JPH06344352A - 加硫用弾性袋体への離型剤塗布方法及び装置 - Google Patents

加硫用弾性袋体への離型剤塗布方法及び装置

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JPH06344352A
JPH06344352A JP5140925A JP14092593A JPH06344352A JP H06344352 A JPH06344352 A JP H06344352A JP 5140925 A JP5140925 A JP 5140925A JP 14092593 A JP14092593 A JP 14092593A JP H06344352 A JPH06344352 A JP H06344352A
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JP
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elastic
vulcanizing
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bag
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JP5140925A
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Masao Hayashi
柾夫 林
Hitoshi Umeyama
均 梅山
Tatsuo Matsuo
達夫 松尾
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型剤塗布作業が効率良くし、且つ生タイヤ
を解体する必要が生じた時にタイヤ内側の部材を再利用
できるようにする。 【構成】 離型剤塗布装置10の搬送及び昇降ユニット
10A内には、駆動ローラ18と従動ローラ20とが配
列されいる。搬送及び昇降ユニット10Aの下部13に
は4本のスチールベルト26が連結されており、昇降モ
ータ24の回転によって、昇降ユニット10Aが上下動
するようになっている。塗布アーム56、58は、軸受
け部48、50と一体的に回転するようになっており、
塗布アーム56、58は、膨張時のブラダ52、54の
表面形状に沿って湾曲している。また、塗布アーム5
6、58には複数の離型剤塗布用ノズル60が設けられ
ており、各離型剤塗布用ノズル60の外周部には、離型
剤の圧力に比べ高圧の空気を噴出させる噴射ノズル62
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤ加硫を実施するに
おいて、タイヤ内に挿入される加硫用弾性袋体への離型
剤塗布方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ加硫を実施するにおいて、
タイヤ内に挿入されるブラダー、エアバッグ等の加硫用
弾性袋体と、タイヤ内面との離型性を確保するために、
加硫前の生タイヤの内面に離型剤を塗布している。また
は、使用前に加硫用弾性袋体の表面に薄くシリコーンを
焼付処理して使用している。
【0003】しかしながら、離型剤を加硫前の生タイヤ
の内面に直接塗布する方法においては、タイヤの内側部
を構成する部材のジョイント部や、段付部にも離型剤が
塗布されたり流れ込んだりする。この結果、加硫時に離
型剤が部材内に侵入し、加硫後の製品タイヤのクラック
(割れ)やエアー漏れの等の原因となり、製品タイヤの
品質低下を引き起こす。
【0004】特に、チューブレスタイヤにおいては、エ
アー透過防止の為のインナーライナーのジョイント部に
離型剤が塗布されたり流れ込んだりすると、加硫時に離
型剤がインナーライナー内に侵入し、加硫後の製品タイ
ヤのクラック(割れ)やエアー漏れの等の原因となる。
このため、従来では、離型剤塗布前に、インナーライナ
