JPH06342419A - ペトリネットに基づく並列制御システム - Google Patents

ペトリネットに基づく並列制御システム

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JPH06342419A
JPH06342419A JP13052193A JP13052193A JPH06342419A JP H06342419 A JPH06342419 A JP H06342419A JP 13052193 A JP13052193 A JP 13052193A JP 13052193 A JP13052193 A JP 13052193A JP H06342419 A JPH06342419 A JP H06342419A
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JP
Japan
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token
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chip
transition
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Withdrawn
Application number
JP13052193A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Anzai
文彦 安西
Noriaki Kawahara
規明 河原
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ペトリネットグラフの発火論理回路を含むL
SIチップで、必要なトランジション数に対応する構成
にし、複数の同じLSIチップをカスケード接続して、
いかなるトランジション数のグラフにも対応できるよう
にする。 【構成】 発火可能かをチェックする発火論理回路で、
そのトランジションに接続する入力プレースの情報を記
憶する入力プレース判別手段(101) と、トランジション
に接続する出力プレースの情報を記憶する出力プレース
判別手段(102) と、プレースのトークン状態を記憶/更
新するトークン状態記憶/更新手段(103) と、チップが
セレクトされたかを判別するチップセレクト手段(105)
の出力とを論理演算し、発火可能かをチェックし、他の
実行順序制御装置とトークンの状態を共有するために、
共有バスにデータを出力するかどうかを制御するトーク
ン更新バス制御手段(104) で、他の同じLSIチップ内
のトークン状態を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプログラムモジ
ュール(タスク、サブルーチン、ステートメント、関数
などのデータ処理の単位)を、複数のプロセッサによっ
て同時に処理をする並列処理の並列実行順序制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペトリネットによる並列制御方式
を図2、図5によって説明する。図2は、並列制御シス
テムを示しており、複数のプロセッサPE(201) 、状態
チェック装置CCM(202) 、実行順序制御装置NCE(2
03) から構成されている。各PEは、それぞれローカル
にアクセスできるメモリを持っており、そのメモリに処
理すべき複数のプログラムモジュールが記憶されてい
る。
【0003】ペトリネットグラフは、形式的に以下のよ
うに定義される。
【0004】
【数1】
【0005】図5(a) は、ペトリネットグラフの一例で
ある。図5(a) を例にとって前述の定義を当てはめてみ
ると、以下のようになる。
【0006】
【数2】
【0007】各プレースp1〜p4には、プロセッサが
処理すべきプログラムモジュールが割り当ててあり、プ
レースがトークンを得たときに、プロセッサはそのプロ
グラムモジュールの処理を開始する。
【0008】プログラムモジュールの状態遷移を記述し
たペトリネットグラフは表形式に変換され、FCT(Fi
re Condition Table) 、TTT (Token Transfer Tabl
e) としてNCE内のレジスタに格納されている。
【0009】FCTはプレースに接続している出力トラ
ンジションの状態を表し、図5(a)のグラフを表現する
と図5(b) のような表になる。TTTはトランジション
に接続している出力プレースの状態を表し、図5(a) の
グラフを表現すると図5(c) のような表になる。
【0010】又、ペトリネットの状態を表すトークン
は、各プレース毎にトークンの有り無しをTST (Toke
n Status Table) (103) に格納している。TSTはNC
E内のレジスタであり、プレース毎に1ビットが割りつ
