JP2004010301A - ワーク搬送装置およびワーク搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークの寸法にばらつきがあっても、ワークをスムースに搬送しかつ移載することができるワーク搬送装置およびワーク搬送方法を提供する。
【解決手段】ワーク搬送装置は外面にワーク1を吸着保持するワーク吸着面4cが形成された正多角形状吸着テーブル4aからなる第1搬送テーブル4と、外面にワーク1を吸着保持するワーク吸着面10cが形成された正多角形状吸着テーブル10aからなる第2搬送テーブル10とを備えている。第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10との間に、移載装置9が設けられている。第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cに吸着されたワーク1は、移載装置9の移載ピン9aにより押圧されて、第2搬送テーブル10のワーク吸着面10c側へ移載される。
【選択図】 図1
【解決手段】ワーク搬送装置は外面にワーク1を吸着保持するワーク吸着面4cが形成された正多角形状吸着テーブル4aからなる第1搬送テーブル4と、外面にワーク1を吸着保持するワーク吸着面10cが形成された正多角形状吸着テーブル10aからなる第2搬送テーブル10とを備えている。第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10との間に、移載装置9が設けられている。第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cに吸着されたワーク1は、移載装置9の移載ピン9aにより押圧されて、第2搬送テーブル10のワーク吸着面10c側へ移載される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチップ状ワークを搬送するワーク搬送装置およびワーク搬送方法に係り、とりわけ外観検査若しくは特性試験を容易にし、更にワークの供給からワークの排出に至る一連の作業を高速化することができるワーク搬送装置およびワーク搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6により、従来の6面外観検査装置について説明する。図6に示すように、従来の6面外観検査装置において、リニアフィーダ2により整列搬送されてきたワーク1は、図示しない分離機構により1個毎分離されて、水平搬送機構100へ送られる。ワーク1は次に水平搬送機構100の間欠回転する水平搬送テーブル101の周縁部に複数設けられたワーク収納凹部101aに個々に収納され、水平搬送機構100の基台102の搬送面を摺動して搬送される。このように搬送される過程において、撮像手段110aによりワーク1の上面側が撮像され、撮像手段110cによりワーク1の一方の端面側が撮像され、更に基台102に設けられた図示しない測定用窓を介して撮像手段110bによりワーク1の下面側が撮像される。画像データは図示しない画像処理装置に送信されて処理され、良否判定が行なわれる。
【0003】
ワークの移載位置103において水平搬送テーブル101と直交するように配設された垂直搬送テーブル105は、周縁部に複数のワーク収納凹部105aを有している。この垂直搬送テーブル105は、ワーク収納凹部105aが移載位置103において水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101aと対峙するように水平搬送テーブル101に同期して間欠回転されている。
【0004】
ワーク1が水平搬送テーブル101により搬送されて移載位置103に到達すると、図示しない移載機構によりワーク1は水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101aから垂直搬送テーブル105のワーク収納凹部105aに移載される。垂直搬送テーブル105により搬送される過程において、撮像手段110dによりワーク1の一方の側面側が撮像され、撮像手段110eによりワーク1の他方の側面側が撮像され、更にワーク1の端面のうち、残りの端面が撮像手段110fにより撮像される。画像データは図示しない画像処理装置に送信されて処理され、水平搬送テーブル101での判定結果と合わせて総合的に良否判定が行われ、図示しない排出部において良否別に分類されて排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなワーク1の外観検査装置において、ワーク1の寸法が公差内でばらついた場合、ワーク収納凹部101a,105aに収納することができなかったりすることがある。他方、このワーク1の寸法公差内でのばらつきに対応できるようにするためにワーク収納凹部101a,105aの寸法を大きくすると、ワーク1の搬送中にワーク収納凹部101a,105a内で正常寸法のワーク1が振動してワーク収納凹部101a,105aの摩耗が増大するだけでなく、ワーク収納凹部101a,105aを破損させたり、基台102のワーク搬送面を傷付け、若しくはワーク1自体の破損につながる場合もある。このため、ワーク1の寸法公差をカバーする数種類の搬送テーブルを準備する必要がある。
【0006】
また、基台102の搬送面をワーク1が高速で摺動搬送されるため摩擦による静電気が発生し、移載位置103において水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101a内にワーク1が付着してしまい移載に支障が生ずることもある。
【0007】
更に、水平搬送テーブル101から垂直搬送テーブル105へワーク1を移載するワーク1の移載機構は、水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101a内から噴射される圧縮空気と、垂直搬送テーブル105のワーク収納凹部105bの真空吸引をそれぞれ単独或いは共用して用いている。この場合、水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101aは移載位置103に到達する直前まで真空吸引によりワーク1を固定させており、移載位置103に到達して圧縮空気を噴射しようとしても真空状態から直ちに圧縮空気の噴射状態に切り替わらないため、ワーク1の移載をスムーズに行なうことができず、ワーク搬送の高速化を妨げることがある。
【0008】
また、水平搬送テーブル101と垂直搬送テーブル105はワーク収納凹部101a,105aを有しているが、ワーク収納凹部101a,105aからのワークの取り出しを一つづつ行う必要があり、速度遅延の一因にもなっている。
