JPH06339050A - 鏡筒ロック機構 - Google Patents

鏡筒ロック機構

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Publication number
JPH06339050A
JPH06339050A JP5128889A JP12888993A JPH06339050A JP H06339050 A JPH06339050 A JP H06339050A JP 5128889 A JP5128889 A JP 5128889A JP 12888993 A JP12888993 A JP 12888993A JP H06339050 A JPH06339050 A JP H06339050A
Authority
JP
Japan
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lens barrel
lock
pair
lock mechanism
locked
Prior art date
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Pending
Application number
JP5128889A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Michimori
厚司 道盛
Hideaki Kikuchi
英明 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5128889A priority Critical patent/JPH06339050A/ja
Publication of JPH06339050A publication Critical patent/JPH06339050A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の全長が短く、かつ薄型の手振れ補
正装置のための、鏡筒ロック機構を得る。 【構成】 筐体と、レンズ部と撮像素子とを保持する鏡
筒と、この鏡筒をピッチング方向、及びヨーイング方向
に回動自在に支持する支持体と、上記鏡筒を上記の2方
向へ回動させるアクチュエータと、上記鏡筒の回動を係
止するロック機構を備えた撮影装置において、鏡筒の外
周に一対のロックピンを配設し、この一対のロックピン
を結ぶ方向に、それぞれ当接・離間する一対のロックア
ーム備えている。また、一対のロックピンを、ピッチン
グ軸またはヨーイング軸を通る平面内の鏡筒外周上に配
設し、この一対のロックピンを結ぶ方向に、それぞれ当
接・離間する一対のロックアームを備え、上記ロックピ
ンまたはロックアームの当接部が回動軸を中心とした円
弧状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画振れ補正装置を備え
たビデオカメラ等の撮影装置における鏡筒ロック機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】被写体画像を磁気テープ上へ連続記録す
るためのビデオカメラは、軽量化、ポータブル化によっ
て、業務用のみならず、家庭用としても近年著しい普及
を示している。ビデオカメラは、被写体の動きに合わせ
て、あるいは使用者の意志等にしたがって被写体に対す
る距離や角度を、連続的に、または断続的に変化させた
り停止させながら所望の画像を得るものであるが、こう
した動作に起因して、画面上にいわゆる画振れが生じる
という問題があった。この画振れの悪影響を除去するた
めに、これまでいくつかの対策が講じられてきた。
【0003】図13は例えば特開昭63ー276373
号公報に示された従来の画振れ補正機構を備えたビデオ
カメラを示す側面図である。図において、1は筺体、2
はレンズ部20と撮像素子21が固定されている鏡筒
で、5は鏡筒2を光軸22に垂直で、かつ鉛直な第1回
動軸52回り(ヨーイング方向の回転)に回動自在に支
持する支持手段としての第1支持体で、50は上記鏡筒
2を上記第1支持体5に対して回動させる駆動手段とし
ての第1アクチュエータであり、6は上記第1支持体5
を光軸22に垂直で、かつ水平な第2回動軸62回り
(ピッチング方向の回転)に回動自在に支持して筺体1
に固定するための支持手段としての第2支持体で、60
は上記第1支持体5を上記第2支持体6に対して回動さ
