JPH06338465A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JPH06338465A
JPH06338465A JP12949793A JP12949793A JPH06338465A JP H06338465 A JPH06338465 A JP H06338465A JP 12949793 A JP12949793 A JP 12949793A JP 12949793 A JP12949793 A JP 12949793A JP H06338465 A JPH06338465 A JP H06338465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
film
film forming
plasma cvd
chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12949793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Kato
健太郎 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレイをアンローダ側からローダ側へ返送す
るラインを不要にして、設備を簡略化したプラズマCV
D装置を提供する。 【構成】 3層の薄膜を積層するための3つの成膜チャ
ンバー2、3、4をゲート弁を介して直列に配置し、そ
の前後に真空チャンバー1、5を備えたプラズマCVD
装置において、基板を搭載して各チャンバー間を装置の
長手方向に沿って互いに反対方向に移動させる2系列の
搬送機構21、22を具備し、基板の移動方向に向かっ
て第1番目及び第3番目の成膜チャンバーで同一材質の
膜を成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマCVD装置に関
し、さらに詳しくは基板の搬送手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインライン型のプラズマCVD装
置を図2を参照して説明する。図2に示すように、真空
チャンバー1、積層する膜数(この場合3層)と同じ数
の3つの成膜チャンバー2、3、4及び真空チャンバー
5が直列に配置され、真空チャンバー1の端部、各チャ
ンバー間及び真空チャンバー5の端部にゲート弁6、
7、8、9、10、11が設けられている。各チャンバ
ーには数Torr以下の真空を得るために、ブロワを備
えた配管が接続されている。各チャンバーはゲート弁に
よって密閉可能になっている。成膜チャンバー2、3、
4の中央部にはヒータ12、13、14が設けられてい
る。
【0003】従来のプラズマCVD装置においては、基
板が成膜チャンバー2、3、4の中央に設けられたヒー
タの両側にセットされるように、2系列の基板の搬送機
構15、16が設けられている。そして、トレイ方式、
トレイレス方式のいずれでも、基板は2系列の搬送機構
15、16上で真空チャンバー1側から真空チャンバー
5側へ向かう同一方向に搬送されている。
【0004】図2を参照して、基板上に第1層の薄膜と
してSiNx 膜、第2層の薄膜としてa−Si膜、第3
層の薄膜としてSiNx 膜を成膜する場合の操作を以下
に説明する。
【0005】ローダでトレイ又は搬送用台車に基板をセ
ットする。トレイ又は台車上の基板を、ゲート弁6を通
して真空チャンバー1に搬入する。基板を搬入した後、
真空チャンバー1を数Torr以下の高真空にする。
【0006】真空チャンバー1が高真空になった後、基
板をゲート弁7を通して成膜チャンバー2に搬入し、成
膜チャンバー2を数Torr以下の高真空にする。成膜
チャンバー2内で、基板をヒータ12により加熱した
後、反応ガスを供給してSiNx 膜を成膜する。
【0007】SiNx 膜を成膜した後、基板をゲート弁
8を通して成膜チャンバー3に搬入し、成膜チャンバー
3を数Torr以下の高真空にする。成膜チャンバー3
内で、基板をヒータ13により加熱した後、反応ガスを
供給してa−Si膜を成膜する。
【0008】a−Si膜を成膜した後、基板をゲート弁
9を通して成膜チャンバー4に搬入し、成膜チャンバー
4を数Torr以下の高真空にする。成膜チャンバー4
内で、基板をヒータ14により加熱した後、反応ガスを
供給してSiNx 膜を成膜する。
【0009】SiNx 膜を成膜した後、基板をゲート弁