【0009】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ワークの寸法にばらつきがあってもワークをスムースかつ高速に搬送しかつ移載することができるワーク搬送装置およびワーク搬送方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外面にワークを吸着保持するワーク吸着面が複数形成された第1搬送手段と、外面にワークを吸着保持するワーク吸着面が複数形成された第2搬送手段と、第1搬送手段と第2搬送手段との間に設けられ、第1搬送手段のワーク吸着面により吸着保持されたワークを第2搬送手段のワーク吸着面側へ移載する移載装置と、を備えたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0011】
本発明は、第1搬送手段および第2搬送手段は、いずれも正多角形の吸着テーブルを有し、ワーク吸着面はこれら吸着テーブルの外面に形成されていることを特徴とするワーク搬送装置である。
【0012】
本発明は、第1搬送手段は吸着テーブル上方に配置され、ワークを上方から係止する上カバーを有し、第2搬送手段は吸着テーブル下方に配置され、ワークを下方から係止する下カバーを有することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0013】
本発明は、第2搬送手段の下カバーは、ワークを載置する複数の受座部を有し、受座部間に切欠き部が形成されていることを特徴とするワーク搬送装置である。
【0014】
本発明は、第1搬送手段と第2搬送手段は、互いに平行にかつ隣接して配置され、第2搬送手段側に位置する第1搬送手段のワーク吸着面は、対向する第2搬送手段のワーク吸着面より上方に位置することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0015】
本発明は、第2搬送手段側に位置する第1搬送手段のワーク吸着面は、対向する第2搬送手段のワーク吸着面と離間し、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持したワークが、対向する第2搬送手段のワーク吸着面に干渉しないようになっていることを特徴とするワーク搬送装置である。
【0016】
本発明は、移載装置は、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを押圧して第2搬送手段側へ移載する移載ピンを有することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0017】
本発明は、第2搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを排出するワーク排出装置を設けたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0018】
本発明は、ワーク排出装置はワーク吸着面に吸着保持されたワークを係止して排出させる排出ピンを有することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0019】
本発明は、第2搬送手段に、ワーク吸着面に吸着保持されたワークを下カバーの切欠き部から落下して排出させるワーク排出手段を設けたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0020】
本発明は、ワークは6面体からなり、第1搬送手段および第2搬送手段の近傍に、6面体のワークの各面を検出するワーク撮像手段を設けたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0021】
本発明は、第1搬送手段のワーク吸着面によりワークを吸着保持して搬送する工程と、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを第2搬送手段のワーク吸着面へ移載する工程と、第2搬送手段のワーク吸着面によりワークを吸着保持して搬送する工程と、を備えたことを特徴とするワーク搬送方法である。
【0022】
本発明は、ワークを移載する工程は、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを押圧して第2搬送手段のワーク吸着面に移載することを特徴とするワーク搬送方法である。
【0023】
本発明は、第2搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを係止して排出させる排出工程を更に備えたことを特徴とするワーク搬送方法である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ここで図1は本発明によるワーク搬送装置の一実施例を示す平面図であり、図2はワーク搬送装置のワーク移載位置を示す断面図であり、図3はワーク搬送装置のワーク吸着面の変形例を示す断面図であり、図4はワーク搬送装置の排出装置を示す部分拡大図であり、図5は排出装置の変形例を示す部分拡大図である。
【0025】
図1に示すように、ワーク搬送装置は6面体からなるワーク1を整列搬送するリニアフィーダ2と、リニアフィーダ2からのワーク1を1個毎に分離する分離供給機構3と、分離供給機構3により分離されたワーク1を吸着保持する複数のワーク吸着面4cを有する回転自在の第1搬送テーブル(第1搬送手段)4と、ワーク1を吸着保持する複数のワーク吸着面10cを有する回転自在の第2搬送テーブル(第2搬送手段)10と、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10との間に配置され、第1搬送テーブル4の吸着面4cに吸着保持されたワーク1を第2搬送テーブル10の吸着面10cへ移載する移載装置9とを備えている。
【0026】
このうち、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10は、水平方向に互いに平行に配置されており、移載位置20を介して隣接し、移載装置9はこの移載位置20に配置されている。また図2に示すように、第1搬送テーブル4は第2搬送テーブル10よりわずかに上方に配置されている。
【0027】
水平に配設された第1搬送テーブル4は、各辺面(外面)にワーク1を吸着して搬送するための吸引ノズル5が開口する正多角形状吸着テーブル4aと、吸着テーブル4aの上面をカバーする上カバー4bとを有し、吸着テーブル4aの正多角形の各辺面に、ワーク吸着面4cが形成されている。また上カバー4bのうち吸着テーブル4aのワーク吸着面4cの上方には、上カバー4bを貫通して移載孔8が設けられている。この場合、上カバー4bは受座部4dによりワーク1を上方から係止するようになっている。
【0028】
次に第2搬送テーブル10について説明する。第2搬送テーブル10は、第1搬送テーブル4と同様に水平に配設されている。第2搬送テーブル10は、第1搬送テーブル4の吸着テーブル4aと同様に、各辺面(外面)に吸引ノズル11が開口する正多角形状の吸着テーブル10aと、吸着テーブル10aの各辺面に形成された吸着面10cに吸着されて搬送されるワーク1を下方から係止する下カバー10bとを有している。このうち下カバー10bはワーク吸着面10cに吸着されたワーク1を下方から支える複数の受座部10dと、受座部10d間に形成され、ワーク1を排出するための切欠き部10eとを有している。
【0029】
