JPH06341141A - 境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁 - Google Patents
境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁Info
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- JPH06341141A JPH06341141A JP2782593A JP2782593A JPH06341141A JP H06341141 A JPH06341141 A JP H06341141A JP 2782593 A JP2782593 A JP 2782593A JP 2782593 A JP2782593 A JP 2782593A JP H06341141 A JPH06341141 A JP H06341141A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿
孔にて地中土留め壁を構築する工法と、境隣接線内で発
見された未使用・未発見土地の有効・有益利用を図る。 【構成】境隣接線内地中の鉛直方向に、土木建築作業機
械で、かつ間欠工法を介して穿孔穴を順次穿孔した後、
この穿孔穴を利用して柱壁を構築する工程と、柱壁間に
設けた境隣接線地中の未構築地中の鉛直方向に、土木建
築作業機械を介して、連繋穿孔穴を間欠工法を介して順
次穿孔した後、この連繋穿孔穴を利用して連繋柱壁を構
築する工程と、この連繋柱壁と柱壁とを連繋一体化する
工程と、で構成される。
孔にて地中土留め壁を構築する工法と、境隣接線内で発
見された未使用・未発見土地の有効・有益利用を図る。 【構成】境隣接線内地中の鉛直方向に、土木建築作業機
械で、かつ間欠工法を介して穿孔穴を順次穿孔した後、
この穿孔穴を利用して柱壁を構築する工程と、柱壁間に
設けた境隣接線地中の未構築地中の鉛直方向に、土木建
築作業機械を介して、連繋穿孔穴を間欠工法を介して順
次穿孔した後、この連繋穿孔穴を利用して連繋柱壁を構
築する工程と、この連繋柱壁と柱壁とを連繋一体化する
工程と、で構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、境界より500mmの境
隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する
工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁
に関し、前記境隣接線内(この境隣接線とは、境界より
500mmにおける不定着・不定形性を備えた線位置を示
唆する。)で発見された未使用・未発見土地の有効・有
益利用を図ることを目的とする。
隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する
工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁
に関し、前記境隣接線内(この境隣接線とは、境界より
500mmにおける不定着・不定形性を備えた線位置を示
唆する。)で発見された未使用・未発見土地の有効・有
益利用を図ることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、ドリル穿孔機を要いて地中壁を構
築する穿孔方法としては、特公昭59−18492号の
地下連続壁造成用穿孔孔の形成方法、及び特公昭62−
54929号の穿孔方法等が挙げられる。また本発明者
の発明にかかる特公平3−49324号の境界線又は隣
接する建物いっぱいに間欠方式で壁を構築する連続式土
留め工法、又は特公平3−77887号の爪付箆型バケ
ットを備えた穿孔装置本体を置き去り式に擁壁を設置す
る設置装置等がある。
築する穿孔方法としては、特公昭59−18492号の
地下連続壁造成用穿孔孔の形成方法、及び特公昭62−
54929号の穿孔方法等が挙げられる。また本発明者
の発明にかかる特公平3−49324号の境界線又は隣
接する建物いっぱいに間欠方式で壁を構築する連続式土
留め工法、又は特公平3−77887号の爪付箆型バケ
ットを備えた穿孔装置本体を置き去り式に擁壁を設置す
る設置装置等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の各先行技術は、
地下連続壁、地中壁の穿孔方法でありますが、本発明
は、境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔に
て(以下、原則として、接続壁、連結壁とする。)を構
築する工法であります。また各先行技術には、本発明が
目的とする同境隣接線内に構築される接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁
を介して、境隣接線内で発見された未活用土地(未使用
土地)の有効・有益利用を図ることを意図する説明及び
効果は、全くありません。したがって、先行技術と、当
該本発明の発明内容及び技術思想が全く異なることは、
明白と存じます。
地下連続壁、地中壁の穿孔方法でありますが、本発明
は、境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔に
て(以下、原則として、接続壁、連結壁とする。)を構
築する工法であります。また各先行技術には、本発明が
目的とする同境隣接線内に構築される接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁
を介して、境隣接線内で発見された未活用土地(未使用
土地)の有効・有益利用を図ることを意図する説明及び
効果は、全くありません。したがって、先行技術と、当
該本発明の発明内容及び技術思想が全く異なることは、
明白と存じます。
【0004】更に前記先行技術による地下連続壁等のド
リル作業機械の先端ビットが、水平面状となっているこ
とから、効率的な穿孔が期待できない処である。殊に、
穿削土砂と、ソイルセメント、セメントミルク、セメン
トミルクとアスファルト乳液との混合液等の固結溶液と
の混練を介して、ソイルセメント柱壁を構築する各種壁
では、前記混練が、不十分であり、土圧荷重強度、構造
物荷重等の壁の各強度面(以下、単に強度面とする。)
で課題が考えられる処である。
リル作業機械の先端ビットが、水平面状となっているこ
とから、効率的な穿孔が期待できない処である。殊に、
穿削土砂と、ソイルセメント、セメントミルク、セメン
トミルクとアスファルト乳液との混合液等の固結溶液と
の混練を介して、ソイルセメント柱壁を構築する各種壁
では、前記混練が、不十分であり、土圧荷重強度、構造
物荷重等の壁の各強度面(以下、単に強度面とする。)
で課題が考えられる処である。
【0005】一方、前述の本発明者の発明にかかる特公
平3−49324号の境界線又は隣接する建物いっぱい
に間欠方式で壁を構築する連続式土留め工法、又は特公
平3−77887号の爪付箆型バケットを備えた掘削装
置本体を置き去り式に擁壁を設置する設置装置等では、
構築箇所が限定される虞れがあり、全ての境隣接線内の
地中に構築できる各種壁が強く要望されている。
平3−49324号の境界線又は隣接する建物いっぱい
に間欠方式で壁を構築する連続式土留め工法、又は特公
平3−77887号の爪付箆型バケットを備えた掘削装
置本体を置き去り式に擁壁を設置する設置装置等では、
構築箇所が限定される虞れがあり、全ての境隣接線内の
地中に構築できる各種壁が強く要望されている。
【0006】殊に、今まで考え付かなかった未使用・未
発見土地の有効・有益利用を図ることの発見と、土地価
格の上昇及び土地の希少価値に着目して、本発明を発明
したものである。尚、その背景には、接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁
を構築する工法に使用する土木建築作業機械の改良及び
開発に、本出願人が着手したこと、又は壁という、今ま
でにない商品として、世に出したことにあります。更に
は前記の壁商品としての定着に尽力したこと等に負う処
であります。以上のような観点から、下記に説明する、
接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、
等の各種土留め壁を構築し、世に提供することが本発明
の着眼であります。
発見土地の有効・有益利用を図ることの発見と、土地価
格の上昇及び土地の希少価値に着目して、本発明を発明
したものである。尚、その背景には、接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁
を構築する工法に使用する土木建築作業機械の改良及び
