JPH0634164Y2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH0634164Y2
JPH0634164Y2 JP1988139796U JP13979688U JPH0634164Y2 JP H0634164 Y2 JPH0634164 Y2 JP H0634164Y2 JP 1988139796 U JP1988139796 U JP 1988139796U JP 13979688 U JP13979688 U JP 13979688U JP H0634164 Y2 JPH0634164 Y2 JP H0634164Y2
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door
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陽二 杉本
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドア構造に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車のドア構造においては、インナパネルと
アウタパネルとを一体に接合してなるドアが構成され、
この上縁部にはドア内外を連通する開口部が設けられて
いる(実開昭62-152821号公報参照)。
また、ドアの下部には、車体側のタイヤハウスとの干渉
を回避する上でタイヤハウスの形状に則した切込部が設
けられていると共に、その切込部を除く下部を部分的に
下方に延設する延設部を備えているものもある。そし
て、このようなドアの延設部の下端位置には、開口部を
介してドア内に浸入した雨水などの水分が円滑に排出さ
れるようにドア外と連通する水抜き穴が設けられてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、ドア下部の延設部の下端位置に水抜き穴が設
けられていると、この水抜き穴を介してロードノイズな
どがドア内に侵入した際に、その延設部に対応するイン
ナパネルの下部を振動させたり、インナパネルの下部に
開口するドア内部品組付用の作業穴を介したりして、車
室内にロードノイズが伝達されるという問題がある。
また、ドアの下部に切込部が設けられていると、該切込
部を除く部分的なドア下部の延設部が徐々に細くなりつ
つ下方に延設されて細いものになるため、ドア下部の延
設部の剛性強度が低いものになるという問題もあった。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、ドア下部の延設部において剛性強度が高
くなり得る部材を効果的に配して、延設部の剛性強度を
高めつつ、水抜き穴を介したロードノイズの車室内への
伝達を効果的に防止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、インナ
パネルとアウタパネルとからなるドアの下部に、その下
部が部分的に下方に延設された延設部を備えている自動
車のドア構造を前提とする。そして、上記延設部の下端
位置に、ドア内に浸入した水分をドア外に排出するため
の水抜き穴を設けると共に、上記延設部に、上記水抜き
穴を上方から覆うよう,車室のフロア面に対して略一致
する高さ位置においてインナパネルとアウタパネルとを
略水平方向へ延びて連結する水平状のプレート部材を設
ける構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、ドアの下部に、車体側
のタイヤハウスとの干渉を回避する上でタイヤハウスの
形状に則した切込部が設けられ、該切込部を除く部分的
なドア下部の延設部が徐々に細くなりつつ下方に延設さ
れて細いものになっていても、インナパネルとアウタパ
ネルとを略水平方向へ延びて連結する剛性強度の高いプ
レート部材によってドアの下部の剛性強度が高められる
ことになる。
その場合、プレート部材は、水抜き穴を上方から覆うよ
うに車室のフロア面に対して略一致する高さ位置におい
て延設部のパネル間に水平状に設けられているので、特
にドア外方からのロードノイズが水抜き穴を介してドア
内に侵入しようとしても水平状のプレート部材でもって
跳ね返されることになり、延設部におけるインナパネル
下部の振動が効果的に防止され、インナパネル下部に開
口するドア内部品組付用の作業穴を介することなく車室
内へのロードノイズの伝達が効果的に遮断される。しか
も、水抜き穴を介してドア内に侵入しようとするダスト
類などもプレート部材でもって跳ね返される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図および第4図は本考案の一実施例に係るドア構造
を備えたキャブオーバトラックタイプの自動車を示し、
1は車体、2はドア(図では左側のみ示す)、3は前輪
(図では左側のみ示す)であって、該前輪3の上部が位
置する車体1側にはタイヤハウス4が設けられている。
上記タイヤハウス4が位置するドア2の後側下部には、
上記タイヤハウス4との干渉を回避する上でタイヤハウ
ス4の形状に則して略四分の一の円弧形状に切込んだ切
込部5が設けられているとともに、該切込部5を除く部
分的なドア2の前側下部には徐々に細くなりつつ下方に
延設された延設部6が設けられている。また、上記ドア
2はインナパネル7とアウタパネル8とを一体に接合固
着してなり、この上縁部にはドア2内外を連通する開口
部9が設けられている。さらに、第1図および第2図に
も示すように、上記ドア2の下端部に対応する車体側
(内方側)には、車体1の車室Rの床面を構成するフロ
アパネルFの側端部に接合固着され、かつその側端部を
前後方向へ延びる閉断面形状のサイドシル10が設けられ
ている。上記サイドシル10の下端部外面には、該サイド
シル10に則して車体1前後方向へ延びる略水平状のステ
ップパネル11の内端部が接合固着されていて、該ステッ
プパネル11の外端部とドア2の下端部との間には隙間12
が設けられている。尚、13,13は後輪である。
また、上記ドア2内には、略上下方向へ延びる剛性強度
