JPH0557549A - レーザ複合加工機 - Google Patents

レーザ複合加工機

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Publication number
JPH0557549A
JPH0557549A JP3240641A JP24064191A JPH0557549A JP H0557549 A JPH0557549 A JP H0557549A JP 3240641 A JP3240641 A JP 3240641A JP 24064191 A JP24064191 A JP 24064191A JP H0557549 A JPH0557549 A JP H0557549A
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JP
Japan
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tool
work
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die
sub
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Application number
JP3240641A
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English (en)
Inventor
Naotomi Miyagawa
直臣 宮川
Hiroaki Ikeno
裕章 池野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】レーザ加工ヘッド32とサブ加工ヘッド33
を、単一のヘッドキャリッジを介して、矢印C、D方向
へ移動駆動自在に設ける。サブ加工ヘッド33に、ピス
トンを昇降駆動自在に設ける。ピストンの下端に、ツー
ル装着部を設ける。ピストンの内部に、回転ロッドを回
転駆動自在に設ける。下金型ユニット50を、サブ加工
ヘッド33と同期して移動駆動自在に設ける。下金型ユ
ニット50に、ダイ装着部51を設ける。ワークキャリ
ッジ10を、矢印A、B方向へ移動駆動自在に設ける。
工具マガジン60を、パンチツール、ダイ、タッピング
ツール、タッピングサポート等を、サブ加工ヘッド3
3、下金型ユニット50に対して交換する形で設ける。 【効果】レーザ加工ヘッドと、パンチ加工、タップ加
工、ドリル加工などのサブ加工ヘッドの駆動機構が簡単
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状のワークに対し
て、レーザ加工に加えて、パンチ加工、ドリル加工、タ
ップ加工等のサブ加工を行うことが出来るレーザ複合加
工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工とサブ(パンチ)加工
を行う複合加工機は、特開昭63−290629、特開
平1−281833、特開平2−30332、特開平2
−30333等に開示されるように、レーザ加工ヘッド
と、サブ(パンチ)加工ヘッドが、別々に設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、レ
ーザ加工ヘッドとサブ(パンチ)加工ヘッドの駆動機構
が複雑化するばかりか、複合加工機が高価なものにな
る。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、レーザ加工ヘ
ッドとサブ加工ヘッドの駆動機構を簡易にすることが出
来ると共に、サブ加工として複数種類の加工を行うこと
が出来るレーザ複合加工機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状のワーク
(80)に対して、レーザ加工とサブ加工を行うレーザ
複合加工機(1)において、単一のヘッド保持手段(3
1)を、第1の方向へ移動駆動自在に設け、前記ヘッド
保持手段(31)に、レーザ加工ヘッド(32)とサブ
加工ヘッド(33)を設け、前記サブ加工ヘッド(3
3)に、往復部材(37)を、ワーク(80)に対して
接近離反する形で移動駆動自在に設け、前記往復部材
(37)に、上側工具装着部(39)を、上側工具(7
0、75)を着脱交換自在に保持する形で設け、前記往
復部材(37)に、回転部材(47)を、前記上側工具
装着部(39)に保持された上側工具(70、75)と
係合離脱し得る形で回転駆動自在に設け、下側ユニット
(50)を、前記サブ加工ヘッド(33)の下方に配置
した形で、前記第1の移動方向へ前記ヘッド保持手段
(31)と同期して移動駆動自在に設け、前記下側ユニ
ット(50)に、下側工具装着部(51)を、下側工具
(73、78)を着脱交換自在に保持する形で、前記上
側工具装着部(39)と整合する形で設け、ワーク拘持
手段(10)を、前記第1の方向と所定角度を成す第2
の方向へ、前記ヘッド保持手段(31)及び下側ユニッ
ト(50)に対して相対的に移動駆動自在に設け、ワー
ク支持手段(16a、21a)を、前記第2の方向へ、
前記ワーク拘持手段(10)と同期して移動駆動自在に
設けて構成される。
【0006】また、本発明は、工具収納手段(60)
を、複数種類の前記上側工具(70、75)および下側
工具(73、78)を着脱自在に保持すると共に、当該
保持された上側工具(70、75)を前記上側工具装着
部(39)の前記第1の方向への移動経路に対して整合
させ得る形で、当該保持された下側工具(73、78)
を前記下側工具装着部(51)の前記第1の方向への移
動経路に対して整合させ得る形で、移動駆動自在に設け
て構成される。
【0007】また、本発明は、前記上側工具装着部(3
9)または前記下側工具装着部(51)に、工具着脱溝
(39a、51a)を、前記上側工具(70、75)ま
たは下側工具(73、78)が前記第1の方向へ相対的
に移動し得る形で、前記第1の方向に対して平行に設け
て構成される。
【0008】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により、レーザ加工ヘッド(3
2)とサブ加工ヘッド(33)が、単一のヘッド保持手
段(31)を介して移動すると共に、上側工具装着部
(39)に保持された上側工具(70、75)が、往復
駆動、回転駆動されるように作用する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明によるレーザ複合加工機の一実施
例を示す斜視図、図2は、図1に示すワークキャリッジ
及びワークサポート装置の駆動系統図、図3は、図1に
示す複合加工ヘッド及び下金型ユニットのIII矢視図、
図4は、図3に示す複合加工ヘッド及び下金型ユニット
のIV矢視図、図5は、図3に示すサブ加工ヘッドの詳
細な断面図、図6は、図3に示すサブ加工ヘッド及び下
金型ユニットに、パンチツール及びダイを装着した状態
を示す断面図、図7は、図3に示すサブ加工ヘッド及び
下金型ユニットに、タッピングツール及びタッピングサ
ポートを装着した状態を示す断面図、図8は、図1に示
す工具マガジン及び複合加工ヘッドの平面図、図9は、
図8に示す工具マガジン及び工具交換装置のIX矢視
図、図10は、図2に示すワークサポート装置の駆動態
様を示す図、図11は、図1に示すレーザ複合加工機に
おけるサブ加工の例を示す図である。
【0011】本発明によるレーザ複合加工機1は、図1
に示すように、ベース2を有しており、ベース2には、
ワークキャリッジ保持部3、3が、当該ワークキャリッ
ジ保持部3、3間に後述のワークサポート装置15、2
0の設置スペースを開けた形で設けられている。そし
て、ワークキャリッジ保持部3、3上には、X軸レール
3a、3aが、矢印A、B方向に対して平行に、ベース
2の前端部2aから後端部2cまで固設されている。
【0012】X軸レール3a、3a上には、長尺のワー
クキャリッジ10、10が、矢印A、B方向(X軸方
向)に移動自在に設けられており、ワークキャリッジ1
