JP3352407B2 - ゴムガスケット - Google Patents

ゴムガスケット

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JP3352407B2
JP3352407B2 JP28166798A JP28166798A JP3352407B2 JP 3352407 B2 JP3352407 B2 JP 3352407B2 JP 28166798 A JP28166798 A JP 28166798A JP 28166798 A JP28166798 A JP 28166798A JP 3352407 B2 JP3352407 B2 JP 3352407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば水底トン
ネルを構成する沈埋函などの、水中構造物の水密接続に
使用されるゴムガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】海底、河底などの水底にトンネルを造る
方法として、陸上で建造した沈埋函を複数個、水底に掘
った溝に両岸から順次、沈埋するとともに、隣接する沈
埋函同士をゴムガスケットによって止水しつつ順次、剛
結合してトンネルを構築するいわゆる沈埋工法がある。
【0003】沈埋工法に使用されるゴムガスケットとし
ては従来、たとえば図6に示すような形状を有する、加
硫ゴムなどの弾性材料にて一体形成された、中実状でか
つ長尺のいわゆるソリッドタイプのものが一般的であ
る。図のゴムガスケット9は、断面台形状の本体部91
と、当該本体部91の基底部から左右に延設された、ゴ
ムガスケット9を、互いに隣接する沈埋函のうちの一方
の取付面に取り付けるための取付部(フランジ)92、
92と、上記本体部91の、他方の沈埋函の被圧接面に
圧接される頂部から上記被圧接面に向かって、ゴムガス
ケット9の長手方向に沿って突設された、一次止水のた
めの凸条(ノーズ)93とを備えている。また図中符号
92aは、ゴムガスケット9を取付面に取り付けるため
のボルト(図示せず)を挿通すべく、取付部92に設け
られた通孔である。
【0004】上記のゴムガスケット9を用いた沈埋工法
においてはまず、所定の位置に固定された既設の沈埋函
に隣接するように、新たな沈埋函を沈埋し、この新たな
沈埋函をジャッキなどを用いて既設の沈埋函の方向に引
き寄せて、ゴムガスケット9を挟んで接合する。そうす
ると、ゴムガスケット9のうち凸条93が一次圧縮され
て函接続部が一次止水される。
【0005】この際、ゴムガスケット9は既設あるいは
新設のいずれの沈埋函に取り付けておいてもよい。つぎ
に、上記のようにゴムガスケット9によって一次止水さ
れ、かつ既設の沈埋函内、ならびに新設の沈埋函内と、
それぞれの沈埋函の端面に設けた隔壁によって仕切られ
た函接続部内の水を、トンネルの既設部分を通してトン
ネル外へ排水すると、周囲から静水圧が加わって新設の
沈埋函が既設の沈埋函の方向へさらに引き寄せられて、
ゴムガスケット9の本体部91が二次圧縮されて止水が
完全なものとなる。
【0006】そこで、この止水された両沈埋函間を剛結
合すると1つの沈埋函の接続が完了し、かかる一連の操
作を繰り返して順次、沈埋函をつなげて行けば水底トン
ネルが完成する。上記の沈埋工法に使用される沈埋函は
一般に、鋼鉄製の函体の、所定の空間内に、コンクリー
トなどを詰めることによって構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】沈埋函は、前記のよう
にあらかじめ陸上のドックで建造されるが、かなり大き
いために、建造できるドックが必ずしも施工現場の近く
にあるとは限らない。このため通常は、洋上を遠路、施
工現場まで航送すべく、鋼鉄製の函体のみ陸上のドック
で建造して、函体内へのコンクリート詰めは施工現場付
近の水上で行われることが多い。
【0008】ところが、上記のように施工現場付近の水
上でコンクリート詰めを行うと、沈埋函の、ゴムガスケ
ット9が取り付けられる取付面や、あるいは他の沈埋函
のゴムガスケット9が圧接される被圧接面が、設計通り
の、他の沈埋函の対向面と平行でかつきれいな平面にな
