JP2639988B2 - データ駆動型データ処理装置 - Google Patents

データ駆動型データ処理装置

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、データ駆動型のデータ処理装置に関するも
のであり、詳しくは、データ処理装置内部のキューメモ
リのオーバーフローを防止する機能をもつデータ駆動型
データ処理装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、データ駆動型のデータ処理装置は、種々の命
令がデータの流れを示すアークによって接続されるデー
タフローグラフをプログラムとして実行するものであ
り、データ値と制御情報を含むデータが種々の処理要素
を経て転送される内に、データフローグラフに沿って制
御情報の付け換え(更新)やデータの複製や命令実行が
行なわれる。各処理要素は、データの到着に応じてその
データに所定の処理を施すように構成され、データが各
処理要素にどのようなタイミングで到着するかは予め規
定されていない。即ち、外部からの入力、外部への出
力、データの複製処理等の種々の処理が発生するタイミ
ングは予め規定できない。
従って、データの複製処理などのデータ生成処理で
は、通常の処理時間よりも長い時間を要するような特殊
な処理が発生した時には、その処理要素に後続して到着
しようとしているデータは、その特殊な処理の終了を待
つ必要がある。一般に、データ駆動型データ処理装置に
おいては、このようなデータを一時的にキューメモリに
貯えて待たせている。ところがキューメモリの容量には
自ずと限界があるため、キューメモリのオーバーフロー
が生じる可能性がある。
このようなオーバーフローがキューメモリに生じる
と、プログラムの実行は不可能となり、実行を中止しな
ければならない。また、同じプログラムを再実行して
も、やはり同じようにオーバーフローを生じるため、プ
ログラム(データフローグラフの接続情報)を変更、修
正して、再実行させる作業を繰り返さなくてはならな
い。このような作業は、一般に多大の時間を要するた
め、ハードウェアによってキューメモリのオーバーフロ
ーを防止する機能が要求されている。
従来、例えば、昭和59年4月9日付で発行された日経
エレクトロニクスの第181頁から第218頁に開示されてい
るデータ駆動型のデータ処理装置、或いは、特開昭58−
103037「キューメモリ装置」に示されているデータ駆動
型データ処理装置においては、データの複製を伴わない
データを待たせるデータキュー(以下DQと略記する)、
及びデータの複製処理を伴うデータを待たせるジェネレ
ータキュー(以下GQと略記する)を備え、DQに貯えられ
ているデータ量が所定の値以上になると、GQからのデー
タの読み出しを停止することによって、DQのオーバーフ
ローを防止している。
また、本発明出願人の既提案のデータ処理装置[特願
昭63−284473号]は、メモリに貯えられているデータ量
が所定の値以上になると、データ複製処理機構において
1度にコピーするデータ数の上限値を小さくする機構を
有しており、これによってキューメモリのオーバフロー
を抑制しようとするものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかるに、上述の前者のデータ駆動型データ処理装置
においては、DQのオーバーフローを防止するために、別
のキューメモリであるGQを設けなければならず、このた
めキューメモリのハードウエア量が大きくなってしま
い、結果的にデータ処理装置全体のハードウエアが増大
してしまうという問題点があった。
更に、上述の前者のデータ駆動型データ処理装置にお
いては、データの複製処理を伴うデータを待たせるジェ
ネレータキュー(GQ)をオーバフローを防止する機能を
有していないという問題点があった。
また、上述の後者のデータ駆動型データ処理装置にお
いては、キューメモリのデータ量が所定の値以上を示し
ている時でも、データ複製手段が複製処理を行なう際に
は、単一のデータの到着に応じて、最低でも2つのデー