ーのジョイント部に目張り(ブラインド)をし、離型剤
塗布後それを外しており、塗布作業効率が低下してい
る。
【0005】また、従来では、成型工程で成型された生
タイヤを離型剤塗装を行なう場所に運び、一括して生タ
イヤに離型剤を塗装しているため、離型剤塗布後、生タ
イヤを加硫機別(サイズ別)に仕分けする必要がある。
このため、作業が煩雑となるとともに、生タイヤの自動
搬送化の阻害要因ともなっている。
【0006】また、生タイヤへ直接離型剤を塗布する場
合には、生タイヤの内側に離型剤を塗布するため、離型
剤が乾きにくく乾燥の為の待ち時間が長くなって、次工
程の加硫へ速やかに移行できない。
【0007】さらに、生タイヤへ直接離型剤を塗布する
場合には、生タイヤを解体する必要が生じた時に、離型
剤を塗布したタイヤ内側の部材は再利用出来ない。
【0008】一方、加硫用弾性袋体の表面に薄くシリコ
ーンを焼付処理する方法では、焼付処理によって加硫用
弾性袋体の寿命が不安定になる等の不具合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、離型剤塗布作業が効率良く行なえ、且つ生タイヤ
を解体する必要が生じた時にタイヤ内側の部材を再利用
できる加硫用弾性袋体への離型剤塗布方法及び装置を得
ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、タイヤ加硫を実施するにおいてタイヤ内に挿入され
る加硫用弾性袋体とタイヤ内面との離型性を確保するた
めの加硫用弾性袋体への離型剤塗布方法であって、離型
剤塗布用ノズルと加硫用弾性袋体表面との間隔が設定の
範囲になるまで加硫用弾性袋体を膨張させる加硫用弾性
袋体膨張工程と、加硫用弾性袋体膨張工程にて膨張した
加硫用弾性袋体と、加硫用弾性袋体の軸方向の外面形状
に沿って配列した複数の離型剤塗布用ノズルと、周方向
の位置を相対的に変化させながら、前記離型剤塗布用ノ
ズルから加硫用弾性袋体の表面へ離型剤を噴射し塗布す
る加硫用弾性袋体への離型剤塗布工程と、を有すること
を特徴としている。
【0011】請求項2に記載の本発明は、タイヤ加硫を
実施するにおいてタイヤ内に挿入される加硫用弾性袋体
とタイヤ内面との離型性を確保するための加硫用弾性袋
体への離型剤塗布装置であって、内圧により膨張した加
硫用弾性袋体の軸方向の表面形状に沿って複数の離型剤
塗布用ノズルが装着されたノズル保持手段と、ノズル保
持手段を加硫用弾性袋体の周囲に回動させる回動手段
と、を有することを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において、離型剤塗布用ノズルと加硫用弾性
袋体の表面との距離を測定する距離測定手段と、距離測
定手段の測定値に基づいて離型剤塗布用ノズルと加硫用
弾性袋体表面との間隔が設定の範囲になるまで加硫用弾
性袋体を膨張させる膨張調節装置と、離型剤塗布用ノズ
ルの近傍に設けられ空気を噴出させる空気噴射ノズル
と、を有することを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において、複数台の加硫機のうちの任意の加
硫機に適時移動するための移動手段を備えたことを特徴
としている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本発明の加硫用弾性袋体への
離型剤塗布方法では、加硫用弾性袋体膨張工程におい
て、加硫用弾性袋体を離型剤塗布用ノズルと加硫用弾性
袋体表面との間隔が設定の範囲になるまで膨張させる。
次に、離型剤塗布工程にて、膨張した加硫用弾性袋体
と、加硫用弾性袋体の軸方向の外面形状に沿って配列し
た複数の離型剤塗布用ノズルと、の周方向の位置を相対
的に変化させながら、離型剤塗布用ノズルから加硫用弾
性袋体の表面へ離型剤を噴射し塗布する。
【0015】従って、本発明の加硫用弾性袋体への離型
剤塗布方法では、従来の様に離型剤を生タイヤの内側に
