JP2604111B2 - 全自動遠心流動バレル加工装置 - Google Patents
全自動遠心流動バレル加工装置Info
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- JP2604111B2 JP2604111B2 JP5112609A JP11260993A JP2604111B2 JP 2604111 B2 JP2604111 B2 JP 2604111B2 JP 5112609 A JP5112609 A JP 5112609A JP 11260993 A JP11260993 A JP 11260993A JP 2604111 B2 JP2604111 B2 JP 2604111B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動遠心流動バレル
加工装置に関する。
加工装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の遠心流動バレル研磨装置では、実際
の研磨工程が簡単で短時間で終了するのに比べ、内容物
の交換に伴う諸作業が煩雑で長時間を要する欠点があ
り、また、装置周辺を清潔化することが困難であった。
この問題を解決するために以下に説明するように従来よ
り種々の提案がなされている。
の研磨工程が簡単で短時間で終了するのに比べ、内容物
の交換に伴う諸作業が煩雑で長時間を要する欠点があ
り、また、装置周辺を清潔化することが困難であった。
この問題を解決するために以下に説明するように従来よ
り種々の提案がなされている。
【0003】特開昭48−16295号公報は、水平方
向に配設される公転軸の周囲を自転する複数の加工筒の
一端を、公転軸と一体回転するフィーダ筒の先端に相対
回転可能に連結し、このフィーダ筒の他端を公転軸内の
中空部を通じて公転軸の一端開口に連通し、この公転軸
の一端開口から連続的にワーク及び研磨材を投入するこ
とを開示している。研磨済内容物は各加工筒の他端開口
から外部に排出される。
向に配設される公転軸の周囲を自転する複数の加工筒の
一端を、公転軸と一体回転するフィーダ筒の先端に相対
回転可能に連結し、このフィーダ筒の他端を公転軸内の
中空部を通じて公転軸の一端開口に連通し、この公転軸
の一端開口から連続的にワーク及び研磨材を投入するこ
とを開示している。研磨済内容物は各加工筒の他端開口
から外部に排出される。
【0004】特開平2−78253号公報は、公転する
タレットに加工筒を自転可能に取り付け、このタレット
を水平軸を中心として傾動させて加工筒内の研磨済内容
物を外部に排出することを開示している。特開昭55−
46822号公報、特開昭62−152668号公報で
は、垂直に延設された公転軸に固定されたタレットが複
数の自転軸を公転軸の周囲に自転自在に保持しており、
各自転軸には受け台及び蓋部が配設されている。そし
て、未研磨内容物が充填された上端開口の加工槽を各受
け台上に載置し、自転軸とともに自転、公転可能なクラ
ンプ装置を駆動して受け台及び蓋部の一方を軸方向にス
ライドして蓋部により各加工槽の上端開口を密閉し、こ
の状態で公転軸及び各自転軸を同期回転して加工槽を自
転、公転させ、それにより行われる遠心流動バレル研磨
の終了後、受け台及び蓋部の一方を上記と逆方向へスラ
イドさせて加工槽から蓋部を取り外し、ハンドリング装
置により研磨処理済の加工槽を受け台から取り外し、空
いた受け台に新しい加工槽を載せ、蓋部を再度軸方向へ
スライドさせて各加工槽の上端開口を密閉するとともに
加工槽を軸方向に挟圧し、その後、次の研磨サイクルを
実施している。
タレットに加工筒を自転可能に取り付け、このタレット
を水平軸を中心として傾動させて加工筒内の研磨済内容
物を外部に排出することを開示している。特開昭55−
46822号公報、特開昭62−152668号公報で
は、垂直に延設された公転軸に固定されたタレットが複
数の自転軸を公転軸の周囲に自転自在に保持しており、
各自転軸には受け台及び蓋部が配設されている。そし
て、未研磨内容物が充填された上端開口の加工槽を各受
け台上に載置し、自転軸とともに自転、公転可能なクラ
ンプ装置を駆動して受け台及び蓋部の一方を軸方向にス
ライドして蓋部により各加工槽の上端開口を密閉し、こ
の状態で公転軸及び各自転軸を同期回転して加工槽を自
転、公転させ、それにより行われる遠心流動バレル研磨
の終了後、受け台及び蓋部の一方を上記と逆方向へスラ
イドさせて加工槽から蓋部を取り外し、ハンドリング装
置により研磨処理済の加工槽を受け台から取り外し、空
いた受け台に新しい加工槽を載せ、蓋部を再度軸方向へ
スライドさせて各加工槽の上端開口を密閉するとともに
加工槽を軸方向に挟圧し、その後、次の研磨サイクルを
実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前2者の公報によれば、加工筒内部に付着した研磨済
内容物の完全な除去が容易ではなく、一方、後2者の公
報によれば、装置から取り外した加工槽を他部署で洗浄
処理できるので、研磨済内容物の除去、未研磨内容物の
定量投入が容易という利点はあるものの、なお以下に述
べる欠点があった。
た前2者の公報によれば、加工筒内部に付着した研磨済
内容物の完全な除去が容易ではなく、一方、後2者の公
報によれば、装置から取り外した加工槽を他部署で洗浄
処理できるので、研磨済内容物の除去、未研磨内容物の
定量投入が容易という利点はあるものの、なお以下に述
べる欠点があった。
【0006】すなわち、上端開口の加工槽を取り外す
と、蓋部の下面に付着した研磨液や研磨粉が垂れたり散
乱したりするので、蓋部下方の装置表面や床面が濡れた
り、汚染したりして作業環境の悪化を招き、場合によっ
ては装置の回転部分などに付着してその耐久性を低下さ
せる欠点があった。また、装置から研磨済内容物が充填
された加工槽を取り出したり、又は未研磨内容物が充填
された加工槽を装置に装入したりする途中で、加工槽か
ら研磨液や研磨粉が飛び出して同様の問題を生じる場合
があった。もちろん、加工槽を深底としたり、内容物充
填量を削減したり、加工槽移送速度を低速としたりする
ことによってこの問題は軽減されるが、その結果として
生産性の低下、回転質量の増大に伴う装置の大規模化を
招いてしまう。
と、蓋部の下面に付着した研磨液や研磨粉が垂れたり散
乱したりするので、蓋部下方の装置表面や床面が濡れた
り、汚染したりして作業環境の悪化を招き、場合によっ
ては装置の回転部分などに付着してその耐久性を低下さ
せる欠点があった。また、装置から研磨済内容物が充填
された加工槽を取り出したり、又は未研磨内容物が充填
された加工槽を装置に装入したりする途中で、加工槽か
ら研磨液や研磨粉が飛び出して同様の問題を生じる場合
があった。もちろん、加工槽を深底としたり、内容物充
填量を削減したり、加工槽移送速度を低速としたりする
ことによってこの問題は軽減されるが、その結果として
生産性の低下、回転質量の増大に伴う装置の大規模化を
招いてしまう。
【0007】また、加工槽の自転及び公転は高速である
ので、そのトルクや遠心力により加工槽と蓋部とが径方
向にずれて内容物が外部に漏れるのを防止するために、
自転軸とともに自転、公転するクランプ機構は加工槽に
蓋部を強力に押圧する必要があり、クランプのための装
置構成が大掛かりとなり、自転、公転質量の増大を招く
欠点もあった。
