JP6922577B2 - カラーライン塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの外周面又はローカバーの外周面にカラーラインを形成するカラーライン塗布装置に関する。
タイヤのトレッド面には、周方向に延びるカラーラインが形成されることがある。このカラーラインは、色、本数及び位置によって、タイヤの種類の識別に用いられる。本発明では、カラーラインが形成される前のタイヤを未塗装タイヤと称し、カラーラインが形成されたタイヤを塗装タイヤと称する。同様に、カラーラインが形成される前のローカバーを未塗装ローカバーと称し、カラーラインが形成されたローカバーを塗装ローカバーと称する。
特開2007−83511公報には、カラーライン塗布装置が開示されている。このカラーライン塗布装置では、空気が充填された未塗装タイヤに、カラーラインが形成されている。特開2014−237232公報には、他のカラーライン塗布装置が開示されている。このカラーライン塗布装置では、中子にストリップでトレッド部材が形成されている。このトレッド部材の外周面に、カラーラインが形成されている。
特開2007−83511公報 特開2014−237232公報
特開2007−83511公報のカラーライン塗布装置では、未塗装タイヤに空気が充填される。空気が充填された未塗装タイヤにカラーラインが形成される。カラーラインが形成された塗装タイヤから空気が抜かれる。このカラーライン塗布装置では、カラーラインを形成するときにタイヤに空気を充填する必要がある。特開2014−237232公報のカラーライン塗布装置では、中子に支持されたトレッド部材に、カラーラインが形成されている。このカラーライン塗布装置では、カラーラインを形成するときに、トレッド部材を支持する中子が必要とされる。
本発明の目的は、生産性と汎用性とに優れるカラーライン塗布装置の提供にある。
本発明に係るカラーライン塗布装置は、未塗装タイヤの外周面又は未塗装ローカバーの外周面に、カラーラインを形成する。このカラーライン塗布装置は、上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの側面を支持して回転させる回転テーブルと、上記回転テーブルに支持されて回転する上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクを塗布するインク塗布装置とを備えている。
好ましくは、このカラーライン塗布装置は、センタリング装置を備えている。上記センタリング装置は、上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの半径方向において、上記未塗装タイヤの軸線又は上記未塗装ローカバーの軸線の位置を上記回転テーブルの回転軸の位置にセンタリングする、機能を備えている。
好ましくは、このカラーライン塗布装置では、上記インク塗布装置はノズルを備えている。上記ノズルは、上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクを吹き付ける機能を備えている。
好ましくは、このカラーライン塗布装置は、上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーを上流から下流へ搬送する複数のローラユニットと、複数のローラユニットの間に位置する凹部とを備えている。それぞれのローラユニットは、上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーに接触するローラを備えている。上記回転テーブルは、上記ローラの外周面の上端より下方に位置する退避姿勢と、上記回転テーブルが上記複数のローラの外周面の上端より上方に位置するリフトアップ姿勢との間で姿勢変化可能にされている。上記退避姿勢において、上記回転テーブルは、上記凹部に収容されている。
本発明に係るカラーライン形成方法は、未塗装タイヤの外周面又は未塗装ローカバーの外周面に、カラーラインを形成する。
このカラーライン形成方法は、
回転テーブルが上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの側面を支持するリフトアップ工程と、
上記回転テーブルが上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーを回転させ、回転する上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクを塗布する着色工程と