けられていて、トークン有りで‘1’、トークン無しで
‘0’が格納される。
【0011】NCEはFCT、TTT及びTSTを参照
して、発火可能なトランジションを発火させる。発火と
は、トランジションの入力プレースの全てにトークンが
入っているときに、入力プレースからトークンを抜き去
り、出力プレースへトークンを分配(ここでは、出力プ
レースのプログラムモジュールに起動をかけること)す
ることを意味する。
【0012】トークンを分配すべきプレースはTTTか
ら求まる。トークンが分配されると、分配されたプレー
スはプログラムモジュールの処理を開始する。NCEは
トランジションの発火により処理すべきプレースの番号
を、CCM内のEXQ (Excution Queue) (204) に書き
込む。複数のPEは、EXQ内のプレースの番号を競合
しながら読み出し、これに対応するプログラムモジュー
ルを処理する。処理を終了したならば、そのプレースの
番号をCCM内のEDQ (EnDQueue)(205) に書き込
む。
【0013】NCEはEDQ内のプレースの番号を取り
出し、それに対応するTSTのビットを‘1’にする。
NCEと各PEは、CCMをインタフェースとして独立
に動作している。NCEはペトリネットグラフの記述に
従い、処理可能なプログラムモジュールに対応するプレ
ースの番号をEXQに書き込む。
【0014】一方、PEはEXQからプレースの番号を
読み出して、それに対応するプログラムモジュールを処
理するので、PEの数だけプログラムモジュールが並列
に動作することが可能である。
【0015】NCEが発火チェックを行うのは、トーク
ンの状態が変化したときでよく、それはつまりTSTに
ビットが書き込まれたときであり、発火チェックをする
トランジションは、トークンが分配されたプレースから
アークの伸びているトランジションである。
【0016】このようにして、ペトリネットで記述され
た並列処理が実行制御される。以下、発火可能かをチェ
ックする発火論理回路について説明する。発火論理回路
はNCE内に用意されており、入力プレース判断部(I
T)、出力プレース判断部(OT)及びTSTの3つの
レジスタと論理演算部から構成されている。
【0017】ITはトランジション毎の入力プレースの
接続情報を表したレジスタで、FCTを参照して作成可
能であり、トランジションに接続している入力プレース
は‘1’で表され、接続していないものは‘0’で表さ
れる。
【0018】図5(a) のペトリネットグラフのITは、
図5(d) のように表される。OTはトランジション毎の
出力プレースの接続情報を表したレジスタで、TTTを
参照して作成可能であり、トランジションに接続してい
る出力プレースは‘1’で表され、接続していないもの
は‘0’で表される。
【0019】図5(a) のペトリネットグラフのOTは、
図5(e) のように表される。発火論理回路はNCE内
で、新たにトークンが入ったプレースを入力プレースと
するトランジションの番号を受け取ると、NCE内に保
存している情報(TST、IT、OT)を用いてそのト
ランジションが発火可能かどうかのチェックを行う。全
ての入力プレースにトークンが存在するか否かである。
この際に、ネットの安全性のチェックも行う。
【0020】ネットの安全性とは、プレースに1つを越
えるトークンが入らないことを意味する。具体的に言え
ば、出力プレースにトークンが入っているうちは、トラ
ンジションが発火できなくすることである。そのため
に、トランジションの入力プレースのトークンのチェッ
クのみではなく、出力プレースのトークンのチェックも
行う。
【0021】以上のチェックで発火可能となるとそのト
ランジションは発火し、入力側の全てのプレースのトー
クンが消え、出力側の全てのプレースにトークンが入
る。その結果、TSTが更新される。 発火・更新論理 プレースの有限集合 P={ p1,p2,---,pi,----,pm
}(1≦i≦m) トランジションの有限集合T={ t1,t2,---,tj,----,t
n }(1≦j≦n) TSTレジスタ TST= ( tst(p1),tst(p2),-
---,tst(pm) ) トランジションtjのITレジスタ= ( it(tj,1),it(tj,
2),----,it(tj,m) ) トランジションtjのOTレジスタ= ( ot(tj,1),ot(tj,
2),----,ot(tj,m) ) とすると、トランジションtjが発火可能であるための条
件は、
【0022】
【数3】
【0023】図6にプレース数=トランジション数=4
のときの発火論理回路を、図7にTST更新回路を示
す。図6において、図5(a) のペトリネットグラフを当
てはめて説明する。
【0024】トランジション番号がITに入力される
と、そのトランジションに接続される入力プレースの接
続情報が出力される。仮にトランジション番号としてt
1が入力されると、it(t1,1)のみが‘1’となりインバ