らない、いわゆる不陸が、前述した従来のソリッドタイ
プのゴムガスケット9の弾性変形の範囲を超える大きな
ものになりやすいという問題がある。
【0009】そして従来のゴムガスケット9では、この
ような大きな不陸に十分に追随できないために沈埋函間
を完全に止水することができず、水底トンネルの施工が
困難になるおそれがある。ソリッドタイプのゴムガスケ
ットを構成するゴムを従来に比べて柔らかくしたり、あ
るいはゴムガスケットの高さを高くしたりしてゴムガス
ケットが弾性変形できる量を増加させることも考えられ
るが、その場合には、ゴムガスケットが高さ方向だけで
なく横方向にも変形して、かえって止水の確実性を低下
させるおそれがあるため、ゴムをあまり柔らかくしすぎ
たりあるいは高さを高くしすぎたりすることはできず、
その効果には自ずと限界がある。
【0010】また、新設の沈埋函を既設の沈埋函の方向
へ引き寄せるためのジャッキの容量を大きくして、新設
の沈埋函をより近くへ引き寄せるように、つまりゴムガ
スケットをこれまでよりもさらに大きく圧縮するように
して、強制的に不陸の大きさに追随させることも考えら
れる。しかしこの場合には、ジャッキの容量が大きくな
るほどその大きさも大きくならざるを得ないが、沈埋函
内に搭載できるジャッキの大きさに限界があるため、や
はりその効果には限界がある。
【0011】本発明の目的は、上記沈埋函などの水中構
造物の、ゴムガスケットが取り付けられる取付面、ある
いはゴムガスケットが圧接される被圧接面の不陸が大き
くても十分に追随して、より確実に止水をすることがで
きる、新規なゴムガスケットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明のゴムガスケットは、隣接する2つの水中構
造物間を止水すべく、一方の水中構造物の取付面に取り
付けられた状態で、当該取付面と対向する他方の水中構
造物の被圧接面に圧接される、全体が弾性材料にて一体
形成された長尺のものであって、(i) 上記被圧接面に向
けて突設された凸条を有する厚肉平板状の本体部と、(i
i)当該本体部から、ゴムガスケットの長手方向に沿って
延設された一対の薄板状の脚部と、(iii) 当該両脚部の
先端にそれぞれ設けられた、上記取付面への一対の取付
部とを備え、上記両取付部によって一方の水中構造物の
取付面に取り付けられた状態で、加えられる外力の変化
に応じて、 両脚部を折り畳んだ収容形状と、 両脚部を伸ばして本体部を取付面から突出させた突
出形状の、2形状間の任意の形状をとり得るように形成
されているとともに、外力の加わらない平常状態での
収容形状となるように、両脚部が、あらかじめ折り畳ん
だ形状に形成されていることを特徴とする。
【0013】かかる本発明においては、上記のようにゴ
ムガスケットに加える外力を変化させて両脚部を折り畳
み、または伸ばす、すなわち屈伸させることによって、
当該ゴムガスケットを、取付面にあまり突出物のない
の収容形状から、の両脚部を伸ばすことのできる限界
の突出形状までの広い範囲で任意に変形させることがで
き、それによって本体部の凸条を、不陸の大きさに関係
なく、被圧接面に隙間なく接触させることができる。
【0014】よって本発明によれば、ゴムの弾性変形の
みによって止水する従来のソリッドタイプのゴムガスケ
ットに比べて、より大きな不陸に追随して、より確実な
止水を行うことが可能となる。すなわち、上記のように
両脚部を伸ばして、本体部の凸条を被圧接面に隙間なく
接触させた状態で、取付面に取り付けられたゴムガスケ
ットの、本体部と両脚部とで外部と仕切られた空間に、
たとえばモルタルや硬化性樹脂などの硬化性の充てん材
を注入、充てんして硬化させたのち、従来同様に水中構
造物間をジャッキなどで引き寄せて凸条を一次圧縮して
一次止水し、ついで一次止水された函接続部内の水を排
水して、静水圧によって本体部を二次圧縮してやると、
不陸の大きさに関係なく、より確実な止水を行うことが
できる。
【0015】しかも本発明のゴムガスケットは、外力の
加わらない平常状態での収容形状となるように、両脚
部が、あらかじめ折り畳んだ形状に形成されているた
め、一方の水中構造物の取付面に、ゴムガスケットを
の収容形状とすべく両脚部を一定形状で折り畳むための
