JPH06346482A - 多段伸縮アーム機構 - Google Patents

多段伸縮アーム機構

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JPH06346482A
JPH06346482A JP13818593A JP13818593A JPH06346482A JP H06346482 A JPH06346482 A JP H06346482A JP 13818593 A JP13818593 A JP 13818593A JP 13818593 A JP13818593 A JP 13818593A JP H06346482 A JPH06346482 A JP H06346482A
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JP
Japan
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arm
rope
end arm
ropes
load
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JP13818593A
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Noboru Terasawa
登 寺沢
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロープが切断したり弛んだ場合の安全性を高
める。 【構成】 基端アームと、その下端に伸縮自在に設けら
れた先端アームと、先端アームを吊り下げる一対のロー
プと、これらロープの送り出し長さを調整することで先
端アームを伸縮させることが可能な昇降シリンダ15と
を備える。一対のロープのうち、一方は主ロープとして
通常時先端アームの荷重を受け、他方は落下防止ロープ
として通常時非荷重状態とされている。さらにこの落下
防止ロープに荷重が作用したことを検出するリミットス
イッチ30と、リミットスイッチ30が信号を発したと
き昇降シリンダ15の動作方向を安全側に制限する電磁
切換弁47とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建設機械に適
用される多段伸縮アーム機構に関する。
【0002】
【従来の技術】掘削機械の一種として、垂下された多段
伸縮アームの下端にバケットを装備したものがある。こ
の種の建設機械に採用されている多段伸縮アーム機構
は、基端アームと、その下端に伸縮自在に設けられた先
端アームと、先端アームを吊り下げるロープと、ロープ
の送り出し長さを調整することで先端アームを伸縮させ
るアクチュエータとを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多段伸縮アーム
機構では、常時荷重を受けるロープのみで先端アームを
吊り下げており、万一ロープが切断あるいは弛んだ場合
の安全対策が講じられていなかった。
【0004】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、万一主ロープが切断あるいは弛
んだ場合でも、最小限の回避動作をとることのできる多
段伸縮アーム機構のフェイルセーフ装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基端アーム
と、該基端アームの下端に伸縮自在に設けられた先端ア
ームと、前記先端アームを吊り下げる一対のロープと、
これらロープの送り出し長さを調整することで先端アー
ムを伸縮させることが可能なアクチュエータとを備え、
前記一対のロープのうち、一方は主ロープとして通常時
前記先端アームの荷重を受け、他方は落下防止ロープと
して通常時非荷重状態とされ、さらにこの落下防止ロー
プに荷重が作用したことを検出する検出手段と、該検出
手段が検出信号を発したとき前記アクチュエータの動作
方向を安全側に制限する制限手段とが設けられたことに
より、上記課題を解決したものである。
【0006】
【作用】本発明の多段伸縮アーム機構においては、通常
時は主ロープのみで先端アームの伸縮を行う。この際、
荷重は主ロープのみで受けられ、落下防止ロープには作
用しない。この状態で、主ロープが切断したり弛んだり
した場合、落下防止ロープに荷重がかかる。すると、検
出手段が信号を発し、それに応答して制限手段がアクチ
ュエータの動作方向に制限を加える。例えば、先端アー
ムの下降動作ができないようにする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0008】図1は実施例の多段伸縮アーム機構の側面
図、図2はその主要部の正面図である。図において、1
は基端アームで、この基端アーム1には中間アーム2が
伸縮自在に支持され、さらにこの中間アーム2に先端ア
ーム3が伸縮自在に支持されている。そして、先端アー
ム3の下端にバケット4が取り付けられている。
【0009】基端アーム1には、主ロープ11と落下防
止ロープ12の2本のロープの基端が元付けされてい
る。これら主ロープ11、落下防止ロープ12は、基端
アーム1に設けられた固定シーブ5、可動シーブ6、横
振り固定シーブ7、トップシーブ8に順次掛け回された
上で、各先端が先端アーム3の上端に固着されている。
【0010】そして、可動シーブ6を昇降シリンダ(ア
クチュエータ)15で上下動させることにより、各ロー
プ11、12の送り出し長さを調節して、先端アーム3
を伸縮させることができるようになっている。ここで
は、昇降シリンダ15を縮め操作すると、可動シーブ6
が上昇して、先端アーム3が下降する。一方、昇降シリ
ンダ15を伸ばし操作すると、可動シーブ6が下降し
て、先端アーム3が上昇する。なお、主ロープ11と落
下防止ロープ12は図2に示すように、同様に掛け回さ
れ、昇降シリンダ15で可動シーブ6を動かした際、ど
ちらのロープ11、12によっても、同じ動作をさせ得
るようになっている。
【0011】図3(a)は主ロープ11の元付け部2
1、(b)は落下防止ロープ12の元付け部22の各構
成を示す。
【0012】(a)に示すように、主ロープ11は、ケ
ーブルソケット23及びピン24により、調整ボルト2
5の下端に固定されている。ピン24は矢印A方向に摺
動でき、固定ブラケット26に対して調整ボルト25を
ダブルナット27を用いて締め込むことにより、固定ブ
ラケット26に対するケーブルソケット23の位置調整
(つまり主ロープ11の落下防止ロープ12に対する張
力の調整)及び固定ができるようになっている。
【0013】落下防止ロープ12も、(b)に示すよう
に同様に元付けされているが、こちらは、固定ブラケッ
ト26の上壁とダブルナット27との間にバネ28が介
装され、このバネ28を介して固定ブラケット26とケ
