JP2000089937A - ファンアウトの減少したア―キテクチャを備える桁上げ先見加算器 - Google Patents

ファンアウトの減少したア―キテクチャを備える桁上げ先見加算器

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JP2000089937A
JP2000089937A JP11249690A JP24969099A JP2000089937A JP 2000089937 A JP2000089937 A JP 2000089937A JP 11249690 A JP11249690 A JP 11249690A JP 24969099 A JP24969099 A JP 24969099A JP 2000089937 A JP2000089937 A JP 2000089937A
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グレゴリー・エス・ディックス
Robert J Martin
ロバート・ジェイ・マーティン
Linda L Lin
リンダ・エル・リン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】桁上げ先見加算器を実施するのに必要なシリコン領
域に関して、効率よく実現される、内部フ゛ロックファンアウトの
減少した桁上げ先見加算器を提供すること。 【解決手段】本発明の桁上げ先見加算器(100)は、修正
された2分木構造と、最大内部フ゛ロックファンアウトが少なくとも
16ヒ゛ット幅の加算器の場合に加算器幅/8に等しくなるよ
うに配置された桁上げ生成/伝搬信号オヘ゜レータ(21,31,35,
41,44,48,51,23,25,33,37,42,46,75〜82,51〜54,83〜
86,55,57,59,63,56,58,61,64)を備える。16ヒ゛ット未満の
幅を有する加算器の内部フ゛ロックファンアウトは2である。冗長な
オーハ゛ラッフ゜する桁上げ/伝搬演算の実施のために経路指定
の複雑さを増すことで、加算器の内部フ゛ロックファンアウトが減
少する。しかし、経路指定の複雑さは、加算器の各段に
おける最小のX×Y領域内で増すことができる。従って、
本発明の桁上げ先見加算器(100)の総合性能を最適にし
ながら最小領域の必要条件を満たすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、桁上げ先見加算器
に関するものであり、とりわけ、伝搬遅延を短縮し、且
つ領域を犠牲とすることなく実施可能な内部ブロックフ
ァンアウトの減少したアーキテクチャを備える桁上げ先
見加算器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既知のタイプの桁上げ先見加算器アーキ
テクチャの1つは、内部ブロックファンアウトが加算器
幅/2であることと、単一対をなす桁上げ生成/伝搬信
号の経路指定の複雑さを特徴としている。このタイプの
アーキテクチャの欠点の1つは、性能の制限が加算器の
過剰な内部ブロックファンアウトのために生じるという
点である。図1には、このタイプの桁上げ先見加算器ア
ーキテクチャが示されている。図1の「O」は、それぞ
れ、論理回路を表しており、各論理回路は1つ以上の論
理ゲートから構成されている。ビット0、及びビット9
〜15は、それぞれ、内部ブロックファンアウトが1で
あり、ビット1、2、及び4〜7は、それぞれ、内部ブ
ロックファンアウトが2であり、ビット3は、内部ブロ
ックファンアウトが5であり、ビット8は、内部ブロッ
クファンアウトが8である。
【0003】従って、図1に示す桁上げ先見加算器の最
大内部ブロックファンアウトは8であり、これは、極め
て多い。桁上げ先見加算器の内部ブロックファンアウト
が多い結果として生じる伝搬遅延によって、その性能が
大きく制限されることになる。しかし、経路指定の複雑
さは、比較的単純であり、これは、桁上げ先見加算器に
必要なシリコン領域に関するこのタイプのアーキテクチ
ャの利点である。
【0004】不図示の第2の既知タイプの桁上げ先見加
算器アーキテクチャは、内部ブロックファンアウトが1
で、経路指定の複雑さが加算器幅/2であることを特徴
としている。この第2のタイプのアーキテクチャの欠点
の1つは、単一内部ブロックファンアウトによって、伝
搬遅延が短縮されるが、経路指定の複雑さのために、非
現実的なシリコン領域の犠牲が生じるという点である。
経路指定の複雑さを単純化すれば、内部ブロックファン
アウトが急激に増大し、その結果、多大の伝搬遅延に関
連した性能の制限が生じることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、過剰な内部ブ
ロックファンアウトによって生じる性能を制限する問題
を取り除き、加算器の経路指定の複雑さに適応するのに
必要なシリコン領域に関して効率の良い、桁上げ先見加
算器アーキテクチャの必要性がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、桁上げ
先見加算器を実施するのに必要なシリコン領域に関し
て、効率良く実現される、内部ブロックファンアウトの
減少した桁上げ先見加算器が提供される。本発明の桁上
げ先見加算器は、修正された「2分木」構造と、最大内
部ブロックファンアウトが、少なくとも16ビット幅の
加算器の場合、加算器幅/8に等しくなるように配置さ
れた、冗長なオーバラップする桁上げ生成/伝搬信号オ
ペレータを備えることを特徴としている。16ビット未
満の幅を有する加算器の場合、内部ブロックファンアウ
トは2である。冗長なオーバラップする桁上げの生成/
伝搬オペレータの結果として、領域を犠牲にすることな
く、内部ブロックファンアウトが減少する。経路選択の
複雑さが、桁上げの生成/伝搬オペレータの冗長なオー
バラップによって増すので、本発明の桁上げ先見加算器
を実施するために、領域を増大させる必要はない。
【0007】本発明によれば、経路指定の複雑さは、加
算器の各段における最小のX×Y領域内において増すこ
とが可能である。桁上げ先見加算器の各段毎に、その段
の最小X寸法は、加算器によって合計されるビットの数
によって決まる。各段の最小Y寸法は、桁上げの生成/
伝搬演算を実施するため、その段において実施される、
本明細書において桁上げの伝搬/生成オペレータとも呼
ばれる、論理回路によって決まる。従って、各段の最小
領域は、今後は最小X×Y領域と呼ばれる、最小X寸法
×最小Y寸法によって決まる。
【0008】既存の桁上げ先見加算器アーキテクチャの
場合、経路指定の複雑さを増すことによって、加算器の
内部ブロックファンアウトを減少させようとすると、こ
れは、最小X×Y領域内では実現しなかった。それどこ
ろか、加算器の全領域が、追加の経路指定に適応するの
に必要とされる加算器の1つ以上の段における領域の拡
大のために、拡大されることになった。本発明によれ
ば、各段毎の全ての経路指定は、その段の最小X×Y領
域内で実施する必要はないが、そうすることが可能であ
る。従って、本発明の桁上げ先見加算器の総合性能を最
適化し、同時に、最小領域の必要条件を満たすことが可
能になる。
【0009】本発明の他の特徴及び利点については、下
記の説明、図面、及び特許請求の範囲から明らかになる
であろう。
【0010】