塗布する必要がないため、これに伴う、マスキング、仕
分け作業等が無くなり離型剤塗布作業が効率良く行なえ
る。また、離型剤を加硫用弾性袋体の表面に塗布するた
め、離型剤の乾燥も早くなり、次工程の加硫へ速やかに
移行できる。さらに、離型剤を生タイヤの内側に塗布し
ていないため、生タイヤを解体する必要が生じた時にタ
イヤ内側の部材を再利用できる。
【0016】請求項2に記載の本発明の加硫用弾性袋体
への離型剤塗布装置では、先ず複数の離型剤塗布用ノズ
ルが、内圧により膨張した加硫用弾性袋体の軸方向の表
面形状に沿う位置となるように配置されたノズル保持手
段を、加硫用弾性袋体の外周部に配置する。次に、回動
手段によって、ノズル保持手段を加硫用弾性袋体の周囲
に回動させるとともに、離型剤塗布用ノズルから加硫用
弾性袋体へ離型剤を噴出し、離型剤を加硫用弾性袋体表
面に塗布する。
【0017】従って、本発明の加硫用弾性袋体への離型
剤塗布装置では、従来の様に離型剤を生タイヤの内側に
塗布する必要がないため、これに伴う、マスキング、仕
分け作業等が無くなり離型剤塗布作業が効率良く行なえ
る。また、離型剤を加硫用弾性袋体の表面に塗布するた
め、離型剤の乾燥も早くなり、次工程の加硫へ速やかに
移行できる。さらに、離型剤を生タイヤの内側に塗布し
ていないため、生タイヤを解体する必要が生じた時にタ
イヤ内側の部材を再利用できる。
【0018】請求項3に記載の本発明の加硫用弾性袋体
への離型剤塗布装置では、先ず複数の離型剤塗布用ノズ
ルが、内圧により膨張した加硫用弾性袋体の軸方向の表
面形状に沿う位置となるように配置されたノズル保持手
段を、加硫用弾性袋体の外周部に配置する。この時、距
離測定手段によって、離型剤塗布用ノズルと加硫用弾性
袋体の表面との距離を測定し、この測定結果に基づいて
膨張調節装置が、離型剤塗布用ノズルと加硫用弾性袋体
表面との間隔が設定の範囲になるまで加硫用弾性袋体を
膨張させる。次に、回動手段によって、ノズル保持手段
を加硫用弾性袋体の周囲に回動させるとともに、離型剤
塗布用ノズルから加硫用弾性袋体へ離型剤を噴出する。
また、離型剤塗布用ノズルの近傍に設けられた噴射ノズ
ルから、低圧の離型剤に対して高圧の空気を噴出させ、
離型剤を加硫用弾性袋体表面へ確実に塗布する。
【0019】従って、本発明の加硫用弾性袋体への離型
剤塗布装置では、従来の様に離型剤を生タイヤの内側に
塗布する必要がないため、これに伴う、マスキング、仕
分け作業等が無くなり離型剤塗布作業が効率良く行なえ
る。また、離型剤を加硫用弾性袋体の表面に塗布するた
め、離型剤の乾燥も早くなり、次工程の加硫へ速やかに
移行できる。さらに、離型剤を生タイヤの内側に塗布し
ていないため、生タイヤを解体する必要が生じた時にタ
イヤ内側の部材を再利用できる。
【0020】請求項4に記載の本発明の加硫用弾性袋体
への離型剤塗布装置では、所定の加硫機の加硫用弾性袋
体への離型剤塗布作業が終了すると、移動手段によっ
て、離型剤塗布装置が複数台の加硫機のうちの任意の加
硫機に適時移動し、その加硫機の加硫用弾性袋体への離
型剤塗布作業を開始する。よって、一つの離型剤塗布装
置で複数の加硫機の加硫用弾性袋体への離型剤塗布作業
が効率良く行なえる。
【0021】
【実施例】本発明の第1実施例に係る加硫用弾性袋体へ
の離型剤塗布装置を図1〜図6に従って説明する。
【0022】図1に示される如く、本実施例の加硫用弾
性袋体への離型剤塗布装置10は、床12に固定された
加硫機14の上方に設けられている。この離型剤塗布装
置10は、加硫機14の配列方向(図1の左右方向)に
沿って設けられた断面コ字状(図5参照)の搬送レール
16に沿って一方向(矢印A方向)及びこれと反対方向
(矢印B方向)へ移動可能となっている。
【0023】図5に示される如く、離型剤塗布装置10
の上部は、搬送及び昇降ユニット10Aとなっており、
この搬送及び昇降ユニット10Aの上部11は、搬送レ
ール16のコ字状断面内に挿入されている。
