JPH06345903A - 食品用包装材および食品の保存方法 - Google Patents

食品用包装材および食品の保存方法

Info

Publication number
JPH06345903A
JPH06345903A JP5157894A JP15789493A JPH06345903A JP H06345903 A JPH06345903 A JP H06345903A JP 5157894 A JP5157894 A JP 5157894A JP 15789493 A JP15789493 A JP 15789493A JP H06345903 A JPH06345903 A JP H06345903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
packaging material
weight
parts
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5157894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2787269B2 (ja
Inventor
Hiroharu Satomi
弘治 里見
Kazuhiko Hirose
和彦 広瀬
Kazuaki Sawada
和明 澤田
Hitoshi Morii
仁 森井
Fumio Honjo
文雄 本庄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Kureha Plastics Co Ltd
Original Assignee
Kureha Corp
Kureha Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp, Kureha Plastics Co Ltd filed Critical Kureha Corp
Priority to JP5157894A priority Critical patent/JP2787269B2/ja
Publication of JPH06345903A publication Critical patent/JPH06345903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2787269B2 publication Critical patent/JP2787269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造粘性の小さい乳化水性食品を包装し、低
温で保存した後に包装材を剥離しても、包装材に食品の
付着が殆ど見られない剥離性の良好な包装材、およびそ
れを用いた包装方法を提供する。 【構成】 ポリオレフィン系樹脂(A)100重量部に
対し、凝固点が10℃以下であり、かつHLBが5.0
以下である添加剤(B)を0.3〜3重量部の範囲内で
配合した組成物(C)からなる低温保存乳化水性食品用
包装材、および前記組成物(C)からなる包装材を用い
ることを特徴とする乳化水性食品の低温保存方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品の包装材および食品
の保存方法に関する。更に詳しくは、乳化水性食品をフ
ィルム、トレイ、シート等の包装材で包装し、低温で保
存した後、食品から包装材を剥離した際に、包装材に食
品が付着しにくいという特徴を有する包装材、およびそ
の包装材を用いる保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食品の原料、性状、あるいはその保存、
処理条件も様々であり、それぞれに適した包装材が開発
され使用されている。例えば食品と包装材が接触するよ
うにして包装され、保存や処理がなされ、その後に包装
材を取り外す場合、食品自体の構造粘性(または凝集
力)よりも食品と包装材間の密着強度が大きいと、食品
の一部が包装材に付着するという好ましくない現象が生
じる。この様な問題を解決する一方法として、例えば包
装材としての樹脂フィルムに剥離剤を練り込み、時間の
経過と共にフィルム表面に浸出する剥離剤の作用を利用
する方法が採用されている。
【0003】例えば特開平2ー127236号公報に
は、蒸気蒸しの温度に耐える耐熱性プラスチック原料に
剥離剤を練り込んでトレイに成形してなることを特徴と
する醗酵蒸し食品用トレイが記載されている。プラスチ
ック原料としては、ポリプロピレンや高密度ポリエチレ
ン等が例示され、また食品添加用乳化剤であるポリエチ
レングリコール、高級脂肪酸のグリセリンエステル、蔗
糖エステル等を剥離剤として用いている。具体的実施例
としては、ポリプロピレン100部にポリエチレングリ
コールのグリセリンエステル(発明の詳細な説明では
「ポリエチレングリコール」や「高級脂肪酸のグリセリ
ンエステル」が示されている。)が最終トレイに4部含
まれるような割合で添加されている。そして発酵原料で
あるアンマンやブタマン等をトレイに載せたまま蒸気蒸
ししても、熱によりトレイ上に剥離剤が浸出して、蒸し
製品がトレイにくっつかないという効果があると記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チョコレー
トクリーム、カスタードクリーム、マヨネーズ等は脂肪
分を含んではいるものの、脂肪分が乳化状態で水中に分
散しているいわゆる水中油滴型(O/W)食品であり、
やはり水に分散する。このように水に分散する乳化食品
