JPH06347291A - ロータリエンコーダ - Google Patents

ロータリエンコーダ

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JPH06347291A
JPH06347291A JP16650193A JP16650193A JPH06347291A JP H06347291 A JPH06347291 A JP H06347291A JP 16650193 A JP16650193 A JP 16650193A JP 16650193 A JP16650193 A JP 16650193A JP H06347291 A JPH06347291 A JP H06347291A
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JP
Japan
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rotary
rotary encoder
light
input shaft
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16650193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sakai
正彦 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ono Sokki Co Ltd filed Critical Ono Sokki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程が少なく組み立てが容易であって、
軽量化を可能とする。 【構成】 所定間隔により反射効率の異なる部分22a
を有し、入力軸を中心に回転する回転反射板22によっ
て、発光手段23からの光を反射させて、受光手段26
により受光するロータリエンコーダであって、回転反射
板22は、樹脂により一体成形してある。また、回転反
射板22は、金属製の入力軸21を一体にインサート成
形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力軸の回転角度に比
例した数のパルス信号を出力するロータリエンコーダに
関し、特に、反射型のロータリエンコーダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のロータリエンコーダの一
例を示す図である。従来のロータリエンコーダ10は、
入力軸11が軸シール11a及びベアリング11b等に
より、密封ケースに回転自在に支持されており、この入
力軸11には、回転スリット板12が取り付けられてい
る。この回転スリット板12は、ガラス製などの円板に
所定数のスリット12aが形成されており、この回転ス
リット板12には、平行に固定スリット板14が配置さ
れている。両スリット板12,14の両側には、発光ダ
イオード13及びフォトトランジスタ16が配置されて
いる。
【0003】発光ダイオード13は、パワー回路18に
よって駆動され、発光ダイオード13からの光は、レン
ズ14を介して、両スリット板12,14を通過する。
回転スリット板12が回転することにより、2つのスリ
ット板12,14を通過する光には、モアレ縞を生ず
る。このモアレ縞は、フォトトランジスタ16によって
電気信号に変換されたのち、アンプ17によって増幅し
て出力される。
【0004】フォトトランジスタ16及びアンプ17
は、2つずつ配置されており、2つの出力信号A,B
は、互いに90度位相がずれるように調整され、回転方
向の反転によって、この位相も反転するので、方向弁別
回路をもった可逆カウンタと組み合わせることにより、
回転数の加算・減算をすることができる。
【0005】従来、回転スリット板12にスリット12
aを形成するには、ガラス円板にクロムなどの金属薄膜
を形成したのち、フォトレジストを塗布しスリットのパ
ターン原版を密着・露光し、さらに、エッチングを行
う、いわゆるフォトリソグラフィ技術が利用されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のロータリエンコーダ10では、回転スリット板12が
ガラス円板であり重いので、慣性が大きく応答性が悪か
った。また、スリット12aは、前述したフォトリソグ
ラフィ技術を利用して形成されるので、製造工程が多
く、コストアップにつながっていた。さらに、入力軸1
1は、回転スリット板12の中心に正確に取り付けなけ
ればならないので、組み立て及び調整に手間がかかって
いた。
【0007】本発明の目的は、前述の課題を解決して、
製造工程が少なく、組み立てが容易であって、軽量化を
可能とするロータリエンコーダを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明によるロータリエンコーダの第1の解決手段
は、所定間隔により反射効率の異なる部分を有し、入力
軸を中心に回転する回転反射板によって、発光手段から
の光を反射させて、受光手段により受光するロータリエ
ンコーダであって、前記回転反射板は、樹脂により一体
成形したことを特徴とする。
【0009】第2の解決手段は、第1の解決手段のロー
タリエンコーダにおいて、前記回転反射板は、金属製の
入力軸を一体にインサート成形したことを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の解決手段によれば、回転反射板は、樹脂
により一体成形するので、製造工程が少なく、かつ、軽
量化が可能となる。第2の解決手段によれば、金属製の
入力軸を一体にインサート成形するので、入力軸を精密
に一体化でき、組立・調整時間が不要となる。
【0011】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例について、
さらに詳しくに説明する。図1は、本発明によるロータ
リエンコーダの第1の実施例を示す斜視図、図2は、第
1の実施例に係るロータリエンコーダの回転スリット板
と固定スリット板を示す図、図3及び図4は、第1の実
施例の動作を説明するための図である。なお、前述した
従来例と同様な機能を果たす部分には、末尾の符号を統
一して付し、重複する説明を省略する。
【0012】この実施例のロータリエンコーダ20で
は、回転反射板22は、ポリカーボネイト等の樹脂を射
出成形などにより成形したものであり、成形時に、金属
製の入力軸21をインサートして、一体成形してある。
このために、回転反射板22の軽量化が図れるととも
に、入力軸21と回転反射板22を精密に位置決めした
状態で一体化できる。この回転反射板22は、銅板を直
接切削することにより図2に示す表面形状の溝型を形成
した原版を作製し、この原版を用いて樹脂成形すること
により、同形の複製品を精度よく多量かつ安価に製造で
きる。
【0013】回転反射板22は、図2に示すように、頂
角θ,ピッチp,高さhの断面三角形の凹凸部22aが
規則的に形成されている。回転反射板22の表面には、
金もしくはアルミニウム等のような反射率の高い反射層
22bが形成されている。固定スリット板25は、ピッ
チp1 ,幅wのスリット25aが形成されており、回転
反射板22と間隙cを隔てて、配置されている。通常、
1 =pであり、一例として、p=40μmのときに、