0の上面10aには、複数のワーククランプ11が固着
されている。尚、図1には、2つのワークキャリッジ1
0、10それぞれに、ワーククランプ11を設けた場合
を示しているが、片方のワークキャリッジ10のみにワ
ーククランプ11を設けるようにしてもよい。また、ベ
ース2には、キャリッジ駆動軸12が回転自在に設けら
れており、キャリッジ駆動軸12には歯車12a、12
aが固着されている。歯車12a、12aは、前記ワー
クキャリッジ10、10の下面に固設されたラック10
b、10bと噛合している。そして、キャリッジ駆動軸
12には、図2に示すように、X軸モータ(ACサーボ
モータ)25が接続されている。
【0013】また、ベース2のX軸レール3a、3a間
には、前部ワークサポート装置15と後部ワークサポー
ト装置20が、ワークサポート16a、21aを、ワー
クキャリッジ10、10と同期して、又は、それぞれ独
立して駆動し得る形で設けられており、ワークサポート
装置15、20は、当該ワークサポート装置15、20
間に下金型ユニット移動空間28を形成する形で、矢印
A、B方向に間隙を開けて配置されている。即ち、前部
ワークサポート装置15はベース2の前部(前端部2a
から中央部2b)に配置されており、後部ワークサポー
ト装置20はベース2の後部(中央部2bから後端部2
c)に配置されている。そして、ベース2の中央部2b
には、下金型ユニット移動空間28が、ワークキャリッ
ジ10、10の移動方向(矢印A、B方向)と垂直な矢
印C、D方向に対して平行に形成されている。
【0014】前部ワークサポート装置15は、ワークサ
ポート16a、チェーン16b、スプロケット17a、
17b、17c、17d、前部サポート駆動軸19等か
ら構成されている。即ち、ベース2のワークキャリッジ
保持部3、3の内側には、図2に示すように、スプロケ
ット17a、17dが、中央部2b近傍に配置された形
で、それぞれ回転自在に設けられており、スプロケット
17b、17cが、前端部2a近傍に配置された形で、
それぞれ回転自在に設けられている。スプロケット17
a、17b、17c、17dには、無端状のチェーン1
6bが、スプロケット17a、17b間のワーク対向部
分においてワークキャリッジ10の移動方向(矢印A、
B方向)に対して平行になる形で、矢印AF、BF方向
に旋回移動自在に張設されている。そして、チェーン1
6b、16b間には、板状に形成されたワークサポート
16aが、所定のピッチで多数個(図2には、一部のワ
ークサポート16aを示す。)、スプロケット17a、
17b間のワーク対向部分においてチェーン16bから
図中上方へ突出する形で跨設されている。また、ベース
2には、前部サポート駆動軸19が回転自在に設けられ
ており、前部サポート駆動軸19には前記スプロケット
17a、17aが固着されている。そして、前部サポー
ト駆動軸19には、クラッチ19b、スプロケット19
a、チェーン23b、スプロケット23aを介して、ワ
ークサポート駆動モータ(ACモータ)26が係脱自在
に接続されている。また、前部サポート駆動軸19は、
スプロケット19c、チェーン12d、スプロケット1
2c、クラッチ12bを介して、前述のキャリッジ駆動
軸12と係脱自在に接続されており、クラッチ19b、
スプロケット19a、チェーン23b、スプロケット2
3a、クラッチ23cを介して、後述の後部サポート駆
動軸23と係脱自在に接続されている。
【0015】後部ワークサポート装置20は、前部ワー
クサポート装置15と同様に、ワークサポート21a、
チェーン21b、スプロケット22a、22b、22
c、22d、後部サポート駆動軸23等から構成されて
いる。即ち、ベース2のキャリッジ保持部3、3の内側
には、スプロケット22a、22dが、中央部2b近傍
に前述のスプロケット17a、17dに対して間隙を開
けて配置された形で、それぞれ回転自在に設けられてお
り、スプロケット22b、22cが、後端部2c近傍に
配置された形で、それぞれ回転自在に設けられている。
スプロケット22a、22b、22c、22dには、無
端状のチェーン21bが、スプロケット22a、22b
間のワーク対向部分においてワークキャリッジ10の移
動方向(矢印A、B方向)に対して平行になる形で、矢
印AR、BR方向に旋回移動自在に張設されている。そ
して、チェーン21b、21b間には、板状に形成され
たワークサポート21aが、所定のピッチで多数個(図
2には、一部のワークサポート21aを示す。)、スプ
ロケット22a、22b間のワーク対向部分においてチ
ェーン21bから図中上方へ突出する形で跨設されてい
る。また、ベース2には、後部サポート駆動軸23が回
転自在に設けられており、後部サポート駆動軸23には
前記スプロケット22a、22aが固着されている。そ
して、後部サポート駆動軸23には、クラッチ23cを
介して、ワークサポート駆動モータ26が係脱自在に接
続されている。また、既に述べたように、後部サポート
駆動軸23は、クラッチ23c、スプロケット23a、
チェーン23b、スプロケット19a、クラッチ19b
を介して、前述の前部サポート駆動軸19と係脱自在に
接続されている。
【0016】ベース2の中央部2bには、図3または図
4に示すように、下金型ユニット保持部5が設けられて
おり、下金型ユニット保持部5には、Y軸レール5aが
矢印C、D方向に対して平行に設けられている。Y軸レ
ール5a上には、下金型ユニット50が、ワークサポー
ト装置15、20間の下金型ユニット移動空間28を矢
印C、D方向(Y軸方向)に移動自在に設けられてい
る。また、後述のコラム6には、Y軸モータ55が設け
られており、Y軸モータ55には、連結軸55bを介し
て、ボールネジ55cが回転駆動自在に接続されてい
る。ボールネジ55cは矢印C、D方向に対して平行に
配置されており、ボールネジ55cには、前記下金型ユ
ニット50が係合している。
【0017】下金型ユニット50の図3上部には、ダイ
装着部51が設けられており、図6又は図7に示すよう
に、ダイ装着部51の図中上部には、基準面51bが形
成されている。そして、基準面51bには、着脱溝51
aが、下金型ユニット50の移動方向(矢印C、D方
向)に対して平行に、図中上方および左方が開口した形
で凹設されている。また、ダイ装着部51には、ダイク
ランプシリンダ53が設けられており、ダイクランプシ
リンダ53には、ラック&ピニオン機構(図示省略)を
介して、ダイクランプシュー52が接続されている。ダ
イクランプシュー52は、矢印L、K方向に回転自在に
設けられており、ダイクランプシュー52には、係合突
起52aが、着脱溝51aに対して突出後退する形で、
突設されている。
【0018】そして、ダイ装着部51には、ダイ73又
はタッピングサポート78が、ダイクランプシュー52
によって図中左上方から押圧保持された形で、着脱自在
に装着されている。ダイ73は、図6に示すように、ダ
イ本体74を有しており、ダイ本体74は、ダイホルダ
69の図中上部に固着されている。ダイホルダ69は、
略円板形に形成されており、ダイホルダ69の外周面に
は、ハンドリング用溝69aが、後述の工具マガジン6
0のダイ収納ポケット62aのアーム62bと係合し得
る形で周設されている。また、ダイホルダ69の図中下
部には、基準面69bが、ダイ装着部51の基準面51
bに対応する形で形成されている。そして、ダイホルダ
69の基準面69bには、円筒形の固定部69cが、突
設されており、固定部69cは、ダイ装着部51の着脱
溝51a内を相対的に移動し得る形で、着脱溝51aの
幅と略同一の直径に形成されている。固定部69cの外
周部には、係合溝69dが、ダイクランプシュー52の
係合突起52aに対応する形で穿設されている。また、
タッピングサポート78は、図7に示すように、サポー
ト本体79を有しており、サポート本体79は、上述の
ダイ本体74と同様に、ダイホルダ69の図中上部に固
着されている。そして、サポート本体79には、タップ
非干渉穴79aが、図中上下方向に貫通穿設されてい
る。
【0019】ベース2の下金型ユニット保持部5の図4
上方には、コラム6が、当該コラム6の図中下方にワー