【発明の実施の形態】上述のように、図1は、内部ブロ
ックファンアウトが加算器幅/2に等しく、単一の対を
なす桁上げの生成/伝搬信号の経路指定の複雑さを備え
た、既存の桁上げ先見加算器アーキテクチャを示した図
である。図1の大きい「O」は、本明細書において桁上
げの生成/伝搬オペレータとも呼ばれる論理回路に、比
較的大きい論理ゲートが含まれていることを表してお
り、一方、小さい「O」は、論理回路に、比較的小さい
論理ゲートが含まれていることを表している。図解を容
易にするため、図1には、加算器と、その間の接続によ
って構成される桁上げの生成/伝搬オペレータの全てが
示されているわけではない。点線は、入力段におけるビ
ット0から出力段におけるビット15まで、ビットに施
さなければならない加算器を通る経路指定の最長距離に
相当する、加算器を通る信号のクリティカルパスを表し
ている。図1には、クリティカルパスを構成する桁上げ
の生成/伝搬オペレータだけが示されている。
【0011】ビット1に対応するコア入力に属する論理
回路1は、桁上げ先見加算器の段1によって構成され
る。それぞれ、ビット2及び3に対応するコア入力に属
する論理回路3及び4は、桁上げ先見加算器の段2によ
って構成される。それぞれ、ビット4〜8に対応するコ
ア入力に属する論理回路6〜10は、桁上げ先見加算器
の段3によって構成される。それぞれ、ビット9〜15
に対応するコア入力に属する論理回路12〜18は、桁
上げ先見加算器の段4によって構成される。
【0012】大きい「O」によって表示された桁上げの
生成/伝搬オペレータの比較的大きい論理ゲートは、後
続段の複数のゲート及び/または比較的長い経路指定の
経路を介した信号を駆動することが可能である。段1に
関して、ビット1に関するコア入力に属する論理回路1
は、段2における2つの桁上げの生成/伝搬オペレー
タ、すなわち、それぞれ、ビット2及び3に関するコア
入力に属する桁上げの生成/伝搬オペレータ3及び4を
駆動するため、内部ブロックファンアウトが2である。
ビット3に関するコア入力に属する桁上げの生成/伝搬
オペレータ4は、段3における5つの桁上げの生成/伝
搬オペレータ、すなわち、それぞれ、ビット4〜8に関
するコア入力に属する桁上げの生成/伝搬オペレータ6
〜10を駆動するため、内部ブロックファンアウトが5
である。ビット8に関するコア入力に属する桁上げの生
成/伝搬オペレータ10は、それぞれ、ビット9〜15
に関するコア入力に属する桁上げの生成/伝搬オペレー
タ12〜18を駆動するため、内部ブロックファンアウ
トが8である。
【0013】図1に示す加算器によって実施される経路
指定方式は、比較的単純である。これは、クリティカル
パスに沿って、ただ1つの桁上げの生成/伝搬オペレー
タの出力だけが、後続段において、しかも、直後の段に
おいてのみ利用されるという事実から明らかである。段
2では、桁上げの生成/伝搬オペレータ4の出力だけ
が、後続段において、しかも、直後の段、すなわち、段
3においてのみ利用される。同様に、段3では、桁上げ
の生成/伝搬オペレータ10の出力だけが、段4におい
て利用される。
【0014】しかし、図1に機能が示された桁上げ先見
加算器の経路指定の複雑さは、比較的単純であるが、内
部ブロックファンアウトは、比較的多い。従って、加算
器の性能は、多大な伝搬遅延のために制限されることに
なる。
【0015】図2には、図1に示す桁上げ先見加算器の
2分木構造が示されている。この構造は、加算器の後続
段が、それぞれ、直前の段で実施される桁上げの生成/
伝搬演算の半数を実施するやり方であるため、2分木と
呼ばれる。
【0016】図3には、好適な実施態様による本発明の
修正された2分木構造が示されている。図3から容易に
明らかになるように、本発明の修正された2分木構造
は、図2によって表される構造よりもかなり多くの桁上
げの伝搬/生成演算を実施する。本発明によれば、冗長
なオーバラップする桁上げの伝搬/生成演算が実施され
る。加算器の第1のコア段である段1では、実施される
桁上げの生成/伝搬演算の数が、加算器幅マイナス1、
すなわち、8ビット加算器の場合、7に等しい。加算器
の第2のコア段である段2では、実施される桁上げの生
成/伝搬演算の数が、加算器幅マイナス2、すなわち、
8ビット加算器の場合、6に等しい。加算器の第3のコ
ア段である段3では、実施される桁上げの生成/伝搬演
算の数が、加算器幅割る2、すなわち、8ビット加算器
の場合、4に等しい。加算器の後続コア段については、
実施される桁上げの生成/伝搬演算の数が、やはり、加
算器幅割る2、すなわち、8ビット加算器の場合、4に
等しい。
【0017】従って、本発明によれば、さらに詳細に後
述するように、桁上げ先見加算器の経路指定の複雑さが
増し、内部ブロックファンアウトが減少する。しかし、
この経路指定の複雑さの増大は、図3に示すように桁上
げの生成/伝搬演算の冗長なオーバラップを利用して実
現されるので、桁上げ先見加算器の実施に必要な領域の
量的増大は、不要である。
【0018】図4には、本発明に従って設計され、実施
された8ビット桁上げ先見加算器の機能が示されてい
る。図4から明らかなように、桁上げ先見加算器は、図
3に示す修正された2分木構造を実施する。図4には、
クリティカルパスを構成するものだけではなくて、段
1、2、及び3の桁上げの生成/伝搬オペレータの全て
が示されているので、本発明の加算器の経路指定の複雑
さを明瞭に示すことができる。図4に示すように、ビッ
ト0は、段1に経路指定され、桁上げの生成/伝搬オペ
レータ21によって演算される。ビット0は、段2にも
経路指定され、桁上げの生成/伝搬オペレータ23によ
って演算される。ビット0は、段3にも経路指定され、
桁上げの生成/伝搬オペレータ24によって演算され
る。次に、段1において桁上げの生成/伝搬オペレータ
21によって実施された演算の結果は、段2において桁
上げの生成/伝搬オペレータ25によって利用される。
桁上げの生成/伝搬オペレータ23によって実施された
演算の結果は、段3に経路指定され、桁上げの生成/伝
搬オペレータ26によって演算される。段2において桁
上げの生成/伝搬オペレータ25によって実施された演
算の結果は、段3に経路指定され、桁上げの生成/伝搬
オペレータ28によって演算される。
【0019】一般に、図4に示す桁上げの生成/伝搬オ
ペレータのそれぞれは、それぞれ、伝搬信号P及び生成
信号Gを生じる。しかし、ビット0のコア入力によって
表された加算器入力段の桁上げの生成/伝搬オペレータ
の出力は、桁上げの生成/伝搬オペレータ21、23、
及び24によって演算される、生成信号Gだけである。
ビット1のコア入力によって表された加算器入力段の桁
上げの生成/伝搬オペレータは、1対となる生成信号及
び伝搬信号を生成する。その1対となる生成信号及び伝
搬信号は、ビット0のコア入力によって表された加算器
入力段の桁上げの生成/伝搬オペレータによって生じた
生成信号と共に、段1において桁上げの生成/伝搬オペ
レータ21によって演算される。ビット1のコア入力に
よって表された加算器入力段の桁上げの生成/伝搬オペ
レータに対応する伝搬信号及び生成信号は、やはり、ビ
ット1のコア入力によって表された加算器入力段の桁上
げの生成/伝搬オペレータによって生じた伝搬信号及び
生成信号と共に、段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ
31によって利用される。次に、桁上げの生成/伝搬オ
ペレータ31は、ビット0のコア入力によって表された
加算器入力段の桁上げの生成/伝搬オペレータによって
生じた生成信号と共に、段2の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ23によって利用される、1対の伝搬信号及び生
成信号を生成する。
【0020】桁上げの生成/伝搬オペレータ23によっ
て生じた伝搬信号及び生成信号は、段2の桁上げの生成
/伝搬オペレータ42によって生じた伝搬信号及び生成
信号と共に、段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ26
によって利用される。段1の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータ31によって生じた伝搬信号及び生成信号は、やは
り、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ33によって
利用される。桁上げの生成/伝搬オペレータ33は、段
3の桁上げの生成/伝搬オペレータ24によって利用さ
れる1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。
【0021】本発明の8ビット加算器の経路指定の複雑
さは、実線と点線で図4に明確に示されているので、簡
略化のため、伝搬信号及び生成信号の全てに関する経路
指定、及びそれに対して実施される演算に関する詳細な
説明は、本明細書では行わない。
【0022】図4に示す加算器のコア出力は、ビット0
のコア入力によって表された加算器入力段によって生じ
た生成信号と、段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ2
1、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ23及び2
5、及び段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ24、3
8、26、及び28によって生じた生成信号である。し
かし、簡略化のため、図4に示されていないが加算器の
出力段は、これらの生成信号を演算して、加算器の最終
出力が得られるようにする。この出力段については、図
6に関連して詳細に後述する。
【0023】上述のように、本発明によれば、桁上げ先
見加算器の最大内部ブロックファンアウトは、幅が少な
くとも16ビットの加算器の場合、加算器幅/2であ
る。図4に示す8ビットの加算器の場合、最大内部ブロ
ックファンアウトは、加算器幅/8に等しくなくても、
2である。
【0024】図5は、本発明による16ビット加算器の
機能を示した図である。図4に示す桁上げ先見加算器の
場合と同様、図5の桁上げ先見加算器も、やはり、図3
に示す修正された2分木構造を実施する。伝搬信号及び
生成信号の経路指定は、図4に関連して上述の経路指定
と極めてよく似ている。段1及び2において、ビット0
〜7に関する桁上げの生成/伝搬オペレータは、図4に
関連して上述のものと同一である。しかし、ビット4〜
7に関する段3の桁上げの生成/伝搬オペレータについ
ては、論理ゲートは、より大きく、従って、いくつかの
FETブロックを越えて、段4の桁上げの生成/伝搬オ
ペレータに至るさらに遠い経路指定を行わなければなら
ないことによって生じる追加の経路指定負荷に適応する
ため、より大きい駆動能力を備える。例えば、段3の桁
上げの生成/伝搬オペレータ51によって生じた伝搬信
号及び生成信号は、桁上げの生成/伝搬オペレータ55
及び56に供給される。従って、1対の伝搬信号及び生
成信号に対して、ビット5〜7に対応する段4のFET
ブロックを越えて、桁上げの生成/伝搬オペレータ55
に至る経路指定を施さなければならない。同じ1対の伝
搬信号及び生成信号に対して、ビット5〜11に対応す
る段4のFETブロックを越えて、桁上げの生成/伝搬
オペレータ56に至る経路指定を施さなければならな
い。従って、このより長い経路指定距離には、より大き
い論理ゲートが必要になる。
【0025】しかし、留意すべきは、必要な性能目標を
維持するために、より大きいゲートが必要になるが、対
応する各桁上げの生成/伝搬オペレータの領域は、依然
として、他のタイプの桁上げ先見加算器アーキテクチャ
によって必要とされる同等のFETブロック領域におい
て実施される。例えば、図1に示す加算器は、やはり、
増大するファンアウトに適応するため、段3におけるコ
ア桁上げの生成/伝搬オペレータ10のためにより大き
いゲートを備えることが必要になる。従って、全ての必
要な経路指定の経路及び接続を含む、本発明の桁上げ先
見加算器は、最小シリコン領域の必要条件に従って実施
する必要はないが、そうすることが可能である。
【0026】図5の桁上げ先見加算器の段1及び2にお
けるビット0〜7に関する桁上げの生成/伝搬オペレー
タは、図4の桁上げ先見加算器に関して上述の演算と同
じであるので、図5の加算器については、段1及び2に
おけるビットの経路指定に関する説明を控えることにす
る。
【0027】段3におけるビット4〜7に関して、桁上
げの生成/伝搬オペレータ51は、ビット0に対応する
生成信号と、段2における桁上げの生成/伝搬オペレー
タ37によって生じた伝搬信号及び生成信号を受信す
る。桁上げの生成/伝搬オペレータ51は、これらの信
号を利用して、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ5
5及び56によって利用される1対の生成信号及び伝搬
信号を生成する。段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ
52は、段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ21によ
って生じた伝搬信号及び生成信号、並びに、段2の桁上
げの生成/伝搬オペレータ37によって生じた伝搬信号
及び生成信号を利用する。桁上げの生成/伝搬オペレー
タ52は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ57及
び58において利用される1対の伝搬信号及び生成信号
を生成する。段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ53
は、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ23によって
生じた伝搬信号及び生成信号、並びに、段2の桁上げの
生成/伝搬オペレータ42によって生じた伝搬信号及び
生成信号を利用して、段4の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータ59及び61によって利用される1対の伝搬信号及
び生成信号を生成する。段3の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ54は、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ2
5によって生じた伝搬信号及び生成信号、並びに、段2
の桁上げの生成/伝搬オペレータ46によって生じた伝