(以下、本発明では「乳化水性食品」と定義する。)に
ついては、食品の流通過程や他の食品への利用過程にお
いて、これら食品と直接接触して包装する包装材とし
て、合成樹脂製のフィルム、シート、トレイ、カップ等
が用いられている。しかし、このような包装材で包装し
て保存した後、食品のみを取り出すため、食品から包装
材を剥離しようとすると、前記アンマンの場合に見られ
たのと同様に、食品の一部が包装材に付着し、剥離操作
性が悪いばかりでなく、取り出した食品の外観が乱れた
り、食品のロスにつながる。このような現象は、食品の
構造粘性または凝集力が小さい場合によく発生する。
【0005】前記のような乳化水性食品の包装において
は、包装材に包装された後は、普通冷蔵庫等により常温
以下であってかつ食品が冷凍しない程度の温度(以下、
本発明では「低温」と定義する。)で保存されることが
多く、アンマンやブタマンの蒸気蒸しのように、剥離し
て使用されるまでに包装材と共に常温をはるかに越える
温度まで加熱されることは通常行われない。このような
低温保存乳化水性食品の包装においては、特開平2−1
27236号公報記載の発明が前提としているような熱
による剥離剤の包装材表面への浸出、およびそれによる
食品の包装材への付着防止効果は期待できず、仮に公報
記載の発明をそのままま応用しても、剥離剤の添加量を
更に多くする必要が生じるなど等の問題があり、新たな
対策が必要であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、包装材と
共に保存される温度が前記のような低温で、かつ構造粘
性の小さい乳化水性食品に対して、該食品を保存した後
に包装材を剥離しても、包装材に食品の付着が殆ど見ら
れない優れた剥離性を有する包装材を開発するため鋭意
研究した結果、特定の凝固点およびHLBを有する添加
剤を特定量配合したポリオレフィン系樹脂から得られる
包装材が極めて有効であることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち本発明は、ポリオレフィン系樹脂
(A)100重量部に対し、凝固点が10℃以下であ
り、かつHLB(親水性親油性バランス)が5.0以下
の添加剤(B)を0.3〜3重量部の範囲内で配合した
組成物(C)からなる低温保存乳化水性食品用包装材に
関する。また本発明は、前記包装材において、一価若し
くは多価アルコールの脂肪酸エステルおよびエポキシ化
合物の群から選ばれ、かつHLBが2.0以下の範囲に
ある添加剤(B)をポリオレフィン系樹脂(A)100
重量部に対し0.5〜2重量部の範囲内で配合した組成
物からなるものに関する。また本発明は、前記包装材に
おいて、対象食品として、等しい重量の水で希釈した食
品のE型粘度計による粘度をV(センチポアズ)、測定
時の剪断速度をS(sec-1)としたとき、温度10
℃、剪断速度1.5〜1000sec-1における−lo
gSに対するlogVを表す直線の傾きが0.8〜0.
3であるものに関する。また本発明は、前記包装材にお
いて、対象食品の保存温度が10℃以下であるものに関
する。更に本発明は、ポリオレフィン系樹脂(A)10
0重量部に対し、凝固点が10℃以下であり、かつHL
Bが5.0以下の添加剤(B)を0.3〜3重量部の範
囲内で配合した組成物(C)からなる包装材を用いるこ
とを特徴とする乳化水性食品の低温保存方法に関する。
以下、本発明を詳しく説明する。
【0008】本発明において、組成物(C)の基材とな
るポリオレフィン系樹脂(A)としては、フィルム、ト
レイ、シートなどの包装材に成形可能であれば特に制限
はなく、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度
ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(H
DPE)、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等を例
示することができる。これらは各単独で使用される他、
成形性や包装材の機械的物性を向上させる目的で2種以
上を混合して用いてもよい。特にポリエチレンは本発明
のポリオレフィン系樹脂として好適である。さらに、本
発明の効果を阻害しない範囲内で、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体や変性ポリオレフィン系樹脂等を混合して用
いても、また、自動充填包装機械のローラーやフォーミ
ングプレートに対する機械適性を改善する目的で、有機
アマイド、シリカ、炭酸カルシウム、タルク等の滑り剤
をポリオレフィン系樹脂に対して0.1〜5重量部程度
の割合で添加して用いてもよい。
【0009】本発明において用いられる添加剤(B)の
凝固点は10℃以下であり、好ましくは凝固点が5℃以
下であるもの、更には0℃以下であるものが特に好まし
い。凝固点のより低い添加剤を用いることにより、その
凝固点を越える温度では液体であるため添加剤が包装材
表面に浸出し易く、従って添加量をいたずらに増やすこ
となく本発明の目的を達成することができる。また浸出
した添加剤が凝固しないため、包装材が添加剤の凝固に
より曇ることないので好ましい。また本発明で用いる添
加剤(B)のHLBは5.0以下であることが必要であ
り、好ましくは2.0以下であり、更に好ましくは油脂
(HLB:0)のものである。HLBが5.0以下であ
るものを用いることにより、ポリオレフィン系樹脂に添