ので、そのトルクや遠心力により加工槽と蓋部とが径方
向にずれて内容物が外部に漏れるのを防止するために、
自転軸とともに自転、公転するクランプ機構は加工槽に
蓋部を強力に押圧する必要があり、クランプのための装
置構成が大掛かりとなり、自転、公転質量の増大を招く
欠点もあった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、装置の大型化や生産性の低下を回避しつつ作業環
境の向上が可能な全自動遠心流動バレル加工装置を提供
することを、その解決すべき課題としている。
あり、装置の大型化や生産性の低下を回避しつつ作業環
境の向上が可能な全自動遠心流動バレル加工装置を提供
することを、その解決すべき課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の全自動遠心流動
バレル加工装置は、所定間隔を隔てて対面する一対の円
盤部を有して架台に垂直状に支承され、回転駆動源と連
結された公転軸と、前記公転軸の周縁を等分する平行軸
線上にあって、前記円盤部に回転可能に保持された複数
対の自転軸と、前記公転軸と連動して前記自転軸を回転
させる遊星運動機構と、第1の係合芯出部を有する有底
筒形状の主筒部と、第2の係合芯出部を有して前記主筒
部の開口を脱着可能に閉鎖する蓋部とを備える密閉筒形
状の複数のバレルと、前記各対の自転軸に軸方向摺動自
在に内装される挟持軸を進退動させ、前記挟持軸と前記
係合芯出部との結合を介して前記バレルを着脱自在に挟
持するバレル挟持機構と、前記円盤部の所定の停止位相
にて釈放される処理済バレルの搬出と、新たに着装され
る未処理バレルの搬入とを分掌するバレルハンドリング
機構とを備えたことを特徴としている。
バレル加工装置は、所定間隔を隔てて対面する一対の円
盤部を有して架台に垂直状に支承され、回転駆動源と連
結された公転軸と、前記公転軸の周縁を等分する平行軸
線上にあって、前記円盤部に回転可能に保持された複数
対の自転軸と、前記公転軸と連動して前記自転軸を回転
させる遊星運動機構と、第1の係合芯出部を有する有底
筒形状の主筒部と、第2の係合芯出部を有して前記主筒
部の開口を脱着可能に閉鎖する蓋部とを備える密閉筒形
状の複数のバレルと、前記各対の自転軸に軸方向摺動自
在に内装される挟持軸を進退動させ、前記挟持軸と前記
係合芯出部との結合を介して前記バレルを着脱自在に挟
持するバレル挟持機構と、前記円盤部の所定の停止位相
にて釈放される処理済バレルの搬出と、新たに着装され
る未処理バレルの搬入とを分掌するバレルハンドリング
機構とを備えたことを特徴としている。
【0010】好適な態様において、前記バレルの蓋部
は、前記主筒部に螺着される。
は、前記主筒部に螺着される。
【0011】
【作用】回転駆動源は一対の円盤部を有する公転軸を回
転させるとともに遊星運動機構を駆動し、遊星運動機構
は公転軸周囲の平行軸線上にて複数対の自転軸を回転さ
せる。バレル挟持機構は各対の自転軸に内装される挟持
軸の進退動により密閉筒形状のバレル両端の係合芯出部
を着脱自在に挟持する。バレルハンドリング機構は、円
盤部の所定の停止位相にてバレル挟持機構から釈放され
る処理済バレルを搬出するとともに、新たに着装される
未処理バレルを搬入する。
転させるとともに遊星運動機構を駆動し、遊星運動機構
は公転軸周囲の平行軸線上にて複数対の自転軸を回転さ
せる。バレル挟持機構は各対の自転軸に内装される挟持
軸の進退動により密閉筒形状のバレル両端の係合芯出部
を着脱自在に挟持する。バレルハンドリング機構は、円
盤部の所定の停止位相にてバレル挟持機構から釈放され
る処理済バレルを搬出するとともに、新たに着装される
未処理バレルを搬入する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明の全自動遠心
流動バレル加工装置は、未加工バレルを予め密閉してい
るので、ハンドリング容易、かつ挟持軸対で挟持可能と
なるという優れた効果を奏する。更に詳しく説明すれ
ば、 (a)バレルの着脱が可能であるので、装置外にてバレ
ルへの内容物の充填、バレルからの内容物の取り出し、
バレルの洗浄を実施することができ、作業能率の大幅な
向上が実現し、また装置及びその周辺の環境が悪化しな
い。
流動バレル加工装置は、未加工バレルを予め密閉してい
るので、ハンドリング容易、かつ挟持軸対で挟持可能と
なるという優れた効果を奏する。更に詳しく説明すれ
ば、 (a)バレルの着脱が可能であるので、装置外にてバレ
ルへの内容物の充填、バレルからの内容物の取り出し、
バレルの洗浄を実施することができ、作業能率の大幅な
向上が実現し、また装置及びその周辺の環境が悪化しな
い。
【0013】すなわち、バレルが装置に固定されている
場合には、装置上にて、バレル開放、内容物取り出し、
洗浄、内容物充填、バレル密閉を順番に行う必要があ
り、長時間を要しかつスペース的に自動化が困難とな
る。バレル着脱により、装置に対してはバレル着脱時間
だけ見込めばよく、装置の作業効率が大幅に向上する。
また、上記諸作業をそれぞれ別個の作業空間にて行い、
バレルを搬送すればよいので、自動化が容易である。
場合には、装置上にて、バレル開放、内容物取り出し、
洗浄、内容物充填、バレル密閉を順番に行う必要があ
り、長時間を要しかつスペース的に自動化が困難とな
る。バレル着脱により、装置に対してはバレル着脱時間
だけ見込めばよく、装置の作業効率が大幅に向上する。
また、上記諸作業をそれぞれ別個の作業空間にて行い、
バレルを搬送すればよいので、自動化が容易である。
【0014】(b)バレルが常に密閉状態で装置に着脱
されるので、従来の如くバレル着脱時に研磨液や研磨粉
などが装置表面や床面などに垂れたり散乱したりするの
を完全に防止でき、極めて良好な作業環境を実現するこ
とができる。また、これら研磨液や研磨粉などが装置の
回転部分などに付着してその耐久性を低下させることも
防止できる。
されるので、従来の如くバレル着脱時に研磨液や研磨粉
などが装置表面や床面などに垂れたり散乱したりするの
を完全に防止でき、極めて良好な作業環境を実現するこ
とができる。また、これら研磨液や研磨粉などが装置の
回転部分などに付着してその耐久性を低下させることも
防止できる。
【0015】(c)バレルが常に密閉状態で装置に着脱
されるので、バレル着脱を迅速に行うことができ、装置
の作業効率が一層向上する。(d)従来の上端開口の桶形バレルの密閉のための強力
な密閉手段例えば油圧シリンダを多数公転させる必要が
なく、回転質量及びその支持機構や装置構成の著しい省
略を実現でき、小型軽量の縦型バレル加工装置を実現す
ることができる。
されるので、バレル着脱を迅速に行うことができ、装置
の作業効率が一層向上する。(d)従来の上端開口の桶形バレルの密閉のための強力
な密閉手段例えば油圧シリンダを多数公転させる必要が
なく、回転質量及びその支持機構や装置構成の著しい省
略を実現でき、小型軽量の縦型バレル加工装置を実現す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の縦型全自動遠心流動バレル加
工装置の一例を図面を参照して説明する。図1は本装置
の正面図を、図2は本装置の平面図を示す。この装置は
縦型全自動遠心流動バレル研磨装置であって、基台1a
の四隅に支柱1bがそれぞれ立設され、支柱1bの各頂
部は天板1cに固定されている。基台1a、支柱1b及
