JPH06340416A - シリカ及び場合によっては四価元素の酸化物を基材とするゼオライトの製造法 - Google Patents

シリカ及び場合によっては四価元素の酸化物を基材とするゼオライトの製造法

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JPH06340416A
JPH06340416A JP3240241A JP24024191A JPH06340416A JP H06340416 A JPH06340416 A JP H06340416A JP 3240241 A JP3240241 A JP 3240241A JP 24024191 A JP24024191 A JP 24024191A JP H06340416 A JPH06340416 A JP H06340416A
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Jean-Louis Guth
ジャンルイ・ギュー
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フレデリク・ホフネ
Jean-Michel Popa
ジャンミシェル・ポパ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリカを基材とするMFIゼオライトの製造
法を提供する。 【構成】 M2/n Si F6 錯体の形態の珪素源と、水熱
分解によってOH- イオンを生じる化学剤と、ゼオライ
トの生成を指図し且つ安定化する構造決定剤とを含有す
る反応混合物を調整する工程、かかる反応混合物を少な
くとも120℃の温度に加熱して沈殿を形成し、この沈
殿を分離する工程、及びかかる沈殿を450℃を越えた
温度で焼成してチャンネルに封入された構造決定材を除
去する工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、酸化珪素そして場合によって
は四価元素の酸化物を基材とするゼオライトの新規な製
造法に関する。特に、本発明は、シリカ基材MFIゼオ
ライトの新規な製造法に関する。また、本発明は、シリ
カと、チタン、ゲルマニウム、ジルコニウム及び(又
は)錫の酸化物を基材するMFIゼオライトの製造法に
も関する。
【0002】
【発明の背景】ゼオライトは、結晶化したテクト珪酸塩
である。この構造は、酸素を共有することによって三次
元骨格構造を形成するTO4 四面体の集成体から構成さ
れている。最もありふれたアルミノ珪酸塩型のゼオライ
トでは、Tは四価珪素及び三価アルミニウムを表す。こ
の骨格構造に存在する分子寸法のキャビティ及びチャン
ネルは、四面体中の四価アルミニウムの存在から生じる
電荷の不足を補足し合う陽イオンを受け入れる。アルミ
ニウムの代わりに、ガリウムそして場合によってはホウ
素又はベリリウムの如き四価元素を用いることもでき
る。
【0003】この組成は、一般式 x11 n1+:x22 n2+・・・[(y11 :y22
・・・)O2 (y1 +y2 +・・・)]x-11 :z
22 ・・・ [ここで、角カッコ内の記号はT元素における骨格構造
の組成を表し、その他の記号は骨格構造の微細孔に存在
する種に相当し、M1 、M2 ・・・はxが0よりも大き
いときの補足し合う陽イオンであり、そしてA1 、A2
・・・は水、イオン対又は分子を表す]によって表すこ
とができる。特にT元素が唯一の四価であるときには骨
格構造には負の電荷がなく(x=0)それ故に補足し合
う陽イオンM1 、M2 ・・・がない。
【0004】各種のゼオライトは、それ自身特有の細孔
構造を有する。種類毎の細孔の寸法及び形状の変動は、
吸着特性の変動をもたらす。ある特定の寸法及び形状を
持つ分子だけが特定のゼオライトの細孔内に入ることが
できる。これらの著しい特性によって、ゼオライトは、
ガス又は液体混合物の精製又は分離に例えば選択的吸着
による炭化水素の分離に特に好適なものになる。
【0005】また、化学組成も、特にTO4 四面体に存
在する元素の性状及び交換可能な補足し合う陽イオンの
性状と共に、生成物の吸着選択性に特に触媒特性にかか
わる重要な因子である。これらは、炭化水素の分解、リ
ホーミング又は変性において、また多くの分子の形成に
おいて触媒又は触媒担体として用いられる。
【0006】アルミノ珪酸塩である多くの天然ゼオライ
トが存在するけれども、その入手容易性及び特性は工業
的用途の要件を常に満たすものではない。従って、新規
な特性を持つ生成物を求めるための研究は、特にアルミ
ノ珪酸塩型の様々なゼオライトの合成法をもたらした。
この種の多くの例としては、Aゼオライト(米国特許第
2,882,243号)、Xゼオライト(米国特許第
2,882,244号)、Yゼオライト(米国特許第
3,130,007号)、Lゼオライト(フランス特許
第1,224,154号)、Tゼオライト(フランス特
許第1,223,775号)、ZSM5ゼオライト(米
国特許第3,702,886号)、ZSM12ゼオライ
ト(米国特許第3,832,449号)及びZSM48
ゼオライト(フランス特許第15,132号)が挙げら
れる。
【0007】ゼオライトは、一般には、水溶液から晶出
する。しかしながら、それらの低い溶解度は、もし反応
媒体がT元素をゼオライトの骨格構造の形成のために重
縮合可能な種の形態で含有する僅かに過飽和の溶液だけ
であるならば、実質的な量の結晶の生成を妨げる。かか
る溶液の過飽和が増加すると、無定形ゲルが形成され、
その固相はT元素の大半を水酸化物及び酸化物の形態で
含有する。
【0008】ゼオライトを合成する通常の方法は、溶解
−再結晶機構を使用して水熱法によってゲルをゼオライ
ト結晶に転化させることからなる。結晶を形成する種
は、反応剤の溜めとして働くゲルの固体相の連続的溶解
を経た重縮合によって溶液状態で更新される。この転化