タを出力するため、処理装置内部のデータ量は徐々にで
はあるが、依然として増加していく可能性があり、キュ
ーメモリのデータ量も依然として増加していく可能性が
ある。このため、キューメモリのオーバーフローは完全
には防止できていないと言える。
従って、本発明の目的は、特殊な別系統のキューメモ
リを設けずに、単一のキューメモリにデータ複製処理を
伴うデータ、及びデータ複製処理を伴わないデータを混
在して待たせ、ハードウェア量の大幅な増加を必要とせ
ずに、キューメモリのオーバーフローを、完全に防止す
ることのできるデータ駆動型データ処理装置を提供する
ことである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明のデータ駆動型データ処理装置は、キューメモ
リを1ケ所に集中して保持すると共に、このキューメモ
リの中のデータ量を監視するデータ量監視手段を備え、
更に、データフローグラフの接続情報を含むプログラム
情報を記憶し、1つのデータの到着に応じて、そのデー
タの制御情報を新しい制御情報に付け替え(更新)した
新しいデータを1つ、あるいは複数個生成し出力するプ
ログラム記憶手段を備えるものである。
そして、このプログラム記憶手段には、到着するそれ
ぞれのデータに対応づけて、それぞれのデータが到着し
た時に新しいデータを生成するか否かを制御するための
生成処理禁止フラグが記憶させている。
(ホ)作用 本発明のデータ駆動型データ処理装置は、制御情報
[データフローグラフのノード識別子(ノード番号)を
含む]とデータ値からなるデータパケット単位でデータ
を処理するものであって、そのプログラム記憶手段に
は、到着したデータに付加すべき制御情報が、データフ
ローグラフのノード識別子(ノード番号)と対応づけら
れてテーブル形式で格納されている。しかもこのノード
番号と対応づけられて、上述の生成処理禁止フラグが格
納されている。
従って、データフローグラフに従って処理装置内部で
データの複製を行なう時には、このテーブルが連続的に
アクセスされて、同一のデータに種々の制御情報が付加
されてプログラム記憶手段から新しいデータが連続的に
出力される。この間、キューメモリからの出力は禁止さ
れ、キューメモリへの入力データはキューメモリ内部に
滞ることになる。この時、データ量監視手段は、このキ
ューメモリ中のデータ滞在量を監視し、プログラム記憶
手段に伝える。
プログラム記憶手段では、データ滞在量が所定の値よ
り小さい時は、1つのデータ到着に応じて、そのデータ
に対応する処理禁止フラグがいかなる値を示していて
も、プログラム(データフローグラフ)に従った数の新
しいデータを生成して出力する。
一方、データ滞在量が所定の値以上になると、1つの
データの到着に応じて、そのデータに対応する生成処理
禁止フラグが処理禁止を示していなければプログラム
(データフローグラフ)に従った数の新しいデータを生
成して出力し、生成処理禁止フラグが処理禁止‘1'を示
していれば、新しいデータの生成を行なわずに到着した
データをそのまま出力する。これによって、キューメモ
リのデータ滞在量が多くなった時には、データフローグ
ラフ中の特定のノード群の実行を許可し、別の特定のノ
ード群の実行を待ち状態とすることができる。
ここで、前もって、処理装置内のデータ量を減少させ
るように機能するノード群に対しては、処理禁止フラグ
を‘0'にし、逆に処理装置内のデータを増加させるよう
に機能するノード群に対しては、処理禁止フラグを‘1'
にしてプログラムメモリに格納しておけば、上述のよう
な制御によってキューメモリのオーバーフローは、完全
に防止できることになる。
(ヘ)実施例 第1図に本発明のデータ駆動型データ処理装置を用い
たシステム例としてデータフロー計算機システムの概要
を示す。同図のシステムは、システム内部のデータの基
本単位であるデータパケット(本来のデータ値の他に制
御情報を組み合わせたもの)を転送するリング状転送路
であるリングネットワーク(RN)に、それ自身がリング
ネットワーク(RN)の一部をなしデータパケットの入出
力を制御するネットワークインタフェース(NIF)(NI