搬信号及び生成信号を利用して、段4の桁上げの生成/
伝搬オペレータ63及び64によって利用される1対の
伝搬信号及び生成信号を生成する。
【0028】段1には、ビット8〜15に関するコア入
力に対応する伝搬信号及び生成信号対を受信する、桁上
げの生成/伝搬オペレータ66〜73も含まれている。
桁上げの生成/伝搬オペレータ66は、ビット7及び8
に関する伝搬信号及び生成信号対を受信し、桁上げの生
成/伝搬オペレータ75及び77に供給される1対の生
成信号及び伝搬信号を生成する。桁上げの生成/伝搬オ
ペレータ75は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ
55と段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ83によっ
て利用される伝搬信号及び生成信号を生成する。段3の
桁上げの生成/伝搬オペレータ83は、段4の桁上げの
生成/伝搬オペレータ56によって利用される1対の伝
搬信号及び生成信号を生成する。
【0029】段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ67
は、コア入力のビット8及び9に関する伝搬信号及び生
成信号を受信し、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ
76及び78に供給される1対の生成信号及び伝搬信号
を生成する。段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ76
は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ57及び段3
の桁上げの生成/伝搬オペレータ84に供給される1対
の伝搬信号及び生成信号を生成する。桁上げの生成/伝
搬オペレータ84は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータ58によって利用される1対の伝搬信号及び生成信
号を生成する。段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ7
8は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ63及び段
3の桁上げの生成/伝搬オペレータ86によって利用さ
れる1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。
【0030】桁上げの生成/伝搬オペレータ86は、段
4の桁上げの生成/伝搬オペレータ64によって利用さ
れる1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。段1の桁
上げの生成/伝搬オペレータ68は、ビット9及び10
に対応するコア入力に関する伝搬信号及び生成信号を受
信して、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ77及び
79に供給される1対の伝搬信号及び生成信号を生成す
る。桁上げの生成/伝搬オペレータ77は、段4の桁上
げの生成/伝搬オペレータ59及び段3の桁上げの生成
/伝搬オペレータ85に供給される1対の伝搬信号及び
生成信号を生成する。段3の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータ85は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ61
によって利用される1対の伝搬信号及び生成信号を生成
する。
【0031】段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ69
は、ビット10及び11に対応するコア入力に関する伝
搬信号及び生成信号を受信して、段2の桁上げの生成/
伝搬オペレータ78及び桁上げの生成/伝搬オペレータ
80に供給される1対の伝搬信号及び生成信号を生成す
る。桁上げの生成/伝搬オペレータ78は、段4の桁上
げの生成/伝搬オペレータ63及び段3の桁上げの生成
/伝搬オペレータ86に供給される1対の伝搬信号及び
生成信号を生成する。段3の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータ86は、段4の桁上げの生成/伝搬オペレータ64
に供給される1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。
桁上げの生成/伝搬オペレータ70は、ビット11及び
12に対応するコア入力に関する伝搬信号及び生成信号
を受信して、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ79
及び桁上げの生成/伝搬オペレータ81に供給される1
対の伝搬信号及び生成信号を生成する。桁上げの生成/
伝搬オペレータ79は、段3の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ83によって利用される1対の伝搬信号及び生成
信号を生成する。桁上げの生成/伝搬オペレータ81
は、段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ85によって
利用される1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。
【0032】桁上げの生成/伝搬オペレータ85は、段
4の桁上げの生成/伝搬オペレータ61によって利用さ
れる1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。段1の桁
上げの生成/伝搬オペレータ71は、ビット12及び1
3に対応するコア入力に関する伝搬信号及び生成信号を
受信して、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ80及
び82に供給される1対の伝搬信号及び生成信号を生成
する。桁上げの生成/伝搬オペレータ80は、段3の桁
上げの生成/伝搬オペレータ84に供給される1対の伝
搬信号及び生成信号を生成する。
【0033】段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ82
は、段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ86によって
利用される1対の伝搬信号及び生成信号を生成する。段
1の桁上げの生成/伝搬オペレータ72は、ビット13
及び14に対応するコア入力に関する伝搬信号及び生成
信号を利用して、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ
81に供給される1対の伝搬信号及び生成信号を生成す
る。段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ73は、段1
におけるビット14及び15に対応するコア入力に関す
る伝搬信号及び生成信号を利用して、段2の桁上げの生
成/伝搬オペレータ82によって利用される1対の伝搬
信号及び生成信号を生成する。
【0034】図4の桁上げ先見加算器の場合と同様、図
5の桁上げ先見加算器に関する最大内部ブロックファン
アウトは、加算器幅/8、すなわち、2である。図5の