【0024】図1に示される如く、搬送及び昇降ユニッ
ト10Aの上部11内には、移動手段としての駆動ロー
ラ18と従動ローラ20とが配列されており、駆動ロー
ラ18は駆動モータ22に連結されている。これらの駆
動ローラ18と従動ローラ20とは、それぞれ搬送レー
ル16の軌道16A上を移動するようになっており、駆
動ローラ18と従動ローラ20の回転によって、離型剤
塗布装置10は矢印A方向又は矢印B方向へ移動する。
【0025】また、搬送及び昇降ユニット10Aの下部
13は、搬送レール16の軌道16Aの下方に位置して
おり、搬送及び昇降ユニット10Aの下部13内には昇
降モータ24が設けられている。
【0026】図2に示される如く、昇降モータ24に
は、図示を省略した巻き上げ軸が連結されており、巻き
上げ軸に4本のスチールベルト26が巻取られるように
なっている。従って、昇降モータ24の回転によって、
4本のスチールベルト26が巻き上げ軸へ巻取られ又は
引き出され、これによって、4本のスチールベルト26
の下端部26Aが上下動するようになっている。なお、
スチールベルトに代えてチエーン等の他の巻掛け部材を
使用しても良い。
【0027】4本のスチールベルト26の下端部には、
離型剤塗布装置10の下部を構成する塗装ユニット10
Bが固定されており、塗装ユニット10Bは、スチール
ベルト26の上下動と一体的に上下する。なお、塗装ユ
ニット10Bの上下方向のストロークは、加硫機14の
高さとタイヤサイズに応じて決める。塗装ユニット10
Bの上部は、搬送レール16に沿った方向を長手方向と
するブロック状の基部30とされている。
【0028】図3に示される如く、基部30内には、基
部30の長手方向に沿って回動手段としての一対の空気
圧シリンダ32、34が設けられている。これらのシリ
ンダ32、34からは、基部30の長手方向両端部30
A、30Bに向けてロッド32A、34Aが突出してお
り、各ロッド32A、34Aの先端部には、それぞれラ
ック36、38が固定されている。また、これらのラッ
ク36、38には、回転軸40、42に固定されたピニ
オン44、46が噛合しており、回転軸40、42は基
部30へ軸支されて軸心が垂直となっている。
【0029】従って、シリンダ32が減圧され、ロッド
32Aとともにラック36が、シリンダ32への引込方
向(矢印C方向)へ移動すると、回転軸40がピニオン
44とともに矢印D方向へ回転する。また、シリンダ3
4が加圧され、ロッド34Aとともにラック38がシリ
ンダ34からの押出し方向(矢印E方向)へ移動する
と、回転軸42がピニオン46とともに矢印F方向へ回
転する。一方、シリンダ32が加圧され、ロッド32A
とともにラック36が矢印C方向と反対へ移動すると、
回転軸40がピニオン44とともに矢印D方向と反対方
向へ回転する。また、シリンダ34が減圧され、ロッド
34Aとともにラック38が矢印E方向と反対方向へ移
動すると、回転軸42がピニオン46とともに矢印F方
向と反対方向へ回転する。
【0030】軸40、42の下端部には、円筒状の軸受
け部48、50が固定されており、軸40、42と一体
的に回転するようになっている。また、軸受け部48、
50には、加硫機14上のモールドの下型15の中央部
から上方へ向けて突出した、加硫用弾性袋体としてのブ
ラダ52、54のセンターポスト52B、54Bが挿入
されるようになっており、挿入後、軸受け部48、50
は、複数に分割された内径部がエアーで収縮され、ブラ
ダ52、54のセンターポスト52B、54Bを締め付
け把持する。これにより、軸受け部48、50とブラダ
52、54とがそれぞれ同軸になる。
【0031】軸受け部48、50には、ノズル保持手段
としての塗布アーム56、58の一方の端部が固定され
ており、これらの塗布アーム56、58は、軸受け部4
8、50と一体的にブラダ52、54の周囲を1周約2
0秒で回転するようになっている。また、塗布アーム5
6、58は、膨張時のブラダ52、54の軸方向の表面
