JPH06347151A - ショーケースの急速冷却制御装置 - Google Patents
ショーケースの急速冷却制御装置Info
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- JPH06347151A JPH06347151A JP13854793A JP13854793A JPH06347151A JP H06347151 A JPH06347151 A JP H06347151A JP 13854793 A JP13854793 A JP 13854793A JP 13854793 A JP13854793 A JP 13854793A JP H06347151 A JPH06347151 A JP H06347151A
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- JP
- Japan
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- showcase
- cooling
- rapid cooling
- blower
- control device
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/28—Quick cooling
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ショーケースに補充陳列された商品をより迅
速に冷却することができる急速冷却制御装置を提供す
る。 【構成】 ショーケース2は蛍光灯3や防露ヒーター等
の熱源を有し、冷却器18からの冷気を送風機6により
陳列室12内に循環して冷却する。急冷スイッチ36の
操作に基づき圧縮機を強制運転すると共に、強制運転中
に前記熱源への通電を停止し、若しくは通電量を低減す
る。
速に冷却することができる急速冷却制御装置を提供す
る。 【構成】 ショーケース2は蛍光灯3や防露ヒーター等
の熱源を有し、冷却器18からの冷気を送風機6により
陳列室12内に循環して冷却する。急冷スイッチ36の
操作に基づき圧縮機を強制運転すると共に、強制運転中
に前記熱源への通電を停止し、若しくは通電量を低減す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庫内にビール等の商品
を冷却しながら陳列販売するショーケースの急速冷却制
御装置に関するものである。
を冷却しながら陳列販売するショーケースの急速冷却制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種ショーケースは、スーパ
ーマーケットやコンビニエンスストア等の店内に設置さ
れ、瓶入りビール等の商品を陳列室内に収納し、冷却し
ながら陳列販売するために用いられている。ところで、
開店前等にビール瓶を陳列室内に補充陳列した場合、こ
のビール瓶は当初外気温度(日陰において+25℃程
度)となっているから、例えば陳列室内の温度が+5℃
であるとすると、その差は20degとなる。従って、
商品を補充した場合、ショーケースには収納された本数
(通常40〜50本)の瓶入りビールを前記20deg
冷却するための熱容量分の負荷が課せられることにな
り、その分ショーケースの所要冷凍能力が増大する。
ーマーケットやコンビニエンスストア等の店内に設置さ
れ、瓶入りビール等の商品を陳列室内に収納し、冷却し
ながら陳列販売するために用いられている。ところで、
開店前等にビール瓶を陳列室内に補充陳列した場合、こ
のビール瓶は当初外気温度(日陰において+25℃程
度)となっているから、例えば陳列室内の温度が+5℃
であるとすると、その差は20degとなる。従って、
商品を補充した場合、ショーケースには収納された本数
(通常40〜50本)の瓶入りビールを前記20deg
冷却するための熱容量分の負荷が課せられることにな
り、その分ショーケースの所要冷凍能力が増大する。
【0003】そのため、商品を補充した後に当該商品が
所定の販売温度に冷却されるまでには相当の時間を要
し、事前準備が煩雑となると共に、商品の販売機会を逃
してしまう問題もあった。そこで、例えば特公平2−1
7793号公報(F25D11/02)では、家庭用冷
