JPH06338146A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH06338146A
JPH06338146A JP30937292A JP30937292A JPH06338146A JP H06338146 A JPH06338146 A JP H06338146A JP 30937292 A JP30937292 A JP 30937292A JP 30937292 A JP30937292 A JP 30937292A JP H06338146 A JPH06338146 A JP H06338146A
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Hiroshi Akutsu
浩 阿久津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの再生エラーで生じる再生中断を阻
止し、再生データの連続送出を維持することにより再生
ノイズの生じないディスク再生装置を得る。 【構成】 ディスクのプログラム記録領域中に圧縮した
音声データと他のデータを複合記録したディスクを再生
し、読み出されたエラー情報を訂正する訂正回路と前記
訂正回路で訂正できないエラーデータを所定の情報に置
き換える置換回路とを備えた光ディスク再生装置におい
て、前記置換回路(一例としてORゲート12〜19、
ANDゲート20〜27で構成)で前記エラーデータを
予め取り決めた無効データに置換し、データの連続送出
を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ADPCM(Adap
tive Delta Pulse Code Mod
ulation)(適応差分PCM)方式を採用したデ
ィジタル信号の再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ADPCM方式を採用したディジタル信
号を記録した媒体としてはCD−ROMが挙げられる。
それらのディスク再生装置では、ADPCM方式で記録
したディジタル信号の読み取りエラーはエラー訂正回路
で訂正されるが、その状態によっては訂正回路でも誤り
を訂正できない場合がある。情報に誤りがあるとデコー
ダの誤動作を招き、データがまったく異なったものとな
るため再生データからの音声が途切れることとなる。特
開平2−214068号公報では、この音切れを防ぐ手
法が開示されており、エラーデータにディジタル情報を
減衰させる係数を指定する符号化情報によりエラーデー
タを徐々に減衰させることで再生データからの音切れを
防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CD−
ROMのディスク再生装置では、再生データにエラーを
検出すると、データを再度読み直す動作かあるいは再生
動作を終了するのが一般的である。そのためエラー訂正
回路で情報の誤りが訂正されなかったときにエラーデー
タを徐々に減衰させる方式においても、データの再度読
み直しや再生停止によりデータの連続送出が阻止される
ため音声データの再生が停止していた。したがって本発
明では、ディスク再生装置のデータ再度読み直し動作、
読みとり停止を阻止しデータの連続送出を可能にするこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、ディ
スクのプログラム記録領域中に圧縮した音声データと他
のデータを複合記録したディスクを再生し、読み出され
たエラー情報を訂正する訂正回路と前記訂正回路で訂正
できないエラーデータを所定の情報に置き換える置換回
路とを備えた光ディスク再生装置において、前記置換回
路で前記エラーデータを予め取り決めた無効データに置
換し、データの連続送出を維持したことを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】検出されたエラーデータを予め取り決めた無効
データに置換し送出するため、データの連続送出が維持
できる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例でディスク再生装
置の内部構成図である。図1において入力端子T1には
CD−ROMから再生されたシリアルデータが入力さ
れ、同期パターン検出分離回路1、アンスクランブラ2
及び8ビットシリアル−パラレル変換器3を通ってデー
タバッファ4に入りフォーマットデータに複号される。
【0007】図2はそのフォーマットデータの一例を挙
げた説明図で、CD−ROMのXA規格に規定されてい
るADPCMデータのフォーマットを示している。同図
において、データ領域は12バイトの同期パターン、4
バイトのヘッダー、8バイトのサブヘッダー、2304
バイトのADPCM音声データ、24バイトのスペアデ
ータから構成される。サブヘッダーの3バイト目及び7
バイト目はサブモードで、このサブモードの3ビット目
がセットされている場合、サブヘッダーの後ろに続くデ
ータはADPCM音声データであることを示す。
【0008】また、2304バイトのADPCM音声デ
ータは、18個の128バイト単位のサウンドグループ
から構成され、更にこのサウンドグループは16バイト
のサウンドパラメータと112バイトのサンプリングさ
れたサウンドデータから構成されている。サウンドパラ
メータにはサウンドデータをデータ処理装置5(例え
ば、ホスト装置として、パーソナルコンピュータ等)で
デコードする際に必要な係数などのデータが入ってい
る。
【0009】図3は、図1の各部における波形説明図で
ある。以下、図3を用いて説明する。同期パターン検出
分離回路1からの同期パターン検出信号、波形イはカウ
ンタ6のクリア入力とサブモード弁別回路7のクリアに
入力加えられる。そして同期パターン検出のたびにデー
タブロックの初めにカウンタ6及びサブモード弁別回路
7はクリアされる。また、アンスクランブラ2からのデ
ータはサブモード弁別回路7にも入力され、ADPCM
音声データであることを示すサブモード中の3ビット目
がセットされているとき、サブモード弁別回路7の出力
は真になる。
【0010】入力端子T2には、再生時にクロスインタ
ーリーブドリードソロモンで訂正しきれなかった場合の
