JPH11203797A - ディジタルデータ再生装置及びディジタルデータ再生方法、並びに提供媒体 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置及びディジタルデータ再生方法、並びに提供媒体

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JPH11203797A
JPH11203797A JP10007097A JP709798A JPH11203797A JP H11203797 A JPH11203797 A JP H11203797A JP 10007097 A JP10007097 A JP 10007097A JP 709798 A JP709798 A JP 709798A JP H11203797 A JPH11203797 A JP H11203797A
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JP
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Withdrawn
Application number
JP10007097A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hattori
雅之 服部
Kohei Yamamoto
耕平 山本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの再生用磁気ヘッドと記録トラックが斜
めにずれた場合、従来後段に伝搬していた誤り訂正符号
の誤訂正を削減する。 【解決手段】 磁気テープ10に記録されたディジタル
データを2系統(a側、b側)の再生回路で再生し、そ
れぞれC1符号に対する誤り訂正を行い、その結果を比
較する。その後、比較結果、訂正数及び誤り検出フラグ
に基づいて、適切な方を選択する。その後、C2符号に
対する誤り訂正を行い、再生信号を出力するとともに、
訂正不能な誤りの有無を知らせる信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルデータ
再生装置及びディジタルデータ再生方法、並びに提供媒
体に関し、特に、例えば、ディジタルVTR、DAT
(Digital Audio Taperecorder)等に適用して好適なデ
ィジタルデータ再生装置及びディジタルデータ再生方
法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ信号やオーディオ信号をデ
ィジタル化して記録するディジタルVTR、DAT等が
出現している。図22は、このようなディジタルVTR
の構成例を示している。
【0003】図22に示すように、ビデオ信号符号化回
路91は、入力されたビデオ信号を符号化し、符号化さ
れたディジタルデータを、誤り訂正符号符号化回路92
へ供給する。誤り訂正符号符号化回路92は、供給され
たディジタルデータに、誤り訂正用の冗長情報(誤り訂
正符号)を付加する。回転96には、記録用磁気ヘッド
51(図23)が取り付けられており、これにより磁気
テープ50にディジタルデータが記録される。
【0004】磁気テープ50に対する記録は、従来のア
ナログVTRと同様、ヘリカルスキャン方式によって行
われる。これは、回転ドラム96に取り付けられている
記録用磁気ヘッド51が磁気テープ50上に斜めにトラ
ックを形成していく方式で、その様子が図23に示して
ある。
【0005】誤り訂正符号符号化回路92で使用される
誤り訂正符号には、様々な種類がある。その中でも、情
報シンボルを長方形状に配置し、縦方向と横方向のそれ
ぞれに誤り訂正符号を形成させるReed-Solomon積符号
(以下、RS積符号という)が良く知られている。図2
4にRS積符号の一例を示す。図24において、横方向
の符号はC1符号(内符号)と呼ばれ、符号長10(情
報シンボル長6,パリティ長4)で構成されている。こ
の場合、C1符号語の誤り訂正可能な誤りシンボル数
は、最大2シンボルとなる。縦方向の符号はC2符号
(外符号)と呼ばれ、符号長14(情報シンボル長1
0,パリティ長4)で構成されている。この場合、C2
符号語の誤り訂正可能な誤りシンボル数は、最大2シン
ボルとなる。
【0006】再生時、回転ドラム96に取り付けられて
いる再生用磁気ヘッド52a及び52b(図25)によ
り、記録されているディジタルデータが読み取られる。
読み取られたディジタルデータは、誤り訂正符号復号回