せる駆動手段としての第2アクチュエータである。
【0004】51、61はそれぞれヨーイング方向、ピ
ッチング方向の鏡筒2の角速度を検出するセンサーで、
鏡筒2に固着されている。70はアクチュエータ50、
60を制御するための制御回路。75は撮像素子3から
電気信号を読みだして映像信号を得るための映像回路で
ある。
【0005】27は鏡筒2の後部に設けられたロックピ
ンで、32は筺体1に固定されたロック基盤31に取り
付けられたモーターで、ウォームギヤ35が圧入されて
いる。図14は図13のロック機構を示す詳細図であ
り、図において、36はロック基盤31上に軸支され、
上記ウォームギヤ35と噛み合っている減速ギヤであ
り、37はロック基盤31上に軸支され、上記減速ギヤ
36と噛み合っているカムギヤである。このカムギヤ3
7には、表裏にそれぞれ第1カム溝37a、第2カム溝
37bが形成されている。
【0006】44はロック基盤31上に軸支された第1
ロックアームで、第1カム溝37aと係合するピン44
aが立設され、ばね81によって図中J方向へ付勢され
てピン44aが第1カム溝37aの内周側壁面に当接し
ている。45もロック基盤31上に軸支された第2ロッ
クアームで、第2カム溝37bと係合するピン45aが
立設され、ばね82によって図中K方向へ付勢されてピ
ン45aが第2カム溝37bの内周面壁面に当接してい
る。ここで、第1ロックアーム44と、第2ロックアー
ム45は、その動作時に互いに重なり得るように、高さ
が異なる面内に構成されている。44b、45bは、そ
れぞれ第1及び第2ロックアーム44、45の一端に形
成されたU字状部である。
【0007】以上のように、2枚のロックアームが重な
るように構成されているのでロック機構の厚さ寸法Dは
大きく、また、装置全体の長さはロック機構の厚さ寸法
Dだけ大きくなる。
【0008】次に動作について説明する。図13にて、
被写体からの光22は鏡筒2に入射してレンズ部20を
通って撮像素子21の撮像面に結像する。撮像素子21
によって光学像は電気的情報に変換されて映像回路75
によって逐次読み出されて映像信号を得る。
【0009】いま、撮影中に筺体1がヨーイング方向に
手振れ等によって揺れたとすると、この揺れをセンサー
51で検出して、この出力が常にゼロに近づくように制
御回路70が第1アクチュエータ50へ電源を供給し、
空間座標に対する鏡筒2の揺れを制御することで撮影画
像の振れを減少させる。また、筺体1がピッチング方向
に揺れたとすると、同様にこの揺れをセンサー61が検
出して、この出力が常にゼロに近づくように制御回路7
0が第2アクチュエータ60へ電源を供給し、鏡筒2の
揺れを制御することで撮影画像の揺れを減少させる。
【0010】このように、筺体1が任意の方向に揺れた
場合でも、この揺れ成分はヨーイング方向とピッチング
方向に分解され、第1アクチュエータ50と第2アクチ
ュエータ60を駆動することで揺れの少ない画像を得る
ことができる。
【0011】次に、画振れ補正動作を必要としない場合
に、鏡筒2を筐体1に対して係止する動作について説明
する。図14は係止解除状態のロック機構を示してお
り、ここで、スイッチ100を操作すると、制御回路7
0はモーター32に電源を供給する。モーター32の回
転力は減速ギヤ36を介してカムギヤ37に伝達され
る。このカムギヤ37が回転すると第1及び第2カム溝
37a、37bの変位に応じて第1及び第2ロックアー
ム44、45はそれぞれ図中J方向とK方向に回動し
て、U字状部44b、45bでロックピン27を挟持
し、図15の状態に達し、鏡筒2は筺体1に対して中立
位置で係止される。
【0012】次に係止解除動作について説明する。図1
5の状態でスイッチ100の操作によってモーター32
に電源が供給され、今度はモーター32を前述とは逆に
回転させて、第1及び第2ロックアーム44、45がロ
ックピン27から離間し、図14の係止解除状態に達
し、鏡筒2が回動可能な状態となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
鏡筒ロック機構は、鏡筒2の後部に設けられているの
で、装置全体の全長が大きくなるという問題があった。
【0014】また、係止は必ず中立位置になるように動
作するので、撮影中に係止動作をすると、画面が急に動
