JPH063419Y2 - 人体頭部模型の顔面脱着機構 - Google Patents

人体頭部模型の顔面脱着機構

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JPH063419Y2
JPH063419Y2 JP1985107301U JP10730185U JPH063419Y2 JP H063419 Y2 JPH063419 Y2 JP H063419Y2 JP 1985107301 U JP1985107301 U JP 1985107301U JP 10730185 U JP10730185 U JP 10730185U JP H063419 Y2 JPH063419 Y2 JP H063419Y2
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face
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道明 岡野
憲 中井
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J Morita Manufaturing Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は歯科実習に使用される人体頭部模型の顔面脱着
機構に関する。
(従来の技術) 従来より、歯科実習に人体の頭部模型が用いられている
ことは周知の通りである。斯かる頭部模型は、歯科治療
に必要な様々な治療態様を実際に即して体得し得るよう
模造された歯列咬合模型を少なくとも含み、更に頭部先
端から口腔内までの距離感や頬の弾力性及び口腔開口部
を考慮したハンドピース或いは他の治療器具等の取り扱
い方をも体得し得るよう、上記咬合模型を顔面模型で被
装したものが多用されている。しかし顔面模型の意味付
けは斯くの通りであるが、一方で口腔内組織の学習には
顔面模型を不要とする為、顔面模型と咬合模型とは互い
に脱離可能とされたものも用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の如く顔面模型が脱離可能とされたものとしては、
取付ビスにて相互に結着されたもの、或いは顔面模型は
他の装置に固定され咬合模型のみが取外し可能とされた
もの等が実用化されているが、いずれの場合でも相互の
分離操作が煩雑であり、取外しに時間を要すると云った
欠点を有していた。また、後者の改良されたものとし
て、顔面模型を上部顔面マスク(鼻から額部分を含む)
と下部顔面マスク(頬及び口開口部を含む)とに分割
し、下部顔面マスクを上部顔面マスクより取外し自在と
すると共に該上部顔面マスクの裏面下に咬合模型を上記
顔面模型に対し脱着自在に装着したものが本出願人によ
って提案されて(特公昭59-036263号公報)おり、上記欠
点がかなり緩和されるようになったが、顔面模型を咬合
模型に対し一括して脱離することは不可である為、まだ
その取扱上の不便さがあることは否めなかった。
本考案は上記欠点を解消すべくなされたものであり、顔
面模型と咬合模型とをワンタッチで相互に離脱可能とし
た新規な人体頭部模型の顔面脱着機構を提供せんとする
ものである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的を達成するための本考案の構成を添付の実施例
図に基づき説明する。第1図は本考案機構が採用された
頭部模型の一例を示す全体斜視図、第2図は同分解斜視
図、第3図は同実施例の組付け状態における要部の縦断
面図、第4図は同要部の底面図、第5図は本考案に採用
された傾動手段の縦断面図である。即ち、本考案人体頭
部模型の顔面脱着機構の要旨は、歯列咬合模型1を着脱
自在に支持し得る支持台部2と、該支持台部2に装着さ
れ上記咬合模型1及び支持台部2を一括して被装し得る
顔面模型3とより成り、該顔面模型3の支持台部2に対
する装着手段4が、顔面模型3の裏面及び支持台部2の
上部のいずれか一方に突設された小径部411を有する柱
状ボス41及び該柱状ボス41に平行に突設された屈曲案内
面53を有する案内板52と、他方に固定されて該案内板52
の屈曲案内面53に縁端215が当接する天板21と、該天板2
1に摺動自在に装備され上記ボス41を挿通しその小径部4
11に係止し得る係止孔421及び操作用レバー422を具備し
た操作用部片42と、該操作用部片42を付勢するバネ部材
43とを含み、上記操作レバー422の操作及びバネ部材43
の復元弾力により顔面模型3の支持台部2に対する取外
し及びロック固定が自在とされたことを特徴とするにあ
る。図において、装着手段4を構成する柱状ボス41及び
案内板52と、天板21及び操作用部片42と、バネ部材43
と、は顔面模型3の裏面及び支持台部2のいずれかに装
備されるものであるが、柱状ボス41及び案内板52と、天