路97へ供給される。誤り訂正符号復号回路97は、供
給されたディジタルデータに誤りがあり、その訂正が可
能である場合、その誤りを訂正し、訂正不能な誤り検出
信号とともにビデオ信号復号回路93へ出力する。ビデ
オ信号復号回路93は、訂正不能な誤り検出信号に基づ
き、供給されたディジタルデータで誤りのある部分は復
号に使用せず、誤りのない部分から補完して復号し、ビ
デオ信号を出力する。
【0007】再生する場合の誤りを減らす手法として、
2倍密スキャンが知られている。この手法は、2つの再
生用磁気ヘッドを回転ドラム上の異なる位置に設けて、
同一トラックを2回走査するもので、その様子が図25
に示してある。図25に示すように、再生用磁気ヘッド
52aと再生用磁気ヘッド52bは、丁度半トラック分
ずれた位置を走査するように回転ドラム96上に配置さ
れている。これにより、どちらか一方で誤りが発生して
も、もう一方でディジタルデータを正しく読み出すこと
が期待できる。
【0008】図26は、ディジタルデータ再生部94の
構成例を示している。以下、ディジタルデータ再生部9
4に関して、図26を参照して説明する。図26に示す
ように、磁気テープ50に記録されたディジタルデータ
を2倍密スキャンにより再生するため、2系統の再生回
路が設けられている。2系統の再生回路は、それぞれC
1符号に対する誤り訂正を行い、適切な方を選択して出
力する。C2符号復号回路62は、C2符号に対する誤
り訂正を行い、その結果を出力するとともに、訂正不能
な誤り検出信号を出力する。2系統ある再生回路は、
“a”と“b”という記号により区別し、a側で読み出
されたC1符号語を“even scan”,b側で読み出され
たC1符号語を“odd scan”とする。
【0009】以下、a側の再生系について動作を説明す
る。再生用磁気ヘッド52aは、磁気テープ50を走査
し、記録されているディジタルデータを読み取り、信号
増幅回路53aへ供給する。信号増幅回路53aは、再
生用磁気ヘッド52aから供給される信号を増幅し、波
形等化回路54aへ供給する。波形等化回路54aは、
供給された信号から波形のゆがみを取り去り、通信路符
号復号回路55aへ供給する。通信路符号復号回路55
aは、記録時に磁気特性に合致するように符号化した信
号を復号し、同期検出回路56aへ供給する。同期検出
回路56aは、供給された信号から、C1符号語の区切
りを示す同期シンボルを検出し、C1符号語単位に区切
って、C1符号復号回路57aへ供給する。
【0010】C1符号復号回路57aは、供給されたC
1符号語を復号し(訂正し)、訂正不能な誤りの有無を
知らせるフラグを誤り検出フラグ記憶回路58aへ供給
し、復号した後のC1符号語をC1復号結果記憶回路5
9aへ供給する。
【0011】C1符号復号回路57aにおいて、記録時
に付加されたパリティ長から定まる訂正可能な誤りシン
ボル数よりも多い誤りを検出した場合(以下、誤り検出
という)、入力されたC1符号語がそのままC1復号結
果記憶回路59aに記憶され、訂正不能な誤りシンボル
有りを意味する“1”が誤り検出フラグ記憶回路58a
に記憶される。
【0012】C1符号復号回路57aにおいて、訂正可
能な誤りシンボル数よりも少ない誤りを検出した場合、
入力されたC1符号語に誤り訂正処理を施し、その結果
がC1復号結果記憶回路59aに記憶され、訂正不能な
誤りシンボル無しを意味する“0”が誤り検出フラグ記
憶回路58aに記憶される。但し、実際には、訂正不能
な誤りシンボルがC1符号語に存在していても、それが
検出できない場合(以下、誤訂正という)がある。その
場合には、誤訂正されたC1符号語がC1復号結果記憶
回路59aに記憶され、訂正不能な誤り無しを意味する
“0”が誤り検出フラグ記憶回路58aに記憶されるこ
とになる。
【0013】誤り検出フラグ記憶回路58aは、入力さ
れた誤り検出フラグを記憶し、2つの再生系で1積符号
語分の誤り検出フラグを、C1符号語が記憶された後
に、出力決定回路60へ供給する。
【0014】C1復号結果記憶回路59aは、入力され
た復号した後のC1符号語を記憶し、2つの再生系で1
積符号語分の誤り検出フラグが記憶された後に、C1符
号語をC2符号語順に並べ替え、データセレクタ61へ
供給する。
【0015】b側の再生系については、再生用磁気ヘッ
ド52bが走査する位置以外、動作は全く同じなので、
説明は省略する。
【0016】出力決定回路60は、誤り検出フラグ記憶
回路58aと58bから、それぞれ供給される誤り検出
フラグQ22とQ23に基づき、出力選択信号Q20と
