JPH05263228A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

Info

Publication number
JPH05263228A
JPH05263228A JP6368092A JP6368092A JPH05263228A JP H05263228 A JPH05263228 A JP H05263228A JP 6368092 A JP6368092 A JP 6368092A JP 6368092 A JP6368092 A JP 6368092A JP H05263228 A JPH05263228 A JP H05263228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
chamber
processed
treated
transporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6368092A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Suzuki
尚樹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6368092A priority Critical patent/JPH05263228A/ja
Publication of JPH05263228A publication Critical patent/JPH05263228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メインテナンス性が向上し、ごみなどが付着
しにくく、薄膜の厚さを任意に設定できるスパッタリン
グ装置を提供する。 【構成】 被処理基板Bを搬入室1から搬入し、搬送室
4内の搬送機構11に取り付ける。被処理基板Bを、搬送
室4の搬送機構11によって搬入室1から搬送室4に枚様
式に搬送し、予備の加熱機構6によって加熱する。搬送
機構11は被処理基板Bを反応室2に搬送し、被処理基板
Bをマスク16に保持させ、搬送機構11は被処理基板Bを
外した状態で搬送室4に戻る。被処理基板Bをマスク16
に保持した状態で、加熱機構6は加熱機構支柱17を滑動
移動し、被処理基板Bの裏面の所定位置に静止し、被処
理基板Bを加熱する。ターゲットユニット5に電力を供
給して移動する。マスク16に保持された被処理基板Bの
前面を移動速度で通過し被処理基板Bに薄膜を堆積させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被処理基板に薄膜を形
成するスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスパッタリング装置とし
ては、図4に示すように、搬入用の搬入室1、この搬入
室1に連設された薄膜形成用の真空炉の反応室2、この
反応室2に連設され搬出を行なう搬出室3、および、搬
出室3と搬入室1との間を搬送する搬送室4から構成さ
れたインラインスパッタリング方式が知られている。
【0003】また、反応室2は、図3に示すように、タ
ーゲットユニット5および複数の加熱機構6が固定して
配設されている。さらに、ターゲットユニット5に対向
するとともに加熱機構6間に位置して、被処理基板Bを
保持し、搬送するホルダ7が移動するようになってい
る。
【0004】そして、図示していない基板着脱部にて、
被処理基板Bをホルダ7に装着し、このホルダ7を、搬
入室1から搬入し、反応室2にて薄膜を形成し、搬出室
3に取り出される。また、反応室2は真空であるため、
搬入室1および搬出室3は、ホルダ7が搬入および搬出
されるごとに、大気圧から所定の気圧の真空に、あるい
は、所定の気圧の真空から大気圧にされ、反応室2の所
定の圧力およびグロー放電が維持される。そして、この
ホルダ7は真空でない搬送室4を搬送され、図示してい
ない基板着脱部にて被処理基板Bをホルダ7に着脱し、
薄膜形成を繰り返す。
【0005】また、反応室2では、ホルダ7に装着され
た被処理基板Bが、加熱機構6により温度を制御されな
がら、ターゲットユニット5の前面を所定の速度で搬送
され、被処理基板Bに薄膜を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3および図4に示す従来のスパッタリング装置では、被
処理基板Bを装着したホルダ7が加熱機構6を有する反
応室2などの真空炉中の真空雰囲気と装置設置場所雰囲
気を移動して薄膜形成の過程をたどることになり、ホル
ダ7等に付着した薄膜が、雰囲気の急激な変化のため剥
離し、ごみとなって反応室2で薄膜中に取り込まれる。
さらに、ホルダ7のごみなどを付着を防止するため、交
換が必要で有りメンテナンス性が悪い問題を有してい
る。
【0007】また、ホルダ7の移動速度に合わせて、被
処理基板Bに薄膜が形成されるため、被処理基板Bの表
面に形成される膜厚は、ターゲットユニット5に供給さ
れる供給電源容量に制限されてしまう問題を有してい
る。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、メインテナンス性が向上し、ごみなどが付着しにく
く、薄膜の厚さを任意に設定できるスパッタリング装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理基板を
搬送する機構を有する搬送室と、この搬送室に連設され
所定のガス雰囲気の真空炉内のターゲットユニットにグ
ロー放電を生じさせ、前記搬送機構によって搬送された
前記被処理基板に薄膜を形成する反応室とを備えたスパ
ッタリング装置において、前記ターゲットユニットは、
静止した前記被処理基板に対して移動して薄膜を堆積形
成するものである。
【0010】
【作用】本発明は、ターゲットユニットが、静止した被
処理基板に対して移動して薄膜を堆積形成するため、被
処理基板の移動量が減少しごみが発生しにくくなり、装
置設置場所雰囲気に影響されること無く、再現性良く、
良好な膜質で、かつ、投入可能電力に制限されない膜厚
の薄膜を堆積する。
【0011】
【実施例】以下、本発明のスパッタリング装置の一実施
例を図面を参照して説明する。なお、図3および図4に
示す従来のスパッタリング装置に対応する部分には同一
符号を付して説明する。
【0012】図2に示すように、搬入用の搬入室1、こ
の搬入室1に連設された搬送用の搬送室4、この搬送室
4に連設され搬出を行なう搬出室3、および、搬送室4
に連設され薄膜形成用の真空炉の反応室2を有してい
