JPH09222991A - 加算方法および加算器 - Google Patents

加算方法および加算器

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JPH09222991A
JPH09222991A JP8050900A JP5090096A JPH09222991A JP H09222991 A JPH09222991 A JP H09222991A JP 8050900 A JP8050900 A JP 8050900A JP 5090096 A JP5090096 A JP 5090096A JP H09222991 A JPH09222991 A JP H09222991A
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    • G06F7/505Adding; Subtracting in bit-parallel fashion, i.e. having a different digit-handling circuit for each denomination
    • G06F7/506Adding; Subtracting in bit-parallel fashion, i.e. having a different digit-handling circuit for each denomination with simultaneous carry generation for, or propagation over, two or more stages
    • G06F7/508Adding; Subtracting in bit-parallel fashion, i.e. having a different digit-handling circuit for each denomination with simultaneous carry generation for, or propagation over, two or more stages using carry look-ahead circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の精度を持つ加算器をより低い精度の任
意の数の並列動作可能な部分加算器としても動作できる
ようにした加算器において、分割数によらずに一定の演
算速度が得られるようにする。 【解決手段】 ブロック105 は入力端子101,102 に与え
られた2個の2進数から、各桁に対応するキャリー生成
信号108 およびキャリー伝搬信号109 を生成して出力す
る。ブロック106 はキャリー生成信号108 およびキャリ
ー伝搬信号109 と制御端子103 に与えられる制御信号と
を入力し、各桁に対応するキャリー信号110 を生成して
出力する。ブロック107 はキャリー信号110,キャリー伝
搬信号109および制御端子103 からの制御信号を入力
し、各桁の和を生成し出力する。制御信号のビットを全
て“1”にすればnビット加算器として動作し、任意の
ビットを“0”にした制御信号を与えれば、その桁で分
割された複数個の部分加算器として動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロプロセッサ
等に使用される加算器に関し、特に複数の並列動作可能
な低精度の部分加算器としても使用可能な加算器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加算器は、複数の並列動
作可能な低精度の部分加算器の最上位桁で生成されるキ
ャリー信号を、より上位に位置する部分加算器に伝搬さ
せるか否かを制御することで、高精度の加算器として、
或いは精度は低いが並列に動作する複数の部分加算器と
して使用できるようにしている。例えば、64ビットの
加算器を4個の並列動作可能な16ビットの加算器とし
ても使用可能な構成の加算器にする場合、16ビットの
部分加算器を4個用意し、各部分加算器の最上位桁で生
成されるキャリー信号をより上位に位置する部分加算器
の最下位のビット位置に伝搬させるか否かを制御するこ
とによって、64ビットの精度の加算器と同時に16ビ
ットの精度の4個の並列動作可能な部分加算器として動
作させる。例えば、「1995年2月、アイ・イー・イ
ー・イー インターナショナルソリッド ステート サ
ーキット コンファレンス ダイジェスト オブ テク
ニカル ペーパーズ、178〜179頁(IEEE I
nternationalSolid−State C
ircuits Conference Digest
of Technical Papers,Feb.
1955」において、32ビット加算器に対して同様の
技術を用いている。
【0003】図7は2個の入力(A63−A0とB63
−B0)の加算結果(S63−S0)を得る64ビット
の加算器を16ビットの精度の4個の並列動作可能な部
分加算器601としても使用できるように構成されたも
のである。各部分加算器601で生成されるキャリー信
号C15,C31,C47をそれぞれ上位の部分加算器
601に与えるか、0を与えるかをセレクタ602で制
御することによって、複数の精度に対応した加算器とし
て動作させることができる。すなわち、下位の部分加算
器601から0を与えられた部分加算器601は、下位
の部分加算器601とは分離されて独立な加算器として
動作する。また、下位の部分加算器601からのキャリ
ー信号C15,C31,C47を与えられた部分加算器
601は、下位の部分加算器601の精度を拡張する加
算器として動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、各部分加算