蔵庫であるものの、急冷スイッチの操作に基づいて冷却
装置の圧縮機と送風機を強制運転することにより、庫内
の食品等を急速に冷却するものが考えられている。係る
急冷制御を前記ショーケースにおいても行えば、補充陳
列したビール等の商品の温度を急速に販売温度まで低下
させることが可能となる。
所定の販売温度に冷却されるまでには相当の時間を要
し、事前準備が煩雑となると共に、商品の販売機会を逃
してしまう問題もあった。そこで、例えば特公平2−1
7793号公報(F25D11/02)では、家庭用冷
蔵庫であるものの、急冷スイッチの操作に基づいて冷却
装置の圧縮機と送風機を強制運転することにより、庫内
の食品等を急速に冷却するものが考えられている。係る
急冷制御を前記ショーケースにおいても行えば、補充陳
列したビール等の商品の温度を急速に販売温度まで低下
させることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種ショ
ーケースにおいては、商品の陳列効果を向上させるため
に陳列室内を常時照明しており、また、冷却によりショ
ーケースの開口部分には結露が生じるため、係る結露を
防止するための防露ヒーター等も設けられている。これ
らの熱源も当然にショーケースの負荷となり、前記商品
補充による負荷の増大分と合わせたものがショーケース
の所要冷凍能力となるものであるから、係る熱源も前記
商品の冷却速度を鈍らせる原因となるものである。
ーケースにおいては、商品の陳列効果を向上させるため
に陳列室内を常時照明しており、また、冷却によりショ
ーケースの開口部分には結露が生じるため、係る結露を
防止するための防露ヒーター等も設けられている。これ
らの熱源も当然にショーケースの負荷となり、前記商品
補充による負荷の増大分と合わせたものがショーケース
の所要冷凍能力となるものであるから、係る熱源も前記
商品の冷却速度を鈍らせる原因となるものである。
【0005】本発明は、係る従来技術の状況を踏まえて
成されたものであり、ショーケースに補充陳列された商
品をより迅速に冷却することができる急速冷却制御装置
を提供することを目的とする。
成されたものであり、ショーケースに補充陳列された商
品をより迅速に冷却することができる急速冷却制御装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
急速冷却制御装置は、照明灯(蛍光灯)3やヒーター
(防露ヒーター)4等の熱源を具備し、冷却装置に含ま
れる冷却器18からの冷気を送風機6により陳列室12
内に循環して冷却するショーケース2に用いられるもの
であり、所定の急冷開始指令に基づき冷却装置を強制運
転する制御手段(マイクロコンピュータ)26を設け、
この制御手段(マイクロコンピュータ)26は、前記強
制運転中に熱源への通電を停止し、若しくは通電量を低
減するものである。
急速冷却制御装置は、照明灯(蛍光灯)3やヒーター
(防露ヒーター)4等の熱源を具備し、冷却装置に含ま
れる冷却器18からの冷気を送風機6により陳列室12
内に循環して冷却するショーケース2に用いられるもの
であり、所定の急冷開始指令に基づき冷却装置を強制運
転する制御手段(マイクロコンピュータ)26を設け、
この制御手段(マイクロコンピュータ)26は、前記強
制運転中に熱源への通電を停止し、若しくは通電量を低
減するものである。
【0007】また、請求項2の発明の急速冷却制御装置
は上記において、制御手段(マイクロコンピュータ)2
6は冷却装置の強制運転中に送風機6を増速して運転す
ることを特徴とする。
は上記において、制御手段(マイクロコンピュータ)2
6は冷却装置の強制運転中に送風機6を増速して運転す
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明のショーケースの急速冷却制御
装置によれば、所定の急冷開始指令に基づき、制御手段
(マイクロコンピュータ)26が冷却装置を強制運転す
るので、陳列室12内は通常の冷却時よりも強力に冷却
されるようになると共に、係る強制運転中に制御手段
(マイクロコンピュータ)26は照明灯(蛍光灯)3や
ヒーター(防露ヒーター)4等の熱源への通電を停止
し、若しくはその通電量を低減するので、その分ショー
ケース2の所要冷凍能力は低減される。従って、商品の