び天板1cは本発明でいうフレーム(架台)1を構成し
ている。基台1aの上面中央及び天板1cの下面中央に
は軸受け箱13がそれぞれ固定され、両軸受け箱13内
のラジアル軸受け(図示せず)は公転軸2を垂直に支承
している。更に、基台1a内の中央部にはスラスト軸受
け(図示せず)が内蔵されており、このスラスト軸受け
は公転軸2の下端を回転自在に支承している。
工装置の一例を図面を参照して説明する。図1は本装置
の正面図を、図2は本装置の平面図を示す。この装置は
縦型全自動遠心流動バレル研磨装置であって、基台1a
の四隅に支柱1bがそれぞれ立設され、支柱1bの各頂
部は天板1cに固定されている。基台1a、支柱1b及
び天板1cは本発明でいうフレーム(架台)1を構成し
ている。基台1aの上面中央及び天板1cの下面中央に
は軸受け箱13がそれぞれ固定され、両軸受け箱13内
のラジアル軸受け(図示せず)は公転軸2を垂直に支承
している。更に、基台1a内の中央部にはスラスト軸受
け(図示せず)が内蔵されており、このスラスト軸受け
は公転軸2の下端を回転自在に支承している。
【0017】また、天板1cの上面にはモータ30(本
発明でいう回転駆動源)が固定されており、このモータ
の駆動軸は公転軸2に直結されている。公転軸2には円
盤部3、円筒部(本発明でいう円盤部)4が所定間隔を
隔てて固定され、円盤部3には公転軸2を中心として6
個の自転挟持機構5が等間隔かつ自転自在に配設されて
いる。また、円筒部4にも公転軸2を中心として6個の
自転挟持機構6が周方向等間隔かつ自転自在に配設され
ており、自転挟持機構5の各軸芯は自転挟持機構6の各
軸芯に一致するとともに、公転軸2と平行となってい
る。自転挟持機構5、6はそれぞれ密閉された長円筒形
状のバレル7を挟持しており、バレル7は後述するよう
に自転挟持機構5、6により公転及び自転される。
発明でいう回転駆動源)が固定されており、このモータ
の駆動軸は公転軸2に直結されている。公転軸2には円
盤部3、円筒部(本発明でいう円盤部)4が所定間隔を
隔てて固定され、円盤部3には公転軸2を中心として6
個の自転挟持機構5が等間隔かつ自転自在に配設されて
いる。また、円筒部4にも公転軸2を中心として6個の
自転挟持機構6が周方向等間隔かつ自転自在に配設され
ており、自転挟持機構5の各軸芯は自転挟持機構6の各
軸芯に一致するとともに、公転軸2と平行となってい
る。自転挟持機構5、6はそれぞれ密閉された長円筒形
状のバレル7を挟持しており、バレル7は後述するよう
に自転挟持機構5、6により公転及び自転される。
【0018】円筒部4は、バレル挟持側すなわち上端面
をなす円板41、バレル非挟持側すなわち下端面をなす
円板42、円板41、42により挟持される両端開口の
円筒43とからなり、これらはボルト(図示せず)によ
り締結されて、その内部に密閉円筒空間からなる遊星歯
車室S(図4参照)を形成している。図1に示すよう
に、自転挟持機構5、6はそれぞれ密閉された長円筒形
状のバレル7を挟持しており、バレル7は後述するよう
に自転挟持機構5、6により公転及び自転自在となって
いる。また、基台1a及び天板1cの所定位置にはバレ
ル挟持解除用の油圧シリンダ8が配設されている。この
油圧シリンダ8は自転挟持機構5、6とともに本発明で
いうバレル挟持機構を構成している。
をなす円板41、バレル非挟持側すなわち下端面をなす
円板42、円板41、42により挟持される両端開口の
円筒43とからなり、これらはボルト(図示せず)によ
り締結されて、その内部に密閉円筒空間からなる遊星歯
車室S(図4参照)を形成している。図1に示すよう
に、自転挟持機構5、6はそれぞれ密閉された長円筒形
状のバレル7を挟持しており、バレル7は後述するよう
に自転挟持機構5、6により公転及び自転自在となって
いる。また、基台1a及び天板1cの所定位置にはバレ
ル挟持解除用の油圧シリンダ8が配設されている。この
油圧シリンダ8は自転挟持機構5、6とともに本発明で
いうバレル挟持機構を構成している。
【0019】短軸密閉円筒形状を有する円筒部4の内部
には、油浴潤滑されつつ公転軸2により駆動される遊星
ギヤ機構(本発明でいう遊星運動機構)9が内蔵されて
いる。この遊星歯車機構9について図3〜図5を参照し
て説明する。図3はこの円筒部4の径方向断面を示す模
式図である。ただし、図3では円筒部4は大径の円で略
示されている。
には、油浴潤滑されつつ公転軸2により駆動される遊星
ギヤ機構(本発明でいう遊星運動機構)9が内蔵されて
いる。この遊星歯車機構9について図3〜図5を参照し
て説明する。図3はこの円筒部4の径方向断面を示す模
式図である。ただし、図3では円筒部4は大径の円で略
示されている。
【0020】公転軸2には太陽歯車91が相対回転自在
に嵌着されており、太陽歯車91は後述するように基台
1aに固定されている。円筒部4には太陽歯車91と噛
合する3個の遊星歯車92と、遊星歯車92と噛合する
6個の自転歯車93とからなる歯車列が支持されてお
り、自転歯車93は後述する各自転軸61と結合されて
いる。したがって、公転軸2とともに円筒部4が回転す
ると、遊星歯車92及び自転歯車93は公転軸2の周り
を公転し、更に太陽歯車91と噛合回転する遊星歯車9
2を介して自転歯車93を自転させる。なお、自転歯車
93は公転1回当たりの自転が1回となる歯数に設定さ
れており、バレル7は常に静止姿勢を保って公転され
る。
に嵌着されており、太陽歯車91は後述するように基台
1aに固定されている。円筒部4には太陽歯車91と噛
合する3個の遊星歯車92と、遊星歯車92と噛合する
6個の自転歯車93とからなる歯車列が支持されてお
り、自転歯車93は後述する各自転軸61と結合されて
いる。したがって、公転軸2とともに円筒部4が回転す
ると、遊星歯車92及び自転歯車93は公転軸2の周り
を公転し、更に太陽歯車91と噛合回転する遊星歯車9
2を介して自転歯車93を自転させる。なお、自転歯車
93は公転1回当たりの自転が1回となる歯数に設定さ
れており、バレル7は常に静止姿勢を保って公転され
る。
【0021】図4に円筒部4の中央部軸方向断面を拡大
図示する。公転軸2にはボス21が嵌着、固定されてお
り、ボス21には円筒部4の円板41がボルト(図示せ
ず)により締結されている。円板41には公転軸2の周
囲に位置して周方向等間隔にピン92aが固定されてお
り、ピン92aにはスリーブ92bにより互いに隔設さ
れた一対の軸受け92cを介して遊星歯車92が支承さ
れている。92dはピン92aに不図示のねじにより被
着されるキャップである。
図示する。公転軸2にはボス21が嵌着、固定されてお
り、ボス21には円筒部4の円板41がボルト(図示せ
ず)により締結されている。円板41には公転軸2の周
囲に位置して周方向等間隔にピン92aが固定されてお
り、ピン92aにはスリーブ92bにより互いに隔設さ
れた一対の軸受け92cを介して遊星歯車92が支承さ
れている。92dはピン92aに不図示のねじにより被
着されるキャップである。
【0022】一方、公転軸2にはスリーブ91a、91
bにより互いに隔設された一対の軸受け91cを介して
太陽歯車91が支承されており、太陽歯車91は各遊星
歯車92と噛合している。一方、太陽歯車91の下側に
位置して公転軸2に鍔付きのスリーブ94が嵌着されて
おり、スリーブ94は軸受け94aにより公転軸2に対
して相対回転自在となっている。スリーブ94の上端面