器601に高速なBLC(Binary Look−a
head Carry)加算方式を用いても、キャリー
信号が伝搬するゲート段数は、8・log2 8=24段
(8ビット×8加算器の場合)、4・log2 16=16
段(16ビット×4加算器の場合)、2・log2 32=
10段(32ビット×2加算器の場合)と変化する。す
なわち、1個あたりkビットの部分加算器に分割可能な
最大nビットの加算器を仮定した場合、nビットの加算
器として利用する場合には、キャリー伝搬部分は(n/
k)・log2 kのゲート段数を必要とする。さらに加
算器全体では、キャリー生成信号およびキャリー伝搬信
号の生成に1段および加算結果の生成のために1段のゲ
ートが追加される。
【0005】従って、 キャリー信号の伝搬遅延が部分加算器の精度によって
大きく異なる。 低い精度の加算を高い並列度で実行する場合、BLC
等のキャリー先見方式を用いた加算器では高速化の効果
が出ず、遅延時間が増大する。 という問題があった。図6にn=64とし、kを8から
64、すなわち分割数(n/k)を1から8に変化させ
た場合の従来の加算器のクリティカルパス(最大遅延時
間)のゲート段数を示す。分割数に応じて遅延時間は単
調増加する。
【0006】従って、本発明の目的は、特定の精度を持
つ加算器をより低い精度の任意の数の並列動作可能な部
分加算器としても使用する際に、分割数によらずに一定
の演算速度が得られるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の加算方法は、n
ビット(n≧2)の2個の2進数の第i桁(0≦i≦n
−1)の和Si および第i+1桁へのキャリー信号Ci
を、第i桁のキャリー伝搬信号Pi ,第i桁のキャリー
生成信号Gi および第i−1桁のキャリー信号Ci-1
用いて表現される論理式、 Si =Pi ^Ci-1i =Gi +Pi ・Ci-1 に、第i桁の制御変数Ti を導入して変形した下記の論
理式に基づいて算出する構成を有することを特徴とす
る。 Si =Pi ^(Ti ・Ci-1 ) Ci =Gi (m) +Pi (m) ・Ti (m) ・C i-2 m ここで、 Gi (m) =Gi (m-1) +Pi (m-1) ・Ti (m-1) ・G
i-2 m (m-1) Pi (m) =Pi (m-1) ・P i-2 m (m-1) Ti (m) =Ti (m-1) ・T i-2 m (m-1) である。但し、0≦m≦log2n−1、Gi (-1)=
i 、Pi (-1)=Pi 、Ti (-1)=Ti であり、かつ、
i<2m なるiとmの組み合わせに対しては、 G i-2 m (m-1) =P i-2 m (m-1) =T i-2 m (m-1) =0 とする。なお、本明細書では、^は排他的論理和を、+
は論理和を、・は論理積を示す記号とし用いる。
【0008】また本発明の加算器は、nビット(n≧
2)の2個の2進数を入力とし、第i桁(0≦i≦n−
1)に対応するキャリー生成信号Gi およびキャリー伝
搬信号Pi を出力とするキャリー伝搬・生成信号生成ブ
ロックと、前記キャリー伝搬・生成信号生成ブロックか
ら出力されるキャリー生成信号Gi およびキャリー伝搬
信号Pi と、外部から入力されるnビットの制御信号T
iとを入力とし、 Ci =Gi (m) +Pi (m) ・Ti (m) ・C i-2 m ここで、 Gi (m) =Gi (m-1) +Pi (m-1) ・Ti (m-1) ・G
i-2 m (m-1) Pi (m) =Pi (m-1) ・P i-2 m (m-1) Ti (m) =Ti (m-1) ・T i-2 m (m-1) 但し、0≦m≦log2n−1、Gi (-1)=Gi 、Pi (-
1)=Pi 、Ti (-1)=Ti であり、かつ、i<2m なる
iとmの組み合わせに対しては、 G i-2 m (m-1) =P i-2 m (m-1) =T i-2 m (m-1) =0 とする。なる式に従って各桁へのキャリー信号Ci を生
成して出力するキャリー信号伝搬ブロックと、前記キャ
リー伝搬・生成信号生成ブロックから出力されるキャリ
ー伝搬信号Pi と、前記キャリー信号伝搬ブロックから
出力されるキャリー信号Ci と、前記制御信号Ti とを
入力とし、 Si =Pi ^(Ti ・Ci-1 ) なる式に従ってnビットの加算結果を生成する和信号生
成ブロックとから構成されることを特徴とする。
【0009】また本発明の加算器は、nビット(n≧
2)の2個の2進数を入力とし、第i桁(0≦i≦n−
1)に対応するキャリー生成信号Gi およびキャリー伝
搬信号Pi を出力とするキャリー伝搬・生成信号生成ブ
ロックと、前記nに応じた個数の伝搬段を有するブロッ
クであって、先頭の伝搬段においては、前記キャリー伝
搬・生成信号生成ブロックから出力されるキャリー生成
信号Gi およびキャリー伝搬信号Pi と外部から入力さ
れるnビットの制御信号Ti とを入力として、各桁に対
応するキャリー生成信号Gi ,キャリー伝搬信号Pi
よび制御信号Ti を次段の伝搬段に出力し、中間の伝搬
段においては、直前の伝搬段から出力されるキャリー生
成信号Gi ,キャリー伝搬信号Pi および制御信号Ti
を入力として、各桁に対応するキャリー生成信号Gi
キャリー伝搬信号Pi および制御信号Ti を次段の伝搬
段に出力し、最終の伝搬段においては、直前の伝搬段か
ら出力されるキャリー生成信号Gi ,キャリー伝搬信号
i および制御信号Ti を入力として、各桁に対応する
キャリー信号Ci を出力するキャリー信号伝搬ブロック
と、前記キャリー伝搬・生成信号生成ブロックから出力
されるキャリー伝搬信号Pi と、前記キャリー信号伝搬
ブロックの最終段から出力されるキャリー信号Ciと、