F)(NIF1)・・・(NIFn)を介して、ホストインタフ
ェース(HI)、データ記憶装置(DM)、データフロー計
算装置1(DFC1)、・・・、データフロー計算装置n
(DFCn)が結合されて、ホストインタフェース(HI)に
はさらにホスト計算機(HC)がつながっている。
同システムのデータフロー計算装置n(DFCn)とネッ
トワークインタフェース(NIFn)とを合わせたものは、
内部がリング状をなすデータ駆動型データ処理装置とし
て動作し、データフローグラフによって記述されたデー
タ駆動型(データフロー型)のプログラムを実行する。
具体的には、まずホスト計算機(HC)から、ホストイン
タフェース(HI)、ネットワークインタフェース(NI
F)、リングネットワーク(RN)、ネットワークインタ
フェース(NIFn)を介してデータフロー計算装置n(DF
Cn)にプログラムがダウンロードされ、次に同じ経路
で、プログラムの実行を開始させるデータパケットであ
る開始パケットがデータフロー計算装置n(DFCn)に入
力されるとプログラムの実行が開始され、プログラムの
実行が終了すると、実行の終了を示すデータパケットで
ある終了パケットが、データフロー計算装置n(DFCn)
からネットワークインタフェース(NIFn)、リングネッ
トワーク(RN)、ネットワークインタフェース(NI
F)、ホストインターフェース(HI)を介してホスト計
算機(HC)に出力される。
第2図に本発明のデータ駆動型データ処理装置の概略
構成を示す。同図の装置に於いて(Q)はキューメモ
リ、(PM)はプログラム記憶手段、(NIF)はネットワ
ークインタフェース、(FC)は発火制御手段、(EXE)
は命令実行手段であり、各処理要素がリング状に結合さ
れている。(1)〜と(30)、(40)、(50)はデータ
線である。
第2図を用いて本データ処理装置の動作を概略を説明
する。ホスト計算機(HC)からロードされたプログラム
(データフローグラフ)は、プログラム記憶手段(PM)
に格納される。開始パケットが上記各要素(NIF)、(F
C)、(EXE)、(Q)を介してプログラム記憶手段(P
M)に到着するとプログラムの実行が開始される。プロ
グラムの実行中に該記憶手段(PM)に入力されるパケッ
トの制御情報はこのデータフローグラフに従って付け替
えられたり、同じくデータフローグラフに従ってデータ
パケットの複製処理が行なわれたりする。プログラム記
憶手段(PM)から出力されたパケットはネットワークイ
ンターフェース(NIF)において外部に出力されるか発
火制御手段(FC)に向けて転送されるかの選択がなされ
る。この発火制御手段(FC)では主に、二項演算命令な
どの左オペランドと右オペランドをデータ対として検出
して、二つのオペランドを対にして出力する発火制御処
理を行なう。左オペランドは出力ライン(5)に右オペ
ランドは出力ライン(50)に出力される。命令実行手段
(EXE)では、到着したパケットの制御情報によって指
定される命令を到着したパケットに対して施して出力す
る。発火制御手段(FC)命令実行手段(EXE)において
はパケットが滞ることがないがネットワークインターフ
ェース(NIF)において外部からパケットが入力される
時と出力しようとして出力できない時、及びプログラム
記憶手段(PM)においてデータの複製処理が行なわれる
時はビジー状態となり後続するデータパケットは停止し
てビジー状態の解除を待たなければならない。キューメ
モリ(Q)はこのような時にデータを一時格納して待た
せるためのバッファリング機能を遂行する。キューメモ
リ(Q)は、内部のキューメモリ中のデータ滞在量を監
視するデータ監視手段を含んでいる。プログラム記憶手
段(PM)においてデータ複製処理の必要が生じた時、キ
ューメモリ(Q)のデータ滞在量が所定の値より小さい
ならばプログラム記憶手段(PM)に格納されたプログラ
ムに従った数の複製データを連続して出力するが、キュ
ーメモリ(Q)のデータ滞在量が所定の値以上ならば一
度に連続して出力する複製データの数を2以下に制限
し、ビジー状態の期間を最小限に押さえる。これによっ