第2搬送テーブル10の吸着テーブル10aは、図2、図3に示すように、第1搬送テーブル4の吸着テーブル4aからワーク1の略厚さ分だけ下がった位置に配置されている。第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cと第2搬送テーブル10のワーク吸着面10cがそれぞれ回転して互いに平行に向き合った場合、第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cに吸着されたワーク1と、第2搬送テーブル10の吸着面10cとが回転により干渉しないよう、第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cと第2搬送テーブルのワーク吸着面10cとは離間している。
【0030】
吸着テーブル4a,10aの各ワーク吸着面4c,10cに開口する吸引ノズル5,11は、図示しない真空発生源に連通された集合吸引部7,13に連通されている。また吸引ノズル5,11には集合吸引部7,13と吸着面4c,10cとの間に吸引力を制御するための絞り5a,11aが設けられている。
【0031】
このようなワーク搬送装置において、ワーク1は第1搬送テーブル4の吸着テーブル4aの吸着面4cに吸着され、第1搬送テーブル4が間欠回転して搬送される。この場合、図2に示すように、吸引ノズル5は吸着テーブル4aの上面に形成された溝と上カバー4bの下面により形成されており、ワーク1は吸着テーブル4aの吸着面4cに吸着されると共に、上カバー4bの下面にも吸引されて位置決めされるようになっている。
【0032】
次に移載位置20に配置された移載装置9について説明する。移載装置9は装置本体9bと、装置本体9bに取付けられて上下方向に進退する移載ピン9aとを有し、この移載ピン9aは第1搬送テーブル4の上カバー4bに設けられた移載孔8内に挿入されるようになっている。すなわち移載ピン9aが下方へ延び移載孔8内を貫通することにより、移載ピン9aは吸着テーブル4aに吸着されているワーク1を押圧して下方に移動させ、吸引ノズル5による真空吸着からワーク1を離脱させる。このとき第2搬送テーブル10の吸着テーブル10aに設けられた吸引ノズル11によりワーク1を吸引してワーク吸着面10cによりワーク1を吸着保持する。同時に、下カバー10bの受座部10dによりワーク1を位置決めするようになっている。
【0033】
図1において、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10とは互いに同期して同一方向または反対方向に間欠回転するようになっている。この場合、ワーク1の受け渡しを行なう第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10のワーク吸着面4c,10cが移載位置20において互いに向き合って、ワーク1の移載がスムースに行なわれるようになっている。
【0034】
また、第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10の近傍には、6面体からなるワーク1の全6面を撮像する撮像装置18a〜18fが配置され、撮像装置18a〜18fによりワーク1の全6面を撮像した後、撮像データは画像処理装置30に送られて良否・階層判定される。さらに第2搬送テーブル10には、複数の排出装置14,16が設けられ、画像処理装置30からの信号に基づいてワーク1が階層別に排出されて、各排出装置14,16にそれぞれ対応するワーク収納部15,17に収納される。
【0035】
なお、撮像装置18a〜18fのうち、撮像装置18a,18bは第1搬送テーブル4側に設けられてワーク1の2面を撮像し、撮像装置18c〜18fは第2搬送テーブル10側に設けられてワーク1の残り4面を撮像する。
【0036】
次に排出装置14,16について、図4により詳述する。排出装置14,16は略同一構成を有しているため、ここでは図4により排出装置14について説明する。
【0037】
図4に示すように排出装置14は、アクチュエータ14aと、アクチュエータ14aに進退自在に設けられた排出ピン14bとを有し、排出すべきワーク1が排出装置14に到達すると、アクチュエータ14aにより排出ピン14bが延びてワーク1を係止するようになっている。この場合、第2ワーク搬送テーブル10がワーク1をワーク吸着面10cにおいて吸着保持しながら回転するため、ワーク吸着面10c上をワーク1が摺動して吸引ノズル11からワーク1が離れる。このためワーク1は下カバー10bの受座部10dから外れて、受座部10d間の切欠き部10eから落下してワーク収納部15内に収納されるようになっている。
【0038】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。図1に示すように、リニアフィーダ2により連続して搬送されるワーク1は分離供給機構3において1個毎に分離されて、第1搬送テーブル4へ送られる。
【0039】
第1搬送テーブル4において、ワーク1は吸着テーブル4aのワーク吸着面4cにおいて吸引ノズル5からの吸引力によって吸着保持される。この場合、ワーク1は上カバー4bによって上方からも吸引保持され係止して位置決めされる。その後、第1搬送テーブル4の回転に伴ってワーク1が搬送され、ワーク1が移載位置20にきたとき、移載装置9の移載ピン9aが第1搬送テーブル4の上カバー4bに設けられた移載孔8内を貫通し、ワーク1を下方へ押圧する。このとき第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cおよび受座部4dに吸着されていたワーク1は吸引ノズル5による真空吸着から離脱し、第2搬送テーブル10の吸着テーブル10a側へ落下し、吸着テーブル10aのワーク吸着面10cおよび受座部10dにおいて吸引ノズル11からの吸引力によって吸着保持される。
【0040】
この場合、ワーク1は下カバー10bによって下方から係止して位置決めされる。
【0041】
その後第2搬送テーブル10の回転に伴ってワーク1が搬送され、ワーク1は排出機構14,16側へ達する。
【0042】
この間、ワーク1は撮像装置18a〜18fによって、その6面が撮像され、撮像装置18a〜18fからの撮像データは画像処理装置30に送られて判定される。次に画像処理装置30からの信号に基づいて、排出装置14,16のいずれかが作動し、第2搬送テーブル10により搬送されるワーク1を排出装置14によりワーク収納部15へ落下させて収納するか、または排出装置16によりワーク収納部17へ落下させて収納する。尚処理のスピードアップを図るため、落下速度が遅い場合には図示しないエアの噴射等を付加しても良い。
【0043】
この場合、例えば、画像処理装置30によりワーク1が不良品と判断した場合、排出装置14によりワーク1をワーク収納部15へ収納し、ワーク1が良品と判断した場合、排出装置16によりワーク1をワーク収納部17へ収納することができる。
【0044】
以上本発明の実施の形態によれば、第1搬送テーブル4により吸着保持されたワーク1が、第2搬送テーブル10に移載される際、ワーク1の異なる面を外方へ露出させるので、ワーク1の6面を確実に撮像装置18a〜18fにより撮像することができる。