開発に、本出願人が着手したこと、又は壁という、今ま
でにない商品として、世に出したことにあります。更に
は前記の壁商品としての定着に尽力したこと等に負う処
であります。以上のような観点から、下記に説明する、
接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、
等の各種土留め壁を構築し、世に提供することが本発明
の着眼であります。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
境隣接線内(この境隣接線とは、境界より500mmにお
る不定着・不定形性を備えた線位置を示唆し、今日ま
で、未活用土地の有効・有益利用を図る目的にある。)
における土木建築作業機械を介して穿孔された穿孔土砂
と、ソイルセメント、セメントミルク、セメントミルク
とアスファルト乳液との混合液等の固結溶液(以下、原
則として、ソイルセメントで説明する。)との十分な混
練を介して、強度面で優れた接続壁、連結壁を商品化す
ること、又各ソイルセメント柱壁間の連繋を強固とし、
接続壁、連結壁全体の強度の均一化を図ること、全ての
境隣接線内の地中に接続壁、連結壁を確実に構築できる
こと、等を目的として、下記の構成を採用する。
境隣接線内(この境隣接線とは、境界より500mmにお
る不定着・不定形性を備えた線位置を示唆し、今日ま
で、未活用土地の有効・有益利用を図る目的にある。)
における土木建築作業機械を介して穿孔された穿孔土砂
と、ソイルセメント、セメントミルク、セメントミルク
とアスファルト乳液との混合液等の固結溶液(以下、原
則として、ソイルセメントで説明する。)との十分な混
練を介して、強度面で優れた接続壁、連結壁を商品化す
ること、又各ソイルセメント柱壁間の連繋を強固とし、
接続壁、連結壁全体の強度の均一化を図ること、全ての
境隣接線内の地中に接続壁、連結壁を確実に構築できる
こと、等を目的として、下記の構成を採用する。
【0008】即ち、境界より500mmの境隣接線内地中
の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介
して穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して柱
壁を構築する工程と、前記柱壁間に設けた前記境隣接線
地中の未構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械
を介して、連繋穿孔穴を間欠工法を介して順次穿孔した
後、この連繋穿孔穴を利用して連繋柱壁を構築する工程
と、この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化する工程
と、で構成される。
の鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介
して穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して柱
壁を構築する工程と、前記柱壁間に設けた前記境隣接線
地中の未構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械
を介して、連繋穿孔穴を間欠工法を介して順次穿孔した
後、この連繋穿孔穴を利用して連繋柱壁を構築する工程
と、この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化する工程
と、で構成される。
【0009】又境界より500mmの境隣接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して構築さ
れた柱壁と、前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未
構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械を介し
て、連繋穿孔穴を間欠工法を介して順次穿孔した後、こ
の連繋穿孔穴を利用して構築された連繋柱壁と、この連
繋柱壁と前記柱壁との連繋を図る一体化手段と、で構成
される。
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して構築さ
れた柱壁と、前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未
構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械を介し
て、連繋穿孔穴を間欠工法を介して順次穿孔した後、こ
の連繋穿孔穴を利用して構築された連繋柱壁と、この連
繋柱壁と前記柱壁との連繋を図る一体化手段と、で構成
される。
【0010】
【作用】先ず、本発明のソイルセメント柱壁の接続壁、
連結壁を、一軸穿孔機(削孔機械)で構築する方法を説
明する(図1、図2、図6〜図9)。
連結壁を、一軸穿孔機(削孔機械)で構築する方法を説
明する(図1、図2、図6〜図9)。
【0011】一軸穿孔機を境隣接線内の構築箇所に移動
し、その一ドリル(一穿孔軸)を地上の鉛直方向に立設
する。その後、オーガーモーターを回転し、前記一ドリ
ルを回転駆動することにより、当該ドリルの先端円錐状
のビットで地中を掘進していく。このビットの掘進に伴
って、前記ドリルを順次、地中に圧入、かつ穿削土砂の
破截を繰り返しながら、このビットの先端の孔(以下、
単に先端等の孔を云う。限定されず。)から、ソイルセ
メント、セメントミルク、セメントミルクとアスファル
ト乳液との混合液等の固結溶液(以下、固結溶液とす
る。)を噴射しつつ、当該ビット及びドリルが、地中に
挿入していく。
し、その一ドリル(一穿孔軸)を地上の鉛直方向に立設
する。その後、オーガーモーターを回転し、前記一ドリ
ルを回転駆動することにより、当該ドリルの先端円錐状
のビットで地中を掘進していく。このビットの掘進に伴
って、前記ドリルを順次、地中に圧入、かつ穿削土砂の
破截を繰り返しながら、このビットの先端の孔(以下、
単に先端等の孔を云う。限定されず。)から、ソイルセ
メント、セメントミルク、セメントミルクとアスファル
ト乳液との混合液等の固結溶液(以下、固結溶液とす
る。)を噴射しつつ、当該ビット及びドリルが、地中に
挿入していく。
【0012】以上のような地中への掘進を、繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中に達した時点
で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、このビット
の先端より固結溶液を噴射しつつ、穿削土砂と固結溶液
との十分な混練を図って、ソイルセメント柱壁の一部を
構築する。このようなビット及びドリルを順次引き上
げ、並びに穿削土砂と固結溶液との十分な混練を繰り返
し、前記地中より、ビット及びドリルを引き上げると、
ここに、第1回目のソイルセメント柱壁が構築される。
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中に達した時点
で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、このビット
の先端より固結溶液を噴射しつつ、穿削土砂と固結溶液
との十分な混練を図って、ソイルセメント柱壁の一部を
構築する。このようなビット及びドリルを順次引き上
げ、並びに穿削土砂と固結溶液との十分な混練を繰り返
し、前記地中より、ビット及びドリルを引き上げると、
ここに、第1回目のソイルセメント柱壁が構築される。
【0013】そこで、続いて、前記ソイルセメント柱壁
に、当該ソイルセメント柱壁より狭い未構築地中を残し
て、第2回目のソイルセメント柱壁を間欠工法で構築す
る。具体的には、一ドリルでは、一ドリル分より狭い未
穿孔地中を残して(図2、図4〜図7)、第2回目のソ
イルセメント柱壁の構築にかかり、前回の第1回目のソ
イルセメント柱壁の構築と同じ操作、及び手順を繰り返
すことにより、ここに、第2回目のソイルセメント柱壁
が構築され、このような操作を繰り返すことによって間
欠的に、ソイルセメント柱壁が構築される(図6)。そ
こで、このソイルセメント柱壁中に、連続又は間欠式
(限定されない。以下同じ)にH形鋼、補強板、鉄鈑、
鉄筋籠、レール、ジョストン等の補強材(以下、原則と
して補強材とする。)を挿入することによって、補強材
入の多数のソイルセメント柱壁が、順次構築される(図
7)。
に、当該ソイルセメント柱壁より狭い未構築地中を残し
て、第2回目のソイルセメント柱壁を間欠工法で構築す
る。具体的には、一ドリルでは、一ドリル分より狭い未
穿孔地中を残して(図2、図4〜図7)、第2回目のソ