補充によりショーケース2へ課せられた所要冷凍能力の
増加幅が削減されることになるので、商品を陳列室12
内に補充陳列した場合に、前記急冷開始指令を発するこ
とにより、補充した商品をより迅速に急速冷却すること
が可能となる。
装置によれば、所定の急冷開始指令に基づき、制御手段
(マイクロコンピュータ)26が冷却装置を強制運転す
るので、陳列室12内は通常の冷却時よりも強力に冷却
されるようになると共に、係る強制運転中に制御手段
(マイクロコンピュータ)26は照明灯(蛍光灯)3や
ヒーター(防露ヒーター)4等の熱源への通電を停止
し、若しくはその通電量を低減するので、その分ショー
ケース2の所要冷凍能力は低減される。従って、商品の
補充によりショーケース2へ課せられた所要冷凍能力の
増加幅が削減されることになるので、商品を陳列室12
内に補充陳列した場合に、前記急冷開始指令を発するこ
とにより、補充した商品をより迅速に急速冷却すること
が可能となる。
【0009】また、請求項2の発明のショーケースの急
速冷却制御装置によれば上記に加えて、冷却装置の強制
運転中に制御手段(マイクロコンピュータ)26は送風
機6を増速して運転するので、陳列室12内の冷気循環
量が増大し、商品表面の熱伝達率が向上する。従って、
尚一層迅速に商品を冷却することができるようになる。
速冷却制御装置によれば上記に加えて、冷却装置の強制
運転中に制御手段(マイクロコンピュータ)26は送風
機6を増速して運転するので、陳列室12内の冷気循環
量が増大し、商品表面の熱伝達率が向上する。従って、
尚一層迅速に商品を冷却することができるようになる。
【0010】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の急速冷却制御装置としての制御装置
1の電気回路のブロック図、図2は本発明を適用するシ
ョーケース2の正面図、図3はショーケース2の縦断側
面図、図4は照明灯としての蛍光灯3、ヒーターとして
の防露ヒーター4及び送風機6の電気回路図、図5は圧
縮機7の電気回路図である。図2及び図3において、シ
ョーケース2は瓶入りビール等の飲料商品を陳列販売す
るための所謂リーチイン型の冷蔵ショーケースであり、
前面に開口した断熱壁9の内部を仕切板11により前後
に区画し、前側に陳列室12を、後側にダクト13をそ
れぞれ形成している。そして、陳列室12内には複数段
の棚14が架設されると共に、前面開口は中仕切16に
よって左右に仕切られ、この左右開口を複層ガラス扉1
7、17にて開閉自在に閉塞している。
る。図1は本発明の急速冷却制御装置としての制御装置
1の電気回路のブロック図、図2は本発明を適用するシ
ョーケース2の正面図、図3はショーケース2の縦断側
面図、図4は照明灯としての蛍光灯3、ヒーターとして
の防露ヒーター4及び送風機6の電気回路図、図5は圧
縮機7の電気回路図である。図2及び図3において、シ
ョーケース2は瓶入りビール等の飲料商品を陳列販売す
るための所謂リーチイン型の冷蔵ショーケースであり、
前面に開口した断熱壁9の内部を仕切板11により前後
に区画し、前側に陳列室12を、後側にダクト13をそ
れぞれ形成している。そして、陳列室12内には複数段
の棚14が架設されると共に、前面開口は中仕切16に
よって左右に仕切られ、この左右開口を複層ガラス扉1
7、17にて開閉自在に閉塞している。
【0011】また、ダクト13内の下部には冷却装置に
含まれる冷却器18が収納されると共に、ダクト13の
上端部にはプロペラファンとコンデンサーランモータか
ら成る前記送風機6が設置され、この送風機6の前側に
吐出口21が形成されている。断熱壁9の下方には冷却
装置の圧縮機7等が設置される機械室22が構成されて
おり、また、断熱壁9の開口上縁にはコントロールパネ
ル23が取り付けられている。更に、前記中仕切16の
裏面(陳列室12側)には前記蛍光灯3が縦設されてお
り、中仕切16の前面には、結露を防止するための前記
防露ヒーター4(図2及び図3では図示せず)が設けら
れている。
含まれる冷却器18が収納されると共に、ダクト13の
上端部にはプロペラファンとコンデンサーランモータか
ら成る前記送風機6が設置され、この送風機6の前側に
吐出口21が形成されている。断熱壁9の下方には冷却