前記制御信号Ti とを入力とし、nビットの加算結果を
生成する和信号生成ブロックとから構成されることを特
徴とする。
【0010】さらに、前記キャリー信号伝搬ブロックの
各伝搬段は各桁に対応する要素回路を含み、伝搬段の順
位を0段から数えた場合に第m段目(0≦m≦log2n
−1)となる伝搬段(最終段は除く)におけるi≧2m
を満足する第i桁に対応する第1の要素回路は、前段か
ら第i桁のキャリー伝搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成
信号Gi (m-1) および制御信号Ti (m-1) と、第i−2
m 桁のキャリー伝搬信号P i-2 m (m-1) ,キャリー生成
信号G i-2 m (m-1) および制御信号T i-2 m (m-1) を入
力とし、次段の第i桁へのキャリー伝搬信号Pi (m) ,
キャリー生成信号Gi (m) および制御信号Ti (m) を出
力するよう構成され、i<2m を満足する第i桁に対応
する第2の要素回路は、前段からの第i桁のキャリー伝
搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m-1) および
制御信号Ti (m-1) をそのまま次段の第i桁へのキャリ
ー伝搬信号Pi (m) ,キャリー生成信号Gi (m) および
制御信号Ti (m) として出力するよう構成され、最終段
の伝搬段におけるi≧2mを満足する第i桁に対応する
第3の要素回路は、前段から第i桁のキャリー伝搬信号
i (m-1) および制御信号Ti (m-1) と第i−2m 桁の
キャリー生成信号Gi-2 m (m-1) とを入力とし、第i桁
のキャリー信号Ci を出力するよう構成され、i<2m
を満足する第i桁に対応する第4の要素回路は、第i桁
のキャリー生成信号Gi (m-1) を第i桁のキャリー信号
i として出力するよう構成されることを特徴とする。
【0011】また、前記第1の要素回路は、第i桁のキ
ャリー伝搬信号Pi (m-1) と第i桁の制御信号Ti (m-
1) と第i−2m 桁のキャリー生成信号G i-2 m (m-1)
とを入力とする3入力ANDゲートと、該ANDゲート
の出力および第i桁のキャリー生成信号Gi (m-1) を入
力とし、第i桁のキャリー生成信号Gi (m) を出力する
2入力ORゲートと、第i桁および第i−2m 桁のキャ
リー伝搬信号Pi (m-1),P i-2 m (m-1) を入力とし、
第i桁のキャリー伝搬信号Pi (m) を出力する2入力A
NDゲートと、第i桁および第i−2m 桁の制御信号T
i (m-1) ,T i-2 m (m-1) を入力とし、第i桁の制御信
号Ti (m) を出力する2入力ANDゲートとで構成さ
れ、前記第2の要素回路は、第i桁のキャリー伝搬信号
i (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m-1) および制御信
号Ti (m-1) をそのまま出力するバッファで構成され、
前記第3の要素回路は、第i桁のキャリー伝搬信号Pi
(m-1) および制御信号Ti (m-1) と第i−2m 桁のキャ
リー生成信号G i-2 m (m-1) とを入力とする3入力AN
Dゲートと、該ANDゲートの出力および第i桁のキャ
リー生成信号Gi (m-1) を入力とし、第i桁のキャリー
信号Ci を出力する2入力ORゲートとで構成され、前
記第4の要素回路は、第i桁のキャリー生成信号Gi (m
-1) を第i桁のキャリー信号Ci として出力するバッフ
ァで構成されることを特徴とする。
【0012】また更に、前記和信号生成ブロックは、各
桁に対応する要素回路を含み、第i桁に対応する要素回
路は、外部から入力される第i桁の制御信号Ti と前記
キャリー信号伝搬ブロックから出力される第i−1桁の
キャリー信号Ci-1 とを入力とする2入力ANDゲート
と、該ANDゲートの出力および前記キャリー伝搬・生
成信号生成ブロックから出力される第i桁のキャリー伝
搬信号Pi を入力とする排他的論理和ゲートとで構成さ
れることを特徴とする。
【0013】以上のように構成された本発明の加算器に
あっては、与える制御信号のビットパターンによって、
nビット加算器としても、またより少数ビットの並列動
作可能な複数の部分加算器としても動作する。そして、
加算器全体のクリティカルパスのゲート段数は分割数に
よらずにlog2n+3で一定となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明を適用した加算
器の一例は、キャリー伝搬・生成信号生成ブロック10
5と、キャリー信号伝搬ブロック106と、和信号生成
ブロック107とから構成されている。
【0016】キャリー伝搬・生成信号生成ブロック10
5は、入力端子101,102に与えられたnビット
(n≧2)の2個の2進数(加算対象となる2進数)か
ら、各桁に対応するキャリー生成信号108およびキャ
リー伝搬信号109を生成して出力するブロックであ
る。ここで、キャリー生成信号とは、各ビットがそのビ
ットのみの入力信号により桁上げを生成するときに論理
“1”となる信号、キャリー伝搬信号とは、各ビットが
その下位ビットからの桁上げが存在した場合に桁上げを
生成するときに論理“1”となる信号である。生成され
たキャリー生成信号108およびキャリー伝搬信号10
9はキャリー信号伝搬ブロック106に出力されると共
に、キャリー伝搬信号109は和信号生成ブロック10
7にも出力される。
【0017】キャリー信号伝搬ブロック106は、キャ
リー伝搬・生成信号生成ブロック105から出力された
キャリー生成信号108およびキャリー伝搬信号109
と、制御端子103から与えられるnビットの制御信号