ガイド部材などを設ける必要がなく、水中構造物の構造
を簡略化できるという利点もある。
【0016】また、本発明のゴムガスケットを、一方の
水中構造物の取付面に設けられた、ゴムガスケットの長
手方向に沿う溝を両脚部で跨ぐようにして、両取付部に
よって取付面に取り付けられた際に、外力の加わらない
平常状態で、両脚部と本体部とが上記溝内に収容された
収容形状となるように、上記両脚部が、あらかじめ折り
畳まれた形状に形成されたものとすると、かかる収容形
状では取付面にほとんど突出物のない状態となるため、
さらに大きな不陸に追従して、より確実な止水を行うこ
とが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明のゴムガスケット
を、その実施の形態の一例を示す図面を参照しつつ説明
する。まず図1(a)(b)の例のゴムガスケットについて説
明する。これらの図に見るように、この例のゴムガスケ
ットは、厚肉平板状の本体部11と、当該本体部11
の、図では上面から、ゴムガスケット1の長手方向に沿
って上方に突設された、互いに平行な2本の凸条12、
12と、上記本体部11の両端縁から、やはりゴムガス
ケット1の長手方向に沿って上方に延設された、あらか
じめ断面逆U字状に折り畳んだ形状に形成された、一対
の薄肉板状の脚部13、13と、当該両脚部13、13
の先端からそれぞれ外方へ延設された一対の平板状の取
付部(フランジ)14、14とを、ゴムなどの弾性材料
にて一体形成するとともに、上記各部のうち本体部1
1、両脚部13、13および両取付部14、14を、そ
の内部に埋設した基布15によって補強したものであ
る。
【0018】すなわちこの例のゴムガスケット1は、図
にみるように、外力の加わらない平常状態で、前記
の、両脚部を折り畳んだ収容形状に形成されている。上
記のうち本体部11と、当該本体部11から上方に突出
された凸条12、12とは、従来の、ソリッドタイプの
ゴムガスケットの全体に相当し、前述したように凸条1
2、12が一次圧縮されたのち本体部11が二次圧縮さ
れて、水中構造物間を完全に止水するために機能する。
【0019】かかる本体部11と凸条12、12とは、
その止水性を考慮すると、上記二次圧縮の際の、厚み方
向における全体の圧縮変形量が10mm程度で、かつ圧
縮率(本体部11と凸条12、12との合計の厚みT1
に対する圧縮変形量の百分率)が30〜50%程度であ
るのが好ましく、そのために上記厚みT1は、およそ2
0mm以上に設定されるのが好ましい。厚みT1が20
mm未満では、二次圧縮の際の圧縮変形量が不十分とな
って止水性が低下するおそれがある。
【0020】なお、より確実な止水を考慮すると厚みT
1は、上記の範囲内でもとくに30〜250mm程度で
あるのが好ましく、40〜80mm程度であるのがさら
に好ましい。またこの例において、一次止水のための凸
条12が2本、ゴムガスケット1の長手方向に沿って互
いに平行に突設されるのは以下の理由による。
【0021】すなわちかかる構成によれば、たとえば後
述するVブロック工法における最終沈埋函2′の接続
〔図2(a)〜(c)〕の際のように、水中構造物としての沈
埋函2の上辺や下辺などの取付面21にゴムガスケット
1がほぼ横向きに配置され、当該ゴムガスケット1の凸
条12、12の先端が、相対向する最終沈埋函2′の被
圧接面22に接触した状態で、この最終沈埋函2′が凸
条12の長手方向とほぼ直交する方向に移動しつつ、ゴ
ムガスケット1が一次圧縮された際に、凸条12、12
が、当該移動による横方向の力によって横倒れして一次
止水できなくなる不良が発生するのを、より確実に防止
できるという利点がある。
【0022】つまり、対向する最終沈埋函2′の被圧接
面22への、2本の凸条12、12の接触によって、こ
れら部材間の空隙に閉じ込められた水が、上記一次圧縮
の際に、凸条12、12の先端と被圧接面22との間に
ごく薄い水の膜を形成しつつ、上記の空隙から徐々に押
し出される結果、上記水の膜がちょうど潤滑剤として作
用して、横方向の力による凸条12、12の横倒れを防
止するのである。
【0023】なお凸条12は、上記のような横方向の力
が加わらない接続に使用するゴムガスケット1の場合
