JPH06347506A - チップ部品の搬送台およびそれを用いた搬送装置と搬送方法 - Google Patents
チップ部品の搬送台およびそれを用いた搬送装置と搬送方法Info
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- JPH06347506A JPH06347506A JP5163992A JP16399293A JPH06347506A JP H06347506 A JPH06347506 A JP H06347506A JP 5163992 A JP5163992 A JP 5163992A JP 16399293 A JP16399293 A JP 16399293A JP H06347506 A JPH06347506 A JP H06347506A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップ部品を搬送させる際に、搬送台上で前
記チップ部品を同一方向に整列させつつ順次移送させる
ことのできると共に、搬送台上に設けた長溝により、不
良品を排出するようにしたチップ部品の搬送台とこの搬
送台を用いたチップ部品の搬送装置並びに搬送方法を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明のチップ部品の搬送台は、搬送台の搬
送面上であって、搬送方向に沿ってチップ部品の長手方
向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と、該長溝の底面の
略中央部に該溝に沿って前記溝の幅より小さな幅の貫通
孔とを設けたことを特徴とするチップ部品の搬送台と、
この搬送台の前に貫通孔から排出されるチップ部品をチ
ップ部品供給部へ再供給する再供給手段を有するチップ
部品の搬送装置である。
記チップ部品を同一方向に整列させつつ順次移送させる
ことのできると共に、搬送台上に設けた長溝により、不
良品を排出するようにしたチップ部品の搬送台とこの搬
送台を用いたチップ部品の搬送装置並びに搬送方法を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明のチップ部品の搬送台は、搬送台の搬
送面上であって、搬送方向に沿ってチップ部品の長手方
向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と、該長溝の底面の
略中央部に該溝に沿って前記溝の幅より小さな幅の貫通
孔とを設けたことを特徴とするチップ部品の搬送台と、
この搬送台の前に貫通孔から排出されるチップ部品をチ
ップ部品供給部へ再供給する再供給手段を有するチップ
部品の搬送装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば抵抗器、コンデ
ンサのようなチップ型電子部品を製造するにおいて、最
小単位たるチップ片ごとに分割されたチップ部品を搬送
する搬送台及びこれを用いた搬送装置と搬送方法に関す
る。
ンサのようなチップ型電子部品を製造するにおいて、最
小単位たるチップ片ごとに分割されたチップ部品を搬送
する搬送台及びこれを用いた搬送装置と搬送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にチップ型電子部品の検査工程は、
例えばチップ抵抗器を例にとって説明すると、次のよう
である。
例えばチップ抵抗器を例にとって説明すると、次のよう
である。
【0003】まず、製造工程において板状のセラミック
基板から各チップ片ごとにブレイクされたチップ部品
が、内壁部にゴム板を設けた供給部に多数投入される。
基板から各チップ片ごとにブレイクされたチップ部品
が、内壁部にゴム板を設けた供給部に多数投入される。
【0004】そして、適宜個数の前記チップ部品を前記
供給部の供給口から搬送台へ供給した後、前記搬送台に
振動を加えることにより前記チップ部品を移送させる。
供給部の供給口から搬送台へ供給した後、前記搬送台に
振動を加えることにより前記チップ部品を移送させる。
【0005】この時、前記搬送台には、前記チップ部品
の形状より充分小さな開孔が多数網目状に形成された開
孔部が設けられており、該開孔部に割れたチップ片やゴ
ミ等の異物を落下させ除去し、前記チップ部品を搬送さ
せて、収納部へ前記チップ部品をいったん収納させる。
の形状より充分小さな開孔が多数網目状に形成された開
孔部が設けられており、該開孔部に割れたチップ片やゴ
ミ等の異物を落下させ除去し、前記チップ部品を搬送さ
せて、収納部へ前記チップ部品をいったん収納させる。
【0006】そして、前記収納部を振動させることによ
り該収納部から前記チップ部品を同一方向に整列させつ
つ前記収納部の排出口へ順次移送し、前記排出口近傍部
に設けられたベルト上に搬送され、さらにベルト搬送に
