JPH06338379A - 多極スパークプラグの製造方法 - Google Patents

多極スパークプラグの製造方法

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JPH06338379A
JPH06338379A JP8352593A JP8352593A JPH06338379A JP H06338379 A JPH06338379 A JP H06338379A JP 8352593 A JP8352593 A JP 8352593A JP 8352593 A JP8352593 A JP 8352593A JP H06338379 A JPH06338379 A JP H06338379A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の外側電極の形状や折曲げ高さの不揃い
を防止して、作業者の手作業によるギャップ長の調整作
業を廃止することを可能にする。 【構成】 金属素材を冷間押出し成形した後、切削加工
により金属素材の外周に六角部5、鍔状部7、円筒部2
5を形成し、円筒部25の先端面に2本の外側電極11
を抵抗溶接し、ねじ転造により主体金具4の外周にねじ
部6を形成し、主体金具4に付着した切粉を酸洗いした
後に亜鉛鍍金を行う。そして、曲げ成形機により2本の
外側電極11をL字状に折り曲げた後に、打抜き成形機
により2本の外側電極11の先端部を打ち抜いて、中心
電極と火花放電ギャップ12を形成する放電端面13を
形成する。このように、曲げ工程のときには切削工程で
主体金具4に付着した切粉が除去されているので、曲げ
成形機により折曲げ形状や折曲げ高さが規格通りの外側
電極11が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周に六角部を有する
筒状の主体金具の先端面に複数の外側電極を溶接等の手
段により接合してなる多極スパークプラグの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10に示したような2極ス
パークプラグの製造方法(以下従来の製造方法と呼ぶ)
が知られている。この従来の製造方法は、先ず、図10
(a)に示したように、筒状の主体金具101の外周に
六角部102と円筒部103を冷間成形加工した後に、
図10(b)に示したように、六角部102の上端部1
02aと下端部102b,円筒部103の上部103a
と下部103bを所定の軸方向及び径方向の寸法となる
ように主体金具101の外周を切削する切削加工を行
う。
【0003】そして、図10(c)に示したように、円
筒状の主体金具101の先端面に2本の外側電極104
を溶接した後に、図10(d)に示したように、2本の
外側電極104を途中から主体金具101の軸心に向け
て略L字状に折曲げる折曲げ工程を行う。そして、図1
0(e)に示したように、2本の外側電極104の先端
部をピン等により打抜いて2本の外側電極104に放電
端面105を形成し、図10(f)に示したように、主
体金具101の円筒部103の外周面にねじ部106を
転造した後に、図10(g)に示したように、主体金具
101および2本の外側電極104に鍍金を施すことに
よって2極スパークプラグ用主体金具を製造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の製造
方法においては、図11に示したように、前工程である
主体金具101の切削加工で発生した切粉又は異物が主
体金具101の軸穴107や2本の外側電極104の表
面に付着する場合がある。このような状態で、2本の外
側電極104の折曲げ、および打抜きを行うと、2本の
外側電極104の電極形状や折曲げ高さに不揃いが生ず
ることにより2本の外側電極104の打抜き径の精度が
低下する。これによって、2極スパークプラグの完成品
において、2本の外側電極104の放電端面105と中
心電極の先端部(図示せず)との間に形成される火花放
電ギャップのギャップ長の精度や火花放電ギャップの位
置の精度が低下するという問題点があった。
【0005】例えば、図11に示したように、主体金具
101の軸穴107のテーパ状の係止部108に切粉が
付着していると、曲げパンチ109の先端部により2本
の外側電極104を曲げ型110に規格通り押し付ける
ことができず、図12に示したように、主体金具101
のH寸法が短くなってしまうという不具合があった。
【0006】また、図11に示したように、2本の外側
電極104に切粉が付着していると、図13に示したよ
うに、折曲げ形状や折曲げ高さが2本の外側電極104
間で非対称(誤差s)になってしまうという不具合があ
った。これらにより、曲げ工程前に切粉が主体金具10
1に付着していることを検出する検出装置を用いて切粉
を取り除いたり、鍍金工程後に規格外となった主体金具
101は、作業者の手作業により規格通りのギャップ長
を得られるように、複数の外側電極104の放電端面1