は、重縮合可能な種を溶液によって移行させることがで
きる移動剤(OH- 又はF- )の存在によって促進され
る。反応媒体は構造決定剤(structuring azent )も含
有するが、これは晶出間に骨格構造の微孔空間に組み込
まれ、かくして引き起こされる相互作用によって骨格構
造の構成を制御し、且つその構造を安定化するのを助け
る。
【0009】それにもかかわらず、ゲルからの合成法は
幾つかの欠点を有し、それを具体的に言えば、 −ゲルの不均一な組成及び組織(これは、ゲルの溶解を
経て溶液状で生成される種の組成及び性状の変動をもた
らす可能性がある)、 −一般に首尾一貫しない溶解、 −加熱間における経時変化(これは、その反応性を低下
させる)、 −溶液の過飽和(これは、ゲルの特性によって必要にさ
れそして上記の因子によって変動する可能性がある)、 −実際の技術上の問題、即ちゲル(極めて粘性になる可
能性がある)を撹拌しそして反応媒体全体に均一な温度
を得る際の困難性、 −ゼオライト結晶の成長間にそれへのゲル粒子の混入
(これは、結晶の不均質性をもたらす)、 が挙げられる。
【0010】本発明の目的は、上記の欠点を回避するM
FIゼオライトの製造法を提供することである。より具
体的に言えば、本発明の目的は、ゼオライトの結晶化の
良好な制御及びゼオライト晶出のより速い反応速度をも
たらすMFIゼオライトの改良された製造法を提供する
ことである。この方法は、初期において反応性に富むゲ
ルを含有する反応媒体を使用しないので、これまで知ら
れた方法とは全く異なる原理に基づいている。
【0011】本発明の他の目的は、特にシリカを含むゼ
オライトの製造に、またシリカとチタン、ゲルマニウ
ム、ジルコニウム及び(又は)錫から選択される四価元
素の酸化物とを基材とするゼオライトの製造に同等にも
好適な方法を提供することである。
【0012】以下の本発明の説明では、TはSi4+及び
T’を含めた四価元素を表し、そしてT’はTi4+、G
4+、Zr4+及び(又は)Sn4+を表す。
【0013】
【発明の概要】より具体的に言えば、本発明は、シリカ
基材MFIゼオライトの製造に当たり、 (1)・M2/n SiF6 錯体(I) (ここで、Mは、プロ
トン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、
遷移金属イオン、アンモニウムイオン又は第四アンモニ
ウムイオンの如き原子価nの陽イオンである)の形態の
珪素源、 ・場合によって、M2/n T’F6 錯体(II)(ここで、
Mは先に記載の意味を有し、そしてT’はチタン、ゲル
マニウム、ジルコニウム及び錫を表す)の形態の四価元
素T’の1つ以上の源、 ・反応条件下に水熱分解によってOH- イオンを生じる
化学剤(Mod)、 ・ゼオライトの生成を指図し且つ安定化する構造決定剤
(Str)、を含有する水性均質混合物を調製し、 (2)反応混合物を少なくとも120℃の温度に加熱し
て沈殿物を生成させ、次いでこれを分離し、そして (3)該沈殿物を450℃を越えた温度で焼成してチャ
ンネルに封入された構造決定剤を除去する、各工程を含
むことを特徴とするシリカ基材MFIゼオライトの製造
法に関するものである。
【0014】本発明の方法のもう1つの具体例は、以下
で“pH調整剤”(Mod)として記載する化学剤の熱
分解によって発生されるOH- イオンの離脱速度を制御
するために反応混合物に添加剤(Adj)を含めること
を包含する。
【0015】
【発明の詳細な記述】T元素(Si4++T’)の源は、
新しい反応混合物中に完全可溶性の形態で存在する。こ
れらの源を用いてゼオライト結晶の核形成及び成長を生
じさせるときには、加水分解反応によってかかる源から
重縮合性種が形成される。この加水分解反応は、溶液の
pHの制御した向上によって生じられる。この目的のた
めにpH調整剤として知られる可溶性化学剤が反応に含
められ、しかしてその水熱分解によって所要のOH-
イオンが提供される。
【0016】先に述べたように、T元素の可溶性源は、
2/n TF6 型(式V)の弗素含有錯体であるのが好ま
しい。式(V)において、Mは、プロトン、アルカリ金
属好ましくはナトリウム、アルカリ土類金属好ましくは
カルシウム、周期律表の第VIII族からの遷移金属特に2
5〜30の原子番号を持つ元素、アンモニウムイオン又
は第四アンモニウムの如き原子価nの陽イオンを表す。
この最後の場合には、下に記載した式(IV)の規定を参
照されたい。
【0017】式(V)の錯体の幾つかの例は、 −弗化珪素酸又はナトリウム、カリウム、カルシウム、
バリウム若しくはアンモニウムの弗化珪素酸塩、 −ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグ
ネシウム、カルシウム、銅、亜鉛又はアンモニウムの弗
化チタン酸塩、 −ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム又はア
ンモニウムの弗化ゲルマニウム酸塩、 −ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグ
ネシウム、マンガン、ニッケル、銅、亜鉛、カドミウム
又はアンモニウムの弗化ジルコン酸塩、 −ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、
バリウム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
銀、カドミウム又はアンモニウムの弗化錫酸塩、 である。実用上の面から、これらの錯体は、T元素の酸
化物又は水酸化物を弗化水素酸中に溶解させることによ
って得ることができる。式(V)の弗素含有錯体は、酸
性又は僅かに酸性の媒体(約6よりも低いpH)中にお
いて安定である。
【0018】本発明の方法によれば、弗素含有錯体は、
pHが次の形式の反応