はフランジ状となっていて太陽歯車91の下端面にボル
ト(図示せず)により締結されている。スリーブ94の
下端部は軸受け箱13に固定されたサポートプレート9
5の孔95aに嵌入されてボルト(図示せず)などによ
り固定されており、これにより、太陽歯車91はスリー
ブ94及びサポートプレート95を通じて軸受け箱13
に固定され、最終的に基台1aに支承されている。94
bは軸受け91cと軸受け94bとを隔離するスリーブ
である。円筒部4のバレル非挟持側の円板42はボス4
4及び軸受け44aを通じてスリーブ94に支承されて
いる。44bはメカニカルシールである。
bにより互いに隔設された一対の軸受け91cを介して
太陽歯車91が支承されており、太陽歯車91は各遊星
歯車92と噛合している。一方、太陽歯車91の下側に
位置して公転軸2に鍔付きのスリーブ94が嵌着されて
おり、スリーブ94は軸受け94aにより公転軸2に対
して相対回転自在となっている。スリーブ94の上端面
はフランジ状となっていて太陽歯車91の下端面にボル
ト(図示せず)により締結されている。スリーブ94の
下端部は軸受け箱13に固定されたサポートプレート9
5の孔95aに嵌入されてボルト(図示せず)などによ
り固定されており、これにより、太陽歯車91はスリー
ブ94及びサポートプレート95を通じて軸受け箱13
に固定され、最終的に基台1aに支承されている。94
bは軸受け91cと軸受け94bとを隔離するスリーブ
である。円筒部4のバレル非挟持側の円板42はボス4
4及び軸受け44aを通じてスリーブ94に支承されて
いる。44bはメカニカルシールである。
【0023】図5に自転軸61及び自転挟持機構6の周
辺における円筒部4の断面を拡大図示する。自転軸61
には遊星歯車92と噛合する自転歯車93が嵌着され、
自転軸61及び自転歯車93はスリーブ93aにより相
対回転不能となっている。円筒部4の円板41にはボス
46がボルト(図示せず)により締結されており、ボス
46は軸受け6a、6bを通じて自転軸61を支承して
いる。6cはメカニカルシールである。また、円筒部4
の円板42の内外にはボス47、48がボルト(図示せ
ず)により締結されており、ボス47は軸受け6dを通
じて自転軸61を支承し、ボス48はスラスト軸受け6
gを通じて自転軸61を支承している。6eはメカニカ
ルシールである。
辺における円筒部4の断面を拡大図示する。自転軸61
には遊星歯車92と噛合する自転歯車93が嵌着され、
自転軸61及び自転歯車93はスリーブ93aにより相
対回転不能となっている。円筒部4の円板41にはボス
46がボルト(図示せず)により締結されており、ボス
46は軸受け6a、6bを通じて自転軸61を支承して
いる。6cはメカニカルシールである。また、円筒部4
の円板42の内外にはボス47、48がボルト(図示せ
ず)により締結されており、ボス47は軸受け6dを通
じて自転軸61を支承し、ボス48はスラスト軸受け6
gを通じて自転軸61を支承している。6eはメカニカ
ルシールである。
【0024】自転挟持機構6は、自転軸61にメタル軸
受け6fを通じて軸方向摺動自在に保持される挟持軸6
2と、自転軸61の上端の座繰穴61aに摺動自在に保
持されボルト65により挟持軸61の上端に締着される
接続ロッド66と、挟持軸62に巻装されて自転軸61
の上端の座繰穴61aに収容されるスプリング63と、
接続ロッド66の上端に固定されるバレル支持板64
と、挟持軸62の下端に締着される係止ロッド67とか
らなる。したがって、バレル支持板64は挟持軸62を
通じて自転軸61内に軸方向摺動自在に保持されるとと
もに、自転軸61とともに自転、公転する構成となって
いる。
受け6fを通じて軸方向摺動自在に保持される挟持軸6
2と、自転軸61の上端の座繰穴61aに摺動自在に保
持されボルト65により挟持軸61の上端に締着される
接続ロッド66と、挟持軸62に巻装されて自転軸61
の上端の座繰穴61aに収容されるスプリング63と、
接続ロッド66の上端に固定されるバレル支持板64
と、挟持軸62の下端に締着される係止ロッド67とか
らなる。したがって、バレル支持板64は挟持軸62を
通じて自転軸61内に軸方向摺動自在に保持されるとと
もに、自転軸61とともに自転、公転する構成となって
いる。
【0025】バレル支持板64のバレル支持側の端面に
は十字形状の突条64aが軸芯から放射方向に突設され
ている。なおこの実施例では、自転軸61に対して挟持
軸62を相対回転不能とするために、図示はしないが自
転軸61と挟持軸62との両摺動面には軸方向に伸びる
ガイド溝及びこのガイド溝に摺動自在に嵌合するガイド
突起が設けられている。したがって、バレル支持板64
は自転軸61とともに常に一定の姿勢を保ち、その十字
形状の突条64aは停止時に常に垂直方向及び水平方向
に伸びるようになっており、後述するバレル7を所定姿
勢でセットし、バレル支持板64を軸方向バレル挟持側
へ変位させることにより、バレル7の後述する十字溝7
4aが突条64aに円滑に嵌合するようになっている。
は十字形状の突条64aが軸芯から放射方向に突設され
ている。なおこの実施例では、自転軸61に対して挟持
軸62を相対回転不能とするために、図示はしないが自
転軸61と挟持軸62との両摺動面には軸方向に伸びる
ガイド溝及びこのガイド溝に摺動自在に嵌合するガイド
突起が設けられている。したがって、バレル支持板64
は自転軸61とともに常に一定の姿勢を保ち、その十字
形状の突条64aは停止時に常に垂直方向及び水平方向
に伸びるようになっており、後述するバレル7を所定姿
勢でセットし、バレル支持板64を軸方向バレル挟持側
へ変位させることにより、バレル7の後述する十字溝7
4aが突条64aに円滑に嵌合するようになっている。
【0026】スプリング63の基端は自転軸61に係止
され、その先端は接続ロッド66をバレル挟持方向に付
勢している。この付勢により係止ロッド67は挟持軸6
2を通じてバレル挟持方向へ付勢され、係止ロッド67
の上端面は自転軸61の下端面に密接し、これによりバ
レル支持板64のそれ以上のバレル挟持方向への変位が
禁止される。なお、自転軸61はスプリング63の反力
によりバレル非挟持方向(下方)へ後退しないように各
軸受けなどにより円板41、42により支承されてい
る。
され、その先端は接続ロッド66をバレル挟持方向に付
勢している。この付勢により係止ロッド67は挟持軸6
2を通じてバレル挟持方向へ付勢され、係止ロッド67
の上端面は自転軸61の下端面に密接し、これによりバ
レル支持板64のそれ以上のバレル挟持方向への変位が
禁止される。なお、自転軸61はスプリング63の反力
によりバレル非挟持方向(下方)へ後退しないように各
軸受けなどにより円板41、42により支承されてい
る。
【0027】上記説明した自転挟持機構6により、バレ
ル支持板64はスプリング63によりバレル挟持方向に
付勢されてバレル7を挟持し、自転歯車93は遊星歯車
92により駆動されて自転軸61、挟持軸62、バレル
支持板64を自転、公転する。一方、係止ロッド67
は、径大な上端部67a、径小な中央部67b及び径大
な下端部67cを有し、後述する油圧シリンダ8が係止
ロッド67のフランジ状の下端部67cをバレル非挟持
側(下方)へ引き込むと、バレル支持板64がスプリン
グ63の付勢に抗して後退し、バレル支持板64による
バレル7の挟持が解除される。
ル支持板64はスプリング63によりバレル挟持方向に