板21、操作用部片42及びこれに組対したバネ部材43と、
は、片方が顔面模型3の裏面であれば他方は支持台部2
と云う如く夫々別個に設けられるべきことは自明であ
る。また、支持台部2は咬合模型1を着脱自在に支持す
る以外に後記の実施例で示す如く実習机等に着脱自在に
取着し得る機能を有し、且つ顔面模型3及び咬合模型1
を左右に傾動させる為の手段やハンドピース或いはバキ
ュームシリンジ等を保持させる為のホールダ用アーム取
付部等をも具備している。更に顔面模型3は図例では上
部顔面マスク31と下部顔面マスク32とに分割されたもの
が示されているが、これらが一体化されたものでも良
い。
(作用) 上記構成の人体頭部模型において、顔面模型3と支持台
部2とを固定する場合、操作用部片42の操作レバー422
をバネ部材43の弾力に抗して操作し、天板21の縁端が案
内板52の屈曲案内面に当接させた状態で、顔面模型3を
案内面方向に移動させて、柱状ボスを操作用部片42の係
止孔421に挿通させ且つ該ボス41の小径部411と該係止孔
421とを相互に係止させればボス41と操作用部片42とは
ロックされ顔面模型3と支持台部2とが固定化される。
一方これらを相互に脱離したい場合は、上記操作レバー
422をバネ部材43の弾力に抗して操作し、小径部411と係
止孔421のロック係止を解除すればボス41が係止孔421よ
り抜脱可能とされ、顔面模型3を上に持ち上げれば簡易
にその取外しをすることが出来る。
(実施例) 以下に実施例について述べる。
第1図乃至第5図において、顔面模型3の裏面にボス用
基板5が固設され、該基板に2本の平行な柱状ボス41,4
1が突設されている。また、このボス41,41に平行で且つ
これらと共に三角形の頂点の位置に案内用ボス51が突設
され、更に基板5にこれらボス41,41,51と平行な屈曲案
内面53を有する案内板52が屈曲連成されている。
一方支持台部2は顔面模型3を支持する主体である天板
21と、実習机(不図示)等に取着させる為の基板22と、
任意の角度に傾動停止させる為の傾動手段23とより構成
され、天板21には、その外縁の一部に、上記案内板52の
屈曲案内面53に当接する縁端215が形成され、また上記
3本のボス41,41,51を挿通し得る案内孔211,211,212が
鞘状筒部材221′,211′,212′により形成さ
れている。またこの天板21の裏面には操作用部片42が案
内部材213…により囲繞されて摺動自在に保持され、該
操作用部片42にはその摺動方向に沿って上記案内孔211,
211と等間隔且つ略同径の2個の係止孔421,421が穿設さ
れると共に摺動方向片側に操作用レバー422が延設され
ている。そして該操作用部片42と案内部材213との間に
バネ部材43として圧縮スプリングが張設され、該圧縮ス
プリング43の常時の付勢状態では案内孔211,211と係止
孔421,421とが偏心し、上記操作用レバー422を該圧縮ス
プリング43の弾力に抗して摺動方向に操作した時に夫々
が同心位置に整合されるようになされている。従って案
内孔211,211と係止孔421,421とが同心位置に整合された
時には柱状ボス41,41が該係止孔421,421まで挿通可能と
され、この状態で顔面模型3と支持台部2との相互の着
脱が自在になされ、一方柱状ボス41,41を挿通状態で圧
縮スプリング43を常時の付勢状態に復帰させると、係止
孔421,421が案内孔211,211に対し偏心してボス41,41の
小径部411,411に係止し、ボス41,41の抜脱が阻止され顔
面模型3と支持台部2とのロック固定化が達成されるの
である。
支持台部2の上記天板21上面には更に咬合模型取付用溝
214が形成され、咬合模型1の基部に突設された差込片1
1をを圧入し板バネ12のフリクションにより咬合模型1
を安定支持するようになされている。また、支持台部2
の基板22には摘み付ボルト221が螺着され実習机等から
延出された支持アーム(不図示)等に取着可能とされて
いる。
上記天板21と基板22とは傾動手段23により連結されてい
るが、これを第5図にて説明する。天板21及び基板22か
ら互いに行き違い状に連結板210,220が連設され、両連
結板210,220は軸231により共役的に軸着され相互に回動
可能とされると共に該軸231にはウェーブワッシャ232が
環装されそのフリクション作用により任意の位置に停止
が可能とされている。また、基板22側の連結板220には
上記軸231の下方に該軸231を中心とした円弧に沿って複
数の孔233…が間隔毎に穿設され、一方天板21側の連結
板210にはボール234を圧縮スプリング235により弾装し
たロック部材236が装着され、連結板210,220を上記ウェ
ーブワッシャ232のフリクションに抗して軸231の軸心の
廻りに相対回動させた時、ボール234が上記孔233…のい
