JP2007102035A - ステージ装置のロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造でありながら、大きな駆動力を要せずにステージ板を確実にロックでき、しかもステージ板の回転を規制できるステージ装置のロック機構を提供する。
【解決手段】 ステージ板60が非作動状態になったとき一対のロック部材120をそれぞれの係止溝124が一対の係合部材90、91に係合する係合位置に回転させ、ステージ板が作動状態になったとき一対のロック部材をそれぞれの係止溝が一対の係合部材から離間する非係合位置に回転させ、一対のロック部材が係合位置と非係合位置との間を回転するとき、中間の思案点102をこえたときに、一対のロック部材をそれぞれ係合位置と非係合位置方向に回転付勢する一対のロック部材の間に設けた付勢方向反転手段S1を備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、特定の平面上を自由に移動できるステージ装置のステージ板が非作動状態にあるときに、ステージ板を非作動状態にロックするステージ装置のロック機構に関する。
特定のX方向とX方向に直交するY方向とに移動自在であり、その前面に撮像素子が固定されたステージ板のロック機構としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
このロック機構は、ステージ板の後面に突設された円柱形状の一つのボスと、ステージ板の背後に設けられた、ボスを挟んで対峙する第1当接部材及び第2当接部材とを備えている。第1当接部材及び第2当接部材は共にステージ板と平行な方向に直線移動可能である。
ステージ板が手振れ補正を行わない非作動状態になると、第1当接部材及び第2当接部材が互いに接近するロック位置まで移動する。すると、第1当接部材及び第2当接部材の対向面に形成した略半円形の係合凹部が上記ボスを挟み込むので、第1当接部材及び第2当接部材によってステージ板がロックされる。
特許第3431020号公報
上記ロック機構は、一つの円柱形所のボスを第1当接部材及び第2当接部材の略半円形の係合凹部で挟み込む構造なので、第1当接部材と第2当接部材を強い力でボスに接触させないとステージ板を確実にロックできない。
しかしこのように強い力で接触させるためには、ロック機構の駆動手段を大型化させなければならないので、ロック機構及びステージ装置が大型してしまう。
さらに、いわゆる回転振れを補正できる手振補正装置に特許文献1のロック機構を適用した場合には別の問題が生じる。即ち、この種の手振補正装置ではステージ板が回転可能である。しかし、特許文献1ではボスが1本なので、ボスを第1当接部材及び第2当接部材で挟持しても、ステージ板の回転を規制した状態にロック出来ない。
本発明の目的は、簡単な構造でありながら、大きな駆動力を要せずにステージ板を確実にロックでき、しかもステージ板の回転を規制できるステージ装置のロック機構を提供することにある。
本発明のステージ装置のロック機構は、固定支持基板と、該固定支持基板と平行な方向に相対移動可能に支持されたステージ板と、を備えるステージ装置の該ステージ板をロックするためのロック機構であって、上記ステージ板の一方の面に突設された一対の係合部材と、この一対の係合部材とそれぞれ係脱可能であり、上記固定支持基板に直交する一対の回転軸にそれぞれ回転可能に枢着された一対のロック部材と、上記ステージ板が非作動状態になったとき、上記一対のロック部材を上記係合部材と係合する係合位置にそれぞれ回転させ、上記ステージ板が作動状態になったとき、上記一対のロック部材を上記係合部材から離間する非係合位置にそれぞれ回転させる駆動手段と、上記一対のロック部材が上記係合位置と非係合位置との間を回転するとき、中間の思案点をこえたときに、該一対のロック部材の付勢方向が係合位置へ向かう方向と非係合位置へ向かう方向の一方から他方へ反転する、該一対のロック部材の間に設けた付勢方向反転手段と、を備えることを特徴としている。
上記ロック部材に、上記係合部材と係脱する係止溝を、一対の係合部材の対向面側から係合部材に係合するように、上記ロック部材に形成するのが好ましい。
上記係止溝を、一対の係合部材の対向面と反対側から係合部材に係合するように、上記ロック部材に形成してもよい。
一対のロック部材の間において一対のロック部材どうしを結ぶ直線に対して直交する直線方向に往復移動可能であり、上記駆動手段から駆動力を受けて該直線方向に往復移動することにより、一対のロック部材を上記係合位置と非係合位置との間で回転させる移動部材を備えるのが好ましい。
また、一対のロック部材の間において一対のロック部材どうしを結ぶ直線方向に往復移動可能であり、上記駆動手段から駆動力を受けて該直線方向に往復移動することにより、対応する上記ロック部材を上記係合位置と非係合位置との間で回転させる一対の移動部材を備えていてもよい。
上記付勢方向反転手段が、その両端を一対のロック部材にそれぞれ係止した単一の引張ばねであるとすることが可能である。
上記付勢方向反転手段が、その一端を一対のロック部材にそれぞれ係止し、その他端を上記固定支持基板に係止した、互いに付勢力が異なる一対の引張ばねとしてもよい。
上記駆動手段が、上記固定支持基板に固定した磁力発生装置と、上記移動部材に固定した、該磁力発生装置の磁力を受けた状態で電流が流れると上記直線方向の駆動力を発生する駆動用コイルと、を備えるのが実際的である。
本発明によると、ステージ板が非作動状態になると、一対のロック部材が一対の係合部材をそれぞれ係止するので、ステージ板を所定の位置に保持できる。さらに、ロック部材が係合位置と非係合位置に回転すると、付勢方向反転手段の回転付勢力によってロック部材をこれらの位置に保持できるので、簡単な構造でありながら係合部材を確実にロックできる。
しかも、一対の係合部材を一対のロック部材で係止するので、回転可能なステージ板の回転を規制した状態にロックできる。
以下、図1〜図12を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。以下の説明では図2の矢線で示すように、図2の手振補正装置30の左右方向をX方向、手振補正装置30の上下方向をY方向と定義する。
まずは本発明であるロック機構100を装着する手振補正装置30について説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ20内には、複数のレンズL1、L2、L3からなる光学系が配設されており、レンズL3の後方には手振補正装置30が配設されている。
手振補正装置30は図2から図6に示す構造である。