より所定の位置まで搬送していた。
り該収納部から前記チップ部品を同一方向に整列させつ
つ前記収納部の排出口へ順次移送し、前記排出口近傍部
に設けられたベルト上に搬送され、さらにベルト搬送に
より所定の位置まで搬送していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のチップ
部品の搬送工程においては、チップ部品を同一方向に整
列させ所定の位置まで搬送する際に、チップ部品を搬送
台から収納部にいったん収納させ、該収納部を振動させ
ることによりチップ部品を同一方向に整列させつつ収納
部の排出口へ順次移送し、排出口近傍部に設けられたベ
ルト上に搬送し、さらにベルト搬送により所定の位置ま
で搬送されていた。
部品の搬送工程においては、チップ部品を同一方向に整
列させ所定の位置まで搬送する際に、チップ部品を搬送
台から収納部にいったん収納させ、該収納部を振動させ
ることによりチップ部品を同一方向に整列させつつ収納
部の排出口へ順次移送し、排出口近傍部に設けられたベ
ルト上に搬送し、さらにベルト搬送により所定の位置ま
で搬送されていた。
【0008】このような従来の方法では、チップ部品を
同一方向に整列させて所定の位置まで搬送させるのに多
くの工程が必要となり、このため装置が大型化する外、
保全性や作業性が非常に悪かった。
同一方向に整列させて所定の位置まで搬送させるのに多
くの工程が必要となり、このため装置が大型化する外、
保全性や作業性が非常に悪かった。
【0009】また、収納部を振動させてチップ部品を移
送させているために、チップ部品が収納部の移送経路上
で振動し不安定で、収納部排出口からベルト上への移送
時にチップ部品が倒れてベルト上で詰まって搬送されな
くなる等の搬送不良が生じることがあり、チップ部品に
傷や変形、カケあるいはヒビが生じ品質が低下したり、
装置が停止して生産性が悪く、それに伴う装置稼働の復
旧作業が必要となり作業性は非常に悪かった。
送させているために、チップ部品が収納部の移送経路上
で振動し不安定で、収納部排出口からベルト上への移送
時にチップ部品が倒れてベルト上で詰まって搬送されな
くなる等の搬送不良が生じることがあり、チップ部品に
傷や変形、カケあるいはヒビが生じ品質が低下したり、
装置が停止して生産性が悪く、それに伴う装置稼働の復
旧作業が必要となり作業性は非常に悪かった。
【0010】このように収納部排出口とベルトへの繋ぎ
目での搬送詰まりを防ぐために、装置の位置調整の精密
さが要求され、保全性が非常に悪かった。
目での搬送詰まりを防ぐために、装置の位置調整の精密
さが要求され、保全性が非常に悪かった。
【0011】また、供給部より供給されたチップ部品を
搬送台上で移送させる際に、小さく割れたチップ片や極
小なゴミ等の異物だけは前記搬送シュータ上に設けた開
孔部から除去されるが、欠けや変形の比較的軽微な不良
チップ部品はそのまま搬送されていた。このため、前記
収納部内のチップ部品に不良品が混入する割合は非常に
高くなり、検査工程へ多数の不良品が搬送されて検査効
率が低下することを余儀なくされていた。
搬送台上で移送させる際に、小さく割れたチップ片や極
小なゴミ等の異物だけは前記搬送シュータ上に設けた開
孔部から除去されるが、欠けや変形の比較的軽微な不良
チップ部品はそのまま搬送されていた。このため、前記
収納部内のチップ部品に不良品が混入する割合は非常に
高くなり、検査工程へ多数の不良品が搬送されて検査効
率が低下することを余儀なくされていた。
【0012】また欠けや変形の生じたチップ部品が搬送
経路で詰まり搬送不良が生じるなど生産効率は非常に悪
くなっていた。
経路で詰まり搬送不良が生じるなど生産効率は非常に悪
くなっていた。
【0013】これを解決するために、搬送シュータ上の
開孔部に設けた開孔の形状をチップ部品よりわずかに小
さな形状にしたところ、欠けや変形等の不良品は除去さ
れたが、同時に多数の良品も前記開孔部から落下し、良
品と不良品とが混入したチップ部品から良品だけを目視
で選別し収納部へ投入するといった作業が必要となり、
作業性が非常に悪く、生産効率をより一層低下させるの
で、実施するには非現実的なものであり、上記問題は一
向に解決されなかった。
開孔部に設けた開孔の形状をチップ部品よりわずかに小
さな形状にしたところ、欠けや変形等の不良品は除去さ
れたが、同時に多数の良品も前記開孔部から落下し、良
品と不良品とが混入したチップ部品から良品だけを目視
で選別し収納部へ投入するといった作業が必要となり、
作業性が非常に悪く、生産効率をより一層低下させるの
で、実施するには非現実的なものであり、上記問題は一
向に解決されなかった。
【0014】本発明は、以上のような問題を解消し、生
産性が良く、品質の安定した、作業性や保全性の優れて
いる、チップ部品の搬送装置及び搬送方法を提供するこ