桁上げ先見加算器のビット0〜15に対する出力は、ビ
ット0に関する生成信号、及び、それぞれ、桁上げの生
成/伝搬オペレータ21、23、25、51、52、5
3、54、55、57、59、63、56、58、6
1、及び64によって生じる生成信号に相当する。しか
し、これらの信号は、図解を容易にするため、図5には
示されていない、加算器の出力段によってさらに演算さ
れる。この出力段については、図6に関連してさらに詳
細に後述する。
【0035】本発明の桁上げ先見加算器におけるビット
の経路指定をより明確に示すため、図6には、本発明に
よる8ビット加算器の機能概略図が示されている。図解
を容易にするため、図6に示すインバータ19、22、
及び27が、図4には示されていないという点を除け
ば、図6に示す桁上げの生成/伝搬オペレータには、図
4の桁上げの生成/伝搬オペレータに対応するように、
番号が付けられている。符号101〜108で表示され
た図6における最上部ブロックの列は、加算器100の
入力段に対応する。ブロック102〜108のそれぞれ
によって構成される論理回路は、図7に示す略ブロック
図によって示されている。ブロック101によって構成
される論理回路は示されていないが、生成信号を生じさ
せるため、入力A(被加数)及びB(加数)に関連し
て、キャリーイン信号が利用されるという点を除けば、
図7に示すものとほぼ同一である。ブロック101〜1
08は、それぞれ、ビット0〜7に対応する。
【0036】ブロック109〜116は、加算器100
の段1に対応する。ブロック109には、図示のように
インバータ19が含まれている。ブロック110〜11
6には、それぞれ、図12に示す桁上げの生成/伝搬オ
ペレータが含まれている。ブロック118〜125は、
加算器100の段2に対応する。ブロック118には、
インバータ22が含まれている。ブロック119には、
図11に示す桁上げの生成/伝搬オペレータが含まれて
いる。ブロック120〜125のそれぞれには、図9に
示す桁上げの生成/伝搬オペレータが含まれている。ブ
ロック126〜133は、加算器100の段3に対応す
る。ブロック126〜129には、桁上げの生成/伝搬
オペレータが含まれておらず、先行段からのビットは、
これらのブロックをただ単に通るように経路指定される
だけである。ブロック130〜133には、段1に関し
て図8に示すものと同じ桁上げの生成/伝搬オペレータ
が含まれている。ブロック140〜147は、加算器1
00の出力段に対応する。ブロック140及び145〜
147には、図10に示す桁上げの生成/伝搬オペレー
タが含まれている。ブロック141〜144には、それ
ぞれ、図12に示す桁上げの生成/伝搬オペレータが含
まれている。
【0037】留意すべきは、加算器100を通る生成信
号及び伝搬信号の経路指定に関する考察を単純化するた
め、図4及び図5に関して、桁上げ先見加算器100の
入力段及び出力段の説明は行わなかったという点であ
る。上述のように、入力段101〜108のそれぞれの
ブロックには、図7に示す桁上げの生成/伝搬オペレー
タが含まれている。図7において、加算すべきビット
は、文字「A」及び「B」で表されている。被加数は、
文字「A」で表され、一方、加数は、文字「B」で表さ
れている。図7に示すように、ビットA及びBの否定論
理和をとることによって、反転伝搬信号NPを生成す
る。ビットA及びBの否定論理積をとることによって、
反転生成信号NGを生成する。また、反転生成信号NG
を反転して、非反転生成信号Gを生成する。次に、G信
号を用いてNP信号との否定論理和をとると、XORと
呼ばれる信号を生成する。
【0038】ブロック101によって、ブロック109
に入力される図7に示す生成信号が生じる。ブロック1
01からの信号NGが、ブロック110において、図8
に機能が示されている桁上げの生成/伝搬オペレータ2
1によって利用される。桁上げの生成/伝搬オペレータ
21は、ブロック102の桁上げの生成/伝搬オペレー
タによって生じたNG及びNP信号も利用する(XOR
信号は、該ブロックに通されるだけである)。ブロック
101からの生成信号は、NG0に対応し、NP0は、
VDDに結合される。図8のNG及びNP信号は、ブロ
ック102における桁上げの生成/伝搬オペレータによ
って生じた生成信号及び伝搬信号に対応する。
【0039】段1の桁上げの生成/伝搬オペレータ3
1、35、41、44、48、及び51は、それぞれ、
入力段における先行ビットに対応する桁上げの生成/伝
搬オペレータから反転伝搬信号NP0及び反転生成信号
NG0を受信し、入力段におけるそのすぐ上の桁上げの
生成/伝搬オペレータから反転伝搬信号NP及び反転生
成信号NGを受信する。桁上げの生成/伝搬オペレータ
21、31、35、41、44、48、及び51は、そ
れぞれ、さらに詳細に後述するように、加算器100の
後続段によって利用されることになる生成信号及び伝搬
信号を生成する。
【0040】加算器100の段2に関する桁上げの生成
/伝搬オペレータ23、25、33、37、42、及び
46は、それぞれ、図9のブロック図によって示された
論理回路から構成される。段2の各桁上げの生成/伝搬
オペレータは、それぞれ、段1の先行ビットに対応する
桁上げの生成/伝搬オペレータから伝搬信号P0及び生
成信号G0を受信する。段2における桁上げの生成/伝
搬オペレータの各々は、それぞれ、段1におけるそのす
ぐ上の桁上げの生成/伝搬オペレータから伝搬信号P及
び生成信号Gも受信する。段2の桁上げの生成/伝搬オ
ペレータは、これらの信号を利用して、さらに詳細に後
述するように、加算器100の後続段における桁上げの
生成/伝搬オペレータによって利用される、図9に示す
反転伝搬信号NP及び反転生成信号NGを生成する。
【0041】加算器100の段3における桁上げの生成
/伝搬オペレータ24、38、26、及び28には、そ
れぞれ、やはり、既述の段1において用いられる桁上げ
の生成/伝搬オペレータに対応する、図8に示す桁上げ
の生成/伝搬オペレータが含まれている。図8における
反転伝搬信号NP0及び反転生成信号NG0は、それぞ
れ、先行段の桁上げの生成/伝搬オペレータによって生
成された伝搬信号及び生成信号に対応する。図8におけ
る反転伝搬信号NP及び反転生成信号NGは、段2にお
けるすぐ上の桁上げの生成/伝搬オペレータから、段3
における桁上げの生成/伝搬オペレータのそれぞれが受
信する伝搬信号及び生成信号に対応する。段3の桁上げ
の生成/伝搬オペレータ24は、段2のブロック118
におけるインバータ22、並びに、段2における桁上げ
の生成/伝搬オペレータ33によって生じた伝搬回路及
び生成回路から出力される伝搬信号及び生成信号を受信
する。これは、やはり、図4において、段2におけるビ
ット0から段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ24ま
で延びる点線と、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ
33から段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ24まで
延びる実線によって示されている。
【0042】段2におけるインバータ27の出力は、ブ
ロック127、128、129、及び130を横切るよ