て、キューメモリ(Q)のデータ滞在量の増加を抑制
し、キューメモリ(Q)のオーバーフローを防ぐことが
できる。
各処理要素において上記のような処理が施されながら
データパケットが周回することによってプログラムが実
行される。また、データ処理装置内部に複数のデータパ
ケットが存在する時には、各々のデータパケットに対し
て、異なる処理要素において同時に異なる処理を施すパ
イプライン型の処理を行なうことができる。従って本デ
ータ処理装置は、リング状のパイプライン型データ処理
装置であると言える。
第3図にキューメモリ(Q)の更に詳細な構成図を示
し、第4図にプログラム記憶手段(PM)の更に詳細な構
成図を示す。更に、第5図〜第8図に本データ処理装置
に適用するデータパケットの構成を示す。第5図はデー
タをデータ処理装置内部の所定のメモリにダウンロード
するためのロードパケット、第6図はデータ処理装置内
部の所定のメモリからデータをダンプする(読み出す)
ためのダンプパケット、第7図及び第8図はプログラム
の実行中に処理される実行パケットであり、発火制御手
段(FC)において対となる左右のオペランドが検出され
て、二つのオペランドが組になって出力されたときに第
7図の構成となる。全てのデータパケットは2語構成で
あり、1語目と2語目はヘッダ識別子〔H〕によって識
別される。各データパケットはデータ値とその他の情報
(制御情報)から成る。制御情報のうち〔f1、f0〕はパ
ケット識別子であり第10図のように定義されている。モ
ジュール番号は、ホストインターフェース(H1)、デー
タ記憶装置(DM)、及び各データフロー計算装置(DFC
1)、(DFC2)、・・・(DFCn)などの各処理モジュー
ルを識別する番号であり、各モジュールは自分の番号を
持っており自分のモジュール番号を持ったデータパケッ
トのみを入力するようになっている。対象メモリ番号
〔S2S1S0〕はロードあるいはダンプの際に対象となるメ
モリを指定する番号である。セレクションコード〔S2S1
S0〕は、データ処理装置内部でデータパケットが処理さ
れる経路を規定したものであり各コード値は第11図に示
すような意味を持つ。即ち、例えば、開始パケットは、
〔S2S1S0〕=〔000〕というプログラム記憶手段(PM)
宛のセレクションコードを保持しており、これが記憶手
段(PM)において〔S2S1S0〕=〔101〕に付け替えられ
ると、〔S2S1S0〕=〔101〕を保持したパケットは発火
制御手段(FC)において処理され、該手段(FC)は処理
を終えるとセレクションコードを〔S2S1S0〕=〔001〕
に変更したパケットを出力する。するとこのパケットは
次には命令実行手段(EXE)において処理され、該手段
(EXE)は処理を終えるとセレクションコードを〔S2S1S
0〕=〔000〕に変更したパケットを出力することによ
り、パケットは再びプログラム記憶手段(PM)において
処理される。このように、各処理要素は第11図に示す所
定のセレクションコードを保持したパケットのみを処理
しそれ以外のパケットは何も行なわずに通過させるとと
もに、処理を施したパケットに対して各処理要素がその
セレクションコードを次の処理要素に向けて更新するこ
とによって、プログラムの実行処理が進行する。
この他に、ノード番号はデータフローグラフの各ノー
ドを識別する番号、環境番号は例えば本データ処理装置
の複数の使用者が本データ処理装置にロードされた同一
のプログラムを同時に実行する際に、各使用者を識別す
るための番号である。また、順序番号は相互に順序関係
を持ち同一のノード番号と環境番号を保持した複数のデ
ータパケットに対して同一のプログラムで記述された処
理を行なう時に各データパケットの順序関係を識別する
番号であり、(E)順序関係を持つ複数のデータパケッ
トのうちの末尾のデータパケットであるときのみ1とな
る末尾フラグである。〔ノード番号〕、〔環境番号〕、
〔順序番号〕を合わせたものをタグと呼び、このタグの
一致した二つのパケットが二項演算の左右オペランドと
して検出される。〔L/R〕は左右オペランドを区別する
フラグであり、左オペランドの時1となる。〔CY〕、