05間の寸法を拡げたり、狭めたりする調整作業が必要
となり、作業工数が増え製作コストを上昇させる要因と
なっていた。
【0007】本発明は、複数の外側電極の形状や折曲げ
高さの不揃いの発生を防止して、作業者の手作業による
ギャップ長の調整作業を廃止することが可能な多極スパ
ークプラグの製造方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、素材を切削加
工することにより筒状の主体金具を形成する第1工程
と、この第1工程が終了した後に、前記主体金具の先端
面に複数の外側電極を溶接等の手段により接合し、且つ
前記主体金具の外周面にねじ部の転造を行う第2工程
と、この第2工程が終了した後に、前記主体金具を洗浄
し、前記主体金具に鍍金を施す第3工程と、この第3工
程が終了した後に、前記複数の外側電極の途中から前記
主体金具の軸心に向けて略L字状に折曲げる第4工程
と、この第4工程が終了した後に、前記複数の外側電極
の先端部を打抜いて、前記複数の外側電極の先端部に中
心電極の先端部と火花放電ギャップを形成する放電端面
を形成する第5工程とを備えた製造方法を採用した。
【0009】
【作用】本発明は、第1工程での切削加工や第2工程で
のねじ部の転造により生じた切粉が仮に主体金具の軸穴
や複数の外側電極に付着したとしても、第3工程で鍍金
を施す前の洗浄により切粉が除去される。これにより、
第4工程での複数の外側電極の折曲げのときに外側電極
の電極形状や折曲げ高さに不揃いが生ずることがなくな
ることにより、第5工程での打抜きのときに外側電極の
打抜き径の精度が向上する。
【0010】
【実施例】本発明の多極スパークプラグの製造方法を図
1ないし図9に示す実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図7は本発明の第1実
施例を示すもので、図1は2極スパークプラグを示した
図である。2極スパークプラグ1は、高電圧が印加され
る中心電極2と、この中心電極2を保持する筒状絶縁体
3と、この絶縁体3を保持する筒状の主体金具4とを備
えている。
【0011】主体金具4の構造を図2ないし図4に基づ
いて詳細に説明する。この主体金具4の中央部より一端
側の外周には、工具(図示せず)と係合するボルト状の
六角部5が形成されている。主体金具4の中央部より他
端側の外周には、内燃機関のエンジンブロック(図示せ
ず)にねじ込むためのねじ部6が形成されている。そし
て、六角部5とねじ部6との間、つまり主体金具4の中
央部には、円環状の鍔状部(胴部)7が形成されてい
る。なお、主体金具4の内部には、絶縁体3を挿入する
ための軸穴8が形成されている。その軸穴8には、絶縁
体3を係止するテーパ状の係止部9が内側に向かって突
出している。
【0012】また、主体金具4の先端面10には、図3
および図4に示したように、途中で主体金具4の軸心に
向けて略L字状に折曲げられた2本の外側電極11が抵
抗溶接等の手段により接合されている。これらの外側電
極11の先端部には、中心電極2の先端部との間に所定
のギャップ長の火花放電ギャップ12(図1参照)を形
成する放電端面13が形成されている。なお、2本の外
側電極11は、図3に示したように、所定の電極高さh
となるように形成されている。また、2本の外側電極1
1は、図4に示したように、中心電極2の外周との間に
同心状に火花放電ギャップ12を形成するために放電端
面13の間が所定の打抜き径φとなるように主体金具4
の先端面に形成されている。
【0013】〔第1実施例の製造方法〕次に、この実施
例の製造方法を図2ないし図7に基づき説明する。ここ
で、図5はこの実施例の製造方法を示した工程図であ
る。 (第1工程)冷間押出し成形によって、鉄に数%以下の
炭素を含有させた低炭素鋼などよりなる金属素材の中央
部21より一方側に中央部21の径より小さい径で断面
形状が六角形状の筒状部22を形成すると共に、金属素
材の中央部21より他方側に中央部21の径より小さい
径で断面形状が円筒形状の筒状部23と、さらに、冷間
押出し成形によって、その金属素材を軸方向に貫通する
軸穴8を形成することにより主体金具4が得られる〔図
5(a)参照〕。次に、主体金具4の筒状部22、23
の外周に切削加工を施すことによって、中央部の鍔状部
7より上方側に上端部5aと下端部5aを形成して所定
の軸方向寸法の六角部5を形成し、鍔状部7より下方側
に上部25aと下部25aを備える円筒部25を形成す
ることにより主体金具4が得られる〔図5(b)参
照〕。なお、主体金具4は冷間押出し成形せずに円柱
状、六角状などの棒材から切削加工により形成したもの
でも良い。
【0014】(第2工程)次に、ニッケルを主体とする
ニッケル合金製の外側電極11を、主体金具4の円筒部
25の先端面において対向する位置に、抵抗溶接等の電
気溶接を用いて2本接合する〔図5(c)参照〕。な
お、外側電極11の材料としてニッケルにCr、Mn、
Siを加えたニッケル合金、インコネル(Cr−Fe−
Ni)を用い、又これら材料の放電面に白金、イリジウ