【化3】 によって増大するときに加水分解錯体に加水分解され
る。形成された加水分解種は、重縮合性であり、そして
ゼオライトを晶出させるのに用いることができる。
【0019】本発明の方法の特徴は、OH- イオンを現
場で発生させることによって、加水分解種が形成されて
濃縮されるときの速度を制御することである。これら
は、HFを消費し、そして上記の2つの等式(1) 及び
(2) を右側に移動させる。この目的に対して、pH調節
剤(以後、略語「Mod]によって表す) が使用され
る。これは、ゼオライトを合成するときの温度におい
て、次の形式の反応
【化4】 によって分解する。かかるpH調節剤の例は尿素であ
り、これは次の反応
【化5】 によって100℃よりも上で分解される。しかしなが
ら、多くの他の化学種も尿素のように作用することがで
きる。挙げることができる幾つかの例は、置換尿素、チ
オ尿素及び置換チオ尿素、シアナミド、置換シアナミ
ド、ヘキサメチレンテトラミン及びメラミンであり、こ
れらは単独で又は混合して用いることができる。置換尿
素及び置換チオ尿素は、それぞれ、窒素元素が1、2、
3又は4個の飽和若しくは不飽和及び(又は)芳香族脂
肪族基によって置換された尿素及びチオ尿素である。特
に具体的に挙げるべき基の幾つかの例は、1〜4個の炭
素原子を持つアルキル基、アリル基及び(又は)フェニ
ル基である。
【0020】本発明に対して好適な置換尿素及びチオ尿
素の幾らかの例を挙げると、メチル尿素、対称ジメチル
尿素、非対称ジメチル尿素、トリメチル尿素、テトラメ
チル尿素、エチル尿素、N−メチル−N’−エチル尿
素、対称ジエチル尿素、非対称ジエチル尿素、トリエチ
ル尿素、テトラエチル尿素、n−プロピル尿素、対称ジ
−n−プロピル尿素、テトラ−n−プロピル尿素、n−
ブチル尿素、対称ジ−n−アミル尿素、アリル尿素、対
称ジアリル尿素、非対称ジアリル尿素、フェニル尿素、
N−メチル−N’−フェニル尿素、N−メチル−N−フ
ェニル尿素、N−エチル−N’−フェニル尿素、N−エ
チル−N−フェニル尿素、N,N−ジメチル−N’−フ
ェニル尿素、対称ジフェニル尿素、メチルチオ尿素、対
称ジメチルチオ尿素、非対称ジメチルチオ尿素、トリメ
チルチオ尿素、テトラメチルチオ尿素、エチルチオ尿
素、N−メチル−N’−エチルチオ尿素、N,N−ジメ
チル−N’−エチルチオ尿素、対称ジエチルチオ尿素、
非対称ジエチルチオ尿素、トリエチルチオ尿素、テトラ
エチルチオ尿素、n−プロピルチオ尿素、N−メチル−
N’−n−プロピルチオ尿素、N−エチル−N’−n−
プロピルチオ尿素、対称ジ−n−プロピルチオ尿素、非
対称ジ−n−プロピルチオ尿素、N−エチル−N,N’
−ジ−n−プロピルチオ尿素、n−ブチルチオ尿素、i
−ブチルチオ尿素、d−第二ブチルチオ尿素、第三ブチ
ルチオ尿素、アリルチオ尿素、N−メチル−N’−アリ
ルチオ尿素、N,N−ジメチル−N’−アリルチオ尿
素、N−エチル−N’−アリルチオ尿素、N,N−ジエ
チル−N’−アリルチオ尿素、対称ジアリルチオ尿素、
フェニルチオ尿素、対称ジフェニルチオ尿素である。
【0021】置換シアナミドは、窒素原子が先に規定し
た如き1個以上の脂肪族及び(又は)芳香族基によって
置換されたシアナミドである。置換シアナミドの例とし
て特に挙げることができるものは、メチルシアナミド、
ジメチルシアナミド、エチルシアナミド、ジエチルシア
ナミド、ジ−n−プロピルシアナミド、ジ−n−ブチル
シアナミド、アリルシアナミド、ジアリルシアナミド、
フェニルシアナミド及びジフェニルシアナミドである。
【0022】本発明の方法のもう1つの具体例は、「p
H調節剤」(Mod) として記載する化学剤の熱分解に
よって発生されるOH- イオンの離脱速度を制御するた
めに反応混合物に添加剤(Adj)を含めることを包含
する。
【0023】pHを向上させる際の速度及びその最終値
を重縮合性ヒドロキシル化種が形成される際の速度及び
それらの濃度に適合させる目的に対しては、pH調節剤
を加水分解させる際の速度を変動させ且つ得られるOH
- 陰イオンの濃度を制限することが役に立つ場合があ
る。この際に、反応媒体に添加剤(Adj)を含めるこ
とが有益である。例えば、この添加剤は、pH調節剤の
分解を例えば尿素ホルムアミドオリゴマーを形成するこ
とによって遅らせるホルムアルデヒド、又は得られるO
- 陰イオンの濃度を制限する塩化アンモニウムの如き
塩であってよい。
【0024】本発明を実施するのに好適な構造決定剤
は、 −式(III)
【化6】 [式中、R1 、R2 、R3 は、同種又は異種であってよ
く、そして1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖
アルキル基好ましくはプロピル又はブチル基を表す」の
第三アミン、 −式(IV)
【化7】 [式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、同種又は異種であ
ってよく、そして1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は
分枝鎖アルキル基好ましくはプロピル又はブチル基を表
す]の第四アンモニウム塩、 −窒素原子が燐原子によって置換された式(III)及び式
(IV)の化合物、である。
【0025】本発明の好ましい特徴は、構造決定剤がテ
トラプロピルアンモニウム又はトリプロピルアンモニウ
ム陽イオンを提供することができるような化合物である
ことである。構造決定剤は、式(IV)の第四アンモニウ
ム塩又は式(III)のアミンの形態で反応混合物に含めら
れるのが有益である。
【0026】反応混合物は、モル比として表して次の組
成、 Mod/(Si F6 2- +T’F6 2-)( Mod=pH調節
剤):0.25〜8.0好ましくは1.0〜4.0、 Str/(Si F6 2- +T’F6 2-)( Str=構造決定