〔OV〕は演算の結果格納される演算フラグであり、〔C
Y〕はキャリー(桁上げ)フラグ、〔OV〕はオーバーフ
ロー(桁あふれ)フラグである。〔TF〕は条件判定命令
の実行によって格納される真偽フラグであり、判定結果
が、真の時1、偽の時0となる。
第12図に本発明のデータ駆動型データ処理装置が処理
するデータフローグラフの一例を示し、更に第9図に、
第12のデータフローグラフを物理的なプログラム情報に
変換したもの、即ち、プログラム記憶手段における記憶
形式を示す。
以下では第3図、第4図、第9図、及び第12図を用い
て本データ処理装置の動作を更に詳細に説明する。
I.キューメモリ(Q)の動作 キューメモリ(Q)は、FIFOメモリ(103)、FIFO制
御回路(102)、及びデータ量監視手段(MONIT)から構
成される。データ量監視手段(MONIT)は、カウンタ(1
09)、デコーダ(111)を含む。
このカウンタ(109)の出力は、キューメモリ滞在デ
ータ数(110)であり、これは、外部からのカウンタリ
セット信号(108)によってゼロに初期化される。
データ線1にデータパケットの1語目が到着するとヘ
ッダ識別信号(101)がハイレベルになりこれに応じ
て、FIFO制御回路(102)は書き込み信号(105)を出力
して到着したデータパケットを1語目、2語目の順にFI
FOメモリ(103)に書き込む。この時、インクリメント
信号(107)によりカウンタ(109)は、インクリメント
される。FIFO制御回路(102)は、キューメモリ滞在デ
ータ数(110)がゼロでなく、且つ待ち要求信号(204)
で待ちが要求されていなければ、読み出し信号(104)
が出力して、FIFOメモリ(103)に書き込まれているデ
ータパケットのうち一番早く書き込まれたデータパケッ
トを、1語目、2語目の順に読み出してデータ線2に出
力する。FIFOメモリ(103)に滞在するデータパケット
数(110)がゼロの時、または待ち要求信号(204)によ
って待ちが要求されている時は、読みだし信号(104)
が禁止されてFIFOメモリ(103)からの読みだしが禁止
され、FIFOメモリ(103)への書き込みのみが許可され
る。
また、データ量監視手段(MONIT)内のデコーダ(11
1)は、キューメモリ滞在データ数(110)が所定の値
(例えばFIFOメモリの最大容量の15/16程度)以上にな
ると、プログラム記憶手段(PM)における新しいデータ
を生成する処理を抑制するための新データ生成処理抑制
信号(112)を出力する。
II.プログラム記憶手段(PM)の動作 第4図に示すように、プログラム記憶手段(PM)は、
プログラムメモリ(203)、新データ生成処理制御回路
(201)、インクリメント機能をもったアドレスレジス
タ(210)、及びデータレジスタ(R1)から構成されて
いる。
データ線2にデータパケットが到着すると新データ生
成処理制御回路(201)に制御情報(202)が入力され、
アドレスレジスタ(210)にロード(ダンプ)パケット
の時はアドレスが、実行パケットの時はノード番号がア
ドレス情報線(211)を経てラッチされるとともにレジ
スタ(R1)にパケットの1語目がラッチされる。アドレ
スレジスタ(210)の出力はプログラムメモリ(203)へ
のアドレスとなる。制御情報がプログラムメモリ(20
3)へのロードを示しておれば、次のタイミングでパケ
ットの2語目のデータ値がレジスタ(R1)にラッチさ
れ、書き込み信号(208)によってデータ線(212)を介
してプログラムメモリ(203)に書き込まれる。制御情
報がプログラムメモリ(203)からのダンプを示してお
れば、読みだし信号(207)によってデータ線(212)を
介してプログラムメモリ(203)からデータ値が読みだ
されパケットの2語目に格納される。
ロードパケットによってプログラムメモリ(203)に
はデータフローグラフ(プログラム)の接続構造とプロ
グラムの実行中に使用される定数データ値が第9図に示
すような形式でロードされる。即ち、同図におけるモジ
ュール番号、セレクションコード、L/R、ノード番号