装置の圧縮機7等が設置される機械室22が構成されて
おり、また、断熱壁9の開口上縁にはコントロールパネ
ル23が取り付けられている。更に、前記中仕切16の
裏面(陳列室12側)には前記蛍光灯3が縦設されてお
り、中仕切16の前面には、結露を防止するための前記
防露ヒーター4(図2及び図3では図示せず)が設けら
れている。
【0012】次に、図1、図4及び図5において、制御
装置1は制御手段としての汎用のマイクロコンピュータ
26から構成されており、このマイクロコンピュータ2
6には陳列室12内の温度を検出するセンサー27の出
力が入力され、マイクロコンピュータ26の出力には、
四個のリレーコイル31〜34が接続されている。ま
た、マイクロコンピュータ26には前記コントロールパ
ネル23に配設された瞬時復帰型の急冷スイッチ36が
接続されている。
装置1は制御手段としての汎用のマイクロコンピュータ
26から構成されており、このマイクロコンピュータ2
6には陳列室12内の温度を検出するセンサー27の出
力が入力され、マイクロコンピュータ26の出力には、
四個のリレーコイル31〜34が接続されている。ま
た、マイクロコンピュータ26には前記コントロールパ
ネル23に配設された瞬時復帰型の急冷スイッチ36が
接続されている。
【0013】前記蛍光灯3はリレーコイル31の常開接
点31Aと、防露ヒーター4はリレーコイル32の常開
接点32Aとそれぞれ直列回路を構成して単相交流10
0V電源に接続されている。また、送風機6はコンデン
サ19を介して前記単相交流100V電源に接続される
と共に、コンデンサ19にはコンデンサ20とリレーコ
イル33の常開接点33Aとの直列回路が並列に接続さ
れている。
点31Aと、防露ヒーター4はリレーコイル32の常開
接点32Aとそれぞれ直列回路を構成して単相交流10
0V電源に接続されている。また、送風機6はコンデン
サ19を介して前記単相交流100V電源に接続される
と共に、コンデンサ19にはコンデンサ20とリレーコ
イル33の常開接点33Aとの直列回路が並列に接続さ
れている。
【0014】一方、冷却器18と共に冷却装置を構成す
る前記圧縮機7はマグネットスイッチ39Aを介して三
相交流200V電源に接続されると共に、マグネットス
イッチ39Aのコイル39は前記リレーコイル34の常
開接点34Aと直列に単相交流200V電源に接続され
ている。以上の構成で、次に図6のタイミングチャート
を参照しながらショーケース2の動作を説明する。マイ
クロコンピュータ26は通常、リレーコイル31及び3
2に連続通電し、接点31A及び32Aを閉じた状態に
維持する。これによって、蛍光灯3は点灯して陳列室1
2内を明るく照明すると共に、防露ヒーター4を発熱さ
せる。また、リレーコイル33は非通電とし、接点33
Aを開いて送風機6にコンデンサ19のみを接続し、例
えば2200r.p.mの通常速度で送風機6を運転す
る。
る前記圧縮機7はマグネットスイッチ39Aを介して三
相交流200V電源に接続されると共に、マグネットス
イッチ39Aのコイル39は前記リレーコイル34の常
開接点34Aと直列に単相交流200V電源に接続され
ている。以上の構成で、次に図6のタイミングチャート
を参照しながらショーケース2の動作を説明する。マイ
クロコンピュータ26は通常、リレーコイル31及び3
2に連続通電し、接点31A及び32Aを閉じた状態に
維持する。これによって、蛍光灯3は点灯して陳列室1
2内を明るく照明すると共に、防露ヒーター4を発熱さ
せる。また、リレーコイル33は非通電とし、接点33
Aを開いて送風機6にコンデンサ19のみを接続し、例
えば2200r.p.mの通常速度で送風機6を運転す
る。
【0015】また、マイクロコンピュータ26はセンサ
ー27の出力する陳列室12内の温度に基づき、上限温
度例えば+6℃と下限温度例えば+4℃の間で圧縮機7
をON−OFF制御する。即ち、陳列室12内の温度が
上昇して前記上限温度に達したらリレーコイル34に通
電し、接点34Aを閉じてコイル39に通電することに
よりマグネットスイッチ39Aを閉じる。これによって
圧縮機7は運転(ON)され、冷却器18には凝縮され
た減圧冷媒が供給されて蒸発し、冷却能力を発揮する
(蒸発温度−10℃程)。