は、1本だけ設けられていてもよい。両脚部13、13
は、ゴムガスケット1が前記のようにの収容形状と、
の突出形状の2形状間の任意の形状を取り得るよう
に、図1(a)に示す折り畳まれた状態と、図示していな
いが真っ直ぐに伸ばされた状態の2状態間で屈伸される
もので、かかる屈伸を容易にすべく、前記のようにその
全体が薄肉平板状に形成されている。
【0024】その厚みはとくに限定されないが、屈伸の
容易さ(屈伸性)と、屈伸の際に簡単に破損しないため
の強度の維持との両立を考慮すると、およそ5〜30m
m程度であるのが好ましく、10〜20mm程度である
のがさらに好ましい。また、両脚部13、13を真っ直
ぐに伸ばした状態での高さについてもとくに限定されな
いが、当該状態でのゴムガスケット1の全体の高さより
およそ75mm程度、両脚部13、13を折り曲げた位
置で、本体部11が他方の沈埋函2′の被圧接面22に
圧接されるように、すなわち図2(c)に示す状態となる
ように、ゴムガスケット1の全体の高さを設定するのが
好ましく、かかる高さを設定するためには、前述した厚
みT1を考慮した上で、両脚部13、13の高さを設定
するのが好ましい。
【0025】両取付部14、14は、図1(b)および図
2(a)〜(c)にみるようにゴムガスケット1を取付面21
に取り付けるべく、上記取付面21に固定されるもの
で、その固定のためのボルトBが挿通される多数の通孔
14aが形成されているとともに、先端部には、ゴムガ
スケット1の長手方向に沿う凸条14bが形成されてい
る。
【0026】そしてそれぞれの取付部14を、取付面2
1と、ボルトBの頭部を受けるための受け金具Wとの間
に挟んだ状態で、通孔14aに挿通したボルトBを、取
付面21に設けたねじ穴21bに螺着して締めつけるこ
とによって、両取付部14、14が、それぞれ図にみる
ように取付面21に固定される。また、この固定状態に
おいて両脚部13、13を伸ばす際に、各々の取付部1
4に加わる、図1(b)に白抜きの矢印で示す力によっ
て、取付部14が取付面21と受け金具Wとの間から抜
け出すのを防止すべく、上記凸条14bが、受け金具W
と係合する。
【0027】かかる凸条14bの内部には、補強のため
の線材16が埋設されている。線材16としては、ピア
ノ線などの金属線や、ナイロンワイヤーなどの樹脂製の
線材、あるいはゴムガスケット1を構成するゴムよりも
硬質の、ゴム製の線材などがあげられる。上記本体部1
1、両脚部13、13および両取付部14、14の各部
を補強する基布15としては、たとえばナイロン基布な
どが好適に使用される。なお図では基布15を1枚しか
描いていないが、実際には複数枚の基布を埋設するのが
好ましい。
【0028】たとえば本体部11には、その二次圧縮の
際の圧縮変形性と強度とを考慮して、また両脚部13、
13にはその屈伸性と強度とを考慮して、それぞれ3枚
程度の基布15が埋設される。また両取付部14、14
には、当該両取付部14、14が、とくに両脚部13、
13を折り曲げた状態から伸ばす際に、一緒になって変
形したり、取付面21と受け金具Wとの間から抜け出し
たりするのを防止すべく、その剛性を高めるために、本
体部11や両脚部13、13よりも1枚ないし2枚程
度、多めの基布15が埋設される。
【0029】上記本体部11、凸条12、12、両脚部
13、13および両取付部14、14を一体形成するた
めの弾性材料としては、天然ゴムや、あるいは従来公知
の種々の合成ゴムがいずれも使用可能であるが、その中
でもとくに両脚部13、13の屈伸性や、本体部11、
凸条12、12の圧縮変形性、あるいはコストなどを考
慮すると天然ゴムが好適に使用される。
【0030】またとくに上記の屈伸性や圧縮変形性など
を考慮すると、その硬化後の硬さが、JISK6301
「加硫ゴム物理試験方法」所載のスプリング式硬さ試験
(A形)にて求められるスプリング式硬さHs(JIS
A硬さ)で表して30〜70°程度、とくに40〜6
0°である天然ゴムが最も好適に使用される。ゴムの硬
さを上記の範囲に設定するには、従来同様に、主として
補強材や充てん材の種類と量などを調整すればよい。
【0031】上記ゴムガスケット1は、たとえばその断
面形状に対応する型窩を有する金型内の所定の位置に、
