4に示された例
示的な加算器セルの論理図を示す。ANDゲート42の
出力は前記発生信号、G、を発生する。ANDゲート4
2の第1および第2の入力は、それぞれ、入力ビット、
AおよびB、に接続されている。ORゲート44の出力
は伝搬信号、P、を発生する。ORゲート44の第1お
よび第2の入力は、それぞれ、入力ビット、Aおよび
B、に接続されている。XORゲート46の出力は加算
結果、S、を発生する。XORゲート46の第1および
第2の入力はXORゲート48の出力およびキャリービ
ット、CIN、にそれぞれ接続されている。XORゲー
ト48の第1および第2の入力は、それぞれ、入力ビッ
ト、AおよびB、に接続されている。
【0016】図6は、図3および図4に示された例示的
なグループ発生/伝搬ブロックの論理図を示す。
【0017】4入力ORゲート50の出力および4入力
ANDゲート52の出力は、それぞれ、グループ発生お
よびグループ伝搬機能信号、G′およびP′、を発生す
る。ORゲート50の第1の入力は入力信号Gに接続
されている。ORゲート50の第2、第3および第4の
入力は、それぞれ、2入力ANDゲート54の出力、3
入力ANDゲート56の出力、および4入力ANDゲー
ト58の出力に接続されている。ANDゲート54の第
1および第2の入力は、それぞれ、入力信号Pおよび
に接続されている。ANDゲート56の第1、第2
および第3の入力は、それぞれ、入力信号P,P
よびGに接続されている。ANDゲート54の第1、
第2、第3および第4の入力は、それぞれ、入力信号P
,P,PおよびGに接続されている。ANDゲ
ート52の第1、第2、第3および第4の入力は、それ
ぞれ、入力信号P,P,PおよびPに接続され
ている。
【0018】4入力ORゲート60の出力は第3のキャ
リービット、C、を発生する。ORゲート60の第
1、第2、第3および第4の入力は、それぞれ、入力信
号G、入力ANDゲート62の出力、3入力ANDゲ
ート64の出力、および4入力ANDゲート66の出力
に接続されている。ANDゲート62の第1および第2
の入力はそれぞれ入力信号PおよびGに接続されて
いる。ANDゲート64の第1、第2および第3の入力
は、それぞれ、入力信号P,PおよびGに接続さ
れている。ANDゲート66の第1、第2、第3および
第4の入力は入力信号P,P,Pにかつ入力キャ
リービット、CIN、にそれぞれ接続されている。
【0019】3入力ORゲート68の出力は第2のキャ
リービット、C、を発生する。ORゲート68の第
1、第2、第3の入力は入力信号G、2入力ANDゲ
ート70の出力、および3入力ANDゲート72の出力
に接続されている。ANDゲート70の第1および第2
の入力は、それぞれ、入力信号PおよびGに接続さ
れている。ANDゲート72の第1、第2および第3の
入力は、それぞれ、入力信号P,Pおよび入力キャ
リービット、CIN、に接続されている。
【0020】2入力ORゲート74の出力は第1のキャ
リービット、C、を発生する。ORゲート74の第1
および第2の入力はANDゲート76の出力にかつ入力
信号Gに接続されている。ANDゲート76の第1お
よび第2の入力は、それぞれ、入力信号Pおよび入力
キャリービット、CIN、に接続されている。
【0021】数学的には、各加算操作は16の和ビット
および16のキャリービットを発生する。一般に、i番
目の和ビットおよびi番目のキャリービットは次の式で
表すことができる。なお、これらの式において(+)は
排他的OR操作を表すものとする。
【式1】S=A(+)B(+)C
【式2】Ci+1=A+C(A+B
【0022】上記式1および式2は各々のビットに対し
発生信号、G、および、伝搬信号、P、を導入すること
により修正できる。前記発生および伝搬機能は、(1)
双方のビットが真(true)であるか、あるいは
(2)一方のビットが真であり、かつキャリービットも
また真であるか、の2つの条件の内いずれかが満足され
れば、前記i番目のビットの加算によってキャリービッ
トが発生されることを観察することによって生成され
る。前記ビット発生およびビット伝搬信号は数学的にこ
れら2つの条件を表している。前記ビット発生およびビ
ット伝搬機能は入力キャリービット、CIN、に依存せ
ず次のようになる。
【式3】G=A
【式4】P=A+B
【0023】前記第1の4つの2ビット加算器セルに対
するキャリービットは、例えば、式3および式4のビッ
ト発生およびビット伝搬によって次のように表すことが
できる。
【式5】C=G+P
【式6】C=G+P+P
【式7】 C=G+P+P+P
【式8】 C=G+P+P+P +P
【0024】一般に、任意のキャリービットは次の一般
式から決定できる。
【式9】 Ci+1=G+Pi−1+Pi−1i−2 +……+Pi−1……P
【0025】加算器発生信号、G′′、および加算器伝