加剤を容易に、かつ均一に配合でき、配合量を多少増し
てもフィルムに成形する場合の製膜性能も良好である。
またHLBが5.0以下の添加剤を用いることにより、
添加剤の量をいたずらに増やすことなく、本発明の目的
を達成することができる。反対にHLBが5.0以上の
添加剤を用いると、マスターバッチ製造の段階で添加剤
が浸出してしまって、包装材中における添加剤の均一な
分散が得られないとか、包装材のべたつきのため包装機
械適性が低下するなどの不都合が生じることがある。
【0010】ポリオレフィン系樹脂(A)に対する添加
剤(B)の配合割合は、前者100重量部に対して、後
者を0.3〜3重量部、好ましくは0.5〜2重量部の
範囲である。一般にHLBの小さい添加剤を用いる程、
その配合量は少量でも本発明の効果を発揮しやすい。配
合量を本発明で規定する下限以上とすることにより、低
温保存乳化水性食品との良好な剥離性が確保され、また
上限以下とすることにより、得られるフィルム等の包装
材のべたつきが抑制されるので、取扱い易く、かつ包装
機械等におけるトラブルも防ぐことができる。
【0011】このような添加剤(B)としては、オレイ
ン酸ブチル(凝固点:−10℃以下、HLB:0)、ア
ジピン酸ジ−n−ヘキシル(凝固点:−8℃、HLB:
0)、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOA、凝
固点:−75℃、HLB:0)、アゼライン酸ジ−2−
エチルヘキシル(凝固点:−65℃、HLB:0)、セ
バシン酸ジブチル(DBS、凝固点:−11℃、HL
B:0)、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル(凝固
点:−55℃、HLB:0)、アセチルリシノール酸ブ
チル(凝固点:−32℃以下、HLB:0)、アセチル
クエン酸トリブチル(ATBC、凝固点:−80℃、H
LB:0)等の一価アルコールの一価若しくは多価脂肪
酸エステル、炭素数8〜22の脂肪酸のトリグリセライ
ド(凝固点:−5〜−12℃、HLB:0)、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル(凝固点:−10〜10℃、HL
B:1.5〜5.8の範囲にあり、5.0以下のもの)
等の多価アルコールの脂肪酸エステル、エポキシ化大豆
油(HLB:0)、エポキシ化アマニ油(HLB:0)
等を例示することができる。これらの中では、HLBが
2以下であるもの、特には0であるものを用いることが
好ましい。なお、添加剤(B)としては、食品と接触す
る可能性が高いので、食品包装用樹脂に添加することが
認められている化合物から選ばれることが好ましい。
【0012】本発明の包装材を製造するにはポリオレフ
ィン系樹脂(A)と添加剤(B)の所定量から一旦組成
物を製造し、これから公知の方法により、フィルム、シ
ート、トレイ等に成形すればよい。あるいは、両者の混
合物から直接包装材を製造してもよい。この場合、ポリ
オレフィン系樹脂(A)に予め比較的多量で所定量の添
加剤(B)を混合してマスターバッチペレットとし、こ
れを未配合のポリオレフィン系樹脂(A)のペレットに
混合して成形することが好ましい。本発明の包装材とし
ては、通常単層であるが、食品と接する面が本発明で規
定する組成物から得られるフィルム等であれば、他の樹
脂との積層体でも構わない。
【0013】本発明の包装材の厚みは特に限定されない
が、通常、成形性、剥離性、強度、経済性等を考慮して
設定される。例えばフィルムの場合では、通常10〜1
50μm、好ましくは20〜70μmの範囲である。
【0014】本発明の包装材が適用されることが特に好
ましい食品を例示すれば、保存温度でペースト状であ
り、チョコレートクリーム、マヨネーズ、カスタードク
リーム等のように水中油滴型(O/W)の乳化水性食品
である。本発明の包装材はこのような乳化水性食品で常
温以下の低温で保存されるものに適用され、好ましくは
10℃以下、更に好ましくは5℃以下に保存されるもの
に適用される。
【0015】本発明の包装材が適用される特に好ましい
食品としては、食品のもつ構造粘性が小さいものであ
る。すなわち、後記のように所定の下限はあるものの、
一般的に食品の構造粘性が小さいほど、食品自体の保形
力や凝集力が小さく、包装材と食品間の密着力が小さく
ても、剥離の際に包装材に食品が付着しやすい傾向にあ
る。本発明の包装材は、構造粘性が低い食品に対しても
効果があり、本発明の包装材を使用する意義が増す。食
品の構造粘性の指標として、等しい重量の水で希釈した
食品のE型粘度計による粘度をV(センチポアズ)、測
定時の剪断速度をS(sec-1)としたとき、温度10
℃、剪断速度1.5〜1000sec-1における−lo
gSに対するlogVを表す直線の傾きを利用すること
が出来る。本発明の包装材が好適に使用される対象食品
は、この傾きが0.8〜0.3、好ましくは0.5〜
0.3に範囲にあるものである。前記傾きが0.3より
も小さくなると、食品の性状が水に近くなり、本発明の
包装材を用いなくても包装材への食品の付着は起こりに
くくなり、本発明の包装材を使用する意義が小さくな
る。一方、前記傾きが0.8を越える食品も、構造粘性
が高いため、添加剤を添加しない包装材でも食品の付着
が起こりにくくなり、同様に本発明の包装材を使用する
意義が小さくなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0017】(実施例1〜13、比較例1〜7)LDP