イルセメント柱壁の構築にかかり、前回の第1回目のソ
イルセメント柱壁の構築と同じ操作、及び手順を繰り返
すことにより、ここに、第2回目のソイルセメント柱壁
が構築され、このような操作を繰り返すことによって間
欠的に、ソイルセメント柱壁が構築される(図6)。そ
こで、このソイルセメント柱壁中に、連続又は間欠式
(限定されない。以下同じ)にH形鋼、補強板、鉄鈑、
鉄筋籠、レール、ジョストン等の補強材(以下、原則と
して補強材とする。)を挿入することによって、補強材
入の多数のソイルセメント柱壁が、順次構築される(図
7)。
【0014】その後、第1回目及び第2回目の補強材入
のソイルセメント柱壁が、未硬化時点において、両ソイ
ルセメント柱壁間に跨り、かつ前記未構築地中に、例え
ば、第3回目のソイルセメント柱壁(連繋柱壁)の構築
にかかる。この際、第1回目及び第2回目のソイルセメ
ント柱壁の一部(具体的には、この例では、ほぼ一ドリ
ル分の1/8程度)及び地中を、ビットで穿孔しなが
ら、当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつつ、当該
ドリルをこのソイルセメント柱壁及び地中に掘進してい
く。このビットの掘進に伴って、前記ドリルを順次、ソ
イルセメント柱壁及び地中に圧入し、かつ穿削土砂(ソ
イルセメント柱壁の穿削破片を含む、以下同じ)の破截
を繰り返しながら、当該ビットの先端より固結溶液を噴
射しつつ、このビット及びドリルが補強材入りソイルセ
メント柱壁(限定されない。以下同じ)及び地中に挿入
していく(図7の破線の状態)。
のソイルセメント柱壁が、未硬化時点において、両ソイ
ルセメント柱壁間に跨り、かつ前記未構築地中に、例え
ば、第3回目のソイルセメント柱壁(連繋柱壁)の構築
にかかる。この際、第1回目及び第2回目のソイルセメ
ント柱壁の一部(具体的には、この例では、ほぼ一ドリ
ル分の1/8程度)及び地中を、ビットで穿孔しなが
ら、当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつつ、当該
ドリルをこのソイルセメント柱壁及び地中に掘進してい
く。このビットの掘進に伴って、前記ドリルを順次、ソ
イルセメント柱壁及び地中に圧入し、かつ穿削土砂(ソ
イルセメント柱壁の穿削破片を含む、以下同じ)の破截
を繰り返しながら、当該ビットの先端より固結溶液を噴
射しつつ、このビット及びドリルが補強材入りソイルセ
メント柱壁(限定されない。以下同じ)及び地中に挿入
していく(図7の破線の状態)。
【0015】以上のような地中等への掘進を繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中等に達した時
点で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、このビッ
トの先端より、固結溶液を噴射しつつ、更に穿削土砂と
固結溶液との十分な混練を図りつつ、第1回目及び第2
回目のソイルセメント柱壁との連繋を図って、いわゆる
第3回目のソイルセメント柱壁の一部を構築する。この
ようなビット及びドリルの順次引き上げ、並びに穿削土
砂と固結溶液との十分な混練、及び前記連繋を繰り返
し、前記地中等より、ビット及びドリルを引き上げる
と、ここに、いわゆる第3回目のソイルセメント柱壁が
構築され、当該ソイルセメント柱壁に補強材が挿入さ
れ、補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される
(図8)。
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中等に達した時
点で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、このビッ
トの先端より、固結溶液を噴射しつつ、更に穿削土砂と
固結溶液との十分な混練を図りつつ、第1回目及び第2
回目のソイルセメント柱壁との連繋を図って、いわゆる
第3回目のソイルセメント柱壁の一部を構築する。この
ようなビット及びドリルの順次引き上げ、並びに穿削土
砂と固結溶液との十分な混練、及び前記連繋を繰り返
し、前記地中等より、ビット及びドリルを引き上げる
と、ここに、いわゆる第3回目のソイルセメント柱壁が
構築され、当該ソイルセメント柱壁に補強材が挿入さ
れ、補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される
(図8)。
【0016】その後は、各未構築地中及び既製の補強材
入りソイルセメント柱壁に、同様にしてそれぞれ補強材
入りソイルセメント柱壁が、順次間欠工法で構築され、
順次補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。
勿論、前記補強材は、壁の強度、種類又は地盤等との関
係より種々変更又は適宜の数挿入される。尚、場合によ
り、図9図の如く、はつり機械又は掘削作業機械等を介
して、敷地内の土砂を穿孔するときに、ソイルセメント
柱壁の一部をはつり又は掘削すると、ここにソイルセメ
ント柱列設切欠ソイル柱壁(切欠地中壁)を構築するこ
ともあり得る。
入りソイルセメント柱壁に、同様にしてそれぞれ補強材
入りソイルセメント柱壁が、順次間欠工法で構築され、
順次補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。
勿論、前記補強材は、壁の強度、種類又は地盤等との関
係より種々変更又は適宜の数挿入される。尚、場合によ
り、図9図の如く、はつり機械又は掘削作業機械等を介
して、敷地内の土砂を穿孔するときに、ソイルセメント
柱壁の一部をはつり又は掘削すると、ここにソイルセメ
ント柱列設切欠ソイル柱壁(切欠地中壁)を構築するこ
ともあり得る。
【0017】また止水壁の場合には、図示しないが、前
記各ソイルセメント柱壁、即ち、列設ソイルセメント柱
壁に、ビニールシート等の止水膜、又は鋼板、板材等の
止水部材を挿設する。またこの列設ソイルセメント柱壁
に、各柱壁に補強材を適宜挿設する。またロッキングパ
イプを設けて構築することも有り得る。
記各ソイルセメント柱壁、即ち、列設ソイルセメント柱
壁に、ビニールシート等の止水膜、又は鋼板、板材等の
止水部材を挿設する。またこの列設ソイルセメント柱壁
に、各柱壁に補強材を適宜挿設する。またロッキングパ
イプを設けて構築することも有り得る。
【0018】次に、本発明のソイルセメント柱壁の接続
壁、連結壁を、三軸穿孔機(削孔機械)で構築する方法
を説明する(図3、図10〜図13)。
壁、連結壁を、三軸穿孔機(削孔機械)で構築する方法
を説明する(図3、図10〜図13)。
【0019】三軸穿孔機を境隣接線内の構築箇所に移動
し、その三ドリル(三軸穿孔軸)を地上の鉛直方向に立
設する。その後、オーガーモーターを回転し、前記三ド
リルを回転駆動することにより、当該ドリルの先端円錐
状のビットで地中を掘進していく。このビットの掘進に
伴って、前記ドリルを順次、地中に圧入、かつ穿削土砂
の破截を繰り返しながら、当該ピットの先端より固結溶
液を噴射しつつ、このビット及びドリルが、地中に挿入
していく。
し、その三ドリル(三軸穿孔軸)を地上の鉛直方向に立
設する。その後、オーガーモーターを回転し、前記三ド
リルを回転駆動することにより、当該ドリルの先端円錐
状のビットで地中を掘進していく。このビットの掘進に
伴って、前記ドリルを順次、地中に圧入、かつ穿削土砂
の破截を繰り返しながら、当該ピットの先端より固結溶
液を噴射しつつ、このビット及びドリルが、地中に挿入
していく。
【0020】以上のような地中への掘進を、繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中に達した時点
で、今度は、当該ドリルの引き上げにかかると同時に、
その先端のビットの孔から、ソイルセメント、セメント
ミルク、セメントミルクとアスファルト乳液との混合液
等の固結溶液を噴射しながら引き上げ、穿削土砂と固結
溶液との十分な混練を図って、ソイルセメント柱壁の一
部を構築する。このようなビット及びドリルを順次引き
上げながら、当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつ
つ、穿削土砂と固結溶液との十分な混練を繰り返し、前
記地中より、ビット及びドリルを引き上げると、ここ
に、第1回目のソイルセメント柱壁が構築される(図1
0)。
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中に達した時点
で、今度は、当該ドリルの引き上げにかかると同時に、
その先端のビットの孔から、ソイルセメント、セメント
ミルク、セメントミルクとアスファルト乳液との混合液
