JP2711539B2 - ケーソンの目地材 - Google Patents

ケーソンの目地材

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JP2711539B2 JP62321535A JP32153587A JP2711539B2 JP 2711539 B2 JP2711539 B2 JP 2711539B2 JP 62321535 A JP62321535 A JP 62321535A JP 32153587 A JP32153587 A JP 32153587A JP 2711539 B2 JP2711539 B2 JP 2711539B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、相隣接するケーソン間に設けられ、両ケー
ソン間の隙間から土砂等が流出するのを防止する目地材
に関するものである。 従来技術 従来、海岸の埋立て、あるいは防波堤,護岸工事等に
おいて、海中にケーソンを据付けこれによって土砂が海
側へ流出,崩壊するのを防ぐことが行われている。この
場合、ケーソンはブロック毎に適度の隙間をあけて据付
けられるので、この隙間を目地材で密封して、該隙間か
ら進入する波浪により背後の土砂が洗掘されるのを防止
している。 この目地材としては、通常、第7図(a),(b)
(c)に示すようなものが使用されている。同図(a)
の目地材は、隣合うケーソン01,01の埋立側の側面に両
ケーソン間にまたがって打ち付けられた防砂板02によっ
て構成されている。(b)の目地材は、ケーソン01,01
間の隙間に挿入された中空のチューブ03から成り、この
チューブ03の内部に砂,水等の流動体を封入してその圧
力によりチューブ03を両側のケーソン01,01の端壁に圧
接させて、両ケーソン間の隙間を密封する。(c)の目
地材04は水中コンクリート,アスファルト等から成り、
この目地材を隙間に充填する。 発明が解決しようとする問題点 ところでケーソンは敷設後波浪もしくは捨石等の不等
沈下によって移動し、これによってケーソン間の隙間が
変化するので、該隙間を密封する目地材はその変化に追
随できるものであることが望ましい。 しかし、第7図(a)の防砂板02は隙間の開きに対し
ての追随性がなく、隙間が開いた場合しばしば破れ、土
砂が洗掘され流出してしまう。第7図(b)のチューブ
03から成る目地材は隙間の開きに対して多少の追随性は
有しているが、その追随可能範囲は小さく、実際のケー
ソンの動きに充分対応でき難く、やはりシール性に問題
を残している。さらに第7図(c)の水中コンクリー
ト,アスファルト等から成る目地材は隙間の開きに全然
追随できず、亀裂を生じ、該亀裂を通じて土砂が洗掘さ
れ流出する。 従って本発明は、敷設後のケーソン間の隙間の開きに
対して広範囲に亘って追随できる目地材を提供しようと
するものである。 問題点を解決するための手段および作用 このため、本発明による目地材は、可撓性材料から成
る中空の管状体部分と、該管状体部分に一体に連接さ
れ、該管状体部分の周長を2等分する対向位置において
それぞれ該管状体部分から外方へ突出し、かつ該管状体
部分に沿って長手方向に延びる一対の板状体部分とから
成り、前記管状体部分を前記板状体部分の突出方向に対
して横方向に長い断面形状状態にして該板状体部分を前
記ケーソンの側面に固定し、前記管状体部分の変形によ
りケーソン間隙の変化に追随可能とする。 この目地材は、当初、前記管状体部分を両側の板状体
部分に対して横方向に張り出し該横方向に長い断面形状
にし(以下、この状態を板状体部分に直角な偏平状態と
称するが、もちろん厳密に直角もしくは偏平でなくても
よい)、この管状体部分の半部を隣接するケーソンの端
部間に挟み込み、両側の板状体部分をそれぞれ各ケーソ
ンの側面にアンカー部材により固定して両ケーソン間に
取付けられ、該ケーソン間の隙間を密封する。なお、こ
の目地材はケーソンの埋立側(土砂側)の側面に取付け
るのがよい。ケーソンが敷設後移動して上記隙間が開く
と、これに応じて上記偏平状態になっていた管状体部分
が膨らんだ状態に変形し、これによって隙間の開きに追
随する。しかしてこの管状体部分は上記のように板状体
部分従ってケーソンの側面に平行な状態まで変形でき、
この間における両板状体部分間の長さの変化が大きいの
で、ケーソン間の隙間の開きが大きくなってもこれに充
分追随することができる。 ケーソン間の隙間が大きくなると、背後の土圧が直接
目地材にかかるようになるが、この時には管状体部分は
ケーソン側面にほぼ平行な偏平状態となって2重の壁厚
で該土圧を支えるので、充分な強度を有する。 板状体部分がケーソンの側面に固定されているので、
目地材が全体としてケーソンからずれることがなく、ま
た上記のように隙間の開きには管状体部分の変形によっ
て追随するので、板状体部分の固定部に大きな力が作用
してこの部分から目地材が破断することもない。 実 施 例 第1図は本発明の一実施例に係る目地材1の一部を示
す斜視図である。この目地材1はゴム等の弾性材料で作
られており、かつ内部に帆布またはバイアスコード等か
ら成る補強材2が埋込まれている。目地材1は長い中空
の管状体部分3と、該管状体部分3から両側に突出し,