剤):0.04〜3.0好ましくは0.08〜1.5、 H2 O/(Si F6 2- +T’F6 2-):15〜300好まし
くは25〜200 Adj/ ( Si F6 2- +T’F6 2-)( Adj=添加剤な
いしpH調節剤):0〜8.0好ましくは0〜6.0、 を有する。
【0027】本発明の方法の別の具体例では、シリカと
四価元素の酸化物とを基材としたゼオライトを製造する
ことが可能である。この場合には、四価元素T’( T’
=Ti 、Ge 、Zr 及び(又は)Sn )の量は、T’F
6 2-/ (Si F6 2- +T’F6 2 -)のモル比が0.001〜
0.50好ましくは0.005〜0.25である程の量
である。
【0028】本発明の実用的な具体例では、各反応剤
は、周囲温度において通常15〜25℃で混合される。
加熱前の反応媒体のpHは、0〜6.5好ましくは2〜
5.5であるのが有益である。これは、酸又は塩基を添
加することによって調節することができる。水性アンモ
ニア溶液を使用するのが好ましい。用いる塩基が有機系
であるときには、それは、加えた構造決定剤と競争しな
いように弱い構造決定特性を有しなければならない。か
くして、本発明に対して好適な塩基の幾らかの例は、メ
チルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチ
ルアミン、ジエチルアミン及びトリエチルアミンであ
る。
【0029】中間でゲルを形成させずに迅速な結晶化を
可能にするために、M2/n Si F6源中に含有されるシ
リカSi O2 の当量の50%までの割合でMFIゼオラ
イト結晶を反応媒体中に分散させることができる。任意
のMFIゼオライトをそれらの化学組成に関係なく結晶
核として用いることができる。ゼオシライト(zeosilit
e)即ち骨格構造中に珪素のみを含有するMFIを使用す
るのが好ましい。
【0030】ゼオライトは、ゼオライトを合成するに際
して斯界に知られた通常の操作態様に従って反応媒体を
120〜250℃好ましくは140〜200℃の温度で
結晶化に要する時間加熱することによって晶出される。
1つの指標として、加熱時間は2〜200時間であって
よい。加熱及び晶出は、例えばポリテトラフルオルエタ
ンの被覆を有する容器又はオートクレーブにおいて実施
されるのが好ましい。反応混合物は、撹拌しても又はし
なくてもよい。加熱工程後に、反応媒体のpHは、6.
5〜12.0好ましくは7.0〜10.0であるのが有
益である。
【0031】均質媒体からゼオライトを晶出させること
による本発明に従ったゼオライトの製造法は、地球重力
若しくはミクロ重力の条件下に又は無重力の状態におい
て実施することができる。
【0032】無重力から期待することができる好ましい
作用効果は、 −結晶の形成間にその沈降が全くないこと(これは、沈
降によって成長が妨害されるので結晶が一定に成長する
ことを示唆している)、 −結晶と結晶との衝突及び“増殖(breeding) ”現象に
よる新しい核の形成をもたらす対流流れが全くないこ
と、である。
【0033】無重力とは、重力の影響を排除した状態と
定義される。物体が地球の引力によってもはや影響を受
けないときに、それは無重力の状態にある。無重力の状
態は、例えば物体を軌道に乗せることによって地球の引
力を補償するときに得ることができる。この時に、遠心
力が地球の引力を補償する(衛星飛行)。
【0034】本発明の方法に従えば、結晶化工程は、通
常の地球重力条件下に実施することができる。即ち、こ
の場合には重りの重さg(これは重い物体の自由落下運
動の加速度の尺度でもある)は、9.808m/s2程度で
ある。gは、物体の緯度及び高度に応じて変動すること
を理解されたい。一例として与えた値は、パリ市の緯度
において海水レベルで規定されている。
【0035】本発明によれば、gi は、地球の引力によ
って加速度よりも小さくなる可能性がある。その下限は
厳密なものではなく、できるだけゼロに近付いてよい。
実用上の面から、gi は、10-6g 〜1g好ましくは1
-5g〜1gの範囲内に入る。この範囲は一例として与
えられ、本発明はこれに限定されるものではない。
【0036】地上又は宇宙空間での結晶化工程後に、結
晶は、通常の固液分離法によって特にろ過又は遠心分離
によって地上で分離される。結晶質沈殿物は、不純物特
に構造中に結合又は組み込まれない陽イオン又は陰イオ
ンを除去するために洗浄されるのが有益である。
【0037】得られた沈殿物(“ゼオライト”前駆物質
と記載する)は、シリカと、そして場合によっては次の
一般式(VI) (Si 96-xx )O192 ・4±1(S+- ) (VI) に従った四価元素金属T’の酸化物とを基材とする種類
のゼオライトの結晶質生成物である。式(VI)におい
て、 −xは、0〜12.0好ましくは0〜6.0であり、 −Tは、Si 4+及び次の四価元素T’:Ti、Ge 、Z
r 及び(又は)Sn を表し、そして −S+ は、構造決定剤から生じる陽イオンを表す。より
具体的に言えば、これは、式(III)のアミンから生じる
陽イオン、式(IV)の第四アンモニウム型の陽イオン、
又は窒素原子が燐原子によって置換されたこれらと同じ
化合物を表す。
【0038】製造されたゼオライトがシリカより本質上
なる場合には、該ゼオライト前駆物質は、次の一般式(V
Ia) Si96192 ・4±1(S+- ) (VIa) に従ったシリカ基材ゼオライト型の結晶質生成物であ
る。式(VIa)において、 −S+ は、構造決定剤から生じる陽イオンを表す。
【0039】製造されたゼオライトがシリカと四価元素
の酸化物とよりなる場合には、該ゼオライト前駆物質
は、次の一般式(VIb) (Si96-x T’x )O192 ・4±1(S+- ) (VIb) に従ったシリカと四価元素T’とを基材とするゼオライ
ト型の結晶質生成物である。式(VIb ) において、 −xは、12.0よりも小さく好ましくは0.1〜6.