き、違和感があるという問題があった。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、装置全体の全長が短く、か
つ薄型の手振れ補正装置のため、鏡筒ロック機構を得る
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鏡筒ロック
機構は、一対の被係止部を、鏡筒の外周に形成し、この
被係止部とそれぞれ当接・離間し、かつその作用方向が
上記一対の被係止部を結ぶ方向に構成された一対の係止
手段を備えたものである。
【0017】また、第1回動軸または第2回動軸を通る
平面内で、かつその平面内の回動軸に対して略対称位置
に一対の係止部を形成し、この被係止部とそれぞれ当接
・離間し、かつその作用方向が上記一対の被係止部を結
ぶ方向に構成された一対の係止手段を備えたものであ
る。
【0018】
【作用】本発明に係る鏡筒ロック機構は、一対の被係止
部に、一対の係止手段が係脱して筐体に対して鏡筒を係
止または係止解除をする。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例1について説明する。
図1、図2は本発明の鏡筒ロック機構を適用した画振れ
補正装置を備えたビデオカメラの構成図で、図3、図4
は要部拡大図で、図5、6は原理説明図である。前記従
来のものと同一または、相当部分には同一符号を付し
た。図において、1は筺体、2はレンズ部20と撮像素
子21が固定されている鏡筒で、5は鏡筒2を第1回動
軸としてのピッチング回動軸52回りに回動自在に支持
する第1支持体であり、このピッチング軸52は光軸2
2に対して垂直に構成されている。50は鏡筒2を第1
支持体5に対して回動させる駆動手段としての第1アク
チュエータで、コイル501とマグネット502で構成
されている。6は上記第1支持体5を第2回動軸として
のヨーイング軸62回りに回動自在に支持する第2支持
体であり、このヨーイング軸62は光軸22と垂直で、
かつピッチング軸52とも垂直に構成されている。60
は上記第1支持体5を上記第2支持体6に対して回動さ
せる駆動手段としての第2アクチュエータで、コイル6
01とマグネット602で構成されている。上記第1支
持体5と第2支持体6によって鏡筒2をピッチング方向
・ヨーイング方向いずれの方向へも回動自在に支持する
支持手段10を構成する。
【0020】51、61はそれぞれピッチング方向、ヨ
ーイング方向の鏡筒2の角速度を検出する角速度センサ
ーで、鏡筒2に固着されている。70はアクチュエータ
50、60及びモーター32を制御するための制御回
路。75は撮像素子21から電気信号を読みだして映像
信号を得るための映像回路である。
【0021】図4において、平面Pは、ヨーイング軸6
2が通り、かつ光軸22に垂直な平面である。25、2
6は鏡筒2の外周上であって、かつ上記平面P内に植設
された、被係止部としての一対のロックピンで、図のよ
うにヨーイング軸62と略平行に、かつヨーイング軸に
対して対称に形成されている。
【0022】次に、ロック機構の構成について図3で説
明する。図において、31は第2支持体6に固定された
ロック基板で、32はこのロック基板31に固定された
モータで、ウォームギヤ35が圧入されている。37は
上記ロック基板31に軸支されたカムギヤで、第1カム
溝37aと第2カム溝37bが形成されている。36
0、361は同じくロック基板31に軸支されて、ウォ
ームギヤ35から、カムギヤ37へ動力を伝達するギヤ
である。
【0023】44は係止手段としての第1ロックアーム
で、ロック基板31に一端が軸380に軸支され、他端
には当接部としてのV字部44aが形成されている。8
4は第1伝達部材で、第1カム溝37aに係合するピン
84aが立設されるとともに、一端が第1ロックアーム
44と同軸にロック基板31に軸支されている。45は
係止手段としての第2ロックアームで、ロック基板31
に一端が軸390に軸支され、他端には当接部としての
V字部45aが形成されている。85は第2伝達部材
で、第2カム溝37bに係合するピン85aが立設され
るとともに、一端が第2ロックアーム45と同軸にロッ
ク基板31に軸支されている。
【0024】81は第1ロックアーム44に形成された
ばねかけ44cと第1伝達部材84に形成されたばねか
け84bとを挟時するように構成されたばねで、第1ロ
ックアーム44と第1伝達部材84が、軸380を軸と
して何れの方向へ互いに相対変位しても中立位置へ付勢