とを入力し、各桁へのキャリー信号110を生成して出
力するブロックである。生成されたキャリー信号110
は和信号生成ブロック107に出力される。
【0018】今、第i桁(0≦i≦n−1)に対応する
キャリー生成信号,キャリー伝搬信号,制御信号および
キャリー信号を、Gi ,Pi ,Ti ,Ci とすると、キ
ャリー信号伝搬ブロック106は、下記の論理式(1)
に基づいて、各桁へのキャリー信号Ci を生成する。 Ci =Gi (m) +Pi (m) ・Ti (m) ・C i-2 m …(1)
【0019】ここで、 Gi (m) =Gi (m-1) +Pi (m-1) ・Ti (m-1) ・G
i-2 m (m-1) Pi (m) =Pi (m-1) ・P i-2 m (m-1) Ti (m) =Ti (m-1) ・T i-2 m (m-1) 但し、0≦m≦log2n−1、Gi (-1)=Gi 、Pi (-
1)=Pi 、Ti (-1)=Ti であり、かつ、i<2m なる
iとmの組み合わせに対しては、 G i-2 m (m-1) =P i-2 m (m-1) =T i-2 m (m-1) =0 とする。
【0020】和信号生成ブロック107は、キャリー信
号伝搬ブロック106で生成された各桁のキャリー信号
110と、キャリー伝搬・生成信号生成ブロック105
から出力されるキャリー伝搬信号109と、制御端子1
03から与えられる各桁の制御信号とを入力とし、nビ
ットの加算結果110を生成し、出力端子104に出力
するブロックである。ここで、第i桁に対応するキャリ
ー信号,キャリー伝搬信号,制御信号および和を、
i ,Pi ,Ti ,Si とすると、和信号生成ブロック
107は、下記の論理式(2)に基づいて、各桁の和S
i を生成する。 Si =Pi ^(Ti ・Ci-1 ) …(2)
【0021】なお、図1の構成例では、和信号生成ブロ
ック107はキャリーイン信号111を入力し、キャリ
ーアウト信号112をも出力する構成となっている。
【0022】上述のように構成された加算器において
は、制御端子103に与える制御信号の論理“1”とな
る桁ではキャリー信号伝搬ブロック106における下位
桁からの伝搬が有効となり、かつ和信号生成ブロック1
07においては下位桁からのキャリー信号が考慮され
る。他方、制御信号の論理“0”となる桁ではキャリー
信号伝搬ブロック106における下位桁からの伝搬が無
効となり、かつ和信号生成ブロック107においては下
位桁からのキャリー信号が無視される。従って、制御信
号の全ビットを論理“1”にすることにより、nビット
の加算器として動作する。また、任意のビットのみを論
理“0”に変更した制御信号を使えば、より低い精度の
任意の数の並列動作可能な部分加算器として動作させる
ことができる。例えば、n=16の場合、制御信号を1
110111011101110とすれば、4個の4ビ
ットの並列動作可能な加算器として動作する。
【0023】次に、キャリー信号伝搬ブロック106お
よび和信号生成ブロック107の内部構成例を、図2に
示すブロック図を参照して説明する。図2は、16ビッ
ト加算器として、またそれより少数ビットの複数の部分
加算器として動作する加算器のブロック図である。
【0024】キャリー伝搬・生成信号生成ブロック10
5は、入力端子101,102に与えられた16ビット
の2個の2進数(加算対象となる2進数)から、各桁i
(0≦i≦15)に対応するキャリー生成信号Gi およ
びキャリー伝搬信号Pi を生成し、両信号Gi ,Pi
キャリー信号伝搬ブロック106に出力すると共に、キ
ャリー伝搬信号Pi は和信号生成ブロック107にも出
力する。
【0025】キャリー信号伝搬ブロック106は、本実
施例の場合、n=16なので、0≦m≦log2n−1よ
り、mの取りうる値は0,1,2,3のため、4個の伝
搬段500,501,502,503で構成される。m
=0に対応する先頭の伝搬段500は、キャリー伝搬・
生成信号生成ブロック105から出力されるキャリー生
成信号Gi およびキャリー伝搬信号Pi と、制御端子1
03から与えられる16ビットの制御信号Ti とを入力
として、各桁に対応するキャリー生成信号Gi,キャリ
ー伝搬信号Pi および制御信号Ti を次段の伝搬段50
1に出力する。m=1,2に対応する中間の伝搬段50
1,502においては、直前の伝搬段500,501か
ら出力されるキャリー生成信号Gi ,キャリー伝搬信号
i および制御信号Ti を入力として、各桁に対応する
キャリー生成信号Gi ,キャリー伝搬信号Pi および制
御信号Ti を次段の伝搬段502,503に出力する。
m=3に対応する最終の伝搬段503においては、直前
の伝搬段502から出力されるキャリー生成信号Gi
キャリー伝搬信号Pi および制御信号Ti を入力とし
て、各桁に対応するキャリー信号Ci を和信号生成ブロ
ック107に出力する。
【0026】キャリー信号伝搬ブロック106の各伝搬
段500,501,502,503は、各桁に対応する
要素回路を備えている。即ち、それぞれ16個の要素回
路で構成されている。そして、各伝搬段500,50
1,502,503におけるi≧2m を満足する第i桁
に対応する要素回路は符号205を付した要素回路で構
成され、i<2m を満足する第i桁に対応する要素回路
は、符号401を付した要素回路で構成される。つま
り、m=0に対応する伝搬段500にあっては、第0桁
は要素回路401で構成され、第1桁以上の各桁は要素
回路205で構成される。m=1に対応する伝搬段50
1にあっては、第0,1桁は要素回路401で構成さ
れ、第2桁以上の各桁は要素回路205で構成される。
m=2に対応する伝搬段502にあっては、第0〜3桁
は要素回路401で構成され、第4桁以上の各桁は要素