管状体部分3の端部から端部までこれに沿って延びる一
対の板状体部分4,4とから成っている。板状体部分4,4は
管状体部分3に対称的に設けられている。すなわち第1
図において、1方の板状体部分4の接続点aから他方の
板状体部分4の接続点bまで点cを経て測った管状体部
分3の部分周長と、点aから点bまで点dを経て測った
管状体部分3の部分周長とは等しくなっている。自然状
態における管状体部分3の断面形は、図示のように長円
形状でもよいし、あるいは真円形状でもよいが、この管
状体部分3は充分な可撓性を有し、その断面形を容易に
変化させることができる。 上記した目地材1は、第2図に示すように、管状体部
分3を板状体部分4,4側から押潰して板状体部分4に対
して直角な偏平状態とし、その半部3aを隣接するケーソ
ン5,5間の隙間6に挿入して該隙間6に装着される。こ
の時板状体部分4,4はそれぞれケーソン5,5の側面5a,5a
に沿うので、この板状体部分4を例えばアンカーボルト
7により該側面5aに固定する。なお、第2図において前
記側面5a側が埋立側すなわち土砂側であり、反対側が海
側である。 第3図はその後ケーソン5が動いて隙間6が開いた状
態を示す。図示のように、目地材1は、偏平状態であっ
た管状体部分3が両側から引張られて膨らんだ状態とな
ることにより隙間6の開きに追随し、密封性を維持す
る。隙間6が或る程度狭い間は、隙間6に面した部分の
土圧は両側のケーソン5,5の側面5a,5aによって受けられ
るので、上記のような管状体部分3の変形が土圧によっ
て妨げられることはない。 場合によっては、埋立側に突出した管状体部分3の半
部3b(第2図)を、第4図もしくは第5図に示すように
折曲げてケーソン5の側面5aに沿わせてもよい。 第6図は隙間6が極端に開いた場合を示す。前述のよ
うに管状体部分3の点a,c,bに沿う長さと点a,d,bに沿う
長さとは等しいので、この場合には管状体部分3はケー
ソン5の側面5aにほぼ平行な偏平状態となる。換言すれ
ば、目地材1は管状体部分3がこのような偏平状態とな
るまで隙間6の開きに追随することができ、その追随可
能範囲は非常に大きい。さらに、隙間6がこの程度まで
開くと、隙間6に向い合った部分の土はもはや両側のケ
ーソン側面5a,5aだけで支えることはできず、土圧pが
管状体部分3に作用するが、この時管状体部分3は両半
周部分が重なりあって2重の壁厚になっているので、土
圧pに充分耐えることができる。 発明の効果 以上の通り、本発明による目地材は、可撓性材料から
成る中空の管状体部分と、該管状体部分に一体に連接さ
れ、該管状体部分の周長を2等分する対向位置において
それぞれ該管状体部分から外方へ突出し、かつ該管状体
部分に沿って長手方向に延びる一対の板状体部分とから
成り、前記管状体部分を前記板状体部分の突出方向に対
して横方向に長い断面形状状態にして該板状体部分を前
記ケーソンの側面に固定し、前記管状体部分の変形によ
りケーソン間隙の変化に追随可能とするので、隣接する
ケーソン間の隙間の開きに対する追随可能範囲が従来の
各項目地材に比してはるかに大きく、かつ上記隙間が大
きくなった時に目地材に作用する土圧を充分な強度をも
って支えることができるので耐用年数が長い等多くの優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る目地材の部分的斜視
図、第2図は同目地材を隣接するケーソン間の隙間に装
着した状態を示す概略斜視図、第3図は前記隙間が開い
た時の状態を示す概略斜視図、第4図および第5図はそ
れぞれ目地材装着状態の他の例を示す水平断面図、第6
図はケーソン間の隙間が大きく開いた時の目地材の状態
を示す水平断面図、第7図(a),(b),(c)はそ
れぞれ従来の目地材を示す水平断面図である。 1……目地材、2……補強材、3……管状体部分、4…
…板状体部分、5……ケーソン、6……隙間、7……ア
ンカーボルト。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.隣接するケーソン間を密封する目地材において、可
    撓性材料から成る中空の管状体部分と、該管状体部分に
    一体に連接され、該管状体部分の周長を2等分する対向
    位置においてそれぞれ該管状体部分から外方へ突出し、
    かつ該管状体部分に沿って長手方向に延びる一対の板状
    体部分とから成り、前記管状体部分を前記板状体部分の
    突出方向に対して横方向に長い断面形状状態にして該板
    状体部分を前記ケーソンの側面に固定し、前記管状体部
    分の変形によりケーソン間の間隙の変化に追随可能とし
    たことを特徴とするケーソンの目地材。
JP62321535A 1987-12-21 1987-12-21 ケーソンの目地材 Expired - Fee Related JP2711539B2 (ja)

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KR200328602Y1 (ko) * 2003-07-07 2003-09-29 주식회사 건영이엔씨 지하도로 콘크리트 박스 이음부의 누수 차단용 덮개

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