する。82は同様に第2ロックアーム45のばねかけ4
5cと第2伝達部材85のばねかけ85bとを挟時する
ように構成されたばねで、第2ロックアーム45と第2
伝達部材85が、軸390を軸として何れの方向へ互い
に相対変位しても中立位置へ付勢する。
【0025】次に動作について説明する。被写体からの
光は鏡筒2に入射してレンズ部20を通って撮像素子2
1の撮像面に結像する。撮像素子21によって光学像は
電気的情報に変換されて映像回路75によって逐次読み
出されて映像信号を得る。
【0026】いま、撮影中に筺体1がヨーイング方向に
手振れ等によって揺れたとすると、この揺れをセンサー
51で検出して、この出力が常にゼロに近づくように制
御回路70が第1アクチュエータ50へ電源を供給し、
空間座標に対する鏡筒2の揺れを制御することで撮影画
像の振れを減少させる。また、筺体1がピッチング方向
に揺れたとすると、同様にこの揺れをセンサー61が検
出して、この出力が常にゼロに近づくように制御回路7
0が第2アクチュエータ60へ電源を供給し、鏡筒2の
揺れを制御することで撮影画像の揺れを減少させる。
【0027】このように、筺体1が任意の方向に揺れた
場合でも、この揺れ成分はヨーイング方向とピッチング
方向に分解され、第1アクチュエータ50と第2アクチ
ュエータ60を駆動することで揺れの少ない画像を得る
ことができる。
【0028】次に、画振れ補正動作を必要としない場合
に、鏡筒2を係止する動作について説明する。はじめ
に、鏡筒2の回動動作と、それに伴うロックピン25、
26の動きについて説明する。図5、図6は図4を矢印
A方向から見た図を示しており、まず図5のように、鏡
筒2がヨーイング方向に回動した場合は、第1、第2ロ
ックピン25、26はヨーイング軸62を中心として円
弧運動する。通常、鏡筒2の回動範囲は±5゜程度であ
り、この範囲に限定するとロックピン25、26は互い
に逆方向に略光軸22に沿って直線的に移動するとみな
すことができる。
【0029】また、図6のように、鏡筒2がピッチング
方向に回動した場合には、第1、第2ロックピン25、
26はピッチング軸52を中心に円弧運動する。ここで
も、ヨーイング方向と同様に、鏡筒2の回動範囲は±5
゜程度であり、この範囲に限定するとロックピン25、
26は互いに略光軸22に沿って直線的に移動するとみ
なすことができる。
【0030】したがって、第1、第2ロックピン25、
26の光軸22の方向への移動を規制することで、鏡筒
2はヨーイング方向、ピッチング方向いずれの方向も規
制することができ、鏡筒2を筺体1に対して係止でき
る。
【0031】次に、実際の係止動作について説明する。
図3(a)はロック解除状態を示している。ここで、ス
イッチ100を操作すると、制御回路70がモータ32
を回転させる。この回転はウォームギヤ35からギヤ3
60、361を介して、カムギヤ37へ伝達される。カ
ムギヤ37が図中矢印L方向へ回転すると、第1、第2
カム溝37a、37bの変位に応じて、第1、第2の伝
達部材84、85は、それぞれ第1、第2ロックアーム
44、45と一体に図中M方向と、N方向へ揺動する。
やがて、第1V字部44aが第1ロックピン25に、第
2V字部45aが第2ロックピン26に当接しはじめ、
鏡筒2がどのような回動位置にあっても、第1ロックピ
ン25が第1V字部44aの傾斜に、また第2ロックピ
ン26が第2V字部45aの傾斜に案内されて、いずれ
もV字の頂点に達し、第1、第2ロックアーム44、4
5は停止する。
【0032】さらに、カムギヤ37が回転すると、第1
ロックアーム44と第1伝達部材84とが相対的にずれ
を生じながら、さらに第1伝達部材84が揺動し、ばね
81によって第1ロックアーム44はロックピン25に
押圧される。同様に、第2ロックアーム45と第2伝達
部材85とが相対的にずれを生じながら、さらに第2伝
達部材85が揺動し、ばね82によって第2ロックアー
ム45はロックピン26に押圧される。
【0033】所定の位置までカムギヤ37が回動する
と、モータ32が停止して鏡筒係止動作を完了し、図3
(b)の状態に達する。
【0034】以上のように、鏡筒2がピッチング方向、
ヨーイング方向のいかなる方向に変位していても、ロッ
クピン25、26を、第1V字部44a、第2V字部4
5aによって、押圧することによって、鏡筒2を筐体1
に対して中立位置に係止することができる。
