JP2007102036A - ステージ装置のロック機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ステージ板60、61に突設された一対の係合部材90、91と、対応する係合部材と弾性変形しながら係脱可能な弾性式係合部137、S2を有する一対のロック部材110、111と、ステージ板が非作動状態になったとき、一対のロック部材を対応する一対の係合部材と係合する係合位置に移動させるロック時駆動手段と、ステージ板が作動状態になったとき、一対のロック部材を対応する一対の係合部材から離間する非係合位置に移動させるアンロック時駆動手段S1と、を備える。
【選択図】 図7
Description
このロック機構は、ステージ板の後面に突設された円柱形状の一つのボスと、ステージ板の背後に設けられた、ボスを挟んで対峙する第1当接部材及び第2当接部材とを備えている。第1当接部材及び第2当接部材は共にステージ板と平行な方向に直線移動可能である。
ステージ板が手振れ補正を行わない非作動状態になると、第1当接部材及び第2当接部材が互いに接近するロック位置まで移動する。すると、第1当接部材及び第2当接部材の対向面に形成した略半円形の係合凹部が上記ボスを挟み込むので、第1当接部材及び第2当接部材によってステージ板がロックされる。
しかしこのように強い力で接触させるためには、ロック機構の駆動手段を大型化させなければならないので、ロック機構及びステージ装置が大型してしまう。
さらに、ロック部材に弾性式係合部を設け、この弾性式係合部によって係合部材を係止するので、係合部材の位置が設計位置から多少ずれていても、ロック部材を係合位置に移動させた際に各ロック部材は各係合部材に確実に係合する。
まずは本発明であるロック機構100を装着する手振補正装置30について説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ20内には、複数のレンズL1、L2、L3からなる光学系が配設されており、レンズL3の後方には手振補正装置30が配設されている。
図2から図6に示すように手振補正装置30は、軟鉄等の磁性体からなる正面視横長方形の前側固定支持基板31と、正面形状が前側固定支持基板31と同一で軟鉄等の磁性体からなる後側固定支持基板(固定支持基板)32を備えている。前側固定支持基板31と後側固定支持基板32の対向面の四隅近傍同士は、前後方向に延びる4本の円柱形状の支柱36によって連結されており、前側固定支持基板31と後側固定支持基板32は互いに平行をなしている。前側固定支持基板31の中央部には方形の取付孔33が穿設されており、この取付孔33には取付孔33と同形状の透光性材料からなる赤外線カットフィルタ34が嵌合固定されている。図2に示すように、前側固定支持基板31の3カ所には貫通孔が穿設されており、各貫通孔には取付ねじ35が挿入されている。さらに、各取付ねじ35は、デジタルカメラ20のカメラボディ内面に形成された3つの雌ねじ孔(図示略)に螺合され、取付ねじ35の螺合量を調整することにより、前側固定支持基板31のカメラボディに対する傾斜角度が調整される。
一方、前側固定支持基板31の後面の下端部には、S極とN極がY方向に並ぶ一対のY用磁石MYが固定されている。これら左右のY用磁石MYは互いにX方向に並んでおり、両者のY方向位置は一致している。そして、図4から図6に示すように、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32が左右のY用磁石MYの磁束を通すことにより、左右のY用磁石MYと後側固定支持基板32の対向部の間にY用磁気回路が形成されている。即ち、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32はヨークとして機能している。
従って電気基板60及び補強板61は、図2に示す初期位置から、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32に対してX方向及びY方向と平行な(光軸Oに直交する)XY平面上を移動可能である。さらに、電気基板60と前側固定支持基板31の間には、図示を省略した移動範囲規制手段が設けられている。この移動範囲規制手段の働きによって、電気基板60及び補強板61の前側固定支持基板31に対する相対移動可能な範囲は一定の範囲に制限されている。
電気基板60の前面には、CCD65を囲むCCDホルダ67が気密状態で固着されている。CCDホルダ67の前壁には窓孔68が穿設されている。そして、CCDホルダ67の前壁とCCD65の間には光学ローパスフィルタ69が嵌合固定されており、光学ローパスフィルタ69とCCDホルダ67の前壁の間は気密状態が保たれている。そして、CCD65の撮像面66は、光学ローパスフィルタ69、窓孔68、及び赤外線カットフィルタ34と常に前後方向に対向する。CCD65の撮像面66はレンズL1〜L3、赤外線カットフィルタ34及び光学ローパスフィルタ69を透過した像が結像する結像面である。さらに、電気基板60が初期位置にあるとき(図2の状態のとき)、CCD65の撮像面66の中心が光軸O上に位置する。
図2に示すように、舌片71と舌片72は左右の上記X用磁気回路とそれぞれ対応する位置に位置している(左右のX用磁石MXとそれぞれ前後方向に対向している)。
