JPH0634409Y2 - ケ−ソン用目地シ−ル材 - Google Patents

ケ−ソン用目地シ−ル材

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JPH0634409Y2
JPH0634409Y2 JP1986010324U JP1032486U JPH0634409Y2 JP H0634409 Y2 JPH0634409 Y2 JP H0634409Y2 JP 1986010324 U JP1986010324 U JP 1986010324U JP 1032486 U JP1032486 U JP 1032486U JP H0634409 Y2 JPH0634409 Y2 JP H0634409Y2
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JP
Japan
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caisson
main body
reaction force
sides
groove
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Expired - Lifetime
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JP1986010324U
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JPS62125144U (ja
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正三 高林
信二郎 西川
信康 生駒
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Shibata Industrial Co Ltd
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Shibata Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、河川,海岸,港湾等で用いるケーソンの連設
部に用いる目地シール材に関する。
〔従来の技術〕
従来、このような分野の技術としては、多種多様な材
質、構造のものが用いられてきた。
特に、ゴム等の可撓性を有する材質でパイプ状の目地シ
ール材が使用されていた。
図において、第3図は上記従来例のような目地シール材
を示す縦断面図であり、第4図は両側からケーソンによ
り圧力を加えられた時の縦断面図である。
円筒状の中空体の本体1からなり該本体1の底部2両側
には長尺なフランジ3が設けてあり、ケーソンに取付け
固定するようになつている。
上記構成の目地シール材の本体1を、ケーソン敷設時に
ケーソンの一端に固定して作用外力に対応が可能とし、
不等沈下に追従でき土圧に対しても安定するようにして
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記構成の目地シール材では、ケーソン
とケーソンによる押圧力が目地シール材の上面及び下面
で、接触面が全体面積に分散しており水密性を考えると
問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、アーチ状曲面形状の上面の両側を側壁
で支持するパイプ状の本体の上面長手方向中央に断面形
状半円形等の反力集中用の溝を設け、対向側に固定用フ
ランジを形成したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案によると上面と底部に溝を設けたことにより、反
力の分散をなくし、反力の集中を受けることができる。
特にケーソン目地間隔が大きい(目地シール材の圧縮量
が少なく反力が低い)時でも反力の集中によりケーソン
壁面に対する圧力が高くなるために可使範囲が拡がる。
河川,海岸の流水圧や静水圧よりケーソン壁に対する圧
力が大きくなり、水密性が向上してケーソン用目地シー
ル材として満足することから前記問題点を除去出来るの
である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図であり、第2
図は本考案の一実施例をケーソンに固定した一部破断断
面図である。
4は本体であり、アーチ状曲面形状の上面の両側を側壁
6で支持したパイプ状で形成し、底部両側にはケーソン
に固定支持するためのフランジ7が設けてある。
該上面5の長手方向中央には、断面形状半円形の反力集
中用の溝を設けてある。
該溝8の径は本体4上面5頂点の肉厚の1/4程度が適当
である。
上記側壁7は上面5の肉厚より薄い厚さが適当で、本体
4肉厚の底部9両側にはフランジ7が接続して一体とな
つている。
上記フランジ7には、ケーソンに固定支持するもので、
ボルトの打込み用の穴10を規格に合せ任意の間隔に穿孔
してある。
また、該フランジ7と本体4の接続部付近の本体4の底
部9に一対ずつの溝11を設ける。
次に本実施例の作用を説明する。
本体4の上面5が曲面なため、ケーソンによるあらゆる
方向からの押圧力をも吸収することができ、該上面5に
断面形状半円形の溝8を設けたことで、次に接続するケ
ーソンからの押圧力が、上面5に分散することがなく、
該溝8の両側の2ケ所8aに反力が集中し、外部の流水圧
及び静水圧よりもケーソン壁面に対する圧力が大きくな
る。
また底部9の溝11も、押圧力を底部9に分散することが
なくなり、一対の溝の間に反力が集中するようになり、
水密性を発揮するようになる。
尚、本実施例は次のような特性を持つている。
第5図は本実施例の反力−圧縮量曲線である。
第5図において、本実施例がA−A′間で反力の増減が
少ない特性があることを示している。
このことは、ケーソンの不同沈下時に起こる目地間隔の
増減(目地シール材の圧縮量の増減)による目地シール
材の反力の変動が少ないことを意味している。
つまり、本実施例では、本体をアーチ状曲面形状にし、
その上面に反力集中用の溝を設けたことにより、当接し
た隣のケーソンから受ける押圧力をこの溝両側に集中さ
せることができ、これによって単位面積当たりの反力を
外部の流水圧および静水圧より必ず大きくして水密性が
確保できることになる。
従って、本実施例は、ケーソン目地間隔が増加するとシ
ール効果が低下する従来品の短所を軽減することが可能
となる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した本考案によると、本体をアーチ状曲
面形状にし、その本体の上面に反力集中用の溝を設けた
ことにより、当接した隣のケーソンから受ける押圧力を
この溝両側に集中させることができ、これによって単位
面積当りの反力を外部の流水圧及び静水圧より大きく
し、水密性が高くなる効果が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図
は、本考案の一実施例をケーソンに固定した一部破断断
面図、第3図は、従来例を示す縦断面図、第4図は、両
側からケーソンにより圧力を加えられたときの縦断面
図、第5図は、本実施例の反力−圧縮量曲線を示すグラ
フ。 1……本体、2……底部、3……フランジ、4……本
体、5……上面、6……側壁、7……フランジ、8……
溝、8a……両側、9……底部、10……穴、11……溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状がアーチ状の上面の両側を側壁で
    支持したパイプ状の本体の上面長手方向中央に断面形状
    が半円形等の反力集中用の溝を設け、底部両側に固定支
    持用のフランジを突出形成したことを特徴とするケーソ
    ン用目地シール材。
  2. 【請求項2】請求項第1項において、フランジの接続部
    付近の本体底面に一対ずつ溝を設けたことを特徴とする
    ケーソン用目地シール材。
JP1986010324U 1986-01-29 1986-01-29 ケ−ソン用目地シ−ル材 Expired - Lifetime JPH0634409Y2 (ja)

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JPS62125144U JPS62125144U (ja) 1987-08-08
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