ク移動空間8を形成した形で、前述のワークキャリッジ
10及び後部ワークサポート装置20を跨ぐ形で固設さ
れている。そして、コラム6には、ヘッドキャリッジ3
1、レーザ加工ヘッド32、サブ加工ヘッド33等から
成る複合加工ヘッド30が、前述の下金型ユニット50
の図中上方に配置された形で、当該下金型ユニット50
と平行に、かつ、当該下金型ユニット50と同期して図
3矢印C、D方向(Y軸方向)へ移動駆動自在に設けら
れている。即ち、コラム6には、Y軸レール6aが矢印
C、D方向に対して平行に設けられており、Y軸レール
6a上には、ヘッドキャリッジ31が、下金型ユニット
50の図中上方を矢印C、D方向(Y軸方向)に移動自
在に設けられている。また、コラム6には、Y軸モータ
55が設けられており、Y軸モータ55には、ボールネ
ジ55aが回転駆動自在に接続されている。ボールネジ
55aは矢印C、D方向に対して平行に配置されてお
り、ボールネジ55aには、前記ヘッドキャリッジ31
が係合している。
【0020】ヘッドキャリッジ31の図中右部には、レ
ーザ加工ヘッド32が、矢印E、F方向に昇降駆動自在
に設けられており、該レーザ加工ヘッド32には、レー
ザ発振器(図示省略)が接続されている。また、ヘッド
キャリッジ31の図中左部には、サブ加工ヘッド33
が、前述の下金型ユニット50のダイ装着部51の図中
上方に配置された形で設けられている。
【0021】サブ加工ヘッド33には、図5に示すよう
に、パンチ用シリンダ36が、ヘッドキャリッジ31に
対して固定された形で設けられており、パンチ用シリン
ダ36には、ピストン37が、矢印S1、R1方向に昇
降駆動自在に設けられている。ピストンロッド36の図
中下端には、ツール装着部39が、前述の下金型ユニッ
ト50のダイ装着部51の図6又は図7上方に整合した
形で設けられており、ツール装着部39の図中下部に
は、基準面39bが形成されている。そして、基準面3
9bには、着脱溝39aが、サブ加工ヘッド33(ヘッ
ドキャリッジ31)の移動方向(矢印C、D方向)に対
して平行に、図中下方および左方が開口した形で凹設さ
れている。また、ツール装着部39には、ツールクラン
プシリンダ41が設けられており、ツールクランプシリ
ンダ41には、ラック&ピニオン機構(図示省略)を介
して、ツールクランプシュー40が接続されている。ツ
ールクランプシュー40は、矢印J、I方向に回転自在
に設けられており、ツールクランプシュー40には、係
合突起40aが、着脱溝39aに対して突出後退する形
で、突設されている。
【0022】そして、ツール装着部39には、パンチツ
ール70又はタッピングツール75が、ツールクランプ
シュー40によって図中左下方から押圧保持された形
で、着脱自在に装着されている。パンチツール70は、
図6に示すように、ケーシング71dを有しており、ケ
ーシング71dは、ツールホルダ67の図中下部に固着
されている。ツールホルダ67は、略円板形に形成され
ており、ツールホルダ67の外周面には、ハンドリング
用溝67aが、後述の工具マガジン60のツール収納ポ
ケット61aのアーム61bと係合し得る形で周設され
ている。また、ツールホルダ67の図中上部には、基準
面67bが、ツール装着部39の基準面39bに対応す
る形で形成されている。そして、ツールホルダ67の基
準面67bには、円筒形の固定部67cが、突設されて
おり、固定部67cは、ツール装着部39の着脱溝39
a内を相対的に移動し得る形で、着脱溝39aの幅と略
同一の直径に形成されている。固定部67cの外周部に
は、係合溝67dが、ツールクランプシュー40の係合
突起40aに対応する形で穿設されている。また、ケー
シング71dの内部には、スリーブ71aが、バネ71
bによって矢印R1′方向に押圧された形で、ケーシン
グ71dに対して矢印R1′、S1′方向に突出後退自
在に設けられている。そして、スリーブ71aの内部に
は、パンチ本体71が、ケーシング71dから図中下方
へ突出した形で設けられている。また、タッピングツー
ル75は、図7に示すように、ケーシング76dを有し
ており、ケーシング76dは、上述のケーシング71d
と同様に、ツールホルダ67の図中下部に固着されてい
る。そして、ケーシング76dの内部には、スリーブ7
6bが、バネ76cによって矢印S1″方向に押圧され
た形で、ケーシング76dに対して矢印S1″、R1″
方向に昇降自在に設けられている。そして、スリーブ7
6dの図中下部には、回転駆動部76が固着されてお
り、回転駆動部76の図中上部には、回転軸77が接続
されている。回転軸77は、矢印T、U方向に回転自在
に設けられており、回転軸77の図中上端には、クラッ
チ77aが、ツールホルダ67の固定部67cから図中
上方へ露出した形で、固設されている。そして、回転駆
動部76の図中下部には、タップ76aが、回転軸77
の矢印T、U方向への回転に伴って、矢印T′、U′方
向へ回転しつつ、矢印T″、U″方向へ突出後退する形
で設けられている。
【0023】また、サブ加工ヘッド33には、図5に示
すように、ケーシング35がヘッドキャリッジ31に対
して固定された形で設けられている。ケーシング35の
内部の図中右上部には、ラック35aが、ピストン37
の移動方向(矢印S1、R1方向)に対して平行に固設
されている。そして、ピストン37の図中上部には、ピ
ニオンギヤ42が矢印S2、R2方向に回転自在に設け
られており、ピニオンギヤ42は、ケーシング35のラ
ック35aと噛合している。
【0024】また、ピストン37の図中上部には、円筒
形に形成されたスリーブ43が、ピストン37の移動方
向(矢印S1、R1方向)に対して平行な矢印S3、R
3方向に昇降自在に設けられいる。スリーブ43の図中
右上部には、ラック43aが、矢印S3、R3方向に対
して平行に固設されており、ラック43aは、ピストン
37側のピニオンギヤ42と噛合している。スリーブ4
3の内側には、スリーブ45aが、バネ45bによって
矢印R4方向に押圧された形で、スリーブ43に対して
矢印S4、R4方向に昇降自在に設けられている。そし
て、スリーブ45bの内側には、スプラインスリーブ4
6が、スリーブ45bと一体的に矢印S4、R4方向に
移動し、スリーブ45bに対して矢印TD、UD方向に
回転自在な形で設けられている。
【0025】また、ピストン37には、貫通穴37a
が、図中下端のツール装着部39の着脱溝39aと図中
上端部を連通する形で、ピストン37の移動方向(矢印
S1、R1方向)に対して平行に穿設形成されている。
また、ケーシング35の図中上部には、タップ用モータ
49が固着されており、タップ用モータ49には、スプ
ライン軸49aが、矢印TD、UD方向に回転駆動自在
に接続されている。そして、スプライン軸49aには、
前記スプラインスリーブ46が、スプライン軸49aと
一体的に矢印TD、UD方向に回転し、スプライン軸4
9aに対して矢印S4、R4方向に摺動する形で噛合し
ている。そして、スプラインスリーブ46には、回転ロ
ッド47が固着されている。回転ロッド47は、図中下
方に伸延した形で、ピストン37の貫通穴37aに挿入
されており、回転ロッド47の図中下端には、クラッチ
47aが、ツール装着部39の着脱溝39aに対して突
出後退する形で固設されている。
【0026】また、コラム6の図8又は図9左方(即
ち、複合加工ヘッド30のサブ加工ヘッド33側)に
は、工具マガジン60が設けられており、工具マガジン
60には、移動アーム65が矢印M、N方向に回転移動
自在に設けられている。移動アーム65上には、回転軸
63が矢印P、Q方向へ回転駆動自在に設けられており
回転軸63には、ツールドラム61とダイドラム62
が、図9上下方向に2段に平行に配置された形で固着さ
れている。また、ツールドラム61とダイドラム62
は、移動アーム65の矢印M、N方向への回転移動によ
って、サブ加工ヘッド33(ヘッドキャリッジ31)又
は下金型ユニット50の矢印C、D方向への移動経路に
対して突出後退する形で、配置されている。そして、ツ
ールドラム61とダイドラム62の外周部には、複数組