搬信号、P′′、はiが15に等しい場合に前記式9か
ら抽出できる。これらの発生および伝搬信号はまた入力
キャリービット、C、とは独立であり次のように表さ
れる。
【式10】C16=G′′+P′′C この場合、 G′′=G15+P1514+P151413 +P15141312 +P1514131211 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 +P151413121110 そして P′′=P151413121110
【0026】一般に、nビットの1の補数の加算器の発
生信号は次の関係式で与えられる。
【式11】 G′′=Gn−1+Pn−1n−2+Pn−1n−2n−3 +Pn−1n−2n−3n−4 +……+Pn−1n−2n−3……P +Pn−1n−2n−3……P +Pn−1n−2n−3……P
【0027】図1の従来技術を参照すると、CLA加算
器12の出力はCLA加算器12のキャリービット出
力、COUT、が論理“1”である場合にかつこの場合
に限りインクリメンタ14によって増分される。CLA
加算器12の内部の最終的なグループ発生およびグルー
プ伝搬信号の4つの可能な組合せがあり、すなわち、0
0,01,10および11であり、この場合第1および
第2の桁はそれぞれグループ発生および伝搬信号に対応
する。これら4つの可能な組合せの結果、それぞれ、
0,CIN,1,1の出力キャリービット値が生じる。
しかしながら、CLA加算器10はその入力キャリービ
ットがゼロの論理値に対応する電源電圧に接続されてい
る。この制約により、前記式11において規定されたグ
ループ発生信号は前記出力キャリービットに論理的に等
価である。したがって、図3および図4に示されるグル
ープ発生信号は1の補数の加算を行なうために入力キャ
リービットに接続することができる。この接続によって
集積回路設計ツールによってシミュレートできる論理モ
デルが生成される結果となる。
【0028】しかしながら、伝搬信号G′′を発生する
ために式10および式11を使用する手法はファンイン
(論理入力数:fan−in)およびモジュール性(m
odularity)の問題によって制限される。ファ
ンインの問題はnビットの加算器の(n+1)番目のキ
ャリービットが(n+1)個の入力を論理的にOR操作
できる回路を必要とするために生じる。
【0029】この要件は16ビットの加算器に対しての
み都合の悪いものではあるが、より大きな加算器に対し
ても不可能である。モジュール性の問題は各々の加算器
の構成に対し完全に異なる加算器を設計することが望ま
しくないために生じる。これらの問題のため、開示され
た発明の好ましい実施例はマルチレベル加算器として設
計されている。この解決方法はほんの少しの時間的なペ
ナルティを与えるもののファンインおよびモジュール性
の双方の問題を最小にする。
【0030】マルチレベル加算器構成においては、レベ
ルの数、L、各オペランドにおけるビット数、n、およ
びファンイン、r、は次式の関係を有する。
【式12】L=[logn]
【0031】式12を使用することによって加算器18
を2つのレベルの各々において同じ回路ブロックによっ
て実現できるようになる。当業者は、本明細書の説明を
参照して、2つまたはそれ以上の異なる回路ブロックを
使用して1の補数の加算器を構築できる。開示された本
発明の範囲は特定の数のレベルまたは対称性の要件に限
定されないことが理解されるべきである。開示された実
施例では、nは16であり、rは4であり、かつLは2
に等しい。16対のオペランドビットは各々4つのビッ
ト対の4つのブロックに分割される。第1のレベル内の
各ブロックはグループ発生信号、G′、およびグループ
伝搬信号、P′、を発生する。これらの信号は前記式8
から抽出でき次のようになる。
【式13】 G′=G+P+P+P
【式14】P′=P
【0032】前記式10および式11はグループ発生−
グループ伝搬発生器36によって発生されるグループ発
生およびグループ伝搬信号を表している。グループ発生
−グループ伝搬発生器37,38および39に対するグ
ループ発生およびグループ伝搬関数は式10および式1
1における各々の指数を、それぞれ、4,8および12
だけ増分することによって得ることができる。図3およ
び図4に示されるように、グループ発生−グループ伝搬
発生器40により発生される発生関数はグループ発生−
グループ伝搬発生器36,37,38および39の出力
から得られる。したがって、グループ発生−グループ伝
搬発生器40によって発生される前記発生信号は上に述
べたかつ加算器セル20のキャリービット入力に接続さ
れた加算器発生信号である。
【0033】本発明に従って構築される1の補数の加算
器は単一レベルの加算器として実施できることも理解で
