JPH0634673Y2 - 金属組織転写装置 - Google Patents

金属組織転写装置

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JPH0634673Y2
JPH0634673Y2 JP1987158784U JP15878487U JPH0634673Y2 JP H0634673 Y2 JPH0634673 Y2 JP H0634673Y2 JP 1987158784 U JP1987158784 U JP 1987158784U JP 15878487 U JP15878487 U JP 15878487U JP H0634673 Y2 JPH0634673 Y2 JP H0634673Y2
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JP
Japan
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film
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mounting plate
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arm
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JP1987158784U
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JPH0164045U (ja
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博正 亀井
善久 西川
彰司 櫛本
明彦 木村
正己 小岩
仁一 木村
慎也 井上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はタービンロータの余寿命診断に適用される金属
組織転写に関する。
〔従来の技術〕 タービンロータボア(φ50〜φ220×5000〜6000l)内で
金属組織転写を行なう場合作業者の手が入らない箇所に
ついては長尺なバイプの先端に治具でフイルムを挟んで
かつ、溶剤を滴下できる特殊は道具をボア内面に挿入し
作業者の技倆と勘で金属組織転写を行なう方法を採用し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ボア内で金属組織転写を行なう場合、フイルムを所定の
位置まで接触しないように搬出入させることおよびフイ
ルムにしわを生じさせないようにして被検査面に貼付
け、そしてはがす必要があるが、ボア径が小さくなると
人手による技倆と勘だけでは上記作業が困難となる。こ
のため自動化装置の開発が要求される。
〔問題点を解決するための手段〕
被検査面の形状にほゞ合せたゴム製のフイルム取付板に
フイルムを取付ける。
フイルム取付板はボア径方向に上下移動できるエアーモ
ータ駆動のスライドで径方向に動く主アームと、主アー
ムの先端で回転するフイルム支持アームに連結。
主アームとフイルム支持アームはボアの軸方向に配置。
フイルム取付板はフイルム支持アームの軸方向に対して
直角の径方向に摺動できるよう、フイルム支持アームの
断面形状は矩形状でフイルム取付板の上部はθ=45度
(第7図参照)に屈析し、その方向にフイルム支持アー
ムを挟んで摺動できる長方形状の開口部を設ける。
〔作用〕
主アームを下降させるとフイルム取付板の45度方向に摺
動する開口部の中心線の下方の延長線上の点(ロータ軸
方向も考えると線)が最初に被検査面に接するように、
フイルム取付板全体をθ≒15度(第7図参照)傾くよ
うに主アームの先端とフイルム支持アームの関係をゼン
マイバネと回転ストツパーで調整する。θ=0度にセ
ツトすると、同時にフイルム全面が被検査面に接触する
がフイルムを被検査面からはがすのも同一機構を逆転さ
せるためにフイルムが破損することが考えられるため被
検査面に10〜20度(径方向のスライドに対しては70〜80
度)の角度をもたせる。
フイルム取付板の1端が被検査面に接した後も主アーム
を下降させると主アームの先端のフイルム支持アームが
接触点を中心として回転およびフイルム取付板がフイル
ム支持アームに対して下方に摺動しながらフイルム全面
が被検査面に接する。なお、フイルムが被検査面に接す
る直前にフイルムと被検査面の間にフイルム溶剤を上方
のノズルから滴下させる。
溶剤滴下でフイルムの被検査面側が溶融する。フイルム
が固化するまで約数分間保持した後被検査面からフイル
ムをはがす場合は主アーム取付の径方向スライドを上方
へ駆動させるとフイルムは上方からはがれ最初に接触し
た部位が最後にはがれる。
フイルムはスムーズにはがれ被検査面から数mmでも離れ
た位置でスライドの上進は停止する。
前記フイルム貼付機構部はロータボア内を走行する案内
台車の先端に取付いており案内台車によって所定の奥行