【0045】
また第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cにワーク1を吸着した状態で、このワーク1を第2搬送テーブル10のワーク吸着面10cに移載するので、ワーク1の移載速度を高速度で行なうことができる。
【0046】
さらに、多角形の吸着テーブル4a,10aの外面にワーク吸着面4c,10cが形成されているので、ワーク1の形状によらず確実にワーク1をワーク吸着面4c,10cに吸着保持することができる。
【0047】
次に第1搬送テーブル4aのワーク吸着面4cと第2搬送テーブル10aのワーク吸着面10cの変形例について、図3により説明する。図3に示すように、吸引ノズル5,11をそれぞれ上カバー4bおよび下カバー10bに設け、ワーク吸着面4c,10cと吸引ノズル5,11との間に、真空吸引用ポット6,12を設けてもよい。この場合、真空吸引用ポット6,12はワーク1のサイズに応じて吸着テーブル4a,10aに凹部を削掘するか、吸着テーブル4aと上カバー4bとの接合面側の稜、または吸着テーブル10aと下カバー10bとの接合面側の稜を面取りすることにより形成される。
【0048】
第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10の各吸引ノズル5,11に設けた絞り5a,11aは、吸引ノズル5,11による搬送時の吸引力の制御に用いられ、移載時及び排出時に吸引力を弱めて移載及び排出によるワーク1のダメージを軽減若しくは除去することができるようになっている。この際、移載及び排出時にワーク1のダメージが発生しない場合は、絞り5a,11aを設ける代わりに、吸引ノズル5,11を単に細系のノズルとして吸引力のみを規制するようにしても良い。
【0049】
ところで、吸引ノズル5,11の絞り5a,11aは、集合吸引部7,13の真空吸引に対しワーク1が無くても空気の大量流入による真空度の低下を防止すると共に、ワーク1を吸着するのに十分な真空度を確保するためのものである。吸着ノズル5,11の一部を細管にするか、又は吸着ノズル5,11全体を細管にした場合は、絞り5a,11aと同様、管路抵抗により空気流入を制御することができる。
【0050】
次に排出装置14の変形例について説明する。図4に示すように排出ピン14bによってワーク1を係止する代わり、図5に示すように、吸着テーブル10aの吸引ノズル11を絞り11aにより絞って吸引ノズル11の真空吸引を停止させると共に、ワーク排出用吸引機構19によりワーク1を吸引して排出してもよい。
【0051】
なお、排出装置16においても、図5に示すワーク排出用吸引機構19によりワーク1を吸引して排出してもよい。
【0052】
さらに上記実施の形態において、本発明をワークの外観検査装置に適用する例について説明したが、ワークの特性試験装置に適用してもよい。
【0053】
また、本実施の形態において、第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10は、正多角形状吸着テーブル4a,10aを有し、この吸着テーブル4a,10aにワーク吸着面4c,10cが形成されているが、これに限らず直線的な動作を行なう、例えば無端搬送ベルトやチェーン等を第1及び第2搬送手段として用い、これらのベルトまたはチェーンの端面にワーク吸着面を設けても良い。
【0054】
さらに本実施の形態では、第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10を水平に配置する例について説明したが、これはワーク収納部15,17へワーク1を落下して収納することができるためである。しかしながら、他の収納手段を用いる場合には、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10とを同一傾斜面(又は同一角度)に配置すれば良く、水平に配置しなくてもよい。
【0055】
また、第1搬送テーブル4の上カバー4bを開孔して移載孔8を設けた例について説明したが、上カバー4bを吸着テーブル4aより若干大きく、かつ位相の合った正多角形とし、上カバー4bに移載ピン9aと干渉しない受座部4dを設け、ワーク1をワーク吸着面4cと受座部4dとにより位置決め固定してもよい。この場合、移載ピン9aは受座部4dの外周に配置される。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1搬送手段と第2搬送手段は、その外面にワークを吸着させるワーク吸着面を有しているので、ワークの寸法公差に左右されること無くワークを吸着保持することができる。また第1搬送手段と第2搬送手段間でワークを移載することにより、ワークの全面を確実に検査することができる。また、搬送過程においては、ワークがワーク吸着面を摺動することが無いため摺動に伴うワークの破損や静電気の発生等がなくなり、安定したワークの供給・搬送ができる。また移載位置においては、移載装置により安定且つ速やかにワークを移載することができるため、ワーク搬送の高速化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワーク搬送装置の一実施例を示す平面図。
【図2】ワーク搬送装置の移載位置の断面図。
【図3】ワーク吸着面の変形例を示す断面図。
【図4】ワーク搬送装置の排出装置を示す部分拡大図。
【図5】排出装置の変形例を示す部分拡大図。
【図6】従来技術の6面外観検査装置を示す図。
【符号の説明】
1 ワーク
2 リニアフィーダ
3 分離供給機構
4 第1搬送テーブル
4a 吸着テーブル
4b 上カバー
4c 吸着面
4d 受座部
5 吸引ノズル
5a 絞り
6 真空吸引用ポット
7 集合吸引部
8 移載孔
9 移載装置
9a 移載ピン
9b 装置本体
10 第2搬送テーブル
10a 吸着テーブル
10b 下カバー
10c 吸着面
10d 受座部
10e 切欠き部
11 吸引ノズル
11a 絞り
12 真空吸引用ポット
13 集合吸引部
14,16 排出装置
14a アクチュエータ
14b 排出ピン
15,17 ワーク収納部
18a〜18f 撮像手段
19 ワーク排出用吸引機構
20 移載位置
【発明の属する技術分野】
本発明はチップ状ワークを搬送するワーク搬送装置およびワーク搬送方法に係り、とりわけ外観検査若しくは特性試験を容易にし、更にワークの供給からワークの排出に至る一連の作業を高速化することができるワーク搬送装置およびワーク搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6により、従来の6面外観検査装置について説明する。図6に示すように、従来の6面外観検査装置において、リニアフィーダ2により整列搬送されてきたワーク1は、図示しない分離機構により1個毎分離されて、水平搬送機構100へ送られる。ワーク1は次に水平搬送機構100の間欠回転する水平搬送テーブル101の周縁部に複数設けられたワーク収納凹部101aに個々に収納され、水平搬送機構100の基台102の搬送面を摺動して搬送される。このように搬送される過程において、撮像手段110aによりワーク1の上面側が撮像され、撮像手段110cによりワーク1の一方の端面側が撮像され、更に基台102に設けられた図示しない測定用窓を介して撮像手段110bによりワーク1の下面側が撮像される。画像データは図示しない画像処理装置に送信されて処理され、良否判定が行なわれる。