きる。そのような構成は小さな数のオペランドビット対
のみ、比較的低速のサイクルタイムのみ、あるいはこれ
ら双方が与えられた場合に適切であろう。この場合、加
算器18は単一のグループ発生信号のみを有し、これは
最下位加算器セルのキャリービット入力にかつ前記単一
のグループ発生−グループ伝搬回路のキャリービット入
力に接続される。
【0034】本発明が特定の実施例に関して説明された
が、当業者には更なる修正および改善が可能である。例
えば、同じ16ビットの加算器を実現するために他のレ
ベルの機構を使用できる。大きなオペランドサイズはよ
り大きな加算器を必要とするであろう。また、示された
論理図および式はいくつかの制約にしたがって相補的な
論理図および相補的な方程式を使用して実施できる。こ
れらの制約は加算器18を製造するために使用されるプ
ロセスの形式を含む。したがって、本発明は添付の特許
請求の範囲に規定される発明の精神および範囲から離れ
ることのない全てのそのような修正を含むことを理解す
べきである。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、データ
プロセッサのようなシステムのクロック速度に制約を与
えることなく高速度で演算を行なうことができ、かつ回
路設計上モジュール性に富んだ1の補数の加算器が実現
できる。また、本加算器をマルチレベルの加算器として
設計することにより、極めて少しの遅れ時間を生じるの
みでファンインおよびモジュール性の双方の問題を解決
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の1の補数の加算器の概略の構成を示
すブロック図である。
【図2】従来技術の他の1の補数の加算器の概略の構成
を示すブロック図である。
【図3】図4と共に本発明の1実施例に係わる1の補数
の加算器の構成を示すブロック図である。
【図4】図3と共に本発明の1実施例に係わる1の補数
の加算器の構成を示すブロック図である。
【図5】前記図3および図4に示された加算器セルの構
成を示す論理図である。
【図6】前記図3および図4に示されたグループ発生/
伝搬ブロックの構成を示す論理図である。
【符号の説明】
18 1の補数の加算器 20,21,……,35 2ビット加算器セル 36,37,……,40 グループ発生−グループ伝搬
発生器 42 ANDゲート 44 ORゲート 46,48 排他的ORゲート 50,60,68,74 ORゲート 52,54,56,58,62,64,66,70,7
2,76 ANDゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1の補数の加算器(18)であって、 複数組の入力ビットを論理的に加算する複数の加算器セ
    ル(20〜35)であって、前記複数組の入力ビットの
    各々は第1のビットおよび第2のビットを含み、前記複
    数の加算器セルの各々は、 前記複数の組の入力ビットの内の選択された1つの前記
    第1のビット(A)を受けるための第1の入力端子、 前記複数の組の入力ビットの内の前記選択された1つの
    第2のビット(B)を受けるための第2の入力端子、 前記複数の組の入力ビットの内の前記選択された1つの
    第3のビット(CIN)を受けるための第3の入力端
    子、 前記第1、第2および第3の入力端子に結合され和ビッ
    トを発生するための結果回路(46,48)であって、
    前記和ビットは前記選択された組の前記第1、第2およ
    び第3のビットの数学的和の最下位ビットと論理的に等
    価であるもの、を具備する前記加算器セル、そして前記
    第1および第2の入力端子の各々に結合された発生−伝
    搬回路(42,44)であって、該発生−伝搬回路は発
    生信号および複数のキャリービット信号を発生し、前記
    発生信号は複数の加算器セルの内の選択された1つの第
    3の端子に結合され、前記複数のキャリービット信号の
    各々は前記複数の加算器セルの内の残りの加算器セルの
    内の選択された異なる1つの第3の端子に結合されてい
    るもの、 を具備することを特徴とする1の補数の加算器(1
    8)。
  2. 【請求項2】 第1のオペランド、A、および第2のオ
    ペランド、B、を加算するための1の補数の加算器(1
    8)であって、前記第1のオペランドおよび第2のオペ
    ランドは各々複数のnビットからなり、この場合nは整
    数であり、前記1の補数の加算器は、 複数のnビットの手段(20〜35)であって、該複数
    のnビットの手段の各々は複数組の受信ビットの選択さ
    れたi番目の1つを加算し、この場合iはゼロからn−
    1におよぶ整数の指数であり、前記複数組の受信ビット
