JPH10223980A - 光半導体装置、及び光半導体装置の製造方法 - Google Patents

光半導体装置、及び光半導体装置の製造方法

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JPH10223980A
JPH10223980A JP2017997A JP2017997A JPH10223980A JP H10223980 A JPH10223980 A JP H10223980A JP 2017997 A JP2017997 A JP 2017997A JP 2017997 A JP2017997 A JP 2017997A JP H10223980 A JPH10223980 A JP H10223980A
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semiconductor substrate
hologram
light
forming
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JP2017997A
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Mitsuo Ishii
光男 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にかつ生産性よく光半導体装置を得るこ
とができる光半導体装置の製造方法、及び設計の自由度
が高い光半導体装置を提供すること。 【解決手段】 フォログラム90を形成する位置に、フ
ォログラム90の転写パターンとなるフォログラム形成
用パターン部95を有する成形型30を用いて、半導体
基板21及びLDチップ1を封止する透明モールド樹脂
14を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光半導体装置の
製造方法に関し、特に、レーザダイオードチップと、光
検知器とモニタフォトダイオードとを一体化してなる光
半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は特開平4−139628号公報に
開示されている従来の光半導体装置の構造を示す断面図
であり、図において、100は光半導体装置、101は
レーザダイオード(以下、LDと称す)チップ、104
はシリコン(Si)基板、105aは第1の主面、10
5bは第2の主面、106はV溝反射ミラー、107は
透明膜、108はフォログラム、109は光検出を行う
ための受光素子、110は凹部、102はレンズ、10
3はディスクである。
【0003】次に、従来の光半導体装置の製造方法につ
いて説明する。まず、Si基板104の第1の主面10
5aの所定の領域に受光素子109を形成した後、第1
の主面105aにエッチングによりV字状の溝からなる
V溝反射ミラー106を形成する。このとき、第1の主
面105aを(100)面とするとともに、水酸化カリ
ウム水溶液からなるエッチング液を用いた異方性エッチ
ングを行うことにより(111)面からなる光学的にも
平坦なV溝反射ミラー106を形成することができる。
次に、このV溝反射ミラー106に向かい合ってLDチ
ップ101をボンディングする。このLDチップ101
を載置する位置には、予め、第1の主面105aをエッ
チングして凹部110を形成し、該凹部110の底面に
第1の主面105aに対して平行な第2の主面105b
を形成しておく。続いて、このLDチップ101が載置
されているSi基板104上に半導体レーザ光を透過す
る透明膜107として樹脂をコーティングする。さら
に、この透明膜107の表面のLDチップ101から出
射され、V溝反射ミラー106により反射されたレーザ
光が出射される位置にフォトリソグラフィーの技術を用
いてフォログラム108を形成して図3に示すような光
半導体装置を得る。なお、このフォログラム108は、
その上部から入射される光を屈折させて受光素子109
に入射させるように、そのピッチや凹凸の深さ等のパタ
ーンを調整しておく。
【0004】次に動作について説明する。LDチップ1
01の前方端面から出射されたレーザ光は、V溝反射ミ
ラー106により反射されて透明膜107を透過して上
方に出射される。出射されたレーザ光は、レンズ102
等により集光され、ディスク103上に集光され、その
ディスク103からの反射光は再度光半導体装置100
に入射される。このとき、ディスク103からの反射光
は、フォログラム108によって回折され、受光素子1
09に入射されて信号検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光半導体装置は形成されていたが、透明膜107を形成
した後に、該透明膜107上にレジストマスク等を用い
たフォトリソグラフィ技術を用いてフォログラム108
を形成するようにしていたため、製造工程が複雑化する
とともに、複数の光半導体装置を生産する際には、一つ
一つの光半導体装置に対してフォトリソグラフィ技術に
よりフォログラムを形成する必要があるため、生産性が
低く、製造コストが高くなるという問題があった。
【0006】また、従来の光半導体装置においては、通