未加硫のゴムのシートと基布15と線材16とを配置し
たのち、金型を加圧下で加熱してゴムを加硫させること
によって製造される。このようにして製造されたゴムガ
スケット1は、前記のように取付部14、14を、一方
の沈埋函2の取付面21に固定することで、当該取付面
21に取り付けられる。
【0032】なお、図1(a)および図2(a)のように収容
形状に形成されたこの例のゴムガスケット1を、図2
(b)(c)のごとく取付面21から突出させるべく、両脚部
13、13を初期状態、すなわち折り畳んだ状態から伸
ばす方法としては種々考えられるが、図の取り付け状態
において、本体部11と両脚部13、13とで外部と仕
切られた空間Sに加えられる内圧を変化させる方法が最
も好適に採用される。
【0033】この方法によれば、凸条12、12の被圧
接面22への接触状態を、内圧を変化させるために空間
S内に注入される流体(空気などの気体や、水などの液
体)の静水圧にもとづいて、その全面にわたってほぼ一
定に保つことができる。このため、取付面21や被圧接
面22の不陸に応じて両脚部13、13の伸び量が場所
によって大きく異なる可能性のある長尺のゴムガスケッ
ト1に、凸条12、12の被圧接面22への接触が十分
でなくその後の工程で止水が破られやすい部分が生じる
のを防止して、止水をより一層確実にできるという利点
がある。
【0034】上記の各部を備えたこの例のゴムガスケッ
ト1は、種々の水中構造物の水密接続に使用可能である
が、とくに、Vブロック工法における最終沈埋函の接続
に好適に使用される。Vブロック工法とは、陸上で建造
した沈埋函を複数個、両岸から順次、水底に掘った溝に
沈埋し、結合して最後に残された、沈埋トンネルの長さ
方向に対して、その上端が下端よりも長く設定されたく
さび形の空隙部に、たとえば図5に示すように、この空
隙部の形状に対応したくさび形の最終沈埋函(Vブロッ
ク)2′を、図中黒矢印で示すようにその上方から挿入
し、ゴムガスケット1によって、上記最終沈埋函2′
と、その前後の既設の沈埋函2との間を止水しつつ最終
接続する方法である。
【0035】詳しくは、沈埋函2の取付面21に、前記
のようにの収容形状に形成されたゴムガスケット1を
取り付けた状態で、かかる沈埋函2を水底に沈埋して、
先の沈埋函(図示せず)と結合したのち、最後に残され
たくさび形の空隙部に、上記図5および図2(a)に黒矢
印で示すように最終沈埋函2′を上方から挿入して、両
沈埋函2、2′を、あらかじめ設定された所定の距離ま
で近接させる〔図2(a)〕。このようにすると、最終沈
埋函2′を挿入する際にゴムガスケット1が邪魔になら
ない上、当該ゴムガスケット1の破損をより確実に防止
できるという利点もある。
【0036】つぎに、両沈埋函2、2′間が所定の間隔
となった時点で、最終沈埋函2′の挿入を一旦、停止
し、ついで空間S内に流体を注入してその内圧を上昇さ
せることで、ゴムガスケット1の両脚部13、13を伸
ばして、図2(b)にみるように本体部11の凸条12、
12を、被圧接面22に隙間なく接触させる。つぎにこ
の段階で、上記の空間S内に、モルタルや硬化性樹脂な
どの硬化性の充てん材Mを注入、充てんする。この際、
先に空間S内に圧入されていた流体は、たとえば差圧弁
の作用などによって、空間Sの内圧を維持しつつ、空間
Sから排出される。
【0037】つぎに、上記充てん材Mが十分に養生、硬
化した段階で、最終沈埋函2′をさらに挿入すると、凸
条12、12が一次圧縮されて、図2(c)にみるように
沈埋函2、2′間が一次止水される。なお上記モルタル
や硬化性樹脂などの硬化性の充てん材Mとしては、でき
れば数時間以内に硬化して強度が発現されるものを使用
するのが好ましい。
【0038】つぎに、上記のようにゴムガスケット1に
よって一次止水され、かつ既設の沈埋函2内、ならびに
最終沈埋函2′内と、それぞれの沈埋函2、2′の端面
に設けた隔壁によって仕切られた函接続部内の水を、ト
ンネルの既設部分を通してトンネル外へ排水すると、周
囲から静水圧が加わって最終沈埋函2′がさらに下方へ
押し下げられ、ゴムガスケットの本体部11が二次圧縮
されて、函接続部が完全に止水される。
【0039】函接続部内の水を排水すると、最終沈埋函