誤り検出信号Q21を決定する。図27に出力決定回路
60の一例を示す。
【0017】図27に示すように、誤り検出フラグQ2
2及びQ23が両方とも“0”である場合、出力選択信
号Q20としては、C1復号結果記憶回路59aの出力
を採用することを意味する“0”が出力され、誤り検出
信号Q21としては、誤り検出がなかったことを意味す
る“0”が出力される。
【0018】誤り検出フラグQ22及びQ23の一方が
“0”,他方が“1”である場合、出力選択信号Q20
としては、“0”に対応する側のC1復号結果記憶回路
の出力を採用する信号が出力され、誤り検出信号Q21
としては、誤り検出がなかったことを意味する“0”が
出力される。
【0019】誤り検出フラグQ22及びQ23が両方と
も“1”である場合、出力選択信号Q20としては、C
1復号結果記憶回路59aの出力を採用することを意味
する“0”が出力され、誤り検出信号Q21としては、
訂正不能な誤りがあることを意味する“1”が出力され
る。
【0020】データセレクタ61は、出力選択信号Q2
0に基づき、C1復号結果記憶回路59a若しくは59
bのどちらか一方の出力を選択し、C2符号復号回路6
2へ供給する。C2符号復号回路62は、供給されたC
2符号語を誤り検出信号Q21に基づいて復号し(誤り
を訂正し)、出力するとともに、訂正不能な誤りの有無
を知らせる信号(以下、訂正不能誤り検出信号という)
を出力する。
【0021】ところで、図28に示すように、磁気テー
プ50の走行スピードの変化、テープカートリッジの製
造上のばらつき、及び装着時の傾斜等により、再生用磁
気ヘッド52a及び52bの走査する領域と、トラック
が斜めにずれることがある。この場合、再生用磁気ヘッ
ド52a及び52bは記録時のトラックから外れた部分
まで走査することになる。その結果、再生用磁気ヘッド
52a及び52bで、それぞれ読み取った“even sca
n” と“odd scan”は、必ず誤りを含んでしまう。
【0022】そこで、両方の再生系において、誤り訂正
不能になった場合、誤りの多い部分は相補的に発生する
ことに着目し、“even scan” と“odd scan”の中央で
組み替えた2つのC1符号語を再度復号し、正復号した
方を選択する手法が知られている。ここでは、説明の便
宜上、“even scan”の前半部分と“odd scan”の後半
部分を組み合わせたC1符号語を“combine1”とし、
“odd scan”の前半部分と“even scan”の後半部分を
組み合わせたC1符号語を“combine2”とする。
【0023】図29は、上述の手法を用いたディジタル
データ再生部94の構成例を示している。以下、ディジ
タルデータ再生部94に関して、図29を参照して説明
する。図29においては、磁気テープ50に記録された
ディジタルデータを2系統(a側、b側)の再生回路で
再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂正を行い、適
切な方を選択する。その後、必要であれば、2系統の再
生信号を組み合わせて再度C1符号を復号し、C2符号
に対する誤り訂正を行い、出力する。
【0024】再生用磁気ヘッド52a,信号増幅回路5
3a,波形等化回路54a,通信路符号復号回路55
a,同期検出回路56a,C1符号復号回路57a,誤
り検出フラグ記憶回路58a、再生用磁気ヘッド52
b,信号増幅回路53b,波形等化回路54b,通信路
符号復号回路55b,同期検出回路56b,C1符号復
号回路57b,及び誤り検出フラグ記憶回路58bの動
作は図26で説明したものと全く同じである。
【0025】C1復号結果記憶回路59aは、入力され
た復号した後のC1符号語を記憶し、b側の再生系で同
じC1符号語が復号された後に、記憶したC1符号語を
データセレクタ61a及び61bへ供給する。
【0026】C1復号結果記憶回路59bは、入力され
た復号した後のC1符号語を記憶し、a側の再生系で同
じC1符号語が復号された後に、記憶したC1符号語を
データセレクタ61a及び61bへ供給する。
【0027】出力決定回路60は、誤り検出フラグ記憶
回路58a及び58bからそれぞれ供給される誤り検出
フラグQ22及びQ23、並びにアドレス生成回路(図
示せず)から供給されるC1符号語の前半をデータセレ
クタ61a及び61bに出力していることを意味するフ
ラグ(以下、C1符号語の前半フラグという)に基づい
て、出力選択信号Q20を決定する。図30に出力決定
回路60の一例を示す。