E(メルトインデックス2g/10分)30重量%とL
LDPE(メルトインデックス0.8g/10分)70
重量%からなる樹脂ペレット混合物100重量部に表−
1および表−2に示す添加剤を、表−1および表−2に
示す割合で配合した組成物から厚さ50μmのフィルム
を上向きダイレクトインフレーション法により製膜し
た。なお、添加剤の略号と化合物名を表−3に示した。
成形後2日間常温に放置したフィルムを用い、市販のチ
ョコレートクリーム(赤外線水分計による水分含量4
4.8重量%、ソックスレー抽出法による脂肪含量2
9.2重量%)および市販のカスタードクリーム(1)
(同水分含量42.7重量%、同脂肪含量29.2重量
%)の各約100gを12×15×0.5cmの板状に
整形して全体を包装した。なお、包装時のチョコレート
クリームおよびカスタードクリーム(1)の温度はいず
れも60℃であった。次いで前記包装食品を5℃に急冷
し、3日間5℃の冷蔵庫に放置した後、手による剥離官
能試験を行った。結果を表−1および表−2に示す。な
お、カスタードクリーム(1)およびチョコレートクリ
ームをそれぞれ等しい重量の蒸留水で希釈し、E型粘度
計(東京計器株式会社製)を用いて、温度10℃、剪断
速度1.5〜1000sec-1における−logS(図
1の横軸)に対するlogV(図1の縦軸)の表す直線
の傾きを求めたところ、それぞれ0.65(○印のプロ
ット)および0.38(●印のプロット)であった。
【0018】表−1および表−2中の剥離試験の評価結
果において、◎は食品がフィルムに全く付着せず剥離性
が非常に良好、○は殆ど付着せず良好、△はやや付着す
る程度、×は付着が著しく不良であることを示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】(参考例)実施例1で用いたカスタードク
リーム(1)に増粘剤(キサンタンガム)を1.25重
量%添加し、カスタードクリーム(2)を得た。カスタ
ードクリーム(2)について、比較例1、2、4、6お
よび7、並びに実施例5、8および11で用いた各フィ
ルムで同様に包装し、手による剥離官能試験を行った。
その結果、いずれのフィルムにもカスタードクリーム
(2)は全く付着せず、剥離姓が非常に良好(◎)であ
った。なお、カスタードクリーム(2)について、実施
例1と同様にE型粘度計で−logSに対するlogV
を表す直線の傾きを求めたところ(図1の□印のプロッ
ト)、0.90であった。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り提供される包装材および食品の低温保存方法を用いる
ことにより、保存温度が常温以下の低温で、かつ構造粘
性の小さい乳化水性食品を包装し、保存した後に包装材
を剥離しても、包装材に食品の付着が殆ど見られない。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例等で用いた食品について、E型粘度計によ
る−logSに対するlogVの直線関係を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 和明 東京都世田谷区松原5丁目31番地1 松原 寮 (72)発明者 森井 仁 福島県いわき市植田町舘跡3番地33 (72)発明者 本庄 文雄 兵庫県氷上郡柏原町柏原3576番地1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂(A)100重量
    部に対し、凝固点が10℃以下であり、かつHLBが
    5.0以下の添加剤(B)を0.3〜3重量部の範囲内
    で配合した組成物(C)からなる低温保存乳化水性食品
    用包装材。
  2. 【請求項2】 一価若しくは多価アルコールの脂肪酸エ
    ステルおよびエポキシ化合物の群から選ばれ、かつHL
    Bが2.0以下の範囲にある添加剤(B)をポリオレフ
    ィン系樹脂(A)100重量部に対し0.5〜2重量部
    の範囲内で配合した組成物からなることを特徴とする請
    求項1記載の低温保存乳化水性食品用包装材。
  3. 【請求項3】 等しい重量の水で希釈した食品のE型粘
    度計による粘度をV(センチポアズ)、測定時の剪断速
    度をS(sec-1)としたとき、温度10℃、剪断速度
    1.5〜1000sec-1における−logSに対する
    logVを表す直線の傾きが0.8〜0.3である食品
    を包装することを特徴とする請求項1記載の低温保存乳
    化水性食品用包装材。
  4. 【請求項4】 食品の保存温度が10℃以下であること
    を特徴とする請求項1記載の低温保存乳化水性食品用包
    装材。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系樹脂(A)100重量
    部に対し、凝固点が10℃以下であり、かつHLBが
    5.0以下の添加剤(B)を0.3〜3重量部の範囲内
    で配合した組成物(C)からなる包装材を用いることを
    特徴とする乳化水性食品の低温保存方法。