【0003】
ワークの移載位置103において水平搬送テーブル101と直交するように配設された垂直搬送テーブル105は、周縁部に複数のワーク収納凹部105aを有している。この垂直搬送テーブル105は、ワーク収納凹部105aが移載位置103において水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101aと対峙するように水平搬送テーブル101に同期して間欠回転されている。
【0004】
ワーク1が水平搬送テーブル101により搬送されて移載位置103に到達すると、図示しない移載機構によりワーク1は水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101aから垂直搬送テーブル105のワーク収納凹部105aに移載される。垂直搬送テーブル105により搬送される過程において、撮像手段110dによりワーク1の一方の側面側が撮像され、撮像手段110eによりワーク1の他方の側面側が撮像され、更にワーク1の端面のうち、残りの端面が撮像手段110fにより撮像される。画像データは図示しない画像処理装置に送信されて処理され、水平搬送テーブル101での判定結果と合わせて総合的に良否判定が行われ、図示しない排出部において良否別に分類されて排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなワーク1の外観検査装置において、ワーク1の寸法が公差内でばらついた場合、ワーク収納凹部101a,105aに収納することができなかったりすることがある。他方、このワーク1の寸法公差内でのばらつきに対応できるようにするためにワーク収納凹部101a,105aの寸法を大きくすると、ワーク1の搬送中にワーク収納凹部101a,105a内で正常寸法のワーク1が振動してワーク収納凹部101a,105aの摩耗が増大するだけでなく、ワーク収納凹部101a,105aを破損させたり、基台102のワーク搬送面を傷付け、若しくはワーク1自体の破損につながる場合もある。このため、ワーク1の寸法公差をカバーする数種類の搬送テーブルを準備する必要がある。
【0006】
また、基台102の搬送面をワーク1が高速で摺動搬送されるため摩擦による静電気が発生し、移載位置103において水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101a内にワーク1が付着してしまい移載に支障が生ずることもある。
【0007】
更に、水平搬送テーブル101から垂直搬送テーブル105へワーク1を移載するワーク1の移載機構は、水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101a内から噴射される圧縮空気と、垂直搬送テーブル105のワーク収納凹部105bの真空吸引をそれぞれ単独或いは共用して用いている。この場合、水平搬送テーブル101のワーク収納凹部101aは移載位置103に到達する直前まで真空吸引によりワーク1を固定させており、移載位置103に到達して圧縮空気を噴射しようとしても真空状態から直ちに圧縮空気の噴射状態に切り替わらないため、ワーク1の移載をスムーズに行なうことができず、ワーク搬送の高速化を妨げることがある。
【0008】
また、水平搬送テーブル101と垂直搬送テーブル105はワーク収納凹部101a,105aを有しているが、ワーク収納凹部101a,105aからのワークの取り出しを一つづつ行う必要があり、速度遅延の一因にもなっている。
【0009】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ワークの寸法にばらつきがあってもワークをスムースかつ高速に搬送しかつ移載することができるワーク搬送装置およびワーク搬送方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外面にワークを吸着保持するワーク吸着面が複数形成された第1搬送手段と、外面にワークを吸着保持するワーク吸着面が複数形成された第2搬送手段と、第1搬送手段と第2搬送手段との間に設けられ、第1搬送手段のワーク吸着面により吸着保持されたワークを第2搬送手段のワーク吸着面側へ移載する移載装置と、を備えたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0011】
本発明は、第1搬送手段および第2搬送手段は、いずれも正多角形の吸着テーブルを有し、ワーク吸着面はこれら吸着テーブルの外面に形成されていることを特徴とするワーク搬送装置である。
【0012】
本発明は、第1搬送手段は吸着テーブル上方に配置され、ワークを上方から係止する上カバーを有し、第2搬送手段は吸着テーブル下方に配置され、ワークを下方から係止する下カバーを有することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0013】
本発明は、第2搬送手段の下カバーは、ワークを載置する複数の受座部を有し、受座部間に切欠き部が形成されていることを特徴とするワーク搬送装置である。
【0014】
本発明は、第1搬送手段と第2搬送手段は、互いに平行にかつ隣接して配置され、第2搬送手段側に位置する第1搬送手段のワーク吸着面は、対向する第2搬送手段のワーク吸着面より上方に位置することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0015】
本発明は、第2搬送手段側に位置する第1搬送手段のワーク吸着面は、対向する第2搬送手段のワーク吸着面と離間し、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持したワークが、対向する第2搬送手段のワーク吸着面に干渉しないようになっていることを特徴とするワーク搬送装置である。
【0016】
本発明は、移載装置は、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを押圧して第2搬送手段側へ移載する移載ピンを有することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0017】
本発明は、第2搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを排出するワーク排出装置を設けたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0018】
本発明は、ワーク排出装置はワーク吸着面に吸着保持されたワークを係止して排出させる排出ピンを有することを特徴とするワーク搬送装置である。
【0019】