ずれかに嵌り込み、圧縮スプリング235の復元弾力によ
りその位置で安定停止されるようになされている。従っ
て歯科実習において、顔面模型3等を適宜左右に押圧さ
せるとその治療実習内容に応じた適正な角度が簡易に設
定される。なお、符号237,237は過度の傾動を防止する
為のストッパーである。また、符号238はハンドピース
やバキュームシリンジ等の治療器具を一時保持するホー
ルダのアーム(不図示)を取着する為の取付部である。
顔面模型3は上述の如く鼻から額部にかけての上部顔面
マスク31と、頬、口開口部及び顎部を含む下部顔面マス
ク32とに分割され、この上部顔面マスク31の裏面に前記
ボス用基板5が固設され且つ両マスク31,32はホック状
止具等によって互いに離脱自在に掛止されている。これ
により口腔内組織の学習をする場合、前述の如く顔面模
型3全体を取り外して行う以外に下部顔面マスク32を取
り外して行うことも出来る。
尚、上記実施例では顔面模型3側にボス41と案内板52と
を、支持台部2側に天板2、操作用部片42及びバネ部材
43を設けて装着手段4を構成したが、これらを逆にする
ことも可能であり、また、その他の変更も本考案を逸脱
しない限り可能であることは云うまでもない。
(考案の効果) 叙述の如く、本考案の機構においては、顔面模型と歯列
咬合模型を支持し得る支持台部とが操作用部片の操作用
レバーを操作することによりワンタッチで相互に脱着可
能とされているから、頭部と口腔の位置関係の考慮或い
は口開口部の限られたスペース内での歯科実習が人体の
形態と近似状態で行うことが出来ると共に、口腔内組織
の学習時には不要な顔面模型を簡易に取り外すことが出
来、斯かる装置一式で多用な歯科実習が臨機応変になさ
れ教習者或いは学習者にとって極めて至便である。
また、支持台部に対して咬合模型と顔面模型とが夫々別
個に着脱自在とされているため、咬合模型と顔面模型と
を夫々複数種類準備しておき、この中から任意の組合せ
を適宜に選択して装着すれば、単一の支持台部をもっ
て、多種多様な歯科実習を行うことができる。例えば、
顔面模型として、男性用、女性用、小児用、老人用、或
いは矯正実習用などを製作して準備しておき、他方、咬
合模型として、無歯顎咬合模型、う蝕歯牙の咬合模型、
欠損歯牙のある咬合模型、乳歯用咬合模型を製作してお
き、これらの組合せによって、従来にない広い治療範囲
・内容の歯科実習を実現することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案機構が採用された頭部模型の一例を示す
全体斜視図、第2図は同分解斜視図、第3図は同実施例
の組付け状態における要部の縦断面図、第4図は同要部
の底面図、第5図は本考案に採用された傾動手段の縦断
面図である。 (符号の説明) 1…歯列咬合模型、2…支持台部、3…顔面模型、4…
装着手段、41…柱状ボス、411…小径部、42…操作用部
片、421…係止孔、422…操作用レバー、43…バネ部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−141677(JP,A) 実開 昭59−109367(JP,U) 実開 昭56−49568(JP,U) 実公 昭39−35206(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯列咬合模型(1)を着脱自在に支持し得る
    支持台部(2)と、該支持台部(2)に装着され上記咬合模
    型(1)及び支持台部(2)を一括して被装し得る顔面模型
    (3)とより成り、 該顔面模型(3)の支持台部(2)に対する装着手段(4)
    が、顔面模型(3)の裏面及び支持台部(2)の上部のいず
    れか一方に突設された小径部(411)を有する柱状ボス(4
    1)及び該柱状ボス(41)に平行に突設された屈曲案内面(5
    3)を有する案内板(52)と、他方に固定されて該案内板(5
    2)の屈曲案内面(53)に縁端(215)が当接する天板(21)
    と、該天板(21)に摺動自在に装備され上記ボス(41)を挿
    通しその小径部(411)に係止し得る係止孔(421)及び操作
    用レバー(422)を具備した操作用部片(42)と、該操作用
    部片(42)を付勢するバネ部材(43)と、を含み、 上記操作用レバー(422)の操作及びバネ部材(43)の復元
    弾力により、顔面模型(3)の支持台部(2)に対する取外
    し及びロック固定が自在とされたことを特徴とする人体
    頭部模型の顔面脱着機構。
JP1985107301U 1985-07-12 1985-07-12 人体頭部模型の顔面脱着機構 Expired - Lifetime JPH063419Y2 (ja)

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