【0035】また、第1、第2ロックアーム44、45
の作用方向を、第1、第2ロックピン25、26を結ぶ
軸線と一致させたので、押圧は一対のロックピン25、
26のなかで閉じる。したがって、押圧が支持手段10
に加わって変形させる等の不具合が生じない。
【0036】また、第1、第2ロックアーム44、45
を同一平面内に配置したので、動作時に互いに重なるこ
とがなく、ロック機構の厚さ(図2h寸法)を可及的に
薄くすることができ、装置全体の高さ(図2H寸法)を
小型化できる。
【0037】次に、係止解除動作について説明する。図
3(b)の状態において、スイッチ100を操作する
と、制御回路70がモータ32をロック動作時とは逆に
回転させ、カムギヤ37が図中矢印L方向へ回転し、第
1、第2カム溝37a、37bの変位に応じて、第1、
第2伝達部材84、85がそれぞれ図中矢印P、R方向
へ揺動する。やがて、第1、第2ロックアーム44、4
5がそれぞれ第1、第2伝達部材84、85と一体に矢
印P、R方向へ揺動し、第1、第2V字部44a、45
aが、それぞれ第1、第2ロックピン24、25と離間
する。所定のカムギヤ37の回転位置に達するとモータ
32が停止し、図3(a)の状態に復帰して、係止解除
動作を完了する。
【0038】なお、上記実施例1では、第1V字部44
aと第2V字部45aは互いに離間する方向へ可動し
て、ロックピン25、26に当接・押圧する構成とした
が、逆に、ロックピン25、26の外側にロックアーム
44、45を設け、ロックピン25、26を挟持するよ
うに第1V字部44a、第2V字部45aが押圧する構
成としてもよい。
【0039】実施例2.実施例1では被係止部を鏡筒に
植設した2本のピンで構成したが、鏡筒に凸状に形成さ
れ、両端に一対の当接部を有する一体形の被ロック部材
で構成してもよい。
【0040】図7、図8は実施例2のロック機構の要部
拡大図である。本実施例において、鏡筒2、第1支持体
5、第2支持体6、ピッチング軸52、ヨーイング軸6
2、第1アクチュエータ50、第2アクチュエータ6
0、第1ロックーアーム44、第2ロックアーム45、
第1伝達部材84、第2伝達部材85、角速度センサー
51、61、制御回路70、映像回路75、ロック基板
31、モータ32、ウォームギヤ35、カムギヤ37、
ばね81、82などの構成は上記実施例1と同じなので
説明を省略する。
【0041】平面Pは、光軸22に垂直でかつヨーイン
グ軸62が通る平面である。25は、鏡筒2の外周上で
あって、かつ上記平面P内に形成された被ロック部材
で、左端に第1当接部25a、右端に第2当接部25b
を有し、図のように、鏡筒2の下側へ突出して形成され
ている。
【0042】動作は、実施例1と同様であるので、簡単
に説明する。図8(a)係止解除状態で、モータ32の
回転に応じて、第1ロックアーム44、第2ロックアー
ム45が図中Q方向、R方向へ揺動し、第1V字部44
a、第2V字部45aが、それぞれ第1当接部25a、
第2当接部25bと当接して、被ロック部材25を挟持
して、図8(b)の状態に達して鏡筒2の係止を完了す
る。
【0043】係止解除動作は、上記と逆方向にモータ3
2が回転し、第1ロックアーム44と、第2ロックアー
ム45がそれぞれ図中M、N方向へ揺動し、第1V字部
44aと第1当接部25a、ならびに第2V字部44b
と第2当接部25bが離間して、図8(a)の状態に復
帰して、係止解除動作を完了する。
【0044】なお、上記実施例1、2は、ピッチング軸
52とヨーイング軸62が同一平面上にない構成とした
が、これに限らず、同一平面上に存在していてもよい。
【0045】実施例3.実施例1、2では、ヨーイング
軸を通る平面に一対のロックアームを植設した例を示し
たが、これに限らず任意の位置に配置してもよい。
【0046】図9は実施例3のロック機構の要部拡大図
である。図において、25、26は鏡筒2の外周上であ
って、かつ光軸22に垂直な平面内に存在する第1、第
2ロックピンで、図に示すようにヨーイング軸よりも所
定量Zだけ前方に形成されている。
【0047】ここで、図10にて第1、第2ロックピン
25、26の動きについて説明する。鏡筒2がヨーイン
グ方向へ回動した場合、一対のロックピン25、26は
ヨーイング軸62を中心として図中矢印のように円弧運
動するが、微小角度の変位の場合は、上記ロックピン2
5、26は左右方向、すなわち光軸22に垂直な方向へ
変位するとみなせる。そこで、上記ロックピン25、2