図2から図6に示すように手振補正装置30は、軟鉄等の磁性体からなる正面視横長方形の前側固定支持基板31と、正面形状が前側固定支持基板31と同一で軟鉄等の磁性体からなる後側固定支持基板(固定支持基板)32を備えている。前側固定支持基板31と後側固定支持基板32の対向面の四隅近傍同士は、前後方向に延びる4本の円柱形状の支柱36によって連結されており、前側固定支持基板31と後側固定支持基板32は互いに平行をなしている。前側固定支持基板31の中央部には方形の取付孔33が穿設されており、この取付孔33には取付孔33と同形状の透光性材料からなる赤外線カットフィルタ34が嵌合固定されている。図2に示すように、前側固定支持基板31の3カ所には貫通孔が穿設されており、各貫通孔には取付ねじ35が挿入されている。さらに、各取付ねじ35は、デジタルカメラ20のカメラボディ内面に形成された3つの雌ねじ孔(図示略)に螺合され、取付ねじ35の螺合量を調整することにより、前側固定支持基板31のカメラボディに対する傾斜角度が調整される。
前側固定支持基板31の後面4カ所には円柱形状をなす支持用突部38が後方に延びるように突設されている。各支持用突部38の後端面に凹設された半球状の凹部(図示略)には金属製のボール44の前半部が回転可能に支持されている。後側固定支持基板32の各支持用突部38と対向する位置には4つの支持用突部47が突設されており、各支持用突部47の前端面に凹設された半球状の凹部(図示略)には金属製のボール52の後部が回転可能に支持されている。
前側固定支持基板31の後面の左右両端部には、S極とN極がX方向に並ぶX用磁石MXがそれぞれ固定されている。これら左右のX用磁石MXは互いにX方向に並んでおり、両者のY方向位置は一致している。そして、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32がX用磁石MXの磁束を通すことにより、左右のX用磁石MXと後側固定支持基板32の対向部の間にX用磁気回路が形成されている。即ち、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32はヨークとして機能している。
一方、前側固定支持基板31の後面の下端部には、S極とN極がY方向に並ぶ一対のY用磁石MYが固定されている。これら左右のY用磁石MYは互いにX方向に並んでおり、両者のY方向位置は一致している。そして、図4から図6に示すように、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32が左右のY用磁石MYの磁束を通すことにより、左右のY用磁石MYと後側固定支持基板32の対向部の間にY用磁気回路が形成されている。即ち、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32はヨークとして機能している。
平板状の電気基板(ステージ板)60の後面には、正面形状が電気基板60と同一の補強板(ステージ板)61が固着され、電気基板60と補強板61が一体化している。図3から図6に示すように、電気基板60の前面の4カ所には4つのボール44が回転自在に接触しており、かつ、補強板61の後面の4カ所には4つのボール52が回転自在に接触している。即ち、電気基板60及び補強板61は4つのボール44と4つのボール52によって前後方向から挟持され、共にレンズL1からL3の光軸Oに対して直交している(前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32と平行をなしている)。
従って電気基板60及び補強板61は、図2に示す初期位置から、前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32に対してX方向及びY方向と平行な(光軸Oに直交する)XY平面上を移動可能である。さらに、電気基板60と前側固定支持基板31の間には、図示を省略した移動範囲規制手段が設けられている。この移動範囲規制手段の働きによって、電気基板60及び補強板61の前側固定支持基板31に対する相対移動可能な範囲は一定の範囲に制限されている。
電気基板60の前面中央部には、CCD(撮像素子)65が固着されている。図2に示すようにCCD65は正面視で長方形をなし、かつ、図2において(電気基板60が初期位置にあるとき)X方向と平行な上下一対のX方向側辺65Xと、図2において(電気基板60が初期位置にあるとき)Y方向と平行な左右一対のY方向側辺65Yとを具備している。
電気基板60の前面には、CCD65を囲むCCDホルダ67が気密状態で固着されている。CCDホルダ67の前壁には窓孔68が穿設されている。そして、CCDホルダ67の前壁とCCD65の間には光学ローパスフィルタ69が嵌合固定されており、光学ローパスフィルタ69とCCDホルダ67の前壁の間は気密状態が保たれている。そして、CCD65の撮像面66は、光学ローパスフィルタ69、窓孔68、及び赤外線カットフィルタ34と常に前後方向に対向する。CCD65の撮像面66はレンズL1〜L3、赤外線カットフィルタ34及び光学ローパスフィルタ69を透過した像が結像する結像面である。さらに、電気基板60が初期位置にあるとき(図2の状態のとき)、CCD65の撮像面66の中心が光軸O上に位置する。
電気基板60の左右2カ所及び下端部には3つの舌片71、舌片72、舌片73が突設されている。
図2に示すように、舌片71と舌片72は左右の上記X用磁気回路とそれぞれ対応する位置に位置している(左右のX用磁石MXとそれぞれ前後方向に対向している)。
舌片71と舌片72の前面には同一仕様のX方向駆動用コイルCXが固着されている。X方向駆動用コイルCXはコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(電気基板60と平行な方向にも電気基板60の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルであり、左右のX方向駆動用コイルCX同士はX方向側辺65Xと平行な方向に並んでいる(図2においてX方向に並んでいる)。別言すると、左右のX方向駆動用コイルCX同士のY方向側辺65Yと平行な方向の位置(図2においてはY方向の位置)は一致している。
そして、このX方向駆動用コイルCXと、前側固定支持基板31、後側固定支持基板32、及びX用磁石MXによってX方向駆動手段が構成されている。
図4から図6に示すように、舌片73は左右のY用磁気回路と前後方向に対向する位置に位置している。