本発明は、第2搬送手段に、ワーク吸着面に吸着保持されたワークを下カバーの切欠き部から落下して排出させるワーク排出手段を設けたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0020】
本発明は、ワークは6面体からなり、第1搬送手段および第2搬送手段の近傍に、6面体のワークの各面を検出するワーク撮像手段を設けたことを特徴とするワーク搬送装置である。
【0021】
本発明は、第1搬送手段のワーク吸着面によりワークを吸着保持して搬送する工程と、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを第2搬送手段のワーク吸着面へ移載する工程と、第2搬送手段のワーク吸着面によりワークを吸着保持して搬送する工程と、を備えたことを特徴とするワーク搬送方法である。
【0022】
本発明は、ワークを移載する工程は、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを押圧して第2搬送手段のワーク吸着面に移載することを特徴とするワーク搬送方法である。
【0023】
本発明は、第2搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを係止して排出させる排出工程を更に備えたことを特徴とするワーク搬送方法である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ここで図1は本発明によるワーク搬送装置の一実施例を示す平面図であり、図2はワーク搬送装置のワーク移載位置を示す断面図であり、図3はワーク搬送装置のワーク吸着面の変形例を示す断面図であり、図4はワーク搬送装置の排出装置を示す部分拡大図であり、図5は排出装置の変形例を示す部分拡大図である。
【0025】
図1に示すように、ワーク搬送装置は6面体からなるワーク1を整列搬送するリニアフィーダ2と、リニアフィーダ2からのワーク1を1個毎に分離する分離供給機構3と、分離供給機構3により分離されたワーク1を吸着保持する複数のワーク吸着面4cを有する回転自在の第1搬送テーブル(第1搬送手段)4と、ワーク1を吸着保持する複数のワーク吸着面10cを有する回転自在の第2搬送テーブル(第2搬送手段)10と、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10との間に配置され、第1搬送テーブル4の吸着面4cに吸着保持されたワーク1を第2搬送テーブル10の吸着面10cへ移載する移載装置9とを備えている。
【0026】
このうち、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10は、水平方向に互いに平行に配置されており、移載位置20を介して隣接し、移載装置9はこの移載位置20に配置されている。また図2に示すように、第1搬送テーブル4は第2搬送テーブル10よりわずかに上方に配置されている。
【0027】
水平に配設された第1搬送テーブル4は、各辺面(外面)にワーク1を吸着して搬送するための吸引ノズル5が開口する正多角形状吸着テーブル4aと、吸着テーブル4aの上面をカバーする上カバー4bとを有し、吸着テーブル4aの正多角形の各辺面に、ワーク吸着面4cが形成されている。また上カバー4bのうち吸着テーブル4aのワーク吸着面4cの上方には、上カバー4bを貫通して移載孔8が設けられている。この場合、上カバー4bは受座部4dによりワーク1を上方から係止するようになっている。
【0028】
次に第2搬送テーブル10について説明する。第2搬送テーブル10は、第1搬送テーブル4と同様に水平に配設されている。第2搬送テーブル10は、第1搬送テーブル4の吸着テーブル4aと同様に、各辺面(外面)に吸引ノズル11が開口する正多角形状の吸着テーブル10aと、吸着テーブル10aの各辺面に形成された吸着面10cに吸着されて搬送されるワーク1を下方から係止する下カバー10bとを有している。このうち下カバー10bはワーク吸着面10cに吸着されたワーク1を下方から支える複数の受座部10dと、受座部10d間に形成され、ワーク1を排出するための切欠き部10eとを有している。
【0029】
第2搬送テーブル10の吸着テーブル10aは、図2、図3に示すように、第1搬送テーブル4の吸着テーブル4aからワーク1の略厚さ分だけ下がった位置に配置されている。第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cと第2搬送テーブル10のワーク吸着面10cがそれぞれ回転して互いに平行に向き合った場合、第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cに吸着されたワーク1と、第2搬送テーブル10の吸着面10cとが回転により干渉しないよう、第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cと第2搬送テーブルのワーク吸着面10cとは離間している。
【0030】
吸着テーブル4a,10aの各ワーク吸着面4c,10cに開口する吸引ノズル5,11は、図示しない真空発生源に連通された集合吸引部7,13に連通されている。また吸引ノズル5,11には集合吸引部7,13と吸着面4c,10cとの間に吸引力を制御するための絞り5a,11aが設けられている。
【0031】
このようなワーク搬送装置において、ワーク1は第1搬送テーブル4の吸着テーブル4aの吸着面4cに吸着され、第1搬送テーブル4が間欠回転して搬送される。この場合、図2に示すように、吸引ノズル5は吸着テーブル4aの上面に形成された溝と上カバー4bの下面により形成されており、ワーク1は吸着テーブル4aの吸着面4cに吸着されると共に、上カバー4bの下面にも吸引されて位置決めされるようになっている。
【0032】
次に移載位置20に配置された移載装置9について説明する。移載装置9は装置本体9bと、装置本体9bに取付けられて上下方向に進退する移載ピン9aとを有し、この移載ピン9aは第1搬送テーブル4の上カバー4bに設けられた移載孔8内に挿入されるようになっている。すなわち移載ピン9aが下方へ延び移載孔8内を貫通することにより、移載ピン9aは吸着テーブル4aに吸着されているワーク1を押圧して下方に移動させ、吸引ノズル5による真空吸着からワーク1を離脱させる。このとき第2搬送テーブル10の吸着テーブル10aに設けられた吸引ノズル11によりワーク1を吸引してワーク吸着面10cによりワーク1を吸着保持する。同時に、下カバー10bの受座部10dによりワーク1を位置決めするようになっている。
【0033】
図1において、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10とは互いに同期して同一方向または反対方向に間欠回転するようになっている。この場合、ワーク1の受け渡しを行なう第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10のワーク吸着面4c,10cが移載位置20において互いに向き合って、ワーク1の移載がスムースに行なわれるようになっている。
【0034】