等の固結溶液を噴射しながら引き上げ、穿削土砂と固結
溶液との十分な混練を図って、ソイルセメント柱壁の一
部を構築する。このようなビット及びドリルを順次引き
上げながら、当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつ
つ、穿削土砂と固結溶液との十分な混練を繰り返し、前
記地中より、ビット及びドリルを引き上げると、ここ
に、第1回目のソイルセメント柱壁が構築される(図1
0)。
【0021】そこで、続いて、前記ソイルセメント柱壁
に、当該ソイルセメント柱壁より狭い未構築地中を残し
て、第2回目のソイルセメント柱壁を間欠工法で構築す
る。具体的には、三ドリルでは、一ドリル分より狭い未
穿孔地中を残して(図3、図10、図11)、第2回目
のソイルセメント柱壁の構築にかかり、前回の第1回目
のソイルセメント柱壁の構築と同じ操作、及び手順を繰
り返すことにより、ここに、第2回目のソイルセメント
柱壁が構築される。以上のような間欠工法を介して、多
数のソイルセメント柱壁が、順次構築される。その後、
当該ソイルセメント柱壁には、連続又は間欠式に補強材
が挿入され、補強材入の多数のソイルセメント柱壁が、
順次構築される(図11)。
に、当該ソイルセメント柱壁より狭い未構築地中を残し
て、第2回目のソイルセメント柱壁を間欠工法で構築す
る。具体的には、三ドリルでは、一ドリル分より狭い未
穿孔地中を残して(図3、図10、図11)、第2回目
のソイルセメント柱壁の構築にかかり、前回の第1回目
のソイルセメント柱壁の構築と同じ操作、及び手順を繰
り返すことにより、ここに、第2回目のソイルセメント
柱壁が構築される。以上のような間欠工法を介して、多
数のソイルセメント柱壁が、順次構築される。その後、
当該ソイルセメント柱壁には、連続又は間欠式に補強材
が挿入され、補強材入の多数のソイルセメント柱壁が、
順次構築される(図11)。
【0022】その後、第1回目及び第2回目の補強材入
のソイルセメント柱壁が、未硬化時点において、両ソイ
ルセメント柱壁間に跨り、かつ前記未構築地中に、例え
ば、第3回目のソイルセメント柱壁(連繋柱壁)の構築
にかかる。この際、第1回目及び第2回目のソイルセメ
ント柱壁の一部(具体的には、この例では、併設するほ
ぼ各一ドリル分)及び地中を、ビットで穿孔しながら、
当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつつ、ドリルを
この補強材入のソイルセメント柱壁及び地中に掘進して
いく。このビットの掘進に伴って、前記ドリルを順次、
補強材入のソイルセメント柱壁及び地中に圧入し、かつ
穿削土砂(ソイルセメント柱壁の穿削破片を含む、以下
同じ)の破截を繰り返しながら、当該ビットの先端より
固結溶液を噴射しつつ、このビット及びドリルが補強材
入りソイルセメント柱壁及び地中に挿入していく(図1
1の破線の状態)。
のソイルセメント柱壁が、未硬化時点において、両ソイ
ルセメント柱壁間に跨り、かつ前記未構築地中に、例え
ば、第3回目のソイルセメント柱壁(連繋柱壁)の構築
にかかる。この際、第1回目及び第2回目のソイルセメ
ント柱壁の一部(具体的には、この例では、併設するほ
ぼ各一ドリル分)及び地中を、ビットで穿孔しながら、
当該ビットの先端より固結溶液を噴射しつつ、ドリルを
この補強材入のソイルセメント柱壁及び地中に掘進して
いく。このビットの掘進に伴って、前記ドリルを順次、
補強材入のソイルセメント柱壁及び地中に圧入し、かつ
穿削土砂(ソイルセメント柱壁の穿削破片を含む、以下
同じ)の破截を繰り返しながら、当該ビットの先端より
固結溶液を噴射しつつ、このビット及びドリルが補強材
入りソイルセメント柱壁及び地中に挿入していく(図1
1の破線の状態)。
【0023】以上のような地中等への掘進を繰り返し
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中等に達した時
点で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、ビットの
先端から固結溶液を噴射しつつ、更に穿削土砂と固結溶
液との十分な混練を図りつつ、第1回目及び第2回目の
補強材入のソイルセメント柱壁との連繋を図って、いわ
ゆる第3回目の補強材入のソイルセメント柱壁の一部を
構築する。このようなビット及びドリルの順次引き上げ
ながら、ビットの先端からの固結溶液の噴射を介して、
穿削土砂と固結溶液との十分な混練、及び前記連繋を繰
り返し、前記地中等より、ビット及びドリルを引き上げ
ると、ここに、いわゆる第3回目のソイルセメント柱壁
が構築されるので、次いで補強材を挿入することにより
補強材入りソウルセメント柱壁が構築される(図1
2)。
て、当該ビット及びドリルが、当所の地中等に達した時
点で、今度は、当該ドリルの引き上げながら、ビットの
先端から固結溶液を噴射しつつ、更に穿削土砂と固結溶
液との十分な混練を図りつつ、第1回目及び第2回目の
補強材入のソイルセメント柱壁との連繋を図って、いわ
ゆる第3回目の補強材入のソイルセメント柱壁の一部を
構築する。このようなビット及びドリルの順次引き上げ
ながら、ビットの先端からの固結溶液の噴射を介して、
穿削土砂と固結溶液との十分な混練、及び前記連繋を繰
り返し、前記地中等より、ビット及びドリルを引き上げ
ると、ここに、いわゆる第3回目のソイルセメント柱壁
が構築されるので、次いで補強材を挿入することにより
補強材入りソウルセメント柱壁が構築される(図1
2)。
【0024】その後は、各未構築地中及び既製の補強材
入りソイルセメント柱壁に、同様にしてそれぞれ補強材
入りソイルセメント柱壁が、順次間欠工法で構築され、
順次補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。
勿論、前記補強材は、壁の強度、種類又は地盤等との関
係より種々変更又は適宜の数挿入される。尚、場合によ
り、図13図の如く、はつり機械又は穿孔作業機械等を
介して、敷地内の土砂を穿孔するときに、ソイルセメン
ト柱壁の一部をはつり又は穿孔すると、ここにソイルセ
メント柱列設切欠ソイル柱壁(切欠地中壁)を構築する
こともあり得る。
入りソイルセメント柱壁に、同様にしてそれぞれ補強材
入りソイルセメント柱壁が、順次間欠工法で構築され、
順次補強材入り列設ソイルセメント柱壁が構築される。
勿論、前記補強材は、壁の強度、種類又は地盤等との関
係より種々変更又は適宜の数挿入される。尚、場合によ
り、図13図の如く、はつり機械又は穿孔作業機械等を
介して、敷地内の土砂を穿孔するときに、ソイルセメン
ト柱壁の一部をはつり又は穿孔すると、ここにソイルセ
メント柱列設切欠ソイル柱壁(切欠地中壁)を構築する
こともあり得る。
【0025】また止水壁の場合には、図示しないが、前
記各ソイルセメント柱壁、即ち、列設ソイルセメント柱
壁に、ビニールシート、他のシート等の止水膜、又は鋼
板、板材等の止水部材を挿設する。またこの列設ソイル
セメント柱壁に、各柱壁に補強材を適宜挿設する。また
ロッキングパイプを設けて構築することも有り得る。
記各ソイルセメント柱壁、即ち、列設ソイルセメント柱
壁に、ビニールシート、他のシート等の止水膜、又は鋼
板、板材等の止水部材を挿設する。またこの列設ソイル
セメント柱壁に、各柱壁に補強材を適宜挿設する。また
ロッキングパイプを設けて構築することも有り得る。
【0026】続いて、本発明のシートパイル(鋼矢板)
柱壁の接続壁、連結壁を、建込機で構築する方法を説明
する。先ず、建込機を境隣接線内の構築箇所に移動し、
そのシートパイルを地上の鉛直方向に立設する。その
後、押込み又は振動或いは圧入等を介して、前記シート
パイルを地中に掘進していき、当該シートパイルが、当
所の地中に達した時点で、今度は、シートパイルの建込
を停止する。これによって、先ず、ここに、第1回目の
ソイルセメント柱壁(土留め壁材)が構築される。
柱壁の接続壁、連結壁を、建込機で構築する方法を説明
する。先ず、建込機を境隣接線内の構築箇所に移動し、
そのシートパイルを地上の鉛直方向に立設する。その
後、押込み又は振動或いは圧入等を介して、前記シート
パイルを地中に掘進していき、当該シートパイルが、当
所の地中に達した時点で、今度は、シートパイルの建込
を停止する。これによって、先ず、ここに、第1回目の
ソイルセメント柱壁(土留め壁材)が構築される。
【0027】そこで、この建込まれたシートパイル柱壁
より、当該シートパイル柱壁とほぼ未構築地中に第2回
目のシートパイル柱壁を接続工法で構築する。その後
は、当該第2回目のシートパイル柱壁とほぼ未構築地中
に、第3回目のシートパイル柱壁の構築にかかり、前回
の第1回目又は第2回目のシートパイル柱壁の構築と同
じ操作、及び手順を繰り返すことにより、ここに、第3