ー27の出力する陳列室12内の温度に基づき、上限温
度例えば+6℃と下限温度例えば+4℃の間で圧縮機7
をON−OFF制御する。即ち、陳列室12内の温度が
上昇して前記上限温度に達したらリレーコイル34に通
電し、接点34Aを閉じてコイル39に通電することに
よりマグネットスイッチ39Aを閉じる。これによって
圧縮機7は運転(ON)され、冷却器18には凝縮され
た減圧冷媒が供給されて蒸発し、冷却能力を発揮する
(蒸発温度−10℃程)。
【0016】係る冷却器18にて冷却された冷気は送風
機6によりダクト13内を吸い上げられ、吐出口21か
ら陳列室12内に吐出される。陳列室12内に吐出され
た冷気はそこを循環して内部の商品を冷却し、その後ダ
クト13の下端から冷却器18に吸い込まれる。係る冷
却により陳列室12内の温度が前記下限温度に低下する
と、マイクロコンピュータ26はセンサー27の出力に
基づきリレーコイル34を非通電とし、接点34Aを開
いてコイル39を非通電とすることによりマグネットス
イッチ39Aを開く。これによって圧縮機7は停止(O
FF)される。係る冷却運転により陳列室12内は通常
平均+5℃に冷却維持され、瓶入りビール等の商品を販
売に適した温度に冷却する。
機6によりダクト13内を吸い上げられ、吐出口21か
ら陳列室12内に吐出される。陳列室12内に吐出され
た冷気はそこを循環して内部の商品を冷却し、その後ダ
クト13の下端から冷却器18に吸い込まれる。係る冷
却により陳列室12内の温度が前記下限温度に低下する
と、マイクロコンピュータ26はセンサー27の出力に
基づきリレーコイル34を非通電とし、接点34Aを開
いてコイル39を非通電とすることによりマグネットス
イッチ39Aを開く。これによって圧縮機7は停止(O
FF)される。係る冷却運転により陳列室12内は通常
平均+5℃に冷却維持され、瓶入りビール等の商品を販
売に適した温度に冷却する。
【0017】次に、開店前等に瓶入りビール等の商品を
陳列室12内に補充した場合、前述の如くショーケース
2には収納された本数(通常40〜50本)の瓶入りビ
ールを20deg(外気温度+25℃として)冷却する
ための熱容量分の負荷が課せられることになり、所要冷
凍能力が増大する。そこで、店員が急冷スイッチ36を
押すと、マイクロコンピュータ26に急冷開始指令が発
せられ、マイクロコンピュータ26はセンサー27の出
力に係わらず、即ち、下限温度から上限温度に向かう途
中であっても強制的にリレーコイル34に通電し、接点
34Aを閉じてコイル39に通電することによりマグネ
ットスイッチ39Aを閉じる。これによって圧縮機7は
強制的に運転(ON)され、陳列室12内の商品は強力
に冷却されるようになる。一方、マイクロコンピュータ
26はリレーコイル31及び32を非通電とし、接点3
1A及び32Aを開く。これによって、蛍光灯3を消灯
すると共に、防露ヒーター4の発熱も停止させる。
陳列室12内に補充した場合、前述の如くショーケース
2には収納された本数(通常40〜50本)の瓶入りビ
ールを20deg(外気温度+25℃として)冷却する
ための熱容量分の負荷が課せられることになり、所要冷
凍能力が増大する。そこで、店員が急冷スイッチ36を
押すと、マイクロコンピュータ26に急冷開始指令が発
せられ、マイクロコンピュータ26はセンサー27の出
力に係わらず、即ち、下限温度から上限温度に向かう途
中であっても強制的にリレーコイル34に通電し、接点
34Aを閉じてコイル39に通電することによりマグネ
ットスイッチ39Aを閉じる。これによって圧縮機7は
強制的に運転(ON)され、陳列室12内の商品は強力
に冷却されるようになる。一方、マイクロコンピュータ
26はリレーコイル31及び32を非通電とし、接点3
1A及び32Aを開く。これによって、蛍光灯3を消灯
すると共に、防露ヒーター4の発熱も停止させる。
【0018】ここで、実施例のショーケース2の通常の
所要冷凍能力を600kcal/hとし、蛍光灯3及び
防露ヒーター4の発熱により陳列室12内に及ぼされる
熱量を107kcal/hであるものとすると、係る蛍
光灯3及び防露ヒーター4の通電停止により、ショーケ
ース2の所要冷凍能力は107/600×100=1
7.8%削減されることになる。従って、商品の補充に
よりショーケース2へ課せられた所要冷凍能力の増加幅