を備える。
好ましくは、このカラーライン形成方法は、センタリング工程を備えている。
このセンタリング工程では、上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの半径方向において、上記未塗装タイヤの軸線又は上記未塗装ローカバーの軸線の位置を、上記回転テーブルの回転軸の位置にセンタリングする。
上記センタリング工程の後に、上記着色工程が実行される。
好ましくは、上記着色工程において、上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクが吹き付けられる。
本発明に係る塗装タイヤの製造方法は、
ゴム部材を組み合わせて未塗装ローカバーを形成する予備成形工程と、
上記未塗装ローカバーを加硫成形して未塗装タイヤが得られる加硫工程と、
上記未塗装タイヤの外周面にカラーラインを形成するカラーライン形成工程と
を備える。
上記カラーライン形成工程において、回転テーブルが上記未塗装タイヤの側面を支持し、上記回転テーブルが上記未塗装タイヤの軸線を回転軸にして上記未塗装タイヤを回転させ、回転する上記未塗装タイヤの外周面に周方向に延在する上記カラーラインを形成する。
本発明に係る他の塗装タイヤの製造方法は、
ゴム部材を組み合わせて未塗装ローカバーを形成する予備成形工程と、
上記未塗装ローカバーの外周面にカラーラインを形成して塗装ローカバーを得るカラーライン形成工程と
上記塗装ローカバーを加硫成形してその外周面にカラーラインが形成された塗装タイヤが得られる加硫工程と、
を備える。
上記カラーライン形成工程において、回転テーブルが上記未塗装ローカバーの側面を支持し、上記回転テーブルが上記未塗装ローカバーの軸線を回転軸にして上記未塗装ローカバーを回転させ、回転する上記未塗装ローカバーの外周面に周方向に延在する上記カラーラインを形成する。
本発明に係るカラーライン塗布装置では、未加硫タイヤにカラーラインを形成するときに、未塗装タイヤに空気を充填する必要がない。また、この塗布装置では、未塗装ローカバーにカラーラインを形成するときに、未塗装ローカバーを中子で支持する必要がない。この塗布装置は、塗装タイヤの生産性の向上に寄与する。また、この塗布装置は、汎用性に優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの製造方法のための製造設備が示された概念図である。 図2は、図1の製造設備のカラーライン塗布装置が示された断面図である。 図3は、図2の線分III−IIIに沿った断面図である。 図4は、図2の線分IV−IVに沿った断面図である。 図5は、図2のカラーライン塗布装置の使用状態が示された断面図である。 図6は、図2のカラーライン塗布装置の他の使用状態が示された断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、塗装タイヤ1(以下、タイヤ1ともいう)と未塗装タイヤ2(以下、タイヤ2ともいう)と共に、タイヤ2にカラーライン3を形成する製造設備4が示されている。このタイヤ2は、トレッド面を形成する外周面2aと、リムのシート面に当接する一対の内周面2bと、一対の側面2cを備えている。製造設備4は、タイヤ2の外周面2aに、カラーライン3を形成する。このカラーライン3の色、本数及び位置によって、タイヤ1の種類が容易に識別される。
この製造設備4は、搬送装置としてのローラコンベア6及びローラコンベア8と、カラーライン塗布装置10とを備えている。図1の矢印Xが前後方向前向きであり、矢印Yが左右方向左向きであり、矢印Zが上下方向上向きである。この上下方向は、タイヤ2(タイヤ1)の軸方向でもある。
ローラコンベア6とローラコンベア8とは、前後方向に、カラーライン塗布装置10を間に挟んで並べられている。この製造設備4は、タイヤ1の製造ラインの一部として、この製造ラインに組み込まれる。図1の矢印Xは、この製造ラインの下流向きを表している。この製造設備4では、上流から下流に向かって、ローラコンベア6、カラーライン塗布装置10、ローラコンベア8の順で並べられている。
ローラコンベア6は、タイヤ2を上工程からカラーライン塗布装置10に搬送する機能を備えている。このローラコンベア6は、タイヤ2をカラーライン塗布装置10に搬送する機能を備えていればよい。このローラコンベア6に代えて、ベルトコンベア等の他の搬送装置が用いられてもよい。ローラコンベア8は、タイヤ1をカラーライン塗布装置10から下工程へ搬送する機能を備えている。このローラコンベア8に代えて、ローラコンベア6と同様に、ベルトコンベア等の他の搬送装置が用いられてもよい。