舌片73の前面には互いに同一仕様のY方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBが固着されている。Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBは共にコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(電気基板60と平行な方向にも電気基板60の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルであり、Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBは下側のX方向側辺65Xに沿って並んでいる(図2においてはX方向に並んでいる)。別言すると、Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBのY方向側辺65Yと平行な方向の位置(図2におけるY方向位置)は一致している。
そして、このY方向駆動用コイルCYA及びY方向駆動用コイルCYBと、前側固定支持基板31、後側固定支持基板32、及びY用磁石MYによってY方向駆動手段が構成されている。
X方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYA、及びY方向駆動用コイルCYBは、カメラに内蔵されたCPU等によって構成される制御手段に電気的に接続されている。
上記構成の手振補正装置30は、上記制御手段からX方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYA、及びY方向駆動用コイルCYBに電流を流すことにより手振れ補正動作を行う。
即ち、X方向駆動用コイルCXに電流を流すとX方向駆動用コイルCXには図2の矢印FX1方向またはFX2方向の駆動力が生じる。また、Y方向駆動用コイルCYA、CYBに電流を流すとY方向駆動用コイルCYA、CYBには図2の矢印FY1方向またはFY2方向の駆動力が生じる。
周知のように、手振れによってカメラボディがX方向またはY方向に振動したときに、カメラボディのX方向とY方向の移動距離(手振れ量)を検出し、CCD65をカメラボディに対して手振れ方向と反対方向にこの手振れ量と同じ距離だけ直線移動させれば、CCD65の手振れ(像振れ)が補正される。従って、CCD65がこのような直線移動を行うように、上記制御手段から各X方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYA、CYBに電流を流せば、CCD65のX方向とY方向の手振れが補正される。
さらに、電気基板60及び補強板61(CCD65)は前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32に対して相対回転可能なので、上記制御手段からY方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBに流す電流の向きを互いに逆にし、Y方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBに互いに逆向きの駆動力を発生させれば、電気基板60及び補強板61(CCD65)が回転する。従って、電気基板60及び補強板61(CCD65)が回転振れ方向と逆向きに回転するように、上記制御手段からY方向駆動用コイルCYAとY方向駆動用コイルCYBに電流を流せば、いわゆる回転振れが補正される。
次に、以上説明した手振補正装置30に装着される、本発明を適用したロック機構100について主に図7から図12を用いて説明する。
図2から図4に示すように、補強板61の後面には図2の状態において電気基板60、補強板61、及びこれらと一体をなす構成要素(CCD65、CCDホルダ67、係合ピン90、係合ピン91等)からなる一体的移動体の重心を通るX方向直線LX上に並ぶとともに、この重心を通るY方向直線LYに関して左右対称をなす一対の係合ピン(係合部材)90と係合ピン(係合部材)91が後方に向けて突設されている。さらに後側固定支持基板32には左右一対の挿通孔92が貫通孔として穿設されており、係合ピン90と係合ピン91の後端部は左右の挿通孔92をそれぞれ貫通して後側固定支持基板32の後方に突出している。
後側固定支持基板32の後面中央部には軟鉄等の磁性体からなる前側ヨーク101が図示を省略した固定ねじによって固定されている。前側ヨーク101の後面には、共に後方に延出する左右一対かつ断面円形の枢着ピン(回転軸)102と4本の支柱103が突設されている。さらに前側ヨーク101の後面には、共に後方に延出する上下一対の案内ピン104と1本の案内ピン105が突設されている。さらに前側ヨーク101の左右両側縁部には、係合ピン90と係合ピン91を前側ヨーク101の後方に突出させるための方形切欠106が形成されている。
正面視略T字形のY方向スライド板(移動部材)110は前側ヨーク101と平行な平面上をY方向にスライド自在な部材である。Y方向スライド板110の左側部にはY方向に延びる案内長孔111が上下一対としてY方向に並べて穿設されており、さらに案内長孔111の右側においてY方向に延びる案内長孔112が穿設されている。上下の案内長孔111には上下の案内ピン104がそれぞれスライド自在に嵌合しており、案内長孔112には案内ピン105がスライド自在に嵌合している。Y方向スライド板110の前面は前側ヨーク101の後面に常に接触している。Y方向スライド板110は案内ピン104と案内長孔111の嵌合関係、及び案内ピン105と案内長孔112の嵌合関係により前側ヨーク101に対してY方向にスライド自在であり、図8に示す非係合位置と図9に示す係合位置の間を直進移動できる。さらに、Y方向スライド板110に突設された左右一対の突片114の後面には、後方に延出する枢着ピン115が突設されている。
Y方向スライド板110の後面略中央部には、Y方向駆動用コイルCYCが固着されている。Y方向駆動用コイルCYCはコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(Y方向スライド板110と平行な方向にもY方向スライド板110の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルである。