2′が静水圧によって下方へ押し下げられるのは、当該
最終沈埋函2′の上端が下端よりも長く設定されてお
り、その上面に加わる下向きの静水圧の方が、下面に加
わる上向きの静水圧よりも大きいからである。このあ
と、前後の沈埋函2と最終沈埋函2′とを剛結合する
と、沈埋トンネルの最終接続が完了する。
【0040】上記のようにこの例の接続方法によれば、
いわゆるVブロック工法において、既設の沈埋函2と、
最終沈埋函2′とを、不陸の大きさに関係なくより確実
に止水しつつ、接続することが可能となる。つぎに、図
3(a)(b)の例のゴムガスケット1について説明する。こ
の例の、先の例との相違点は、かかるゴムガスケット1
が、図4(a)〜(c)にみるように、一方の水中構造物2の
取付面21に設けられた、ゴムガスケット1の長手方向
に沿う溝21aを両脚部13、13で跨ぐようにして、
両取付部14、14によって取付面21に取り付けられ
るものである点と、かかる取り付け状態で、かつ外力の
加わらない平常状態において、図4(a) にみるように、
両脚部13、13と本体部11とが上記溝21a内に収
容された収容形状となるように、上記両脚部13、13
が、あらかじめ断面略U字状に折り畳まれた形状に形成
された点にある。
【0041】かかる例のゴムガスケット1を使用する
と、その収容形状では、上記図4(a)にみるように、取
付面21にほとんど突出物のない状態となるため、先の
場合よりもさらに大きな不陸に追従して、より確実な止
水を行うことが可能となるという利点がある。上記例の
ゴムガスケット1は、詳しくは、厚肉平板状の本体部1
1と、当該本体部11の、図では上面から、ゴムガスケ
ット1の長手方向に沿って上方に突設された、互いに平
行な2本の凸条12、12と、上記本体部11の両端縁
から、ゴムガスケット1の長手方向に沿って逆に下方へ
延設された、上記のごとくあらかじめ断面略U字状に折
り畳んだ状態に形成された、一対の薄肉板状の脚部1
3、13と、当該両脚部13、13の先端からそれぞれ
外方へ延設された一対の平板状の取付部(フランジ)1
4、14とを、前記と同様にゴムなどの弾性材料にて一
体形成するとともに、上記各部のうち本体部11、両脚
部13、13および両取付部14、14を、その内部に
埋設した基布15によって補強したものである。
【0042】上記のうち本体部11と、当該本体部11
から上方に突出された凸条12、12とは、前記と同様
に、従来の、ソリッドタイプのゴムガスケットの全体に
相当し、凸条12、12が一次圧縮されたのち本体部1
1が二次圧縮されて、水中構造物間を完全に止水するた
めに機能する。上記本体部11と凸条12、12とは、
止水性を考慮すると、両者の合計の厚みT1が、前記と
同様の範囲内であるのが好ましい。
【0043】両脚部13、13はそれぞれ、ゴムガスケ
ット1を前記の収容形状とすべく、断面略U字状に折り
畳んだ状態に形成されている。両脚部13、13の厚み
は、その屈伸性と強度との両立を考慮すると、やはり前
記と同様の範囲内であるのが好ましい。また両脚部1
3、13は、ゴムガスケット1をの突出状態とした際
の全体の高さが、これも前記と同様の範囲内となるよう
に、前述した厚みT1を考慮した上で、限界まで伸ばし
た状態での高さを設定するのが好ましい。
【0044】両取付部14、14にはそれぞれ、前記と
同様に、当該取付部14を取付面21と受け金具Wとの
間に挟んだ状態で締め付けて固定するためのボルトBが
挿通される通孔14aが多数、形成されている。またそ
の先端部には、やはり前記と同様に、受け金具Wと係合
することで、図3(b)に白抜きの矢印で示す力に対して
取付部14の抜け止めとして機能する、ゴムガスケット
1の長手方向に沿う凸条14bが形成されており、その
内部には、これも前記と同様に補強のための線材16が
埋設されている。
【0045】かかる線材16や基布15などとしては、
前記と同様の材質からなるものが使用される。また基布
15は、やはり前記と同じ理由により、本体部11およ
び両脚部13、13には3枚程度、両取付部14、14
にはそれよりも1〜2枚程度多めに埋設される。本体部
11、凸条12、12、両脚部13、13および両取付
部14、14を一体形成する弾性材料としても、前記と