カラーライン塗布装置10は、前後搬送装置としての4台のローラユニット12、凹部13、回転装置14、センタリング装置16、インク塗布装置18及び制御装置20を備えている。
それぞれのローラユニット12は、複数のローラ22及び駆動モータ24を備えている。複数のローラ22は、前後方向に並べられている。これらのローラユニット12が間隔を空けて並べられている。凹部13は、これらのローラユニット12の間に形成されている。凹部13は、カラーライン塗布装置10の前後方向中央及び左右方向中央に形成されている。それぞれのローラ22は、左右方向を回転軸にして回転可能に支持されている。図2に示される駆動モータ24によって、ローラ22は回転させられうる。このローラユニット12は、タイヤ2(タイヤ1)を搬送する機能を備えている。ローラユニット12は、ローラコンベア6からタイヤ2を受け取り、カラーライン3が形成されたタイヤ1をローラコンベア8に送る機能を備えている。
ここでは、4台のローラユニット12を例示したが、ローラユニット12の台数は、凹部13を形成して配置できればよく、2台以上の複数であればよい。
図2及び図3に示される様に、回転装置14は、回転テーブル26、回転駆動部28及び一対の昇降駆動部30を備えている。図2及び図3には、タイヤ2が二点鎖線で示されている。回転駆動部28は、上下方向を回転軸にして回転テーブル26を回転駆動する機能を備えている。一対の昇降駆動部30は、回転テーブル26を上下方向に昇降する機能を備えている。図2及び図3では、回転テーブル26は、凹部13に収容された退避姿勢にある。この退避姿勢では、回転テーブル26の載置面26aは、ローラ22の外周面22aの上端より下方に位置している。
図2及び図4に示される様に、センタリング装置16は、ベースプレート32、4つのガイドレール34、4つのスライドブロック36、回動駆動部38、回動プレート40、4つの連結バー42及び4つのガイドローラ44を備えている。
ベースプレート32は、架台46に固定されている。ベースプレート32は、回転テーブル26の上方に配置されている。ベースプレート32に、ガイドレール34が固定されている。スライドブロック36は、ガイドレール34にスライド可能に取り付けられている。スライドブロック36は、上下方向に垂直な平面において、前後方向及び左右方向の端側の位置とその中央側の位置との間でスライド可能にされている。
回動駆動部38は、ベースプレート32に固定されている。回動駆動部38には、例えばエアアクチュエータが用いられる。回動駆動部38の回動軸に回動プレート40が取り付けられている。回動プレート40は、回動駆動部38によって、上下方向を回転軸にして回動可能にされている。連結バー42の一端部は回動プレート40に軸着され、連結バー42の他端部はスライドブロック36に軸着されている。
それぞれのスライドブロック36に、ガイドローラ44が取り付けられている。ガイドローラ44は、上下方向を回転軸にして回転可能に取り付けられている。ガイドローラ44は、スライドブロック36と共に、上下方向に垂直な平面において、前後方向及び左右方向の端側とその中央側との間でスライド可能にされている。図4では、ガイドローラ44は、前後方向及び左右方向の端側に位置している。この図4では、ガイドローラ44は、退避姿勢にある。
ここでは、ガイドレール34、スライドブロック36、連結バー42及びガイドローラ44の数をそれぞれ4つとして例示したが、これに限られない。センタリングの観点から、それぞれの数は3つ以上の複数であることが好ましい。
図2に示される様に、インク塗布装置18は、ノズル48を備えている。インク塗布装置18は、図示されないが、ノズル48を左右方向(矢印Y方向)に移動させる左右移動部と、ノズル48を上下方向(矢印Z方向)に移動させる上下移動部とを備えている。更に、インク塗布装置18は、ノズル48を前後方向(矢印X方向)に移動させる前後移動部を備えていてもよい。
図5では、回転装置14の昇降駆動部30は、回転テーブル26を押し上げている。図5には、タイヤ2が二点鎖線で示されている。回転テーブル26の載置面26aは、ローラ22の外周面22aの上端より上方に位置している。この図5では、回転テーブル26は、リフトアップ姿勢にある。この回転テーブル26は、このリフトアップ姿勢と、図2の退避姿勢との間で、姿勢変化可能にされている。