回路205で構成される。m=3に対応する伝搬段50
3にあっては、第0〜7桁は要素回路401で構成さ
れ、第8桁以上の各桁は要素回路205で構成される。
【0027】要素回路205は、前段(伝搬段500に
あってはキャリー伝搬・生成信号生成ブロック105お
よび制御端子103が前段に相当する)から第i桁のキ
ャリー伝搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m-
1) および制御信号Ti (m-1)と、第i−2m 桁のキャリ
ー伝搬信号P i-2 m (m-1) ,キャリー生成信号G i-2 m
(m-1) および制御信号T i-2 m (m-1) を入力とし、次段
の第i桁へのキャリー伝搬信号Pi (m) ,キャリー生成
信号Gi (m) および制御信号Ti (m) を出力する。
【0028】他方、要素回路401は、前段(伝搬段5
00にあってはキャリー伝搬・生成信号生成ブロック1
05および制御端子103が前段に相当する)からの第
i桁のキャリー伝搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成信号
i (m-1) および制御信号Ti (m-1) をそのまま次段の
第i桁へのキャリー伝搬信号Pi (m) ,キャリー生成信
号Gi (m) および制御信号Ti (m) として出力する。
【0029】図3は要素回路205の一例を示すブロッ
ク図である。同図に示すように要素回路205は、第i
桁のキャリー伝搬信号Pi (m-1) と第i桁の制御信号T
i (m-1) と第i−2m 桁のキャリー生成信号G i-2 m (m
-1) とを入力とする3入力ANDゲート201と、この
3入力ANDゲート201の出力および第i桁のキャリ
ー生成信号Gi (m-1) を入力とし、第i桁のキャリー生
成信号Gi (m) を出力する2入力ORゲート202と、
第i桁および第i−2m 桁のキャリー伝搬信号Pi (m-
1) ,P i-2 m (m-1) を入力とし、第i桁のキャリー伝
搬信号Pi (m) を出力する2入力ANDゲート203
と、第i桁および第i−2m 桁の制御信号Ti (m-1) ,
i-2 m (m-1) を入力とし、第i桁の制御信号Ti (m)
を出力する2入力ANDゲート204とで構成される。
このように、キャリー伝搬・生成信号生成ブロック10
5あるいは前段におけるキャリー伝搬信号Pi (m-1) ,
i-2 m (m-1) およびキャリー生成信号Gi (m-1) ,G
i-2 m (m-1) を、制御信号Ti(m-1) ,T i-2 m (m-1)
とともに伝搬させることによって、最も高い精度の加算
器(本実施例では16ビットの加算器)のハードウェア
量で、それより精度の低い複数の部分加算器を実現する
ための要素回路が構成でき、また、クリティカルパスの
ゲート段数も増加することがない。
【0030】他方、図2の要素回路401は、第i桁の
キャリー伝搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m
-1) および制御信号Ti (m-1) をそのまま出力するバッ
ファで構成される。
【0031】なお、キャリー信号伝搬ブロック106の
最終段の伝搬段503における要素回路205において
は、2入力ORゲート202の出力するキャリー生成信
号Gi (m) が当該桁のキャリー信号Ci として和信号生
成ブロック107に出力され、2入力ANDゲート20
3,204の出力は用いられない。従って、最終段の伝
搬段における要素回路205では図3の2入力ANDゲ
ート203,204は省略できる。また、最終段の伝搬
段503における要素回路401においては、前段から
入力されたキャリー生成信号Gi (m) が当該桁のキャリ
ー信号Ci として和信号生成ブロック107に出力され
る。従って、前段のキャリー伝搬信号Pi (m-1) ,制御
信号Ti (m-1) をそのまま出力するバッファは省略でき
る。
【0032】再び図2を参照すると、和信号生成ブロッ
ク107は、各桁iに対応する要素回路303を含んで
いる。即ち、本実施例の場合、16個の要素回路303
で構成されている。
【0033】図4は要素回路303の構成例を示すブロ
ック図である。この例の要素回路303は、制御端子1
03から与えられる第i桁の制御信号Ti と、キャリー
信号伝搬ブロック106の最終段の伝搬段503から出
力される第i−1桁のキャリー信号Ci-1 とを入力とす
る2入力ANDゲート302と、この2入力ANDゲー
ト302の出力およびキャリー伝搬・生成信号生成ブロ
ック105から出力される第i桁のキャリー伝搬信号P
i を入力とする排他的論理和ゲート301とで構成され
ている。第i−1桁におけるキャリー信号Ci-1 の伝搬
を、制御信号T i によって制御する2入力ANDゲート
302を設けたことにより、Ti を論理“1”にする
か、“0”にするかによって、第i−1桁におけるキャ
リー信号Ci-1 の有効,無効を制御することができる。
【0034】なお、和信号生成ブロック107における
最下位桁に対応する要素回路303は外部からのキャリ
ーインを入力する。また、キャリー信号伝搬ブロック1
06から出力される最上位桁のキャリー信号はキャリー
アウトとして出力される。
【0035】次に、キャリー信号伝搬ブロック106に
おける要素回路205,401および和信号生成ブロッ
ク107の要素回路303の接続関係を、図5に示すブ
ロック図を参照して再度説明する。図5は、4ビット加
算器として、またそれより少数ビットの複数の部分加算
器として動作する加算器のブロック図である。同図に示
すように、4ビット加算器の場合、キャリー信号伝搬ブ
ロック106における段数は2段(第0段,第1段)で