また、第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10の近傍には、6面体からなるワーク1の全6面を撮像する撮像装置18a〜18fが配置され、撮像装置18a〜18fによりワーク1の全6面を撮像した後、撮像データは画像処理装置30に送られて良否・階層判定される。さらに第2搬送テーブル10には、複数の排出装置14,16が設けられ、画像処理装置30からの信号に基づいてワーク1が階層別に排出されて、各排出装置14,16にそれぞれ対応するワーク収納部15,17に収納される。
【0035】
なお、撮像装置18a〜18fのうち、撮像装置18a,18bは第1搬送テーブル4側に設けられてワーク1の2面を撮像し、撮像装置18c〜18fは第2搬送テーブル10側に設けられてワーク1の残り4面を撮像する。
【0036】
次に排出装置14,16について、図4により詳述する。排出装置14,16は略同一構成を有しているため、ここでは図4により排出装置14について説明する。
【0037】
図4に示すように排出装置14は、アクチュエータ14aと、アクチュエータ14aに進退自在に設けられた排出ピン14bとを有し、排出すべきワーク1が排出装置14に到達すると、アクチュエータ14aにより排出ピン14bが延びてワーク1を係止するようになっている。この場合、第2ワーク搬送テーブル10がワーク1をワーク吸着面10cにおいて吸着保持しながら回転するため、ワーク吸着面10c上をワーク1が摺動して吸引ノズル11からワーク1が離れる。このためワーク1は下カバー10bの受座部10dから外れて、受座部10d間の切欠き部10eから落下してワーク収納部15内に収納されるようになっている。
【0038】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。図1に示すように、リニアフィーダ2により連続して搬送されるワーク1は分離供給機構3において1個毎に分離されて、第1搬送テーブル4へ送られる。
【0039】
第1搬送テーブル4において、ワーク1は吸着テーブル4aのワーク吸着面4cにおいて吸引ノズル5からの吸引力によって吸着保持される。この場合、ワーク1は上カバー4bによって上方からも吸引保持され係止して位置決めされる。その後、第1搬送テーブル4の回転に伴ってワーク1が搬送され、ワーク1が移載位置20にきたとき、移載装置9の移載ピン9aが第1搬送テーブル4の上カバー4bに設けられた移載孔8内を貫通し、ワーク1を下方へ押圧する。このとき第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cおよび受座部4dに吸着されていたワーク1は吸引ノズル5による真空吸着から離脱し、第2搬送テーブル10の吸着テーブル10a側へ落下し、吸着テーブル10aのワーク吸着面10cおよび受座部10dにおいて吸引ノズル11からの吸引力によって吸着保持される。
【0040】
この場合、ワーク1は下カバー10bによって下方から係止して位置決めされる。
【0041】
その後第2搬送テーブル10の回転に伴ってワーク1が搬送され、ワーク1は排出機構14,16側へ達する。
【0042】
この間、ワーク1は撮像装置18a〜18fによって、その6面が撮像され、撮像装置18a〜18fからの撮像データは画像処理装置30に送られて判定される。次に画像処理装置30からの信号に基づいて、排出装置14,16のいずれかが作動し、第2搬送テーブル10により搬送されるワーク1を排出装置14によりワーク収納部15へ落下させて収納するか、または排出装置16によりワーク収納部17へ落下させて収納する。尚処理のスピードアップを図るため、落下速度が遅い場合には図示しないエアの噴射等を付加しても良い。
【0043】
この場合、例えば、画像処理装置30によりワーク1が不良品と判断した場合、排出装置14によりワーク1をワーク収納部15へ収納し、ワーク1が良品と判断した場合、排出装置16によりワーク1をワーク収納部17へ収納することができる。
【0044】
以上本発明の実施の形態によれば、第1搬送テーブル4により吸着保持されたワーク1が、第2搬送テーブル10に移載される際、ワーク1の異なる面を外方へ露出させるので、ワーク1の6面を確実に撮像装置18a〜18fにより撮像することができる。
【0045】
また第1搬送テーブル4のワーク吸着面4cにワーク1を吸着した状態で、このワーク1を第2搬送テーブル10のワーク吸着面10cに移載するので、ワーク1の移載速度を高速度で行なうことができる。
【0046】
さらに、多角形の吸着テーブル4a,10aの外面にワーク吸着面4c,10cが形成されているので、ワーク1の形状によらず確実にワーク1をワーク吸着面4c,10cに吸着保持することができる。
【0047】
次に第1搬送テーブル4aのワーク吸着面4cと第2搬送テーブル10aのワーク吸着面10cの変形例について、図3により説明する。図3に示すように、吸引ノズル5,11をそれぞれ上カバー4bおよび下カバー10bに設け、ワーク吸着面4c,10cと吸引ノズル5,11との間に、真空吸引用ポット6,12を設けてもよい。この場合、真空吸引用ポット6,12はワーク1のサイズに応じて吸着テーブル4a,10aに凹部を削掘するか、吸着テーブル4aと上カバー4bとの接合面側の稜、または吸着テーブル10aと下カバー10bとの接合面側の稜を面取りすることにより形成される。
【0048】
第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10の各吸引ノズル5,11に設けた絞り5a,11aは、吸引ノズル5,11による搬送時の吸引力の制御に用いられ、移載時及び排出時に吸引力を弱めて移載及び排出によるワーク1のダメージを軽減若しくは除去することができるようになっている。この際、移載及び排出時にワーク1のダメージが発生しない場合は、絞り5a,11aを設ける代わりに、吸引ノズル5,11を単に細系のノズルとして吸引力のみを規制するようにしても良い。
【0049】
ところで、吸引ノズル5,11の絞り5a,11aは、集合吸引部7,13の真空吸引に対しワーク1が無くても空気の大量流入による真空度の低下を防止すると共に、ワーク1を吸着するのに十分な真空度を確保するためのものである。吸着ノズル5,11の一部を細管にするか、又は吸着ノズル5,11全体を細管にした場合は、絞り5a,11aと同様、管路抵抗により空気流入を制御することができる。
【0050】
次に排出装置14の変形例について説明する。図4に示すように排出ピン14bによってワーク1を係止する代わり、図5に示すように、吸着テーブル10aの吸引ノズル11を絞り11aにより絞って吸引ノズル11の真空吸引を停止させると共に、ワーク排出用吸引機構19によりワーク1を吸引して排出してもよい。
【0051】
なお、排出装置16においても、図5に示すワーク排出用吸引機構19によりワーク1を吸引して排出してもよい。
【0052】
さらに上記実施の形態において、本発明をワークの外観検査装置に適用する例について説明したが、ワークの特性試験装置に適用してもよい。
【0053】