常は、LDチップ101を載置する凹部110のV溝反
射ミラー106に対向する側面にモニタフォトダイオー
ド部を拡散等により形成して、LDチップ101の後方
端面から出射されるレーザ光を受光して、レーザ出力を
モニタするようにしていたが、このような場合において
はモニタフォトダイオード部を形成する位置を必要に応
じて変化させることができず、設計の自由度が低いとい
う問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、容易にかつ生産性よく光
半導体装置を得ることができる光半導体装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0008】また、設計の自由度が高い光半導体装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光半導体
装置の製造方法は、半導体基板を用意し、該半導体基板
の主面に、光検知器と、その1つの側面が該基板の主面
に対して所定の角度をなすよう傾斜しており、その底面
が該基板の主面に対して平行である凹部とを形成する工
程と、レーザダイオードを用意し、上記半導体基板の凹
部の底面上に該レーザダイオードを、その光出射端面が
上記凹部の傾斜した側面に対向するよう載置する工程
と、その底面の所定の領域に、所定の幅,所定のピッ
チ,及び所定の深さを有する複数の溝からなるフォログ
ラム成形用のパターン部を有する成形型を用意する工程
と、該成形型内に上記半導体基板を、その主面が上記成
形型のフォログラム形成用のパターン部を有する底面に
対向するよう配置した後、該成形型内に光に対して透明
な材料を注入して、上記半導体基板の主面の上方から入
射される光を回折させて上記光検知器に入射させるフォ
ログラムをその主面上に備えた、上記半導体基板の主面
を封止する透明部材を形成する工程とを備えるようにし
たものである。
【0010】また、この発明に係る光半導体装置の製造
方法は、上記半導体基板の主面にモニタフォトダイオー
ド部を形成する工程を備え、上記成形型のフォログラム
形成用パターン部を、異なるパターンを有する2つの領
域からなるものとし、上記透明部材のフォログラムを、
上記半導体基板の主面の上方から入射される光を回折さ
せて上記光検知器に入射させる検知器側領域と,上記レ
ーザダイオードから出射され、上記凹部の傾斜した側面
により屈折された光の一部を該透明部材の内部で反射さ
せて上記モニタフォトダイオード部に入射させるモニタ
側領域とを有するものとなるよう形成するようにしたも
のである。
【0011】また、この発明に係る光半導体装置は、半
導体基板と、該半導体基板の主面上に設けられたモニタ
フォトダイオード部と、該半導体基板の主面上に設けら
れた、その1つの側面が該基板の主面に対して所定の角
度をなすよう傾斜しておりその底面が該基板の主面に対
して平行である凹部と、その光出射端面が該凹部の傾斜
した側面に対向するよう、該凹部の底面上に載置された
レーザダイオードと、上記半導体基板の主面上を封止す
るよう設けられた、該レーザダイオードから出射され上
記凹部の傾斜した側面により屈折された光の一部をその
内部で反射させて上記モニタフォトダイオード部に入射
させるフォログラムをその主面上に有する透明部材とを
備えるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1にかかる
光半導体装置の構造を示す断面図であり、図において、
1はレーザダイオード(以下、LDと称す)チップ、2
1はSi等の半導体基板、25は半導体基板21の主面
の所定の領域に設けられた凹部で、その底面は半導体基
板21の主面と平行となっており、その側面の一つが、
半導体基板21の主面と45°の角度を成すように傾斜
した傾斜面22,即ちミラー面となっている。そして、
LDチップ1が、そのレーザ出射端面が傾斜面22に対
向するように、凹部25の底面上に載置されている。2
3,24は半導体基板21の主面の所定の領域に形成さ
れたモニタフォトダイオード部、及びディスク(図示せ
ず)の情報記録面からの反射光が入射される信号検知機
能,トラッキング検知機能,フォーカス検知機能を有す
るフォトダイオードからなる光検知器で、各々半導体基
板21にモノリシックに形成されている。14は半導体
基板21やLDチップ1の表面を覆うように設けられた
透明モールド樹脂14で、レーザ光を透過可能で、成形
型による成形が可能な材料であれば他の材料でもよい。
90は、透明モールド樹脂14の上面のレーザ光が出射
される位置に形成されたフォログラムで、モニタ側領域
92と検知器側領域91とを備えており、それぞれが一
定幅,一定ピッチ,及び一定の深さの複数の溝からなる
異なるパターンを有している。そして、フォログラム9
0のうち、モニタ側領域92は、LDチップ1から出力
されて傾斜面22で反射された光の一部が入射される位
置に設けられているとともに、該光の一部をモールド樹
脂14内で反射して、モニタフォトダイオード部23に
入射させるようにそのフォログラムのパターンが調整さ
れており、検知器側領域91は、光半導体装置に入力さ
れるディスク(図示せず)の情報記録面からの反射光が
