JPS63110327A - ボックスカルバート連結構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は暗渠、地下道等の函渠部材として用いられる
ボックスカルバートに関する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ボックスカルバートを相互に端面を突合せ連結し形成し
た暗渠地下道等は地盤の不等沈下が起ると多くの場合、
ボックスカルバート間の連結部分が外れたり、破損し、
止水性を損うことが多かった。

例えば第６図のごと（、地盤内断定間隔に支持杭１を打
込み、ボックスカルバート２相互をプレストレスを導入
したＰＣ鋼捧３で連結し暗渠を構築した場合、支持杭１
，１間の地盤に不等沈下が起ると多くの場合支持杭１上
のボックスカルバート２．２間の連結部に歪が集中し、
第７図のごとくボックスカルバート２．２間に間隙４を
生じ、止水性が失なわれる。これはＰＣ鋼棒にプレスト
レスを導入し連結した場合でも、あるいは支持杭がない
通常基礎の上に端面の凹凸相欠き部を嵌合し連結したボ
ックスカルバートの場合でも発生する。

この発明は上記事情に濫みなされたものである。その目
的は地盤の不等沈下が起ってもその歪を吸収し、止水性
が低下することのないボックスカルバートを提案するに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

以下図示する実施例により説明する。第１．２．３図は
このボックスカルバート５であり、断面方形をなし、そ
の長さ方向中央部において、幅方向に沿い切断した２分
割体６．６からなっている。この２分割体６，６は対向
する四角環状をなす端面間に配した四角環状の可撓性連
結材７で連結しである。この連結材７はゴムあるいは可
撓性が大きいプラスチック等の可撓性材料からつ（られ
、断面方形の中空環状体８とその両面側から張出した環
状のアンカー片９，９とからなる。両面側のアンカー片
９はそれぞれ対向する２分割体６の端面内に埋込まれ、
中空環状体８は端面間に挟まれ位置する。

このように２分割体６，６を連結した連結材７の内、外
側端面間には環状帯片１０，１０をその両側縁をそれぞ
れ端面内に埋込み係止して配してあり、端面間の空隙は
閉塞されている。

なお、環状帯片１０は薄鉄板等からなり、第３図のごと
くアンカー１１で端面内に係止してもよい。また、連結
材７の内外側の端面間空隙に剛性の低い充填材類を充填
し閉塞することもできる。このように空隙を閉塞するこ
とにより、連結材７が周囲の土砂あるいはボックスカル
バート内の流水に接触するのを防止できる。

連結材７の中空環状体８は前記した断面方形のもののほ
か、第４図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）　、　（ｄ
）のごとく断面が楕円形、六角形、長楕円あるいは長四
角であってもよい。

〔作　用〕

このボックスカルバートは以上の構成からなる。このボ
ックスカルバートを連結し形成した暗渠地下道等は地盤
の不等沈下が起った場合、その歪を２分割体６，６間の
可撓性連結材７の変形で吸収し、止水性を失なうことが
ない。

例えば、第５図のごとくこのボックスカルバート５をそ
の中央連結材７部分を支持杭１上に載置し、前後の２分
割体６．６に連続するボックスカルバート２をプレスト
レスを導入したＰＣ鋼棒３で連結してなっ暗渠は、支持
杭１，１間に地盤の不等沈下が起った場合、連結材７が
伸長あるいは収縮し、２分割体６，６間を連結材７で閉
塞した状態で曲り、止水性を損なうことなく、歪を吸収
できる。

このボックスカルバート５は支持杭１上に載置して配置
するほか、支持杭１．１間の中央部分、あるいは支持杭
を建込まず捨コンクリート、栗石等からなる基礎上にボ
ックスカルバートを配置し暗渠地下道等を構築する際、
所定間隙を保ち配置し、地盤の不等沈下の発生に対処す
ることができる。また、このボックスカルバートはプレ
ストレスを導入したＰＣ鋼棒で連結する場合のほか、端
面の凹凸相欠部を嵌合し連結する場合でも、その効果を
発揮する。

連結材７は可撓性を有し、中央の中空環状体８はその中
空部により変形量が大きく、２分割体６，６間の間隙４
の変形によく追随し伸縮することができる。また中空環
状体８の両面側に張出した環状のアンカー片９は２分割
体６の端面内に埋込まれてあり、環状体８を強固に係止
し連結部分の破…を防止する。なお、端面間を閉塞した
環状帯片１０は端面間の変形に応じ変形するが、変形量
が大きい場合は脱落する。

なお、ボックスカルバートをＰＣＥ棒でプレストレスを
導入し連結する場合、２分割体間を連結材で連結すると
ともに、ＰＣ畑棒で連結し、２重の連結構造としてもよ
い。

〔発明の効果〕

この発明は以上の通りであり、このボックスカルバート
を用い構築した暗渠地下道等は地盤の不等沈下の歪を吸
収し、止水性の低下を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１．２．３図は実施例のボックスカルバートを示すも
のであり、第１図は縦断面図、第２を連結し形成した暗
渠が不等沈下により曲った状態の縦断面図、第６．７図
は従来のボックスカルバートを連結し形成した暗渠およ
び不等沈下により曲った状態の側面図である。 １・・・支持杭、２・・・ボックスカルバート、３・・
・ＰＣ鋼棒、４・・・間隙、５・・・ボックスカルバー
ト、６・・・２分割体、７・・・連結材、８・・・中空
環状体、９・・・アンカー片、１０・・・環状帯片、１
１・・・アンカー・ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）端面を突合せ連結し函渠部材として用いるボック
   スカルバートにおいて、ボックスカルバートは幅方向に
   沿い切断した２分割体を、その対向する端面間に配した
   可撓性連結材で連結し構成してなり、該連結材は中空環
   状体とその両面側から張出した環状のアンカー片からな
   り、このアンカー片は前記対向する２分割体端面内に埋
   設してあることを特徴とするボックスカルバート。