ム又はこれら合金等の貴金属材料を用いても良く、さら
にニッケル合金内に銅を封入したものを用いても良い。
次に、主体金具4の円筒部25のねじ転造を行う。すな
わち、ねじ部の山形を有する丸形ダイスまたは平形ダイ
ス(いずれも図示せず)を、主体金具4の円筒部25に
押し付けて転がし、主体金具4の鍔状部7の一方側に複
数の山部と複数の谷部よりなるねじ部6を形成すること
により主体金具4が得られる〔図5(d)参照〕。な
お、ねじ部6の長さは内燃機関のシリンダヘッドの厚さ
等によって定められている。ここで、外側電極の溶接と
ねじ転造の順番は逆でも良い。
【0015】(第3工程)次に、主体金具4を酸洗いす
る。すなわち、主体金具4を10〜20%容量の塩酸に
浸漬し、さび、酸化物、切削加工で発生した切粉等を除
去して、水洗いをした後に、主体金具4の内周と外周お
よび2本の外側電極11に亜鉛鍍金を行い、クロメート
処理を施す〔図5(e)参照〕。 (第4工程)図6は外側電極の曲げ工程を示した図であ
る。この曲げ工程を行う曲げ成形機27は、外側電極1
1の所定の曲げ形状に応じた形状の成形面28を有する
曲げ型29、主体金具4を曲げ型29側へ案内するガイ
ド30、および主体金具4の内側から外側(図示矢印方
向)に向かって移動する曲げパンチ31等より構成され
ている。この曲げパンチ31は、主体金具4の軸穴8内
を貫通して2本の外側電極11を曲げ型29の上面に押
し付けて塑性変形させる。なお、曲げパンチ31は、主
体金具4の軸穴8内の係止部9に当接する肩部32を有
し、肩部32より下方に延びる脚部33の長さで2本の
外側電極11の電極高さが決まる。次に、亜鉛鍍金を行
った主体金具4を、曲げ型29の成形面28に接触する
ようにガイド30内に挿入した後に、曲げパンチ31の
脚部33の先端面により途中から主体金具4の軸心に向
けて略L字状に外側電極11を折り曲げる〔図5(f)
参照〕。この曲げ工程により、図3に示したように、2
本の外側電極11の先端面が対向配置され、2本の外側
電極11が共に所定の電極高さhとなるように形成され
る。
【0016】(第5工程)図7は外側電極の打抜き工程
を示した図である。この打抜き工程を行う打抜き成形機
34は、外側電極11の先端部より切断された切れ片
(図示せず)を排出する排出孔35を有する打抜き型3
6、主体金具4を打抜き型36側へ案内するガイド3
7、および主体金具4の内側から外側(図示矢印方向)
に向かって移動する打抜きパンチ38等より構成されて
いる。この打抜きパンチ38は、主体金具4の軸穴8内
より2本の外側電極11の先端部を打抜く。次に、主体
金具4の外側電極11が打抜き型36の上面に接触する
ようにガイド37内に挿入した後に、打抜きパンチ38
の先端部39により2本の外側電極11の先端部を打抜
くことによって、図4に示したように、2本の外側電極
11の先端部に打抜き径φとなる放電端面13を形成す
る〔図5(g)参照〕。以上の第1工程から第5工程を
行うことによって主体金具4が製造される。
【0017】〔第1実施例の効果〕以上のように、この
実施例では、抵抗溶接、ねじ転造、鍍金工程、曲げ工程
を行った後に、打抜き工程を行っているので、従来の技
術のように打抜き工程で精度良く打抜いたものが、主体
金具を出し入れする際に主体金具4同士のぶつかり合い
により外側電極11が変形したりすることが防止され
る。
【0018】また、仮に前工程である主体金具4の切削
加工で発生した切粉が主体金具4の軸穴8や2本の外側
電極11の表面に付着していても、鍍金工程の酸洗いに
よってその切粉を除去できるので、図6に示したよう
に、曲げパンチ31により2本の外側電極11を曲げ型
29の成形面28の内面に規格通り押し付けることがで
き、2本の外側電極11の折曲げ形状や折曲げ高さが規
格通りとなる。すなわち、2本の外側電極11の曲げ工
程のときに2本の外側電極11の電極形状や折曲げ高さ
がばらつくことを防止することができるので、2本の外
側電極11の打抜き工程のときに常に一定の位置で外側
電極11の先端部を打抜くことができるので、2本の外
側電極11の打抜き径の精度を向上することができる。
【0019】これらにより、2極スパークプラグ1の完
成品において、2本の外側電極11の放電端面13と中
心電極2の先端部との間に形成される火花放電ギャップ
12(図1参照)のギャップ長の精度や火花放電ギャッ
プ12の位置の精度を飛躍的に向上することができる。
また、規格外となる主体金具4の個数を著しく減少する
ことができるので、作業者の手作業により規格通りの火
花放電ギャップ12のギャップ長を得られるように、複
数の外側電極11の放電端面13間の寸法を拡げたり、
狭めたりする調整作業を廃止することができ、また主体
金具4に切粉が付着していることを検出する検出装置の
検出頻度を減少することができる。このため、量産性を
向上することができるので、2極スパークプラグ1の製
作コストを著しく低下させることができる。
【0020】〔第2実施例〕図8は本発明の第2実施例