0であり、 −T’は、次の四価元素:Ti、Ge 、Zr 及び(又
は)Sn を表し、そして −S+ は、構造決定剤から生じる陽イオンを表す。
【0040】式(VI)のゼオライト前駆物質は、取り扱
うのが容易であり、そして焼成操作を受けてゼオライト
の生成をもたらす。焼成操作の前に一般には大気圧下に
30〜100℃の温度において乾燥を実施することも可
能である。
【0041】次いで、焼成が実施されるが、これは、沈
殿物中に含有される構造決定剤の如き有機種を分解させ
るために沈殿物(これは乾燥されていてもよい)を45
0℃を越えた好ましくは500℃を越えた温度に加熱す
ることからなる。
【0042】次の一般式(VII) (Si96-xx )O192 (VII) に従ったシリカとそして場合によっては四価元素T’の
酸化物とを基材としたMFIゼオライトが得られる。式
(VII)において、 −xは、0〜12.0好ましくは0〜6.0であり、そ
して −Tは、Si 4+及び次の四価元素T’:Ti、Ge 、Z
r 及び(又は)Sn を表す。
【0043】本発明の方法では、次の式(VIIa) Si96192 (VIIa) のシリカ基材MFIゼオライト、又は次の式(VIIb) (Si96-x T’x )O192 (VIIb) のシリカと四価元素T’の酸化物とを基材とするMFT
ゼオライトを得ることが可能である。式(VIIb)におい
て、 −xは、12よりも小さく好ましくは0.1〜6.0で
あり、そして −T’は、次の四価元素:Ti、Ge 、Zr 及び(又
は)Sn を表す。本発明の方法によって得られるMFI
ゼオライトは、特にそれらを生じる前駆物質の回折図形
をプロットすることによって同定することができる。
【0044】本発明のゼオライト前駆物質は、斜方晶系
結晶及び表1に記載の如きX−線回折図形を有する。か
かる表には、各々の面間隔(等距離)の極値dhkl が与
えられている。これらは、焼成前のゼオライトの骨格構
造中に組み入れられた元素T’の最低濃度及び最高濃度
(濃度限界)、より具体的に言えば、T’/ (Si +
T’)比(T’=Ti4+ 、Ge 、Zr4+ 及び(又は)S
n4+ )に相当する。
【0045】回折図形は、銅のKα照射による通常の粉
末法を使用してX−線回折計で得ることができる。試料
に特有の面間隔dhkl は、角2θによって表される回折
ピークの部分からブラッグの等式によって計算される。
hkl の測定誤差△ (dhkl)は、ブラッグの等式によっ
て2θを測定する際の絶対誤差△(2θ)の関数として
評価される。±0.20 の絶対誤差△(2θ)は現在許
容されている。dhklの各値に対して割り与えられた相
対強度I/ I0 は、対応する回折ピークの高さから算定
される。その強度を特徴づけるのに次の記号、即ちFF
=極めて強い、F=強い、mF=中程度ないし強い、m
=中程度、mf=中程度ないし弱い、f=弱い、がしば
しば使用される。焼成前のゼオライトの結晶メッシュの
容量V0の値は、元素T’による珪素の置換の関数であ
る。
【0046】得られた主要線を以下の表1
【表1】 に記載する。
【0047】本発明の方法によって得られたゼオライト
は、石油留分の不均化若しくはアルキル化反応、水素化
分解及び水素化又はリホーミングプロセスの如き多くの
反応に触媒作用を及ぼすのに用いることができる。ま
た、本発明の方法によって製造されたゼオライトは、フ
ェノール及びフェノールエーテルをヒドロキシル化する
反応において触媒として使用するのに極めて好適であ
る。使用条件については、フランス特許願第87/15
247号を参照されたい。
【0048】本発明の他の目的、特徴及び詳細は、単に
一例として提供する以下の実施例からより明らかになる
であろう。
【0049】
【実施例】例1 pH調節剤(尿素又はシアナミド)を使用するが添加剤
を使用しない方法によってシリカ基材ゼオライトを製造
するに当たって一連の試験(1a〜1e)を実施した。
形成した反応混合物は、表2
【表2】 に記載のモル組成に相当した。各試験で用いた量は、モ
ル単位で表した組成の1/ 15に相当する。水中に、 −珪素源:PROLABO 社によって販売される(NH42
Si F6 (98重量%以上)、 −構造決定剤:FLUKA 社によって販売されるテトラプロ
ピルアンモニウムブロミドPr4NBr (98%以上)、 −pH調節剤:試験1a〜1bでは尿素(99.5%以
上、MERCK 社)、試験1eではシアナミド(98%以
上、MERCK 社)、 を溶解させることによって反応混合物の溶液を得た。数
滴の28%アンモニアを加えることによって、溶液の初
期pHを表2に記載の値に調節した。幾らかの試験にお
いて核剤を用いたときには、それらは、微粉砕MFIゼ
オライト結晶(即ちゼオシライト)である。表2におい
て%として記載した量は、使用した(NH42 Si F
6 中に含有されるシリカSi O2 の質量に関係する。ポ
リテトラフルオルエタンを被覆したオートクレーブにお
いて、反応混合物を表2に記載の温度及び時間(日数)