舌片71と舌片72の前面には同一仕様のX方向駆動用コイルCXが固着されている。X方向駆動用コイルCXはコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(電気基板60と平行な方向にも電気基板60の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルであり、左右のX方向駆動用コイルCX同士はX方向側辺65Xと平行な方向に並んでいる(図2においてX方向に並んでいる)。別言すると、左右のX方向駆動用コイルCX同士のY方向側辺65Yと平行な方向の位置(図2においてはY方向の位置)は一致している。
そして、このX方向駆動用コイルCXと、前側固定支持基板31、後側固定支持基板32、及びX用磁石MXによってX方向駆動手段が構成されている。
舌片73の前面には互いに同一仕様のY方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBが固着されている。Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBは共にコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(電気基板60と平行な方向にも電気基板60の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルであり、Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBは下側のX方向側辺65Xに沿って並んでいる(図2においてはX方向に並んでいる)。別言すると、Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBのY方向側辺65Yと平行な方向の位置(図2におけるY方向位置)は一致している。
そして、このY方向駆動用コイルCYA及びY方向駆動用コイルCYBと、前側固定支持基板31、後側固定支持基板32、及びY用磁石MYによってY方向駆動手段が構成されている。
X方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYA、及びY方向駆動用コイルCYBは、カメラに内蔵されたCPU等によって構成される制御手段に電気的に接続されている。
即ち、X方向駆動用コイルCXに電流を流すとX方向駆動用コイルCXには図2の矢印FX1方向またはFX2方向の駆動力が生じる。また、Y方向駆動用コイルCYA、CYBに電流を流すとY方向駆動用コイルCYA、CYBには図2の矢印FY1方向またはFY2方向の駆動力が生じる。
周知のように、手振れによってカメラボディがX方向またはY方向に振動したときに、カメラボディのX方向とY方向の移動距離(手振れ量)を検出し、CCD65をカメラボディに対して手振れ方向と反対方向にこの手振れ量と同じ距離だけ直線移動させれば、CCD65の手振れ(像振れ)が補正される。従って、CCD65がこのような直線移動を行うように、上記制御手段から各X方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYA、CYBに電流を流せば、CCD65のX方向とY方向の手振れが補正される。
さらに、電気基板60及び補強板61(CCD65)は前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32に対して相対回転可能なので、上記制御手段からY方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBに流す電流の向きを互いに逆にし、Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBに互いに逆向きの駆動力を発生させれば、電気基板60及び補強板61(CCD65)が回転する。従って、電気基板60及び補強板61(CCD65)が回転振れ方向と逆向きに回転するように、上記制御手段からY方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBに電流を流せば、いわゆる回転振れが補正される。
図2から図4に示すように、補強板61の後面には図2の状態において電気基板60、補強板61、及びこれらと一体をなす構成要素(CCD65、CCDホルダ67、係合ピン90、係合ピン91等)からなる一体的移動体の重心を通るX方向直線LX上に並ぶとともに、この重心を通るY方向直線LYに関して左右対称をなす一対の係合ピン(係合部材)90と係合ピン(係合部材)91が後方に向けて突設されている。さらに図3、図5及び図7に示すように、後側固定支持基板32の左右両側部には、挿通孔92と、挿通孔92より大寸の挿通孔93とが正面視方形の貫通孔として穿設されている。