は、(PM)に到着したパケットに新しく付加するための
制御情報である。この他に定数データ値が格納されてい
ることを示す[定数フラグ]、データパケットの複製処
理を行なう事を示す[コピーフラグ]、及び制御情報を
付け変えて新しいデータパケットを出力する処理を施し
て、新しいデータパケットを生成する処理(例えば、複
製処理によるデータパケットのコピー増殖)を禁止する
ための[処理禁止フラグ]が記憶されている。本発明の
特徴とするところは、この[処理禁止フラグ]を具備し
た点にある。
再び第4図に戻り、プログラムメモリ(PM)に到着し
たパケットがこのメモリ(PM)で処理される実行パケッ
ト(セレクションコード[S2S1S0]=[000])であれ
ばアドレスレジスタ(210)に保持されたノード番号を
アドレスとして、第9図に示すような記憶形式をもつプ
ログラムメモリ(PM)を読み出す。
この時、キューメモリ(Q)から出力されている新デ
ータ処理抑制信号(112)が出力されていないか、また
は、プログラムメモリ(203)から読み出した処理禁止
フラグが‘0'であれば、パケットの1語目のうちのモジ
ュール番号、セレクションコード、L/R、ノード番号の
フィールドを、プログラムメモリ(203)から読み出し
た新しい制御情報に置換して、パケットの2語目のデー
タ値はそのままにして出力する。この時プログラムメモ
リ(203)から読みだされて新データ生成処理制御回路
(201)に入力されている定数・コピーフラグ情報(20
6)[定数フラグ、コピーフラグ]のうちの[コピーフ
ラグ]が“0"であれば到着したパケットに対する処理を
終了する。
もし[コピーフラグ]が“1"であれば、待ち要求信号
(204)によりキューメモリに待ちを要求する。更に、
アドレスレジスタ(210)をインクリメントして、プロ
グラムメモリ(203)の次の番地を読み出し、読み出し
た新しい制御情報に置換してパケットの1語目を出力す
る。そして、これとともに新データ生成処理制御回路
(901)に新たなフラグ情報を入力し、新たに読み出し
た[定数フラグ]が“0"であれば出力するパケットの2
語目のデータ値として、入力パケットの保持していたデ
ータ値をそのまま出力し、新たに読み出した[定数フラ
グ]が“1"であれば、アドレスレジスタ(210)をさら
にインクリメントしてプログラムメモリ(203)に格納
されている定数データ値を読み出し、出力するパケット
の2語目のデータ値としてこの定数データ値を出力す
る。このような動作を、キューメモリ(Q)を待ち状態
にしたまま、新たに読み出したコピーフラグが“0"にな
るまで繰り返す。
一方、新データ生成処理制御回路(201)が新データ
生成処理抑制信号(112)を受信すると共にプログラム
メモリ(203)から最初に読み出した[処理禁止フラ
グ]の情報(205)‘1'を受信した場合、この時到着し
たパケットを、そのまま何の処理も施さずに、レジスタ
(R1)、データ線3を経て、ネットワークインタフェー
ス(NIF)に向けて通過させる。
更に、以上の動作について、第12図に示したデータフ
ローグラフと対応付けて説明する。
第12図に示すデータフローグラフの各ノードの右下に
示す値A、B、・・・、Sは、各ノードの命令が実行さ
れた後に、パケットがプログラム記憶手段(PM)に到着
した際に保持しているノード番号であり、プログラムメ
モリ(203)のアドレス値として用いられる。例えば、
抑制信号(112)が出力されていない状態[キューメモ
リのデータ量が所定の値より小さい状態]では、ノード
番号Aを保持したパケットがプログラム記憶手段に到着
すると、ノード番号F、G、G、Hをそれぞれ保持した
4つのパケットが連続的に出力され、3番目に出力した
パケットの2語目には定数‘5'を保持していることにな
る。
ここで、第12図からわかるように、例えば、ノード番
号A以降のノード群の実行を行なうと、処理装置内部の
データ量は増加していく。一方、ノード番号B、C、DE
以降のノード群の実行を行なうと、処理装置内部のデー
タ量は減少していく。そこで、第9図に示すように、プ
ログラムメモリのA番地の生成処理(この場合複製処