とを目的とするものである。
産性が良く、品質の安定した、作業性や保全性の優れて
いる、チップ部品の搬送装置及び搬送方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成しようと鋭意研究を重ねた結果、チップ部品を搬送さ
せる際に、搬送台上で前記チップ部品を同一方向に整列
させつつ順次移送させることのできるチップ部品の搬送
台を見いだした。
成しようと鋭意研究を重ねた結果、チップ部品を搬送さ
せる際に、搬送台上で前記チップ部品を同一方向に整列
させつつ順次移送させることのできるチップ部品の搬送
台を見いだした。
【0016】すなわち本発明は次のようである。
【0017】「搬送台の搬送面上であって、搬送方向に
沿ってチップ部品の長手方向の幅よりわずかに大きな幅
の長溝と、該長溝の底面の略中央部に該溝に沿って前記
溝の幅より小さな幅の貫通孔とを設けたことを特徴とす
るチップ部品の搬送台。」また、上記搬送台を用いてチ
ップ部品を搬送させる際に、欠けや変形等の不良品を除
去させ、良品だけ次工程に搬送させることのできるチッ
プ部品の搬送装置を見いだした。
沿ってチップ部品の長手方向の幅よりわずかに大きな幅
の長溝と、該長溝の底面の略中央部に該溝に沿って前記
溝の幅より小さな幅の貫通孔とを設けたことを特徴とす
るチップ部品の搬送台。」また、上記搬送台を用いてチ
ップ部品を搬送させる際に、欠けや変形等の不良品を除
去させ、良品だけ次工程に搬送させることのできるチッ
プ部品の搬送装置を見いだした。
【0018】「チップ部品を供給する供給部と、該供給
部の供給口に近接して配設された前記チップ部品の長手
方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の略
中央部に前記溝の幅より小さな幅の貫通孔とが搬送面上
に、搬送方向に沿って設けられた搬送台と、前記貫通孔
下方から落下する前記チップ部品を前記供給部へ再供給
する再供給手段とを有することを特徴とするチップ部品
の搬送装置。」加えて、上記搬送台を用いてチップ部品
を搬送させる際に、欠けや変形等の不良品を除去させ、
良品だけ次工程に搬送させることのできるチップ部品の
搬送方法も見いだした。
部の供給口に近接して配設された前記チップ部品の長手
方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の略
中央部に前記溝の幅より小さな幅の貫通孔とが搬送面上
に、搬送方向に沿って設けられた搬送台と、前記貫通孔
下方から落下する前記チップ部品を前記供給部へ再供給
する再供給手段とを有することを特徴とするチップ部品
の搬送装置。」加えて、上記搬送台を用いてチップ部品
を搬送させる際に、欠けや変形等の不良品を除去させ、
良品だけ次工程に搬送させることのできるチップ部品の
搬送方法も見いだした。
【0019】「供給部に収納されたチップ部品を前記供
給部の供給口から前記チップ部品の長手方向の幅よりわ
ずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の略中央部に前記溝
の幅より小さな幅の貫通孔が搬送面上に、搬送方向に沿
って設けられた搬送台に供給する供給工程と、前記チッ
プ部品を前記溝により整列させつつ順次移送する移送工
程と、前記貫通孔から落下した前記チップ部品を前記供
給部へ再供給させる再供給工程とからなることを特徴と
するチップ部品の搬送方法。」
給部の供給口から前記チップ部品の長手方向の幅よりわ
ずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の略中央部に前記溝
の幅より小さな幅の貫通孔が搬送面上に、搬送方向に沿
って設けられた搬送台に供給する供給工程と、前記チッ
プ部品を前記溝により整列させつつ順次移送する移送工
程と、前記貫通孔から落下した前記チップ部品を前記供
給部へ再供給させる再供給工程とからなることを特徴と
するチップ部品の搬送方法。」
【作用】供給部に収納されたチップ部品が前記供給部の
供給口に配設された搬送台に供給される。そして、前記
搬送台に設けた前記チップ部品の長手方向の幅よりわず
かに大きな幅の長溝に沿ってチップ部品を順次整列させ
つつ移送する一方、該溝の底面の略中央部に前記溝の幅
よりやや小さな幅の貫通孔に、欠けや変形等の生じた不
良品のチップ部品の外、移送の態様により誤って良品の
チップ部品が落下するが、該貫通孔から落下したチップ
部品は、再供給工程により前記供給部へ再供給される。
供給口に配設された搬送台に供給される。そして、前記
搬送台に設けた前記チップ部品の長手方向の幅よりわず
かに大きな幅の長溝に沿ってチップ部品を順次整列させ
つつ移送する一方、該溝の底面の略中央部に前記溝の幅
よりやや小さな幅の貫通孔に、欠けや変形等の生じた不