【0028】図30に示すように、誤り検出フラグQ2
2及びQ23が両方とも“0”である場合、出力選択信
号Q20としては、C1復号結果記憶回路59aの出力
を採用することを意味する“0”が出力される。
【0029】誤り検出フラグQ22及びQ23の一方が
“0”,他方が“1”である場合、出力選択信号Q20
としては、“0”に対応する側のC1復号結果記憶回路
の出力を採用する信号が出力される。
【0030】誤り検出フラグQ22及びQ23が両方と
も“1”である場合、出力選択信号Q20としては、C
1符号語の前半部分がデータセレクタ61a及び61b
を通過している間、C1復号結果記憶回路59aの出力
を採用する信号“0”が出力され、C1符号語の後半部
分がデータセレクタ61a及び61bを通過している
間、C1復号結果記憶回路59bの出力を採用する信号
“1”が出力される。
【0031】データセレクタ61aは、出力選択信号Q
20に基づいて、C1復号結果記憶回路59a若しくは
59bのどちらか一方の出力を選択し、C1符号復号回
路64aへ出力する。出力選択信号Q20が“0”であ
る場合、C1復号結果記憶回路59aの出力を選択し、
C1符号復号回路64aへ出力する。出力選択信号Q2
0が“1”である場合、C1復号結果記憶回路59bの
出力を選択し、C1符号復号回路64aへ出力する。
【0032】データセレクタ61bは、出力選択信号Q
20をインバータ63で反転させた信号に基づいて、C
1復号結果記憶回路59a若しくは59bのどちらか一
方の出力を選択し、C1符号復号回路64bへ出力す
る。出力選択信号Q20が“0”である場合、C1復号
結果記憶回路59bの出力を選択し、C1符号復号回路
64bへ出力する。出力選択信号Q20が“1”である
場合、C1復号結果記憶回路59aの出力を選択し、C
1符号復号回路64bへ出力する。
【0033】即ち、“even scan”と“odd scan”が誤
り検出しない場合又は“even scan”は誤り検出せず、
“odd scan”が誤り検出した場合には、“even scan”
の出力がC1符号復号回路64aへ、“odd scan”の出
力がC1符号復号回路64bへ供給される。
【0034】“even scan”は誤り検出し、“odd sca
n”が誤り検出しなかった場合には、“odd scan”の出
力がC1符号復号回路64aへ、“even scan”の出力
がC1符号復号回路64bへ供給される。
【0035】“even scan”と“odd scan”が誤り検出
した場合には、“even scan”の前半部分と“odd sca
n”の後半部分を組み合わせた誤りの少ない“combine
1”がC1符号復号回路64aへ、“odd scan”の前半
部分と“even scan”の後半部分を組み合わせた誤りの
多い“combine2”がC1符号復号回路64bへ供給され
る。
【0036】C1符号復号回路64a及び64bは、そ
れぞれ供給されたC1符号語を復号し、訂正不能な誤り
の有無を知らせるフラグを出力決定回路65へ供給し、
復号した後のC1符号語をデータセレクタ66へ供給す
る。
【0037】出力決定回路65は、供給された誤り検出
フラグに基づき、出力選択信号Q30と誤り検出信号Q
31を決定し、その結果をデータセレクタ66及び誤り
検出フラグ記憶回路68へ供給する。出力決定回路65
の動作は、図27で説明した出力決定回路60の動作と
同じである。即ち、C1符号復号回路64a及び64b
から供給されるC1符号語のうち、誤り検出されていな
いC1符号語を選択するようにデータセレクタ66を制
御し、両方とも誤り検出された場合には、C1符号復号
回路64aの出力結果を選択するようにデータセレクタ
66を制御し、誤り検出信号“1”を誤り検出フラグ記
憶回路68へ供給する。
【0038】データセレクタ66は、出力選択信号Q3
0に基づき、C1符号復号回路64a若しくは64bの
どちらか一方の出力を選択し、C1復号結果記憶回路6
7へ供給する。
【0039】C1復号結果記憶回路67は、データセレ
クタ66から供給される復号した後のC1符号語を記憶
し、1積符号語分の誤り検出フラグが記憶された後に、
記憶したC1符号語をC2符号語順に並べ替えて、C2
符号復号回路62へ供給する。
【0040】誤り検出フラグ記憶回路68は、出力決定
回路65から供給される誤り検出信号を記憶し、1積符
号語分のC1符号語が記憶された後に、誤り検出信号を
C2符号復号回路62へ供給する。
【0041】C2符号復号回路62は、供給されたC2