ロック機構100の前側ヨーク101は軟鉄等の磁性体からなる正面視略方形の板状部材であり、その左下隅部には下側に延出する突部102が突設されている。前側ヨーク101は、その四隅近傍を貫通する4本の固定ねじB1によって後側固定支持基板32の後面に固定されている。前側ヨーク101の後面の3カ所には雌ねじ孔104を具備し、後方に延出する支柱103が突設されている。前側ヨーク101の左右両側部には挿通孔92と同寸の方形孔105と挿通孔93と同寸の方形孔106が穿設されている。方形孔105と挿通孔92は前後方向に重っており、方形孔106と挿通孔93は前後方向に重なっている。係合ピン90は後側固定支持基板32の挿通孔92及び方形孔105を貫通しており、係合ピン91は後側固定支持基板32の挿通孔93及び方形孔106を貫通している。さらに、前側ヨーク101には8つのねじ孔107が設けられており、中央部にはねじ孔108が設けられている。
X方向スライド板110の左側部には上下一対として突片113が突設されている。X方向スライド板110の右側部には突片114が突設されると共に凹部115が凹設されている。上下の突片113の間は係合凹部117となっており、係合凹部117の奥部には略半円形状の係止溝(係合部)118が形成されている。突片113と突片114を含むX方向スライド板110の4カ所にはX方向に延びる案内長孔119が穿設され、X方向スライド板110の後面にはX方向駆動用コイルCXBが固着されている。X方向駆動用コイルCXBはコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(X方向スライド板110及びX方向スライド板111と平行な方向にもX方向スライド板110及びX方向スライド板111の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルである。
X方向スライド板111の左側部には上下一対の突片120が突設されており、上下の突片120の間には凹部121が形成されている。X方向スライド板111の右側部には係合凹部123が形成されており、係合凹部123の奥部には略半円形状をなす係止溝(係合部)124が形成されている。さらに、上下の突片120を含むX方向スライド板111の4カ所にはX方向に延びる案内長孔119と同一仕様の案内長孔125が穿設され、X方向スライド板111の後面にはX方向駆動用コイルCXBが固着されている。
また、X方向スライド板110の後方に延びる突片に穿設された係止孔127と前側ヨーク101の後面に突設された係止突起109とには引張ばね(アンロック時駆動手段)(第2の保持手段)S1の両端が係止されており、引張ばねS1がX方向スライド板110を常に非係合位置に向けて移動付勢している。
なお、電気基板60及び補強板61が図2の初期位置にあり、かつX方向スライド板111が図8の非係合位置に位置するときの係合片137(係止溝138)と係合ピン91との対向面間距離は、X方向スライド板111の係合位置と非係合位置との間の距離より短い。
手振補正装置30の電気基板60及び補強板61が図2に示す初期位置にあるときにX方向スライド板110とX方向スライド板111が係合位置に移動すると、図9及び図12に示すように、X方向スライド板110の係止溝118と係合片137の係止溝138が係合ピン90と係合ピン91に係合するので、係合ピン90と係合ピン91がロックされる。
一方、X方向スライド板110とX方向スライド板111が非係合位置に移動すると、X方向スライド板110の係止溝118と係合片137の係止溝138が係合ピン90と係合ピン91から内側に離間するので、係合ピン90と係合ピン91のロックが解除される。
後側ヨーク150の前面には左右のX方向駆動用コイルCXBとそれぞれ前後方向に対向する永久磁石151と永久磁石152が固着されている。図11及び図15に示すように、永久磁石151と永久磁石152はN極とS極がX方向に並ぶ磁石である。永久磁石151、永久磁石152の磁束を前側ヨーク101及び後側ヨーク150が通すことにより、後側ヨーク150及び永久磁石151、永久磁石152と前側ヨーク101との間に磁気回路が形成されている。そして、図11に示すように、左右のX方向駆動用コイルCXBはこの磁気回路内に位置している。
さらに図15に示すように、左側のX方向駆動用コイルCXBの右辺CX1と永久磁石151のN極は光軸Oと平行な前後方向(Z方向。図1の矢印参照)に重なり、かつ、左辺CX2と永久磁石151のS極は前後方向に重なり、これらの重なり関係を左側のX方向スライド板110の位置に拘わらず常に維持する。また、右側のX方向駆動用コイルCXBの右辺CX1と永久磁石152のN極は前後方向に重なり、かつ、左辺CX2と永久磁石152のS極は前後方向に重なり、これらの重なり関係を右側のX方向スライド板111の位置に拘わらず常に維持する。
前側ヨーク101、後側ヨーク150、永久磁石151、永久磁石152及び左右のX方向駆動用コイルCXBはロック時駆動手段の構成要素である。さらに、前側ヨーク101、後側ヨーク150、永久磁石151及び永久磁石152は磁力発生装置の構成要素である。
X方向駆動用コイルCXB及びプランジャ145の上記コイルは、カメラに内蔵された上記制御手段に電気的に接続されている。