ータINV1のみが‘0’となり、他のインバータは全
て‘1’となる。又、プレースp1のみにトークンが存
在するとすれば、TST出力の内tst(p1) のみが‘1’
となり他の出力は‘0’となる。その結果ORゲートの
出力は全て‘1’となり、入力条件であるAND1の出
力が‘1’となり、入力条件は発火可能となる。
【0025】同様に、トランジション番号がOTに入力
されると、そのトランジションに接続される出力プレー
スの接続情報が出力される。トランジション番号として
t1が入力されると、ot(t1,2)とot(t1,3)のみが‘1’
となる。又、トークンはp1のみに存在するのであるか
ら、tst(p2) とtst(p3) は‘0’となりNANDゲート
の出力は全て‘1’となってAND2の出力が‘1’と
なり、出力条件も発火可能となる。その結果、AND3
の出力は‘1’となって、トランジションt1は発火可
能となる。
【0026】図7は、ITの出力を反転したものと、T
STの出力の論理積をとったものをTSTに格納してい
る。トークンはp1のみに存在するのであるから、TS
Tの出力の内、tst(p1) のみが‘1’となり、他は全て
‘0’となる。又、ITの内it(t1,1)のみが‘1’とな
り他は全て‘0’となる。そして、インバータの内IN
V2の出力のみが‘0’となり、その他のインバータは
‘1’となる。その結果、ANDゲートの出力は全て
‘0’となり、p1のトークンが消去されたことにな
る。
【0027】なお、TSTの状態に変化があるにもかか
わらず、トランジションが発火出来ない場合が2種類あ
る。まず、入力プレースのいくつかにトークンが入って
いないときである。この場合、残りの入力プレースにト
ークンが分配されてきたときの発火チェックで発火の判
定が可能であるので、問題はない。
【0028】もう1つは入力側プレースのトークンは全
てあるが、出力側プレースにもトークンがあるときであ
る。これは、出力側プレースのトークンがなくなるまで
待たなければならない。また、なくなり次第、発火でき
なければならない。しかし、ペトリネット記述をしたテ
ーブルFCTが入力プレースから発火チェックをするト
ランジションを引く形なので、出力プレースの変化から
そのプレースの番号をもとに発火チェックをすべきトラ
ンジションを引くことは難しい。
【0029】従って、出力プレースが空くまで入力プレ
ースの1つを用いてそのトランジションの発火チェック
を繰り返せばよい。但し、一旦入れたトークンが他のト
ランジションの発火に影響を与える場合もあるので、強
制的にこのトークンを消去して、そのプレース番号をE
DQに戻してやる。こうすると、NCEはそのプレース
のプログラムモジュールの処理が終了したものとみな
し、TSTのそのプレースのビットを‘1’にする。
【0030】その結果、出力プレースが空くまでそのプ
レース番号はNCEとEDQを往復して発火チェックを
繰り返す。発火論理回路は高速化のためにLSIで実現
することが望ましい。しかし、集積回路技術により、L
SIの1チップに集積できるセル数の大きさは限られて
いる。
【0031】特にテーブル類(IT、OT)は大きな部
分を占める。そのため、必要なプレース数をチップ毎に
収まる程度に分割してテーブルを分割縮小し、カスケー
ド接続でチップを複数個組み合わせることにより、必要
なプレース数を実現することができる。
【0032】以下にその原理を述べる。発火の条件式
は、ビットごと(プレースごと)の論理が全て‘1’か
‘0’かを見ている。つまり、あるプレースを示すビッ
トが他のプレースを示すビットに影響を及ぼさない。従
って、TST、IT、OTをプレースの途中で分けても
よい。その場合は、分けたプレース毎の論理の論理積、
論理和をとり、チップ毎に中間結果(チップ内のプレー
スの入出力条件成立)を出力し、最後にチップ外部で論
理積をとればよい。同様に、TSTの更新論理もプレー
スを途中で分けることができる。図8、図9にプレース
数=トランジション数=4をプレース数=2、トランジ
ション数=4に分割する時、発火回路内の発火・更新論
理の分け方を示す。
【0033】この図は図6、図7の発火論理回路、TS
T更新回路を2つのチップ(チップ1、チップ2)に分
ける時の、レジスタ、テーブル、論理の分割の仕方を表
している。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従来装置においては、
プレース数を分割して、カスケード接続で複数チップを
組み合わせることにより、必要な数のプレース数を実現
することができる。
【0035】しかし、一般にプレース数が増えるとトラ
ンジション数も増える傾向にある。トランジション数の
最大限の数を実現できるようにテーブル(IT、OT)
を作ると、1チップに入れられるプレース数が少なくな
り、カスケード接続するチップの数が多くなる。