c=1mm程度となる。この実施例では、発光ダイオー
ド23とフォトトランジスタ26とにより、投受光部が
構成されている。
【0014】発光ダイオード23からの光は、固定スリ
ット板25のスリット25aを通り、回転反射板22の
反射層22bで反射されたのち、再び、スリット25a
を通り、フォトトランジスタ26によって受光される。
このフォトトランジスタ26は、回転反射板22がp1
/2移動するごとに、同期的な電気信号を得ることがで
きる。
【0015】次に、図3、図4を参照して、第1の実施
例の動作をさらに詳しく説明する。図3において、下側
の固定スリット板25は、反射してもう一度固定スリッ
ト板25を通ることを展開的に示したものである。固定
スリット板25を通った入射光は、各次数の回折光とな
って、回転反射板22に進み、回転反射板22において
も、さらにもう一度回転反射板22においても回折を繰
り返す。そして、透過後に干渉しない光は弱め合い、干
渉光のみが強調されて、明暗の変化としてフォトダイオ
ード26により検知される。
【0016】ここで、使用する光源は、発光ダイオード
23又は白熱球であり、可干渉距離は、通常10μm程
度であるので、距離cを十分とった場合(例えば、1m
m)には、干渉光として強調されるのは、同一次数、同
一波面の光のみとなる。図3において、強度の大きな0
次光と±1次光についてのみ考えると、入射光は、図4
の4つのコースをたどって干渉する。(A),(B),
(C),(B’)コースのいずれもトータル次数は等し
く、同一波面からの光であるので、必ず干渉する。ま
た、回転反射板22に対して、(A)と(B)コース、
(C)と(B’)コースは±1次の回折を受けているの
で、p/2の移動に対して、明暗1周期の変化が得られ
る。
【0017】図5〜図8は、本発明によるロータリエン
コーダの第2〜第5の実施例に用いる回転反射板を示す
図である。第2の実施例の回転反射板22−2は、図5
に示すように、凹凸部22a−2が円筒型の凹面を有し
ており、回帰反射をするようにしてある。凹凸部22a
−2の表面には、反射層22b−2が形成されている。
【0018】第3の実施例の回転反射板22−3は、図
6に示すように、矩形断面を有する凹凸部22a−3を
有し、凸部の頂部にのみ反射層22b−3が形成されて
いる。反射層22b−3の有無により、反射効率の差を
設けている。
【0019】第4の実施例の回転反射板22−4は、図
7に示すように、矩形断面を有する凹凸部22a−4を
有する点では、第3の実施例と同じであるが、反射層は
設けておらず、凹凸部22a−4の深さを波長λの1/
4に設定し、凸部の頂部と凹部の谷部との光路差をλ/
2とすることにより、反射効率の差を設けるようにして
ある。なお、この場合には、光源として、コヒーレント
光を発振する半導体レーザ素子などを用いることにな
る。
【0020】第5の実施例の回転反射板22−5は、図
8に示すように、表面に凹凸部を設けることなく、反射
層22b−5と梨地状のマット層22cを交互に形成す
るようにしたものである。
【0021】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。例えば、十分に荒い凹凸部であり、外光の影響も少
ない場合には、固定スリット板を用いなくともよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
よれば、回転反射板が樹脂により一体成形されおり、製
造工程が少ないので、製造コストを低く押さえることが
可能となる。また、樹脂成形であり、軽量化ができるの
で、慣性が小さく、応答性がよくなる、という効果があ
る。
【0023】請求項2によれば、金属製の入力軸を一体
にインサート成形して、入力軸を精密に一体化できるの
で、組立・調整時間が不要となり、製造効率がよくな
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロータリエンコーダの第1の実施
例を示す斜視図である。
【図2】第1の実施例に係るロータリエンコーダの回転
スリット板と固定スリット板を示す図である。
【図3】第1の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図4】第1の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図5】本発明によるロータリエンコーダの第2の実施
例に用いる回転反射板を示す図である。
【図6】本発明によるロータリエンコーダの第3の実施
例に用いる回転反射板を示す図である。
【図7】本発明によるロータリエンコーダの第4の実施
例に用いる回転反射板を示す図である。
【図8】本発明によるロータリエンコーダの第5の実施
例に用いる回転反射板を示す図である。
【図9】従来のロータリエンコーダの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 21 入力軸 12 回転スリット板 22 回転反射板 13,23 発光ダイオード 14 レンズ 15,25 固定スリット板 16A,16B,26 フォトトランジスタ 17A,17B アンプ 18 パワー回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔により反射効率の異なる部分を
    有し、入力軸を中心に回転する回転反射板によって、発
    光手段からの光を反射させて、受光手段により受光する
    ロータリエンコーダであって、 前記回転反射板は、樹脂により一体成形したことを特徴
    とするロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロータリエンコーダに
    おいて、 前記回転反射板は、金属製の入力軸を一体にインサート
    成形したことを特徴とするロータリエンコーダ。
JP16650193A 1993-06-11 1993-06-11 ロータリエンコーダ Pending JPH06347291A (ja)

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JP16650193A JPH06347291A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ロータリエンコーダ

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JP16650193A JPH06347291A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ロータリエンコーダ

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JPH06347291A true JPH06347291A (ja) 1994-12-20

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JP16650193A Pending JPH06347291A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ロータリエンコーダ

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