図6では、回動プレート40が回動している。回動プレート40の回動によって、ガイドローラ44が、上下方向に垂直な平面において中央側に位置している。図6では、ガイドローラ44は、センタリング姿勢にある。このガイドローラ44は、このセンタリング姿勢と図4の退避姿勢との間で、姿勢変化可能にされている。
制御装置20は、ローラユニット12と、回転装置14と、センタリング装置16と、インク塗布装置18とを制御する機能を備えている。制御装置20は、ローラユニット12の駆動モータ24の駆動及び停止を制御する機能を備えている。制御装置20は、センタリング装置16の回動駆動部38の回動及び回動停止を制御する機能を備えている。制御装置20は、回転駆動部28の回転及び回転停止を制御する機能を備えている。制御装置20は、昇降駆動部30による回転テーブル26の上昇及び降下を制御する機能を備えている。制御装置20は、ノズル48の左右移動部及び上下移動部を制御する機能を備えている。インク塗布装置18が前後移動部を備える場合には、制御装置20は、前後移動部を制御する機能を備えている。これにより、制御装置20は、ノズル4の位置を制御する機能を備えている。制御装置20は、ノズル20からのインクの噴射及び噴射の停止を制御する機能を備えている。
この製造設備4を用いて、カラーライン3が形成された、タイヤ1の製造方法が説明される。この製造方法は、予備成形工程、加硫工程及びカラーライン形成工程を備えている。予備成形工程では、カラーライン3が形成される前の、タイヤ2の各部を形成するゴム部材が組み合わされてローカバーが形成される。加硫工程では、このローカバーが加硫成形されて、ローカバーからタイヤ2が得られる。このタイヤ2は、カラーライン形成工程に送られる。
このカラーライン形成工程は、搬入工程、センタリング工程、リフトアップ工程、塗装工程、リフトダウン工程及び搬出工程を備えている。
搬入工程では、ローラコンベア6が、タイヤ2をカラーライン塗布装置10に搬送する(図1参照)。タイヤ2の下向きの側面2cがローラ22に支持される。制御装置20が駆動モータ24を駆動させる。駆動モータ24によって、ローラ22が回転させられる。このローラ22の回転によって、タイヤ2は、退避姿勢にある回転テーブル26の上方へ送られる。タイヤ2が回転テーブル26の上方の所定の位置に到達すると、制御装置20が駆動モータ24を停止させる。駆動モータ24の停止によって、ローラ22の回転が停止する。この搬入工程では、ガイドローラ44は、退避姿勢にある。
センタリング工程では、制御装置20が回動駆動部38を回動させる(図2参照)。図4の退避姿勢から、回動駆動部38が回動プレート40を回動させる。回動プレート40が回動して、ガイドローラ44が前後及び左右方向において中央側に移動する。ガイドローラ44は、図6のセンタリング姿勢に向かって移動する。ガイドローラ44の外周面44aがタイヤ2の外周面2aに所定の力で当接する。ガイドローラ44が外周面2aに所定の力で当接することで、タイヤ2の半径方向位置が調整される。この半径方向位置の調整によって、タイヤ2の軸線は、回転テーブル26の回転軸と一致させられる。この様にして、センタリング工程では、タイヤ2の軸線の半径方向位置が、回転テーブル26の回転軸の位置にセンタリングされる。このセンタリングが完了すると、制御装置20は、回動駆動部38によって回動プレート40の回動を元に戻す。回動プレート40の回動が元に戻ることで、ガイドローラ44は図4の退避姿勢に戻される。このとき、タイヤ2は、図2及び図3に示される位置にある。
リフトアップ工程では、制御装置20が昇降駆動部30を駆動する。昇降駆動部30が回転テーブル26を凹部13から上方に押し上げる。これにより、回転テーブル26は、図2の退避姿勢から図5のリフトアップ姿勢にされる。図5に示される様に、回転テーブル26の載置面26aは、ローラ22の外周面22aの上端より上方に押し上げられる。
このリフトアップ姿勢において、図5に示される様に、タイヤ2の下向きの側面2cと載置面26aとが面接触している。この回転テーブル26は、タイヤ2の側面2cを支持して、この側面2cを外周面22aより上方に位置させている。
塗装工程では、制御装置20が回転駆動部28を駆動する。回転駆動部28が回転テーブル26を回転させる。この回転テーブル26と共にタイヤ2が回転する。