同様にJIS A硬さが30〜70°程度、とくに40
〜60°程度の天然ゴムが好適に使用される。
【0046】上記ゴムガスケット1は、これも前記と同
様に、たとえばその断面形状に対応する型窩を有する金
型内の所定の位置に、未加硫のゴムのシートと基布15
と線材16とを配置したのち、金型を加圧下で加熱して
ゴムを加硫させることによって製造される。このように
して製造されたゴムガスケット1は、取付部14、14
を溝21aの両側に固定することで、当該溝21aを両
脚部13、13で跨いだ状態で、取付面21に取り付け
られる。
【0047】図3(a)および図4(a)のように溝21a内
への収容形状に形成されたこの例のゴムガスケット1
を、図3(b)(c)のごとく取付面21から突出させるべ
く、両脚部13、13を初期状態、すなわち折り曲げた
状態から伸ばす方法としては、やはり図の取り付け状態
において、本体部11と両脚部13、13とで外部と仕
切られた空間Sに加えられる内圧を変化させる方法が最
も好適に採用される。その理由は先に述べたとおりであ
る。
【0048】上記の各部を備えたこの例のゴムガスケッ
ト1もやはり、前述したVブロック工法における最終沈
埋函の接続に好適に使用される。すなわちまず、沈埋函
2の取付面21に、前記のように溝21a内への収容形
状に形成されたゴムガスケット1を取り付けた状態で、
かかる沈埋函2を水底に沈埋して、先の沈埋函(図示せ
ず)と結合したのち、最後に残されたくさび形の空隙部
に、上記図5および図4(a)に黒矢印で示すように最終
沈埋函2′を上方から挿入して、両沈埋函2、2′を、
あらかじめ設定された所定の距離まで近接させる〔図4
(a)〕。
【0049】つぎに、両沈埋函2、2′間が所定の間隔
となった時点で、最終沈埋函2′の挿入を一旦、停止
し、ついで空間S内に、注入管23を通して流体を注入
してその内圧を上昇させることで、ゴムガスケット1の
両脚部13、13を伸ばして、図4(b)にみるように本
体部1の凸条12、12を、被圧接面22に隙間なく接
触させる。
【0050】つぎにこの段階で、上記の空間S内に、モ
ルタルや硬化性樹脂などの硬化性の充てん材Mを注入、
充てんする。この際、先に空間S内に圧入されていた流
体は、図(a)〜(c)に示すようにゴムガスケット1の伸縮
に応じて伸縮可能な排出管24を通して、充てん材Mの
注入にあわせて、空間Sの内圧を維持しつつ、空間Sか
ら排出される。
【0051】排出管24を、上記のようにゴムガスケッ
ト1の伸縮に応じて伸縮可能としておくと、空間S内の
流体をより確実に排出して、当該空間S内に、充てん材
Mを隙間なく確実に充てんできるという利点がある。つ
ぎに、上記充てん材Mが十分に養生、硬化した段階で、
最終沈埋函2′をさらに挿入すると、凸条12、12が
一次圧縮されて、図4(c)にみるように沈埋函2、2′
間が一次止水される。
【0052】このあとは前記例と同様に、ゴムガスケッ
ト1によって一次止水され、かつ既設の沈埋函2内、な
らびに最終沈埋函2′内と、それぞれの沈埋函2、2′
の端面に設けた隔壁によって仕切られた函接続部内の水
を、トンネルの既設部分を通してトンネル外へ排水する
と、周囲から静水圧が加わって最終沈埋函2′がさらに
下方へ押し下げられ、ゴムガスケットの本体部11が二
次圧縮されて、函接続部が完全に止水される。
【0053】そして前後の沈埋函2と最終沈埋函2′と
を剛結合すると、沈埋トンネルの最終接続が完了する。
上記のようにこの例の接続方法においても、Vブロック
工法において、既設の沈埋函2と、最終沈埋函2′と
を、不陸の大きさに関係なくより確実に止水しつつ、接
続することが可能となる。
【0054】なお本発明の構成は、以上で説明した各図
の例には限定されない。たとえば図1および図3の例の
ゴムガスケットは、本体部11に2本の凸条12が設け
られていたが、かかる凸条は前記のように1本であって
もよいし、3本以上、設けられていてもよい。また、上
記両図の例のゴムガスケットは、取付部14の先端に、
線材16で補強された凸条14bを備えていたが、かか
る凸条は設けられていなくてもよい。
【0055】さらに本発明のゴムガスケットは、以上で
説明したVブロック工法における最終沈埋函の接続だけ
でなく、その前後の沈埋函の接続にも使用できる他、V