【0036】また、トランジション数の小さなモデルで
は使われないトランジションの数が多く無駄が多い。そ
のため、様々なモデルのグラフ表現に対応させようとす
ると、トランジション数に応じたチップを数種類用意し
なければならない、という問題があった。
【0037】この発明の目的は、トランジション数の分
割を可能にして、カスケード接続でトランジション数の
必要な数を実現できる発火チェックの機構を提供するこ
とにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。入力プレース判断手段(101) は、トランジ
ションに接続する入力プレースの状態であるITの内容
が記憶され、メモリ、ラッチ回路、F/F回路等で構成
される。
【0039】出力プレース判別手段(102) は、トランジ
ションに接続する出力プレースの状態であるOTの内容
が記憶され、メモリ、ラッチ回路、F/F回路等で構成
される。
【0040】トークン状態記憶/更新手段(103) は、そ
れぞれのプレースのトークン状態が記憶され、発火が行
われると、その発火に関連するプレースのトークン状態
が更新され、論理ゲートとメモリ、ラッチ回路、F/F
回路等で構成される。
【0041】トークン更新バス制御手段(104) は、TS
Tを更新する際にバスにデータを出力するか、ハイイン
ピーダンスにするかを制御するもので、3ステート・バ
ッファ等で構成される。
【0042】チップセレクト手段(105) は、発火チェッ
クをするトランジションがチップ内にあるか否かを判別
する手段であり、デコーダ等で構成される。論理演算手
段(106) は、上記(101) 〜(103) 及び(105) の出力から
発火可能か否かをチェックする手段であり、論理ゲート
等で構成される。
【0043】
【作用】発火論理に必要なのは、TST、IT、OTの
うち発火チェックをするトランジションにかかわる部分
である。従って、TSTが全てのチップに含まれており
同じ値であれば、チップセレクト手段でセレクトされた
有効なチップの入出力条件の出力の値だけで、発火可能
かが判断できる。それは、以下の機能によって実現され
る。
【0044】チップセレクト手段でセレクトされたチッ
プ以外の出力は、デフォルト値‘1’になり発火の判断
(最終段の論理積)に影響を与えなくし、外部で論理積
をとって発火チェックを行う。
【0045】各チップのTSTの値は常に同じ値にする
必要があるため、TSTの更新は全てのチップで同時に
行われる。チップセレクト手段で有効となったチップ
は、内部のITの値を用い(かつ、外部に出力し)、無
効となったチップはチップ外部からの入力をITの値と
してTST更新論理を行うことにより、トークンの消去
を実現する。
【0046】このことにより、トークン書き込み時の全
てのチップのTSTの値は同じになる。TST更新バス
制御手段により、各チップで行うTST更新の時に用い
る値を同じ(有効となるチップのIT)にすることがで
きる。
【0047】
【実施例】トランジションを分割して、カスケード接続
で組み合わせる場合、2つの問題がある。1つは、各々
のチップに全てのトランジション分のテーブルが含まれ
ていない。又1つは、各々のチップ内のTSTを同じ値
にする必要がある。
【0048】1つ目の問題は、チップセレクト手段でセ
レクトされた有効となるチップの出力のみで発火可能か
を判断することが可能である。従来技術で示したよう
に、発火論理に必要なのは、TST、IT、OTのうち
発火チェックをするトランジションを含んだ部分であ
る。
【0049】従って、TSTが全てのチップに含まれて
おり同じ値であれば、有効となるチップの入出力条件の
結果だけで、発火可能かどうかが判断できる。又、各チ
ップの出力は外部で論理積をとるため、無効となるチッ
プに対しては‘1’を出力するようにすればよい。もし
くは、無効となるチップの出力をハイインピーダンスに
なるようにすれば、論理積をとる必要がなくなる。
【0050】図3にプレース数=トランジション数=4
をプレース数=4、トランジション数=2に分割すると
きの発火論理回路の構成を示す。従来の発火論理回路に
比べて、最終段でチップセレクト手段の出力の反転した
ものと論理和をとっている。これはチップがセレクトさ
れた時に出力を有効にし、セレクトされない時は、出力
を強制的に‘1’にするものである。
【0051】2つ目の問題は、セレクトされたチップに
対しては、内部のTSTを使ってTSTの更新を行い、
セレクトされていないチップに対しては、セレクトされ
て有効となったチップ内のTSTの値を使用して、TS
Tの更新を行えばよい。
【0052】なぜならTSTの更新には、発火したトラ
ンジションのITの値が必要であり、それ以外のトラン
ジションのITの値は必要がないためである。各チップ
が共有するバス(TST更新バス)を用意し、セレクト
されたチップは内部のTSTの値を使用してTSTの更