入射される位置に設けられているとともに、該反射光を
回折して、光検知器24に入射させるようにそのフォロ
グラムのパターンが調整されている。41は半導体基板
21を載置する載置部を有するリードフレーム、10,
13はLDチップから出射され、傾斜面22で屈折され
たレーザ光、12は光半導体装置から出射されたレーザ
光10がディスク(図示せず)等により反射されて光半
導体装置に入射される反射光である。
【0013】また、図2は本発明の実施の形態1に係る
光半導体装置の製造方法を示す工程図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当する部分を示して
おり、30は金属等からなる成形型で、凹部を有する2
つの部材を、その凹部同士が対向するように上下に組み
合わせた構造となっている。95はフォログラム形成パ
ターン部で、検知器側領域91とモニタ側領域92とか
らなるフォログラム90を反転させたパターンを有して
いる。
【0014】次に製造方法について説明する。まず、半
導体基板21を用意し、該半導体基板21の主面上の所
定の領域に、マスク等を用いて、拡散やイオン注入等に
よりモニタフォトダイオード部23,及び光検知器24
をモノリシックに形成し、さらに半導体基板21の主面
の所定の領域をエッチングして、その側面の1つが半導
体基板21の主面に対して45°の角度で傾斜している
とともに、その底面が半導体基板21の主面に対して平
行である凹部25を形成する(図2(a))。このような形
状の凹部25は、半導体基板21の主面の面方位やエッ
チング液等を選択することにより容易に形成することが
可能である。なお、モニタフォトダイオード部23及び
光検知器24を形成する工程と、凹部25を形成する工
程とは、いずれの工程を先に行うようにしてもよい。
【0015】続いて、LDチップ1を用意し、そのレー
ザ光出射端面が傾斜面22に対向するように、凹部25
の底面上に載置する。さらに、リードフレーム41を用
意し、半導体基板21を接着剤等により、リードフレー
ム41上に接着,固定する(図2(b))。
【0016】さらに、図2(c) に示すように、凹部を有
する2つの部材をその凹部同士が対向するように組み合
わせてなる成形型30に、リードフレーム41を挟み込
むように半導体基板21を配置し、この成形型30の内
部にトランスファーモールド、即ち、透明モールド樹脂
14を注入して、半導体基板21,LDチップ1,及び
リードフレーム41の一部を樹脂封止する(図2(d))。
【0017】ここで、成形型30の半導体基板21の主
面上方に配置される凹部底面の所定の領域には、フォロ
グラム形成用のパターン部95として、予め、光半導体
装置のフォログラム90を形成するためのパターン、即
ち、所定の幅,所定のピッチ,所定の深さで細かい複数
の溝からなるパターンを、ワイヤ放電やエッチング等を
用いて形成しておく。この結果、この成形型30を用い
てモールド樹脂14を成形すると、モールド樹脂14の
上部には、成形型30のフォログラム形成パターン部9
5のパターンがモールド樹脂14に転写され、モニタ側
領域92と検知器側領域91とからなるフォログラム9
0が形成される。なお、このモニタ側領域92と検知器
側領域91のフォログラムのパターンや、モニタフォト
ダイオード23及び光検知器24を設ける位置等は予め
調整しておく。その後、加熱して樹脂を硬化させた後、
成形型30を取り外すことにより、図1に示すような光
半導体装置を得る。
【0018】次に動作について説明する。LDチップ1
の出射端面より出射されたレーザ光10は、ミラー部2
2で90°曲げられ、半導体基板21の主面に対して垂
直上方へ出射され、フォログラム90を経て光半導体装
置の外部に出射される。このとき、LDチップ1から出
射されたレーザ光の一部13はフォログラム90のうち
のモニタ側領域92において反射回折され、半導体基板
21の方向に反射された光がモニタフォトダイオード部
23に入射される。フォログラム90を経て出射された
レーザ光10はレンズ等の光学系(図示せず)を経て上
方記録媒体であるディスク(図示せず)に照射され、該
ディスクにより反射されたレーザ光10が、反射光12
となって、再度、光半導体装置のモールド樹脂14表面
のフォログラム90が形成されている領域に入射され
る。このフォログラム90に入射された反射光12は、
フォログラム90の検知器側領域91において回折さ
れ、半導体基板21上の光検知器24に入射される。
【0019】本実施の形態1に係る光半導体装置の製造
方法においては、予めモールド樹脂14を形成するため
に用いる成形型30の、フォログラム90を形成する位
置に、フォログラム90の微細な溝からなるパターンを
反転させたフォログラム形成用パターン部95を形成し
ておき、モールド樹脂14を成形型30に流し込んで成
形する際に、同時にフォログラム90を形成できるよう
にしたものであり、このような成形型30を用いること
により、モールド樹脂14の形成と同時にフォログラム
90を形成することができるため、従来の技術のよう
に、樹脂を形成した後にフォトリソグラフィー技術を用
いて樹脂表面にフォログラムを形成する工程をなくすこ
とができ、製造工程を容易にすることが可能となる。ま