で加熱した。得られた結果を表2に示す。収集した固体
の収率ρは、使用したSi O2 を基にして計算され、そ
してゼオライト晶出速度は重量%として表わされてい
る。表2における略語の意味は、次の通りである。 −Mod:pH調節剤 −pHi :初期pH −pHf :最終pH −agit :撹拌 −t℃ :温度℃ 試料を沸騰水中に溶解させることによって不純物を除去
したときの試料の化学分析値は式(VI)に相当し、そし
てX−線回折スペクトルは表1に示される如くである。
【0050】例2 より純粋な結晶を得るためにpHを上げる際の速度を変
更する目的で添加剤(Adj)を含めることが可能である
ことを示す一連の5つの試験を実施した。試験は、2%
の核剤を使用して例1の方法によって実施された。表3
は、1モルの(NH42 Si F6 、0.1モルのPr4
NBr 及び100モルの水を含有する反応混合物中に含
められたpH調節剤又は添加剤のモル数を与えている。
試験当たり使用した量は、モル単位で以下に与えた組成
の1/ 15に相当する。反応混合物は、オートクレーブ
において撹拌せずに170℃で2日間加熱された。得ら
れた結果を表3
【表3】 に示す。
【0051】例3 この例では、酸化珪素基材MFIゼオライトを2つの方
法によって均質媒体中で製造する。即ち、1つの方法は
無重力の状態(3a )でそしてもう1つの方法は地上
(3b )でそれぞれ操作を実施することである。以下に
記載の方法によって2つの同様な反応混合物3a 及び3
b を調製した。7.2gの蒸留水中に、次のもの、 −0.712gの(NH42 Si F6 (99.99重
量%、ALDRICH 社によって販売)、 −0.532gのテトラプロピルアンモニウムブロミド
Pr4NBr (FLUKA 社によって販売)、及び −0.504gのシアナミドN=C−NH2 (FLUKA 社
によって販売)、を連続的に溶解させた。反応媒体のモ
ル単位の組成は、1モルの(NH42 Si F6 、0.
5モルのPr4NBr 、3モルのN=C−NH2 及び10
0モルのH2 Oである。得られた2つの溶液3a 及び3
b を、ポリテトラフルオロエタンで被覆した公称容量1
8mlの2つのオートクレーブに定量的に移した。かく
して充填比は、約45%である。2つのオートクレーブ
を周囲温度において10日間そのままにしておいた。次
いで、溶液3a を収容するオートクレーブを衛星(ミク
ロ重力=10-5g)で23±5℃において無重力の状態
にし次いで1日後に170℃で68時間加熱した(温度
を170℃に上昇させるのに要する時間は2時間40分
である)。次いで、これを28時間内に23±5℃の温
度に冷却させた。これを地上に戻す前にこの最後の温度
で9日間無重力の状態に保ち、そしてこの戻しから2日
後に開いた。溶液3b を収容するオートクレーブも最初
のオートクレーブと同じ操作を同じ時間受けたが、但し
何もかも地上で行われた。2つのオートクレーブを開い
た後に、それらの内容物をろ過し、そして回収した固形
物を様々な方法(検鏡法、X−線、化学分析)によって
分析した。結果を以下の表4
【表4】 に記載する。溶液のpHは、合成の過程で4から9にな
った。
【0052】例4 pH調節剤(尿素又はシアナミド)を使用するが添加剤
を使用しない方法によって、シリカ及び酸化チタンを基
材とするゼオライトの製造について一連の試験(4a 〜
4j )を実施した。調製した反応混合物は、表5
【表5】 に記載のモル組成に相当した。各試験で用いた量は、モ
ル単位で表した組成の1/ 15に相当する。水中に、次
のもの、 −珪素源:PROLABO 社によって販売される(NH42
Si F6 (98重量%以上)、 −チタン源:ALFA社によって販売されるH2 Ti F6
60%水溶液 −構造決定剤:FLUKA 社によって販売されるテトラプロ
ピルアンモニウムブロミドPr4NBr (98%以上)、 −pH調節剤:試験4a 〜4i では尿素(99.5%以
上、MERCK 社)、試験4j ではシアナミド(98%以
上、MERCK 社)、 を溶解させることによって反応混合物の溶液を得た。数
滴の28%アンモニアを加えることによって、溶液の初
期pHを表5に記載の値に調節した。幾らかの試験にお
いて核剤を用いたときには、それらは、微粉砕MFIゼ
オライト結晶である。表5において%として記載した量
は、使用した(NH42 Si F6 中に含有されるシリ
カSi O2 の質量に関係する。ポリテトラフルオルエタ
ンを被覆したオートクレーブにおいて、反応混合物を表
5に記載の温度及び時間(日数)で加熱した。得られた
結果を表5に示す。収集した固体の収率ρは、使用した
Si O2 +Ti O2 に対して計算され、そしてゼオライ
ト晶出速度は重量%として表わされている。表5におけ
る略語の意味は、次の通りである。 −Mod :pH調節剤 −pHi :初期pH −pHf :最終pH −agit :撹拌 −t℃ :温度℃ 試料を沸騰水中に溶解させることによって不純物を除去