理)を禁止するための処理禁止フラグは‘1'となり、
B、C、D、E番地の処理禁止フラグは‘0'となる。同
様に、F、G、H番地の処理禁止フラグは‘1'で、I、
J番地の処理禁止フラグは‘0'である。
これによって、キューメモリ(Q)のデータ量が所定
の値以上になった時には、ノード番号A以降のノード群
の実行を一時的に待ち状態にし、ノード番号B、C、
D、E以降のノード群の実行は続行する。この結果、処
理装置内のデータ量、即ちキューメモリ(Q)のデータ
量は、確実に減少する方向に向かう。これによって、キ
ューメモリ(Q)のオーバーフローは、完全に防止でき
ることになる。
(ト)発明の効果 以上述べたように、本発明のデータ駆動型データ処理
装置は、ハードウェアの大幅な増加を必要とせずに、デ
ータ生成処理によって生じるキューメモリのオーバーフ
ローを完全に防ぐことができる。これによって、キュー
メモリの最大容量に見合った効率的なデータ駆動型プロ
グラム実行が可能となる。
したがって、本発明によれば、オーバーフローの発生
に伴う、プログラムの変更、修正、再実行といった作業
の必要が無くなり、ハードウェアの制限を意識せずにプ
ログラムが作成できるようになるためプログラム開発効
率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いたデータ駆動型データ処理装置が
用いられるデータフロー計算機システムの構成図、第2
図は本発明を用いたデータ駆動型データ処理装置の構成
図、第3図はキューメモリの構成図、第4図はプログラ
ム記憶手段の構成図、第5図、第6図、第7図、並びに
第8図は本発明を用いたデータ駆動型データ処理装置に
用いられるデータパケットの構成図、第9図は本発明を
用いたデータ駆動型データ処理装置のプログラム記憶手
段の記憶形式の一例すメモリ図、第10図及び第11図はコ
ード対照表、第12図は本発明のデータ駆動型データ処理
装置が処理するデータフローグラフの一例すグラフ図で
ある。 (201)……新データ生成処理制御回路、 (203)……プログラムメモリ、 (205)……処理禁止フラグ情報、 (MONIT)……データ量監視手段、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データフローグラフのノード番号などの制
    御情報とデータ値との組み合わせからなるデータパケッ
    ト単位でデータを処理するデータ駆動型のデータ処理装
    置に於て、 データフローグラフの接続情報を含むプログラム情報を
    記憶するプログラム記憶手段と、 該プログラム記憶手段のプログラム情報に従って、単一
    のデータの到着に応じて該データの制御情報の更新によ
    り単一あるいは複数のデータを生成するデータ生成処理
    手段と、 該データ生成処理手段のデータ生成処理の終了を待ち合
    わせる待ちデータを貯えるためのキューメモリと、 該キューメモリに貯えられているデータ量を監視するデ
    ータ量監視手段と、 該各データの到着に応じて上記データ生成処理手段での
    生成処理を禁止するか否かを制御するために、プログラ
    ム情報の一部として上記プログラム記憶手段に予じめ記
    憶された生成処理禁止フラグとを備え、 上記データ量監視手段が上記キューメモリに貯えられて
    いるデータ量が所定の値未満であることを検知した時、
    上記生成処理禁止フラグの値にかかわらずデータ生成処
    理手段での生成処理を実行し、 上記データ量監視手段が上記キューメモリに貯えられて
    いるデータ量が所定の値以上であることを検知した時、
    到着したデータに対応付けて記憶している上記生成処理
    禁止フラグが禁止を示している場合にデータ生成処理手
    段での生成処理を禁止し、逆に、前記生成処理禁止フラ
    グが禁止を示していない場合にはデータ生成処理手段で
    の生成処理を実行することを特徴とするデータ駆動型デ
    ータ処理装置。
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