符号語を誤り検出信号に基づいて復号し、訂正不能な誤
り検出信号ともに出力する。
【0042】ところで、図29に示したディジタルデー
タ再生部においては、“even scan”と“odd scan”の
どちらの前半部分に誤りが少ないかを判定できないこと
を前提として、“combine1”と“combine2”の復号を行
った。しかしながら、誤りの少ない部分を判定すること
は、適切な回路を付加することにより達成できるので、
“combine”の一方のみを復号する構成とすることも可
能である。
【0043】図31は、このようなディジタルデータ再
生部94の構成例を示している。図31に示したディジ
タルデータ再生部94においては、磁気テープ50に記
録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)の再
生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂正を
行い、適切な方を選択する。その後、必要であれば、2
系統の再生信号を組み合わせて再度C1符号を復号す
る。その後、C2符号に対する誤り訂正を行い、再生信
号を出力するとともに、訂正不能誤り検出信号を出力す
る。
【0044】a側の再生系を構成している信号増幅回路
53aと同期検出回路56aを除いて、再生用磁気ヘッ
ド52a,波形等化回路54a,通信路符号復号回路5
5a,C1符号復号回路57a、誤り検出フラグ記憶回
路58a、及びC1復号結果記憶回路59aの動作は、
図26で説明したものと同じである。
【0045】信号増幅回路53aは、再生用磁気ヘッド
52aから供給される信号を増幅し、波形等化回路54
aへ供給するとともに、再生信号の平均的な強度を同期
検出回路56aへ供給する。
【0046】同期検出回路56aは、通信路符号復号回
路55aより供給される信号からC1符号語の区切りを
示す同期シンボルを検出し、C1符号語単位に区切っ
て、C1符号復号回路57aへ供給する。また、同期検
出回路56aは、信号増幅回路53aから供給される再
生信号の平均的な強度に関して、前回同期シンボルを検
出した際の強度と今回の強度を比較し、前回の方が強か
った場合に“1”を、前回の方が弱かった場合に“0”
を信号強度記憶回路70へ供給する。この場合、“1”
は現在処理されているC1符号語の前半部分の信号強度
が強いこと、即ち、C1符号語の前半部分の誤りが少な
いことを表している。“0”は現在処理されているC1
符号語の前半部分の信号強度が弱いこと、即ち、C1符
号語の前半部分の誤りが多いことを表している。
【0047】信号強度記憶回路70は、同期検出回路5
6aから供給される信号を記憶し、C1復号結果記憶回
路59aからC1符号語を読み出す際、対応するC1符
号語の信号を出力決定回路60へ供給する。
【0048】b側の再生系を構成している再生用磁気ヘ
ッド52b,信号増幅回路53b,波形等化回路54
b,通信路符号復号回路55b,同期検出回路56b,
C1符号復号回路57b,誤り検出フラグ記憶回路58
b、及びC1復号結果記憶回路59bの動作について
は、図26で説明したものと同じである。
【0049】出力決定回路60は、誤り検出フラグ記憶
回路58a及び58bからそれぞれ供給される誤り検出
フラグQ22及びQ23、並びに信号強度記憶回路70
から供給される信号Q25及びC1符号語の前半フラグ
に基づいて、出力選択信号Q20を決定する。図32に
出力決定回路60の一例を示す。
【0050】図32に示すように、誤り検出フラグQ2
2及びQ23が両方とも“0”である場合、出力選択信
号Q20としては、C1復号結果記憶回路59aの出力
を採用することを意味する“0”が出力される。
【0051】誤り検出フラグQ22及びQ23の一方が
“0”,他方が“1”である場合、出力選択信号Q20
としては、“0”に対応する側のC1復号結果記憶回路
の出力を採用する信号が出力される。
【0052】誤り検出フラグQ22及びQ23が両方と
も“1”、かつQ25が“0”である場合、出力選択信
号Q20としては、C1符号語の前半部分がデータセレ
クタ61を通過している間、C1復号結果記憶回路59
bの出力を採用する信号“1”が出力され、C1符号語
の後半部分がデータセレクタ61を通過している間、C
1復号結果記憶回路59aの出力を採用する信号“0”
が出力される。
【0053】誤り検出フラグQ22及びQ23が両方と
も“1”、かつQ25が“1”である場合、出力選択信
号Q20としては、C1符号語の前半部分がデータセレ