うに経路指定され、さらに、段3の桁上げの生成/伝搬
オペレータ38に入力されて、段2の桁上げの生成/伝
搬オペレータ37から出力された反転伝搬信号NP及び
反転生成信号NGと共に利用される。段2の桁上げの生
成/伝搬オペレータ23の出力は、ブロック128、1
29、130、及び131を横切るように経路指定さ
れ、さらに、段3の桁上げの生成/伝搬オペレータ26
に入力されて、段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ4
2によって生じ、且つそれから出力される反転伝搬信号
NP及び反転生成信号NGと共に、桁上げの生成/伝搬
オペレータ26に利用される。
【0043】段2の桁上げの生成/伝搬オペレータ25
から出力される反転伝搬信号NP及び反転生成信号NG
は、ブロック129、130、131、及び132を越
えて経路指定され、さらに、段3の桁上げの生成/伝搬
オペレータ28に入力されて、段2の桁上げの生成/伝
搬オペレータ46によって生じ、且つそれから出力され
る反転伝搬信号NP及び反転生成信号NGと共に利用さ
れる。段2の桁上げの生成/伝搬オペレータから段3の
桁上げの生成/伝搬オペレータへの反転伝搬信号NP及
び反転生成信号NGの経路指定については、やはり、図
4の点線と実線による表示から明らかになる。
【0044】上述のように、加算器100の出力段のブ
ロック140及び145〜147には、それぞれ、図1
0に示す桁上げの生成/伝搬オペレータが含まれてい
る。図10におけるビットA及びBは、それぞれ、段3
におけるブロックからの生成信号(ブロック140の生
成信号は除く。ビットAは、加算器100に入力される
キャリーイン信号である)、及び入力段から出力段のブ
ロックへとそれぞれ下方に経路指定されるXOR信号に
対応する。ブロック141〜144には、それぞれ、図
12に示す桁上げの生成/伝搬オペレータが含まれてい
る。図12において、ビットAは、先行ビットの最終段
における桁上げの生成/伝搬オペレータから出力される
生成信号に対応し、ビットBは、入力段から出力段へと
下方に経路指定されたXOR信号の出力に対応する。出
力段のブロック140〜147からの出力は、図10及
び図12に示す「Q」である。
【0045】図6には、8ビット桁上げ先見加算器が示
されているが、当該技術者には、図3〜図12に関して
上述の本発明の概念を利用して、より幅の広い、また
は、より幅の狭い桁上げ先見加算器を実施することが可
能な態様が明らかであろう。一般に、本発明による32
ビット桁上げ先見加算器は、図5に機能が示された16
ビット桁上げ先見加算器を2つ組み合わせることによっ
て実現可能である。同様に、64ビット桁上げ先見加算
器は、本発明に従って2つの32ビット桁上げ先見加算
器を組み合わせることによって実現可能である。桁上げ
先見加算器の最小幅は4である。当該技術者には、前述
の考察にかんがみて、これを実施することが可能な態様
が明らかになるであろう。従って、簡略化のため、及
び、より幅の広い加算器に関して、図6に示す方法で伝
搬信号及び生成信号の経路指定を図解するのが困難であ
るため、こうした考察は行わない。また、こうした考察
は、図3〜図12に関して上述の考察を考慮すると、冗
長かつ不要であろうと思われる。
【0046】上述のように、図3〜図6の図面によって
示された本発明の桁上げ先見加算器の最大内部ブロック
ファンアウトは2である。本発明によれば、桁上げ先見
加算器の回路のコアは、総段数が、加算器の幅の対数を
2の対数で割った商に等しくなるように実施される。桁
上げの生成/伝搬オペレータは、最大ファンアウトが加
算器幅/8になるように配置される。従って、例えば、
16ビット加算器の場合、コア段数(すなわち、入力及
び出力段を含まない)は、次のように計算される。 コア段=Log16/Log2=1.204/0.301=4 (式1) 式1は、一般に、全ての桁上げ先見加算器に当てはま
る。本発明の加算器に関する生成/伝搬演算は、下記の
ように定義される。 桁上げ生成:gIN(i)=a(i)b(i) (式2) ここで、 a(i)、b(i)=加算器の入力 桁上げ伝搬:pIN(i)=a(i)+b(i) (式3) 桁上げ:C(i)=G(i) (式4) ここで、(以下の式を(式5)とする) [G(i),P(i)]= n=1の場合、[gIN(1),pIN(1)] n≧i>1の場合、[gIN(i),pIN(i)]o[G(i−1),P (i−1)] オペレータ「o」によって実施される論理機能について
は、下記の式から明らかになる、 [g(l),p(l)]o[g(r),p(r)]=[g(l)+p(l)g (r),p(l)p(r)] (式6) これらの式において、「i」は、現在のビットを表し、
「n」は、加算器のビット総数を表している。変数「g
IN」及び「pIN」は、それぞれ、加算器の段のうち
の1つの桁上げの生成/伝搬オペレータに受信され、入
力される生成信号及び伝搬信号を表しており、一方、変
数「G(i)」及び「P(i)」は、それぞれ、加算器
の同じ桁上げの生成/伝搬オペレータから出力される生
成信号及び伝搬信号を表している。信号「G(i)」
は、桁上げも表している。式6の変数「l」及び「r」
は、ただ単に、それぞれ、その式の左側と右側を表して
いるだけである。
【0047】本発明に従って設計及び/または実施され
る桁上げ先見加算器の生成/伝搬演算を定義する式2〜
6は、桁上げ先見加算器の幅に関係なく、当てはまる。
当該技術者には、図3〜図12及び式2〜6に関する上
述の説明にかんがみて、本発明に従って、任意の幅の桁
上げ先見加算器を設計し、実施することの可能な態様が
明らかになるであろう。
【0048】上述のように、本発明の桁上げ先見加算器
の内部ブロックファンアウトは、追加の経路指定を利用
して最適化される。一方、追加の経路指定を実施し、同
時に、桁上げ先見加算器において利用される冗長なオー
バラップする桁上げの伝搬/生成演算のため、加算器の
領域の必要条件を最小限に抑えることが可能である。従
って、総合性能がファンアウトの減少に関して改善さ
れ、且つこれを実施し、同時に、本発明の桁上げ先見加
算器アーキテクチャの実施に必要な最小領域だけを利用
することが可能である。さらに、この関係は、本発明の
桁上げ先見加算器の製作に利用されるプロセスに関係な
く当てはまる、すなわち、その関係はプロセスと無関係
である。
【0049】企業が異なれば、桁上げ先見加算器の製作
に利用されるプロセスも異なる場合が多い。例えば、あ
る企業では、集積回路における金属導体の幅を定義する
ある規格を備えており、一方、別の企業では、集積回路
における導体に関して異なる金属幅を定義する異なる規
格を備えている可能性がある。利用されるプロセスに関
係なく、経路指定の複雑な領域は、最適な性能が得られ
るように、FET領域に合わせてスケーリングを施すこ
とが可能である。
【0050】留意すべきは、本発明は、本発明を説明す
るための特定の実施態様に関して説明してきたが、これ
らの実施態様に制限されるものではないという点であ
る。例えば、桁上げ先見加算器は、一般に、シリコンで
製造されるので、本発明の説明は、いくつかの事例にお
いて、加算器の実施に必要なシリコン領域に関して行っ
てきたが、当該技術者には明らかなように、本発明はシ
リコン以外の材料にも同様に適用される。やはり、当該
技術者には明らかなように、本発明に従って、図7〜図