左右一対のロック部材120は正面視略S字形の回転部材である。ロック部材120の略中央部には円形孔121が穿設されており、この円形孔121に左右の枢着ピン102がそれぞれ相対回転可能に嵌合している。ロック部材120の下端部に形成された長孔122にはY方向スライド板110の枢着ピン115がスライド自在に嵌合している。ロック部材120の後面の上端部には後方に向かって延出する係止ピン123が突設されており、左右の係止ピン123の間には引張ばね(付勢方向反転手段)S1の両端部がそれぞれ係止されている。さらに、左側のロック部材120の左側面と右側のロック部材120の右側面には、係合ピン90と係合ピン91にそれぞれ係脱可能な正面視V字形の係止溝124が形成されている。
Y方向スライド板110と左右のロック部材120は枢着ピン115と長孔122によって連係しているので、Y方向スライド板110の動きとロック部材120の動きは互いに連動する。即ち、Y方向スライド板110が図8の非係合位置に移動すると、枢着ピン115が長孔122の一端部に位置するので、ロック部材120は図8に示す非係合位置に位置する。このとき、左右のロック部材120の係止溝124は共に係合ピン90及び係合ピン91から内側に離間する。
一方、Y方向スライド板110が図9の係合位置に移動すると、枢着ピン115が長孔122の他端部に係合するので、ロック部材120は図9に示す係合位置に位置する。このとき、電気基板60及び補強板61が図2に示す初期位置にあれば、図9に示すように左右のロック部材120の係止溝124が係合ピン90と係合ピン91にそれぞれ係合する。
引張ばねS1は左右のロック部材120を正逆両方向に回転させる機能を有する。例えば、図8に示すように引張ばねS1が左右の枢着ピン(思案点)102より下側に位置するときは、引張ばねS1は左右のロック部材120を非係合位置に向けて回転付勢し(同時にY方向スライド板110を非係合位置に向けて移動付勢し)、ロック部材120及びY方向スライド板110を非係合位置に保持する。一方、図9に示すように引張ばねS1が左右の枢着ピン(思案点)102より上側に位置するときは、引張ばねS1は左右のロック部材120を係合位置に向けて回転付勢し(同時にY方向スライド板110を係合位置に向けて移動付勢し)、ロック部材120及びY方向スライド板110を係合位置に保持する。
4本の支柱103の後端面には前側ヨーク101と平行な軟鉄等の磁性体からなる後側ヨーク126が固定されており、図10及び図11に示すように後側ヨーク126の前面はロック部材120(係止ピン123)から離間している。
後側ヨーク126の前面にはY方向駆動用コイルCYCと前後方向に対向する永久磁石127が固着されている。図7及び図12に示すように、永久磁石127はN極とS極がY方向に並ぶ磁石である。永久磁石127の磁束を前側ヨーク101及び後側ヨーク126が通すことにより、後側ヨーク126及び永久磁石127と前側ヨーク101との間に磁気回路が形成されている。そして、図10及び図11に示すように、Y方向駆動用コイルCYCはこの磁気回路内に位置している。さらに図12に示すように、Y方向駆動用コイルCYCの上辺CY3と永久磁石127のN極は光軸Oと平行な前後方向(Z方向。図1及び図7の矢印参照)に重なり、かつ、Y方向駆動用コイルCYCの下辺CY4と永久磁石127のS極は前後方向に重なり、これらの重なり関係をY方向スライド板110の位置に拘わらず常に維持する。
前側ヨーク101、後側ヨーク126、永久磁石127、及びY方向駆動用コイルCYCは駆動手段の構成要素であり、Y方向駆動用コイルCYCはカメラに内蔵された上記制御手段に電気的に接続されている。さらに、前側ヨーク101、後側ヨーク126、及び永久磁石127は磁力発生装置の構成要素である。
次に以上構成のロック機構100の動作について説明する。
手振補正スイッチSWがOFFのとき、電気基板60及び補強板61は図2の初期位置にあり、Y方向スライド板110は係合位置に位置し、左右のロック部材120は係合位置に位置している。従って、ロック部材120の係止溝124が係合ピン90と係合ピン91をロックし、電気基板60及び補強板61を初期位置に保持している。
この状態で手振補正スイッチSWをONにすると、上記制御手段からY方向駆動用コイルCYCに図12の矢印方向の電流が流れる(図12はY方向駆動用コイルCYC及び永久磁石127を後方から視た図である)。するとY方向駆動用コイルCYCには図12の矢印FY3方向の駆動力が生じる。この駆動力は引張ばねS1の付勢力より強いので、Y方向スライド板110が上向きに移動し、係合位置にあったY方向スライド板110が非係合位置に移動する。さらに、左右のロック部材120が非係合位置側に回転し、左右のロック部材120の係止溝124が係合ピン90と係合ピン91から内側に離間し、係合ピン90と係合ピン91のロックが解除される。ロック部材120が非係合位置に達すると上記制御手段からY方向駆動用コイルCYCへ電流が流れなくなり、FY3方向の駆動力が消失する。そしてこのとき、図8に示すように引張ばねS1が左右の枢着ピン102より下方に位置するので、引張ばねS1の付勢力はロック部材120を非係合位置に保持する力となり、ロック部材120は非係合位置に保持される。従って、電気基板60、補強板61、及びCCD65は上述の手振補正動作を行ないうる状態となる。
手振補正動作の終了後に手振補正スイッチSWをOFFにすると、上記制御手段からX方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYA、Y方向駆動用コイルCYBに電流が流れ、電気基板60及び補強板61が図2の初期位置に復帰する。
さらに制御手段からY方向駆動用コイルCYCに図12の矢印と反対方向の電流が流れ、Y方向駆動用コイルCYCには図12の矢印FY4方向の駆動力が生じる。この駆動力は引張ばねS1の付勢力より強いので、Y方向スライド板110が下向きに移動し、非係合位置にあったY方向スライド板110が係合位置に移動する。さらに、左右のロック部材120が係合位置側に回転し、左右のロック部材120の係止溝124が係合ピン90と係合ピン91に再度係合する。ロック部材120が係合位置に達すると上記制御手段からY方向駆動用コイルCYCへ電流が流れなくなり、FY4方向の駆動力が消失する。そしてこのとき、図9に示すように引張ばねS1が左右の枢着ピン102より上方に位置するので、引張ばねS1の付勢力はロック部材120を係合位置に保持する力となり、ロック部材120は係合位置に保持される。従って、電気基板60、補強板61、及びCCD65は再び初期位置において手振補正動作が不能な状態となる。
以上説明した本実施形態によれば、左右のロック部材120を利用して初期位置にある補強板61の係合ピン90と係合ピン91を短時間で確実にロックすることが可能である。しかも、一つのボス(係合ピン)を当接部材(ロック部材)で挟んでロックする従来技術と比べると、同じ駆動力でより強固なロック状態が得られる。