JP5157894A 1993-06-03 1993-06-03 食品用包装材および食品の保存方法 Expired - Fee Related JP2787269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157894A JP2787269B2 (ja) 1993-06-03 1993-06-03 食品用包装材および食品の保存方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157894A JP2787269B2 (ja) 1993-06-03 1993-06-03 食品用包装材および食品の保存方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06345903A true JPH06345903A (ja) 1994-12-20
JP2787269B2 JP2787269B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=15659746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5157894A Expired - Fee Related JP2787269B2 (ja) 1993-06-03 1993-06-03 食品用包装材および食品の保存方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2787269B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158373A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Kyoraku Co Ltd 包装体および包装体の製造方法
JP2013010541A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Kyoraku Co Ltd プラスチックボトル
JP2013112410A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Co Ltd 包装袋
WO2014123217A1 (ja) 2013-02-08 2014-08-14 東洋製罐株式会社 流動性内容物に対する滑り性に優れた容器
WO2014175378A1 (ja) 2013-04-24 2014-10-30 東洋製罐株式会社 流動性内容物に対する滑り性に優れたブロー成形容器及びその製造方法
WO2014188883A1 (ja) 2013-05-23 2014-11-27 東洋製罐グループホールディングス株式会社 液層を表面に有する多層構造体
WO2015159643A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 東洋製罐株式会社 粘稠内容物の充填方法
US10486387B2 (en) 2015-12-01 2019-11-26 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Package for storage under low temperature environment and method using same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014516A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 三菱ケミカル株式会社 食品包装用複合フィルム、及び縦ピロー包装用複合フィルム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033090A (ja) * 1973-08-01 1975-03-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033090A (ja) * 1973-08-01 1975-03-31

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158373A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Kyoraku Co Ltd 包装体および包装体の製造方法
JP2013010541A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Kyoraku Co Ltd プラスチックボトル
JP2013112410A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Co Ltd 包装袋
KR20170100063A (ko) 2013-02-08 2017-09-01 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 유동성 내용물에 대한 미끄러짐성이 뛰어난 용기
WO2014123217A1 (ja) 2013-02-08 2014-08-14 東洋製罐株式会社 流動性内容物に対する滑り性に優れた容器
US10556741B2 (en) 2013-02-08 2020-02-11 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Container having excellent slipping property for fluid contents
US10189637B2 (en) 2013-02-08 2019-01-29 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Container having excellent slipping property for fluid contents
