JPH04231412A - 熱処理炉へのワ−ク整列供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、鍛造品の熱処理工程そ
の他の任意な処理工程において、平な面上に安定して設
置可能な形状を有するワ−ク、例えば、円盤状、ド−ナ
ツ状、多角形でも平たく安定した形状などのワ−ク（以
下単に、ワ−クという）を単列搬送から直角方向へ複列
で、かつ整列された状態で搬送方向を変換を行い熱処理
炉へワ−クを供給するための装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、鍛造品の熱処理工程において、ワ
−クを単列搬送から直角方向へ複列で、かつ整列された
状態で搬送方向の変換を行い、熱処理炉へワ−クを供給
するための装置としては、第４図に示す様に熱処理炉７
の入口に沿って設けられたチエ−ンコンベア５により、
単列に搬送された第１のワ−クＷは、チエ−ンコンベア
５の先端のストッパ−６により一旦停止し、熱処理炉７
の軸線方向に設置のプッシャシリンダ−１１で押されて
、振り分けシュ−ト１０に搬入される。振り分けシュ−
ト１０に搬入された第１のワ−クＷは振動フイダ−もし
くはシュ−ト９上に落下し、熱処理炉７内のコンベア８
の上に供給される。同様に第２、第３、第４のワ−クＷ
も振り分けシュ−ト１０および振動フイダ−もしくはシ
ュ−ト９により熱処理炉７内のコンベア８の上に複列に
整列供給される。

【０００３】しかし、ワ−クＷが振り分けシュ−ト１０
の上を転がり落ちたり、チエ−ンコンベア５でワ−クＷ
同志が接近して搬送された場合、振り分けシュ−ト１０
で確実に振り分けることは困難である。従ってワ−クＷ
を熱処理炉７内のコンベア８の上に複列で、かつ整列さ
れた状態で安定して供給することが出来ないという問題
点があった。

【０００４】

【０００５】 【０００６】

【作用】上記構成によれば、複列のプッシャシリンダ−
でワ−クを熱処理炉内に供給する供給手段は、先ず、搬
送手段により搬送された第１のワ−クを最下流側に配置
の第１のプッシャシリンダ−が伸長して押し出す。また
この第１のプッシャシリンダ−は次の第２のワ−クを第
１のプッシャシリンダ−の上流側に配置の第２のプッシ
ャシリンダ−が伸長して押し出した後まで伸長状態とす
る。次に、第２のワ−クを第２のプッシャシリンダ−が
伸長して押し出す。その後に第１のプッシャシリンダ−
が収縮状態に戻る。このようにして、第１、第２のワ−
クの供給が終了する。

【０００７】つづいて、第３、第４のプッシャシリンダ
−についても、順次前記と同様な作動をして第３、第４
のワ−クを熱処理炉内に供給する。

【０００８】また、第１のプッシャシリンダ−側面のス
トッパ−兼ガイド用板は、第２のワ−クが搬送手段によ
り搬送された時はそのストッパ−となり、次に押し出さ
れる時はガイドの役割をするため、単列に搬送されたワ
−ク同志が接近していても確実に振り分けることが出来
る。またワ−クがプッシャシリンダ−によりほぼ水平移
動のため、転がりがなくなり整列が容易となる。第２、
第３のプッシャシリンダ−側面のワ−クのストッパ−兼
ガイド用板についても同様な効果がある。

【０００９】

【実施例】次に、本発明の実施例を第１図から第３図に
ついて具体的に説明する。

【００１０】本実施例においては、１事例として熱処理
炉７内のコンベア８の上に円盤状のワ−クＷを、４列に
整列された状態で供給するワ−ク整列供給装置について
説明する。

【００１１】第１図に示すごとく、熱処理炉７の入口に
沿って熱処理炉７の軸線に直角方向に搬送手段をなすチ
エ−ンコンベア５が配設されてワ−クＷを矢印Ａ方向に
搬送する。そして、そのチエ−ンコンベア５の下流端に
はワ−クＷのストッパ−６が設けられている。また、熱
処理炉７の入口に前記チエ−ンコンベア５を隔て、熱処
理炉７の軸線方向に４個のプッシャシリンダ−（以下、
単にＮＯ．１シリンダ−，ＮＯ．２シリンダ−，ＮＯ．
３シリンダ−，ＮＯ．４シリンダ−のようにいう）１、
２、３、４が平行に配設されており、ＮＯ．１〜ＮＯ．
４シリンダ−１、２、３、４の伸縮に応じて、ワ−クＷ
を熱処理炉７内のコンベア８の上（以下、単に熱処理炉
７内という）に供給する。また、ＮＯ．１〜ＮＯ．３シ
リンダ−１、２、３にはワ−クＷ上流側の側面に１端が
シリンダ頭部に固着し、他端はフリ−のストッパ−兼ガ
イド用板（以下、単にＮＯ．１ガイド、ＮＯ．２ガイド
、ＮＯ．３ガイド、のようにいう）５１、５２、５３が
それぞれ設けられており、ワ−クＷを停止またはガイド
する。次に、第３図に示すごとく、コンベア５上面でＮ
Ｏ．１〜ＮＯ．４シリンダ−１、２、３、４の軸線の垂
直線上に光電管２０１、２０２、２０３、２０４が配設
されている。これら光電管２０１、２０２、２０３、２
０４からの信号は第２図に示すフロ−チャ−トによるプ
ログラムが設定されている。