制御装置20がインク塗布装置18の左右移動部及び上下移動部を制御して、ノズル48を所定の位置に移動させる。インク塗布装置18が前後移動部を備える場合には、制御装置20が前後移動部も合わせて制御して、ノズル48を所定の位置に移動させる。このノズル48から所定の色のインクが回転するタイヤ2の外周面2aに吹き付けられる。これにより、外周面2aに周方向に延在するカラーライン3が形成される。2以上の複数のカラーライン3が形成される場合には、それぞれの所定の位置で、それぞれの所定の色のインクが外周面2aに吹き付けられて、複数のカラーライン3が形成される。
この様にして、カラーライン3が形成された、タイヤ1が得られる。制御装置20は、回転駆動部28の回転を停止させる。これにより、回転テーブル26が停止して、タイヤ1の回転が停止させられる。
リフトダウン工程では、制御装置20が昇降駆動部30を制御する。昇降駆動部30が回転テーブル26を下降させる。回転テーブル26は、図5のリフトアップ姿勢から図2の退避姿勢にされる。回転テーブル26は、凹部13に収容される。回転テーブル26の載置面26aは、ローラ22の外周面22aの上端より下方に下げられる。タイヤ1の下向きの側面1c(図2のタイヤ2の側面2cに対応)がローラ22の外周面22aに当接して支持される。
搬出工程では、制御装置20が駆動モータ24を駆動させる。駆動モータ24によって、ローラ22が回転させられる。このローラ22の回転によって、タイヤ1は、退避姿勢にある回転テーブル26の上方の位置からローラコンベア8に向かって送られる。塗装タイヤ1は、カラーライン塗布装置10からローラコンベア8に搬送される(図1参照)。
このカラーライン形成工程では、回転テーブル26にタイヤ2の側面2cが支持されている。回転テーブル26の載置面26aとタイヤ2の側面2cとが面接触している。タイヤ2の側面2cが載置面26aの平面で支持されることによって、タイヤ2の捩れが抑制されている。このタイヤ2は回転テーブル26と共に回転している。この回転の遠心力によって、タイヤ2の外周面2aの変形が抑制されている。このカラーライン形成工程では、外周面2aに歪みを抑制されたカラーライン3を形成しうる。
このカラーライン塗布装置10では、4台のローラユニット12が前後方向及び左右方向の端側に配置されている。このカラーライン塗布装置10では、前後方向中央で左右方向に延在し、左右方向中央で前後方向に延在する凹部13が形成されている。回転テーブル26の載置面26aは、この凹部13に沿って、前後方向中央で左右方向に延在し、左右方向中央で前後方向に延在している。これにより、タイヤ2を安定的に支持しうる。
回転数は、例えば、30(rpm)にされる。この回転数が大きいタイヤ2は、重力による外周面2aの変形が抑制される。この観点から、この回転数は、20(rpm)以上が好ましい。一方で、遠心力による位置ずれを抑制する観点から、この回転数は、60(rpm)以下が好ましい。
このカラーライン形成工程では、回転テーブル26で支持して回転させることで、タイヤ2に空気を充填することなく、タイヤ2の形状が保たれている。このカラーライン形成工程では、タイヤ2に空気を充填する必要がない。このタイヤ2は、リム組みする必要がない。このタイヤ2は、一方の側面2cを回転テーブル26に載置した状態で、カラーライン3を形成しうる。この方法は、生産性に優れている。
このタイヤ2は、センタリング工程において、タイヤ2の軸線が回転テーブル26の回転軸に合う様に、タイヤ2の半径方向位置が調整されている。これにより、回転テーブル26の回転によるタイヤ2の振れが抑制されている。またノズル48と外周面2aとの距離が一定にされている。これにより、タイヤ2の外周面2aに歪みのないカラーライン3を形成することができる。
このカラーライン形成工程と異なるが、タイヤ2の外周面2aに刷毛やローラ等を用いてカラーライン3が塗布されても良い。この様な塗布を本発明では接触式塗布と称する。前述のカラーライン形成工程においては、タイヤ2の外周面2aにインクが吹き付けられている。このカラーライン形成工程では、刷毛やローラ等を外周面2aに接触させることなく、インクが塗布されている。この様な塗布を本発明では非接触式塗布と称する。この方法では、非接触式塗布によってタイヤ2の外周面2aが変形することが抑制されている。