クタ61を通過している間、C1復号結果記憶回路59
aの出力を採用する信号“0”が出力され、C1符号語
の後半部分がデータセレクタ61を通過している間、C
1復号結果記憶回路59bの出力を採用する信号“1”
が出力される。
【0054】データセレクタ61は、出力選択信号Q2
0に基づいて、C1復号結果記憶回路59a若しくは5
9bのどちらか一方の出力を選択し、C1符号復号回路
64へ出力する。出力選択信号Q20が“0”である場
合、C1復号結果記憶回路59aの出力を選択し、C1
符号復号回路64へ出力する。出力選択信号Q20が
“1”である場合、C1復号結果記憶回路59bの出力
を選択し、C1符号復号回路64へ出力する。
【0055】C1符号復号回路64は、供給されるC1
符号語を復号し、訂正不能な誤りの有無を知らせるフラ
グを誤り検出フラグ記憶回路68へ供給し、復号した後
のC1符号語をC1復号結果記憶回路69へ供給する。
【0056】誤り検出フラグ記憶回路68は、入力され
た誤り検出フラグを記憶し、1積符号語分のC1符号語
が記憶された後に、誤り検出信号をC2符号復号回路6
2へ供給する。
【0057】C1復号結果記憶回路69は、供給される
復号後のC1符号語を記憶し、1積符号語分の誤り検出
フラグが記憶された後に、記憶したC1符号語をC2符
号語の順番に並べ替えて、C2符号復号回路62へ供給
する。
【0058】C2符号復号回路62は、供給されるC2
符号語を、誤り検出信号に基づいて復号し、訂正不能な
誤り検出信号とともに出力する。
【0059】ところで、図25に示すように、再生用磁
気ヘッド52bから読み出される“odd scan”が記録時
の内容を正しく反映している場合、再生用磁気ヘッド5
2aから読み出される“even scan”は多数の誤りを含
んでいる。この場合、“odd scan”はC1符号復号回路
により正常に復号され、“even scan”は誤り検出され
ることがほとんどである。
【0060】しかしながら、C1符号復号回路は“even
scan”を復号する際、一定の確率で誤訂正を起こし、
“even scan”と“odd scan”の両方で誤り検出されな
いことがある。この場合、図26,図29,図31に示
すディジタルデータ再生部94においては、“even sca
n”がC2符号復号回路に供給されるので、誤訂正によ
り誤りが多数あるC1符号語が、誤り検出されずにC2
符号復号回路に供給されることになる。この対策とし
て、“even scan”と“odd scan”の両方で誤り検出さ
れない場合、“odd scan”を優先して出力させるように
しても、再生用磁気ヘッドが図25に示した例と反対側
にずれた場合には、上述と同じ問題が発生する。実際に
は、誤りが多数ある場合、同期信号の検出が不可能にな
るので、誤りの多数あるC1符号語がC1符号復号回路
に供給されることはあまりないが、それでもある確率で
誤りの多数あるC1符号語が誤り検出されずにC2符号
復号回路に供給される。
【0061】さらに、図28に示すように、磁気テープ
の走行スピードの変化、テープカートリッジの製造上の
ばらつき、及び装着時の傾斜等により、再生用磁気ヘッ
ド52a及び52bの走査する領域とトラックが斜めに
ずれることがある。この場合、再生用磁気ヘッド52a
及び52bは記録時のトラックから外れた部分まで走査
することになる。その結果、“even scan”と“odd sca
n”は、誤りの多い部分と少ない部分を含んでしまうこ
とになる。この場合には、同期を検出してしまう可能性
があり、誤りを多数含んだC1符号語をC1符号復号回
路に供給する可能性は高くなる。その結果、誤訂正した
C1符号語がC2符号復号回路に供給される確率が高く
なる。
【0062】図29と図31に示すディジタルデータ再
生部94は、図28に示すように再生用磁気ヘッドとト
ラックが斜めにずれた場合に、“even scan”と“odd s
can”の両方が誤り訂正不能になるのを防止する。しか
しながら、誤訂正に対しては効果がなく、誤りを多数含
んだC1符号語がかなりの確率でC2符号復号回路に供
給されてしまう。
【0063】図33は、ディジタルデータ再生部94
(図26,図29,図31)において、C1符号(符号
長76,4誤り訂正可能)にRS積符号を使用し、再生
用磁気ヘッドと記録トラックが1.2゜ずれた場合、誤
訂正したC1符号語がC2符号復号回路62に供給され
る確率(以下、C1誤訂正確率という)を示したもので
ある。図33は、同期信号は必ず検出できるものとし、
ディジタルデータ再生部94のC1誤訂正確率としては