【００１２】次に、上記構成において、作動について説
明する。チエ−ンコンベア５上にワ−クＷがＮＯ．４シ
リンダ−４の軸線直前にまであること、チエ−ンコンベ
ア５は常時回転していること、ＮＯ．１〜ＮＯ．４シリ
ンダ１、２、３、４が収縮していることを条件として、
第２図プログラムを開始するようにスタ−ト信号が発生
される。ステップ１０１において、ＮＯ．１〜ＮＯ．４
シリンダ−１、２、３、４が自動化になり、ステップ１
０２では、第１のワ−クＷがチエ−ンコンベア５により
ＮＯ．１シリンダ−１の軸線上に搬送され、ストッパ−
６で停止する。ステップ１０３では、ＮＯ．１シリンダ
−１が伸長し、第１のワ−クＷがストッパ−６およびＮ
Ｏ．１シリンダ−１の先端に設けられたワ−クＷと直接
接触してワ−クＷを押し込む治具の形状でガイドされな
がら加熱炉７内に供給される。ステップ１０４では、第
２のワ−クＷがチエ−ンコンベア５によりＮＯ．２シリ
ンダ−２の軸線上に搬送され、ＮＯ．１ガイド５１で停
止する。ステップ１０５では、ＮＯ．２シリンダ−２が
伸長し、第２のワ−クＷがＮＯ．１ガイド５１でガイド
されながら熱処理炉７内に供給される。ステップ１０６
では、ＮＯ．１シリンダ−１が収縮状態に戻される。ス
テップ１０７では、第３のワ−クＷがチエ−ンコンベア
５によりＮＯ．３シリンダ−３の軸線上に搬送され、Ｎ
Ｏ．２ガイド５２で停止する。ステップ１０８では、Ｎ
Ｏ．３シリンダ−３が伸長し、第３のワ−クＷがＮＯ．
２ガイド５２でガイドされながら熱処理炉７内に供給さ
れる。ステップ１０９では、ＮＯ．２シリンダ−２が収
縮状態に戻される。ステップ１１０では、第４のワ−ク
Ｗがチエ−ンコンベア５によりＮＯ．４シリンダ−４の
軸線上に搬送され、ＮＯ．３ガイド５３で停止する。ス
テップ１１１では、ＮＯ．４シリンダ−４が伸長し、第
４のワ−クＷはＮＯ．３ガイド５３でガイドされながら
熱処理炉７内に供給される。ステップ１１２では、ＮＯ
．３シリンダ−３が収縮状態に戻されると同時にステッ
プ１１３で、ＮＯ．４シリンダ−４が収縮状態に戻され
る。ステップ１１３が終了するとプログラムはステップ
１０１にリタ−ンし、以下同様にしてステップ１０１〜
１１３が繰り返し循環されることにより、熱処理炉７へ
のワ−クＷの搬送と供給が行われる。また、前工程の何
らかのトラブルでワ−クＷがチエ−ンコンベア５に供給
されない場合、ＮＯ．１〜ＮＯ．４シリンダ−１、２、
３、４がステップ１０１〜１１３のどの状態にあっても
、あらかじめ設定されたある時間を経過すると、プログ
ラムは自動的にステップ１０１にリタ−ンし、供給装置
の熱処理炉７から受ける熱の影響による損傷を防止して
いる。

【００１３】

【発明の効果】以上述べたように、本装置は上記の構成
を有するから、ワ−クを確実に振り分けることができ、
また、落下、引っ掛かりによる供給トラブルがなくなる
ため、熱処理炉内に複列で、かつ整列された状態で安定
して供給することができるという優れた効果がある。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す平面図である。

【図２】フロ−チャ−トである。

【図３】プログラムの説明用図である。

【図４】従来の技術を示す説明用図である。

【符号の説明】

１〜４、１１　　プッシャシリンダ− ５　　チエ−ンコンベア ６　　ストッパ− ７　　熱処理炉 ８　　コンベア ９　　振動フィダ−もしくはシュ−ト １０　　振り分けシュ−ト ２０１〜２０２　　光電管 ５１〜５３　　ストッパ−兼ガイド用板Ｗ　　ワ−ク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　平な面上に安定して設置可能な形状を
   有するワ−クを熱処理するに際し、熱処理炉と、その熱
   処理炉の軸線方向に、ワ−ク上流側側面にワ−クのスト
   ッパ−兼ガイド用板を配設した複列のプッシャシリンダ
   −でワ−クを供給する供給手段と、前記熱処理炉の入口
   に沿って設けられ、その熱処理炉の軸線方向と直角方向
   にワ−クを単列に搬送可能な搬送手段と、前記供給手段
   と搬送手段の作動を制御し、熱処理炉へのワ−クの供給
   を行わせる制御器と、を備えることを特徴とする熱処理
   炉へのワ−ク整列供給装置。