さらに、電気基板60及び補強板61(CCD65)は前側固定支持基板31及び後側固定支持基板32に対して相対回転可能なので、仮に従来技術のようにロックピンを一つのみとすると、ロックピンをロック部材でロックしても電気基板60及び補強板61(CCD65)の回転を規制することは出来ない。しかし、本実施形態のように一対の係合ピン90、91を一対のロック部材120でロックする構造ならば、電気基板60及び補強板61(CCD65)の回転を規制できるので、本実施形態のロック機構100は回転振補正が可能な手振補正装置に適用することにより特別な有用性を発揮する。
また、ロック時とアンロック時に左右のロック部材120を引張ばねS1の付勢力を利用して移動不能に保持しているので、電力を利用した保持手段を用いる場合に比べて消費電力を低く抑えることが可能である。さらにこの保持手段が、単一の引張ばねS1によって構成されているので、構造が極めて簡単かつ安価であるというメリットが得られる。
さらに、ロック部材120から係合ピン90と係合ピン91には光軸O方向の力が及ばない。従って、ロック時にCCD65は光軸O方向に移動せず、そのためCCD65のピントに影響が出ることはない。
さらに、Y方向スライド板110及びロック部材120が、係合ピン90と係合ピン91の間に位置しているのでロック機構100の小型化が図られている。
さらに左右の係止溝124がV字状なので、係合ピン90と係合ピン91が係止溝124に係合すると、係合ピン90と係合ピン91は係止溝124の底部側に自動的に移動する。従って、係止溝124に係合ピン90と係合ピン91を確実に係合させることができる。
次にロック機構の第2の実施形態について図13〜図18を参照しながら説明する。なお、デジタルカメラ20及び手振補正装置30の構造は第1の実施形態と同じであり、ロック機構の構造も第1の実施形態と類似しているので、第1の実施形態と同じ部材には同じ符合を付すに止めてその詳細な説明は省略する。
ロック機構200の前側ヨーク101は第1の実施形態と同様に枢着ピン102、支柱103を有している。さらに前側ヨーク101の後面の下端部には、X方向に並ぶと共に後方に延出する2つの案内ピン201が左右一対として突設されており、前側ヨーク101の後面の上端部には、左右一対で後方に延出する案内ピン202が突設されている。また、前側ヨーク101の後面の左端部には、後方に延出するストッパピン203が突設されており、前側ヨーク101の後面の左右の案内ピン202の間には後方に延出する係止突起204が突設されている。
前側ヨーク101の直後に位置する左右一対のX方向スライド板(移動部材)205は、前側ヨーク101に対してX方向に相対移動可能な部材である。左右のX方向スライド板205の下端部にはX方向に延びる案内長孔206が左右一対として穿設されており、左右のX方向スライド板205の上端部にはX方向に延びる案内長孔207が穿設されている。左側のX方向スライド板205の後面の左端部と右側のX方向スライド板205の後面の右端部には後方に延出する円柱形状の枢着ピン208が突設されている。左右のX方向スライド板205の後面にはX方向駆動用コイルCXBが固着されている。X方向駆動用コイルCXBはコイル線が百回以上渦巻き状に巻かれた(X方向スライド板205と平行な方向にもX方向スライド板205の板厚方向にも巻かれている)XY平面と平行なコイルである。
左右一対のロック部材210は正面視略L字形の回転部材である。ロック部材210の略中央部には円形孔211が穿設されており、この円形孔211に左右の枢着ピン102がそれぞれ相対回転可能に嵌合している。ロック部材210の下端部に形成された長孔212にはX方向スライド板205の枢着ピン208がスライド自在に嵌合している。ロック部材210の後面の上端部には後方に延出する係止ピン213が突設されている。
左側のロック部材210の係止ピン213と係止突起204の間には引張ばね(付勢方向反転手段)S2の両端部がそれぞれ係止されている。さらに、右側のロック部材210の係止ピン213と係止突起204の間には引張ばね(付勢方向反転手段)S3の両端部がそれぞれ係止されている。引張ばねS2と引張ばねS3は仕様の異なるばねであり、引張ばねS2の引張力は、引張ばねS3の引張力より大きい。さらに、左側のロック部材210の左側面と右側のロック部材210の右側面には、係合ピン90と係合ピン91と係脱可能な正面視V字形の係止溝214が形成されている。
X方向スライド板205とロック部材210は枢着ピン208と長孔212によって連係しているので、X方向スライド板205の動きとロック部材210の動きは互いに連動する。即ち、X方向スライド板205が図14の非係合位置に移動すると、枢着ピン208が長孔212の下端部に係合するので、ロック部材210は図14に示す非係合位置に位置する。このとき、左右のロック部材210の係止溝214は共に係合ピン90及び係合ピン91から内側に離間する。
一方、X方向スライド板205が図15の係合位置に移動すると、枢着ピン208が長孔212の上端部に係合し、左側のロック部材210の左側面がストッパピン203に当接するので、左側のロック部材210は図15に示す係合位置に位置する。このとき、電気基板60及び補強板61が図2に示す初期位置にあれば、図15に示すように左側のロック部材120の係止溝214が係合ピン90に係合する。
このとき右側のロック部材210は左側のロック部材210と略同様の動きをするが、引張ばねS3の引張力が引張ばねS2より弱いので、左側のロック部材210よりやや遅れて図15の係合位置に達する。そして、係合ピン90が左側のロック部材210と係合し係合ピン90の位置が定まることにより電気基板60(補強板61)及び係合ピン91の位置が定まるので、このように位置が定まった係合ピン91に右側のロック部材210の係止溝214が遅れて係合する。
引張ばねS2と引張ばねS3は左右のロック部材210を正逆両方向に回転させる機能を有する。例えば、図14に示すように引張ばねS2と引張ばねS3が左右の枢着ピン102より下側に位置するときは、引張ばねS2と引張ばねS3は左右のロック部材210をそれぞれ非係合位置に向けて回転付勢し(同時にX方向スライド板205を非係合位置に向けて移動付勢し)、ロック部材210を非係合位置に保持する。一方、図15に示すように引張ばねS2と引張ばねS3が左右の枢着ピン102より上側に位置するときは、引張ばねS2と引張ばねS3は左右のロック部材210を係合位置に向けて回転付勢し(同時にX方向スライド板205を係合位置に向けて移動付勢し)、ロック部材210を係合位置に保持する。