このカラーライン形成工程では、インク塗布装置18のノズル48からタイヤ2までの距離は、50mm以上にすることが好ましい。この距離は、ノズル48の先端からカラーラインが塗布される表面までの直線距離として測定される。この距離を50mm以上とすることで、タイヤ2の中心位置が回転テーブル26の回転中心から半径方向に20mm離れても、実用上問題なくカラーラインが形成されうる。
図2に示される様に、センタリング工程では、ローラ22の外周面22aが、タイヤ2の側面2cと接触する。円弧状の外周面22aと側面2cとは、その接触面積が小さい。このタイヤ2はローラ22の外周面22aに支持された状態でセンタリングがされている。このセンタリング工程では、タイヤ2の接触面積が小さくされて、側面2cが滑り易くされている。このセンタリング工程では、タイヤ2のセンタリングが容易にされている。
このカラーライン塗布装置10では、退避姿勢のガイドローラ44は、ローラユニット12が形成する搬送面に対して、前後方向端且つ左右方向端に位置している。左右方向端に位置することで、タイヤ2の搬送の障害にならない。前後方向端に位置することで、4つのガイドローラ44が、センタリングされるタイヤ2の周方向に対して等間隔で配置されている。これにより、このタイヤ2のセンタリングが容易に高精度にされる。
カラーライン塗布装置10では、凹部13に回転テーブル26が収容されている。回転テーブル26は、ローラ22の外周面22aの上端より下方の位置と、ローラ22の外周面22aの上端より上方の位置との間で昇降移動可能にされている。センタリングされたタイヤ2は、回転テーブル26によって押し上げられる。このカラーライン塗布装置10では、回転テーブル26の回転軸とタイヤ2の軸線とは容易に合わされる。
ここでは、タイヤ2を例に説明がされたが、このカラーライン形成工程は、タイヤ2と同様に、未塗装ローカバーの外周面にもカラーライン3を形成しうる。このカラーライン成形工程は、中子で支持すること無く、未塗装ローカバーの形状を保持しうる。このカラーライン成形工程では、未塗装ローカバーの外周面に容易にカラーライン3を形成しうる。このカラーライン成形工程は、中子を用いない製造方法によって形成される未塗装ローカバーの外周面にもカラーライン3を容易に形成しうる。このカラーライン形成工程は、汎用性に優れている。
以上説明された方法は、タイヤ及びローカバーの外周面にカラーラインを形成する方法として広く適用されうる。
1・・・塗装タイヤ
2・・・未塗装タイヤ
3・・・カラーライン
4・・・製造設備
10・・・カラーライン塗布装置
12・・・ローラユニット
13・・・凹部
14・・・回転装置
16・・・センタリング装置
18・・・インク塗布装置
20・・・制御装置
22・・・ローラ
24・・・駆動モータ
26・・・回転テーブル
28・・・回転駆動部
30・・・昇降駆動部
32・・・ベースプレート
34・・・ガイドレール
36・・・スライドブロック
38・・・回動駆動部
40・・・回動プレート
42・・・連結バー
44・・・ガイドローラ

Claims (9)

  1. 未塗装タイヤの外周面又は未塗装ローカバーの外周面に、カラーラインを形成するカラーライン塗布装置であって、
    上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの側面を支持して回転させる回転テーブルと、
    上記回転テーブルに支持されて回転する上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクを塗布するインク塗布装置と
    を備えており、
    更に、ガイドローラを備えるセンタリング装置を備えており、
    上記センタリング装置が、
    上記ガイドローラを上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面に当接させ、 上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの半径方向において、上記未塗装タイヤの軸線又は上記未塗装ローカバーの軸線の位置を上記回転テーブルの回転軸の位置にセンタリングする機能を備えている、カラーライン塗布装置。
  2. 上記ガイドローラが、左右方向において上記回転テーブルの端側と中央側との間でスライド可能である、請求項1に記載のカラーライン塗布装置。
  3. 上記ガイドローラが、その軸線を回転軸にして回転可能である、請求項1又は2に記載のカラーライン塗布装置。