あり、伝搬段500と伝搬段501とで構成される。
【0036】伝搬段500は、第0桁に対応する要素回
路401−00と、第1〜第3桁に対応する要素回路2
05−01,205−02,205−03とで構成さ
れ、キャリー伝搬・生成信号生成ブロック105および
制御端子103から図示する桁のキャリー伝搬信号P0
〜P3 とキャリー生成信号G0 〜G3 と制御信号T0
3 とを入力し、キャリー伝搬信号P0 〜P3 とキャリ
ー生成信号G0 〜G3 と制御信号T0 〜T3 を次の段の
伝搬段501に出力する。
【0037】伝搬段501は、第0,第1桁に対応する
要素回路401−10,401−11と、第2,第3桁
に対応する要素回路205−12,205−13とで構
成され、伝搬段500からキャリー伝搬信号P0 〜P3
とキャリー生成信号G0 〜G3 と制御信号T0 〜T3
を入力し、和信号生成ブロック107に対して各桁のキ
ャリー信号C0 〜C3 を出力する。
【0038】和信号生成ブロック107は、第0〜第3
桁に対応する要素回路303−0〜303−3で構成さ
れる。第0桁に対応する要素回路303−0では、制御
端子103からの第0桁の制御信号T0 と、キャリー伝
搬・生成信号生成ブロック105からの第0桁のキャリ
ー伝搬信号P0 と、キャリーインとから、第0桁の和S
0 を生成して出力する。第1〜第3桁に対応する要素回
路303−1〜303−3では、制御端子103からの
第1〜第3桁の制御信号T1 〜T3 と、キャリー伝搬・
生成信号生成ブロック105からの第1〜第3桁のキャ
リー伝搬信号P1 〜P3 と、伝搬段501からの第0〜
第2桁のキャリー信号C0 〜C2 とから、第1〜第3桁
の和S1 〜S3 を生成して出力する。なお、伝搬段50
1の第3桁に対応する要素回路205−13の出力する
キャリー信号C3 はキャリーアウトとして出力される。
【0039】以上説明した本発明の加算器では、nビッ
トの加算器を複数の部分加算器に分割する場合、加算器
全体のクリティカルパスのゲート段数は分割数によらず
にlog2n+3で一定となる。従って、キャリー信号
の伝搬遅延が部分加算器の精度によって大きく異なる、
低い精度の加算を高い並列度で実行する場合、BLC
等のキャリー先見方式を用いた加算器では高速化の効果
が出ず、遅延時間が増大するという問題を解決できる。
図6は、64ビット精度の加算器を仮定し、横軸に部分
加算器の分割数、縦軸に加算器全体のクリティカルパス
のゲート段数をとって、本発明の加算器と図7に示した
従来の加算器とを比較した図である。従来例では部分加
算器の分割数の増加に伴って、最大26ゲートまで増加
するのに対して、本発明の加算器では、分割数によらず
に9段になり、遅延時間を一定に保つことができる。
【0040】なお、本発明の実施の形態を正論理を基準
に説明したが、負論理を用いても同様に実現できること
は明白である。また図面で用いている論理ゲートは機能
を限定するものであり、具体的な実現方法を限定するも
のではない。従って、論理ゲートを、例えば相補型MO
Sトランジスタやパストランジスタ論理で実現すること
も勿論可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
nビットの加算器を複数の部分加算器に分割する場合、
加算器全体のクリティカルパスのゲート段数は分割数に
よらずにlog2n+3で一定となる。従って、キャリ
ー信号の伝搬遅延が部分加算器の精度によって大きく異
なる、低い精度の加算を高い並列度で実行する場合、
BLC等のキャリー先見方式を用いた加算器では高速化
の効果が出ず、遅延時間が増大するという問題を解決で
きる。
【0042】また例えば64ビット精度の加算器を構成
した場合、キャリー信号伝搬ブロックのゲート段数はよ
り低精度の部分加算器への分割数によらずにlog264
=6段になる。従って加算結果の生成も分割数によらず
に9段で生成できるので、従来よりも高速に加算結果を
得ることができる。従って、本発明を汎用マイクロプロ
セッサの加算器に適用した場合、他のアプリケーション
では高精度の演算を必要とするが、画像処理などでは高
々8ビット〜16ビット程度しか要求されない場合に、
汎用マイクロプロセッサを用いた画像処理などの性能を
著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した加算器の一例を示すブロック
図である。
【図2】本発明を適用した加算器の別の例であって、1
6ビット加算器として、またそれより少数ビットの複数
の部分加算器として動作する加算器のブロック図であ
る。
【図3】キャリー信号伝搬ブロック内の要素回路の構成
例を示すブロック図である。
【図4】和信号生成ブロック内の要素回路の構成例を示
すブロック図である。
【図5】本発明を適用した加算器の別の例であって、4
ビット加算器として、またそれより少数ビットの複数の
部分加算器として動作する加算器のブロック図である。
【図6】64ビット精度の加算器を仮定し、横軸に部分
加算器の分割数、縦軸に加算器全体のクリティカルパス
のゲート段数をとって、本発明の加算器と従来の加算器
とを比較した図である。
【図7】従来の加算器の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101,102…入力端子 103…制御端子 104…出力端子 105…キャリー伝搬・生成信号生成ブロック 106…キャリー信号伝搬ブロック 107…和信号生成ブロック 108…キャリー生成信号 109…キャリー伝搬信号 110…キャリー信号 111…キャリーイン 112…キャリーアウト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビット(n≧2)の2個の2進数の第