る。すなわち、反応室2は、搬送室4にのみ連設され、
被処理基板Bは搬送室4により反応室2に搬出入されて
いる。
【0013】また、図1に示すように、搬送室4内は、
被処理基板Bを予備加熱する加熱機構6および被処理基
板Bを反応室2に搬送する搬送機構11が設置されてい
る。
【0014】一方、反応室2は搬送室4に連通孔12にて
連通され、この連通孔12は仕切体13にて開閉自在であ
り、反応室2内には被処理基板Bに薄膜を堆積させるタ
ーゲットユニット5がターゲットユニット搬送機構14に
てターゲットユニット支柱15に保持され、ターゲットユ
ニット搬送機構14は、ターゲットユニット支柱15を案内
として滑動する構造となっている。
【0015】また、ターゲットユニット5がターゲット
ユニット支柱15のほぼ中央に位置した場合、ターゲット
ユニット5に対向して、被処理基板Bを薄膜堆積中に保
持するマスク16が固定されている。さらに、反応室2内
には被処理基板Bを加熱する加熱機構6が設けられ、こ
の加熱機構6は、ターゲットユニット支柱15に対して平
行な加熱機構支柱17を案内として滑動する構造となって
いる。
【0016】そして、反応室2および搬送室4は図示し
ていない排気装置に連通する反応室排気孔18および搬送
室排気孔19がそれぞれ形成され、これら反応室排気孔18
および搬送室排気孔19にてそれぞれ排気されるようにな
っている。
【0017】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0018】まず、被処理基板Bを搬入室1から搬入
し、搬送室4内の搬送機構11に取り付ける。そして、被
処理基板Bは、搬送室4の搬送機構11によって搬入室1
から搬送室4に枚様式に搬送され、予備の加熱機構6に
よって加熱される。この時、搬送室4内は図示していな
いガス供給機構により、反応室2の圧力と同一に調圧し
ておく。その後、仕切体13を開き、搬送機構11は加熱し
た被処理基板Bを連通孔12から反応室2に搬送し、被処
理基板Bをマスク16に保持させ、搬送機構11は被処理基
板Bを外した状態で搬送室4に戻るとともに、仕切体13
は連通孔12を閉塞する。したがって、被処理基板Bを保
持するマスク16は反応室2の真空炉外に出ることはな
い。
【0019】そして、被処理基板Bがマスク16に保持さ
れた状態で、加熱機構6は、加熱機構支柱17を滑動移動
し、被処理基板Bの裏面の所定位置に静止し、被処理基
板Bを加熱する。
【0020】また、ターゲットユニット5に図示してい
ない電源より電力を供給し、放電開始後、ターゲットユ
ニット搬送機構14によりターゲットユニット支柱15を案
内として、マスク16に保持された被処理基板Bの前面を
移動速度で通過し、被処理基板Bに薄膜を堆積させる。
この時、ターゲットユニット5の移動速度は任意に設定
する。
【0021】被処理基板Bに薄膜を形成した後は、搬送
機構11により反応室2から搬送室4に被処理基板Bを搬
出し、さらに、搬出室3を介して被処理基板Bを搬出す
る。
【0022】上記実施例のスパッタリング装置によれ
ば、ターゲットユニット5が任意の速度で被処理基板B
の前面を移動するため、従来のように、被処理基板Bの
搬送速度に制限されることがなくなるので、ターゲット
ユニット5の供給可能電力に制限されること無く、薄膜
の堆積速度を任意に制御できる。また、反応室2の真空
炉内から被処理基板Bを保持するマスク16を取り出す必
要が無いため、マスク16に堆積されたごみが雰囲気の急
激な変化により剥離することを防止できる。
【0023】したがって、従来のように、薄膜の膜厚が
任意に制御できず、被処理基板Bを保持するホルダなど
に付着した不純物ガスの影響、ホルダに付着した薄膜が
雰囲気変化により剥がれることが無く、再現性良く良好
な膜質のスパッタリングによる薄膜堆積を被処理基板B
に行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明のスパッタリング装置によれば、
ターゲットユニットは、静止した被処理基板に対して移
動して薄膜を堆積形成するため、被処理基板の移動量が
減少しごみが発生しにくくなり、装置設置場所雰囲気に
影響されること無く、再現性良く、良好な膜質で、か
つ、投入可能電力に制限されない膜厚の薄膜を堆積する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタリング装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】同上スパッタリング装置の配置を示す配置図で
ある。
【図3】従来例のスパッタリング装置を示す断面図であ
る。
【図4】同上スパッタリング装置の配置を示す配置図で
ある。
【符号の説明】
2 反応室 4 搬送室 5 ターゲットユニット 11 搬送機構 B 被処理基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を搬送する機構を有する搬送
    室と、この搬送室に連設され所定のガス雰囲気の真空炉
    内のターゲットユニットにグロー放電を生じさせ、前記
    搬送機構によって搬送された前記被処理基板に薄膜を形
    成する反応室とを備えたスパッタリング装置において、 前記ターゲットユニットは、静止した前記被処理基板に
    対して移動して薄膜を堆積形成することを特徴とするス
    パッタリング装置。
JP6368092A 1992-03-19 1992-03-19 スパッタリング装置 Pending JPH05263228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6368092A JPH05263228A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 スパッタリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6368092A JPH05263228A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 スパッタリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05263228A true JPH05263228A (ja) 1993-10-12

Family