形状に沿って湾曲している。これらの塗布アーム56、
58には、略等間隔で4個の離型剤塗布用ノズル60が
設けられている。また、各離型剤塗布用ノズル60の外
周部には、離型剤の噴出圧力に比べ高圧(0.5〜6kg
/cm2)の空気を噴出させる空気噴射ノズル62がリング
状に設けられており、これらの空気噴射ノズル62から
噴射する高圧空気によって、離型剤塗布用ノズル60か
ら噴射する離型剤をブラダ52、54方向へ確実に案内
するようになっている。
【0032】また、離型剤塗布用ノズル60にはエアー
ガン、例えば、低圧霧化スプレーガン(ノズル先端圧
力:0.5kg/cm2、付着効率70%)を使用し、離型剤
塗布用ノズル60から離型剤を噴射する前に、空気噴射
ノズル62から高圧空気を噴出させ、離型剤噴射完了後
に、空気噴射ノズル62からの空気の噴出を停止するこ
とで、加硫機14の下型15への、離型剤の飛散を最小
に抑えている。なお、低圧霧化スプレーガンに代えてエ
アーレスガンを使用しても良い。
【0033】また、図3に示される如く、離型剤を塗布
する場合には、ブラダ52、54は上死点まで上昇さ
せ、例えば、トラックタイヤの場合には、ブラダ52、
54の底面と下型15との間隔Hが500mm程度とし、
下型15への離型剤の飛散を最小に抑えている。
【0034】また、各離型剤塗布用ノズル60の個々に
流量計を取り付けて、流量計の測定データに基づいて離
型剤の噴出量を制御するようにしても良い。なお、離型
剤の塗布量を、ブラダ1本あたり180gr程度(塗布厚
さ10〜80ミクロン)とすると、ブラダ52、54の
持っている熱で1〜2分で乾燥し、ブラダ52、54か
らたれ落ちない。
【0035】さらに、離型剤塗布用ノズル60は、シリ
ンダ32、34のロッド32A、34Aの伸縮によっ
て、左右に1回転づつ回転するようになっており、平面
視で花形状に膨張するブラダの全面に離型剤が塗布で
き、塗布むらができないようになっている。
【0036】ブラダ52、54の表面52A、54Aと
対向する塗布アーム56、58の部位には、距離測定手
段としての反射型光センサ64が設けられており、ブラ
ダー52、54の表面52A、54Aとの距離を測定し
ており、この測定データに基づいて、膨張調節装置とし
ての電磁弁55が作動して、離型剤塗布用ノズル60と
ブラダー52、54の表面52A、54Aとの間隔が設
定の範囲(100mm〜150mm)になるまでブラダー5
2、54を膨張させる。
【0037】図2に示される如く、昇降ユニット10A
には、水ベースの溶剤にシリコーンを混入した離型剤と
しての、熱硬化性のシリコーン液68を充填したタンク
70と、このシリコーン液68を各離型剤塗布用ノズル
60へ供給するコンプレッサ71が搭載されており、タ
ンク70と各離型剤塗布用ノズル60及びコンプレッサ
71と空気噴射ノズル62は、それぞれチューブ72に
よって連結されている。なお、タンク70には攪拌装置
が設けられており、シリコーン液68の濃度を一定に
し、塗布むらを無くすためにタンク70内のシリコーン
液68を適時攪拌している。
【0038】図4(A)及び図4(B)に示される如
く、上型17を支持する加硫機14の上型支持部14A
は下型15を支持する下型支持部14Bの側面に回転可
能に軸支された左右一対のアーム80に取り付けられて
おり、図4(A)に示される展開位置と図4(B)に示
される加硫位置とへ移動できるようになっている。ま
た、上型支持部14Aを図4(A)に示される展開位置
とすることによって、離型剤塗布装置10の塗装ユニッ
ト10Bをブラダに近づけることが可能となる。
【0039】次に本実施例の作用を説明する。上記のよ
うに構成される本実施例の離型剤塗布装置10では、駆
動モータ22によって駆動ローラ18を回転させ、離型
剤塗布装置10を搬送レール16に沿って図1の矢印A
方向又は矢印B方向へ移動して、上型支持部14Aが展
開位置となった加硫機14の上方へ移動させる。