6を鏡筒2の左右から狭持するように規制すれば、鏡筒
2のヨーイング方向の回動を係止できる。
【0048】また、図11のように、鏡筒2がピッチン
グ方向に回動した場合には、上記ロックピン25、26
はピッチング軸52を中心に円弧運動するが、回動軸か
らの距離Dが小量の場合には、上記ロックピン25、2
6は前後方向へ変位するとみなせる。そこで、上記ロッ
クピン25、26を鏡筒2の左右から狭持して前後の動
きを規制すれば、鏡筒2のピッチング方向の回動を係止
できる。
【0049】実際の係止動作については、実施例1また
は2と同様であるので、説明を省略する。
【0050】このように、一対の被係止部を回動軸から
ずらして任意に配置しても、鏡筒2のピッチング方向、
ヨーイング方向、いずれの回動も係止できるロック機構
を得ることができるので、支持手段10と重ならない位
置に配置することができ、装置全体を可及的に小型化で
きる。
【0051】実施例4.実施例1、2、3では、ロック
アームにV字部を設け、このV字部をロックピンと係合
させる例を示したが、ロックアームに略円弧状の当接部
を設け、この当接部をロックピンに当接、押圧して、係
止する構成としてもよい。
【0052】図12は実施例4のロック機構の要部拡大
図である。本実施例において、鏡筒2、第1支持体5、
第2支持体6、ピッチング軸52、ヨーイング軸62、
第1アクチュエータ50、第2アクチュエータ60、第
1伝達部材84、第2伝達部材85、角速度センサー5
1、61、制御回路70、映像回路75、ロック基板3
1、モータ32、ウォームギヤ35、カムギヤ37、ば
ね81、82などの構成は上記実施例1と同じであり説
明を省略する。
【0053】また、第1ロックピン25、第2ロックピ
ン26も、ヨーイング軸62が通る平面P内に、実施例
1と同様に構成されている。
【0054】44は係止手段としての第1ロックアーム
で、ロック基板31に一端が軸支され、他端にはヨーイ
ング軸62を中心とした当接部としての円弧部44bが
形成されている。45は係止手段としての第2ロックア
ームで、ロック基板31に一端が軸支され、他端には同
じくヨーイング軸62を中心とした当接部としての円弧
部45bが形成されている。
【0055】次に動作について説明する。画振れ補正動
作については、前述の実施例1と同様であるので説明を
省略し、鏡筒2を係止する動作について説明する。図1
2(a)の状態において、スイッチ100を操作する
と、制御回路70がモータ32を回転させ、カムギヤ3
7を図中矢印P方向へ回転させる。この回転に応じて、
第1、第2伝達部材84、85と、第1、第2ロックア
ーム44、45は図中矢印Q方向とR方向へ揺動し、や
がて、第1円弧部44bが第1ロックピン25に、第2
円弧部45bが第2ロックピン26に当接し、第1、第
2ロックアーム44、45が停止する。
【0056】さらに、カムギヤ37が回転すると、第1
ロックアーム44と第1伝達部材84とが相対的にずれ
を生じながら、第1伝達部材84が揺動し、ばね81に
よって第1ロックアーム44はロックピン25に押圧さ
れる。同様に、第2ロックアーム45と第2伝達部材8
5とが相対的にずれを生じながら、さらに第2伝達部材
85が揺動し、ばね82によって第2ロックアーム45
をロックピン26に押圧する。所定の位置までカムギヤ
37が回転すると、モータ32が停止して、図12
(b)の状態に達して鏡筒の係止動作を完了する。
【0057】以上のように、鏡筒2がピッチング方向、
ヨーイング方向のいかなる方向に変位していても、ロッ
クピン25、26に、第1円弧部44b、第2円弧部4
5bを押圧して係止することによって、鏡筒2を筐体1
に対して任意の位置で係止することができる。
【0058】係止解除する際は、図12(b)の状態に
おいて、スイッチ100を操作すると、制御回路70が
モータ32をロック動作時とは逆に回転し、以下実施例
2と同様に動作して、図12(a)の状態に復帰して、
係止解除動作を完了する。
【0059】以上のように実施例4によれば、鏡筒2が
ピッチング方向、ヨーイング方向に変位した状態にて、
本ロック機構を動作させれば、任意の方向を保持した状
態にて鏡筒2を係止することができる。
【0060】なお上記実施例4では、ロックアーム4
4、45はロックピン25、26を外側から挟持するよ
うに当接・押圧する構成としたが、内側から当接・押圧
する構成としてもよい。