不利な条件のもとで示してある。
【0064】図34は、図33の横軸を説明するための
図である。図34において、2つの再生用磁気ヘッドの
中心線と記録トラックの中心線との交点からC1符号語
の中心までの距離をdバイトとする。このdが、図33
の横軸である。図33の縦軸はC1誤訂正確率を示して
いる。
【0065】図33に示すように、d>0の場合に誤訂
正したC1符号語が多く出力される。この理由を図35
を参照しながら説明する。図35は、d=50バイトの
場合の“even scan”と“odd scan”が走査した領域を
示してある。この場合、“oddscan”はC1符号語全体
を走査するので正常に読み取れるが、“even scan”は
ほとんど読み取れない。即ち、“odd scan”はほとんど
の場合正復号されるが、“even scan”は誤りを多く含
み、一定の確率で誤訂正する。図26,図29、及び図
31のディジタルデータ再生部94は、“even scan”
と“odd scan”の両方で訂正不能な誤りが検出されなけ
れば、“even scan”を優先して出力する。そのため、
誤りのない“odd scan”ではなくて、誤訂正した“even
scan”がC2符号復号回路に供給されるので、C1誤
訂正確率が高くなる。
【0066】上述の対策として、誤訂正されたC1符号
語も訂正できるC2符号復号回路を用いることも可能で
ある。
【0067】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の手法では、図33に示したような頻度で誤
訂正が発生した場合には、誤り訂正不能に陥る可能性が
あった。本発明は、このような状況に鑑みてなされたも
のであり、記録内容を正しく再生できるようにするもの
である。
【0068】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディジ
タルデータ再生装置は、回転ドラム上の異なる位置に配
置された第1及び第2の磁気ヘッドと、第1及び第2の
磁気ヘッドからの再生信号を処理する第1及び第2の信
号処理手段と、第1及び第2の信号処理手段からの第1
及び第2の再生信号の誤り訂正を行う第1及び第2の誤
り訂正手段と、第1及び第2の誤り訂正手段からの第1
及び第2の再生信号の比較を行う比較手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0069】請求項5に記載のディジタルデータ再生方
法は、回転ドラム上の異なる位置に配置された第1及び
第2の磁気ヘッドにより記録媒体上に記録されているデ
ィジタルデータを再生するディジタルデータ再生装置の
ディジタルデータ再生方法において、第1及び第2の磁
気ヘッドからの再生信号を処理する第1及び第2の信号
処理ステップと、第1及び第2の信号処理ステップから
の第1及び第2の再生信号の誤り訂正を行う第1及び第
2の誤り訂正ステップと、第1及び第2の誤り訂正ステ
ップからの第1及び第2の再生信号の比較を行う比較ス
テップとを備えることを特徴とする。
【0070】請求項6に記載の提供媒体は、回転ドラム
上の異なる位置に配置された第1及び第2の磁気ヘッド
により記録媒体上に記録されているディジタルデータを
再生するディジタルデータ再生装置のディジタルデータ
再生方法を提供する提供媒体において、第1及び第2の
磁気ヘッドからの再生信号を処理する第1及び第2の信
号処理ステップと、第1及び第2の信号処理ステップか
らの第1及び第2の再生信号の誤り訂正を行う第1及び
第2の誤り訂正ステップと、第1及び第2の誤り訂正ス
テップからの第1及び第2の再生信号の比較を行う比較
ステップとを備えるコンピュータプログラムを提供する
ことを特徴とする。
【0071】請求項1に記載のディジタルデータ再生装
置においては、第1及び第2の磁気ヘッドが、回転ドラ
ム上の異なる位置に配置されており、第1及び第2の信
号処理手段が、第1及び第2の磁気ヘッドからの再生信
号を処理し、第1及び第2の誤り訂正手段が、第1及び
第2の信号処理手段からの第1及び第2の再生信号の誤
り訂正を行い、比較手段が、第1及び第2の誤り訂正手
段からの第1及び第2の再生信号の比較を行う。
【0072】請求項5に記載のディジタルデータ再生方
法においては、回転ドラム上の異なる位置に配置された
第1及び第2の磁気ヘッドにより記録媒体上に記録され
ているディジタルデータを再生するディジタルデータ再
生装置のディジタルデータ再生方法において、第1及び
第2の信号処理ステップで、第1及び第2の磁気ヘッド