た、一度、成形型30を形成してしまえば、成形型30
に半導体基板21を配置してモールド樹脂を流しこむこ
とにより、容易にフォログラム90を有するモールド樹
脂14を連続的に生産することができるため、光半導体
装置の生産性を向上させることができる。
【0020】また、本実施の形態1に係る光半導体装置
においては、傾斜面22で反射されたレーザ光の一部1
3をフォログラム90のモニタ側領域92により反射さ
せて、モニタフォトダイオード部23に入射させるよう
にしているため、モニタフォトダイオード部23を設け
る位置を、必要に応じて半導体基板21上において自由
に変更できるため、設計の自由度を向上させることがで
きる。
【0021】このように、本発明の実施の形態1によれ
ば、フォログラム90を形成する位置に、フォログラム
90の転写パターンとなるフォログラム形成用パターン
部95を有する成形型30を用いて、半導体基板21及
びLDチップ1を封止する透明モールド樹脂14を形成
するようにしたから、モールド樹脂14の形成と同時に
フォログラム90を形成することができ、容易に、生産
性よく光半導体装置を製造できる効果がある。
【0022】また、フォログラム90にモニタ側領域9
2を設けるようにしたから、LDチップ1から出力され
るレーザ光の一部13をモールド樹脂14内でモニタ側
領域92により反射させてモニタフォトダイオード部2
3に入射させることができ、モニタフォトダイオード部
を形成する位置を自由に変更することができ、設計の自
由度を向上させた光半導体装置を提供できる効果があ
る。
【0023】なお、本実施の形態1に係る光半導体装置
においては、フォログラム90をモニタ側領域92と検
知器側領域91の2つのパターンを有する構造とし、レ
ーザ光の一部13がフォログラム90のモニタ側領域9
2において反射された光が入射される位置にモニタフォ
トダイオード部23を設けて、LD1から出力されるレ
ーザ光をモニタするようにしたが、本発明においては、
フォログラム90を検知器側領域91の1つのパターン
のみからなるようにして反射光12を回折させるための
みに使用するようにし、LD1を配置する凹部25の、
傾斜面22に対向する側面にモニタフォトダイオード部
を拡散等により設けておき、LD1のレーザ光12が出
射される出射端面の反対側から出射されるレーザ光を該
モニタフォトダイオード部で受光してモニタするような
構造としてもよく、このような場合においても上記実施
の形態1と同様に光半導体装置の生産性を向上させるこ
とができる効果がある。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、半導体
基板を用意し、該半導体基板の主面に、光検知器と、そ
の1つの側面が該基板の主面に対して所定の角度をなす
よう傾斜しており、その底面が該基板の主面に対して平
行である凹部とを形成する工程と、レーザダイオードを
用意し、上記半導体基板の凹部の底面上に該レーザダイ
オードを、その光出射端面が上記凹部の傾斜した側面に
対向するよう載置する工程と、その底面の所定の領域
に、所定の幅,所定のピッチ,及び所定の深さを有する
複数の溝からなるフォログラム成形用のパターン部を有
する成形型を用意する工程と、該成形型内に上記半導体
基板を、その主面が上記成形型のフォログラム形成用の
パターン部を有する底面に対向するよう配置した後、該
成形型内に光に対して透明な材料を注入して、上記半導
体基板の主面の上方から入射される光を回折させて上記
光検知器に入射させるフォログラムをその主面上に備え
た、上記半導体基板の主面を封止する透明部材を形成す
る工程とを備えるようにしたから、レーザダイオード等
の封止用の透明部材の形成と同時に光検知器に光を入射
させるために用いるフォログラムを形成することがで
き、容易に、生産性よく光半導体装置を製造できる効果
がある。
【0025】また、この発明によれば、上記半導体基板
の主面にモニタフォトダイオード部を形成する工程を備
え、上記成形型のフォログラム形成用パターン部を、異
なるパターンを有する2つの領域からなるものとし、上
記透明部材のフォログラムを、上記半導体基板の主面の
上方から入射される光を回折させて上記光検知器に入射
させる検知器側領域と,上記レーザダイオードから出射
され、上記凹部の傾斜した側面により屈折された光の一
部を該透明部材の内部で反射させて上記モニタフォトダ
イオード部に入射させるモニタ側領域とを有するものと
なるよう形成するようにしたから、レーザダイオード等
の封止用の透明部材の形成と同時にモニタフォトダイオ
ード部に光を入射させるために用いるフォログラムを形
成することができ、容易に、生産性よく光半導体装置を
製造できる効果がある。
【0026】また、この発明によれば、半導体基板と、
該半導体基板の主面上に設けられたモニタフォトダイオ
ード部と、該半導体基板の主面上に設けられた、その1
つの側面が該基板の主面に対して所定の角度をなすよう
傾斜しておりその底面が該基板の主面に対して平行であ
る凹部と、その光出射端面が該凹部の傾斜した側面に対
向するよう、該凹部の底面上に載置されたレーザダイオ
ードと、上記半導体基板の主面上を封止するよう設けら
れた、該レーザダイオードから出射され上記凹部の傾斜