【0061】また上記実施例4では、第1ロックピン2
5、第2ロックピン26を、光軸22に垂直でヨーイン
グ軸62を含む平面P内に形成したが、これに限らずピ
ッチング軸52を含む平面内に形成されてもよい。
【0062】また上記実施例4では、係止手段としての
ロックアーム側に円弧状の当接部を設けたが、鏡筒側の
被係止部をピンではなく、円弧状の形状としてもよい。
【0063】
【発明の効果】この発明によれば、鏡筒ロック機構を前
述のように構成してので、次のような効果を奏する。
【0064】請求項1の発明によれば、光軸に垂直でか
つピッチング軸またはヨーイング軸を通る平面内に形成
された一対の被係止部と、この被係止部とそれぞれ当接
・離間し、かつその作用方向が上記一対の被係止部を結
ぶ方向に構成された一対の係止手段とを設けたので、装
置全体の全長を増すことのないロック機構を得ることが
できる。
【0065】請求項2の発明によれば、装置全体の全長
を増すことのない小形のロック機構を得られる効果以外
に、任意の位置で鏡筒を係止することができ、撮影中に
係止しても画面上に違和感のないロック機構を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のロック機構を備えたビデオカメラの
構成図である。
【図2】実施例1のロック機構を備えたビデオカメラの
構成図である。
【図3】実施例1のロック機構の要部拡大図である。
【図4】実施例1のロック機構の要部拡大図である。
【図5】実施例1のロック機構の原理説明図である。
【図6】実施例1のロック機構の原理説明図である。
【図7】実施例2のロック機構の要部拡大図である。
【図8】実施例2のロック機構の要部拡大図である。
【図9】実施例3のロック機構の要部拡大図である。
【図10】実施例3のロック機構の原理説明図である。
【図11】実施例3のロック機構の原理説明図である。
【図12】実施例4のロック機構の要部拡大図である。
【図13】従来の面振れ補正装置を備えたビデオカメラ
を示す側面図である。
【図14】図13のロック機構を示す詳細図である。
【図15】従来のビデオカメラのロック機構を示す詳細
図である。
【符号の説明】
1 筺体 2 鏡筒 5 第1支持体 6 第2支持体 10 支持体 20 レンズ部 22 光軸 25、26 ロックピン 32 モータ 44 第1ロックアーム 44a V字部(当接部) 44b 円弧部(当接部) 45 第2ロックアーム 45a V字部(当接部) 45b 円弧部(当接部) 50 第1アクチュエータ 52 ピッチング軸(第1回動軸) 60 第2アクチュエータ 62 ヨーイング軸(第2回動軸)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、被写体からの光を結像させるレ
    ンズ部と撮像素子とを保持する鏡筒と、上記鏡筒をピッ
    チング方向、及びヨーイング方向に回動自在に支持する
    支持手段と、上記鏡筒を上記2軸回りに回動させる鏡筒
    駆動手段と、上記鏡筒の回動を係止するロック機構を備
    えた撮影装置において、鏡筒の外周に形成された一対の
    被係止部と、この被係止部とそれぞれ当接・離間し、か
    つその作用方向が上記一対の被係止部を結ぶ方向に構成
    された一対の係止手段を備えたことを特徴とする鏡筒ロ
    ック機構。
  2. 【請求項2】 筐体と、被写体からの光を結像させるレ
    ンズ部と撮像素子とを保持する鏡筒と、上記鏡筒をピッ
    チング方向、及びヨーイング方向に回動自在に支持する
    ために、光軸に略垂直でかつ互いに略直交した第1と第
    2の回動軸を有する支持手段と、上記鏡筒を上記2軸回
    りに回動させる鏡筒駆動手段と、上記鏡筒の回動を係止
    するロック機構を備えた撮影装置において、一対の被係
    止部が第1回動軸または第2回動軸を通る平面内で、か
    つその平面内の回動軸に対して略対称位置に形成され、
    この被係止部とそれぞれ当接・離間し、かつその作用方
    向が上記一対の被係止部を結ぶ方向に構成された一対の
    係止手段を備え、上記被係止部または係止手段の当接部
    が、上記回動軸を中心として略円弧状に形成されたこと
    を特徴とする鏡筒ロック機構。
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