回目のシートパイル柱壁が構築される。以上のような接
続工法を介して、多数のシートパイル柱壁が、順次構築
される(図14)。結果的に、シートパイル柱壁による
境隣接線内に接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね
壁、止水壁、等の各種土留め壁が構築される(図1
5)。勿論、土木建築作業機械を介して、間欠工法で穿
孔穴を構築した後、安定液、ベントナイト溶液、他の薬
液等を充填し、この間欠工法で穿孔された穿孔穴内に、
シートパイル柱壁を挿入することも有り得るが、この際
には、ロッキングパイプ、仕切り鋼板等の安定液の漏洩
部材を利用する。
より、当該シートパイル柱壁とほぼ未構築地中に第2回
目のシートパイル柱壁を接続工法で構築する。その後
は、当該第2回目のシートパイル柱壁とほぼ未構築地中
に、第3回目のシートパイル柱壁の構築にかかり、前回
の第1回目又は第2回目のシートパイル柱壁の構築と同
じ操作、及び手順を繰り返すことにより、ここに、第3
回目のシートパイル柱壁が構築される。以上のような接
続工法を介して、多数のシートパイル柱壁が、順次構築
される(図14)。結果的に、シートパイル柱壁による
境隣接線内に接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね
壁、止水壁、等の各種土留め壁が構築される(図1
5)。勿論、土木建築作業機械を介して、間欠工法で穿
孔穴を構築した後、安定液、ベントナイト溶液、他の薬
液等を充填し、この間欠工法で穿孔された穿孔穴内に、
シートパイル柱壁を挿入することも有り得るが、この際
には、ロッキングパイプ、仕切り鋼板等の安定液の漏洩
部材を利用する。
【0028】また境界より500mmの境隣接線内地中の
鉛直方向に、土木建築作業機械(前記穿孔機、その他の
穿孔機)で、かつ間欠工法を介して穿孔穴を穿孔しつ
つ、当該穿孔穴に順次安定液等を充填し、地中の所定位
置に達した時点で、安定液が充填された穿孔穴へのコン
クリート製角柱、コンクリート製角杭、コンクリート製
丸杭、鋼管杭、鋼管各形状杭等の杭(以下、杭とす
る。)、即ち、土留め壁材の挿設を介して柱壁を構築す
る。その後、前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未
構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械で、かつ
間欠工法を介して連繋穿孔穴を順次穿孔しつつ、当該穿
孔穴に順次安定液等を充填し、安定液が充填された連繋
穿孔穴への杭の挿設を介して連繋柱壁を構築する。そし
て、前記杭の連繋一体化又は嵌合一体化、その他一体化
方式を介して境隣接線内に接続工法で接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各種土留め壁を
構築する(図16〜図18)。
鉛直方向に、土木建築作業機械(前記穿孔機、その他の
穿孔機)で、かつ間欠工法を介して穿孔穴を穿孔しつ
つ、当該穿孔穴に順次安定液等を充填し、地中の所定位
置に達した時点で、安定液が充填された穿孔穴へのコン
クリート製角柱、コンクリート製角杭、コンクリート製
丸杭、鋼管杭、鋼管各形状杭等の杭(以下、杭とす
る。)、即ち、土留め壁材の挿設を介して柱壁を構築す
る。その後、前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未
構築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械で、かつ
間欠工法を介して連繋穿孔穴を順次穿孔しつつ、当該穿
孔穴に順次安定液等を充填し、安定液が充填された連繋
穿孔穴への杭の挿設を介して連繋柱壁を構築する。そし
て、前記杭の連繋一体化又は嵌合一体化、その他一体化
方式を介して境隣接線内に接続工法で接続壁、連結壁、
付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各種土留め壁を
構築する(図16〜図18)。
【0029】又は境界より500mmの境隣接線内地中の
鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介し
てH形鋼杭、レール鋼杭、親杭、木製杭等の杭を順次建
込んだ後(ミルク根固めも有り得る。)、境隣接線内の
土砂を順次穿孔し、この杭間に鋼板、横矢板等の土留め
壁材を順次嵌合して、前記境隣接線内に接続工法で接続
壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各
種土留め壁を構築する(図19)。尚、土木建築作業機
械又は工法は、例えば、H形鋼・レール又は横矢板工
法、オーガーモンケン工法、トレンチャー工法、オーガ
ー掘り工法、オーガー圧入工法、オーガー、セメントミ
ルク根固め工法、オーガー、ソイルセメント工法等によ
る各種壁ができる。
鉛直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介し
てH形鋼杭、レール鋼杭、親杭、木製杭等の杭を順次建
込んだ後(ミルク根固めも有り得る。)、境隣接線内の
土砂を順次穿孔し、この杭間に鋼板、横矢板等の土留め
壁材を順次嵌合して、前記境隣接線内に接続工法で接続
壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各
種土留め壁を構築する(図19)。尚、土木建築作業機
械又は工法は、例えば、H形鋼・レール又は横矢板工
法、オーガーモンケン工法、トレンチャー工法、オーガ
ー掘り工法、オーガー圧入工法、オーガー、セメントミ
ルク根固め工法、オーガー、ソイルセメント工法等によ
る各種壁ができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0031】先ず、本発明の境隣接線内に構築されたソ
イルセメント柱壁による接続壁、連結壁、又は切欠地中
壁を構築する一ドリル及び三ドリルを備えたドリル穿孔
機について説明すると、1はオーガー装置本体2にの中
心位置又は偏心位置に設けられた穿孔軸であって、この
ドリル1には穿孔部3と撹拌部4とが上下方向に交互に
配設されている。またこのドリル1は、図1の例の如
く、一軸穿孔機101では一本、また図3の例の如く、
三軸穿孔機102では三本となっており、この三軸穿孔
機102では、オーガー装置本体2に複数本吊設し、横
方向に一列状に列設する。勿論、穿孔軸の本数は、図示
又は説明の例に限定されず、二軸、四軸、五軸穿孔軸
等、各本数のドリルが使用可能である。以下、一軸穿孔
機101、三軸穿孔機102を中心に説明する。
イルセメント柱壁による接続壁、連結壁、又は切欠地中
壁を構築する一ドリル及び三ドリルを備えたドリル穿孔
機について説明すると、1はオーガー装置本体2にの中
心位置又は偏心位置に設けられた穿孔軸であって、この
ドリル1には穿孔部3と撹拌部4とが上下方向に交互に
配設されている。またこのドリル1は、図1の例の如
く、一軸穿孔機101では一本、また図3の例の如く、
三軸穿孔機102では三本となっており、この三軸穿孔
機102では、オーガー装置本体2に複数本吊設し、横
方向に一列状に列設する。勿論、穿孔軸の本数は、図示
又は説明の例に限定されず、二軸、四軸、五軸穿孔軸
等、各本数のドリルが使用可能である。以下、一軸穿孔
機101、三軸穿孔機102を中心に説明する。
【0032】図中5は前記ドリル1を駆動する歯車機構
を内蔵する駆動伝達装置を示しており、前記オーガー装
置本体2に内蔵するオーガーモーター(図示せず)より
の動力を、この駆動伝達装置5を介して、各ドリル1に
伝達する構造となっている。
を内蔵する駆動伝達装置を示しており、前記オーガー装
置本体2に内蔵するオーガーモーター(図示せず)より
の動力を、この駆動伝達装置5を介して、各ドリル1に
伝達する構造となっている。
【0033】また図中6はドリル1の先端に設けたビッ
トを示し、このビット6で土砂を穿孔しながら、ビット
6の先端から固結溶液を噴射しながら、前記各ドリル1
を地中に掘進させた後、このドリル1を引き上げなが
ら、ビット6の先端開口(図示せず)より、セメントミ
ルク、又はセメントミルクとアスファルト乳液との混合
液等のような固結溶液を噴出する構造となっている。
尚、図中7は中間及び下端のガイド部材、8はリーダ
ー、9は重機をそれぞれ示す。
トを示し、このビット6で土砂を穿孔しながら、ビット
6の先端から固結溶液を噴射しながら、前記各ドリル1
を地中に掘進させた後、このドリル1を引き上げなが
ら、ビット6の先端開口(図示せず)より、セメントミ
ルク、又はセメントミルクとアスファルト乳液との混合
液等のような固結溶液を噴出する構造となっている。