までフイルムが浮いた状態で挿入できる。
〔実施例〕
第1図乃至第8図において、 1は装置本体のボデイ,2はエアーモータ,3,4は傘歯車,5
は送りネジ,6は主アーム,7はスライドのガイド軸,8はベ
アリング,9はフイルム支持アーム,10はベアリング,11は
ゼンマイバネ,12はキヤツプ,13はボルト,14は回転スト
ツパー,15,16はフイルム取付板,17はボルト,18はフイル
ム固定バネ,19はフイルム取付板,20は引張バネ,21はフ
イルム,22はノズル、23は導管,24は溶剤容器,25は小型
エアーシリンダ,25,27は配管,28は収納器,29は輪ゴム,3
0は案内台車,31は被検査材である。
ボデイ1は対象ロータボア径より数mmでも小さい直径に
抑える。
エアーモータ2はロータボア軸方向に配置する。
エアーモータ2の回転で傘歯車3が回転、傘歯車4で90
度に曲げ送りネジ5を回転させる。
ボデイ1の先端の直径方向に取付けたスライドのガイド
軸2本にベアリング8を介して取付いた主アーム6が前
記傘歯車3、4、送りネジ5、ガイド軸7及びベアリン
グ8からなる駆動機構の送りネジ5の回転で直径方向に
移動する。すなわちエアーモータ2の回転で主アーム6
を直径方向に動かす。
主アーム6は軸方向に延びその先端はフランジ状とな
り、フイルム支持アーム9に、ベアリング10およびゼン
マイバネ11をはめ込んでキヤツプ12、ボルト13で連結
し、フイルム支持アーム9が主アーム6の軸芯延長線上
で回転する構造となっている。主アーム6のフランジの
一部を切欠き、その部分にフイルム支持アーム9を支持
している2ケのベアリング10の間のフイルム支持アーム
9に回転ストツパー14の頭部が収まる。フイルム支持ア
ーム9はこの切欠長さ分だけ回転運動を行なうがゼンマ
イバネ11で元も位置に復帰する。
フイルム支持アーム9の回転はエアーモータ2側に向っ
て約15度反時計方向に回転し、ゼンマイばね11で逆転す
る。
フイルム支持アーム9の断面が2面が平行になるように
面加工してあり、長さの中央部に面に平行な方向にドリ
ル穴加工してあり、このドリル穴を後述する引張ばね20
が貫通する。
フイルム取付板15の上部は、フイルム支持アーム9とは
めあい、支持アーム9の平行面で径方向に摺動する長方
形状の穴加工をしてあり、常時は引張バネ20で支持アー
ム9の上面と取付板15の穴上面とが接触している。
フイルム取付板15〜19は、被検査面の曲率に応じてフイ
ルム固定部は変換取替えが可能なように、部分15,16,1
7,18,19に分割し、フイルム21に接する部分19はゴム、
スポンジ材の弾力性のある材質にし、そのゴムあるいは
スポンジ19の一体のベース板16をボルト17で取付け、取
はずしができる。
ゴムあるいはスポンジ材等からなるフイルム取着板19の
底面に対してフイルム取着板15の長方形状穴の摺動方向
は45度に設定している。
吹付けノズル22,導管23,溶剤容器24はフイルムの溶剤吹
付け機構部を構成する。
ボデイ1の先端部に取付けた収納器28に小型注射器を形
成する溶剤容器24の先端ノズル部がはまり込み、輪ゴム
29で注射器の溶剤容器24を支持させる。
エアーシリンダー25はボデイ1に取込まれており、配管
26からエアーを送給すると、シリンダロツドが飛び出し
溶剤容器24の注射器のシリンダを押す(第5図参照)、
これによって溶剤は、溶剤容器24から収納器28,導管23
を経て吹付けノズル22へと送給される。
かくて主アーム6を駆動機構を介して下動するとき該主
アーム6に回動自在に取付けたフイルム支持アーム9も
下動して該フイルム支持アーム9にはめ合つているフイ
ルム取付板15の一端が図7(b)に示すように被検査面
に接し、フイルム取付板15の一端が被検査面に接した後
も主アーム6を下降させると、主アームの先端のフイル
ム支持アーム9が接触点を中心として回転およびフイル
ム取付板15が図7(c)に示すようにフイルム支持アー
ムに対して下方に摺動しながらフイルム全面が被検査面
に接する。
なお、フイルム貼付角度θ(第7図参照)は45度が適
しているために、本図ではフイルム取付板や主アームス
ライド等を45度で示したが、他の角度でも構わない。
〔考案の効果〕
。タービンロータのボア内で金属組織転写を行なう作業
が自動化でき、転写作業が容易にできる。
。金属組織転写の効率上昇が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案金属組織転写装置の実施例の平面図、第
2図は同上の正面図、第3図は第1図のA−A断面図、
第4図は第1図のB−B断面図、第5図は第2図のC−
C断面図、第6図は第2図のD−D断面図、第7図
(a),(b),(c)は本考案装置によるフイルム貼
付作用の説明図、第8図は第7図(a)のE−E断面図