新を行う。と同時に、ITの値をTST更新バスに出力
し、セレクトされていないチップは出力をハイインピー
ダンスにし、セレクトされたチップからの値を使用して
TSTの更新を行えばよい。
【0053】図4にプレース数=トランジション数=4
をプレース数=4、トランジション数=2に分割する時
のTST更新回路の構成を示す。従来のTST更新回路
に比べて、チップセレクト手段の出力の反転したもの
で、TST更新バスにITの内容を出力するか否かを制
御している。セレクトされたチップは、自身のITの出
力でTSTの更新を行い、セレクトされていないチップ
に対してはセレクトされたチップのITの内容を使用し
て、TSTの更新を行うことになる。
【0054】この図において、チップ1、チップ2は同
じ構造のチップであり、カスケードに接続されている
が、チップセレクトの機能により両方はセレクトされな
いものとする。
【0055】なお、チップセレクトの機能は、以上の実
施例ではチップ内部に設けられているが、チップ外部に
おき、チップセレクト信号のみをチップに入力しても良
いことは勿論である。
【0056】
【発明の効果】本発明を用いれば、トランジション数の
分割を可能にして、カスケード接続でトランジション数
の必要な数を実現できる発火チェックの機構を提供する
ことができ、従来技術で挙げたプレース数の分割と組み
合わせれば、1種類のチップをカスケードに接続するこ
とにより様々なモデルのグラフ表現に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列制御方式の論理ブロック図であ
る。
【図2】並列制御システムの構成図である。
【図3】本発明の発火論理回路である。
【図4】本発明のTST更新回路である。
【図5】(a) はペトリネットグラフの一例であり、(b)
はペトリネットグラフのFCTであり、(c) はペトリネ
ットグラフのTTTであり、(d) はペトリネットグラフ
のITであり、(e) はペトリネットグラフのOTであ
る。
【図6】従来の発火論理回路である。
【図7】従来のTST更新回路である。
【図8】従来の発火論理回路のプレース数分割時の構成
図である。
【図9】従来のTST更新回路のプレース数分割時の構
成図である。
【符号の説明】
101 入力プレース判別手段 102 出力プレース判別手段 103 トークン状態記憶/更新手段 104 トークン更新バス制御手段 105 チップセレクト手段 106 論理演算手段 201 プロセッサ 202 状態チェック装置 203 実行順序制御装置 204 Excution Queue 205 End Queue

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が、独自に異なる処理をすることが
    可能で、内部又は外部にローカルにアクセスすることが
    できるメモリを持つ複数のプロセッサ(201)と、 前記プロセッサ(201) の実行状態を監視する状態チェッ
    ク装置(202) と、 前記プロセッサ(201) 及び前記状態チェック装置(202)
    を制御する実行順序制御装置 (203)とを有するマルチプ
    ロセッサの並列制御システムにおいて、 前記実行順序制御装置(203) 内に、 トランジションに接続する入力プレースの情報を記憶す
    る入力プレース判別手段(101) と、 トランジションに接続する出力プレースの情報を記憶す
    る出力プレース判別手段(102) と、 プレースのトークンの状態を記憶/更新するトークン状
    態記憶/更新手段(103) と、 トークンを更新する際に、他の実行順序制御装置とトー
    クンの状態を共有するために、共有バスにデータを出力
    するかどうかの制御をするトークン更新バス制御手段(1
    04) と、 前記実行順序制御装置(203) をセレクトする、チップセ
    レクト手段(105) と、 発火可能か否かを判別する論理演算手段(106) を具備す
    ることを特徴とするペトリネットに基づく並列制御シス
    テム。
JP13052193A 1993-06-01 1993-06-01 ペトリネットに基づく並列制御システム Withdrawn JPH06342419A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100426088B1 (ko) * 2002-01-31 2004-04-06 삼성전자주식회사 자가구축 학습페트리넷

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100426088B1 (ko) * 2002-01-31 2004-04-06 삼성전자주식회사 자가구축 학습페트리넷

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