また、本実施の形態において、第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10は、正多角形状吸着テーブル4a,10aを有し、この吸着テーブル4a,10aにワーク吸着面4c,10cが形成されているが、これに限らず直線的な動作を行なう、例えば無端搬送ベルトやチェーン等を第1及び第2搬送手段として用い、これらのベルトまたはチェーンの端面にワーク吸着面を設けても良い。
【0054】
さらに本実施の形態では、第1搬送テーブル4および第2搬送テーブル10を水平に配置する例について説明したが、これはワーク収納部15,17へワーク1を落下して収納することができるためである。しかしながら、他の収納手段を用いる場合には、第1搬送テーブル4と第2搬送テーブル10とを同一傾斜面(又は同一角度)に配置すれば良く、水平に配置しなくてもよい。
【0055】
また、第1搬送テーブル4の上カバー4bを開孔して移載孔8を設けた例について説明したが、上カバー4bを吸着テーブル4aより若干大きく、かつ位相の合った正多角形とし、上カバー4bに移載ピン9aと干渉しない受座部4dを設け、ワーク1をワーク吸着面4cと受座部4dとにより位置決め固定してもよい。この場合、移載ピン9aは受座部4dの外周に配置される。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1搬送手段と第2搬送手段は、その外面にワークを吸着させるワーク吸着面を有しているので、ワークの寸法公差に左右されること無くワークを吸着保持することができる。また第1搬送手段と第2搬送手段間でワークを移載することにより、ワークの全面を確実に検査することができる。また、搬送過程においては、ワークがワーク吸着面を摺動することが無いため摺動に伴うワークの破損や静電気の発生等がなくなり、安定したワークの供給・搬送ができる。また移載位置においては、移載装置により安定且つ速やかにワークを移載することができるため、ワーク搬送の高速化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワーク搬送装置の一実施例を示す平面図。
【図2】ワーク搬送装置の移載位置の断面図。
【図3】ワーク吸着面の変形例を示す断面図。
【図4】ワーク搬送装置の排出装置を示す部分拡大図。
【図5】排出装置の変形例を示す部分拡大図。
【図6】従来技術の6面外観検査装置を示す図。
【符号の説明】
1 ワーク
2 リニアフィーダ
3 分離供給機構
4 第1搬送テーブル
4a 吸着テーブル
4b 上カバー
4c 吸着面
4d 受座部
5 吸引ノズル
5a 絞り
6 真空吸引用ポット
7 集合吸引部
8 移載孔
9 移載装置
9a 移載ピン
9b 装置本体
10 第2搬送テーブル
10a 吸着テーブル
10b 下カバー
10c 吸着面
10d 受座部
10e 切欠き部
11 吸引ノズル
11a 絞り
12 真空吸引用ポット
13 集合吸引部
14,16 排出装置
14a アクチュエータ
14b 排出ピン
15,17 ワーク収納部
18a〜18f 撮像手段
19 ワーク排出用吸引機構
20 移載位置
Claims (14)
- 外面にワークを吸着保持するワーク吸着面が複数形成された第1搬送手段と、
外面にワークを吸着保持するワーク吸着面が複数形成された第2搬送手段と、
第1搬送手段と第2搬送手段との間に設けられ、第1搬送手段のワーク吸着面により吸着保持されたワークを第2搬送手段のワーク吸着面側へ移載する移載装置と、
を備えたことを特徴とするワーク搬送装置。 - 第1搬送手段および第2搬送手段は、いずれも正多角形の吸着テーブルを有し、ワーク吸着面はこれら吸着テーブルの外面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装置。
- 第1搬送手段は吸着テーブル上方に配置され、ワークを上方から係止する上カバーを有し、
第2搬送手段は吸着テーブル下方に配置され、ワークを下方から係止する下カバーを有することを特徴とする請求項2記載のワーク搬送装置。 - 第2搬送手段の下カバーは、ワークを載置する複数の受座部を有し、受座部間に切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のワーク搬送装置。
- 第1搬送手段と第2搬送手段は、互いに平行にかつ隣接して配置され、
第2搬送手段側に位置する第1搬送手段のワーク吸着面は、対向する第2搬送手段のワーク吸着面より上方に位置することを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装置。 - 第2搬送手段側に位置する第1搬送手段のワーク吸着面は、対向する第2搬送手段のワーク吸着面と離間し、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持したワークが、対向する第2搬送手段のワーク吸着面に干渉しないようになっていることを特徴とする請求項5記載のワーク搬送装置。
- 移載装置は、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを押圧して第2搬送手段側へ移載する移載ピンを有することを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装置。
- 第2搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを排出するワーク排出装置を設けたことを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装置。
- ワーク排出装置はワーク吸着面に吸着保持されたワークを係止して排出させる排出ピンを有することを特徴とする請求項8記載のワーク搬送装置。
- 第2搬送手段に、ワーク吸着面に吸着保持されたワークを下カバーの切欠き部から落下して排出させるワーク排出手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のワーク搬送装置。
- ワークは6面体からなり、第1搬送手段および第2搬送手段の近傍に、6面体のワークの各面を検出するワーク撮像手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装置。
- 第1搬送手段のワーク吸着面によりワークを吸着保持して搬送する工程と、
第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを第2搬送手段のワーク吸着面へ移載する工程と、
第2搬送手段のワーク吸着面によりワークを吸着保持して搬送する工程と、
を備えたことを特徴とするワーク搬送方法。 - ワークを移載する工程は、第1搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを押圧して第2搬送手段のワーク吸着面に移載することを特徴とする請求項12記載のワーク搬送方法。
- 第2搬送手段のワーク吸着面に吸着保持されたワークを係止して排出させる排出工程を更に備えたことを特徴とする請求項12記載のワーク搬送方法。
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