付勢されてバレル7を挟持し、自転歯車93は遊星歯車
92により駆動されて自転軸61、挟持軸62、バレル
支持板64を自転、公転する。一方、係止ロッド67
は、径大な上端部67a、径小な中央部67b及び径大
な下端部67cを有し、後述する油圧シリンダ8が係止
ロッド67のフランジ状の下端部67cをバレル非挟持
側(下方)へ引き込むと、バレル支持板64がスプリン
グ63の付勢に抗して後退し、バレル支持板64による
バレル7の挟持が解除される。
【0028】図6に自転挟持機構5の周辺における円盤
部3の断面を拡大図示する。円盤部3にはボス31がボ
ルト(図示せず)により締結されており、ボス31は一
対の軸受け31aを通じて自転軸51を支承している。
31b、31cは一対の軸受け31aを隔離するための
スペーサである。32はボス31のバレル非挟持側の開
口を閉鎖する穴付きの蓋板であり、ボス31に固定され
ている。
部3の断面を拡大図示する。円盤部3にはボス31がボ
ルト(図示せず)により締結されており、ボス31は一
対の軸受け31aを通じて自転軸51を支承している。
31b、31cは一対の軸受け31aを隔離するための
スペーサである。32はボス31のバレル非挟持側の開
口を閉鎖する穴付きの蓋板であり、ボス31に固定され
ている。
【0029】自転挟持機構5は、自転軸51にメタル軸
受け51aを介して軸方向摺動自在に保持される挟持軸
52と、挟持軸52に巻装されて自転軸51の孔部に収
容されるスプリング53と、挟持軸52の下端部に固定
されるバレル支持板54と、挟持軸52の座繰穴52a
に嵌挿され、挟持軸52の軸芯に沿って挟持軸52に螺
合するボルト56と、座繰穴52aに摺動自在に嵌入さ
れ、ボルト56に摺動自在に嵌着される芯出しピン55
と、ボルト56に巻装されて挟持軸52の座繰穴52a
に収容される芯出しスプリング58と、挟持軸52の上
端部に締着される係止ロッド57とからなる。なお、5
9は自転軸51の下端部に螺着される軸受けストッパで
ある。
受け51aを介して軸方向摺動自在に保持される挟持軸
52と、挟持軸52に巻装されて自転軸51の孔部に収
容されるスプリング53と、挟持軸52の下端部に固定
されるバレル支持板54と、挟持軸52の座繰穴52a
に嵌挿され、挟持軸52の軸芯に沿って挟持軸52に螺
合するボルト56と、座繰穴52aに摺動自在に嵌入さ
れ、ボルト56に摺動自在に嵌着される芯出しピン55
と、ボルト56に巻装されて挟持軸52の座繰穴52a
に収容される芯出しスプリング58と、挟持軸52の上
端部に締着される係止ロッド57とからなる。なお、5
9は自転軸51の下端部に螺着される軸受けストッパで
ある。
【0030】スプリング53の基端は自転軸51に係止
され、その先端は挟持軸52の段差面をバレル挟持方向
へ付勢している。この結果、挟持軸52は常時、バレル
挟持方向へ付勢されるが、係止ロッド57が自転軸51
の上端面51bに係止されて、挟持軸52及びバレル支
持板54のそれ以上のバレル挟持方向への変位が禁止さ
れる。
され、その先端は挟持軸52の段差面をバレル挟持方向
へ付勢している。この結果、挟持軸52は常時、バレル
挟持方向へ付勢されるが、係止ロッド57が自転軸51
の上端面51bに係止されて、挟持軸52及びバレル支
持板54のそれ以上のバレル挟持方向への変位が禁止さ
れる。
【0031】係止ロッド57は、径大な下端部57a、
径小な中央部57b及び径大な上端部57cを有し、後
述する油圧シリンダ8が係止ロッド57のフランジ状の
上端部57cをバレル非挟持側(上方)へ引き込むと、
バレル支持板54がスプリング53の付勢に抗して後退
し、バレル支持板54によるバレル7の挟持が解除され
る。
径小な中央部57b及び径大な上端部57cを有し、後
述する油圧シリンダ8が係止ロッド57のフランジ状の
上端部57cをバレル非挟持側(上方)へ引き込むと、
バレル支持板54がスプリング53の付勢に抗して後退
し、バレル支持板54によるバレル7の挟持が解除され
る。
【0032】芯出しスプリング58の基端は挟持軸52
の座繰穴52a内の段差面に係止され、その先端は芯出
しピン55をバレル挟持方向へ付勢している。付勢され
た芯出しピン55はボルト56の大径の頭部に係止さ
れ、これにより芯出しピン55のそれ以上のバレル挟持
方向への変位が禁止される。これにより、芯出しピン5
5はバレル7を挟持する際にバレル7の芯出し凹部(後
述)に嵌入すべく軸方向に付勢されることになる。
の座繰穴52a内の段差面に係止され、その先端は芯出
しピン55をバレル挟持方向へ付勢している。付勢され
た芯出しピン55はボルト56の大径の頭部に係止さ
れ、これにより芯出しピン55のそれ以上のバレル挟持
方向への変位が禁止される。これにより、芯出しピン5
5はバレル7を挟持する際にバレル7の芯出し凹部(後
述)に嵌入すべく軸方向に付勢されることになる。
【0033】上記説明した自転挟持機構5により、バレ
ル支持板54はスプリング53によりバレル挟持方向に
付勢されてバレル7を確実に挟持する。また、芯出しピ
ン55は芯出しスプリング58によりバレル非挟持方向
へ後退可能となっているので、自転挟持機構5はバレル
7の挟持時に、自転挟持機構5とバレル7との軸芯一致
が容易となる。
ル支持板54はスプリング53によりバレル挟持方向に
付勢されてバレル7を確実に挟持する。また、芯出しピ
ン55は芯出しスプリング58によりバレル非挟持方向
へ後退可能となっているので、自転挟持機構5はバレル
7の挟持時に、自転挟持機構5とバレル7との軸芯一致
が容易となる。
【0034】このようにして、バレル支持板54はスプ
リング53によりバレル挟持方向に付勢されてバレル7
を挟持し、バレル7とともに自転、公転可能となる。そ
して後述する油圧シリンダ8が係止ロッド57をバレル
非挟持側へ引き込むと、バレル支持板54がスプリング
53の付勢に抗して後退し、バレル支持板54によるバ
レル7の挟持が解除される。
リング53によりバレル挟持方向に付勢されてバレル7
を挟持し、バレル7とともに自転、公転可能となる。そ
して後述する油圧シリンダ8が係止ロッド57をバレル
非挟持側へ引き込むと、バレル支持板54がスプリング
53の付勢に抗して後退し、バレル支持板54によるバ
レル7の挟持が解除される。
【0035】次に、バレル挟持解除用の油圧シリンダ8
について図7及び図8を参照して説明する。図7は単動
型油圧シリンダ8の正面図を示し、図9はその側面図を
示す。油圧シリンダ8は、基台1a及び天板1cに固定
されるシリンダ81及びその前後の一対のガイド83
と、シリンダ81から変位可能に突出するロッド82
と、ロッド82先端に固定されたプレート84と、プレ
ート84の前後端面に固定されてバレル挟持方向へ互い
に平行かつ垂直に延設される一対の挟持プレート85と
からなり、挟持プレート85のバレル挟持側の端部には
互いに対面する方向へ爪86が突設されている。図7及
び図8では、油圧シリンダ8の一対の挟持プレート85
が係止ロッド57(又は67)の上端部57c(又は下
端部67c)を上下に挟持可能な姿勢となっており、こ
の状態でロッド82を後退させると、一対の挟持プレー
ト85が係止ロッド57(又は67)の上端部57c
(又は下端部67c)をバレル非挟持方向へ引き、これ
により、バレル支持板54、64間の間隔が増大して、
バレル支持板54、64からバレル7が釈放される。
について図7及び図8を参照して説明する。図7は単動