したときの試料4c 、4g及び4i の化学分析は、それ
ぞれ0.9、0.4及び17重量%のチタンの存在を示
す。
【0053】例5 より純粋な結晶を得るためにpHを上げる際の速度を変
更する目的でpH調節剤の混合物を用いること又は添加
剤(Adj)を含めることが可能であることを示す一連の
7つの試験を実施した。試験は、2%の核剤を使用して
例4の方法によって実施された。表6は、1モルの(N
42 Si F6 、0.25モルのH2 Ti F6 、0.
1モルのPr4NBr 及び100モルの水を含有する反応
混合物中に含められたpH調節剤又は添加剤のモル数を
与えている。試験当たり使用した量は、モル単位で以下
に与えた組成の1/ 15に相当する。反応混合物は、オ
ートクレーブにおいて撹拌せずに170℃で2日間加熱
された。得られた結果を表6
【表6】 に示す。
【0054】例6 例6における2つの試験は、本発明の方法によって、珪
素元素の他にゲルマニウム元素を含有するMFIゼオラ
イトを製造する方法に相当する。この場合には、相当す
る不溶性ゲルマニウム酸塩の形成を最少限にするために
アルカリ金属又はアルカリ土類金属陽イオンを含有しな
い反応剤で開始するのが好ましい。反応混合物のモル組
成を表7に記載する。各試験で用いた量は、モル単位で
表した組成の1/ 15に相当する。僅かに過剰のHF4
0%水溶液中にGe O2 を溶解させることによってH2
Ge F6 の溶液を調製した。この溶液は、H2 Ge F6
1モル当り約10モルの水を含有していた。これを表7
に記載の割合でH2 Si F6 の31%水溶液(Prolabo
社製で、H2 Si F6 1モル当り約18.5モルの水を
含有する)に加えた。導入したH2Si F6 1モル当り
0.25モルのテトラプロピルアンモニウム及び1.5
モルの尿素を混合物中に溶解させた。次いで、メチルア
ミンの40%水溶液を加えることによって混合物のpH
を4から5にした。かかる溶液は、メチルアミン1モル
当り約2.5モルの水を含有していた。水を加えて50
のH2 O/(Si+Ge)モル比を与えることによって反応混
合物を最終的に完全にした。例4におけるように1%の
核剤を加えた。反応混合物を170℃で1日間加熱し
た。得られた結果を表7
【表7】 に示す。収集した固体の収率ρは、使用したSi O2
Ti O2 の合計を基にして計算され、そしてゼオライト
晶出速度は重量%として表わされている。結晶を熱水で
洗浄してゲルマニウム酸アンモニウム型の不純物を除去
してから、結晶中のゲルマニウム含量を測定した。これ
は、試料6a及び6bにおいてそれぞれ2.5%及び1
0%であることが分った。
【0055】例7 例7における2つの試験は、本発明の方法によって、珪
素元素の他に錫又はジルコニウム元素を含有するMFI
ゼオライトを製造する方法に相当する。例4に記載の方
法によって、H2 Ti F6 をそれぞれNa2Sn F6 及び
Na2Zr F6 ( STREM)によって置き換えて2つの反応混
合物7a及び7b( 試験4gにおけるモル組成に相当す
る)を調製した。反応混合物を170℃で1日間加熱し
た。試験4に記載した条件下での晶出後に、ろ過によっ
て2種の固形物を取得し、そして熱水で洗浄した。X−
線結晶分析によれば、3.1%の錫(試料7a)及び
1.3%のジルコニウム(試料7b)を含有する2種の
MFIゼオライトが示された。
【0056】例8 この例では、酸化珪素及びチタンを基材とするMFIゼ
オライトを2つの方法によって均質媒体中で製造する。
即ち、1つの方法は無重力の状態(8a )でそしてもう
1つの方法は比較として地上(8b )でそれぞれ操作を
実施することである。以下に記載の方法によって2つの
同様な反応混合物8a 及び8b を調製した。7.2gの
蒸留水中に、次のもの、 −0.712gの(NH42 Si F6 (99.99重
量%、ALDRICH 社によって販売)、 −0.532gのテトラプロピルアンモニウムブロミド
Pr4NBr (FLUKA 社によって販売)、及び −0.48gの尿素O=C( NH2)2(99.5%以上、
MERCK社によって販売)、を連続的に溶解させた。この
溶液にH2 Ti F6( ALPHA社によって販売) の53%水
溶液を0.309g加えた。0.04gの28%アンモ
ニア溶液を加えることによってpHを4に調節した。最
後に、この混合物に核剤として作用する0.0024g
のMFT結晶(ゼオシリライト)を加えた。反応媒体の
モル単位の組成は、1モルの(NH42 Si F6
0.25モルのH2 Ti F6 、0.5モルのPr4NBr
、2モルのO=C−( NH2)2 及び100モルのH2
Oである。得られた2つの溶液8a 及び8b を、ポリテ
トラフルオロエタンで被覆した公称容量18mlの2つ
のオートクレーブに定量的に移した。かくして充填比
は、約45%である。2つのオートクレーブを周囲温度
において10日間そのままにしておいた。次いで、溶液
8a を収容するオートクレーブを衛星(ミクロ重力=1
-5g)で23±5℃において無重力の状態にし次いで
1日後に170℃で68時間加熱した(温度を170℃
に上昇させるのに要する時間は2時間40分である)。
最後に、これを28時間内に23±5℃の温度に冷却さ
せた。これを地上に戻す前にこの最後の温度で9日間無
重力の状態に保ち、そしてこの戻しから2日後に開い
た。溶液8b を収容するオートクレーブも最初のオート
クレーブと同じ操作を同じ時間受けたが、但し何もかも
地上で行われた。2つのオートクレーブを開いた後に、
それらの内容物をろ過し、そして回収した固形物を様々
な方法(検鏡法、X−線、化学分析)によって分析し
た。結果を以下の表8
【表8】 に記載する。溶液のpHは、合成の過程で4から8.5
になった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】先に述べたように、T元素の可溶性源は、
2/nTF型(式V)の弗素含有錯体であるのが好
ましい。式(V)において、Mは、プロトン、アルカリ
金属好ましくはナトリウム、アルカリ土類金属好ましく
はカルシウム、周期律表の第VIII族からの遷移金属
特に25〜30の原子番号を持つ元素、アンモニウムイ
オン又は第四アンモニウムの如き原子価nの陽イオンを
表す。式(V)において、nは好ましくは1又は2であ
る。この最後の場合には、下に記載した式(IV)の規
定を参照されたい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明の方法によれば、弗素含有錯体は、
pHが増大するときに次の形式の反応
【化3】 によって加水分解錯体に加水分解される。反応式(1)
に従って得られる八面錯体のmは約3以下から1以上の
数であり、そして反応式(2)に従って得られる四面錯
体のmは約2〜約4の間である。形成された加水分解種
は、重縮合性であり、そしてゼオライトを晶出させるの
に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデリク・ホフネ フランス国サンタマラン、リュ・デ・タン テュリエ、4 (72)発明者 ジャンミシェル・ポパ フランス国ドランシ、リュ・ロジェ・ブル トン、2

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ基材MFIゼオライトの製造に当
    たり、 (1)・M2/n SiF6 錯体(I) (ここで、Mは、プロ