    i桁(0≦i≦n−1)の和Si および第i+1桁への
    キャリー信号Ci を、第i桁のキャリー伝搬信号Pi
    第i桁のキャリー生成信号Gi および第i−1桁のキャ
    リー信号Ci-1 を用いて表現される論理式、 Si =Pi ^Ci-1i =Gi +Pi ・Ci-1 に、第i桁の制御変数Ti を導入して変形した下記の論
    理式に基づいて算出することを特徴とする加算方法。 Si =Pi ^(Ti ・Ci-1 ) Ci =Gi (m) +Pi (m) ・Ti (m) ・C i-2 m ここで、 Gi (m) =Gi (m-1) +Pi (m-1) ・Ti (m-1) ・G
    i-2 m (m-1) Pi (m) =Pi (m-1) ・P i-2 m (m-1) Ti (m) =Ti (m-1) ・T i-2 m (m-1) である。但し、0≦m≦log2n−1、Gi (-1)=
    i 、Pi (-1)=Pi 、Ti (-1)=Ti であり、かつ、
    i<2m なるiとmの組み合わせに対しては、 G i-2 m (m-1) =P i-2 m (m-1) =T i-2 m (m-1) =0 とする。
  2. 【請求項2】 nビット(n≧2)の2個の2進数を入
    力とし、第i桁(0≦i≦n−1)に対応するキャリー
    生成信号Gi およびキャリー伝搬信号Pi を出力とする
    キャリー伝搬・生成信号生成ブロックと、 前記キャリー伝搬・生成信号生成ブロックから出力され
    るキャリー生成信号Gi およびキャリー伝搬信号P
    i と、外部から入力されるnビットの制御信号Tiとを
    入力とし、 Ci =Gi (m) +Pi (m) ・Ti (m) ・C i-2 m ここで、 Gi (m) =Gi (m-1) +Pi (m-1) ・Ti (m-1) ・G
    i-2 m (m-1) Pi (m) =Pi (m-1) ・P i-2 m (m-1) Ti (m) =Ti (m-1) ・T i-2 m (m-1) 但し、0≦m≦log2n−1、Gi (-1)=Gi 、Pi (-
    1)=Pi 、Ti (-1)=Ti であり、かつ、i<2m なる
    iとmの組み合わせに対しては、 G i-2 m (m-1) =P i-2 m (m-1) =T i-2 m (m-1) =0 とする。なる式に従って各桁へのキャリー信号Ci を生
    成して出力するキャリー信号伝搬ブロックと、 前記キャリー伝搬・生成信号生成ブロックから出力され
    るキャリー伝搬信号Pi と、前記キャリー信号伝搬ブロ
    ックから出力されるキャリー信号Ci と、前記制御信号
    i とを入力とし、 Si =Pi ^(Ti ・Ci-1 ) なる式に従ってnビットの加算結果を生成する和信号生
    成ブロックとから構成されることを特徴とする加算器。
  3. 【請求項3】 nビット(n≧2)の2個の2進数を入
    力とし、第i桁(0≦i≦n−1)に対応するキャリー
    生成信号Gi およびキャリー伝搬信号Pi を出力とする
    キャリー伝搬・生成信号生成ブロックと、 前記nに応じた個数の伝搬段を有するブロックであっ
    て、先頭の伝搬段においては、前記キャリー伝搬・生成
    信号生成ブロックから出力されるキャリー生成信号Gi
    およびキャリー伝搬信号Pi と外部から入力されるnビ
    ットの制御信号Ti とを入力として、各桁に対応するキ
    ャリー生成信号Gi ,キャリー伝搬信号Pi および制御
    信号Ti を次段の伝搬段に出力し、中間の伝搬段におい
    ては、直前の伝搬段から出力されるキャリー生成信号G
    i ,キャリー伝搬信号Pi および制御信号Ti を入力と
    して、各桁に対応するキャリー生成信号Gi ,キャリー
    伝搬信号Pi および制御信号Ti を次段の伝搬段に出力
    し、最終の伝搬段においては、直前の伝搬段から出力さ
    れるキャリー生成信号Gi ,キャリー伝搬信号Pi およ
    び制御信号Ti を入力として、各桁に対応するキャリー
    信号Ci を出力するキャリー信号伝搬ブロックと、 前記キャリー伝搬・生成信号生成ブロックから出力され
    るキャリー伝搬信号Pi と、前記キャリー信号伝搬ブロ
    ックの最終段から出力されるキャリー信号Ciと、前記
    制御信号Ti とを入力とし、nビットの加算結果を生成
    する和信号生成ブロックとから構成されることを特徴と
    する加算器。
  4. 【請求項4】 前記キャリー信号伝搬ブロックの各伝搬
    段は各桁に対応する要素回路を含み、伝搬段の順位を0
    段から数えた場合に第m段目(0≦m≦log2n−1)
    となる伝搬段(最終段は除く)におけるi≧2m を満足
    する第i桁に対応する第1の要素回路は、前段から第i
    桁のキャリー伝搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成信号G
    i (m-1) および制御信号Ti (m-1) と、第i−2m 桁の
    キャリー伝搬信号P i-2 m (m-1) ,キャリー生成信号G
    i-2 m (m-1) および制御信号Ti-2 m (m-1) を入力と
    し、次段の第i桁へのキャリー伝搬信号Pi (m) ,キャ
    リー生成信号Gi (m) および制御信号Ti (m) を出力す
    るよう構成され、i<2mを満足する第i桁に対応する
    第2の要素回路は、前段からの第i桁のキャリー伝搬信
    号Pi (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m-1) および制御