の高いインパクトバー14が設けられている。上記インパ
クトバー14は、その上端部がアウタパネル8の内面に接
着機能を有する第1充填材15を介して接着されている一
方、下端部がインナパネル7とアウタパネル8とによっ
て挾まれた状態で接合固着されており、該インパクトバ
ー14によって、車体側面衝突時のドア2の変形を可及的
に防止している。また、上記ドア2の延設部6の下端位
置に対応するインナパネル7の下端部の前後二箇所に
は、上記開口部9を介してドア2内に浸入した雨水など
の水分が円滑に排出されるようにドア2の外方に開口す
る水抜き穴16,16がそれぞれ設けられている。さらに、
上記ドア2の上部位置に対応するインナパネル7の後側
上端部には、換気用の開口17が設けられている。そし
て、上記開口17を介してドア2内に流れた車室内の空気
は、上記水抜き穴16を介してドア2外に排出された後、
上記隙間12を通って車外に導かれるようになっている。
そして、上記両水抜き穴16の上方に対応するドア2下部
の延設部6の下部位置には、上記フロアパネルF面に対
して略一致する高さ位置において両水抜き穴16を上方か
ら覆う前後方向長さを有する水平状のプレート部材20が
設けられている。上記プレート部材20は、その内端部が
インナパネル7に接合固着されている一方、外端部がア
ウタパネル8に接着機能を有する第2充填材21を介して
接着されていて、インナパネル7とアウタパネル8とを
略水平方向へ延びて連結している。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、ド
ア2の後側下部にタイヤハウス4の形状に則した切込部
5が設けられ、該切込部5を除くドア2下部の部分的な
前側下部の延設部6が徐々に細くなりつつ下方に延設さ
れた細いものになっていても、内端部がインナパネル7
に接合固着されているとともに外端部が充填材21を介し
てアウタパネル8に接着されて該両パネル7,8間を略水
平方向へ延びて連結する剛性強度の高いプレート部材20
によって、ドア下部の延設部6剛性強度が高められるこ
とになる。
その場合、プレート部材20は、ドア2の最下端位置のド
ア2のインナパネル7に設けられた両水抜き穴16を上方
から覆うように車室RのフロアパネルF面に対して略一
致する高さ位置において延設部6の各パネル7,8間を水
平方向へ延びかつ前後方長さを有して設けられているの
で、特にドア2外方からのロードノイズが両水抜き穴16
を介してドア2内に侵入しようとしてもプレート部材20
でもって跳ね返されることになる。これにより、延設部
6におけるインナパネル7下部の振動が効果的に防止さ
れ、車室R内へのロードノイズの伝達が遮断される。し
かも、両水抜き穴16を介してドア2内に侵入しようとす
るダスト類などもプレート部材20でもって跳ね返され、
ダスト類などのドア2内への侵入が効果的に防止され
る。
その結果、ドア2下部の延設部16の剛性強度の向上を図
りつつドア2の外方からの両水抜き穴16を介したロード
ノイズのドア2内への侵入を跳ね返しによってインナパ
ネル7下部を振動させることなく効果的に防止すること
ができるとともに、ダスト類などのドア内への侵入を効
果的に防止できる。
尚、上記実施例では、プレート部材20の外端部をアウタ
パネル8に接着したが、プレート部材20の外端部が剛性
強度の高いインパクトバーを介してアウタパネルに接着
されるようにしてもよく、この場合にはドアの下部の剛
性強度をより高いものにすることができる。
また、上記実施例では、インナパネル7下部の振動を防
止して、ロードノイズの車室R内への伝達を防止するよ
うにしたが、インナパネル下部にドア内部品組付用の作
業穴を設け、この作業穴を介して車室内に伝達されるロ
ードノイズが、プレート部材により跳ね返されて未然に
防止されるようにしても良い。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車のドア構造によれ
ば、切込部が設けられて徐々に細くなりつつ下方に延設
されて細くなるドア下部の延設部に、ドア最下端位置の
水抜き穴を上方から覆い、かつインナパネルとアウタパ
ネルとを略水平方向へ延びて連結する剛性強度の高い水
平状のプレート部材を設けたので、該プレート部材でも
って、ドア下部の延設部の剛性強度の向上を図りつつド
ア外方からのロードノイズおよびダスト類などの水抜き
穴を介したドア内への侵入を跳ね返しによってインナパ
ネル下部を振動させることなく確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第3図の
I−I線における断面図、第2図はドアの下部の斜視
図、第3図はドアの正面図、第4図は自動車の斜視図で
ある。 2……ドア、6……延設部、7……インナパネル、8…
…アウタパネル、16……水抜き穴、20……プレート部
材、F……フロアパネル、R……車室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナパネルとアウタパネルとからなるド
    アの下部に、その下部が部分的に下方に延設された延設
    部を備えている自動車のドア構造において、上記延設部
    の下端位置には、ドア内に浸入した水分をドア外に排出
    するための水抜き穴が設けられていると共に、上記延設
    部には、上記水抜き穴を上方から覆うよう,車室のフロ
    ア面に対して略一致する高さ位置においてインナパネル
    とアウタパネルとを略水平方向へ延びて連結する水平状
    のプレート部材が設けられていることを特徴とする自動
    車のドア構造。
JP1988139796U 1988-10-26 1988-10-26 自動車のドア構造 Expired - Lifetime JPH0634164Y2 (ja)

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JPH0260014U JPH0260014U (ja) 1990-05-02
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