10を通して真空チャンバー5に搬入する。真空チャン
バー5内で圧力を大気圧に開放した後、基板をゲート弁
11を通してアンローダ側に取り出す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】トレイレス方式では、
ガラス基板を各チャンバー間で受け渡しするため、搬送
機構が複雑となり、基板が傷つきやすくなるという問題
がある。この点を考慮すれば、トレイ方式の方が有利で
あると考えられる。
【0011】しかし、前述した従来のプラズマCVD装
置では、基板を搬送機構15、16により一方向に順次
送っているため、トレイ方式でも問題がある。すなわ
ち、トレイ方式では、アンローダ側にトレイがたまるた
め、アンローダ側よりローダ側へトレイを返送するため
に、図示しないラインを設ける必要がある。
【0012】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、アンローダ側からローダ側へトレイ
を返送するためのラインを設ける必要のないプラズマC
VD装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマCVD
装置は、積層する膜数と同じ数の成膜チャンバーをゲー
ト弁を介して直列に配置し、その前後に真空チャンバー
を備えたプラズマCVD装置において、基板を搭載して
各チャンバー間を装置の長手方向に沿って互いに反対方
向に移動させる2系列の搬送機構を具備したことを特徴
とするものである。
【0014】本発明のプラズマCVD装置は、基板上に
3層の薄膜を積層するために3つの成膜チャンバーを有
し、基板の移動方向に向かって第1番目及び第3番目の
成膜チャンバーで同一材質の膜を成膜するような場合に
特に有効である。
【0015】また、本発明のプラズマCVD装置では、
成膜チャンバーの中央に設けられたヒータと、このヒー
タと2系列の搬送機構によって搬送される基板との間の
距離を調整する距離調整手段とを設けることが好まし
い。
【0016】
【作用】本発明のプラズマCVD装置を用い、基板上に
第1層の薄膜としてSiNx 膜、第2層の薄膜としてa
−Si膜、第3層の薄膜としてSiNx 膜を積層する場
合を考える。この場合、第1層及び第3層の薄膜はとも
にSiNx 膜であり、成膜に要する反応ガスは同じもの
である。このため、2系列の搬送機構を用いて基板を積
載したトレイを互いに反対方向に搬送するようにすれ
ば、ある方向に移動する基板の第1層とこれと逆方向に
移動する基板の第3層とを、同じチャンバーで成膜でき
る。そして、一方向に移動する基板の成膜が終了したト
レイを、逆方向へ移動する基板の成膜に使用するように
し、トレイを循環させて使用することができる。したが
って、従来のようにトレイの返送ラインを設ける必要が
なくなる。
【0017】なお、第1層のSiNx 膜の成膜時と第3
層のSiNx 膜の成膜時とでは、一般に成膜温度が異な
る。これに対しては、基板とヒータとの間を距離を調整
する距離調整手段を設けることにより、成膜温度を調整
することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。図1に示すように、真空チャンバー1、積層する
膜数(この場合3層)と同じ数の3つの成膜チャンバー
2、3、4及び真空チャンバー5が直列に配置され、真
空チャンバー1の端部、各チャンバー間及び真空チャン
バー5の端部にゲート弁6、7、8、9、10、11が
設けられている。各チャンバーには数Torr以下の真
空を得るために、ブロワを備えた配管が接続されてい
る。各チャンバーはゲート弁によって密閉可能になって
いる。成膜チャンバー2、3、4の中央部にはヒータ1
2、13、14が設けられている。また、基板をヒータ
の加熱面に設置する基板持ち上げ手段に、ヒータと基板
との距離を調整する距離調整手段が追加されている。
【0019】このプラズマCVD装置においては、基板
が成膜チャンバー2、3、4の中央に設けられたヒータ
の両側にセットされるように、2系列の搬送機構21、
22が設けられている。そして、搬送機構21上では基
板を積載したトレイは真空チャンバー1側から真空チャ
ンバー5側へ向かう方向に搬送され、搬送機構22上で
は基板を積載したトレイは真空チャンバー5側から真空
チャンバー1側へ向かう方向に搬送される。
【0020】図1を参照して、基板上に第1層の薄膜と
してSiNx 膜、第2層の薄膜としてa−Si膜、第3