    の内の選択されたi番目の組は前記第1のオペランドビ
    ット、A、のi番目の1つおよび前記第2のオペランド
    ビット、B、の内のi番目の1つを含み、前記複数組の
    受信ビットの内の選択された第1の1つは発生ビット、
    G′′、を含み、前記複数組の受信ビットの内の残りの
    ものは複数のキャリービット、C、の内のi番目の1つ
    を有し、前記複数のnビットの手段の内のi番目の1つ
    は複数の和ビット、S、の内のi番目の1つ、複数の発
    生ビット、G、の内のi番目の1つ、および複数の伝搬
    ビット、P、の内のi番目の1つを発生するものであ
    り、この場合、記号(+)が排他的OR操作を表わすも
    のとすると、 【式15】 S=A(+)B(+)G′′, i=0 S=A(+)B(+)C, i≠0 G=A,および P=A+B であるもの、 前記複数のnビットの手段に結合されたグループ発生手
    段(50)であって、該グループ発生手段は前記グルー
    プ発生ビット、G′′、を発生し、この場合、 【式16】 G′′=Gn−1+Pn−1n−2+Pn−1n−2n−3 +Pn−1n−2n−3n−4 +……+Pn−1n−2n−3……P +Pn−1n−2n−3……P +Pn−1n−2n−3……P であるもの、そして前記複数のnビットの手段の(n−
    1)のものにそれぞれ結合された複数のn−1のキャリ
    ービット手段(60,68,74)であって、該複数の
    n−1のキャリービット手段の内のi番目のものは前記
    複数のキャリービットの内のi番目のものを発生し、こ
    の場合、 【式17】 Ci+1=G+Pi−1+Pi−1i−2 +……+Pi−1……PG′′,0≦i<n−1 であるもの、 を具備することを特徴とする1の補数の加算器(1
    8)。
  3. 【請求項3】 1の補数の表現の第1のオペランド、
    A、および第2のオペランド、B、を加算する方法であ
    って、各々のオペランドはnビットからなり、この場合
    nは整数であり、前記方法は、 複数の和ビットを発生する段階であって、各々の和ビッ
    トは複数の加算器セルの内の選択された異なる1つによ
    って発生され、前記複数の和ビットの各々の1つは複数
    の数学的和の内の選択された1つの最下位ビットと論理
    的に等価であり、前記複数の数学的和の各々の1つは
    (1)複数の第1のオペランドビットの内の選択された
    異なる1つ、(2)複数の第2のオペランドビットの内
    の選択された異なる1つ、および(3)複数の第3のビ
    ットの内の選択された異なる1つ、の和であるもの、そ
    して前記複数の加算器セルに結合された発生−伝搬回路
    において前記複数の第3のビットを発生する段階であっ
    て、 グループ発生信号を発生する段階、 複数のキャリービットを発生する段階、そして前記グル
    ープ発生信号および前記複数のキャリービットを前記複
    数の第3のビットとして提供する段階、 を具備するもの、 を具備することを特徴とする1の補数の表現の第1のオ
    ペランド、A、および第2のオペランド、B、を加算す
    る方法。
  4. 【請求項4】 複数の和ビットを発生する前記段階は更
    に、 複数のビット発生信号を発生する段階、そして複数のビ
    ット伝搬信号を発生する段階、 を具備することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 複数の和ビットを発生する前記段階は前
    記複数の和ビット、S、の内のi番目の和ビットを発生
    する段階を備え、この場合iはゼロからn−1におよぶ
    整数の指数であり、かつ 【式18】S=A(+)B(+)G′′,i=0 S=A(+)B(+)C,i≠0 を満足し、そして複数の第3のビットを発生する前記段
    階は前記複数のビット発生信号、G、前記複数のビット
    伝搬信号、P、前記複数のキャリービット、C、および
    前記グループ発生信号、G′′、を次の式、 【式19】 G=A=A+B および Ci+1=G+Pi−1+Pi−1i−2 +……+Pi−1……PG′′ G′′=Gn−1+Pn−1n−2+Pn−1n−2n−3 +Pn−1n−2n−3n−4 +……+Pn−1n−2n−3……P +Pn−1n−2n−3……P +Pn−1n−2n−3……P に従って発生する段階を含むことを特徴とする請求項4
    に記載の方法。
JP6103321A 1993-05-03 1994-04-18 1の補数の加算器および動作方法 Pending JPH06348456A (ja)

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