【0040】次に、昇降モータ24を作動させ、塗装ユ
ニット10Bを下降させ、軸受け部48、50にブラダ
52、54のセンターポスト52B、54Bを挿入す
る。挿入後、軸受け部48、50はエアーで内径が収縮
され、ブラダ52、54のセンターポスト52B、54
Bを締め付け把持し、これにより、軸受け部48、50
とブラダ52、54とがそれぞれ同軸になる。
【0041】次に、ブラダ52、54を膨張させる。こ
の時、反射型光センサ64によって、ブラダー52、5
4の表面52A、54Aとの距離を測定し、この測定デ
ータに基づいて、電磁弁55が作動して、離型剤塗布用
ノズル60とブラダー52、54の表面52A、54A
との間隔が設定の範囲(100mm〜150mm)になるま
でブラダー52、54を膨張させる。
【0042】次に、コンプレッサ71を作動させ、空気
噴射ノズル62からのエアーの噴射を開始し、その後、
離型剤塗布用ノズル60からのシリコーン液68の噴射
を開始する。
【0043】次に、シリンダ32を減圧し塗布アーム5
6を矢印D方向へ回転して、ブラダー52の表面52A
に離型剤を塗布すると同時に、シリンダ34を加圧し塗
布アーム58を矢印F方向へ回転して、ブラダー54の
表面54Aに離型剤を塗布する。その後、シリンダ32
を加圧し塗布アーム56を矢印D方向と反対方向へ回転
して、ブラダー52の表面52Aに離型剤を塗布すると
同時に、シリンダ34を減圧し塗布アーム58を矢印F
方向と反対方向へ回転して、再度ブラダー52の表面5
2Aに離型剤を塗布する。
【0044】塗布アーム56、58が基の位置に戻る
と、離型剤塗布用ノズル60からのシリコーン液68の
噴射を停止し、その後、空気噴射ノズル62からのエア
ーの噴射を停止する。
【0045】次に、ブラダ52、54を収縮させ、軸受
け部48、50の内径を拡径する。その後、昇降モータ
24を作動させ、塗装ユニット10Bを上昇させ、軸受
け部48、50をブラダ52、54のセンターポスト5
2B、54Bから外し、塗装ユニット10Bを搬送及び
昇降ユニット10Aの近傍の位置(図1の位置)まで引
上げる。
【0046】次に、駆動モータ22によって駆動ローラ
18を回転させ、離型剤塗布装置10を搬送レール16
に沿って図1の矢印A方向又は矢印B方向へ移動して、
次の加硫機14の上方へ移動させる。
【0047】従って、本発明の加硫用弾性袋体への離型
剤塗布装置10では、従来の様に離型剤を生タイヤの内
側に塗布する必要がないため、これに伴う、マスキン
グ、仕分け作業等が無くなり離型剤塗布作業が効率良く
行なえる(8時間毎に1回4分程度の時間をかけて離型
剤塗布作業を行えば良い)。また、離型剤を加硫により
暖められたブラダの表面に塗布するためと、熱硬化性の
離型剤を使用することで離型剤の乾燥も早い。さらに、
離型剤を生タイヤの内側に塗布していないため、生タイ
ヤを解体する必要が生じた時にタイヤ内側の部材を再利
用できる。
【0048】また、本実施例では所定の加硫機14のブ
ラダ52、54への離型剤塗布作業が終了すると、離型
剤塗布装置10が搬送レール16に沿って移動し、複数
台の加硫機のうちの任意の加硫機に適時移動し、その加
硫機のブラダへの塗布作業を開始する。よって、一つの
離型剤塗布装置で複数の加硫機のブラダへの離型剤塗布
作業が効率良く行なえる。
【0049】また、本実施例では、生タイヤを2〜8回
加硫する毎に、ブラダ52、54の表面52A、54A
に離型剤を1回塗布することで、従来の生タイヤ内側に
離型剤を塗布する方法と同等またはそれ以上のブラダ使
用回数(ブラダ寿命)を得ることができるとともに、従
来の様に、タイヤの内側部を構成する部材のジョイント
部や、段付部に離型剤が塗布されることもなく、これに
起因する加硫後の製品タイヤのクラックやエアー漏れが
皆無となり、製品タイヤの品質が向上する。
【0050】さらに、本実施例では、加硫機14に接近
する軸受け部48、50の回転及び内径の収縮を空気圧