手振補正スイッチSWがOFFのとき、電気基板60及び補強板61は図2の初期位置にあり、上記制御手段からX方向駆動用コイルCXBへは電力は供給されない。そして、プランジャ145の上記永久磁石の磁力によってスライド板147の大部分がプランジャ本体146内に没入しており、この永久磁石とスライド板147の吸着力が引張ばねS1の付勢力より強いので、X方向スライド板110とX方向スライド板111は図9に示す係合位置に保持される。従って、X方向スライド板110の係止溝118及び係合片137の係止溝138が係合ピン90と係合ピン91をロックし、電気基板60及び補強板61を初期位置に保持する。
プランジャ145の上記コイルに瞬間的に電流が流れると、その永久磁石の磁力が打ち消されるので、スライド板147の大部分がプランジャ本体146から突出可能となる。この状態で引張ばねS1の付勢力(引っ張り力)がX方向スライド板110に及ぶので、X方向スライド板110とX方向スライド板111がそれぞれの非係合位置に移動し(このとき突片114が凹部121に遊嵌し、下側の突片120が凹部115に遊嵌する)、スライド板147が大きく突出する。すると、係止溝118と係止溝138が係合ピン90と係合ピン91から内側に離間するので、係合ピン90と係合ピン91のロックが解除される。
係止溝118と係止溝138が非係合位置に達した後も引張ばねS1の付勢力はX方向スライド板110とX方向スライド板111に及ぶので、X方向スライド板110とX方向スライド板111は非係合位置に保持される。従って、電気基板60、補強板61、及びCCD65は上述の手振補正動作を行ないうる状態となる。
さらに、電気基板60及び補強板61(CCD65)は前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32に対して相対回転可能なので、仮に従来技術のようにロックピンを一つのみとすると、ロックピンをロック部材でロックしても電気基板60及び補強板61(CCD65)の回転を規制することは出来ない。しかし、本実施形態のように一対の係合ピン90、91を一対のロック部材110、111でロックする構造ならば、電気基板60及び補強板61(CCD65)の回転を規制できるので、本実施形態のロック機構100は回転振補正が可能な手振補正装置に適用することにより特別な有用性を発揮する。
さらに、圧縮ばねS2の付勢力の強さを変えることにより、係合片137の係合力を変えることが可能である。即ち、仮に圧縮ばねS2の付勢力を強くすれば係合ピン90と係合ピン91をより強固にロック可能となり、圧縮ばねS2の付勢力を弱くすれば、係合片137の係止溝138及びX方向スライド板111の係止溝124によって係合ピン91をロックできるようになる。
さらに、X方向スライド板110及びX方向スライド板111から係合ピン90と係合ピン91には光軸O方向の力が及ばない。従って、ロック時にCCD65は光軸O方向に移動せず、そのためCCD65のピントに影響が出ることはない。
さらに、X方向スライド板110、X方向スライド板111、及び係合片137を全て係合ピン90と係合ピン91の間(内側)に位置させているので、係合ピン90と係合ピン91の外側から係止溝118と係止溝138を係合させる場合に比べてロック機構100の左右幅を小さくすることが可能である。
また、ロック機構100は構造が簡単なので、ロック機構100の製造コストを低く抑えることが可能である。さらにロック機構100は構造が簡単なので耐久性に優れる。
さらに係止溝118、124、138の断面形状が略半円形状なので、係合ピン90と係合ピン91が各係止溝118、124、138に係合すると、係合ピン90と係合ピン91は各係止溝118、124、138の奥側に自動的に移動する。従って、各係止溝118、124、138に係合ピン90と係合ピン91を確実かつ円滑に係合させることができる。
例えば、X方向スライド板110、X方向スライド板111を非係合位置に付勢するために引張ばねS1を利用しているが、図示を省略した圧縮ばねによってこれらの部材を非係合位置に向けて付勢してもよい。
さらに、板ばねをM字形に曲げその中央凹部を係止溝138とし、この板ばねをX方向スライド板110とX方向スライド板111の一方に固定することにより、弾性部材と係合片を一体化した弾性式係合部を構成してもよい。
また、X方向スライド板110、111を移動させるための駆動手段を、例えばモータや圧電素子によって構成してもよい。
さらに係止溝118及び係合片137(係止溝138)の形状は上記形状に限定されず、また、係合部材として利用できるのは上記係合ピン90、係合ピン91に限られず、各係止溝118、138と係合可能であれば、断面方形の角柱形状や他の断面形状の突部材であってもよい。
さらに電気基板60及び補強板61の端部に光軸Oと平行な一対の折り曲げ片を形成し、両折り曲げ片にロック孔をそれぞれ穿設し、電気基板60及び補強板61と平行な方向に進退する一対のロックピンを両ロック孔にそれぞれ係脱させ、さらにロックピンを進退させる駆動手段に圧縮ばね等の付勢手段を介してロックピンを支持させてもよい。この場合はロック孔が係合部材であり、ロックピンがロック部材である。
また、電気基板60及び補強板61が案内軸などに沿ってX方向とY方向にのみ直線移動する従来から公知の手振補正装置に適用することや、手振補正装置とは用途が異なるステージ装置(特定の部材がX方向やY方向への直線移動や回転が可能な装置)に適用することが可能なのは勿論である。
30 手振補正装置
31 前側固定支持基板
32 後側固定支持基板(固定支持基板)