  4. 上記インク塗布装置がノズルを備えており、上記ノズルが上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクを吹き付ける機能を備えている請求項1から3のいずれかに記載のカラーライン塗布装置。
  5. 上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーを上流から下流へ搬送する複数のローラユニットと、複数のローラユニットの間に位置する凹部とを備えており、
    それぞれのローラユニットが上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーに接触するローラを備えており、
    上記回転テーブルが、上記ローラの外周面の上端より下方に位置する退避姿勢と、上記回転テーブルが上記複数のローラの外周面の上端より上方に位置するリフトアップ姿勢との間で姿勢変化可能にされており、
    上記退避姿勢において、上記回転テーブルが上記凹部に収容されている請求項1から4のいずれかに記載のカラーライン塗布装置。
  6. 未塗装タイヤの外周面又は未塗装ローカバーの外周面に、カラーラインを形成するカラーライン形成方法であって、
    回転テーブルが上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの側面を支持するリフトアップ工程と、
    上記回転テーブルが上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーを回転させ、回転する上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクを塗布する着色工程と
    センタリング工程と
    を備えており、
    上記センタリング工程では、ガイドローラを備えるセンタリング装置が上記ガイドローラを上記未塗装タイヤの外周面又は未塗装ローカバーの外周面に当接させ、上記未塗装タイヤ又は上記未塗装ローカバーの半径方向において、上記未塗装タイヤの軸線又は上記未塗装ローカバーの軸線の位置を、上記回転テーブルの回転軸の位置にセンタリングし、
    上記センタリング工程の後に、上記着色工程が実行される、カラーライン形成方法。
  7. 上記着色工程において、
    上記未塗装タイヤの外周面又は上記未塗装ローカバーの外周面にインクが吹き付けられる請求項6に記載のカラーライン形成方法。
  8. ゴム部材を組み合わせて未塗装ローカバーを形成する予備成形工程と、
    上記未塗装ローカバーを加硫成形して未塗装タイヤが得られる加硫工程と、
    上記未塗装タイヤの外周面にカラーラインを形成するカラーライン形成工程と
    を備えており、
    上記カラーライン形成工程において、
    回転テーブルが上記未塗装タイヤの側面を支持し、
    上記回転テーブルが上記未塗装タイヤの軸線を回転軸にして上記未塗装タイヤを回転させ、
    回転する上記未塗装タイヤの外周面に周方向に延在する上記カラーラインを形成し、
    上記カラーライン形成工程に先立って、ガイドローラを備えるセンタリング装置が上記ガイドローラを未塗装タイヤの外周面に当接させ、上記未塗装タイヤの半径方向において、上記未塗装タイヤの軸線の位置を、上記回転テーブルの回転軸の位置にセンタリングする、塗装タイヤの製造方法。
  9. ゴム部材を組み合わせて未塗装ローカバーを形成する予備成形工程と、
    上記未塗装ローカバーの外周面にカラーラインを形成して塗装ローカバーを得るカラーライン形成工程と
    上記塗装ローカバーを加硫成形してその外周面にカラーラインが形成された塗装タイヤが得られる加硫工程と、
    を備えており、
    上記カラーライン形成工程において、
    回転テーブルが上記未塗装ローカバーの側面を支持し、
    上記回転テーブルが上記未塗装ローカバーの軸線を回転軸にして上記未塗装ローカバーを回転させ、
    回転する上記未塗装ローカバーの外周面に周方向に延在する上記カラーラインを形成し、
    上記カラーライン形成工程に先立って、ガイドローラを備えるセンタリング装置が上記ガイドローラを未塗装ローカバーの外周面に当接させ、上記未塗装ローカバーの半径方向において、上記未塗装ローカバーの軸線の位置を、上記回転テーブルの回転軸の位置にセンタリングする、塗装タイヤの製造方法。
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