尚、図中7は中間及び下端のガイド部材、8はリーダ
ー、9は重機をそれぞれ示す。
【0034】以上の一軸穿孔機101又は三軸穿孔機1
02を介して、境隣接線内に連結壁を構築するが、その
際、ソイルセメント柱壁Aの一部を構築し、この構築し
たソイルセメント柱壁Aに、スプライン方式で、順次、
新設のソイルセメント柱壁Bを構築する。そして、前記
ソイルセメント柱壁Aと、新設のソイルセメント柱壁B
との連繋部分Cにも、接続用壁片(連結用壁片とも云え
る。同じ)を介して、列設ソイルセメント柱壁Dを構築
する。
02を介して、境隣接線内に連結壁を構築するが、その
際、ソイルセメント柱壁Aの一部を構築し、この構築し
たソイルセメント柱壁Aに、スプライン方式で、順次、
新設のソイルセメント柱壁Bを構築する。そして、前記
ソイルセメント柱壁Aと、新設のソイルセメント柱壁B
との連繋部分Cにも、接続用壁片(連結用壁片とも云え
る。同じ)を介して、列設ソイルセメント柱壁Dを構築
する。
【0035】その後、前記ソイルセメント柱壁A、及び
新設のソイルセメント柱壁B、並びに列設ソイルセメン
ト柱壁Dには、それぞれ、土圧抵抗及び/又は必要に応
じて補強材10を間欠工法(間欠方式)又は接続工法
(接続方式)などにより挿設する。これにより、図8、
図12に示す境隣接線内に補強材入り列設ソイルセメン
ト柱壁Eが構築される。
新設のソイルセメント柱壁B、並びに列設ソイルセメン
ト柱壁Dには、それぞれ、土圧抵抗及び/又は必要に応
じて補強材10を間欠工法(間欠方式)又は接続工法
(接続方式)などにより挿設する。これにより、図8、
図12に示す境隣接線内に補強材入り列設ソイルセメン
ト柱壁Eが構築される。
【0036】その後は、各未構築及び既製のソイルセメ
ント柱壁A、B、Dに、同様にしてそれぞれソイルセメ
ント柱壁A、B、Dが、順次構築されるので、前記各ソ
イルセメント柱壁A、B、Dに補強材10を挿設する。
これによって、補強材入り列設ソイルセメント柱壁Eが
構築される。また止水部材を介して止水壁が構築できる
ことは前述のとおりであります。
ント柱壁A、B、Dに、同様にしてそれぞれソイルセメ
ント柱壁A、B、Dが、順次構築されるので、前記各ソ
イルセメント柱壁A、B、Dに補強材10を挿設する。
これによって、補強材入り列設ソイルセメント柱壁Eが
構築される。また止水部材を介して止水壁が構築できる
ことは前述のとおりであります。
【0037】そして、場合により、図9又は図13に示
すように、例えば、はつり機械又は穿孔作業機械等を介
して、敷地内の土砂を掘削するときに、地中壁の一部を
はつり又は掘削すると、ここに列設ソイルセメント柱壁
Fでなる切欠地中壁Gが構築される。図中Hは境界Iよ
り10mm〜700mmの境隣接線を、またJははつり部を
示す。
すように、例えば、はつり機械又は穿孔作業機械等を介
して、敷地内の土砂を掘削するときに、地中壁の一部を
はつり又は掘削すると、ここに列設ソイルセメント柱壁
Fでなる切欠地中壁Gが構築される。図中Hは境界Iよ
り10mm〜700mmの境隣接線を、またJははつり部を
示す。
【0038】次に、図4に示す圧入機の一例を説明する
と、重機9のブーム11より垂下したリーダー8に油圧
又は振動等を利用した圧入装置12を設け、この圧入装
置12を介して、シートパイル、又は土留め壁用のコン
クリート列設杭、ソイルパイル杭、PC杭、H形鋼杭等
を圧入する。圧入方式は、間欠工法又は接続工法等を利
用する。例えば、図14、図15に示すシートパイル柱
壁K、Lを圧入機を介して間欠工法で構築した後、この
間にシートパイル柱壁Mを接続工法で建込むと、シート
パイル連結壁が構築される。尚、図示の如く、穿孔機又
は土木建築作業機械を介して、前記シートパイル柱壁
K、L、Mを接続工法で建込むこともあり得る。
と、重機9のブーム11より垂下したリーダー8に油圧
又は振動等を利用した圧入装置12を設け、この圧入装
置12を介して、シートパイル、又は土留め壁用のコン
クリート列設杭、ソイルパイル杭、PC杭、H形鋼杭等
を圧入する。圧入方式は、間欠工法又は接続工法等を利
用する。例えば、図14、図15に示すシートパイル柱
壁K、Lを圧入機を介して間欠工法で構築した後、この
間にシートパイル柱壁Mを接続工法で建込むと、シート
パイル連結壁が構築される。尚、図示の如く、穿孔機又
は土木建築作業機械を介して、前記シートパイル柱壁
K、L、Mを接続工法で建込むこともあり得る。
【0039】次に、図5示すハンマードリル穿孔機(空
気方式、油圧方式等を含む)の一例を説明すると、重機
9に設けたリーダー8に穿孔装置14と、この穿孔装置
14より垂下した穿孔軸15(穿孔パイプ)を設け、こ
の穿孔軸15を地中に掘進又は穿孔していき、穿孔穴4
0(後述する)を構成した後、この穿孔穴40に後述す
る杭、例えば、土留め壁用のコンクリート列設杭、ソイ
ルパイル杭、PC杭等の杭41、又はH形鋼杭42、レ
ール杭43、親杭(図示せず)、木製杭(図示せず)等
を建込む(図16乃至図18)。尚、杭41(嵌合式の
コンクリート杭、同ソイルパイル杭、同PC杭等の特殊
杭も同じ)で連結工法で柱壁Nを構築し(図17、図1
8)、またH形鋼杭の場合には、図19に示す如く、H
形鋼杭42(レール杭43)を間欠工法で順次建込んだ
後、敷地内(工事箇所内)の土砂を順次掘削し、このH
形鋼杭42間に土留め壁材44を順次嵌合して、接続
壁、連結壁を構築する(後述する。)。
気方式、油圧方式等を含む)の一例を説明すると、重機
9に設けたリーダー8に穿孔装置14と、この穿孔装置
14より垂下した穿孔軸15(穿孔パイプ)を設け、こ
の穿孔軸15を地中に掘進又は穿孔していき、穿孔穴4
0(後述する)を構成した後、この穿孔穴40に後述す
る杭、例えば、土留め壁用のコンクリート列設杭、ソイ
ルパイル杭、PC杭等の杭41、又はH形鋼杭42、レ
ール杭43、親杭(図示せず)、木製杭(図示せず)等
を建込む(図16乃至図18)。尚、杭41(嵌合式の
コンクリート杭、同ソイルパイル杭、同PC杭等の特殊
杭も同じ)で連結工法で柱壁Nを構築し(図17、図1
8)、またH形鋼杭の場合には、図19に示す如く、H
形鋼杭42(レール杭43)を間欠工法で順次建込んだ
後、敷地内(工事箇所内)の土砂を順次掘削し、このH
形鋼杭42間に土留め壁材44を順次嵌合して、接続
壁、連結壁を構築する(後述する。)。
【0040】以上で説明した土木建築作業機械は、一例
でありこの説明に限定されないこと、また穿孔穴40に
は、安定液等の崩壊溶液を充填すること、及び強制循環
方式を介して安定液タンク(安定液プラント)に圧送又
は再利用される。更には鉄鈑、ロッキングパイプ等の各
種遮蔽部材が利用される。
でありこの説明に限定されないこと、また穿孔穴40に
は、安定液等の崩壊溶液を充填すること、及び強制循環
方式を介して安定液タンク(安定液プラント)に圧送又
は再利用される。更には鉄鈑、ロッキングパイプ等の各
種遮蔽部材が利用される。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上で詳述したように、境界
より500mmの境隣接線内地中の鉛直方向に、土木建築
作業機械で、かつ間欠工法を介して穿孔穴を順次穿孔し
た後、この穿孔穴を利用して柱壁を構築し、この柱壁間
に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛直方向に、
前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴を間欠工法
を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を利用して連
繋柱壁を構築し、この連繋柱壁と前記柱壁との連繋一体
化して接続壁、連結壁を構築する工法及び接続壁、連結
壁であり、下記のような効果を有する。
より500mmの境隣接線内地中の鉛直方向に、土木建築
作業機械で、かつ間欠工法を介して穿孔穴を順次穿孔し
た後、この穿孔穴を利用して柱壁を構築し、この柱壁間
に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛直方向に、
前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴を間欠工法
を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を利用して連
繋柱壁を構築し、この連繋柱壁と前記柱壁との連繋一体
化して接続壁、連結壁を構築する工法及び接続壁、連結
壁であり、下記のような効果を有する。
【0042】(1)今まで、全く考え付かなかった未使
用・未発見土地の有効・有益利用を図ることの発見と、
土地価格の上昇及び土地の希少価値に着目して、本発明