が、この分だけ削減されることになるので、補充した商
品はより迅速に急速冷却されることになる。
所要冷凍能力を600kcal/hとし、蛍光灯3及び
防露ヒーター4の発熱により陳列室12内に及ぼされる
熱量を107kcal/hであるものとすると、係る蛍
光灯3及び防露ヒーター4の通電停止により、ショーケ
ース2の所要冷凍能力は107/600×100=1
7.8%削減されることになる。従って、商品の補充に
よりショーケース2へ課せられた所要冷凍能力の増加幅
が、この分だけ削減されることになるので、補充した商
品はより迅速に急速冷却されることになる。
【0019】更に、マイクロコンピュータ26はリレー
コイル33に通電し、接点33Aを閉じて送風機6にコ
ンデンサ19及び20を接続する。これによって、送風
機6の回転数は例えば2600r.p.mに増速され
る。係る送風機6の増速により、陳列室12内にはより
多量の冷気が循環されるようになり、商品表面の熱伝達
率が向上するので、尚一層迅速に商品を急冷することが
できるようになる。
コイル33に通電し、接点33Aを閉じて送風機6にコ
ンデンサ19及び20を接続する。これによって、送風
機6の回転数は例えば2600r.p.mに増速され
る。係る送風機6の増速により、陳列室12内にはより
多量の冷気が循環されるようになり、商品表面の熱伝達
率が向上するので、尚一層迅速に商品を急冷することが
できるようになる。
【0020】係る強制運転(急冷運転)により補充した
商品の温度が低下して行き、陳列室12内の温度が前記
下限温度まで低下したら、マイクロコンピュータ26は
リレーコイル34を非通電として圧縮機7を停止(OF
F)し、強制運転を終了する。同時にリレーコイル3
1、32を通電し、リレーコイル33を非通電として、
以後は前記通常の冷却運転に復帰する。
商品の温度が低下して行き、陳列室12内の温度が前記
下限温度まで低下したら、マイクロコンピュータ26は
リレーコイル34を非通電として圧縮機7を停止(OF
F)し、強制運転を終了する。同時にリレーコイル3
1、32を通電し、リレーコイル33を非通電として、
以後は前記通常の冷却運転に復帰する。
【0021】尚、実施例では急冷スイッチ36の操作に
より蛍光灯3及び防露ヒーター4への通電を絶ったが、
それに限らず、インバータ等により蛍光灯3の照度を低
減し、また、防露ヒーター4の発熱量を低減するように
しても有効である。また、実施例では蛍光灯3と防露ヒ
ーター4の双方の通電を絶ったが、いずれか一方のみで
あっても差し支えない。
より蛍光灯3及び防露ヒーター4への通電を絶ったが、
それに限らず、インバータ等により蛍光灯3の照度を低
減し、また、防露ヒーター4の発熱量を低減するように
しても有効である。また、実施例では蛍光灯3と防露ヒ
ーター4の双方の通電を絶ったが、いずれか一方のみで
あっても差し支えない。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、所定の急冷開始指令に基づき、制御手段が冷却装置
を強制運転するので、陳列室内は通常の冷却時よりも強
力に冷却されるようになると共に、係る強制運転中に制
御手段は照明灯やヒーター等の熱源への通電を停止し、
若しくはその通電量を低減するので、その分ショーケー
スの所要冷凍能力は低減される。従って、商品の補充時
等に急冷開始指令を発することにより、係る補充によっ
てショーケースへ課せられた所要冷凍能力の増加幅を削
減し、補充した商品をより迅速に急速冷却することがで
きるようになるので、ショーケースの使用性を向上し、
販売効率を向上させることが可能となるものである。
ば、所定の急冷開始指令に基づき、制御手段が冷却装置
を強制運転するので、陳列室内は通常の冷却時よりも強
力に冷却されるようになると共に、係る強制運転中に制
御手段は照明灯やヒーター等の熱源への通電を停止し、
若しくはその通電量を低減するので、その分ショーケー
スの所要冷凍能力は低減される。従って、商品の補充時
等に急冷開始指令を発することにより、係る補充によっ
てショーケースへ課せられた所要冷凍能力の増加幅を削
減し、補充した商品をより迅速に急速冷却することがで
きるようになるので、ショーケースの使用性を向上し、
販売効率を向上させることが可能となるものである。