    信号Ti (m-1) をそのまま次段の第i桁へのキャリー伝
    搬信号Pi (m) ,キャリー生成信号Gi (m)および制御
    信号Ti (m) として出力するよう構成され、最終段の伝
    搬段におけるi≧2m を満足する第i桁に対応する第3
    の要素回路は、前段から第i桁のキャリー伝搬信号Pi
    (m-1) および制御信号Ti (m-1) と第i−2m 桁のキャ
    リー生成信号G i-2 m (m-1) とを入力とし、第i桁のキ
    ャリー信号Ci を出力するよう構成され、i<2m を満
    足する第i桁に対応する第4の要素回路は、第i桁のキ
    ャリー生成信号Gi (m-1) を第i桁のキャリー信号Ci
    として出力するよう構成されることを特徴とする請求項
    3記載の加算器。
  5. 【請求項5】 前記第1の要素回路は、第i桁のキャリ
    ー伝搬信号Pi (m-1) と第i桁の制御信号Ti (m-1) と
    第i−2m 桁のキャリー生成信号G i-2 m (m-1) とを入
    力とする3入力ANDゲートと、該ANDゲートの出力
    および第i桁のキャリー生成信号Gi (m-1) を入力と
    し、第i桁のキャリー生成信号Gi (m)を出力する2入
    力ORゲートと、第i桁および第i−2m 桁のキャリー
    伝搬信号Pi (m-1) ,P i-2 m (m-1) を入力とし、第i
    桁のキャリー伝搬信号Pi (m) を出力する2入力AND
    ゲートと、第i桁および第i−2m 桁の制御信号Ti (m
    -1) ,T i-2 m (m-1) を入力とし、第i桁の制御信号T
    i (m) を出力する2入力ANDゲートとで構成され、 前記第2の要素回路は、第i桁のキャリー伝搬信号Pi
    (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m-1) および制御信号T
    i (m-1) をそのまま出力するバッファで構成され、 前記第3の要素回路は、第i桁のキャリー伝搬信号Pi
    (m-1) および制御信号Ti (m-1) と第i−2m 桁のキャ
    リー生成信号G i-2 m (m-1) とを入力とする3入力AN
    Dゲートと、該ANDゲートの出力および第i桁のキャ
    リー生成信号Gi (m-1) を入力とし、第i桁のキャリー
    信号Ci を出力する2入力ORゲートとで構成され、 前記第4の要素回路は、第i桁のキャリー生成信号Gi
    (m-1) を第i桁のキャリー信号Ci として出力するバッ
    ファで構成されることを特徴とする請求項4記載の加算
    器。
  6. 【請求項6】 前記キャリー信号伝搬ブロックの各伝搬
    段は各桁に対応する要素回路を含み、伝搬段の順位を0
    段から数えた場合に第m段目(0≦m≦log2n−1)
    となる伝搬段(最終段は除く)におけるi≧2m を満足
    する第i桁に対応する要素回路は、第i桁のキャリー伝
    搬信号Pi (m-1) と第i桁の制御信号Ti (m-1) と第i
    −2m 桁のキャリー生成信号G i-2 m (m-1) とを入力と
    する3入力ANDゲートと、該ANDゲートの出力およ
    び第i桁のキャリー生成信号Gi (m-1) を入力とし、第
    i桁のキャリー生成信号Gi (m) を出力する2入力OR
    ゲートと、第i桁および第i−2m 桁のキャリー伝搬信
    号Pi (m-1) ,P i-2 m(m-1) を入力とし、第i桁のキ
    ャリー伝搬信号Pi (m) を出力する2入力ANDゲート
    と、第i桁および第i−2m 桁の制御信号Ti (m-1) ,
    i-2 m (m-1) を入力とし、第i桁の制御信号Ti (m)
    を出力する2入力ANDゲートとで構成され、i<2m
    を満足する第i桁に対応する要素回路は、第i桁のキャ
    リー伝搬信号Pi (m-1) ,キャリー生成信号Gi (m-1)
    および制御信号Ti (m-1) をそのまま出力するバッファ
    で構成され、最終段の伝搬段におけるi≧2m を満足す
    る第i桁に対応する要素回路は、第i桁のキャリー伝搬
    信号Pi (m-1) と第i桁の制御信号Ti (m-1) と第i−
    m 桁のキャリー生成信号G i-2 m (m-1) とを入力とす
    る3入力ANDゲートと、該ANDゲートの出力および
    第i桁のキャリー生成信号Gi (m-1) を入力とし、第i
    桁のキャリー信号Ci を出力する2入力ORゲートとで
    構成され、i<2m を満足する第i桁に対応する要素回
    路は、第i桁のキャリー生成信号Gi (m-1) を第i桁の
    キャリー信号Ci として出力するバッファで構成される
    ことを特徴とする請求項3記載の加算器。
  7. 【請求項7】 前記和信号生成ブロックは、各桁に対応
    する要素回路を含み、第i桁に対応する要素回路は、外
    部から入力される第i桁の制御信号Ti と前記キャリー
    信号伝搬ブロックから出力される第i−1桁のキャリー
    信号Ci-1 とを入力とする2入力ANDゲートと、該A
    NDゲートの出力および前記キャリー伝搬・生成信号生
    成ブロックから出力される第i桁のキャリー伝搬信号P
    i を入力とする排他的論理和ゲートとで構成されること
    を特徴とする請求項3,4,5または6記載の加算器。
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