シリンダ32、34等の空気圧によって作動させる構成
としたため、これらの部位にモータ等の電気式の駆動装
置を配置する構成に比べ、防爆性に優れている。
【0051】次に、本発明の第2実施例に係る加硫用弾
性袋体への離型剤塗布装置を図7に従って説明する。
【0052】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】図7に示される如く、本実施例の加硫用弾
性袋体への離型剤塗布装置100は、搬送及び昇降ユニ
ット100Aの低部に設けた車輪104によって、床1
2上を走行できるようになっている。また、搬送及び昇
降ユニット100Aの上面からは旋回アーム106が突
出しており、この旋回アーム106は、上下方向(矢印
J、K方向)に移動可能で、且つ垂直部106Aを中心
に水平部106Bが、水平面内で矢印L、M方向へ旋回
可能となっている。
【0054】旋回アーム106の水平部106Bの先端
部には、第1実施例と同様に、塗装ユニット100Bが
設けられており、塗布アーム56が軸受け部48と一体
的に、ブラダ52の軸部52Bを中心として回転するよ
うになっている。また、搬送及び昇降ユニット100A
内には、図示を省略した、タンク、コンプレッサ及び旋
回アーム106を昇降、旋回させるための駆動装置が搭
載されている。
【0055】次に本実施例の作用を説明する。上記のよ
うに構成される本実施例の離型剤塗布装置100では、
加硫機14の一方のブラダ52への離型剤塗布作業が終
了すると、旋回アーム106を一度上昇させ、塗装ユニ
ット100Bをブラダ52の上方へ移動させる。次に、
旋回アーム106を矢印L方向へ旋回し、塗装ユニット
100Bをブラダ54の上方へ移動させる。その後、旋
回アーム106を下降し、ブラダ54の軸部54Bを軸
受け部48で把持する。この状態で、第1実施例と同様
にしてブラダ54への離型剤塗布を開始する。また、本
実施例の離型剤塗布装置100では、加硫機14のブラ
ダ52、54の離型剤塗布作業が完了した場合には、車
輪104によって、床12上を走行させ、次の加硫機1
4の近傍へ移動させることができる。
【0056】従って、本実施例においても、第1実施例
と同様に従来の様に離型剤を生タイヤの内側に塗布する
必要がないため、これに伴う、マスキング、仕分け作業
等が無くなり離型剤塗布作業が効率良く行なえる。ま
た、離型剤をブラダの表面に塗布するため、熱硬化性の
離型剤を使用することで離型剤の乾燥も早くなり、加硫
へ速やかに生タイヤを移行できる。さらに、離型剤を生
タイヤの内側に塗布していないため、生タイヤを解体す
る必要が生じた時にタイヤ内側の部材を再利用できる。
【0057】なお、上記各実施例では、離型剤塗布装置
を移動可能とし、複数台の加硫機のうちの任意の加硫機
に適時移動する構成としたが、各加硫機にそれぞれ離型
剤塗布装置を固定した構成としても良い。また、上記各
実施例では、加硫用弾性袋体がブラダ52、54である
例について説明したが、加硫用弾性袋体はエアバッグ等
でも良い。
【0058】
【発明の効果】本発明の加硫用弾性袋体への離型剤塗布
方法及び装置は、離型剤塗布作業が効率良く行なえ、且
つ生タイヤを解体する必要が生じた時にタイヤ内側の部
材を再利用できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る加硫用弾性袋体への
離型剤塗布装置の待機状態を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る加硫用弾性袋体への
離型剤塗布装置の離型剤塗布状態を示す側断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例に係る加硫用弾性袋体への
離型剤塗布装置の塗装ユニットを示す側断面図である。
【図4】(A)は加硫機の展開状態を示す斜視図であ