【0023】また、請求項2の発明によれば上記に加え
て、冷却装置の強制運転中に制御手段が送風機を増速し
て運転するので、陳列室内の冷気循環量が増大し、商品
表面の熱伝達率が向上する。従って、尚一層迅速に商品
を急速冷却することができるようになるものである。
て、冷却装置の強制運転中に制御手段が送風機を増速し
て運転するので、陳列室内の冷気循環量が増大し、商品
表面の熱伝達率が向上する。従って、尚一層迅速に商品
を急速冷却することができるようになるものである。
【図1】本発明の急速冷却制御装置の実施例としての制
御装置のブロック図である。
御装置のブロック図である。
【図2】ショーケースの正面図である。
【図3】ショーケースの縦断側面図である。
【図4】蛍光灯、防露ヒーター及び送風機の電気回路図
である。
である。
【図5】圧縮機の電気回路図である。
【図6】各機器の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
1 制御装置 2 ショーケース 3 蛍光灯 4 防露ヒーター 6 送風機 7 圧縮機 12 陳列室 18 冷却器 26 マイクロコンピュータ 36 急冷スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩地 教泰 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 照明灯やヒーター等の熱源を具備し、冷
却装置に含まれる冷却器からの冷気を送風機により陳列
室内に循環して冷却するショーケースにおいて、所定の
急冷開始指令に基づき前記冷却装置を強制運転する制御
手段を設け、該制御手段は、前記強制運転中に前記熱源
への通電を停止し、若しくは通電量を低減することを特
徴とするショーケースの急速冷却制御装置。 - 【請求項2】 制御手段は冷却装置の強制運転中に送風
機を増速して運転することを特徴とする請求項1のショ
ーケースの急速冷却制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13854793A JPH06347151A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ショーケースの急速冷却制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13854793A JPH06347151A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ショーケースの急速冷却制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347151A true JPH06347151A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15224708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13854793A Pending JPH06347151A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ショーケースの急速冷却制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06347151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249346A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | ショーケース |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP13854793A patent/JPH06347151A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249346A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | ショーケース |
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