した側面により屈折された光の一部をその内部で反射さ
せて上記モニタフォトダイオード部に入射させるフォロ
グラムをその主面上に有する透明部材とを備えるように
したから、透明部材の内部において、レーザダイオード
から出射させる光をフォログラムにより反射させて、モ
ニタフォトダイオード部に入射させることができ、モニ
タフォトダイオード部を設ける位置を、必要に応じて半
導体基板上において自由に変更でき、設計の自由度を向
上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る光半導体装置
の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る光半導体装置
の製造方法を示す断面工程図である。
【図3】 従来の光半導体装置の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,101 LDチップ、9,108 フォログラム、
10,11 レーザ光、12 反射光、13 レーザ光
の1部、21 半導体基板、22 傾斜面、23 モニ
タフォトダイオード部、24 光検知器、25,110
凹部、30 成形型、41 リードフレーム、91
検知器側領域、92 モニタ側領域、95 フォログラ
ム形成用パターン部、100 光半導体装置、104
Si基板、105a,105b 第1,第2の主面、1
06 V溝反射ミラー、107 透明膜、109 受光
素子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を用意し、該半導体基板の主
    面に、光検知器と、その1つの側面が該基板の主面に対
    して所定の角度をなすよう傾斜しており、その底面が該
    基板の主面に対して平行である凹部とを形成する工程
    と、 レーザダイオードを用意し、上記半導体基板の凹部の底
    面上に該レーザダイオードを、その光出射端面が上記凹
    部の傾斜した側面に対向するよう載置する工程と、 その底面の所定の領域に、所定の幅,所定のピッチ,及
    び所定の深さを有する複数の溝からなるフォログラム成
    形用のパターン部を有する成形型を用意する工程と、 該成形型内に上記半導体基板を、その主面が上記成形型
    のフォログラム形成用のパターン部を有する底面に対向
    するよう配置した後、該成形型内に光に対して透明な材
    料を注入して、上記半導体基板の主面の上方から入射さ
    れる光を回折させて上記光検知器に入射させるフォログ
    ラムをその主面上に備えた、上記半導体基板の主面を封
    止する透明部材を形成する工程とを備えたことを特徴と
    する光半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光半導体装置の製造方
    法において、 上記半導体基板の主面にモニタフォトダイオード部を形
    成する工程を備え、 上記成形型のフォログラム形成用パターン部を、異なる
    パターンを有する2つの領域からなるものとし、 上記透明部材のフォログラムを、上記半導体基板の主面
    の上方から入射される光を回折させて上記光検知器に入
    射させる検知器側領域と,上記レーザダイオードから出
    射され、上記凹部の傾斜した側面により屈折された光の
    一部を該透明部材の内部で反射させて上記モニタフォト
    ダイオード部に入射させるモニタ側領域とを有するもの
    となるよう形成することを特徴とする光半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 該半導体基板の主面上に設けられたモニタフォトダイオ
    ード部と、 該半導体基板の主面上に設けられた、その1つの側面が
    該基板の主面に対して所定の角度をなすよう傾斜してお
    りその底面が該基板の主面に対して平行である凹部と、 その光出射端面が該凹部の傾斜した側面に対向するよ
    う、該凹部の底面上に載置されたレーザダイオードと、 上記半導体基板の主面上を封止するよう設けられた、該
    レーザダイオードから出射され上記凹部の傾斜した側面
    により屈折された光の一部をその内部で反射させて上記
    モニタフォトダイオード部に入射させるフォログラムを
    その主面上に有する透明部材とを備えたことを特徴とす
    る光半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999025031A1 (en) * 1997-11-06 1999-05-20 Donnelly Corporation Light emitting element having an optical element molded in a surface thereof
JP2002531936A (ja) * 1998-11-27 2002-09-24 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 光電子構造ユニット
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