を発明したものであります。そして、その背景には、地
中土留め壁を構築する工法に使用する土木建築作業機械
の改良及び開発に、本出願人が着手したこと、又は接続
壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各
種土留め壁という、今までに、全くない商品として、世
に出したことに大きな特徴があり、かつまた前記の接続
壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各
種土留め壁商品としての定着に尽力したこと等が特徴で
あります。
用・未発見土地の有効・有益利用を図ることの発見と、
土地価格の上昇及び土地の希少価値に着目して、本発明
を発明したものであります。そして、その背景には、地
中土留め壁を構築する工法に使用する土木建築作業機械
の改良及び開発に、本出願人が着手したこと、又は接続
壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各
種土留め壁という、今までに、全くない商品として、世
に出したことに大きな特徴があり、かつまた前記の接続
壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁等の各
種土留め壁商品としての定着に尽力したこと等が特徴で
あります。
【0043】(2)従来、未発明の境隣接線内に於ける
土地の有効・有益利用を図れる接続壁、連結壁が、確実
かつスムーズに構築できる。かつ接続壁、連結壁の強度
の均一化、及び連繋部分の強度の向上が達成される。
土地の有効・有益利用を図れる接続壁、連結壁が、確実
かつスムーズに構築できる。かつ接続壁、連結壁の強度
の均一化、及び連繋部分の強度の向上が達成される。
【0044】(3)境隣接線内外に、接続壁、連結壁が
構築でき、土地の有効利用が図れる。
構築でき、土地の有効利用が図れる。
【0045】(4)接続壁、連結壁であるので、その構
築場所に限定されず、原則として、地中であれば、いず
れでも可能である。
築場所に限定されず、原則として、地中であれば、いず
れでも可能である。
【0046】(5)施工の容易化・短縮化等が達成され
る。
る。
【0047】(6)シートパイル柱壁では、接続工法で
あることから、境界近傍の地盤の崩壊、又は建造物の傾
斜或いは崩壊等の危険性は全く皆無である。
あることから、境界近傍の地盤の崩壊、又は建造物の傾
斜或いは崩壊等の危険性は全く皆無である。
【0048】(7)シートパイル柱壁では、在来不可能
であった、境隣接線内への接続壁、連結壁の構築が可能
となり、前述の如く、土地の有効・有益利用が図れる
(未使用地の活用ができる)。
であった、境隣接線内への接続壁、連結壁の構築が可能
となり、前述の如く、土地の有効・有益利用が図れる
(未使用地の活用ができる)。
【0049】(8)簡便に各種杭を間欠工法で建込み、
当該杭間に土留め壁材を介して、接続壁を構築する工法
では、何等設備及び熟練を要さず、簡易かつ確実に、接
続壁が構築できる。
当該杭間に土留め壁材を介して、接続壁を構築する工法
では、何等設備及び熟練を要さず、簡易かつ確実に、接
続壁が構築できる。
【図1】一軸穿孔機と重機との関係を示す一部省略の側
面図である。
面図である。
【図2】一軸穿孔機の正面図である。
【図3】三軸穿孔機の正面図である。
【図4】圧入機を示す正面図である。
【図5】ハンマードリル穿孔機の正面図である。
【図6】一軸穿孔機により間欠方式によりソイルセメン
ト柱壁の構築を示す模式図である。
ト柱壁の構築を示す模式図である。
【図7】一軸穿孔機により列設式にソイルセメント柱壁
の構築を示す模式図である。
の構築を示す模式図である。
【図8】一軸穿孔機による補強材入り列設ソイルセメン
ト柱壁を示す模式図である。
ト柱壁を示す模式図である。
【図9】一軸穿孔機による切欠地中壁を示す模式図であ
る。
る。
【図10】三軸穿孔機により間欠方式によりソイルセメ
ント柱壁の構築を示す模式図である。
ント柱壁の構築を示す模式図である。
【図11】三軸穿孔機により列設式にソイルセメント柱
壁の構築を示す模式図である。
壁の構築を示す模式図である。
【図12】三軸穿孔機による補強材入り列設ソイルセメ
ント柱壁を示す模式図である。
ント柱壁を示す模式図である。
【図13】三軸穿孔機による切欠地中壁を示す模式図で
ある。
ある。
【図14】シートパイル柱壁を間欠式に構築した一例を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図15】シートパイル柱壁による接続壁、連結壁の一
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【図16】鋼管角柱杭により接続壁を構築した一例を示
す拡大模式図である。
す拡大模式図である。
【図17】コンクリート角柱杭により接続壁を構築した
一例を示す模式図である。
一例を示す模式図である。
【図18】コンクリート丸柱杭により接続壁を構築した
一例を示す拡大模式図である。
一例を示す拡大模式図である。
【図19】H形鋼杭又はレール鋼杭と土留め壁材とによ
り接続壁、連結壁を構築した一例を示す拡大模式図であ
る。
り接続壁、連結壁を構築した一例を示す拡大模式図であ
る。
1 ドリル 101 一軸穿孔機 102 三軸穿孔機 2 オーガー装置本体 3 穿孔部 4 撹拌部 5 駆動伝達装置 6 ビット 7 ガイド部材 8 リーダー 9 重機 10 補強材 11 ブーム 12 圧入装置 14 穿孔装置 15 穿孔軸 40 穿孔穴 41 杭 42 H形鋼杭 43 レール鋼杭 44 土留め壁材 A ソイルセメント柱壁 B ソイルセメント柱壁 C 連繋部分 D 列設ソイルセメント柱壁 E 補強材入り列設ソイルセメント柱壁 F 列設切欠ソイルセメント柱壁 G 切欠地中壁 H 境隣接線 I 境界 J はつり K シートパイル柱壁 L シートパイル柱壁 M シートパイル柱壁 N 柱壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記に鑑み、本発明は、境隣接線内(この
境隣接線とは、境界より500mmにおける不定着・不定
形性を備えた線位置を示唆し、今日まで、未活用土地の
有効・有益利用を図る目的にある。)における土木建築
作業機械を介して穿孔された穿孔土砂と、ソイルセメン
ト、セメントミルク、セメントミルクとアスファルト乳
液との混合液等の固結溶液(以下、原則として、ソイル
セメントで説明する。)との十分な混練を介して、強度
面で優れた接続壁、連結壁を商品化すること、又各ソイ
ルセメント柱壁間の連繋を強固とし、接続壁、連結壁全
体の強度の均一化を図ること、全ての境隣接線内の地中
に接続壁、連結壁を確実に構築できること、等を目的と
して、下記の構成を採用する。
境隣接線とは、境界より500mmにおける不定着・不定
形性を備えた線位置を示唆し、今日まで、未活用土地の
有効・有益利用を図る目的にある。)における土木建築
作業機械を介して穿孔された穿孔土砂と、ソイルセメン
ト、セメントミルク、セメントミルクとアスファルト乳
液との混合液等の固結溶液(以下、原則として、ソイル
セメントで説明する。)との十分な混練を介して、強度
面で優れた接続壁、連結壁を商品化すること、又各ソイ
ルセメント柱壁間の連繋を強固とし、接続壁、連結壁全
体の強度の均一化を図ること、全ての境隣接線内の地中
に接続壁、連結壁を確実に構築できること、等を目的と
して、下記の構成を採用する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
Claims (6)
- 【請求項1】 境界より500mmの境隣接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して柱壁を
構築する工程と、 前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛
直方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴
を間欠工法を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を
利用して連繋柱壁を構築する工程と、 この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化する工程と、 で構成された境界より500mmの境隣接線内に間欠工法
で穿孔にて地中土留め壁を構築する工法。 - 【請求項2】 境界より500mmの境隣接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して構築さ