4本の支柱103の後端面には後側ヨーク126が固定されており、図16及び図17に示すように後側ヨーク126の前面はロック部材210(係止ピン213)から離間している。後側ヨーク126の前面には左右のX方向駆動用コイルCXBとそれぞれ前後方向に対向する、左右一対の永久磁石220と永久磁石221が固着されている。図13及び図18に示すように、永久磁石220と永久磁石221はN極とS極がX方向に並ぶ磁石である。図17に示すように、左右のX方向駆動用コイルCXBは後側ヨーク126、永久磁石220、及び永久磁石221と前側ヨーク101との間に形成される磁気回路内に位置している。
さらに図18に示すように、左側のX方向駆動用コイルCXBの右辺CX1と永久磁石220のN極は前後方向に重なり、かつ、左辺CX2と永久磁石220のS極は前後方向に重なり、これらの重なり関係を左側のX方向スライド板205の位置に拘わらず常に維持する。また、右側のX方向駆動用コイルCXBの右辺CX1と永久磁石221のN極は前後方向に重なり、かつ、左辺CX2と永久磁石221のS極は前後方向に重なり、これらの重なり関係を右側のX方向スライド板205の位置に拘わらず常に維持する。
前側ヨーク101、後側ヨーク126、永久磁石220、永久磁石221及び左右のX方向駆動用コイルCXBは駆動手段の構成要素である。さらに、前側ヨーク101、後側ヨーク126、永久磁石220、及び永久磁石221は磁力発生装置の構成要素である。また、左右のX方向駆動用コイルCXBはカメラに内蔵された上記制御手段に電気的に接続されている。
次に以上構成のロック機構200の動作について説明する。
手振補正スイッチSWがOFFのとき、電気基板60及び補強板61は図2の初期位置にあり、左右のX方向スライド板205は係合位置に位置し、左右のロック部材210は係合位置に位置している。従って、ロック部材210の係止溝214が係合ピン90と係合ピン91をロックし、電気基板60及び補強板61を初期位置に保持している。
OFF状態にある手振補正スイッチSWをONにすると、上記制御手段から左右のX方向駆動用コイルCXBに図18の矢印方向の電流が流れる。すると左側のX方向駆動用コイルCXBには図18の矢印FX3方向の駆動力が生じ右側のX方向駆動用コイルCXBには図18のFX4方向の駆動力が生じる。このFX3方向とFX4方向の駆動力は同じ強さであり共に引張ばねS2と引張ばねS3の付勢力より強いので、左右のX方向スライド板205が非係合位置に移動する。さらに、左右のロック部材210が非係合位置側に回転し、左右のロック部材210の係止溝214が係合ピン90と係合ピン91から内側に離間し、係合ピン90と係合ピン91のロックが解除される。
ロック部材210が非係合位置に達すると上記制御手段から左右のX方向駆動用コイルCXBへ電流が流れなくなり、上記駆動力が消失する。そしてこのとき、図14に示すように引張ばねS2と引張ばねS3が左右の枢着ピン102の中心より下方に位置するので、引張ばねS2と引張ばねS3の付勢力はロック部材210を非係合位置に保持する力となり、左右のロック部材210は非係合位置に保持される。従って、電気基板60、補強板61、及びCCD65は上述の手振補正動作を行ないうる状態となる。
手振補正動作の終了後に手振補正スイッチSWをOFFにすると、電気基板60及び補強板61が初期位置に移動すると共に、上記制御手段から左右のX方向駆動用コイルCXBに図18の矢印と反対方向の電流が流れ、左側のX方向駆動用コイルCXBには図18のFX4方向の駆動力が生じ右側のX方向駆動用コイルCXBには図18のFX3方向の駆動力が生じる。この駆動力は引張ばねS2と引張ばねS3の付勢力より強いので、左右のX方向スライド板205が図15の係合位置に移動し、左右のロック部材210が図15の係合位置まで回転し、左右のロック部材210の係止溝214が係合ピン90と係合ピン91に再度係合する。
ロック部材210が係合位置に達すると上記制御手段からX方向駆動用コイルCXBへ電流が流れなくなり上記駆動力が消失する。そしてこのとき、図15に示すように引張ばねS2と引張ばねS3が左右の枢着ピン102より上方に位置するので、引張ばねS2と引張ばねS3の付勢力はロック部材210を係合位置に保持する力となり、ロック部材210は係合位置に保持される。従って、電気基板60、補強板61、及びCCD65は再び初期位置において手振補正動作が不能な状態となる。
以上説明した本実施形態によれば、左側のロック部材210を回転付勢するための引張ばねS2と右側のロック部材210を回転付勢するための引張ばねS3を付勢力の異なる別個の引張ばねによって構成したので、左右のロック部材210を所定の係合位置に確実に保持できる。
即ち、仮にロック動作時に電気基板60及び補強板61の位置が図2の初期位置からX方向右側に僅かにずれていたとしても、引張ばねS3よりも引張ばねS2の引張力が強いので、左側のロック部材210は必ず係合ピン90と係合しながらストッパピン203に当接する係合位置まで移動し、電気基板60及び補強板61を図2の初期位置に移動させる。従って、右側のロック部材210も係合ピン91と確実に係合する。
なお、ロック動作時に電気基板60及び補強板61の位置が図2の初期位置から左側に僅かにずれていた場合は、まず左側のロック部材210が引張ばねS2の付勢力によりストッパピン203に当接する係合位置まで回転する(このとき係合ピン90とは離間している)。一方、引張ばねS3の回転付勢力を受けた右側のロック部材210は、係合ピン91と係合しながら係合位置まで移動するので、この動作に連動して電気基板60及び補強板61が図2の初期位置まで移動する。その結果、係合ピン90が左側のロック部材210の係止溝214と係合する。
また、係合ピン91は常に引張ばねS3によりロック部材210を介して付勢力を受けているため、がたつくことも無い。
さらにストッパピン203によって左側のロック部材210を機械的に係合位置で停止させているので、第1の実施形態に比べてロック部材210を係合位置に精度よく停止させることが可能である。
次に、ロック機構の第3の実施形態について図19〜図22を参照しながら説明する。なお、デジタルカメラ20及び手振補正装置30の構造は第1の実施形態と同じであり、ロック機構の構造も第1の実施形態と類似しているので、第1の実施形態と同じ部材には同じ符合を付すに止めてその詳細な説明は省略する。
ロック機構300のロック機構100との違いは、ロック部材120の代わりにロック部材301を用いた点である。ロック部材301は、枢着ピン102に回転可能に嵌合する円形孔302と、枢着ピン115がスライド自在に嵌合する長孔303と、引張ばねS1の両端が係止される係止ピン304と、係合ピン90と係合ピン91に係脱可能な係止溝305と、を具備している。
第1の実施形態と同様に前側ヨーク101と、後側ヨーク126及び永久磁石127との間に形成された磁気回路中に位置するY方向駆動用コイルCYCに電流を流すと、Y方向駆動用コイルCYCにはFY3方向とFY4方向の駆動力(図12参照)が生じる。そして、Y方向駆動用コイルCYCにFY4方向の駆動力が生じるとY方向スライド板110は図19の非係合位置に移動し、Y方向駆動用コイルCYCにFY3方向の駆動力が生じるとY方向スライド板110は図20の係合位置に移動する。
Y方向スライド板110が非係合位置に位置するとき、枢着ピン115が長孔303の一端部に係合するので、ロック部材301は図19に示す非係合位置に位置し、左右のロック部材301の係止溝305は係合ピン90及び係合ピン91から外側に離間する。このとき引張ばねS1が枢着ピン102の上側に位置するので、引張ばねS1の回転付勢力はロック部材301を非係合位置に向けて回転付勢する力となり、左右のロック部材301は非係合位置に保持される。
一方、Y方向スライド板110が係合位置に位置するとき、枢着ピン115が長孔303の他端部に係合するので、ロック部材301は図20に示す係合位置に位置する。従って、電気基板60及び補強板61が図2の初期位置にあれば、図20に示すように左右のロック部材301の係止溝305が係合ピン90及び係合ピン91と係合する。このとき引張ばねS1が枢着ピン102の下側に位置するので、引張ばねS1の回転付勢力はロック部材301を係合位置に保持する力となり、第1の実施形態と同様に電気基板60及び補強板61を初期位置に保持する。
最後にロック機構の第4の実施形態について図23〜図26を参照しながら説明する。なお、デジタルカメラ20及び手振補正装置30の構造は第1の実施形態と同じであり、ロック機構の構造は第2の実施形態と類似しているので、第1の実施形態または第2の実施形態と同じ部材には同じ符合を付すに止めてその詳細な説明は省略する。
ロック機構400のロック機構200との違いは、ロック部材210の代わりにロック部材401を用いた点である。ロック部材401は、枢着ピン102に回転可能に嵌合する円形孔402と、枢着ピン208がスライド自在に嵌合する長孔403と、引張ばねS2と引張ばねS3の一端が係止される係止ピン404と、係合ピン90と係合ピン91が遊嵌する方形孔405と、方形孔405の周縁部に形成された係合ピン90と係合ピン91に係脱可能な係止溝406と、を具備している。
第2の実施形態と同様に前側ヨーク101と、後側ヨーク126、永久磁石220及び永久磁石221との間に形成された磁気回路中に位置する左右のX方向駆動用コイルCXBに電流を流すと、左右のX方向駆動用コイルCXBにはFX3方向とFX4方向の駆動力(図18参照)が生じる。
左側のX方向駆動用コイルCXBに図18のFX4方向の駆動力が生じ右側のX方向駆動用コイルCXBに図18のFX3方向の駆動力が生じると、左右のX方向スライド板205が図23の非係合位置に移動し、左側のX方向駆動用コイルCXBに図18のFX3方向の駆動力が生じ右側のX方向駆動用コイルCXBに図18のFX4方向の駆動力が生じると、左右のX方向スライド板205が図24の係合位置に移動する。そして、左右のX方向スライド板205が非係合位置に位置すると、枢着ピン208が長孔403の上端部に係合するので、ロック部材401は図23に示す非係合位置に位置し、左右のロック部材401の係止溝406は係合ピン90及び係合ピン91から外側に離間する。このとき引張ばねS2と引張ばねS3が枢着ピン102の上側に位置するので、引張ばねS2と引張ばねS3の回転付勢力はロック部材401を非係合位置に向けて回転付勢する力となり、左右のロック部材401は非係合位置に保持される。
一方、X方向スライド板205が係合位置に位置すると、枢着ピン208が長孔403の下端部に係合し、さらに左側のロック部材401に突設された当接片407がストッパピン203に当接するので、左右のロック部材401は図24に示す係合位置に位置する。従って、電気基板60及び補強板61が図2の初期位置にあれば、図24に示すように左右のロック部材401の係止溝406が係合ピン90及び係合ピン91と係合する。このとき引張ばねS2と引張ばねS3が枢着ピン102の下側に位置するので、引張ばねS2と引張ばねS3の回転付勢力はロック部材401を係合位置に保持する力となり、第2の実施形態と同様に電気基板60及び補強板61を初期位置に保持する。
以上、各実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施して実施可能である。
例えば、付勢方向反転手段として引張ばねS1、引張ばねS2、引張ばねS3を利用したが、他種類の付勢手段、例えば図示を省略した圧縮ばねを付勢方向反転手段として利用することは勿論可能である。
また、Y方向スライド板110とX方向スライド板205を移動させるための駆動手段を、例えばモータや圧電素子によって構成してもよい。
さらに、係合部材として利用できるのは上記係合ピン90、係合ピン91に限られず、ロック部材120、ロック部材210、ロック部材301、ロック部材401と係合可能であれば、断面方形の角柱形状や他の断面形状の突部材であってもよい。また各係止溝124、214・・・の形状も上記形状には限定されず、上記係合ピン90、係合ピン91と係脱可能であれば他の形状であってもよい。
さらに、CCD以外の撮像素子、例えばCMOSイメージセンサーを利用できるのは勿論である。
また、電気基板60及び補強板61が案内軸などに沿ってX方向とY方向にのみ直線移動する従来から公知の手振補正装置に適用することや、手振補正装置とは用途が異なるステージ装置(特定の部材がX方向やY方向への直線移動や回転が可能な装置)に適用することが可能なのは勿論である。
本発明の第1の実施形態である手振補正装置を内蔵したデジタルカメラの縦断側面図である。 手振補正装置を、その後板を省略して示す背面図である。 図2のIII矢線方向に見た上側面図である。 図2のIV−IV矢線に沿う断面図である。 図2のV−V矢線に沿う断面図である。 図2のVI−VI矢線に沿う断面図である。 第1の実施形態のロック機構の一部の部材を省略した分解斜視図である。 後側ヨークを省略して示すロック機構の非係合状態における背面図である。 後側ヨークを省略して示すロック機構の係合状態における背面図である。 図9のX矢線方向に見た上側面図である。 図9のXI-XI矢線に沿う断面図である。 ロック機構の駆動装置の主要部を模式的に示す背面図である。 第2の実施形態のロック機構の一部の部材を省略した分解斜視図である。 後側ヨークを省略して示すロック機構の非係合状態における背面図である。 後側ヨークを省略して示すロック機構の係合状態における背面図である。 図15のXVI矢線方向に見た上側面図である。 図15のXVII-XVII矢線に沿う断面図である。 ロック機構の駆動装置の主要部を模式的に示す背面図である。 非係合状態にある第3の実施形態のロック機構を後側ヨークを省略して示す背面図である。 係合状態にあるロック機構を後側ヨークを省略して示す背面図である。 図20のXXI矢線方向に見た上側面図である。 図20のXXII-XXII矢線に沿う断面図である。 非係合状態にある第4の実施形態のロック機構を後側ヨークを省略して示す背面図である。 係合状態にあるロック機構を後側ヨークを省略して示す背面図である。 図24のXXV矢線方向に見た上側面図である。 図24のXXVI-XXVI矢線に沿う断面図である。
符号の説明
20 デジタルカメラ(カメラ)
30 手振補正装置
31 前側固定支持基板
32 後側固定支持基板(固定支持基板)
33 取付孔
34 赤外線カットフィルタ
35 取付ねじ
36 支柱
38 支持用突部
44 ボール
47 支持用突部
52 ボール
60 電気基板(ステージ板)
61 補強板(ステージ板)
65 CCD(撮像素子)
66 撮像面
65X X方向側辺
65Y Y方向側辺
67 CCDホルダ
68 窓孔
69 光学ローパスフィルタ
71 72 73 舌片
90 91 係合ピン(係合部材)
92 挿通孔
100 ロック機構
101 前側ヨーク(駆動手段)
102 枢着ピン(回転軸)
103 支柱
104 105 案内ピン
106 方形切欠
110 Y方向スライド板(移動部材)
111 案内長孔
112 案内長孔
114 突片
115 枢着ピン
120 ロック部材
121 円形孔
122 長孔
123 係止ピン
124 係止溝
126 後側ヨーク(駆動手段)
127 永久磁石(駆動手段)
200 ロック機構
201 202 案内ピン
203 ストッパピン
204 係止突起
205 X方向スライド板(移動部材)
206 207 案内長孔
208 枢着ピン
210 ロック部材
211 円形孔
212 長孔
213 係止ピン
214 係止溝
220 221 永久磁石
300 ロック機構
301 ロック部材
302 円形孔
303 長孔
304 係止ピン
305 係止溝
400 ロック機構
401 ロック部材
402 円形孔
403 長孔
404 係止ピン
405 方形孔
406 係止溝
407 当接片
CX X方向駆動用コイル
CXB X方向駆動用コイル(駆動手段)
CYA CYB Y方向駆動用コイル
CYC Y方向駆動用コイル(駆動手段)
MX X用磁石(X方向駆動手段)
MY Y用磁石(Y方向駆動手段)
O 光軸
S1 S2 S3 引張ばね(付勢方向反転手段)

Claims (8)

  1. 固定支持基板と、
    該固定支持基板と平行な方向に相対移動可能に支持されたステージ板と、を備えるステージ装置の該ステージ板をロックするためのロック機構であって、
    上記ステージ板の一方の面に突設された一対の係合部材と、
    この一対の係合部材とそれぞれ係脱可能であり、上記固定支持基板に直交する一対の回転軸にそれぞれ回転可能に枢着された一対のロック部材と、
    上記ステージ板が非作動状態になったとき、上記一対のロック部材を上記係合部材と係合する係合位置にそれぞれ回転させ、上記ステージ板が作動状態になったとき、上記一対のロック部材を上記係合部材から離間する非係合位置にそれぞれ回転させる駆動手段と、
    上記一対のロック部材が上記係合位置と非係合位置との間を回転するとき、中間の思案点をこえたときに、該一対のロック部材の付勢方向が係合位置へ向かう方向と非係合位置へ向かう方向の一方から他方へ反転する、該一対のロック部材の間に設けた付勢方向反転手段と、
    を備えることを特徴とするステージ装置のロック機構。
  2. 請求項1記載のステージ装置のロック機構において、
    上記ロック部材に、上記係合部材と係脱する係止溝を、一対の係合部材の対向面側から係合部材に係合するように、上記ロック部材に形成したステージ装置のロック機構。
  3. 請求項1記載のステージ装置のロック機構において、
    上記係止溝を、一対の係合部材の対向面と反対側から係合部材に係合するように、上記ロック部材に形成したステージ装置のロック機構。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
    一対のロック部材の間において一対のロック部材どうしを結ぶ直線に対して直交する直線方向に往復移動可能であり、上記駆動手段から駆動力を受けて該直線方向に往復移動することにより、一対のロック部材を上記係合位置と非係合位置との間で回転させる移動部材を備えるステージ装置のロック機構。
  5. 請求項1から3のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
    一対のロック部材の間において一対のロック部材どうしを結ぶ直線方向に往復移動可能であり、上記駆動手段から駆動力を受けて該直線方向に往復移動することにより、対応する上記ロック部材を上記係合位置と非係合位置との間で回転させる一対の移動部材を備えるステージ装置のロック機構。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
    上記付勢方向反転手段が、その両端を一対のロック部材にそれぞれ係止した単一の引張ばねであるステージ装置のロック機構。
  7. 請求項1から5のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
    上記付勢方向反転手段が、その一端を一対のロック部材にそれぞれ係止し、その他端を上記固定支持基板に係止した、互いに付勢力が異なる一対の引張ばねであるステージ装置のロック機構。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のステージ装置のロック機構において、
    上記駆動手段が、
    上記固定支持基板に固定した磁力発生装置と、
    上記移動部材に固定した、該磁力発生装置の磁力を受けた状態で電流が流れると上記直線方向の駆動力を発生する駆動用コイルと、を備えるステージ装置のロック機構。
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