である。 1……ボデイ、2……エアーモータ 5……送りネジ、6……主アーム 9……フイルム支持アーム、11……ゼンマイバネ 15,16,19……フイルム取付板 18……フイルム固定バネ、21……フイルム 22……ノズル、24……溶剤容器 25……エアーシリンダー、28……収納器 30……案内台車、31……被検査材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木村 明彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 小岩 正己 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 木村 仁一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)考案者 井上 慎也 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (56)参考文献 実開 昭61−114346(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンロータボアの金属組織が現われて
    いる被検査面に溶剤を塗布し、前記被検査面にフイルム
    を密着させ、前記被検査面の金属組織をフイルムに転写
    する金属組織転写装置において、前記タービンロータボ
    ア内に挿入されたボデイの前端部に同ロータボアの軸芯
    方向に装着された上下に移動可能な主アームと、前記ボ
    デイに収納され前記主アームを上下に移動させる駆動機
    構と、前記主アームの前端部に装着され同主アームの軸
    芯延長線まわりに回動可能なフイルム支持アームと、前
    記フイルム支持アームの回転を規制するストツパ及びバ
    ネと、前記フイルム支持アームに直交し且つ垂直線に対
    して傾斜して摺動可能に支持されたフイルム取付板と、
    前記フイルム支持アームとフイルム取付板との間に張装
    され同フイルム取付板を下方に引張するバネと、前記フ
    イルム取付板の傾斜摺動方向に交差する方向の下端部に
    形成され前記被検査面とほゞ同一の円弧状をした軟質底
    面と、前記軟質底面に着脱可能に装着されたフイルムと
    を具え、前記主アームを下降させフイルム取付板の軟質
    底面の下端が被検査面に接触すると同フイルム取付板が
    接触部からの反応を受けて回転を始め、この状態で前記
    被検査面とフイルムの間に溶剤を供給し、更に前記主ア
    ームを下降させることにより、前記軟質底面上のフイル
    ムが被検査面に密着するように構成したことを特徴とす
    る金属組織転写装置。
JP1987158784U 1987-10-19 1987-10-19 金属組織転写装置 Expired - Lifetime JPH0634673Y2 (ja)

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JP1987158784U JPH0634673Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 金属組織転写装置

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JP1987158784U JPH0634673Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 金属組織転写装置

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Publication Number Publication Date
JPH0164045U JPH0164045U (ja) 1989-04-25
JPH0634673Y2 true JPH0634673Y2 (ja) 1994-09-07

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ID=31439425

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JP1987158784U Expired - Lifetime JPH0634673Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 金属組織転写装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725666Y2 (ja) * 1988-11-14 1995-06-07 石川島播磨重工業株式会社 小口径管内面の転写装置

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Publication number Publication date
JPH0164045U (ja) 1989-04-25

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