エラー情報が、入力端子T1に入力されるデータに同期
してエラーフラグデータとして入力され、エラーフラグ
バッファ8に入る。今、入力されたデータがADPCM
音声データであった場合、サブモードの3ビット目がセ
ットされているのでサブモード弁別回路7からは波形ロ
が導出され、ANDゲート10及びNANDゲート11
に加えられる。
【0011】ここで、入力端子T3にデータ処理装置5
からのリード信号、波形ハが加えられると、データバッ
ファ4から波形ニが、波形ニに同期してエラーフラグバ
ッファから波形ホが導出される。波形ハに示すデータ処
理装置5からのリード信号は、カウンタ6のカウントア
ップ入力にも加えられる。そしてカウンタ6の出力はカ
ウンタデコーダ9に加えられる。カウンタデコーダ9は
サウンドパラメータの部分では波形ヘを導出しANDゲ
ート10に加えられ、サウンドデータの部分では波形ト
を導出しNANDゲート11に加えられる。以上のよう
にカウンタ6、サブモード弁別回路7、カウンタデコー
ダ9で構成されるデータ弁別手段によってデータの種類
別に分離される。
【0012】再生時にクロスインターリーブドリードソ
ロモンで訂正しきれなかった場合はデータの連続送出が
できるようにエラー情報の処置を行うが、そのエラーの
処置内容は発生箇所によって異なる。今、データ処理装
置5が読みとろうとしている部分がサウンドパラメータ
であって、そのデータにエラーがあったとき、エラーフ
ラグバッファ8の出力は波形ホとなりANDゲート10
からは波形チが導出される。波形チはORゲート12か
らORゲート19で構成される第1のデータ置換回路に
加えられ、ANDゲート20からANDゲート27で構
成される第2のデータ置換回路を通り、結果としてデー
タバッファからの8ビット幅のサウンドパラメータいか
なる値であっても、出力端子T4からT11にはエラー
処理用のデータとして、データ処理装置5と予め取り決
めた不正なデコードをしない無効な値(例えば、FF
(16進数))(波形ヌ)が出力される。このとき第2
のデータ置換回路はバッファの役割をしており、無効デ
ータのみが送出される。
【0013】また、データ処理装置5が読みとろうとし
ている部分がサウンドデータであって、そのデータにエ
ラーがあったとき、エラーフラグバッファ8の出力は波
形ホとなりNANDゲート11からは波形リが導出され
る。波形リは第2のデータ置換回路(ANDゲート20
からANDゲート27)に加えられ、結果としてデータ
バッファからの8ビット幅のサウンドデータがいかなる
値(不定値)であっても、エラー処理用のデータとして
出力端子T4からT11にはデータ処理装置5と予め取
り決めた差分の生じない無効な値(例えば、00(16
進数))(波形ヌ)が出力される。差分の生じないデー
タはデータ処理装置5の読みだし要求に応じて送出する
ためエラーデータは正確に変換される。
【0014】データ処理装置5においては、サウンドパ
ラメータ無効、及び差分の生じない無効な値を受け取る
と前値データをホールド、あるいは平均値補間の処理が
施される構成としている。そのため、不定なエラーデー
タは予めデータ処理装置5と取り決めたエラー処理用の
データへ正確に変換されるため音切れは阻止される。こ
のようにADPCM音声データはその領域によってデー
タの種類が異なるため、エラーがどのデータ部で発生し
たのかを判別し、各データ部に適したエラー処理用のデ
ータを送出することでノイズの発生を防ぐと共にデータ
処理装置5への連続送出を維持する。
【0015】本実施例ではデータ処理装置5へのデータ
転送幅を8ビットとしたが、8ビット以外の場合にも応
用できるのは明白である。また、サウンドパラメータは
FF(16進数)に、サウンドデータは00(16進
数)に変換したが、データ処理装置5との取り決めを行
うことによっていかなる値にも変換しても良いことは明
白である。
【0016】
【発明の効果】データの種別により、エラーデータが予
めデータ処理装置と取り決めた無効な値に置換されるた
め、再度読み直し動作、再生動作の停止を防ぐことがで
きる。そのためデータ転送の中断がなくなる。したがっ
てデータ処理装置へ音切れの発生しない連続データを供
給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例でディスク再生装置の内部構
成図。
【図2】フォーマットデータの説明図。
【図3】図1の各部における波形説明図。
【符号の説明】
1 同期パターン検出分離回路 2 アンスクランブラ 3 8ビットシリアル−パラレル変換器 4 データバッファ 5 データ処理装置 6 カウンタ 7 サブモード弁別回路 8 エラーフラグバッファ 9 カウンタデコーダ 10,20,21,22,23,24,25,26,2
7 AND回路 11 NAND回路 12,13,14,15,16,17,18,19 O
R回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクのプログラム記録領域中に圧縮
    した音声データと他のデータを複合記録したディスクを
    再生し、読み出されたエラー情報を訂正する訂正回路と
    前記訂正回路で訂正できないエラーデータを所定の情報
    に置き換える置換回路とを備えた光ディスク再生装置に
    おいて、前記置換回路で前記エラーデータを予め取り決
    めた無効データに置換し、データの連続送出を維持した
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014154190A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Nec Computertechno Ltd 磁気データ読取装置、監視システム及びエラー検出方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01113869U (ja) * 1988-01-25 1989-07-31
JPH04105274A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Sony Corp ディスク記録装置及びディスク記録再生装置

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