れた柱壁と、 前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛
直方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴
を間欠工法を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を
利用して構築された連繋柱壁と、 この連繋柱壁と前記柱壁との連繋を図る一体化手段と、 で構成された境界より500mmの境隣接線内に間欠工法
で穿孔を利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ
壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁。 - 【請求項3】 境界より500mmの境隣接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して構築さ
れた柱壁と、 前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛
直方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴
を間欠工法を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を
利用して構築された連繋柱壁と、 この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化して構築された
接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、
等の各種土留め壁に挿設されるH形鋼、補強板、鉄鈑等
の補強材と、 で構成された500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔を
利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ壁、列設
壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁。 - 【請求項4】 境界より500mmの境隣接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して構築さ
れた杭と、 前記杭間に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛直
方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴を
間欠工法を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を利
用して構築された土留め壁材と、 で構成された500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔を
利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ壁、列設
壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁。 - 【請求項5】 境界より500mmの境隣接線内地中の鉛
直方向に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して
穿孔穴を順次穿孔した後、この穿孔穴を利用して構築さ
れた柱壁と、 前記柱壁間に設けた前記境隣接線地中の未構築地中の鉛
直方向に、前記土木建築作業機械を介して、連繋穿孔穴
を間欠工法を介して順次穿孔した後、この連繋穿孔穴を
利用して構築された連繋柱壁と、 この連繋柱壁と前記柱壁とを連繋一体化して構築された
接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁に
挿設される止水膜と、 で構成された500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔を
利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ壁、列設
壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁。 - 【請求項6】 500mmの境隣接線内地中の鉛直方向
に、土木建築作業機械で、かつ間欠工法を介して穿孔穴
を順次穿孔し、 この穿孔穴にシートパイル柱壁、コンクリート板柱壁、
PC板柱壁等の土留め壁材を挿入し、 次いで、前記穿孔穴間に設けた前記境隣接線地中の未構
築地中の鉛直方向に、前記土木建築作業機械を介して、
連繋穿孔穴を間欠工法を介して順次穿孔し、 この連繋穿孔穴に、シートパイル柱壁、コンクリート板
柱壁、PC板柱壁等の土留め壁材を挿入し、かつ当該土
留め壁材と前記土留め壁材とを連繋一体化して構築され
た接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁
に挿設される止水膜と、 で構成された500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔を
利用して構築された接続壁、連結壁、付合せ壁、列設
壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2782593A JPH06341141A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2782593A JPH06341141A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341141A true JPH06341141A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=12231728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2782593A Pending JPH06341141A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 境界より500mmの境隣接線内に間欠工法で穿孔にて地中土留め壁を構築する工法と、この工法を利用して構築する接続壁、連結壁、付合せ壁、列設壁、重ね壁、止水壁、等の各種土留め壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06341141A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010159601A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Railway Technical Res Inst | 構造物の構築方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63304821A (ja) * | 1987-06-03 | 1988-12-13 | Kajima Corp | 地中連続遮水壁工法 |
JPH03107015A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Mitsui Constr Co Ltd | 山留め工法 |
JPH0439865U (ja) * | 1990-02-28 | 1992-04-03 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP2782593A patent/JPH06341141A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63304821A (ja) * | 1987-06-03 | 1988-12-13 | Kajima Corp | 地中連続遮水壁工法 |
JPH03107015A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Mitsui Constr Co Ltd | 山留め工法 |
JPH0439865U (ja) * | 1990-02-28 | 1992-04-03 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010159601A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Railway Technical Res Inst | 構造物の構築方法 |
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