を示すもので、外側電極の曲げ工程を示した図である。
この実施例の曲げ成形機41は、主体金具4の軸穴8内
に嵌め込まれて主体金具4を保持する芯金42、および
図示上方より2本の外側電極11に向かって移動する曲
げ型43等より構成されている。芯金42は、主体金具
4の軸穴8内の係止部9に当接する肩部44を有し、肩
部44より上方に延びる頭部45の長さで2本の外側電
極11の電極高さが決まる。また、曲げ型43は、下面
に成形面46を有し、芯金42の頭部45の上面との間
で2本の外側電極11を挟み込んで、2本の外側電極1
1の途中から主体金具4の軸心に向けて略L字状に2本
の外側電極11を折り曲げる。この実施例のように、2
本の外側電極11の曲げ工程では、主体金具4に対し曲
げ型43が移動して主体金具4の外側より力を加えても
良い。
【0021】〔第3実施例〕図9は本発明の第3実施例
を示すもので、外側電極の打抜き工程を示した図であ
る。この実施例の打抜き成形機47は、主体金具4の軸
穴8内に嵌め込まれて主体金具4を保持する芯金48、
および図示上方より2本の外側電極11に向かって移動
する打抜きパンチ49等より構成されている。芯金48
の内部には、外側電極11の先端部より切断された切れ
片(図示せず)を排出する排出孔50が形成されてい
る。そして、芯金48の外周には、主体金具4の軸穴8
内の係止部9に当接する肩部51が形成されている。ま
た、打抜きパンチ49は、主体金具4の外側から内側
(図示矢印方向)に向かって2本の外側電極11の先端
部を切断する。この実施例のように、外側電極11の打
抜き工程では、主体金具4の外側より力を加えても良
い。
【0022】〔変形例〕本実施例では、本発明を2極ス
パークプラグ1に用いたが、本発明を3極以上の多極ス
パークプラグに用いても良い。また、本実施例では主体
金具4は六角部5が鍔状部7より小さい形状について説
明したが、六角部5が鍔状部7より大きい形状の主体金
具にも適用することができることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、複数の外側電極の形状や折曲
げ高さの不揃いの発生を防止することができるので、複
数の外側電極の放電端面と中心電極の先端部との間に形
成される火花放電ギャップのギャップ長の精度や火花放
電ギャップの位置の精度を向上することができる。そし
て、ギャップ長を調整する調整作業を減少することがで
き、且つ主体金具に切粉が付着していることを検出する
検出装置の検出頻度を減少することができるので、多極
スパークプラグの製作コストを低下させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる2極スパークプラ
グを示した側面図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる主体金具を示した
断面図である。
【図3】図2の主要部を示した断面図である。
【図4】図2の主要部を示した正面図である。
【図5】本発明の第1実施例の製造方法を示した工程図
である。
【図6】本発明の第1実施例にかかる外側電極に曲げ加
工を行う曲げ成形機を示した断面図である。
【図7】本発明の第1実施例にかかる外側電極の打抜き
工程を示した断面図である。
【図8】本発明の第2実施例にかかる外側電極の曲げ工
程を示した断面図である。
【図9】本発明の第3実施例にかかる外側電極の打抜き
工程を示した断面図である。
【図10】従来の製造方法を示した工程図である。
【図11】主体金具の軸穴や外側電極に切粉が付着した
ものの外側電極の曲げ工程を示した断面図である。
【図12】電極高さが規格外の主体金具を示した断面図
である。
【図13】外側電極の形状や電極高さが非対称な主体金
具を示した断面図である。
【符号の説明】
1 2極スパークプラグ(多極スパークプラグ) 2 中心電極 4 主体金具 6 ねじ部 11 外側電極 12 火花放電ギャップ 13 放電端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)素材を切削加工することにより筒
    状の主体金具を形成する第1工程と、 (b)この第1工程が終了した後に、前記主体金具の先
    端面に複数の外側電極を溶接等の手段により接合し、且
    つ前記主体金具の外周面にねじ部の転造を行う第2工程
    と、 (c)この第2工程が終了した後に、前記主体金具を洗
    浄し、前記主体金具に鍍金を施す第3工程と、 (d)この第3工程が終了した後に、前記複数の外側電
    極の途中から前記主体金具の軸心に向けて略L字状に折
    曲げる第4工程と、 (e)この第4工程が終了した後に、前記複数の外側電
    極の先端部を打抜いて、前記複数の外側電極の先端部に
    中心電極の先端部と火花放電ギャップを形成する放電端
    面を形成する第5工程とを備えた多極スパークプラグの
    製造方法。
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