ブロック工法以外の沈埋函の接続や、あるいは浮体構造
物の水中部分などの、種々の水中構造物の水密接続に使
用することもできる。その他、本発明の要旨を変更しな
い範囲で、種々の設計変更を施すことができる。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
沈埋函などの水中構造物の、ゴムガスケットが取り付け
られる取付面、あるいはゴムガスケットが圧接される被
圧接面の不陸が大きくても十分に追随して、より確実に
止水をすることができる、新規なゴムガスケットを提供
できるという特有の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムガスケットの、実施の形態の一例
を示す図であって、同図(a)はその全体を示す一部切断
斜視図、同図(b) は、取付部の固定構造を示す拡大断面
図である。
【図2】同図(a)〜(c)はそれぞれ、上記例のゴムガスケ
ットを使用して、Vブロック工法によって沈埋トンネル
の最終接続を行う工程を示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明のゴムガスケットの、実施の形態の他の
例を示す図であって、同図(a)はその全体を示す一部切
断斜視図、同図(b) は、取付部の固定構造を示す拡大断
面図である。
【図4】同図(a)〜(c)はそれぞれ、上記例のゴムガスケ
ットを使用して、Vブロック工法によって沈埋トンネル
の最終接続を行う工程を示す部分拡大断面図である。
【図5】Vブロック工法における、沈埋トンネルの最終
接続工程を説明する概略図である。
【図6】従来の接続方法に使用される、ソリッドタイプ
のゴムガスケットの一例を示す一部切断斜視図である。
【符号の説明】
1 ゴムガスケット 11 本体部 12 凸条 13 脚部 14 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 信治 兵庫県神戸市北区北五葉2−11−1− 1309 (72)発明者 神頃 明 大阪府大阪市淀川区三国本町1−13−9 −1005 (56)参考文献 特開 平5−256091(JP,A) 特開 平11−152763(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/073 E02D 29/09 F16J 15/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する2つの水中構造物間を止水すべ
    く、一方の水中構造物の取付面に取り付けられた状態
    で、当該取付面と対向する他方の水中構造物の被圧接面
    に圧接される、全体が弾性材料にて一体形成された長尺
    のゴムガスケットであって、(i) 上記被圧接面に向けて
    突設された凸条を有する厚肉平板状の本体部と、(ii)当
    該本体部から、ゴムガスケットの長手方向に沿って延設
    された一対の薄板状の脚部と、(iii) 当該両脚部の先端
    にそれぞれ設けられた、上記取付面への一対の取付部と
    を備え、上記両取付部によって一方の水中構造物の取付
    面に取り付けられた状態で、加えられる外力の変化に応
    じて、 両脚部を折り畳んだ収容形状と、 両脚部を伸ばして本体部を取付面から突出させた突
    出形状の、2形状間の任意の形状をとり得るように形成
    されているとともに、外力の加わらない平常状態での
    収容形状となるように、両脚部があらかじめ折り畳まれ
    た形状に形成されていることを特徴とするゴムガスケッ
    ト。
  2. 【請求項2】一方の水中構造物の取付面に設けられた、
    ゴムガスケットの長手方向に沿う溝を両脚部で跨ぐよう
    にして、両取付部によって取付面に取り付けられた際
    に、外力の加わらない平常状態で、両脚部と本体部とが
    上記溝内に収容された収容形状となるように、上記両脚
    部が、あらかじめ折り畳まれた形状に形成されている請
    求項1記載のゴムガスケット。
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