良品のチップ部品の外、移送の態様により誤って良品の
チップ部品が落下するが、該貫通孔から落下したチップ
部品は、再供給工程により前記供給部へ再供給される。
【0020】このような工程が繰り返されて、最終的に
はすべての良品のチップ部品のみが順次整列し搬送され
る。
はすべての良品のチップ部品のみが順次整列し搬送され
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照しつ
つ説明する。
つ説明する。
【0022】図1及び図2は、本発明のチップ部品の搬
送装置の斜視図及び搬送台部分の平面図を示し、図3
は、本発明のチップ部品の搬送台のA−A線に沿った断
面図を示す。
送装置の斜視図及び搬送台部分の平面図を示し、図3
は、本発明のチップ部品の搬送台のA−A線に沿った断
面図を示す。
【0023】このチップ部品の搬送装置は、チップ部品
1を供給する内壁部2aにゴム板3を設けた供給部4
と、供給部4の下部に位置する供給口5とこれに対向し
て配置された搬送台6と、搬送台6の任意の位置に設け
たチップ部品1の長手方向の幅よりわずかに大きな幅の
復数の長溝7と、この長溝7の略中央部に長溝7の幅よ
り小さな幅の貫通孔8と、搬送台6下面の一方端部に設
置されたソレノイド9と、貫通孔8と供給部4の側面2
bにそれぞれ配管口10a、10bを設置したエアー配
管11と、エアー配管11の任意の位置に設けた他の配
管口10cからエアーを供給部4へ送気するコンプレッ
サー12のようなエアーを用いた再供給手段とを有す
る。
1を供給する内壁部2aにゴム板3を設けた供給部4
と、供給部4の下部に位置する供給口5とこれに対向し
て配置された搬送台6と、搬送台6の任意の位置に設け
たチップ部品1の長手方向の幅よりわずかに大きな幅の
復数の長溝7と、この長溝7の略中央部に長溝7の幅よ
り小さな幅の貫通孔8と、搬送台6下面の一方端部に設
置されたソレノイド9と、貫通孔8と供給部4の側面2
bにそれぞれ配管口10a、10bを設置したエアー配
管11と、エアー配管11の任意の位置に設けた他の配
管口10cからエアーを供給部4へ送気するコンプレッ
サー12のようなエアーを用いた再供給手段とを有す
る。
【0024】また、本実施例においては、搬送台6上の
一方端部下面にソレノイド9が設置されているが、空圧
式シリンダ等を用いても良い。
一方端部下面にソレノイド9が設置されているが、空圧
式シリンダ等を用いても良い。
【0025】図1において、供給部4に投入された多数
のチップ部品1が、供給部4の供給口5から適宜個数の
チップ部品1が搬送台6へ供給される。そして、電磁気
的に振動を発生させるソレノイド9により搬送台6を振
動させ、チップ部品1を搬送台6上で移送させる。
のチップ部品1が、供給部4の供給口5から適宜個数の
チップ部品1が搬送台6へ供給される。そして、電磁気
的に振動を発生させるソレノイド9により搬送台6を振
動させ、チップ部品1を搬送台6上で移送させる。
【0026】そして、ほとんどのチップ部品1は搬送台
6上に設けた復数の長溝7に沿って整列され順次移送さ
れるが、欠けや変形等の不良品と良品のチップ部品1で
も、図2に示すようにチップ部品1の長溝7への移送の
向き、具体的にチップ部品1が長手方向に長溝7に入り
込んだもの(図2の1a)は貫通孔8に落下することに
なる。落下したチップ部品1は搬送台6の貫通孔8下部
に設置された配管口10aを通ってエアー配管11へと
移送され、さらにエアー配管11の任意の位置に設けた
配管口10cからコンプレッサー12により供給部4へ
流れているエアーにともない、チップ部品1は供給部4
の側面2bに設置された配管口10bへ導かれ、供給部
4へと再供給される。
6上に設けた復数の長溝7に沿って整列され順次移送さ
れるが、欠けや変形等の不良品と良品のチップ部品1で
も、図2に示すようにチップ部品1の長溝7への移送の
向き、具体的にチップ部品1が長手方向に長溝7に入り
込んだもの(図2の1a)は貫通孔8に落下することに
なる。落下したチップ部品1は搬送台6の貫通孔8下部
に設置された配管口10aを通ってエアー配管11へと
移送され、さらにエアー配管11の任意の位置に設けた
配管口10cからコンプレッサー12により供給部4へ
流れているエアーにともない、チップ部品1は供給部4
の側面2bに設置された配管口10bへ導かれ、供給部
4へと再供給される。
【0027】加えて、チップ部品1は供給部4の内壁部
2aへかなりの強さで衝突して傷がはいりやすいので、
内壁部2aにゴム板3が設けられている。
2aへかなりの強さで衝突して傷がはいりやすいので、
内壁部2aにゴム板3が設けられている。
【0028】以上のような工程を繰り返すことにより、
最終的には欠けや変形等の不良品と良品のチップ部品1
は完全に区別され不良品が除去され、良品のみが整列さ
れ搬送される。