33 取付孔
34 赤外線カットフィルタ
35 取付ねじ
36 支柱
38 支持用突部
44 ボール
47 支持用突部
52 ボール
60 電気基板(ステージ板)
61 補強板(ステージ板)
65 CCD(撮像素子)
66 撮像面
65X X方向側辺
65Y Y方向側辺
67 CCDホルダ
68 窓孔
69 光学ローパスフィルタ
71 72 73 舌片
90 91 係合ピン(係合部材)
92 挿通孔
93 挿通孔
100 ロック機構
101 前側ヨーク(ロック時駆動手段)
102 突部
103 支柱
104 雌ねじ孔
105 106 方形孔
107 108 ねじ孔
109 係止突起
110 111 X方向スライド板(ロック部材)
113 114 突片
115 凹部
117 係合凹部
118 係止溝(係合部)
119 案内長孔
120 突片
121 凹部
123 係合凹部
124 係止溝(係合部)
125 案内長孔
127 係止孔
130 131 ラック(連係手段)
132 ピニオン(連係手段)
135 支持部材
136 収納凹部
137 係合片(移動式係合部)
138 係止溝(係合部)
139 カバー部材
140 折返片
141 固定ねじ
143 取付板
145 プランジャ(第1の保持手段)
146 プランジャ本体
147 スライド板
149 連結ピン
150 後側ヨーク(ロック時駆動手段)
151 152 永久磁石(ロック時駆動手段)
B1 B2 B3 B4 B5 B6 固定ねじ
CX X方向駆動用コイル
CXB X方向駆動用コイル(ロック時駆動手段)
CYA CYB Y方向駆動用コイル
MX X用磁石(X方向駆動手段)
MY Y用磁石(Y方向駆動手段)
O 光軸
S1 引張ばね(アンロック時駆動手段)(第2の保持手段)
S2 圧縮ばね(弾性部材)
Claims (6)
- 固定支持基板と、
該固定支持基板と平行な方向に相対移動可能に支持されたステージ板と、を備えるステージ装置の該ステージ板をロックするためのロック機構であって、
上記ステージ板の一方の面に突設された一対の係合部材と、
この一対の係合部材の間に設けられ、一対の係合部材を結ぶ直線方向に移動可能であり、対応する係合部材と係脱可能な係合部を有する一対のロック部材と、
上記ステージ板が非作動状態になったとき、上記一対のロック部材を互いに離間させて対応する上記一対の係合部材と係合する係合位置に移動させるロック時駆動手段と、
上記ステージ板が作動状態になったとき、上記一対のロック部材を互いに近づけて対応する上記一対の係合部材から離間する非係合位置に移動させるアンロック時駆動手段と、を備え、
一方の上記係合部が、弾性変形可能で、かつ上記非作動状態における対応する上記係合部材との距離が上記係合位置と非係合位置の間の距離より短い弾性式係合部であり、
上記ロック時駆動手段が作動したとき、該弾性式係合部が弾性変形しながら対応する上記係合部材と係合することを特徴とするステージ装置のロック機構。 - 請求項1記載のステージ装置のロック機構において、
上記弾性式係合部が、
上記ロック部材に弾性部材を介して支持された、対応する上記係合部材と係脱する移動式係合部を備えているステージ装置のロック機構。 - 請求項1または2記載のステージ装置のロック機構において、
上記一対のロック部材どうしを連係し、一方のロック部材が係合位置に移動したとき他方のロック部材を係合位置に移動させ、一方のロック部材が非係合位置に移動したとき他方のロック部材を非係合位置に移動させる連係手段を備えるステージ装置のロック機構。 - 請求項3記載のステージ装置のロック機構において、
上記連係手段が、
一対のロック部材の対向端面に形成された、一対のロック部材を結ぶ直線方向と平行なラックと、
上記固定支持基板と直交する方向の回転軸回りに回転可能で、一対の上記ラックと噛合するピニオンと、を備えるステージ装置のロック機構。 - 請求項1から4のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
上記ロック時駆動手段が、
上記固定支持基板に固定した磁力発生装置と、
上記ロック部材に固定した、該磁力発生装置の磁力を受けた状態で電流が流れると一対の係合部材を結ぶ直線方向の駆動力を発生する駆動用コイルと、を備えるステージ装置のロック機構。 - 請求項1から5のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
上記一対のロック部材が上記係合位置に移動したとき、該一対のロック部材を上記係合位置に保持する第1の保持手段と、
上記一対のロック部材が上記非係合位置に移動したとき、該一対のロック部材を上記非係合位置に保持する第2の保持手段と、を備えるステージ装置のロック機構。
Priority Applications (2)
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JP2005294093A JP4778762B2 (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | ステージ装置のロック機構 |
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