ーブルソケット23とが連結されている。また、ダブル
ナット27とバネ28の上端との間には、可動ブラケッ
ト29が配置され、落下防止ロープ12に所定以上の荷
重が作用した場合、バネ28が縮んで、可動ブラケット
29が下方に変位し、リミットスイッチ(検出手段)3
0をONするようになっている。
【0014】このような元付け部21、22を適当に調
整することにより、通常作業時には先端アーム3の吊り
下げ荷重はほぼ全部主ロープ11にかかっており、落下
防止ロープ12にはほとんど荷重がかかっていない状態
とする。なお、この実施例のアーム機構では、中間アー
ム2の動作を同調させるため、同調用固定シーブ13に
掛け回した同調ロープ14が設けられている。
【0015】次に、図4を用いて回路を説明する。
【0016】昇降シリンダ15と油圧ポンプ41及びタ
ンク42との間には、パイロット式の方向切換弁43が
配置されており、両方パイロットポート44A、44B
にはパイロットバルブ45からのパイロット圧が導入さ
れるようになっている。一方のパイロットポート44A
の圧力が勝ると、方向切換弁43のスプールが図中左方
に移動し、ポンプ41からの圧油が昇降シリンダ15の
上側室15Aに導入され、昇降シリンダ15が伸び動作
する。また、他方のパイロットポート44Bの圧力が勝
ると、方向切換弁43のスプールが図中右方に移動し、
ポンプ41からの圧油が昇降シリンダ15の下側室15
Bに導入され、昇降シリンダ15が縮み動作する。
【0017】ここでは、パイロットバルブ45と他方の
パイロットポート44Bとをつなぐ油路の途中に、電磁
切換弁(制限手段)47が挿入されている。この電磁切
換弁47は通電されていないとき開放状態となり、パイ
ロットバルブ45とパイロットポート44Bを連通す
る。また、通電されると、上記連通を遮断し、パイロッ
トポート44Bをタンクにドレンする。
【0018】この電磁切換弁47は、リレー51を介し
て電源に接続されている。このリレー51は、前述のリ
ミットスイッチ30がONすると接点を閉じるように設
けられ、接点を閉じた際にはブザー52を作動し、警報
ランプ53を点灯する。
【0019】次に作用を説明する。
【0020】通常時は、昇降シリンダ15を操作するこ
とにより、主ロープ11を介して先端アーム3が昇降さ
せられる。主ロープ11が切断あるいは弛むと、落下防
止ロープ12に荷重が加わる。荷重が加わると、元付け
部22の可動ブラケット29が下方に変位し、リミット
スイッチ30がONする。そうすると、リレー51の接
点が閉じ、警報ランプ53が点灯し、ブザー52が鳴る
と共に、電磁切換弁47が切換わり、方向切換弁43の
パイロットポート44Bがドレンされる。そして、方向
切換弁43のスプールが右方へ動けない状態になり、そ
の結果、昇降シリンダ15が伸ばし操作のみ可能な状態
に制限される。つまり、バケットを4を上昇させること
は可能であるが、下降はできないように制限される。よ
って、バケット4の落下が防止されると共に、バケット
4の上昇が可能であることから、主ロープ11の張り調
整または取り替えが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多段伸縮
アーム機構によれば、もし主ロープが切断あるいは弛ん
だ場合でも、落下防止ロープで最低限の回避動作をとる
ことができるので、安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】図1のII−II矢視図
【図3】ロープの元付け部の構成を示し、(a)は主ロ
ープ11の元付け部21の構成図、(b)は落下防止ロ
ープ12の元付け部22の構成図
【図4】実施例の回路図
【符号の説明】
1…基端アーム 3…先端アーム 11…主ロープ 12…落下防止ロープ 15…昇降シリンダ(アクチュエータ) 30…リミットスイッチ(検出手段) 47…電磁切換弁(制限手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端アームと、該基端アームの下端に伸縮
    自在に設けられた先端アームと、前記先端アームを吊り
    下げる一対のロープと、これらロープの送り出し長さを
    調整することで先端アームを伸縮させることが可能なア
    クチュエータとを備え、前記一対のロープのうち、一方
    は主ロープとして通常時前記先端アームの荷重を受け、
    他方は落下防止ロープとして通常時非荷重状態とされ、
    さらにこの落下防止ロープに荷重が作用したことを検出
    する検出手段と、該検出手段が検出信号を発したとき前
    記アクチュエータの動作方向を安全側に制限する制限手
    段とが設けられたことを特徴とする多段伸縮アーム機
    構。
JP13818593A 1993-06-10 1993-06-10 多段伸縮アーム機構 Expired - Lifetime JP2642299B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13818593A JP2642299B2 (ja) 1993-06-10 1993-06-10 多段伸縮アーム機構

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JPH06346482A true JPH06346482A (ja) 1994-12-20
JP2642299B2 JP2642299B2 (ja) 1997-08-20

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010051268A (ko) * 1999-10-29 2001-06-25 안자키 사토루 다단신축식 작업기의 조작와이어로프 장착기구
KR100769417B1 (ko) * 1999-10-29 2007-10-22 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 다단신축식 작업기의 안전장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010051268A (ko) * 1999-10-29 2001-06-25 안자키 사토루 다단신축식 작업기의 조작와이어로프 장착기구
KR100769417B1 (ko) * 1999-10-29 2007-10-22 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 다단신축식 작업기의 안전장치

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JP2642299B2 (ja) 1997-08-20

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