最終的には欠けや変形等の不良品と良品のチップ部品1
は完全に区別され不良品が除去され、良品のみが整列さ
れ搬送される。
【0029】その後、貫通孔8の下部に設置された配管
口10aを例えばリニアガイド13のようなスライド機
構により右方へスライドさせることにより、不良品BO
X14へ挿通している排出管15を挿通孔8の下部に設
置して、残ったすべてのチップ部品1の不良品を不良品
BOX14へ排出させる。
口10aを例えばリニアガイド13のようなスライド機
構により右方へスライドさせることにより、不良品BO
X14へ挿通している排出管15を挿通孔8の下部に設
置して、残ったすべてのチップ部品1の不良品を不良品
BOX14へ排出させる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、搬送台
の搬送面上であって、搬送方向に沿ってチップ部品の長
手方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と、該長溝の底
面の略中央部に該溝に沿って前記溝の幅より小さな幅の
貫通孔とを設けたことを特徴とするチップ部品の搬送台
であるので、チップ部品を搬送させる際に、整列させつ
つ搬送できる。このため、従来の如く、供給部から搬送
台を経て一旦収納部にチップ部品を移送し、そのうえで
チップ部品を整列させつつベルト上に移し、ベルトで所
定の位置にチップ部品を搬送するものでないため以下に
記載されるような効果を奏する。
の搬送面上であって、搬送方向に沿ってチップ部品の長
手方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と、該長溝の底
面の略中央部に該溝に沿って前記溝の幅より小さな幅の
貫通孔とを設けたことを特徴とするチップ部品の搬送台
であるので、チップ部品を搬送させる際に、整列させつ
つ搬送できる。このため、従来の如く、供給部から搬送
台を経て一旦収納部にチップ部品を移送し、そのうえで
チップ部品を整列させつつベルト上に移し、ベルトで所
定の位置にチップ部品を搬送するものでないため以下に
記載されるような効果を奏する。
【0031】(a)チップ部品を搬送させる工程が少なく
なり、装置が小型化し、これにともない、装置の保全性
が非常に良くなる。
なり、装置が小型化し、これにともない、装置の保全性
が非常に良くなる。
【0032】(b)前記チップ部品が詰まるといった搬送
不良が無くなり、前記チップ部品に傷や変形、カケある
いはヒビが生じないため、品質が安定し、生産性が向上
し、作業性は非常に向上する。
不良が無くなり、前記チップ部品に傷や変形、カケある
いはヒビが生じないため、品質が安定し、生産性が向上
し、作業性は非常に向上する。
【0033】(c)各工程間の繋ぎ部での搬送詰まりを防
ぐための、装置の位置調整が必要無くなり、保全性は非
常に向上する。
ぐための、装置の位置調整が必要無くなり、保全性は非
常に向上する。
【0034】またチップ部品を供給する供給部と、該供
給部の供給口に近接して配設された前記チップ部品の長
手方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の
略中央部に前記溝の幅より小さな幅の貫通孔とが搬送面
上に、搬送方向に沿って設けられた搬送台と、前記貫通
孔下方から落下する前記チップ部品を前記供給部へ再供
給する再供給手段とを有することを特徴とするチップ部
品の搬送装置と、該搬送装置を用いたチップ部品の搬送
方法であるので、チップ部品を搬送させる際に、整列さ
せつつすべての良品のチップ部品を搬送できる。このた
め、上記効果以外に、以下に記載されるような効果を奏
する。
給部の供給口に近接して配設された前記チップ部品の長
手方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の
略中央部に前記溝の幅より小さな幅の貫通孔とが搬送面
上に、搬送方向に沿って設けられた搬送台と、前記貫通
孔下方から落下する前記チップ部品を前記供給部へ再供
給する再供給手段とを有することを特徴とするチップ部
品の搬送装置と、該搬送装置を用いたチップ部品の搬送
方法であるので、チップ部品を搬送させる際に、整列さ
せつつすべての良品のチップ部品を搬送できる。このた
め、上記効果以外に、以下に記載されるような効果を奏
する。
【0035】(d)搬送装置を経て次工程へ搬送されたチ
ップ部品の不良品混入率が低くなるので、作業効率が向
上する。
ップ部品の不良品混入率が低くなるので、作業効率が向
上する。
【0036】(e)欠けや変形等の不良品のチップ部品が
除去されるので、次工程での搬送経路で詰まる等の搬送
不良が生じず、生産効率が非常に向上する。
除去されるので、次工程での搬送経路で詰まる等の搬送
不良が生じず、生産効率が非常に向上する。