ID=13236327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6368092A Pending JPH05263228A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 スパッタリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05263228A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110120859A1 (en) * 2009-11-24 2011-05-26 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Sputtering apparatus
US20110139612A1 (en) * 2009-12-11 2011-06-16 Heung-Yeol Na Sputtering apparatus
JP2013001920A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Hitachi High-Technologies Corp スパッタリング装置、スパッタリング装置を用いた成膜装置、およびそれらの成膜方法
WO2014156567A1 (ja) 2013-03-28 2014-10-02 株式会社アツミテック スパッタリング装置
US20150345006A1 (en) * 2014-05-30 2015-12-03 Ppg Industries Ohio, Inc. Transparent conducting indium doped tin oxide
CN113439129A (zh) * 2018-12-27 2021-09-24 沃尔法米有限责任公司 用于通过溅射工艺在基底板的表面上形成图案的设备和方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110120859A1 (en) * 2009-11-24 2011-05-26 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Sputtering apparatus
JP2011111679A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Samsung Mobile Display Co Ltd スパッタリング装置
US9034156B2 (en) * 2009-11-24 2015-05-19 Samsung Display Co., Ltd. Sputtering apparatus
US20110139612A1 (en) * 2009-12-11 2011-06-16 Heung-Yeol Na Sputtering apparatus
US8512530B2 (en) * 2009-12-11 2013-08-20 Samsung Display Co., Ltd. Sputtering apparatus
JP2013001920A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Hitachi High-Technologies Corp スパッタリング装置、スパッタリング装置を用いた成膜装置、およびそれらの成膜方法
WO2014156567A1 (ja) 2013-03-28 2014-10-02 株式会社アツミテック スパッタリング装置
US20150345006A1 (en) * 2014-05-30 2015-12-03 Ppg Industries Ohio, Inc. Transparent conducting indium doped tin oxide
CN106460154A (zh) * 2014-05-30 2017-02-22 Ppg工业俄亥俄公司 透明导电铟掺杂氧化锡
US9988707B2 (en) * 2014-05-30 2018-06-05 Ppg Industries Ohio, Inc. Transparent conducting indium doped tin oxide
CN113439129A (zh) * 2018-12-27 2021-09-24 沃尔法米有限责任公司 用于通过溅射工艺在基底板的表面上形成图案的设备和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5288329A (en) Chemical vapor deposition apparatus of in-line type
US3521765A (en) Closed-end machine for processing articles in a controlled atmosphere
US4405435A (en) Apparatus for performing continuous treatment in vacuum
TWI232242B (en) Substrate processing apparatus and processing method
US3404661A (en) Evaporation system
JPH083744A (ja) 真空処理装置、真空処理装置の中で基板を処理する方法、及び、真空処理装置用のロック
KR0182772B1 (ko) 스퍼터장치 및 타겟 교환장치 및 그 방법
JPS6337186B2 (ja)
JPH05306465A (ja) プラズマcvd装置
JPH03120362A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
CN211005607U (zh) 用于在真空中沉积薄膜涂层的直列式涂布机
WO2007013363A1 (ja) 真空処理装置
JPH09279341A (ja) トレイ搬送式インライン成膜装置
JP2001135704A (ja) 基板処理装置及び基板搬送用トレイの搬送制御方法
JP2004047452A5 (ja)
JPH05263228A (ja) スパッタリング装置
JPH0762239B2 (ja) 真空蒸着装置
JPS6324632A (ja) 基板搬送装置
JPH0542507B2 (ja)
JP2008285698A (ja) 成膜装置
JP3395180B2 (ja) 基板処理装置
JP4766821B2 (ja) 基板にコーティングを施すための真空モジュール(及びその変形)とモジュールシステム
JPH06338465A (ja) プラズマcvd装置
JP2580663B2 (ja) 薄膜形成装置の基板保持機構
JPS61192334A (ja) 真空処理装置