型油圧シリンダ8の正面図を示し、図9はその側面図を
示す。油圧シリンダ8は、基台1a及び天板1cに固定
されるシリンダ81及びその前後の一対のガイド83
と、シリンダ81から変位可能に突出するロッド82
と、ロッド82先端に固定されたプレート84と、プレ
ート84の前後端面に固定されてバレル挟持方向へ互い
に平行かつ垂直に延設される一対の挟持プレート85と
からなり、挟持プレート85のバレル挟持側の端部には
互いに対面する方向へ爪86が突設されている。図7及
び図8では、油圧シリンダ8の一対の挟持プレート85
が係止ロッド57(又は67)の上端部57c(又は下
端部67c)を上下に挟持可能な姿勢となっており、こ
の状態でロッド82を後退させると、一対の挟持プレー
ト85が係止ロッド57(又は67)の上端部57c
(又は下端部67c)をバレル非挟持方向へ引き、これ
により、バレル支持板54、64間の間隔が増大して、
バレル支持板54、64からバレル7が釈放される。
【0036】なおここで重要なことは、挟持プレート8
5をバレル非挟持方向へ変位させない状態において係止
ロッド57、67は一対の挟持プレート85の間に公転
軸2の周方向へ出入自在となっていることである。これ
により、挟持プレート85は係止ロッド57、67の公
転運動を阻害しない。挟持解除予定のバレル7を自転挟
持機構5、6から釈放するには、公転軸2を所定の停止
位相にて停止し、所定の挟持軸52、62に締結された
係止ロッド57、67を挟持プレート85に隣接させ、
その後で油圧シリンダ8を作動させて行われる。83a
はロッド82復帰用のばねである。
5をバレル非挟持方向へ変位させない状態において係止
ロッド57、67は一対の挟持プレート85の間に公転
軸2の周方向へ出入自在となっていることである。これ
により、挟持プレート85は係止ロッド57、67の公
転運動を阻害しない。挟持解除予定のバレル7を自転挟
持機構5、6から釈放するには、公転軸2を所定の停止
位相にて停止し、所定の挟持軸52、62に締結された
係止ロッド57、67を挟持プレート85に隣接させ、
その後で油圧シリンダ8を作動させて行われる。83a
はロッド82復帰用のばねである。
【0037】次に、バレル7について図9を参照して説
明する。図9はバレル7の軸方向断面図を示す。バレル
7は、深底円筒からなる主筒部71と、主筒部71に嵌
着されてその開口を閉鎖する浅底円筒形状の蓋部72と
からなる。主筒部71の底板外面には十字溝71aが凹
設されており、蓋部72の外端面中央には芯出し穴72
aが穿設されている。芯出し穴72aには芯出しピン5
5が嵌入可能となっており、十字溝71aには自転挟持
機構6のバレル支持板64の十字形状の突条64a(図
5参照)が嵌合可能となっている。蓋部72の底部内面
には主筒部71の頂部が嵌入可能な円形凹部71cが穿
設されており、主筒部71の円筒壁頂部にOリング73
が配設されている。更に、蓋部72の内周面には互いに
90度離れて4条の直溝72bが軸方向に穿設されてお
り、主筒部71の外周面にはこれら直溝72bに係止可
能な回動禁止ピン73が突設されている。したがって、
バレル支持板64の駆動により主筒部71は蓋部72を
回転させる。Oリング73は、バレル支持板54、64
に挟圧されて、バレル7の内部空間をシールする。
明する。図9はバレル7の軸方向断面図を示す。バレル
7は、深底円筒からなる主筒部71と、主筒部71に嵌
着されてその開口を閉鎖する浅底円筒形状の蓋部72と
からなる。主筒部71の底板外面には十字溝71aが凹
設されており、蓋部72の外端面中央には芯出し穴72
aが穿設されている。芯出し穴72aには芯出しピン5
5が嵌入可能となっており、十字溝71aには自転挟持
機構6のバレル支持板64の十字形状の突条64a(図
5参照)が嵌合可能となっている。蓋部72の底部内面
には主筒部71の頂部が嵌入可能な円形凹部71cが穿
設されており、主筒部71の円筒壁頂部にOリング73
が配設されている。更に、蓋部72の内周面には互いに
90度離れて4条の直溝72bが軸方向に穿設されてお
り、主筒部71の外周面にはこれら直溝72bに係止可
能な回動禁止ピン73が突設されている。したがって、
バレル支持板64の駆動により主筒部71は蓋部72を
回転させる。Oリング73は、バレル支持板54、64
に挟圧されて、バレル7の内部空間をシールする。
【0038】なお、この実施例ではバレル支持板64は
自転、公転時に姿勢一定であり、その十字形状の突条6
4aは停止時に常に前後方向及び左右方向へ伸びるよう
になっているので、バレル7を所定姿勢でセットし、バ
レル支持板64を軸方向バレル挟持側へ変位させること
により自動的に十字溝71aは突条64aに嵌合する。
ただし、他の実施例としてバレル支持板64の自転によ
りその十字形状の突条64aがバレル7の十字溝71a
に嵌合するものとしてもよい。
自転、公転時に姿勢一定であり、その十字形状の突条6
4aは停止時に常に前後方向及び左右方向へ伸びるよう
になっているので、バレル7を所定姿勢でセットし、バ
レル支持板64を軸方向バレル挟持側へ変位させること
により自動的に十字溝71aは突条64aに嵌合する。
ただし、他の実施例としてバレル支持板64の自転によ
りその十字形状の突条64aがバレル7の十字溝71a
に嵌合するものとしてもよい。
【0039】以上説明したバレル7は、簡単な桶状の主
筒部71に蓋部72を被せただけであり、蓋部72の着
脱が容易であるにもかかわらず、バレル7を装置に搬入
したり、装置から搬出したりするに際し、装置やその周
辺が汚れることがない。次に、バレルハンドリング装置
10について図2を参照して説明する。バレルハンドリ
ング装置10は、ハンドリングロボット100と、コン
ベヤ200とからなり、床面に固定された基台101上
に軸芯mを中心として水平回動可能に保持される円筒形
状の胴部102と、この胴部102の円周面から径方向
へ進退可能に突設された一本のアーム103と、アーム
103の先端に固定され上記進退方向と直角な方向かつ
互いに逆方向へ移動可能な一対のハンド104とからな
る。ハンドリングロボット100の上記各部位の動作自
体については周知であるので説明を省略する。
筒部71に蓋部72を被せただけであり、蓋部72の着
脱が容易であるにもかかわらず、バレル7を装置に搬入
したり、装置から搬出したりするに際し、装置やその周
辺が汚れることがない。次に、バレルハンドリング装置
10について図2を参照して説明する。バレルハンドリ
ング装置10は、ハンドリングロボット100と、コン
ベヤ200とからなり、床面に固定された基台101上
に軸芯mを中心として水平回動可能に保持される円筒形
状の胴部102と、この胴部102の円周面から径方向
へ進退可能に突設された一本のアーム103と、アーム
103の先端に固定され上記進退方向と直角な方向かつ
互いに逆方向へ移動可能な一対のハンド104とからな
る。ハンドリングロボット100の上記各部位の動作自
体については周知であるので説明を省略する。
【0040】間欠運転されるコンベヤ200は上流側か
ら未加工バレル7を搬入するとともに、バレル把持部1
03から受け取った加工済バレル7を下流側へ搬出す
る。以下、この縦型縦型全自動遠心流動バレル研磨装置
の動作を説明する。今、研磨処理が終了したものとす
る。まず、モータ30を停止してバレル7の自転及び公
転を停止する。このモータ30を停止する際、モータ3
0は低速回転に切替えられ、天板1cから垂下する不図
示のサポートプレートに固定された位置検出センサ(図
示せず)により円盤部3の回転角が所定の停止角度にな
ったかどうかを検出し、円板部を常にこの停止角度で停
止させる。この停止状態において、自転挟持機構5、6
から釈放予定のバレル7(以下、対象バレルと称する)
は最もハンドリングロボット100に近接している。次
に、ハンドリングロボット100のアーム103が図2
の状態から対象バレルに向けて限界まで伸びる。なおこ
の時、両ハンド104の間隔は広がっており、ハンド1
04は対象バレル7の両側に伸びる。次に、両ハンド1
04の間隔が縮小され、ハンド104は対象バレル7を
把持する。次に、油圧シリンダ8(図1参照)が作動
し、自転挟持機構5、6による対象バレル7の挟持が解
除される。次に、アーム103が図2の位置すなわち限
界まで退却し、その後、胴部102が180度回転し、
その後、アーム103が限界まで伸びる。この結果、対
象バレル7の外底面はコンベヤ200の搬送面の約1〜
2cm程度上方に位置する。次に、両ハンド104の間
隔が広がり、対象バレル7はコンバヤ200の搬送面に
着座する。次に、アーム103が限界まで退却し、その
後、コンベヤ200が所定搬送距離移動し、対象バレル
7が移動した後に未加工バレルが搬入される。次に、ア
ーム103がアーム103が限界まで伸び、その後、ハ
ンド104が上記未加工バレルを把持する。次に、アー
ム103が限界まで退却し、胴部102が180度回転
し、その後、アーム103が限界まで伸びる。この結
果、未加工バレルは自転挟持機構5、6間にセットされ
る。次に、両ハンド104の間隔が広がり、ハンド10
4による未加工バレルの把持が解除され、次にハンド1
04が限界まで退却する。
ら未加工バレル7を搬入するとともに、バレル把持部1
03から受け取った加工済バレル7を下流側へ搬出す
る。以下、この縦型縦型全自動遠心流動バレル研磨装置
の動作を説明する。今、研磨処理が終了したものとす
る。まず、モータ30を停止してバレル7の自転及び公
転を停止する。このモータ30を停止する際、モータ3
0は低速回転に切替えられ、天板1cから垂下する不図
示のサポートプレートに固定された位置検出センサ(図
示せず)により円盤部3の回転角が所定の停止角度にな
ったかどうかを検出し、円板部を常にこの停止角度で停
止させる。この停止状態において、自転挟持機構5、6
から釈放予定のバレル7(以下、対象バレルと称する)
は最もハンドリングロボット100に近接している。次
に、ハンドリングロボット100のアーム103が図2
の状態から対象バレルに向けて限界まで伸びる。なおこ
の時、両ハンド104の間隔は広がっており、ハンド1
04は対象バレル7の両側に伸びる。次に、両ハンド1
04の間隔が縮小され、ハンド104は対象バレル7を
把持する。次に、油圧シリンダ8(図1参照)が作動
し、自転挟持機構5、6による対象バレル7の挟持が解
除される。次に、アーム103が図2の位置すなわち限
界まで退却し、その後、胴部102が180度回転し、
その後、アーム103が限界まで伸びる。この結果、対
象バレル7の外底面はコンベヤ200の搬送面の約1〜
2cm程度上方に位置する。次に、両ハンド104の間
隔が広がり、対象バレル7はコンバヤ200の搬送面に
着座する。次に、アーム103が限界まで退却し、その
後、コンベヤ200が所定搬送距離移動し、対象バレル
7が移動した後に未加工バレルが搬入される。次に、ア
ーム103がアーム103が限界まで伸び、その後、ハ
ンド104が上記未加工バレルを把持する。次に、アー
ム103が限界まで退却し、胴部102が180度回転
し、その後、アーム103が限界まで伸びる。この結
果、未加工バレルは自転挟持機構5、6間にセットされ
る。次に、両ハンド104の間隔が広がり、ハンド10
4による未加工バレルの把持が解除され、次にハンド1
04が限界まで退却する。
【0041】これにより、一個の加工済バレル(対象バ
レル)7が未加工バレルに置換される。その後、公転軸
2を60度回転して次にバレル置換を行う動作を5回繰
り返し、全ての加工済バレル7を未加工バレルに置換
後、モータ30を駆動してバレル7内のワークを研磨す
る。上記したハンドリングロボット100の動作速度及
びコンベヤ200の搬送速度はバレル7から内容物が漏
れる心配が無いので、極めて高速に実施することがで
き、縦型縦型全自動遠心流動バレル加工装置の加工時間
を従来より格段に向上することができ、かつ装置周辺の
環境を清浄に保つことも可能となる。
レル)7が未加工バレルに置換される。その後、公転軸
2を60度回転して次にバレル置換を行う動作を5回繰
り返し、全ての加工済バレル7を未加工バレルに置換
後、モータ30を駆動してバレル7内のワークを研磨す
る。上記したハンドリングロボット100の動作速度及
びコンベヤ200の搬送速度はバレル7から内容物が漏
れる心配が無いので、極めて高速に実施することがで
き、縦型縦型全自動遠心流動バレル加工装置の加工時間
を従来より格段に向上することができ、かつ装置周辺の
環境を清浄に保つことも可能となる。
【0042】なお、上記実施例では装置へのバレル7の
搬出入を1台のハンドリングロボット100で実施した
が、複数台のハンドリングロボットを用いたり、ハンド
リングロボットを搬出専用又は搬入専用としたりするこ
ともできる。 (実施例2)次に、バレルの変形例を図10を参照して
説明する。図10はバレル70の軸方向断面図を示す。
搬出入を1台のハンドリングロボット100で実施した
が、複数台のハンドリングロボットを用いたり、ハンド
リングロボットを搬出専用又は搬入専用としたりするこ
ともできる。 (実施例2)次に、バレルの変形例を図10を参照して
説明する。図10はバレル70の軸方向断面図を示す。
【0043】バレル70は、深底円筒からなる主筒部7
6と、その開口を閉鎖する浅底円筒からなる蓋部77
と、主筒部76及び蓋部77の内面に付着されたゴムラ
イニング層78、79とからなる。主筒部76の底板外
面には十字溝76aが凹設されており、蓋部72の外面
中央には芯出し凹部77aが穿設されている。芯出し凹
部77aには芯出しピン55が嵌入可能となっており、
十字溝76aには自転挟持機構6のバレル支持板64の
十字形状の突条64a(図5参照)が嵌合可能となって
いる。
6と、その開口を閉鎖する浅底円筒からなる蓋部77
と、主筒部76及び蓋部77の内面に付着されたゴムラ
イニング層78、79とからなる。主筒部76の底板外
面には十字溝76aが凹設されており、蓋部72の外面
中央には芯出し凹部77aが穿設されている。芯出し凹
部77aには芯出しピン55が嵌入可能となっており、
十字溝76aには自転挟持機構6のバレル支持板64の
十字形状の突条64a(図5参照)が嵌合可能となって
いる。
【0044】また、蓋部77の内周面は雌螺子面77
b、主筒部76の外周面には雄螺子面が形成され、蓋部
77は主筒部76に螺着されている。上記螺着により、
ゴムライニング層78、79の接合部が弾性変形して内
部のシールが行われる。主筒部71の外周面にはストッ
パリング76bが固定され、ストッパリング76bは蓋
部72の必要以上の旋回によるゴムライニング層78の
必要以上の圧縮を禁止する。
b、主筒部76の外周面には雄螺子面が形成され、蓋部
77は主筒部76に螺着されている。上記螺着により、