【0037】(f)良品と不良品が混入したチップ部品か
ら良品だけを目視で選別して供給部へ再投入するといっ
た作業が無くなり、作業性が非常に向上する。
ら良品だけを目視で選別して供給部へ再投入するといっ
た作業が無くなり、作業性が非常に向上する。
【図1】本発明における実施例を示す側面図である。
【図2】本発明における実施例を示す正面図である。
【図3】本発明における実施例を示す断面図である。
1 チップ部品 2a 内壁部 2b 側面 3 ゴム板 4 供給部 5 供給口 6 搬送台 7 溝部 7a 溝部底面 8 貫通孔 9 ソレノイド 10a 配管口 10b 配管口 10c 配管口 11 エアー配管 12 コンプレッサー 13 リニアガイド 14 不良品BOX 15 排出管
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送台の搬送面上であって、搬送方向に
沿ってチップ部品の長手方向の幅よりわずかに大きな幅
の長溝と、該長溝の底面の略中央部に該溝に沿って前記
溝の幅より小さな幅の貫通孔とを設けたことを特徴とす
るチップ部品の搬送台。 - 【請求項2】 チップ部品を供給する供給部と、該供給
部の供給口に近接して配設された前記チップ部品の長手
方向の幅よりわずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の略
中央部に前記溝の幅より小さな幅の貫通孔とが搬送面上
に、搬送方向に沿って設けられた搬送台と、前記貫通孔
下方から落下する前記チップ部品を前記供給部へ再供給
する再供給手段とを有することを特徴とするチップ部品
の搬送装置。 - 【請求項3】 供給部に収納されたチップ部品を前記供
給部の供給口から前記チップ部品の長手方向の幅よりわ
ずかに大きな幅の長溝と該溝の底面の略中央部に前記溝
の幅より小さな幅の貫通孔が搬送面上に、搬送方向に沿
って設けられた搬送台に供給する供給工程と、前記チッ
プ部品を前記溝により整列させつつ順次移送する移送工
程と、前記貫通孔から落下した前記チップ部品を前記供
給部へ再供給させる再供給工程とからなることを特徴と
するチップ部品の搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163992A JPH06347506A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | チップ部品の搬送台およびそれを用いた搬送装置と搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163992A JPH06347506A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | チップ部品の搬送台およびそれを用いた搬送装置と搬送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347506A true JPH06347506A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15784708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5163992A Pending JPH06347506A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | チップ部品の搬送台およびそれを用いた搬送装置と搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06347506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110743821A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-04 | 湖南弘钧电子科技有限公司 | 一种电源线性能测试装置 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP5163992A patent/JPH06347506A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110743821A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-04 | 湖南弘钧电子科技有限公司 | 一种电源线性能测试装置 |
CN110743821B (zh) * | 2019-10-28 | 2021-06-25 | 湖南弘钧电子科技有限公司 | 一种电源线性能测试装置 |
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