り、(B)は加硫機の加硫状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る加硫用弾性袋体への
離型剤塗布装置の待機状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る加硫用弾性袋体への
離型剤塗布装置の離型剤塗布状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る加硫用弾性袋体への
離型剤塗布装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 離型剤塗布装置 10B 塗装ユニット 10A 搬送及び昇降ユニット 14 加硫機 16 搬送レール 18 駆動ローラ(移動手段) 20 従動ローラ 24 昇降モータ 26 スチールベル 32 シリンダ(回動手段) 34 シリンダ(回動手段) 52 ブラダ(加硫用弾性袋体) 52A 表面 54 ブラダ(加硫用弾性袋体) 54A 表面 55 電磁弁(膨張調節装置) 56 塗布アーム(ノズル保持手段) 58 塗布アーム(ノズル保持手段) 60 離型剤塗布用ノズル 62 空気噴射ノズル 64 反射型光センサ(距離測定手段) 68 シリコーン液(離型剤) 100 離型剤塗布装置 100A 搬送及び昇降ユニット 100B 塗装ユニット 104 車輪(移動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 21:00 105:24 B29L 30:00 4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ加硫を実施するにおいてタイヤ内
    に挿入される加硫用弾性袋体とタイヤ内面との離型性を
    確保するための加硫用弾性袋体への離型剤塗布方法であ
    って、 離型剤塗布用ノズルと加硫用弾性袋体表面との間隔が設
    定の範囲になるまで加硫用弾性袋体を膨張させる加硫用
    弾性袋体膨張工程と、 加硫用弾性袋体膨張工程にて膨張した加硫用弾性袋体
    と、加硫用弾性袋体の軸方向の外面形状に沿って配列し
    た複数の離型剤塗布用ノズルと、周方向の位置を相対的
    に変化させながら、前記離型剤塗布用ノズルから加硫用
    弾性袋体の表面へ離型剤を噴射し塗布する加硫用弾性袋
    体への離型剤塗布工程と、 を有することを特徴とする加硫用弾性袋体への離型剤塗
    布方法。
  2. 【請求項2】 タイヤ加硫を実施するにおいてタイヤ内
    に挿入される加硫用弾性袋体とタイヤ内面との離型性を
    確保するための加硫用弾性袋体への離型剤塗布装置であ
    って、 内圧により膨張した加硫用弾性袋体の軸方向の表面形状
    に沿って複数の離型剤塗布用ノズルが装着されたノズル
    保持手段と、 ノズル保持手段を加硫用弾性袋体の周囲に回動させる回
    動手段と、を有することを特徴とする加硫用弾性袋体へ
    の離型剤塗布装置。
  3. 【請求項3】 離型剤塗布用ノズルと加硫用弾性袋体
    の表面との距離を測定する距離測定手段と、 距離測定手段の測定値に基づいて離型剤塗布用ノズルと
    加硫用弾性袋体表面との間隔が設定の範囲になるまで加
    硫用弾性袋体を膨張させる膨張調節装置と、 離型剤塗布用ノズルの近傍に設けられ空気を噴出させる
    空気噴射ノズルと、を有することを特徴とする請求項2
    に記載の加硫用弾性袋体への離型剤塗布装置。
  4. 【請求項4】 複数台の加硫機のうちの任意の加硫機に
    適時移動するための移動手段を備えたことを特徴とする
    請求項2に記載の加硫用弾性袋体への離型剤塗布装置。
JP5140925A 1993-06-11 1993-06-11 加硫用弾性袋体への離型剤塗布方法及び装置 Pending JPH06344352A (ja)

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