のツール収納ポケット61aとダイ収納ポケット62a
が、図8に示すように所定の角度ピッチで、各組のツー
ル収納ポケット61aとダイ収納ポケット62aが図9
上下方向に整合した形で配設されている。各ツール収納
ポケット61aには、図8に示すように、アーム61
b、61bが、バネ等を介して弾性的に閉鎖する形で開
閉自在に設けられており、アーム61b、61bは、パ
ンチツール70又はタッピングツール75のツールホル
ダ67のハンドリング用溝67aに対応する形に形成さ
れている。同様に、各ダイ収納ポケット62aには、ア
ーム62b、62bが、バネ等を介して弾性的に閉鎖す
る形で開閉自在に設けられており、アーム62b、62
bは、ダイ73又はタッピングサポート78のダイホル
ダ69のハンドリング用溝69aに対応する形に形成さ
れている。尚、ツールドラム61の各ツール収納ポケッ
ト61aは、前述のサブ加工ヘッド33のツール装着部
39と同一の高さに整合し得る形で配置されており、ダ
イドラム62の各ダイ収納ポケット62aは、前述の下
金型ユニット50のダイ装着部51と同一の高さに整合
した形で配置されている。
【0027】そして、工具マガジン60には、図11に
示すような種々の加工に関して、パンチツール70とダ
イ73、又はタッピングツール75とタッピングサポー
ト78が、複数組、収納されている。尚、所定の種類の
加工に関して、1組のパンチツール70とダイ73、又
は1組のタッピングツール75とタッピングサポート7
8は、図9上下方向に整合した1組のツール収納ポケッ
ト61aとダイ収納ポケット62aに収納されている。
【0028】本発明によるレーザ複合加工機1は以上の
ような構成を有するので、板状のワーク80の搬入出、
板状のワーク80のレーザ加工および(または)パンチ
加工、タップ加工等のサブ加工は、以下のようにして行
われる。
【0029】まず、レーザ複合加工機1に未加工ワーク
80を搬入する際には、図2に示すクラッチ19bを
「ON」にして、前部サポート駆動軸19をワークサポ
ート駆動モータ26と接続すると共に、クラッチ12
b、23cを「OFF」にして、前部サポート駆動軸1
9とキャリッジ駆動軸12との接続を解除し、前部サポ
ート駆動軸19と後部サポート駆動軸23との接続を解
除する。すると、図10(b)に示すように、ワークキ
ャリッジ10及び後部ワークサポート装置20を停止し
た状態で、前部ワークサポート装置15のワークサポー
ト16a(図10においては図示省略)を独立して矢印
AF、BF方向へ移動駆動し得る状態になる。
【0030】未加工ワーク80は、所定のワーク搬入手
段(図示省略)を介してレーザ複合加工機1の図1左下
方から前端部2aへ搬入されてくる。この際、図2に示
すワークサポート駆動モータ26を駆動して、前部ワー
クサポート装置15のチェーン16b、ワークサポート
16aを矢印BF方向へ移動させる。すると、搬入され
てきた未加工ワーク80は、ワーク対向部分(スプロケ
ット17a、17b間)のワークサポート16aによっ
て下側から支持された状態で当該ワークサポート16a
と共に移動する形で、レーザ複合加工機1の前端部2a
から中央部2b側へ矢印B方向へ移動する。そして、未
加工ワーク80は、前部ワークサポート装置15上に載
置される。従って、ワークの搬入を真空パッド等によっ
てワークを吸着した状態で昇降させる形で行う場合は、
取り扱えるワークの大きさが制限されるが、レーザ複合
加工機1においては、上述のようにワークを水平に移動
させる形で搬入することが出来るので、長大ワークも取
り扱うことが出来る。未加工ワーク80が前部ワークサ
ポート装置15上に搬入されると、図1に示す各ワーク
クランプ11をクランプ状態にして、未加工ワーク80
をワークキャリッジ10、10に対して拘持する。尚、
この際、ワークキャリッジ10、10は、前部ワークサ
ポート装置15側(ベース2の前端部2aから中央部2
b)に位置しているものとする。
【0031】レーザ複合加工機1においてワーク80を
加工する際には、図2に示す各クラッチ12b、19
b、23cを「ON」にして、キャリッジ駆動軸12と
前部サポート駆動軸19と後部サポート駆動軸23を接
続する。すると、図10(a)に示すように、ワークキ
ャリッジ10(図10においては図示省略)、前部ワー
クサポート装置15のワークサポート16a(図10に
おいては図示省略)、後部ワークサポート装置20のワ
ークサポート21a(図10においては図示省略)を、
それぞれ矢印A、B方向、矢印AF、BF方向、矢印A
R、BR方向へ連動して移動駆動し得る状態になる。
尚、この状態において、ワークキャリッジ10とワーク
サポート16a、21aの移動速度が等しくなるよう
に、歯車12a、スプロケット12c、17a、19
a、19c、22a、23aの寸法が決定されている。
【0032】そして、レーザ加工においては、図2に示
すX軸モータ25を駆動して(ワークサポート駆動モー
タ26を駆動してもよい。)、ワークキャリッジ10を
矢印A、B方向(X軸方向)へ移動させると共に、図3
に示すY軸モータ55を駆動して、ヘッドキャリッジ3
1と下金型ユニット50を矢印C、D方向(Y軸方向)
へ移動させる。こうして、レーザ加工ヘッド32と下金
型ユニット50間にワーク80を挟入した状態で、ワー
クキャリッジ10に拘持されたワーク80とヘッドキャ
リッジ31上のレーザ加工ヘッド32を相対的に位置決
めしつつ、レーザ加工ヘッド32を矢印E、F方向へ昇
降させて、ワーク80に対してレーザ加工を行う。
【0033】この際、ワーク80は、ワーク対向部(図
2に示すスプロケット17a、17b間、スプロケット
22a、22b間)のワークサポート16a、21aに
よって下側から支持されているが、図2に示すキャリッ
ジ駆動軸12と前部サポート駆動軸19と後部サポート
駆動軸23は連結されているので、ワークサポート16
a、21aは、ワークキャリッジ10と同期して、矢印
AF、BF方向、矢印AR、BR方向へ旋回移動する。
従って、ワークキャリッジ10に拘持されたワーク80
と、当該ワーク80を下側から支持しているワーク対向
部(スプロケット17a、17b間、スプロケット22
a、22b間)のワークサポート16a、21aとは、
同一方向へ同一速度で移動するので、ワーク80とワー
クサポート16a、21aとの摺動を防止して、加工中
にワーク80にビビリや振動が発生することを防止する
ことが出来、高精度のレーザ加工を行うことが出来る。
同時に、前部ワークサポート装置15と後部ワークサポ
ート装置20間のワーク80の受渡(乗り移り)も、好
適に行われる。また、レーザ加工ヘッド32の図4下方
には、ワークサポート16a、21aが存在しないの
で、ワーク80のレーザ加工は好適に行われる。
【0034】サブ加工においては、サブ加工ヘッド33
のツール装着部39と下金型ユニット50のダイ装着部
51に、所定の組のパンチツール70とダイ73、又は
タッピングツール75とタッピングサポート78を装着
する。即ち、ツール装着部39とダイ装着部51にパン
チツール70とダイ73を装着すると、サブ加工ヘッド
33はパンチ加工ヘッドとして機能し、ツール装着部3
9とダイ装着部51にタッピングツール75とタッピン
グサポート78を装着すると、サブ加工ヘッド33はタ
ップ加工ヘッドとして機能する。
【0035】サブ加工としてパンチ加工を行うに際して
は、所定の組のパンチツール70とダイ73を工具マガ
ジン60から選出し、当該パンチツール70とダイ73
を、サブ加工ヘッド33のツール装着部39と下金型ユ
ニット50のダイ装着部51に、既に装着されている
(例えば)タッピングツール75及びタッピングサポー
ト78と交換する形で装着する。
【0036】まず、工具マガジン60の移動アーム65
を図8又は図9矢印M方向へ回転移動させると共に、回
転軸63を介して、ツールドラム61とダイドラム62
を一体的に矢印P又はQ方向へ適宜回転駆動して、空の
状態のツール収納ポケット61aとダイ収納ポケット6
2aを交換位置EXへ移動させる。すると、交換位置E
Xの空の状態のツール収納ポケット61aとダイ収納ポ
ケット62aは、それぞれ、サブ加工ヘッド33のツー
ル装着部39の矢印C、D方向への移動経路上(図8又
は図9左方)に整合し、下金型ユニット50のダイ装着
部51の矢印C、D方向への移動経路上(図9左方)に
整合する。
【0037】次に、サブ加工ヘッド33(ヘッドキャリ
ッジ31)及び下金型ユニット50を、工具マガジン6
0に接近させる形で、図8又は図9矢印C方向へ移動さ
せて、ツール装着部39とダイ装着部51を交換位置E
Xまで移動させる。すると、工具マガジン60の交換位
置EXのツール収納ポケット61aのアーム61b、6
1bが、サブ加工ヘッド33のツール装着部39に既に
装着されているタッピングツール75に押動される形
で、バネ等の弾性に抗して開放する。そして、当該タッ
ピングツール75が、ハンドリング用溝67aを当該ア
ーム61b、61b間にバネ等の弾性によって挟持され
た形で、当該交換位置EXのツール収納ポケット61a
に保持される。同時に、工具マガジン60の交換位置E
Xのダイ収納ポケット62aのアーム62b、62b
が、下金型ユニット50のダイ装着ポケット51に既に
装着されているタッピングサポート78に押動される形
で、バネ等の弾性に抗して開放する。そして、当該タッ
ピングサポート78が、ハンドリング用溝69aを当該
アーム62b、62b間にバネ等の弾性によって挟持さ
れた形で、当該交換位置EXのダイ収納ポケット62a
に保持される。
【0038】次に、サブ加工ヘッド33のツールクラン
プシリンダ41を駆動して、ツールクランプシュー40
を図7矢印I方向へ回転させる。すると、ツールクラン
プシュー40の係合突起40aが、タッピングツール7
5の係合溝67dから離脱すると共に、ツール装着部3
9の着脱溝39aから後退する。同様に、下金型ユニッ
ト50のダイクランプシリンダ53を駆動して、ダイク
ランプシュー52を図7矢印K方向へ回転させる。する
と、ダイクランプシュー52の係合突起52aが、タッ
ピングサポート78の係合溝69dから離脱すると共
に、ダイ装着部51の着脱溝51aから後退する。そし
て、サブ加工ヘッド33(ヘッドキャリッジ31)及び
下金型ユニット50を図8又は図9矢印D方向へ移動さ
せて、工具マガジン60から離反させる。すると、サブ
加工ヘッド33のツール装着部39から、タッピングツ
ール75が、固定部67cを着脱溝39aに対して相対
的に図7矢印C方向へ移動させる形で離脱すると共に、
下金型ユニット50のダイ装着部51から、タッピング
サポート78が、固定部69cを着脱溝51aに対して
相対的に矢印C方向へ移動させる形で離脱する。
【0039】次に、工具マガジン60のツールドラム6
1とダイドラム62を一体的に図8又は図9矢印P又は
Q方向へ適宜回転駆動して、所定の組のパンチツール7
0とダイ73が収納されたツール収納ポケット61aと
ダイ収納ポケット62aを交換位置EXへ移動させる。
すると、交換位置EXのツール収納ポケット61aとダ
イ収納ポケット62aに保持されたパンチツール70と
ダイ73が、それぞれ、サブ加工ヘッド33の空の状態
のツール装着部39の矢印C、D方向への移動経路上
(図8又は図9左方)に整合し、下金型ユニット50の
空の状態のダイ装着部51の矢印C、D方向への移動経
路上(図9左方)に整合する。
【0040】そして、再び、サブ加工ヘッド33(ヘッ
ドキャリッジ31)及び下金型ユニット50を、工具マ
ガジン60に接近させる形で、図8又は図9矢印C方向
へ移動させて、ツール装着部39とダイ装着部51を交
換位置EXまで移動させる。すると、交換位置EXのツ
ール収納ポケット61aに保持されているパンチツール
70の固定部67cが、サブ加工ヘッド33のツール装
着部39の着脱溝39aに挿入され、交換位置EXのダ
イ収納ポケット62aに保持されているダイ73の固定
部69cが、下金型ユニット50のダイ装着部51の着
脱溝51aに挿入される。そして、サブ加工ヘッド33
のツール装着部39に、パンチツール70が、固定部6
7cを着脱溝39aに対して相対的に図6矢印D方向へ
移動させる形で装着されると共に、下金型ユニット50
のダイ装着部51に、ダイ73が、固定部69cを着脱
溝51aに対して相対的に矢印D方向へ移動させる形で
装着される。
【0041】次に、サブ加工ヘッド33のツールクラン
プシリンダ41を駆動して、ツールクランプシュー40
を図6矢印J方向へ回転させる。すると、ツールクラン
プシュー40の係合突起40aが、ツール装着部39の
着脱溝39aに突出して、パンチツール70の係合溝6
7dに係合する。そして、パンチツール70は、ツール
クランプシュー40によって図中右上方に押圧され、基
準面67b、39bが互いに密着した形で、ツール装着
部39に確実に装着される。同様に、下金型ユニット5
0のダイクランプシリンダ53を駆動して、ダイクラン
プシュー52を矢印L方向へ回転させる。すると、ダイ
クランプシュー52の係合突起52aが、ダイ装着部5
1の着脱溝51aに突出して、ダイ73の係合溝69d
に係合する。そして、ダイ73は、ダイクランプシュー
52によって図中右下方に押圧され、基準面69b、5
1bが互いに密着した形で、ダイ装着部51に確実に装
着される。尚、パンチツール70(又はタッピングツー
ル75)、ダイ73(又はタッピングサポート78)を
装着部39、51に固定する手段(機構)としては、前
述のパンチツール70(又はタッピングツール75)、
ダイ73(又はタッピングサポート78)を着脱溝39
a、51aに対して挿入(又は離脱)する際の障害とな
らなければ、クランプシュー40、52に限らず、どの
ような手段(機構)を用いても良い。
【0042】そして、サブ加工ヘッド33(ヘッドキャ
リッジ31)及び下金型ユニット50を図8又は図9矢
印D方向へ移動させて、工具マガジン60から離反させ
る。すると、工具マガジン60の交換位置EXのツール
収納ポケット61aのアーム61b、61bが、サブ加
工ヘッド33のツール装着部39に装着されたパンチツ
ール70に押動される形で、バネ等の弾性に抗して開放
して、当該パンチツール70が、当該ツール収納ポケッ
ト61aから離脱する。同様に、工具マガジン60の交
換位置EXのダイ収納ポケット62aのアーム62b、
62bが、下金型ユニット50のダイ装着ポケット51
に装着されたダイ73に押動される形で、バネ等の弾性
に抗して開放して、当該ダイ73が、当該ダイ収納ポケ
ット62aから離脱する。また、工具マガジン60の移
動アーム65を矢印N方向へ回転移動させて、ツールド
ラム61とダイドラム62を、サブ加工ヘッド33又は
下金型ユニット50の移動経路上の交換位置EXから退
避させる。
【0043】このように、サブ加工ヘッド33と下金型
ユニット50に対して、パンチツール70とダイ73、
又はタッピングツール75とタッピングサポート78
は、同時に交換される。また、工具マガジン60とサブ
加工ヘッド33又は下金型ユニット50との間の、パン
チツール70若しくはタッピングツール75又はダイ7
3若しくはタッピングサポート78の受渡は、サブ加工
ヘッド33(ワークキャリッジ31)及び下金型ユニッ
ト50を矢印C、D方向へ移動させることによって、工
具マガジン60が静止した状態で行われる。即ち、移動
アーム65を矢印M方向へ回転移動させることによっ
て、ツール収納ポケット61a又はダイ収納ポケット6
2aを、ツール装着部39又はダイ装着部51の矢印
C、D方向への移動経路に対して整合させることが出来
るので、サブ加工ヘッド33及び下金型ユニット50を
矢印C、D方向に移動させることによって、ツール収納
ポケット61a又はダイ収納ポケット62aと、ツール
装着部39又はダイ装着部51とを接近離反させること
が出来る。また、ツール装着部39又はダイ装着部51
の着脱溝39a、51aが、矢印C、D方向に対して平
行に形成されているので、サブ加工ヘッド33及び下金
型ユニット50の矢印C、D方向への移動動作だけで、
ツール装着部39とダイ装着部51に対する、パンチツ
ール70とダイ73又はタッピングツール75とタッピ
ングサポート78の着脱を行うことが出来る。従って、
サブ加工ヘッド33と下金型ユニット50に対して、パ
ンチツール70とダイ73又はタッピングツール75と
タッピングサポート78を交換するに際して、工具保持
ハンドを装備した交換アームのような仲介手段は必要な
いので、レーザ加工複合加工機1を安価に構成すること
が出来、また、機械の動作が簡単になるので、交換時間
(加工時間)を短縮することが出来る。尚、上述のよう
にレーザ複合加工機1に工具マガジン60を装備するの
ではなく、多数組のパンチツール70とダイ73又はタ
ッピングツール75とタッピングサポート78を、レー
ザ複合加工機1外の収納手段に収納しておき、当該収納
手段から比較的簡易な搬送手段によってレーザ複合加工
機1の前述の交換位置EXまで搬送するようにしても、
当該搬送手段とサブ加工ヘッド33及び下金型ユニット
50との間で、直接、パンチツール70とダイ73又は
タッピングツール75とタッピングサポート78の受渡
を行うことが出来る。
【0044】サブ加工ヘッド33のツール装着部39と
下金型ユニット50のダイ装着部51に所定の組のパン
チツール70とダイ73が装着されると、上述のレーザ
加工と同様に、図2に示すX軸モータ25を駆動して、
ワークキャリッジ10を矢印A、B方向(X軸方向)へ
移動させると共に、図3に示すY軸モータ55を駆動し
て、ヘッドキャリッジ31と下金型ユニット50を矢印
C、D方向(Y軸方向)へ移動させ、サブ加工ヘッド3
3と下金型ユニット50間にワーク80を挟入した状態
で、ワークキャリッジ10に拘持されたワーク80と、
ヘッドキャリッジ31上のサブ加工ヘッド33及び下金
型ユニット50を相対的に位置決めする。尚、サブ加工
ヘッド33はタレット形ではなく、単一のツール装着部
39に対してパンチツール70又はタッピングツール7
5が着脱自在に装着されるので、サブ加工ヘッド33を
小型化することが出来る。従って、サブ加工ヘッド33
とレーザ加工ヘッド32を、共通のヘッドキャリッジ3
1を介してY軸方向へ移動駆動することが出来るので、
サブ加工ヘッド33とレーザ加工ヘッド32のY軸方向
(矢印C、D方向)への移動機構を簡単にすることが出
来る。
【0045】また、下金型ユニット50はワーク80の
図4下方を移動するに際して、前部ワークサポート装置
15と後部ワークサポート装置20間に形成された下金
型ユニット移動空間28を移動するので、下金型ユニッ
ト50とワークサポート16a、21a等のワークサポ
ート装置15、20との干渉が回避される。即ち、ワー
ク80は、X軸方向(矢印A、B方向)に移動するに際
して、コラム6の図4下方のワーク移動空間8を通過す
る形で、ワークキャリッジ10を介してベース2の前端
部2aから後端部2cまでの間を移動する。この際、当
該ワーク80を図4下側から支持するワークサポート装
置15、20は、ベース2の中央部2bに配置された下
金型ユニット50を挾む形で、前端部2aから中央部2
bまでの前部ワークサポート装置15と中央部2bから
後端部2cまでの後部ワークサポート装置20とに分割
されており、各ワークサポート装置15、20のワーク
サポート16a、21aは、中央部2bの下金型ユニッ
ト移動空間28の前後(図4左右)に配置されたスプロ
ケット17a、22a部分において、チェーン16b、
21bと共に旋回退避して、下金型ユニット移動空間2
8には進入しない。従って、下金型ユニット50は、ワ
ークサポート16a、21aと干渉することなく、ワー
クキャリッジ10及びワーク80の移動方向であるX軸
方向(矢印A、B方向)と垂直なY軸方向(矢印C、D
方向)に移動することが出来る。
【0046】ワーク80に対してサブ加工ヘッド33及
び下金型ユニット50が位置決めされると、サブ加工ヘ
ッド33のパンチ用シリンダ36を駆動して、ピストン
37を、ワーク80に対して接近させる形で図5矢印R
1方向へ突出させる。すると、ピストン37の先端のツ
ール装着部39に装着されたパンチツール70が図6矢
印R1方向へ下降して、スリーブ71aがワーク80に
当接する。そして、スリーブ71aが、バネ71bの弾
性に抗してケーシング71dに対して相対的に矢印S
1′方向に後退すると、パンチ本体71がスリーブ71
aの図中下端から突出する。そして、パンチ本体71
を、下金型ユニット50のダイ装着部51に装着された
ダイ73のダイ本体74側へ移動させて、ワーク80を
パンチ本体71とダイ本体74間に挾み込む形で、ワー
ク80にパンチ加工を行う。
【0047】サブ加工としてタップ加工を行うに際して
は、前述のパンチツール70及びダイ73のサブ加工ヘ
ッド33及び下金型ユニット50への装着と同様にし
て、所定の組のタッピングツール75及びタッピングサ
ポート78を工具マガジン60から選出し、当該タッピ
ングツール75及びタッピングサポート78を、サブ加
工ヘッド33のツール装着部39と下金型ユニット50
のダイ装着部51に、既に装着されているパンチツール
70及びダイ73と交換する形で装着する。即ち、サブ
加工ヘッド33(ワークキャリッジ31)及び下金型ユ
ニット50を図9矢印C、D方向へ移動させると共に、
ツールクランプシュー40、ダイクランプシュー52を
回転させて着脱溝39a、51aに対して突出後退させ
る形で、サブ加工ヘッド33及び下金型ユニット50と
静止した状態の工具マガジン60との間で、タッピング
ツール75及びタッピングサポート78、又はパンチツ
ール70及びダイ73の受渡を行う。
【0048】サブ加工ヘッド33のツール装着部39と
下金型ユニット50のダイ装着部51に所定の組のタッ
ピングツール75とタッピングサポート78が装着され
ると、図2に示すX軸モータ25を駆動して、ワークキ
ャリッジ10を矢印A、B方向(X軸方向)へ移動させ
ると共に、図3に示すY軸モータ55を駆動して、ヘッ
ドキャリッジ31と下金型ユニット50を矢印C、D方
向(Y軸方向)へ移動させ、サブ加工ヘッド33と下金
型ユニット50間にワーク80を挟入した状態で、ワー
クキャリッジ10に拘持されたワーク80と、ヘッドキ
ャリッジ31上のサブ加工ヘッド33及び下金型ユニッ
ト50を相対的に位置決めする。
【0049】ワーク80に対してサブ加工ヘッド33及
び下金型ユニット50が位置決めされると、サブ加工ヘ
ッド33のパンチ用シリンダ36を駆動して、ピストン
37を図5矢印R1方向へ突出させる。すると、ピスト
ン37の先端のツール装着部39に装着されたタッピン
グツール75が図7矢印R1方向へ下降して、タップ7
6aの先端部が、ワーク80の図中上方の所定の高さの
位置まで接近する(ワーク80には当接しない)。
【0050】ピストン37が矢印R1方向に下降する
と、同時に、ピストン37の図5上部に設けられたピニ
オンギヤ42が、ケーシング35に固設されたラック3
5aに押動される形で、矢印R2方向に回転する。そし
て、スリーブ43が、ラック43aを介してピニオンギ
ヤ42に押動される形で、ピストン37の2倍の移動速
度で矢印R3方向へ下降する。すると、スリーブ45a
が、バネ45bを介してスリーブ43に押動される形
で、スリーブ43と同一の移動速度で矢印R4方向へ下
降する。そして、スプラインスリーブ46及び回転ロッ
ド47が、スリーブ45aと一体的に矢印R4方向へ下
降すると、回転ロッド47の図中下端のクラッチ47a
が、ピストン37のツール装着部39の着脱溝39aに
突出する。そして、クラッチ47aは、図7に示すよう
に、ツール装着部39に装着されたタッピングツール7
5の回転軸77の図中上端のクラッチ77aと咬合す
る。すると、回転ロッド47の図5矢印R4方向へのピ
ストン37に対する相対移動は停止する。この際、回転
ロッド47の移動量は、ピストン37の移動量の2倍の
値よりも小さいので、回転ロッド47のピストン37に
対する相対移動が停止した後も、ピストン37は更に矢
印R1方向へ移動する。そして、ラック35aを介し
て、ピニオンギヤ42が更に矢印R2方向に回転する
と、ラック43aを介して、スリーブ43のみが、バネ
45bを圧縮する形で、ピストン37の2倍の移動速度
で矢印R3方向へ下降し、スリーブ45a、46及び回
転ロッド47は、ピストン37と同一の移動速度で矢印
R4方向へ下降する。そして、回転ロッド47は、圧縮
されたバネ45bの弾性によって矢印R4方向に押圧さ
れるので、図7に示すクラッチ47a、77aは、確実
に咬合する。
【0051】そして、タップ用モータ49を駆動して、
スプライン軸49a、スプラインスリーブ46を介し
て、回転ロッド47を所定の回転数で図5矢印TD方向
へ回転させる。そして、クラッチ47a、77aを介し
て、タッピングツール75の回転軸77を図7矢印T方
向へ回転させる。すると、回転駆動部76を介して、タ
ップ76aが、矢印T′方向に所定の回転数で回転しつ
つ、矢印T″方向へ所定の速度で下降して、ワーク80
に当接する。そして、タップ76aを、ワーク80を貫
通して、ワーク80の図中下方のタッピングサポート7
8のサポート本体79のタップ非干渉穴79aに挿入す
る形で移動させて、ワーク80にタップ加工を行う。
【0052】タップ加工が終了すると、タップ用モータ
49を逆に駆動して、スプライン軸49a、スプライン
スリーブ46を介して、回転ロッド47を所定の回転数
で図5矢印UD方向へ回転させ、クラッチ47a、77
aを介して、タッピングツール75の回転軸77を図7
矢印U方向へ回転させる。すると、回転駆動部36を介
して、タップ76aが、矢印U′方向に所定の回転数で
回転しつつ、矢印U″方向へ所定の速度で上昇して、ワ
ーク80から離反する。また、パンチ用シリンダ36を
駆動して、ピストン37を図5矢印S1方向へ後退させ
て、ツール装着部39に装着されたタッピングツール7
5を図7矢印S1方向へ上昇させる。この際、タップ7
6aの矢印U′方向への回転速度と、タッピングツール
75の矢印S1方向への移動速度が整合しなかった場合
には、バネ76cが圧縮する形で、タッピングツール7
5のダイホルダ67、ケーシング76d部分のみが、矢
印S1方向へ上昇する。従って、ワーク80に削設され
たネジを破壊することを防止することが出来る。
【0053】このように、レーザ複合加工機1に搬入さ
れたワーク80に対して、同一工程(同一段取り)で、
レーザ加工とサブ加工を行うことが出来、更に、サブ加
工としては、パンチ加工、タップ加工、ドリル加工等の
数種類の加工を行うことが出来る。即ち、サブ加工ヘッ
ド33及び下金型ユニット50のツール装着部39及び
ダイ装着部51には、パンチツール70及びダイ73の
みならず、タッピングツール75及びタッピングサポー
ト78等を装着することも出来るので、サブ加工ヘッド
33を使用して、パンチ加工、タップ加工、ドリル加工
等の数種類の加工を行うことが出来る。従って、例え
ば、ワーク80に対して図11に示すルーバ加工を行う
ような場合には、レーザ加工ヘッド32を使用して切断
加工を行って、ワーク80にスリットを形成した後に、
段取替を行うことなく直ぐに、サブ加工ヘッド33を使
用してパンチ加工を行うことが出来、加工を効率的に行
うことが出来る。
【0054】所定のレーザ加工および(または)サブ加
工が終了すると、加工済ワーク80の搬出に先立って、
ワークキャリッジ10、10を図1矢印B方向へ移動さ
せて、加工済ワーク80を後部ワークサポート装置20
上に移送する。そして、各ワーククランプ11をアンク
ランプ状態にして、加工済ワーク80とワークキャリッ
ジ10、10との係合を解除する。
【0055】レーザ複合加工機1から加工済ワーク80
を搬出する際には、図2に示すクラッチ23cを「O
N」にして、後部サポート駆動軸23をワークサポート
駆動モータ26と接続すると共に、クラッチ19bを
「OFF」にして、後部サポート駆動軸23とキャリッ
ジ駆動軸12及び前部サポート駆動軸19との接続を解
除する。すると、図10(c)に示すように、ワークキ
ャリッジ10及び前部ワークサポート装置15を停止し
た状態で、後部ワークサポート装置20のワークサポー
ト21a(図10においては図示省略)を独立して矢印
AR、BR方向へ移動駆動し得る状態になる。
【0056】そして、図2に示すワークサポート駆動モ
ータ26を駆動して、後部ワークサポート装置20のチ
ェーン21b、ワークサポート21aを矢印BR方向へ
移動させる。すると、後部ワークサポート装置20上の
加工済ワーク80は、ワーク対向部分(スプロケット2
2a、22b間)のワークサポート21aによって下側
から支持された状態で当該ワークサポート21aと共に
移動する形で、レーザ複合加工機1の中央部2bから後
端部2c側へ矢印B方向へ移動する。そして、加工済ワ
ーク80は、所定のワーク搬出手段(図示省略)を介し
て、レーザ複合加工機1の後端部2cから図1右上方へ
搬出される。従って、ワークの搬出をマグネット等によ
ってワークを吸着した状態で昇降させる形で行う場合
は、取り扱えるワークの大きさが制限されるが、レーザ
複合加工機1においては、上述のようにワークを水平に
移動させる形で搬出することが出来るので、長大ワーク
も取り扱うことが出来る。
【0057】尚、上述の実施例においては、ワークキャ
リッジ10、ワークサポート装置15、20の駆動態様
として、図10(a)に示す加工時、図10(b)に示
すワーク搬入時、図10(c)に示すワーク搬出時の3
例について述べたが、その他にも種々の駆動態様で(例
えば、前部ワークサポート装置15のワークサポート1
6aと後部ワークサポート装置20のワークサポート2
1aを互いに逆方向に移動駆動するなど)、ワークサポ
ート装置15、20を独立または連動して駆動すること
が出来る。
【0058】また、上述の実施例においては、複合加工
ヘッド30、下金型ユニット50及びワークサポート装
置15、20側をベース2に対してX軸方向に関して固
定し、ワークキャリッジ10側をベース2に対してX軸
方向(矢印A、B方向)へ移動駆動するように構成した
場合について述べたが、ワークキャリッジ10側をベー
ス2に対してX軸方向に関して固定し、複合加工ヘッド
30、下金型ユニット50及びワークサポート装置1
5、20側をベース2に対してX軸方向(矢印A、B方
向)へ同期して(互いに静止する形で)移動駆動するよ
うに構成してもよい。この場合は、ワークサポート装置
15、20のX軸方向への移動に同期する形で、ワーク
サポート16a、21aを旋回駆動して、ワーク対向部
のワークサポート16a、21aがワークキャリッジ1
0に対してX軸方向に関して静止した形となるようにし
て、ワークサポート16a、21aとワーク80の摺動
を防止することが出来る。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、板状のワーク80に対して、レーザ加工とサブ加工
を行うレーザ複合加工機1において、ヘッドキャリッジ
31等の単一のヘッド保持手段を、Y軸方向(矢印C、
D方向)等の第1の方向へ移動駆動自在に設け、前記ヘ
ッド保持手段に、レーザ加工ヘッド32とサブ加工ヘッ
ド33を設け、前記サブ加工ヘッド33に、ピストン3
7等の往復部材を、ワーク80に対して接近離反する形
で移動駆動自在に設け、前記往復部材に、ツール装着部
39等の上側工具装着部を、パンチツール70、タッピ
ングツール75等の上側工具を着脱交換自在に保持する
形で設け、前記往復部材に、回転ロッド47等の回転部
材を、前記上側工具装着部に保持された上側工具と係合
離脱し得る形で回転駆動自在に設け、下金型ユニット5
0等の下側ユニットを、前記サブ加工ヘッド33の下方
に配置した形で、前記第1の移動方向へ前記ヘッド保持
手段と同期して移動駆動自在に設け、前記下側ユニット
に、ダイ装着部51等の下側工具装着部を、ダイ73、
タッピングサポート78等の下側工具を着脱交換自在に
保持する形で、前記上側工具装着部と整合する形で設
け、ワークキャリッジ10等のワーク拘持手段を、前記
第1の方向と所定角度を成すX軸方向(矢印A、B方
向)等の第2の方向へ、前記ヘッド保持手段及び下側ユ
ニットに対して相対的に移動駆動自在に設け、ワークサ
ポート16a、21a等のワーク支持手段を、前記第2
の方向へ、前記ワーク拘持手段と同期して移動駆動自在
に設けて構成したので、タレット等が装備されていない
サブ加工ヘッド33は比較的小型に形成され、レーザ加
工ヘッド32とサブ加工ヘッド33を、単一のヘッド保
持手段を介して移動させることが出来、従って、レーザ
加工ヘッド32とサブ加工ヘッド33の移動機構を簡単
にすることが出来る。また、上側工具装着部に保持され
た上側工具は、往復部材を介して往復駆動すると共に、
回転部材を介して回転駆動することが出来るので、上側
工具としては、パンチツール70の他、タッピングツー
ル75等の回転工具を使用することも出来、サブ加工と
して、パンチ加工、タップ加工、ドリル加工などの複数
種類の加工を行うことが出来る。また、ワーク支持手段
とワーク80の摺動が回避されるので、ワーク80のビ
ビリ、振動等を防止して、高精度のレーザ加工を行うこ
とが出来る。
【0060】また、本発明は、工具マガジン60(収納
ポケット61a、62a)等の工具収納手段を、複数種
類の前記上側工具および下側工具を着脱自在に保持する
と共に、当該保持された上側工具を前記上側工具装着部
の前記第1の方向への移動経路に対して整合させ得る形
で、当該保持された下側工具を前記下側工具装着部の前
記第1の方向への移動経路に対して整合させ得る形で、
移動駆動自在に設けて構成したので、サブ加工ヘッド3
3および下側ユニットを第1の方向へ移動させることに
よって、工具収納手段と上側工具装着部または下側工具
装着部とを接近離反させることが出来る。従って、工具
収納手段と上側工具装着部または下側工具装着部との間
で、工具保持ハンドを装備した交換アーム等の仲介手段
を介さずに、直接、上側工具または下側工具の受渡を行
うことが出来る。
【0061】また、本発明は、前記上側工具装着部また
は前記下側工具装着部に、着脱溝39a、51a等の工
具着脱溝を、前記上側工具または下側工具が前記第1の
方向へ相対的に移動し得る形で、前記第1の方向に対し
て平行に設けて構成したので、サブ加工ヘッド33およ
び下側ユニットの第1の方向への移動動作によって、上
側工具装着部または下側工具装着部に対する上側工具ま
たは下側工具の着脱を行うことが出来る。従って、上側
工具または下側工具を交換するに際して、機械の動作が
単純化されるので、交換時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ複合加工機の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1に示すワークキャリッジ及びワークサポー
ト装置の駆動系統図である。
【図3】図1に示す複合加工ヘッド及び下金型ユニット
のIII矢視図である。
【図4】図3に示す複合加工ヘッド及び下金型ユニット
のIV矢視図である。
【図5】図3に示すサブ加工ヘッドの詳細な断面図であ
る。
【図6】図3に示すサブ加工ヘッド及び下金型ユニット
に、パンチツール及びダイを装着した状態を示す断面図
である。
【図7】図3に示すサブ加工ヘッド及び下金型ユニット
に、タッピングツール及びタッピングサポートを装着し
た状態を示す断面図である。
【図8】図1に示す工具マガジン及び複合加工ヘッドの
平面図である。
【図9】図8に示す工具マガジン及び工具交換装置のI
X矢視図である。
【図10】図2に示すワークサポート装置の駆動態様を
示す図である。
【図11】図1に示すレーザ複合加工機におけるサブ加
工の例を示す図である。
【符号の説明】
1……レーザ複合加工機 10……ワーク拘持手段(ワークキャリッジ) 16a……ワーク支持手段(ワークサポート) 21a……ワーク支持手段(ワークサポート) 31……単一のヘッド保持手段(ヘッドキャリッジ) 32……レーザ加工ヘッド 33……サブ加工ヘッド 37……往復部材(ピストン) 39……上側工具装着部(ツール装着部) 39a……工具着脱溝(着脱溝) 47……回転部材(回転ロッド) 50……下側ユニット(下金型ユニット) 51……下側工具装着部(ダイ装着部) 51a……工具着脱溝(着脱溝) 60……工具収納手段(工具マガジン) 70……上側工具(パンチツール) 73……下側工具(ダイ) 75……上側工具(タッピングツール) 78……下側工具(タッピングサポート) 80……ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のワークに対して、レーザ加工とサブ
    加工を行うレーザ複合加工機において、 単一のヘッド保持手段を、第1の方向へ移動駆動自在に
    設け、 前記ヘッド保持手段に、レーザ加工ヘッドとサブ加工ヘ
    ッドを設け、 前記サブ加工ヘッドに、往復部材を、ワークに対して接
    近離反する形で移動駆動自在に設け、 前記往復部材に、上側工具装着部を、上側工具を着脱交
    換自在に保持する形で設け、 前記往復部材に、回転部材を、前記上側工具装着部に保
    持された上側工具と係合離脱し得る形で回転駆動自在に
    設け、 下側ユニットを、前記サブ加工ヘッドの下方に配置した
    形で、前記第1の移動方向へ前記ヘッド保持手段と同期
    して移動駆動自在に設け、 前記下側ユニットに、下側工具装着部を、下側工具を着
    脱交換自在に保持する形で、前記上側工具装着部と整合
    する形で設け、 ワーク拘持手段を、前記第1の方向と所定角度を成す第
    2の方向へ、前記ヘッド保持手段及び下側ユニットに対
    して相対的に移動駆動自在に設け、 ワーク支持手段を、前記第2の方向へ、前記ワーク拘持
    手段と同期して移動駆動自在に設けて構成したレーザ複
    合加工機。
  2. 【請求項2】工具収納手段を、複数種類の前記上側工具
    および下側工具を着脱自在に保持すると共に、当該保持
    された上側工具を前記上側工具装着部の前記第1の方向
    への移動経路に対して整合させ得る形で、当該保持され
    た下側工具を前記下側工具装着部の前記第1の方向への
    移動経路に対して整合させ得る形で、移動駆動自在に設
    けて構成した請求項1記載のレーザ複合加工機。
  3. 【請求項3】前記上側工具装着部または前記下側工具装
    着部に、工具着脱溝を、前記上側工具または下側工具が
    前記第1の方向へ相対的に移動し得る形で、前記第1の
    方向に対して平行に設けて構成した請求項1記載のレー
    ザ複合加工機。
JP3240641A 1991-08-27 1991-08-27 レーザ複合加工機 Pending JPH0557549A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166126A (ja) * 2008-01-12 2009-07-30 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg ノズル交換装置を備えるレーザ加工機
US7745756B2 (en) 2004-11-29 2010-06-29 Yamazaki Mazak Corporation Laser processing machine
US7767932B2 (en) 2007-06-29 2010-08-03 Trumpf, Inc. High dynamics laser processing machine
US10085625B2 (en) 2012-09-05 2018-10-02 Olympus Winter & Ibe Gmbh Video camera housing for an endoscope
JP2020037116A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 株式会社アマダホールディングス 切断加工方法
US11364571B2 (en) * 2016-02-29 2022-06-21 Gehring Technologies Gmbh Method and apparatus for laser beam roughening of surfaces of substrates

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