12に示されているものとは異なるが、論理的には、そ
れらの回路と同等である、桁上げの生成/伝搬オペレー
タを利用することが可能である。例えば、NAND及び
NORゲートの組み合わせを、AND及びORゲートの
組み合わせに置き換えることは、周知のところである。
当該技術者には、図3〜図12に関して明示的に論じら
れていなかったとしても、本発明の範囲内にある上述の
本発明に対する他の修正を加えることが可能であること
は明らかであろう。
【0051】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0052】1.桁上げの生成/伝搬演算の冗長なオー
バラップを利用した桁上げ先見加算器(100)であっ
て、少なくとも第1(101)、第2(102)、及び
第3(103)の桁上げの生成/伝搬オペレータを含む
入力段(図6、入力段)であって、前記第2の桁上げの
生成/伝搬オペレータ(102)が、前記第1(10
1)及び第3(103)の桁上げの生成/伝搬オペレー
タと隣接しており、入力段の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータのそれぞれが入力と出力を備え、各桁上げの生成/
伝搬オペレータがその入力において、前記桁上げ先見加
算器(100)によって加算される2ビットを受信す
る、入力段(図6、入力段)と、少なくとも第1(2
1)及び第2(31)の桁上げの生成/伝搬オペレータ
を含む第1のコア段であって、前記第1のコア段の前記
第1(21)及び第2(31)の桁上げの生成/伝搬オ
ペレータが互いに隣接し、前記第1のコア段の桁上げの
生成/伝搬オペレータのそれぞれが入力と出力を備えて
いる、第1のコア段(図6、段1)と、及び前記入力段
の前記第1(101)及び第2(102)の桁上げの生
成/伝搬オペレータの前記出力を前記第1のコア段の前
記第1の桁上げの生成/伝搬オペレータ(21)の前記
入力に相互接続し、前記入力段の前記第2(102)及
び第3(103)の桁上げの生成/伝搬オペレータの前
記出力を前記第1のコア段の前記第2の桁上げの生成/
伝搬オペレータ(31)の前記入力に相互接続すること
によって、桁上げの生成/伝搬演算の冗長なオーバラッ
プが実現される、経路指定回路要素とが含まれている、
桁上げ先見加算器。
【0053】2.さらに、第2のコア段(図6、段2)
が含まれ、該第2のコア段に、少なくとも、第1(2
3)の桁上げの生成/伝搬オペレータが含まれ、前記経
路指定回路要素によって、前記第1のコア段の前記第1
(21)及び第2(31)の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータのそれぞれの前記出力が、前記第2のコア段の前記
第1(23)の桁上げの生成/伝搬オペレータの前記入
力と相互接続される、上記1の桁上げ先見加算器(10
0)。
【0054】3.前記桁上げ先見加算器(100)の最
大内部ブロックファンアウトが2である、上記1の桁上
げ先見加算器(100)。
【0055】4.前記桁上げ先見加算器(100)の最
大内部ブロックファンアウトが2である、上記2の桁上
げ先見加算器(100)。
【0056】5.桁上げ先見加算器(100)であっ
て、少なくともN個の入力段の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ(101〜108)を含み、入力段の桁上げの生
成/伝搬オペレータ(101〜108)のそれぞれが入
力と出力を備え、各桁上げの生成/伝搬オペレータ(1
01〜108)がその入力において、前記桁上げの生成
/伝搬オペレータが演算する2つのビットを受信する、
入力段(図6、入力段)と、N−1個の桁上げの生成/
伝搬オペレータ(109〜116)を含む、第1のコア
段(図6、段1)であって、前記第1のコア段の桁上げ
の生成/伝搬オペレータのそれぞれが入力と出力を備え
る、第1のコア段(図6、段1)と、及び前記入力段の
桁上げの生成/伝搬オペレータの隣接対の各々((10
1、102)、(102、103)、(103、10
4)、(104、105)、(105、106)、(1
06、107)、(107、108))の出力を前記第
1のコア段のそれぞれの単一の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ(21、31、35、41、44、48、51)
の入力に相互接続することにより、桁上げの生成/伝搬
演算の冗長なオーバラップを実現する経路指定回路要素
とが含まれている、桁上げ先見加算器(100)。
【0057】6.さらに、第2のコア段(図6、段2)
が含まれ、該第2のコア段に、N−2個の桁上げの生成
/伝搬オペレータ(23、25、33、37、42、4
6)が含まれ、前記経路指定回路要素によって、前記第
1のコア段の桁上げの生成/伝搬オペレータの隣接対の
各々((21、31)、(31、35)(35、4
1)、(41、44)、(44、48)、(48、5
1))の出力が、前記第2のコア段のそれぞれの単一の
桁上げの生成/伝搬オペレータ(23、25、33、3
7、42、46)の入力と相互接続される、上記5の桁
上げ先見加算器(100)。
【0058】7.前記桁上げ先見加算器(100)の最
大内部ブロックファンアウトが、Nが16以上の場合に
は、加算器幅/8に等しく、Nが16未満の場合には、
2に等しい、上記6の桁上げ先見加算器(100)。
【0059】8.桁上げ先見加算器において、桁上げ先
見加算の演算を実施するための方法であって、少なくと
も第1、第2、及び第3の桁上げの生成/伝搬オペレー
タを含み、前記第2の桁上げの生成/伝搬オペレータ
が、前記第1及び第3の桁上げの生成/伝搬オペレータ
と隣接しており、各桁上げの生成/伝搬オペレータがビ
ットの2つを受信して、そのビットを演算するようにな
っている、前記桁上げ先見加算器の入力段において、前
記桁上げ先見加算器によって加算される複数のビットを
受信するステップと、第1のコア段の第1の桁上げの生
成/伝搬オペレータの入力において、前記入力段の前記
第1と第2の桁上げの生成/伝搬オペレータによって実
施された演算の結果を受信するステップと、前記第1の
コア段の第2の桁上げの生成/伝搬オペレータの入力に
おいて、前記入力段の前記第2と第3の桁上げの生成/
伝搬オペレータによって実施された演算の結果を受信す
るステップと、及び前記入力段の桁上げの生成/伝搬オ
ペレータから受信した結果を利用して、前記第1のコア
段の各桁上げの生成/伝搬オペレータにおいて桁上げの
生成/伝搬演算を実施し、出力を生成するステップとが
含まれている、方法。
【0060】9.さらに、第4、第5、及び第6の桁上
げの生成/伝搬オペレータを含み、前記第4の桁上げの
生成/伝搬オペレータが、前記第3及び第5の桁上げの
生成/伝搬オペレータと隣接し、前記第5の桁上げの生
成/伝搬オペレータが、前記第4及び第6の桁上げの生
成/伝搬オペレータと隣接しており、各桁上げの生成/
伝搬オペレータがビットの2つを受信して、そのビット
を演算するようになっている、前記桁上げ先見加算器の
入力段において、前記桁上げ先見加算器によって加算さ
れる複数のビットを受信するステップと、前記第1のコ
ア段の第3の桁上げの生成/伝搬オペレータの入力にお
いて、前記入力段の前記第3と第4の桁上げの生成/伝