ゴムライニング層78、79の接合部が弾性変形して内
部のシールが行われる。主筒部71の外周面にはストッ
パリング76bが固定され、ストッパリング76bは蓋
部72の必要以上の旋回によるゴムライニング層78の
必要以上の圧縮を禁止する。
【0045】このようにすれば、蓋部72を主筒部71
に螺着しているので、バレル挟持機構5、6により主筒
部71に蓋部72を強圧しなくてもバレル7の姿勢変化
により内容物が外部に漏れるのを防止することができ、
横型全自動遠心流動バレル加工装置にも適用することが
できる。なお、バレル70の自転に際して、蓋部77は
主筒部76に螺入される方向に付勢されるように螺子が
切られることが好ましい。
に螺着しているので、バレル挟持機構5、6により主筒
部71に蓋部72を強圧しなくてもバレル7の姿勢変化
により内容物が外部に漏れるのを防止することができ、
横型全自動遠心流動バレル加工装置にも適用することが
できる。なお、バレル70の自転に際して、蓋部77は
主筒部76に螺入される方向に付勢されるように螺子が
切られることが好ましい。
【図1】本実施例の全自動遠心流動バレル加工装置の正
面図である。
面図である。
【図2】本実施例の全自動遠心流動バレル加工装置の平
面図である。
面図である。
【図3】遊星歯車機構の説明図である。
【図4】図1の円筒部の一部拡大軸方向断面図である。
【図5】図1の円筒部の一部拡大軸方向断面図である。
【図6】図1の円盤部の一部拡大軸方向断面図である。
【図7】図1の油圧シリンダの正面図である。
【図8】図1の油圧シリンダの側面図である。
【図9】図1のバレルの軸方向断面図である。
【図10】他のバレルの軸方向断面図である。
1 フレーム、2 公転軸、3 円盤部、4 円筒部
(円盤部)、5、6 自転挟持機構(バレル挟持機構の
一部)、7 バレル、8 油圧シリンダ(バレル挟持機
構の残部)、9 遊星歯車機構(遊星運動機構)、30
モータ(回転駆動源)、52、62 自転軸、100
バレルハンドリング装置(バレルハンドリング機構の
一部)、200 コンベヤ(バレルハンドリング機構の
残部)。
(円盤部)、5、6 自転挟持機構(バレル挟持機構の
一部)、7 バレル、8 油圧シリンダ(バレル挟持機
構の残部)、9 遊星歯車機構(遊星運動機構)、30
モータ(回転駆動源)、52、62 自転軸、100
バレルハンドリング装置(バレルハンドリング機構の
一部)、200 コンベヤ(バレルハンドリング機構の
残部)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−259766(JP,A) 特開 昭62−166963(JP,A) 特開 昭62−152668(JP,A) 実開 昭59−140156(JP,U) 特公 昭57−36107(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】所定間隔を隔てて対面する一対の円盤部を
有して架台に垂直状に支承され、回転駆動源と連結され
た公転軸と、 前記公転軸の周縁を等分する平行軸線上にあって、前記
円盤部に回転可能に保持された複数対の自転軸と、 前記公転軸と連動して前記自転軸を回転させる遊星運動
機構と、第1の係合芯出部を有する有底筒形状の主筒部と、第2
の係合芯出部を有して前記主筒部の開口を脱着可能に閉
鎖する蓋部とを備える 密閉筒形状の複数のバレルと、 前記各対の自転軸に軸方向摺動自在に内装される挟持軸
を進退動させ、前記挟持軸と前記係合芯出部との結合を
介して前記バレルを着脱自在に挟持するバレル挟持機構
と、 前記円盤部の所定の停止位相にて釈放される処理済バレ
ルの搬出と、新たに着装される未処理バレルの搬入とを
分掌するバレルハンドリング機構とを備えたことを特徴
とする全自動遠心流動バレル加工装置。 - 【請求項2】前記バレルは、蓋部は前記主筒部に螺着さ
れる請求項1記載の全自動遠心流動バレル加工装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5112609A JP2604111B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 全自動遠心流動バレル加工装置 |
US08/238,940 US5531637A (en) | 1993-05-14 | 1994-05-06 | Automatic centrifugal fluidizing barrel processing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5112609A JP2604111B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 全自動遠心流動バレル加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819956A JPH0819956A (ja) | 1996-01-23 |
JP2604111B2 true JP2604111B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=14591020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5112609A Expired - Fee Related JP2604111B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 全自動遠心流動バレル加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604111B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3502839B2 (ja) | 2001-02-20 | 2004-03-02 | 株式会社チップトン | 遠心バレル研磨装置 |
JP4846694B2 (ja) * | 2007-11-19 | 2011-12-28 | 松本 一彦 | 遠心型バレル加工機 |
CN110314405B (zh) * | 2019-06-14 | 2024-05-31 | 镇江市高等专科学校 | 一种用于茶叶茶多酚析出的高效提取设备 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62166963A (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-23 | Tipton Mfg Corp | 全自動高速遊星旋回式バレル加工装置 |
JPS62259766A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-12 | Shintou Bureetaa Kk | 遠心バレル研摩装置のタレツト停止方法 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP5112609A patent/JP2604111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0819956A (ja) | 1996-01-23 |
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