層の薄膜としてSiNx 膜を成膜する場合の操作を以下
に説明する。なお、以下の説明では、搬送機構21上を
移動する基板をA、搬送機構22上を移動する基板をB
とする。
【0021】基板Aを積載したトレイをゲート弁6を通
して真空チャンバー1に搬入し、基板Bを積載したトレ
イをゲート弁11を通して真空チャンバー5に搬入す
る。基板A、Bを搬入した後、真空チャンバー1、5を
数Torr以下の高真空にする。
【0022】基板Aを積載したトレイを搬送機構21に
より、ゲート弁7を通して成膜チャンバー2に搬入して
SiNx 膜を成膜し、ゲート弁8を通して成膜チャンバ
ー3に搬入してa−Si膜を成膜し、ゲート弁9を通し
て成膜チャンバー4に搬入してSiNx 膜を成膜する。
その後、基板Aを積載したトレイをゲート弁10を通し
て真空チャンバー5に搬入し、真空チャンバー5内で圧
力を大気圧に開放した後、ゲート弁11を通して系外へ
搬出する。
【0023】基板Bを搬送機構22により、ゲート弁1
0を通して成膜チャンバー4に搬入してSiNx 膜を成
膜し、ゲート弁9を通して成膜チャンバー3に搬入して
a−Si膜を成膜し、ゲート弁8を通して成膜チャンバ
ー2に搬入してSiNx 膜を成膜する。その後、基板B
を積載したトレイをゲート弁7を通して真空チャンバー
1に搬入し、真空チャンバー1内で圧力を大気圧に開放
した後、ゲート弁6を通して系外へ搬出する。
【0024】この際、搬送機構21、22による基板
A、Bの搬送速度を同一に設定することにより、成膜チ
ャンバー2では基板Aの第1層のSiNx 膜及び基板B
の第3層のSiNx 膜、成膜チャンバー3では基板A及
びBともに第2層のa−Si膜、成膜チャンバー4では
基板Aの第3層のSiNx 膜及び基板Bの第1層のSi
Nx 膜を、それぞれ同時に成膜できる。また、ヒータと
基板との距離を調整することにより、第1層のSiNx
膜と第3層のSiNx 膜との成膜温度に差をつけること
ができる。
【0025】以上のようにして、搬送機構21上を搬送
されて基板Aの成膜に用いられたトレイは搬送機構22
のラインへ移され、基板Bの成膜に用いられる。一方、
搬送機構22上を搬送されて基板Bの成膜に用いられた
トレイは搬送機構21のラインへ移され、基板Aの成膜
に用いられる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプラズマC
VD装置では、従来の装置と異なり、トレイをアンロー
ダ側からローダ側へ返送するラインが不要になり、設備
を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるプラズマCVD装置
の構成図。
【図2】従来のプラズマCVD装置の構成図。
【符号の説明】
1、5…真空チャンバー、2、3、4…成膜チャンバ
ー、6、7、8、9、10…ゲート弁、12、13、1
4…ヒータ、21、22…搬送機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層する膜数と同じ数の成膜チャンバー
    をゲート弁を介して直列に配置し、その前後に真空チャ
    ンバーを備えたプラズマCVD装置において、基板を搭
    載して各チャンバー間を装置の長手方向に沿って互いに
    反対方向に移動させる2系列の搬送機構を具備したこと
    を特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 【請求項2】 3つの成膜チャンバーを有し、基板の移
    動方向に向かって第1番目及び第3番目の成膜チャンバ
    ーが同一材質の膜を成膜するものであることを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマCVD装置。
  3. 【請求項3】 成膜チャンバーの中央に設けられたヒー
    タと、該ヒータと2系列の搬送機構によって搬送される
    基板との間の距離を調整する距離調整手段とを具備した
    ことを特徴とする請求項1記載のプラズマCVD装置。
JP12949793A 1993-05-31 1993-05-31 プラズマcvd装置 Withdrawn JPH06338465A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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