搬オペレータによって実施された演算の結果を受信する
ステップと、前記第1のコア段の第4の桁上げの生成/
伝搬オペレータの入力において、前記入力段の前記第4
と第5の桁上げの生成/伝搬オペレータによって実施さ
れた演算の結果を受信するステップと、前記第1のコア
段の第5の桁上げの生成/伝搬オペレータの入力におい
て、前記入力段の前記第5と第6の桁上げの生成/伝搬
オペレータによって実施された演算の結果を受信するス
テップと、及び前記入力段の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータから受信した結果を利用して、前記第1のコア段の
各桁上げの生成/伝搬オペレータにおいて桁上げの生成
/伝搬演算を実施し、出力を生成するステップとがさら
に含まれている、上記8の方法。
【0061】10.第2のコア段の第1の桁上げの生成
/伝搬オペレータの入力において、前記第1のコア段の
前記第1と第2の桁上げの生成/伝搬オペレータによっ
て実施された演算の結果を受信するステップと、前記第
2のコア段の第2の桁上げの生成/伝搬オペレータの入
力において、前記第1のコア段の前記第2と第3の桁上
げの生成/伝搬オペレータによって実施された演算の結
果を受信するステップと、前記第2のコア段の第3の桁
上げの生成/伝搬オペレータの入力において、前記第1
のコア段の前記第3と第4の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータによって実施された演算の結果を受信するステップ
と、及び前記第1のコア段の桁上げの生成/伝搬オペレ
ータから受信した結果を利用して、前記第2のコア段の
各桁上げの生成/伝搬オペレータにおいて桁上げの生成
/伝搬演算を実施し、出力を生成するステップとがさら
に含まれている、上記9の方法。
【0062】
【発明の効果】本発明により、過剰な内部ブロックファ
ンアウトによって生じる性能を制限する問題が取り除か
れ、加算器の経路指定の複雑さに適応するのに必要なシ
リコン領域に関して効率の良い、桁上げ先見加算器アー
キテクチャが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部ブロックファンアウトが加算器幅/2に等
しく、単一対をなす桁上げ生成/伝搬信号の経路指定の
複雑さを備えた、既存の桁上げ先見加算器アーキテクチ
ャの機能を示す図である。
【図2】既存の桁上げ先見加算器によって利用される典
型的な2分木構造を示す図である。
【図3】本発明の桁上げ先見加算器の修正された2分木
構造を示す図である。
【図4】図3に示す修正された2分木構造に従って設計
され、実施された8ビット桁上げ先見加算器の機能を示
す図である。
【図5】図3に示す修正された2分木構造に従って設計
され、実施された16ビット桁上げ先見加算器の機能を
示す図である。
【図6】図3に示す修正された2分木構造に従って実施
された、本発明による8ビット桁上げ先見加算器の機能
概略図である。
【図7】図6に示す桁上げ先見加算器の個々の段で実施
される、論理回路すなわち桁上げの生成/伝搬オペレー
タの機能ブロック図である。
【図8】図6に示す桁上げ先見加算器の個々の段で実施
される、論理回路すなわち桁上げの生成/伝搬オペレー
タの機能ブロック図である。
【図9】図6に示す桁上げ先見加算器の個々の段で実施
される、論理回路すなわち桁上げの生成/伝搬オペレー
タの機能ブロック図である。
【図10】図6に示す桁上げ先見加算器の個々の段で実
施される、論理回路すなわち桁上げの生成/伝搬オペレ
ータの機能ブロック図である。
【図11】図6に示す桁上げ先見加算器の個々の段で実
施される、論理回路すなわち桁上げの生成/伝搬オペレ
ータの機能ブロック図である。
【図12】図6に示す桁上げ先見加算器の個々の段で実
施される、論理回路すなわち桁上げの生成/伝搬オペレ
ータの機能ブロック図である。
【符号の説明】 21,31,35,41,44,48,51 段1の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ 23,25,33,37,42,46 段2の桁上げの生成/伝搬オペ
レータ 100 桁上げ先見加算器 101〜108 ブロック 109〜116 ブロック
フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 ロバート・ジェイ・マーティン アメリカ合衆国コロラド州80547−0095, ティムナス,フォース・アベニュー・5300 (72)発明者 リンダ・エル・リン アメリカ合衆国コロラド州80521,フォー ト・コリンズ,アパートメント・ビー106, ウエスト・プラム・ストリート・1113

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】桁上げの生成/伝搬演算の冗長なオーバラ
    ップを利用した桁上げ先見加算器(100)であって、 少なくとも第1(101)、第2(102)、及び第3
    (103)の桁上げの生成/伝搬オペレータを含む入力
    段(図6、入力段)であって、前記第2の桁上げの生成
    /伝搬オペレータ(102)が、前記第1(101)及
    び第3(103)の桁上げの生成/伝搬オペレータと隣
    接しており、入力段の桁上げの生成/伝搬オペレータの
    それぞれが入力と出力を備え、各桁上げの生成/伝搬オ
    ペレータがその入力において、前記桁上げ先見加算器
    (100)によって加算される2ビットを受信する、入
    力段(図6、入力段)と、 少なくとも第1(21)及び第2(31)の桁上げの生
    成/伝搬オペレータを含む第1のコア段であって、前記
    第1のコア段の前記第1(21)及び第2(31)の桁
    上げの生成/伝搬オペレータが互いに隣接し、前記第1
    のコア段の桁上げの生成/伝搬オペレータのそれぞれが
    入力と出力を備えている、第1のコア段(図6、段1)
    と、及び前記入力段の前記第1(101)及び第2(1
    02)の桁上げの生成/伝搬オペレータの前記出力を前
    記第1のコア段の前記第1の桁上げの生成/伝搬オペレ
    ータ(21)の前記入力に相互接続し、前記入力段の前
    記第2(102)及び第3(103)の桁上げの生成/
    伝搬オペレータの前記出力を前記第1のコア段の前記第
    2の桁上げの生成/伝搬オペレータ(31)の前記入力
    に相互接続することによって、桁上げの生成/伝搬演算
    の冗長なオーバラップが実現される、経路指定回路要素
    とが含まれている、桁上げ先見加算器。
JP11249690A 1998-09-03 1999-09-03 ファンアウトの減少したア―キテクチャを備える桁上げ先見加算器 Pending JP2000089937A (ja)

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US09/146,693 US20030069914A1 (en) 1998-09-03 1998-09-03 Carry lookahead adder having a reduced fanout architecture

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