    トン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、
    遷移金属イオン、アンモニウムイオン又は第四アンモニ
    ウムイオンの如き原子価nの陽イオンである)の形態の
    珪素源、 ・反応条件下に水熱分解によってOH- イオンを生じる
    化学剤(Mod)、 ・ゼオライトの生成を指図し且つ安定化する構造決定剤
    (Str)、を次のモル比 ・Mod/(SiF6 2- )=0.25〜8.0、 ・Str/(SiF6 2- )=0.04〜3.0、 で含有する水性均質混合物を調製し、この場合に反応混
    合物の初期pHは0〜6.5とし、 (2)反応混合物を少なくとも120℃の温度に加熱し
    て沈殿物を生成させ、次いでこれを分離し、そして (3)該沈殿物を450℃を越えた温度で焼成してチャ
    ンネルに封入された構造決定剤を除去する、各工程を含
    むことを特徴とするシリカ基材MFIゼオライトの製造
    法。
  2. 【請求項2】 反応混合物に四価元素T’の1つ以上の
    源がM2/n T’F6錯体(II)(ここで、Mは先に記載の
    意味を有しそしてT’はチタン、ゲルマニウム、ジルコ
    ニウム及び(又は)錫を表す)の形態で加えられること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 T’F6 /(SiF6 2- +T’F6 2-
    のモル比が0.001〜0.50好ましくは0.005
    〜0.25であることを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 pH調節剤が反応混合物に含められるこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 Adj/SiF6 2- のモル比が0〜8.
    0好ましくは0〜6.0であることを特徴とする請求項
    4記載の方法。
  6. 【請求項6】 Mod/SiF6 2- のモル比が1.0〜
    4.0であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 Str/SiF6 2- のモル比が0.08
    〜1.5であることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応混合物中のH2 O/SiF6 2- のモ
    ル比が15〜300好ましくは25〜200であること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応混合物のpHが2.0〜5.5であ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 pHが、アンモニア、メチルアミン、
    ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジ
    エチルアミン及びトリエチルアミンよりなる群から選択
    される塩基を加えることによって調節されることを特徴
    とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 珪素源が弗化珪酸、又はアルカリ金
    属、アルカリ土類金属若しくはアンモニウムの弗化珪酸
    塩であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 四価元素の源がアルカリ金属、アルカ
    リ土類金属若しくはアンモニウムの弗化チタン酸塩、弗
    化ゲルマニウム酸塩、弗化ジルコン酸塩及び(又は)弗
    化錫酸塩であることを特徴とする請求項1〜11のいず
    れかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 式(I)及び式(II)の錯体が、元素
    Si及びT’の酸化物又は水酸化物を弗化水素酸中に溶
    解させることによって得られることを特徴とする請求項
    11又は12記載の方法。
  14. 【請求項14】 pH調節剤が、尿素、置換尿素、チオ
    尿素、置換チオ尿素、シアナミド、置換シアナミド、ヘ
    キサメチレンジアミン又はメラミンであることを特徴と
    する請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 pH調節剤が尿素であることを特徴と
    する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 添加剤ないしpH調節剤がホルムアル
    デヒド又は塩であることを特徴とする請求項1〜15の
    いずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 構造決定剤が、 −式(III) 【化1】 [式中、R1 、R2 、R3 は、同種又は異種であってよ
    く、そして1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖
    アルキル基好ましくはプロピル又はブチル基を表す」の
    第三アミン、 −式(IV) 【化2】 [式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、同種又は異種であ
    ってよく、そして1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は
    分枝鎖アルキル基好ましくはプロピル又はブチル基を表
    す]の第四アンモニウム塩、 −窒素原子が燐原子によって置換された式(III)及び式
    (IV)の化合物、よりなる群から選択されることを特徴
    とする請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 MFIゼオライト結晶が結晶核として
    加えられることを特徴とする請求項1〜17のいずれか
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】 ゼオライトが、反応混合物を120〜
    250℃好ましくは140〜200℃の温度に加熱する
    ことによって晶出されることを特徴とする請求項1〜1
    8のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 ゼオライトが、地球重力若しくはミク
    ロ重力の条件下に又は無重力の状態において晶出される
    ことを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 重力が10-6g〜1g好ましくは10
    -6g〜1gの範囲内になるような条件下で、ゼオライト
    が晶出されることを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 反応媒体の最終pHが6.5〜12.
    0好ましくは7.0〜10.0であることを特徴とする
    請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
JP3240241A 1990-08-29 1991-08-28 シリカ及び場合によっては四価元素の酸化物を基材とするゼオライトの製造法 Withdrawn JPH06340416A (ja)

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