KR20170126013A (ko) 2013-04-24 2017-11-15 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 유동성 내용물에 대한 미끄러짐성이 뛰어난 블로우 성형용기
WO2014175378A1 (ja) 2013-04-24 2014-10-30 東洋製罐株式会社 流動性内容物に対する滑り性に優れたブロー成形容器及びその製造方法
EP3210776A1 (en) 2013-05-23 2017-08-30 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Multilayer structure having liquid layer on surface
WO2014188883A1 (ja) 2013-05-23 2014-11-27 東洋製罐グループホールディングス株式会社 液層を表面に有する多層構造体
US10786979B2 (en) 2013-05-23 2020-09-29 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Multilayered structure having a liquid layer on the surface thereof
CN106232501A (zh) * 2014-04-18 2016-12-14 东洋制罐株式会社 粘稠内容物的填充方法
JPWO2015159643A1 (ja) * 2014-04-18 2017-04-13 東洋製罐株式会社 粘稠内容物の充填方法
KR20160138550A (ko) 2014-04-18 2016-12-05 토요 세이칸 가부시키가이샤 점조 내용물의 충전 방법
WO2015159643A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 東洋製罐株式会社 粘稠内容物の充填方法
US10392138B2 (en) 2014-04-18 2019-08-27 Toyo Seikan Co., Ltd. Method of filling viscous content
US10486387B2 (en) 2015-12-01 2019-11-26 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Package for storage under low temperature environment and method using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2787269B2 (ja) 1998-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0333508B1 (en) Food wrap film
US7094840B2 (en) Compositions comprising low molecular weight polyhydroxyalkanoates and methods employing same
US3048263A (en) Fog resistant polyolefin films
CA3117414C (en) Multilayer water-dispersible articles
CN107531380B (zh) 具有液膜的结构体及其制造方法
JP2787269B2 (ja) 食品用包装材および食品の保存方法
US4136072A (en) Thermoplastic polyolefin film compositions
JP4053988B2 (ja) 粘土組成物の製造方法
TW201623563A (zh) 具抗霧性之含聚烯烴組合物
JPH0371093B2 (ja)
US3425976A (en) Anti-fogging film comprising vinyl chloride polymer,glycerol monostearate and incompatible plasticizer
US3048265A (en) Fog resistant polyolefin films
JP2993593B2 (ja) 易剥離性成形物およびその製造方法
JP2006104242A (ja) ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたストレッチフィルム
JPS6356259B2 (ja)
JP3010506B2 (ja) ポリエチレン系樹脂フィルム用防曇剤組成物
JP2007191610A (ja) ポリ塩化ビニル系樹脂ストレッチフィルム
JP2914880B2 (ja) 卵加工品包装用フィルム
JP2918661B2 (ja) 防曇性付与易開封性フィルムの製造方法
GB2074046A (en) Packing materials
JPH0413615A (ja) 有香樹脂組成物の製造法
JP3670093B2 (ja) 樹脂添加剤の配合方法
JPS5924731A (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子組成物
JP2002020555A (ja) 食品包装用防曇性フィルム
JP2004210375A (ja) 食品包装用防曇性フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees