JPH06338630A - 半導体発光素子、並びに当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理装置、光結合装置及び発光装置 - Google Patents
半導体発光素子、並びに当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理装置、光結合装置及び発光装置Info
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- JPH06338630A JPH06338630A JP15149993A JP15149993A JPH06338630A JP H06338630 A JPH06338630 A JP H06338630A JP 15149993 A JP15149993 A JP 15149993A JP 15149993 A JP15149993 A JP 15149993A JP H06338630 A JPH06338630 A JP H06338630A
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- H01L2224/48245—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
- H01L2224/48247—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発光領域で発光した光のほとんど全てを光取
り出し部へ集めることによって、高い発光効率を有する
発光素子を提供することにある。 【構成】 基板2の上に多層反射膜3、下クラッド層
4、活性層5、上クラッド層6、キャップ層7を積層
し、さらに、キャップ層7の上に反射レンズ層8及び表
面電極11を設ける。反射レンズ層8は、同心円状の輪
帯8a,8b,…(あるいは、その一部)に分割され、
中心の開口13は光取り出し窓12と一致する。また、
反射レンズ層8の上面には光反射面10を形成し、各輪
帯8a,8b,…の光反射面10は半導体基板2の表面
に対して傾斜しており、光反射面10で反射した光は光
取り出し窓12側へ近寄せられる。
り出し部へ集めることによって、高い発光効率を有する
発光素子を提供することにある。 【構成】 基板2の上に多層反射膜3、下クラッド層
4、活性層5、上クラッド層6、キャップ層7を積層
し、さらに、キャップ層7の上に反射レンズ層8及び表
面電極11を設ける。反射レンズ層8は、同心円状の輪
帯8a,8b,…(あるいは、その一部)に分割され、
中心の開口13は光取り出し窓12と一致する。また、
反射レンズ層8の上面には光反射面10を形成し、各輪
帯8a,8b,…の光反射面10は半導体基板2の表面
に対して傾斜しており、光反射面10で反射した光は光
取り出し窓12側へ近寄せられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光素子、並び
に当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理
装置、光結合装置及び発光装置に関する。具体的にいう
と、本発明は、光通信、光情報処理等の分野で重要であ
る高出力、微小発光面積の表面発光型半導体発光素子又
は端面発光型半導体発光素子に関する。また、それらの
半導体発光素子を用いた光学検出装置、光学的情報処理
装置、光結合装置及び発光装置に関する。
に当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理
装置、光結合装置及び発光装置に関する。具体的にいう
と、本発明は、光通信、光情報処理等の分野で重要であ
る高出力、微小発光面積の表面発光型半導体発光素子又
は端面発光型半導体発光素子に関する。また、それらの
半導体発光素子を用いた光学検出装置、光学的情報処理
装置、光結合装置及び発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体発光素子においては、発光効率の
向上が1つの目標となっており、発光効率の向上を目指
した半導体発光素子の従来例としては、例えば特開昭6
0−98689号公報に開示されたものがある。
向上が1つの目標となっており、発光効率の向上を目指
した半導体発光素子の従来例としては、例えば特開昭6
0−98689号公報に開示されたものがある。
【0003】この従来例の半導体発光素子(発光ダイオ
ード)の構造を図10に示す。この半導体発光素子90
は、AlGaAs半導体基板91の上に多層反射膜9
2、GaAs活性層93、AlGaAsクラッド層94
を積層している。多層反射膜92は、2種の半導体薄膜
92a,92bを12層以上交互に結晶成長させて構成
している。クラッド層94の上面にはSiO2等の絶縁
層95を介してAl電極96を形成してあり、この電極
96に光取り出し窓97を開口すると共に光取り出し窓
97の周囲で電極96をクラッド層94に接触させてい
る。また、半導体基板91の下面にはAu電極98が形
成されている。
ード)の構造を図10に示す。この半導体発光素子90
は、AlGaAs半導体基板91の上に多層反射膜9
2、GaAs活性層93、AlGaAsクラッド層94
を積層している。多層反射膜92は、2種の半導体薄膜
92a,92bを12層以上交互に結晶成長させて構成
している。クラッド層94の上面にはSiO2等の絶縁
層95を介してAl電極96を形成してあり、この電極
96に光取り出し窓97を開口すると共に光取り出し窓
97の周囲で電極96をクラッド層94に接触させてい
る。また、半導体基板91の下面にはAu電極98が形
成されている。
【0004】しかして、光取り出し窓97の周囲の領域
において電極96から活性層93へ電流を注入すると、
活性層93の電流注入領域で発光し、活性層93から上
方へ出射された光は光取り出し窓97から外部へ取り出
され、活性層93から下方へ出射された光は多層反射膜
92で反射された後、光取り出し窓97から外部へ取り
出される。
において電極96から活性層93へ電流を注入すると、
活性層93の電流注入領域で発光し、活性層93から上
方へ出射された光は光取り出し窓97から外部へ取り出
され、活性層93から下方へ出射された光は多層反射膜
92で反射された後、光取り出し窓97から外部へ取り
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記半導体発光素子9
0は、半導体基板91と活性層93の間に多層反射膜9
2を挟み込んでいるので、活性層93で発した光のうち
半導体基板91の方向へ進行した光を多層反射膜92で
反射させ、光取り出し窓97へ導くことができ、それに
よって発光効率を高めることができる。
0は、半導体基板91と活性層93の間に多層反射膜9
2を挟み込んでいるので、活性層93で発した光のうち
半導体基板91の方向へ進行した光を多層反射膜92で
反射させ、光取り出し窓97へ導くことができ、それに
よって発光効率を高めることができる。
【0006】しかし、上記構造の半導体発光素子90で
は、第1回目の反射によって光取り出し窓97へ向けて
反射した光だけしか外部へ取り出せない。そのため、特
に発光領域を微小化した半導体素子90では、発光効率
改善の効果が小さくなってしまい、発光効率のさらなる
向上という観点からみた場合、満足のゆくものでなかっ
た。
は、第1回目の反射によって光取り出し窓97へ向けて
反射した光だけしか外部へ取り出せない。そのため、特
に発光領域を微小化した半導体素子90では、発光効率
改善の効果が小さくなってしまい、発光効率のさらなる
向上という観点からみた場合、満足のゆくものでなかっ
た。
【0007】本発明は叙上の技術的背景に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、微小な発光領
域の半導体発光素子においても、発光した光のほとんど
全てを光取り出し部へ集めることによって、高い発光効
率を有する発光素子を提供することにある。また、本発
明のもう一つの目的とするところは、このような半導体
発光素子を用いることで、高分解能な光学検知装置等を
提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、微小な発光領
域の半導体発光素子においても、発光した光のほとんど
全てを光取り出し部へ集めることによって、高い発光効
率を有する発光素子を提供することにある。また、本発
明のもう一つの目的とするところは、このような半導体
発光素子を用いることで、高分解能な光学検知装置等を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体発光素子
は、屈折率の異なる薄膜を複数層積層してなる多層反射
膜を基板の上方に形成し、この多層反射膜の上方に下ク
ラッド層及び上クラッド層で挟まれた活性層を形成し、
基板表面に対して傾きを有し、前記活性層から発光され
た光や前記多層反射膜で反射した光を光取り出し部へ集
める働きをする光反射面を前記上クラッド層の上方に設
けたことを特徴としている。
は、屈折率の異なる薄膜を複数層積層してなる多層反射
膜を基板の上方に形成し、この多層反射膜の上方に下ク
ラッド層及び上クラッド層で挟まれた活性層を形成し、
基板表面に対して傾きを有し、前記活性層から発光され
た光や前記多層反射膜で反射した光を光取り出し部へ集
める働きをする光反射面を前記上クラッド層の上方に設
けたことを特徴としている。
【0009】また、上記半導体発光素子においては、前
記上クラッド層の上面を基板表面に対して傾斜させ、上
クラッド層の上に設けられた層と上クラッド層の間の屈
折率差を利用して上クラッド層の上面に光反射面を形成
しても良い。
記上クラッド層の上面を基板表面に対して傾斜させ、上
クラッド層の上に設けられた層と上クラッド層の間の屈
折率差を利用して上クラッド層の上面に光反射面を形成
しても良い。
【0010】さらに、前記多層反射膜は複数種類の膜厚
によって構成することができる。
によって構成することができる。
【0011】また、表面発光型半導体発光素子の場合に
は、前記光反射面を同心円状に分割し、当該光反射面の
中心を光反射面の上方に開口された光取り出し窓と略一
致させることができる。
は、前記光反射面を同心円状に分割し、当該光反射面の
中心を光反射面の上方に開口された光取り出し窓と略一
致させることができる。
【0012】また、端面発光型の半導体発光素子の場合
には、前記光反射面を同心半円状に分割し、当該光反射
面の中心を光取り出し部である素子端面ないしその近傍
に一致させることができる。
には、前記光反射面を同心半円状に分割し、当該光反射
面の中心を光取り出し部である素子端面ないしその近傍
に一致させることができる。
【0013】また、前記光反射面の上の層には、素子表
面電極を用いてもよい。
面電極を用いてもよい。
【0014】さらに、上記半導体発光素子は、光学検知
装置、光学的情報処理装置、光結合装置もしくは発光装
置に用いることができる。
装置、光学的情報処理装置、光結合装置もしくは発光装
置に用いることができる。
【0015】
【作用】本発明の半導体発光素子にあっては、活性層の
下方に多層反射膜を設け、活性層の上方に基板表面に対
して傾きを有する光反射面を形成しているので、活性層
より発生した光は、下方の多層反射膜と上方の光反射面
との間で反射を繰り返す。このうち上方の光反射面で反
射した反射光は、基板表面に平行な光反射面の場合に比
べれば、反射レンズ面の法線の傾きに応じて進路を変え
て進む。そのため、はじめに光取り出し部から外れた方
向へ反射していった光でも、再び光取り出し部付近へ戻
っていくことが可能となる。光反射面で反射した光が、
光取り出し部の方向へ進み、多層反射膜で反射して光取
り出し部から外部へと放出されれば、それだけ素子の発
光効率が高くなる。
下方に多層反射膜を設け、活性層の上方に基板表面に対
して傾きを有する光反射面を形成しているので、活性層
より発生した光は、下方の多層反射膜と上方の光反射面
との間で反射を繰り返す。このうち上方の光反射面で反
射した反射光は、基板表面に平行な光反射面の場合に比
べれば、反射レンズ面の法線の傾きに応じて進路を変え
て進む。そのため、はじめに光取り出し部から外れた方
向へ反射していった光でも、再び光取り出し部付近へ戻
っていくことが可能となる。光反射面で反射した光が、
光取り出し部の方向へ進み、多層反射膜で反射して光取
り出し部から外部へと放出されれば、それだけ素子の発
光効率が高くなる。
【0016】上記光反射面は、上クラッド層とは別な層
の表面に形成してもよく、あるいは上クラッド層の表面
に形成してもよいが、上クラッド層の上に形成すれば、
半導体製造プロセスにより形成することができ、製作が
容易になる。
の表面に形成してもよく、あるいは上クラッド層の表面
に形成してもよいが、上クラッド層の上に形成すれば、
半導体製造プロセスにより形成することができ、製作が
容易になる。
【0017】
【実施例】図1(a)は本発明の一実施例による表面発
光型の半導体発光素子Aの構造を示す断面図である。こ
の半導体発光素子Aにあっては、半導体基板2の上に、
屈折率の異なる薄膜を複数層積層させた多層反射膜3、
下クラッド層4、光を発光させる活性層5、上クラッド
層6、キャップ層7を積層している。さらに、キャップ
層7の上には、絶縁材料によって反射レンズ層8が形成
されており、反射レンズ層8の上に電流注入のための表
面電極11が設けられ、半導体基板2の下面には裏面電
極1が形成されている。また、表面電極11には光取り
出し窓12が開口されており、光取り出し窓12の周囲
において表面電極11はキャップ層7の上面に接触して
いる。
光型の半導体発光素子Aの構造を示す断面図である。こ
の半導体発光素子Aにあっては、半導体基板2の上に、
屈折率の異なる薄膜を複数層積層させた多層反射膜3、
下クラッド層4、光を発光させる活性層5、上クラッド
層6、キャップ層7を積層している。さらに、キャップ
層7の上には、絶縁材料によって反射レンズ層8が形成
されており、反射レンズ層8の上に電流注入のための表
面電極11が設けられ、半導体基板2の下面には裏面電
極1が形成されている。また、表面電極11には光取り
出し窓12が開口されており、光取り出し窓12の周囲
において表面電極11はキャップ層7の上面に接触して
いる。
【0018】上記反射レンズ層8は、図1(b)に示す
ように同心円状の輪帯8a,8b,…(あるいは、その
一部)に分割され、中心部は開口されており、光取り出
し窓12は反射レンズ層8の中心部の開口13と一致さ
せて設けられている。分割された各輪帯8a,8b,…
の上面には好ましくは反射率の高い金属膜を蒸着させる
ことによって反射膜9を付着させ、反射レンズ層8の上
面に光反射面(裏面鏡)10を構成しており、各輪帯8
a,8b,…の光反射面10は半導体基板2の表面に対
して傾斜している。しかも、各輪帯8a,8b,…毎に
光反射面10の傾きが異なっており、各輪帯8a,8
b,…の光反射面10は反射させた光を反射レンズ層8
の中心方向(光取り出し窓12の方向)へ向けて反射さ
せるような傾きとなっている。
ように同心円状の輪帯8a,8b,…(あるいは、その
一部)に分割され、中心部は開口されており、光取り出
し窓12は反射レンズ層8の中心部の開口13と一致さ
せて設けられている。分割された各輪帯8a,8b,…
の上面には好ましくは反射率の高い金属膜を蒸着させる
ことによって反射膜9を付着させ、反射レンズ層8の上
面に光反射面(裏面鏡)10を構成しており、各輪帯8
a,8b,…の光反射面10は半導体基板2の表面に対
して傾斜している。しかも、各輪帯8a,8b,…毎に
光反射面10の傾きが異なっており、各輪帯8a,8
b,…の光反射面10は反射させた光を反射レンズ層8
の中心方向(光取り出し窓12の方向)へ向けて反射さ
せるような傾きとなっている。
【0019】詳細は図示しないが、多層反射膜3は一般
に屈折率の異なる2種の物質を膜厚βで交互に積層して
構成されている。このとき、多層反射膜3内での波長が
4βとなる光を最も強く反射する。しかし、活性層5の
発光部10から発する光の波長成分には幅があるので、
多層反射膜3での光反射を幅広い波長領域で行うことが
求められる場合がある。その場合には、多層反射膜3を
構成する各物質の膜厚βをいずれも複数種類の厚み
β1,β2,β3,…とすれば、4β1,4β2,4β3,…
の各波長を最も強く反射させることができ、幅広い波長
領域で光反射を行うことができ、発光効率向上という点
から有利である。
に屈折率の異なる2種の物質を膜厚βで交互に積層して
構成されている。このとき、多層反射膜3内での波長が
4βとなる光を最も強く反射する。しかし、活性層5の
発光部10から発する光の波長成分には幅があるので、
多層反射膜3での光反射を幅広い波長領域で行うことが
求められる場合がある。その場合には、多層反射膜3を
構成する各物質の膜厚βをいずれも複数種類の厚み
β1,β2,β3,…とすれば、4β1,4β2,4β3,…
の各波長を最も強く反射させることができ、幅広い波長
領域で光反射を行うことができ、発光効率向上という点
から有利である。
【0020】また、この半導体発光素子Aは以下のよう
にして作製することができる。まず、半導体基板2の上
に多層反射膜3、下クラッド層4、活性層5、上クラッ
ド層6、キャップ層7を順次エピタキシャル成長させ
る。この後、キャップ層7の上面に反射レンズ層8を形
成する。半導体基板2の表面に対して傾きをもった輪帯
状の反射レンズ層8を形成するためには、例えばキャッ
プ層7の表面に高分子溶剤を塗布し、所定形状のネガ金
型(図示せず)を高分子溶剤に押し付けて成形し、恒温
槽で固化させて反射レンズ層8を形成した後、反射レン
ズ層8の表面に反射膜9を付着させて光反射面10を形
成することができる。最後に、光取り出し窓12を除く
領域と光取り出し窓12の内周部に表面電極11を形成
すると共に、半導体基板2の下面に裏面電極1を形成
し、半導体発光素子Aが作製される。
にして作製することができる。まず、半導体基板2の上
に多層反射膜3、下クラッド層4、活性層5、上クラッ
ド層6、キャップ層7を順次エピタキシャル成長させ
る。この後、キャップ層7の上面に反射レンズ層8を形
成する。半導体基板2の表面に対して傾きをもった輪帯
状の反射レンズ層8を形成するためには、例えばキャッ
プ層7の表面に高分子溶剤を塗布し、所定形状のネガ金
型(図示せず)を高分子溶剤に押し付けて成形し、恒温
槽で固化させて反射レンズ層8を形成した後、反射レン
ズ層8の表面に反射膜9を付着させて光反射面10を形
成することができる。最後に、光取り出し窓12を除く
領域と光取り出し窓12の内周部に表面電極11を形成
すると共に、半導体基板2の下面に裏面電極1を形成
し、半導体発光素子Aが作製される。
【0021】この半導体発光素子Aにおいては、反射レ
ンズ層8が絶縁体であるから、反射レンズ層8の形成さ
れている領域からは電流は注入されず、光取り出し窓1
2の内周の表面電極11部分を通してのみ活性層5に電
流が注入される電流狭窄構造となっている。したがっ
て、活性層5の光取り出し窓12と対向する領域が発光
部14となっていて、この発光部14から光を発する。
ンズ層8が絶縁体であるから、反射レンズ層8の形成さ
れている領域からは電流は注入されず、光取り出し窓1
2の内周の表面電極11部分を通してのみ活性層5に電
流が注入される電流狭窄構造となっている。したがっ
て、活性層5の光取り出し窓12と対向する領域が発光
部14となっていて、この発光部14から光を発する。
【0022】この半導体発光素子Aにおける、発光部1
4から発した光線の挙動を図2に示す。発光部14から
発した光は、全方位に向けて進行する。このうち、直接
光取り出し窓12に進行して外部へ出射する光15a
と、下方の多層反射膜3で1回反射して光取り出し窓1
2から外部へ進行する光15bは、従来の半導体発光素
子90(図10)でも外部へ取り出すことができたもの
である。本発明の半導体発光素子Aであると、さらに、
光取り出し窓12の外周側の反射レンズ層8に進行した
光15cは、反射レンズ層8の光反射面10と多層反射
膜3とで反射し、光取り出し窓12を通過する。また、
多層反射膜3で反射した後、光取り出し窓12から離れ
た方向へ進む光15dも、反射レンズ層8の光反射面1
0と多層反射膜3との間で多重反射することによって光
取り出し窓12の近傍へ集められて光取り出し窓12か
ら外部へ出射される可能性が高くなる。この結果、本発
明の半導体発光素子Aによれば、従来の半導体発光素子
90に比較して発光効率が向上する。理想的には発光部
14で発光した光を全て光取り出し窓12から外部へ出
射させることも可能になる。
4から発した光線の挙動を図2に示す。発光部14から
発した光は、全方位に向けて進行する。このうち、直接
光取り出し窓12に進行して外部へ出射する光15a
と、下方の多層反射膜3で1回反射して光取り出し窓1
2から外部へ進行する光15bは、従来の半導体発光素
子90(図10)でも外部へ取り出すことができたもの
である。本発明の半導体発光素子Aであると、さらに、
光取り出し窓12の外周側の反射レンズ層8に進行した
光15cは、反射レンズ層8の光反射面10と多層反射
膜3とで反射し、光取り出し窓12を通過する。また、
多層反射膜3で反射した後、光取り出し窓12から離れ
た方向へ進む光15dも、反射レンズ層8の光反射面1
0と多層反射膜3との間で多重反射することによって光
取り出し窓12の近傍へ集められて光取り出し窓12か
ら外部へ出射される可能性が高くなる。この結果、本発
明の半導体発光素子Aによれば、従来の半導体発光素子
90に比較して発光効率が向上する。理想的には発光部
14で発光した光を全て光取り出し窓12から外部へ出
射させることも可能になる。
【0023】なお、図1及び図2の実施例では、上クラ
ッド層6と表面電極11の間のコンタクト性をよくする
ため上クラッド層6の上にキャップ層7を設けている。
ただ、この場合にはキャップ層7での光吸収が大きい
と、キャップ層7上部の反射レンズ層8で反射を繰り返
す度に光が吸収されるので、その点を考慮する必要があ
る。
ッド層6と表面電極11の間のコンタクト性をよくする
ため上クラッド層6の上にキャップ層7を設けている。
ただ、この場合にはキャップ層7での光吸収が大きい
と、キャップ層7上部の反射レンズ層8で反射を繰り返
す度に光が吸収されるので、その点を考慮する必要があ
る。
【0024】また、反射レンズ層8の材質として、特に
導電性の高分子材料を使用しない限り、反射レンズ層8
は光反射面10としての機能と同時に絶縁層としても働
くので、上記のように、必然的に電流狭窄構造になる。
電流狭窄構造によって電流通路領域が小さく制限されれ
ば、素子中の結晶欠陥によって生じる非発光再結合の割
合も小さくなり、単位電流当たりの非発光再結合の割合
も相対的に減るので、より発光効率の向上に寄与する。
逆に、反射レンズ層8の材質としては、導電性の高分子
材料を使用することも可能である。導電性の高分子材料
を使用すれば、光取り出し窓12以外のすべての領域に
おいて発光でき、しかも発光した光のほとんど全てを光
反射面10と多層反射膜3とで反射を繰り返させた後、
光取り出し窓12から外部へ出射させることができるの
で、微小発光領域でも発光強度の大きな半導体発光素子
Aが期待できる。
導電性の高分子材料を使用しない限り、反射レンズ層8
は光反射面10としての機能と同時に絶縁層としても働
くので、上記のように、必然的に電流狭窄構造になる。
電流狭窄構造によって電流通路領域が小さく制限されれ
ば、素子中の結晶欠陥によって生じる非発光再結合の割
合も小さくなり、単位電流当たりの非発光再結合の割合
も相対的に減るので、より発光効率の向上に寄与する。
逆に、反射レンズ層8の材質としては、導電性の高分子
材料を使用することも可能である。導電性の高分子材料
を使用すれば、光取り出し窓12以外のすべての領域に
おいて発光でき、しかも発光した光のほとんど全てを光
反射面10と多層反射膜3とで反射を繰り返させた後、
光取り出し窓12から外部へ出射させることができるの
で、微小発光領域でも発光強度の大きな半導体発光素子
Aが期待できる。
【0025】また、反射レンズ層8の上に反射膜9を設
けることなく、反射レンズ層8の上に直接に表面電極1
1を設け、反射レンズ層8と表面電極11の間の界面に
光反射面10を形成してもよい。このようにすれば、素
子の作製工程を簡略化することができるので、製作コス
トを安価にすることができる。
けることなく、反射レンズ層8の上に直接に表面電極1
1を設け、反射レンズ層8と表面電極11の間の界面に
光反射面10を形成してもよい。このようにすれば、素
子の作製工程を簡略化することができるので、製作コス
トを安価にすることができる。
【0026】図3は本発明の別な実施例による半導体発
光素子Bを示す断面図である。この半導体発光素子Bに
おいては、上クラッド層6の上のキャップ層7を省き、
上クラッド層6の上に直接に反射レンズ層8を形成して
いる。この実施例のようにキャップ層7を省略しても差
し支えなく、図1の実施例と同様に発光効率を向上させ
ることができる。
光素子Bを示す断面図である。この半導体発光素子Bに
おいては、上クラッド層6の上のキャップ層7を省き、
上クラッド層6の上に直接に反射レンズ層8を形成して
いる。この実施例のようにキャップ層7を省略しても差
し支えなく、図1の実施例と同様に発光効率を向上させ
ることができる。
【0027】図4は本発明のさらに別な実施例による半
導体発光素子Cの構造を示す断面図である。この半導体
発光素子Cにあっては、図1の実施例における反射レン
ズ層8の機能を上クラッド層6により実現したものであ
る。すなわち、上クラッド層6の上面を図1の実施例の
反射レンズ層8の上面と同じような同心円状の輪帯パタ
ーン(但し、開口13は設けない。)に形成し、上クラ
ッド層6の上面を半導体基板2に対して傾斜させるよう
に加工している。上クラッド層6の上には、上クラッド
層6よりも屈折率の小さな物質からなる層16がさらに
積層されており、この層16の平らな上面には表面電極
11が形成されている。しかして、上クラッド層6とそ
の上の層16との屈折率の差により上クラッド層6とそ
の上の層16との間の界面で光を反射(好ましくは、全
反射)させることができるので、上クラッド層6の上面
に光反射面10を形成することができる。よって、この
上クラッド層6は前記反射レンズ層8と同様な働きを
し、光反射面10で光を反射させることにより光取り出
し窓12の方向へ集めることができ、発光効率を向上さ
せることができる。
導体発光素子Cの構造を示す断面図である。この半導体
発光素子Cにあっては、図1の実施例における反射レン
ズ層8の機能を上クラッド層6により実現したものであ
る。すなわち、上クラッド層6の上面を図1の実施例の
反射レンズ層8の上面と同じような同心円状の輪帯パタ
ーン(但し、開口13は設けない。)に形成し、上クラ
ッド層6の上面を半導体基板2に対して傾斜させるよう
に加工している。上クラッド層6の上には、上クラッド
層6よりも屈折率の小さな物質からなる層16がさらに
積層されており、この層16の平らな上面には表面電極
11が形成されている。しかして、上クラッド層6とそ
の上の層16との屈折率の差により上クラッド層6とそ
の上の層16との間の界面で光を反射(好ましくは、全
反射)させることができるので、上クラッド層6の上面
に光反射面10を形成することができる。よって、この
上クラッド層6は前記反射レンズ層8と同様な働きを
し、光反射面10で光を反射させることにより光取り出
し窓12の方向へ集めることができ、発光効率を向上さ
せることができる。
【0028】この実施例では、半導体製造プロセスのみ
で半導体発光素子Cを作製することができるので、比較
的簡単に半導体発光素子Cを作製できる。また、上クラ
ッド層6の上の層16が絶縁体である場合には、素子が
電流狭窄構造になるので発光効率の向上につながる。一
方、上クラッド層6の上の層16が導電体である場合に
は、微小発光領域でも発光強度の大きな半導体発光素子
Cを期待できる。なお、上クラッド層6の上の層16は
キャップ層7であってもよい。また、図示しないが、層
16を省いて上クラッド層6の上に直接に表面電極11
を設け、上クラッド層6と表面電極11との界面に光反
射面10を形成すれば、さらに別な実施例とすることが
できる。
で半導体発光素子Cを作製することができるので、比較
的簡単に半導体発光素子Cを作製できる。また、上クラ
ッド層6の上の層16が絶縁体である場合には、素子が
電流狭窄構造になるので発光効率の向上につながる。一
方、上クラッド層6の上の層16が導電体である場合に
は、微小発光領域でも発光強度の大きな半導体発光素子
Cを期待できる。なお、上クラッド層6の上の層16は
キャップ層7であってもよい。また、図示しないが、層
16を省いて上クラッド層6の上に直接に表面電極11
を設け、上クラッド層6と表面電極11との界面に光反
射面10を形成すれば、さらに別な実施例とすることが
できる。
【0029】なお、上記各実施例では、光反射面10は
同心円状の輪帯パターンであるものについて説明した。
光反射面10を同心円状の輪帯パターンとし、その中心
部を光取り出し窓12に一致させると、光の取り出し効
率が最も高くなり、発光効率向上のためには有利であ
る。しかし、反射レンズ層8や同じ機能を有する上クラ
ッド層6の形状については、このような光反射面10の
パターンを有するものに限る訳ではなく、光反射面10
を形成するための反射レンズ層8や上クラッド層6の表
面に凹凸を持たせて光反射面10を半導体基板2に対し
て非平行とし、反射した光を光取り出し窓12に向けて
集める働きを持たせたものであればよく、特に上記パタ
ーンに限る理由はない。
同心円状の輪帯パターンであるものについて説明した。
光反射面10を同心円状の輪帯パターンとし、その中心
部を光取り出し窓12に一致させると、光の取り出し効
率が最も高くなり、発光効率向上のためには有利であ
る。しかし、反射レンズ層8や同じ機能を有する上クラ
ッド層6の形状については、このような光反射面10の
パターンを有するものに限る訳ではなく、光反射面10
を形成するための反射レンズ層8や上クラッド層6の表
面に凹凸を持たせて光反射面10を半導体基板2に対し
て非平行とし、反射した光を光取り出し窓12に向けて
集める働きを持たせたものであればよく、特に上記パタ
ーンに限る理由はない。
【0030】図5(a)(b)は本発明のさらに別な実
施例による端面発光型の半導体発光素子Dを示す断面図
およびその反射レンズ層8の平面図である。この半導体
発光素子Dにおいては、半導体基板2の上に、多層反射
膜3、下クラッド層4、活性層5、上クラッド層6及び
キャップ層7を積層し、キャップ層7の上に反射レンズ
層8と表面電極11を設けている。
施例による端面発光型の半導体発光素子Dを示す断面図
およびその反射レンズ層8の平面図である。この半導体
発光素子Dにおいては、半導体基板2の上に、多層反射
膜3、下クラッド層4、活性層5、上クラッド層6及び
キャップ層7を積層し、キャップ層7の上に反射レンズ
層8と表面電極11を設けている。
【0031】上記反射レンズ層8は、図5(b)に示す
ように同心半円状の輪帯17a,17b,…(あるい
は、その一部)に分割され、それらの上面には光反射面
10が形成されている。反射レンズ層8の輪帯パターン
の中心部に相当する部分は切欠されており、反射レンズ
層8の中心部に相当する切欠部分18は発光部14と一
致させられている。各輪帯17a,17b,…の光反射
面10は半導体基板2の表面に対して傾斜しており、発
光部14から出射側の素子端面19と反対側へ出射され
た光は、多層反射膜3及び光反射面10で反射されるこ
とによって光出射側の素子端面19側へ向けられ、出射
側の素子端面19から外部へ出射される。従って、この
ような構造によれば、端面発光型の半導体発光素子Dに
おいて、光の取り出し効率を高くできる。
ように同心半円状の輪帯17a,17b,…(あるい
は、その一部)に分割され、それらの上面には光反射面
10が形成されている。反射レンズ層8の輪帯パターン
の中心部に相当する部分は切欠されており、反射レンズ
層8の中心部に相当する切欠部分18は発光部14と一
致させられている。各輪帯17a,17b,…の光反射
面10は半導体基板2の表面に対して傾斜しており、発
光部14から出射側の素子端面19と反対側へ出射され
た光は、多層反射膜3及び光反射面10で反射されるこ
とによって光出射側の素子端面19側へ向けられ、出射
側の素子端面19から外部へ出射される。従って、この
ような構造によれば、端面発光型の半導体発光素子Dに
おいて、光の取り出し効率を高くできる。
【0032】以下、上記半導体発光素子の応用例を説明
する。図6は本発明に係る半導体発光素子31を用いた
光学検知装置を示す。これは半導体発光素子31を光源
に用いた距離センサFであって、この距離センサFを用
いて対象物35が有する凹凸の段差が計測されている。
この距離センサFは、光源としての半導体発光素子31
と、投光レンズ32および受光レンズ33と、位置検出
素子34とから構成されるもので、光源を発した光は対
象物35上にビームスポットSP1,SP2を生成し、
それぞれビームスポットSP1,SP2の反射像を位置
検出素子34上に結像させる。これらの結像位置は信号
線36,37で得た信号比をもって検出でき、その位置
ずれ量より、三角計測法を用いて段差qを算出する。
する。図6は本発明に係る半導体発光素子31を用いた
光学検知装置を示す。これは半導体発光素子31を光源
に用いた距離センサFであって、この距離センサFを用
いて対象物35が有する凹凸の段差が計測されている。
この距離センサFは、光源としての半導体発光素子31
と、投光レンズ32および受光レンズ33と、位置検出
素子34とから構成されるもので、光源を発した光は対
象物35上にビームスポットSP1,SP2を生成し、
それぞれビームスポットSP1,SP2の反射像を位置
検出素子34上に結像させる。これらの結像位置は信号
線36,37で得た信号比をもって検出でき、その位置
ずれ量より、三角計測法を用いて段差qを算出する。
【0033】この距離センサFの場合、通常の発光ダイ
オードを用いては、発光径が350μm程度あるため、
長距離の検出や高精度な検出は難しい。一方、レーザダ
イオードを用いれば、長距離で高精度な検出は可能にな
るが、レーザ光線を使うために安全面で問題がある。そ
の点、本発明による高出力でかつ微小発光径の半導体発
光素子を用いれば、長距離でも検出が可能で、しかもビ
ームスポット径が小さく、分解能も向上するし、レーザ
光線を使っていないので安全面の問題もなくなる、とい
った利点がある。
オードを用いては、発光径が350μm程度あるため、
長距離の検出や高精度な検出は難しい。一方、レーザダ
イオードを用いれば、長距離で高精度な検出は可能にな
るが、レーザ光線を使うために安全面で問題がある。そ
の点、本発明による高出力でかつ微小発光径の半導体発
光素子を用いれば、長距離でも検出が可能で、しかもビ
ームスポット径が小さく、分解能も向上するし、レーザ
光線を使っていないので安全面の問題もなくなる、とい
った利点がある。
【0034】図7は本発明に係る半導体発光素子を用い
た光学的情報処理装置を示す。これはバーコードリーダ
Gを示している。このバーコードリーダGは、半導体発
光素子41、投光側集光レンズ42、回転多面鏡43、
回転多面鏡43を一定方向に一定速度で回転させるスキ
ャナモータ44、等速走査レンズ45、受光側集光レン
ズ46、受光素子47から構成されている。半導体発光
素子41から出射された光は投光側集光レンズ42を通
り、回転多面鏡43で反射されると共に水平方向にスキ
ャンされ、等速走査レンズ45で等速化された後、バー
コード48上で集光され、バーコード48上を走査され
る。さらにバーコード48からの反射光は、受光側集光
レンズ46により受光素子47上に集光されて検知さ
れ、バーコード信号が得られる。
た光学的情報処理装置を示す。これはバーコードリーダ
Gを示している。このバーコードリーダGは、半導体発
光素子41、投光側集光レンズ42、回転多面鏡43、
回転多面鏡43を一定方向に一定速度で回転させるスキ
ャナモータ44、等速走査レンズ45、受光側集光レン
ズ46、受光素子47から構成されている。半導体発光
素子41から出射された光は投光側集光レンズ42を通
り、回転多面鏡43で反射されると共に水平方向にスキ
ャンされ、等速走査レンズ45で等速化された後、バー
コード48上で集光され、バーコード48上を走査され
る。さらにバーコード48からの反射光は、受光側集光
レンズ46により受光素子47上に集光されて検知さ
れ、バーコード信号が得られる。
【0035】このようなバーコードリーダGにおいて、
例えば全面発光型の従来の発光ダイオード(発光径40
0μm)を用い、焦点距離15mmの集光レンズで25
0mm先のバーコード上に集光したとすると、その集光
性の悪さのため、バーコード上でのビーム径は約6.7
mmと大きくなり、バーコード(一般に、最小線幅は
0.2mm)は到底読みとることができない。これに対
し、本発明による半導体発光素子41を用いたバーコー
ドリーダGにあっては、その発光径を10μm程度に微
小化できるので、同一条件で集光させた場合でもバーコ
ード48上のビーム径をバーコード48の最小線幅以下
(0.2mm弱)まで絞ることができ、バーコード48
を読み取ることができる。
例えば全面発光型の従来の発光ダイオード(発光径40
0μm)を用い、焦点距離15mmの集光レンズで25
0mm先のバーコード上に集光したとすると、その集光
性の悪さのため、バーコード上でのビーム径は約6.7
mmと大きくなり、バーコード(一般に、最小線幅は
0.2mm)は到底読みとることができない。これに対
し、本発明による半導体発光素子41を用いたバーコー
ドリーダGにあっては、その発光径を10μm程度に微
小化できるので、同一条件で集光させた場合でもバーコ
ード48上のビーム径をバーコード48の最小線幅以下
(0.2mm弱)まで絞ることができ、バーコード48
を読み取ることができる。
【0036】図8は本発明に係る半導体発光素子を用い
た光結合装置を示す。これは、半導体発光素子51を光
源に用いた平面配置型フォトカプラHである。このフォ
トカプラHは半導体発光素子51と半導体受光素子52
がそれぞれ一対のリードフレーム53,54;55,5
6にダイボンディングおよびワイヤボンディングされた
状態で透明エポキシ樹脂57で封止成形し、さらに透明
エポキシ樹脂57の表面に反射膜58を形成することに
よって構成されている。一般にフォトカプラは発光素子
と受光素子が対面した形状のものが多いが、この平面配
置型フォトカプラHは発光素子51と受光素子52が同
一平面内に配置されていることが特徴である。
た光結合装置を示す。これは、半導体発光素子51を光
源に用いた平面配置型フォトカプラHである。このフォ
トカプラHは半導体発光素子51と半導体受光素子52
がそれぞれ一対のリードフレーム53,54;55,5
6にダイボンディングおよびワイヤボンディングされた
状態で透明エポキシ樹脂57で封止成形し、さらに透明
エポキシ樹脂57の表面に反射膜58を形成することに
よって構成されている。一般にフォトカプラは発光素子
と受光素子が対面した形状のものが多いが、この平面配
置型フォトカプラHは発光素子51と受光素子52が同
一平面内に配置されていることが特徴である。
【0037】このような平面配置型フォトカプラHの場
合、成形が簡単にできるので作製は容易になるが、発光
強度を大きくしないと高い結合効率が得られない点が問
題である。このような形状のフォトカプラHにおいて
は、従来の半導体発光素子を用いるよりも本発明による
半導体発光素子51を用いた方が高出力の発光が得られ
るので、高い結合効率を得ることができる。また、透明
エポキシ樹脂57を楕円球形に成形し、発光素子51、
受光素子52を楕円球の各焦点にくるように配置する
と、効率よくカップリングできるが、この際、本発明に
よる発光素子51を用いれば、発光径が小さいのでより
高い結合効率を得ることができる。
合、成形が簡単にできるので作製は容易になるが、発光
強度を大きくしないと高い結合効率が得られない点が問
題である。このような形状のフォトカプラHにおいて
は、従来の半導体発光素子を用いるよりも本発明による
半導体発光素子51を用いた方が高出力の発光が得られ
るので、高い結合効率を得ることができる。また、透明
エポキシ樹脂57を楕円球形に成形し、発光素子51、
受光素子52を楕円球の各焦点にくるように配置する
と、効率よくカップリングできるが、この際、本発明に
よる発光素子51を用いれば、発光径が小さいのでより
高い結合効率を得ることができる。
【0038】図9は本発明に係る半導体発光素子を用い
た発光装置である。具体的には、半導体発光素子61を
光源に用いた投光器Jである。この投光器Jは、半導体
発光素子61を一対のリードフレーム62,63にダイ
ボンディングおよびワイヤボンディングした状態で透明
エポキシ樹脂64で所定の形状に低圧注型して封止して
構成されている。そして、封止用の透明エポキシ樹脂6
4の表面には多数の輪帯状レンズを同心円状に配列した
フレネル型平板状レンズ65が一体形成されるととも
に、透明エポキシ樹脂64の表面の両側にはフレネル型
平板状レンズ65と同じ高さ、あるいはこれよりやや高
いアゴ部66が突出成形されて、全体として角ブロック
状の外形状に構成されている。
た発光装置である。具体的には、半導体発光素子61を
光源に用いた投光器Jである。この投光器Jは、半導体
発光素子61を一対のリードフレーム62,63にダイ
ボンディングおよびワイヤボンディングした状態で透明
エポキシ樹脂64で所定の形状に低圧注型して封止して
構成されている。そして、封止用の透明エポキシ樹脂6
4の表面には多数の輪帯状レンズを同心円状に配列した
フレネル型平板状レンズ65が一体形成されるととも
に、透明エポキシ樹脂64の表面の両側にはフレネル型
平板状レンズ65と同じ高さ、あるいはこれよりやや高
いアゴ部66が突出成形されて、全体として角ブロック
状の外形状に構成されている。
【0039】この投光器Jの場合、半導体発光素子61
は、高い発光効率でしかも微小な発光領域を有するもの
であるから、フレネル型平板状レンズ65により光の指
向特性が狭小化し、出力が強く、かつ細いビームが長距
離においても得られる。例えばフレネル型平板状レンズ
65を焦点距離4.5mm、レンズ径3.5mmとし、半
導体発光素子61の光取り出し窓を直径20μmにした
とき、1mの距離におけるビーム径は4mm程度であ
る。しかるに通常の発光ダイオードすなわちその光の出
射面積が350μm程度のものでは70mm程度までビ
ーム径が広がってしまうので、この素子を使うメリット
は大きい。
は、高い発光効率でしかも微小な発光領域を有するもの
であるから、フレネル型平板状レンズ65により光の指
向特性が狭小化し、出力が強く、かつ細いビームが長距
離においても得られる。例えばフレネル型平板状レンズ
65を焦点距離4.5mm、レンズ径3.5mmとし、半
導体発光素子61の光取り出し窓を直径20μmにした
とき、1mの距離におけるビーム径は4mm程度であ
る。しかるに通常の発光ダイオードすなわちその光の出
射面積が350μm程度のものでは70mm程度までビ
ーム径が広がってしまうので、この素子を使うメリット
は大きい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、活性層の上下に基板表
面に対して傾きを有する光反射面と多層反射膜を形成し
ているので、光反射面と多層反射膜によって、反射した
光を光取り出し部へ集める機能を構成することができ
る。そのため、はじめに光取り出し部から外れた方向へ
反射していった光でも、再び光取り出し部付近へ戻り、
光取り出し部から外部へと放出され、半導体発光素子の
発光効率が高くなる。
面に対して傾きを有する光反射面と多層反射膜を形成し
ているので、光反射面と多層反射膜によって、反射した
光を光取り出し部へ集める機能を構成することができ
る。そのため、はじめに光取り出し部から外れた方向へ
反射していった光でも、再び光取り出し部付近へ戻り、
光取り出し部から外部へと放出され、半導体発光素子の
発光効率が高くなる。
【0041】また、多層反射膜の各々の膜厚を変化させ
れば、幅広い波長帯の光を反射できるようになり、活性
層の下方における反射率をさらに高めることができ、ひ
いては発光効率の向上に寄与する。
れば、幅広い波長帯の光を反射できるようになり、活性
層の下方における反射率をさらに高めることができ、ひ
いては発光効率の向上に寄与する。
【0042】また、表面発光型の半導体発光素子におい
ては、光反射面を同心円状にし、その中心部を光取り出
し部とほぼ一致させることにより、最も発光効率を高く
できる。同様に、端面発光型の半導体発光素子において
は、光反射面を同心半円状にし、その中心部を素子端面
ないしその近傍に一致させることにより、最も発光効率
を高くできる。
ては、光反射面を同心円状にし、その中心部を光取り出
し部とほぼ一致させることにより、最も発光効率を高く
できる。同様に、端面発光型の半導体発光素子において
は、光反射面を同心半円状にし、その中心部を素子端面
ないしその近傍に一致させることにより、最も発光効率
を高くできる。
【0043】また、素子表面電極を用いてその下の層の
表面に光反射面を形成すれば、光反射面を形成するため
の金属蒸着加工などを省くことができ、素子の製造工程
を簡単にすることができる。
表面に光反射面を形成すれば、光反射面を形成するため
の金属蒸着加工などを省くことができ、素子の製造工程
を簡単にすることができる。
【0044】さらに、本発明の半導体発光素子を光学検
知装置に用いると、発光径が小さくかつ発光出力が大き
いので、複雑な光学系を用いることなく、検出精度に優
れ、しかも安全な光学検出装置を得ることができる。光
学的情報処理装置においても同様の効果を得ることがで
きる。また、本発明の半導体発光素子を光結合装置に用
いた場合は、高い変換効率の装置を得ることができる。
また、発光装置に用いた場合は、狭ビームで高出力の装
置を得ることができる。
知装置に用いると、発光径が小さくかつ発光出力が大き
いので、複雑な光学系を用いることなく、検出精度に優
れ、しかも安全な光学検出装置を得ることができる。光
学的情報処理装置においても同様の効果を得ることがで
きる。また、本発明の半導体発光素子を光結合装置に用
いた場合は、高い変換効率の装置を得ることができる。
また、発光装置に用いた場合は、狭ビームで高出力の装
置を得ることができる。
【図1】(a)は本発明の一実施例による半導体発光素
子の構造を示す断面図、(b)はその反射レンズ層のパ
ターンを示す平面図である。
子の構造を示す断面図、(b)はその反射レンズ層のパ
ターンを示す平面図である。
【図2】同上の半導体発光素子における光の挙動を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の別な実施例による半導体発光素子の構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに別な実施例による半導体発光素
子の構造を示す断面図である。
子の構造を示す断面図である。
【図5】(a)は本発明のさらに別な実施例による半導
体発光素子の構造を示す断面図、(b)はその反射レン
ズ層のパターンを示す平面図である。
体発光素子の構造を示す断面図、(b)はその反射レン
ズ層のパターンを示す平面図である。
【図6】本発明による距離センサの構成を示す概略図で
ある。
ある。
【図7】本発明によるバーコードリーダの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図8】本発明によるフォトカプラの構成を示す斜視図
である。
である。
【図9】本発明による投光器の斜視図である。
【図10】従来例の半導体発光素子を示す断面図であ
る。
る。
2 半導体基板 3 多層反射膜 4 下クラッド層 5 活性層 6 上クラッド層 8 反射レンズ層 9 反射膜 10 光反射面 12 光取り出し窓
Claims (10)
- 【請求項1】 屈折率の異なる薄膜を複数層積層してな
る多層反射膜を基板の上方に形成し、この多層反射膜の
上方に下クラッド層及び上クラッド層で挟まれた活性層
を形成し、基板表面に対して傾きを有し、前記活性層か
ら発光された光や前記多層反射膜で反射した光を光取り
出し部へ集める働きをする光反射面を前記上クラッド層
の上方に設けたことを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】 前記上クラッド層の上面を基板表面に対
して傾斜させ、上クラッド層の上に設けられた層と上ク
ラッド層の間の屈折率差を利用して上クラッド層の上面
に光反射面を形成したことを特徴とする請求項1に記載
の半導体発光素子。 - 【請求項3】 前記多層反射膜が、複数種類の膜厚によ
って構成されていることを特徴とする請求項1又は2に
記載の半導体発光素子。 - 【請求項4】 表面発光型の半導体発光素子であって、 前記光反射面が同心円状に分割され、当該光反射面の中
心が光反射面の上方に開口された光取り出し窓と略一致
していることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の
半導体発光素子。 - 【請求項5】 端面発光型の半導体発光素子であって、 前記光反射面が同心半円状に分割され、当該光反射面の
中心が光取り出し部である素子端面ないしその近傍に一
致していることを特徴とする請求項1,2又は3に記載
の半導体発光素子。 - 【請求項6】 前記光反射面の上の層が素子表面電極で
あることを特徴とする請求項1,3,4又は5に記載の
半導体発光素子。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6に記載
の半導体発光素子を備えた光学検知装置。 - 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5又は6に記載
の半導体発光素子を備えた光学的情報処理装置。 - 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5又は6に記載
の半導体発光素子を備えた光結合装置。 - 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5又は6に記
載の半導体発光素子を備えた発光装置。
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