からの再生信号を処理し、第1及び第2の誤り訂正ステ
ップで、第1及び第2の信号処理ステップからの第1及
び第2の再生信号の誤り訂正を行い、比較ステップで、
第1及び第2の誤り訂正ステップからの第1及び第2の
再生信号の比較を行う。
【0073】請求項6に記載の提供媒体においては、回
転ドラム上の異なる位置に配置された第1及び第2の磁
気ヘッドにより記録媒体上に記録されているディジタル
データを再生するディジタルデータ再生装置のディジタ
ルデータ再生方法を提供する提供媒体において、第1及
び第2の信号処理ステップで、第1及び第2の磁気ヘッ
ドからの再生信号を処理し、第1及び第2の誤り訂正ス
テップで、第1及び第2の信号処理ステップからの第1
及び第2の再生信号の誤り訂正を行い、比較ステップ
で、第1及び第2の誤り訂正ステップからの第1及び第
2の再生信号の比較を行う。
【0074】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0075】請求項1に記載のディジタルデータ再生装
置は、回転ドラム上の異なる位置に配置された第1及び
第2の磁気ヘッド(例えば、図6に示す再生用磁気ヘッ
ド11a及び11b)と、第1及び第2の磁気ヘッドか
らの再生信号を処理する第1及び第2の信号処理手段
(例えば、図6に示す信号増幅回路12a乃至同期検出
回路15a及び信号増幅回路12b乃至同期検出回路1
5b)と、第1及び第2の信号処理手段からの第1及び
第2の再生信号の誤り訂正を行う第1及び第2の誤り訂
正手段(例えば、図6に示すC1符号復号回路16a及
び16b)と、第1及び第2の誤り訂正手段からの第1
及び第2の再生信号の比較を行う比較手段(例えば、図
6に示す比較回路22)とを備えることを特徴とする。
【0076】図1は、本発明を適用したディジタルVT
Rの一実施の形態を示している。図1に示すように、ビ
デオ信号符号化回路2は、入力されたビデオ信号を符号
化し、符号化されたディジタルデータを、誤り訂正符号
符号化回路3へ供給する。誤り訂正符号符号化回路3
は、供給されたディジタルデータに、誤り訂正用の冗長
情報(誤り訂正符号)を付加する。回転ドラム11に
は、記録用磁気ヘッド(図示せず)が取り付けられてお
り、これにより磁気テープ10にディジタルデータが記
録される。
【0077】再生時、回転ドラム11に取り付けられて
いる再生用磁気ヘッド11a及び11b(図2)によ
り、記録されているディジタルデータが読み取られる。
読み取られたディジタルデータは、誤り訂正符号復号回
路40へ供給される。誤り訂正符号復号回路40は、供
給されたディジタルデータに誤りがあり、その誤りが訂
正可能である場合、その誤りを訂正し、ビデオ信号復号
回路4へ出力する。ビデオ信号復号回路4は、供給され
たディジタルデータを復号し、ビデオ信号を出力する。
【0078】図2は、ディジタルデータ再生部1の構成
例を示している。本実施の形態においては、磁気テープ
10に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b
側)の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤
り訂正を行い、訂正数及び誤り検出フラグに基づいて、
適切な方を選択する。その後、C2符号に対する誤り訂
正を行い、再生信号を出力するとともに、訂正不能な誤
りの有無を知らせる信号を出力する。
【0079】以下、a側の再生系について動作を説明す
る。再生用磁気ヘッド11aは、磁気テープ10を走査
し、記録されているディジタルデータを読み取り、信号
増幅回路12aへ供給する。信号増幅回路12aは、再
生用磁気ヘッド11aから供給される信号を増幅し、波
形等化回路13aへ供給する。波形等化回路13aは、
供給された信号から波形のゆがみを取り去り、通信路符
号復号回路14aへ供給する。通信路符号復号回路14
aは、記録時に磁気特性に合致するように符号化した信
号を復号し、同期検出回路15aへ供給する。同期検出
回路15aは、供給された信号から、C1符号語の区切
りを示す同期シンボルを検出し、C1符号語単位に区切
って、C1符号復号回路16aへ供給する。
【0080】C1符号復号回路16aは、供給されたC
1符号語を復号し(所定のt個までの誤りを訂正し)、
訂正数と訂正不能な誤り(t+1個以上の誤り)の有無
を知らせるフラグを、訂正数及び誤り検出フラグ記憶回
路17aへ供給し、復号した後のC1符号語をC1復号
結果記憶回路18aへ供給する。
【0081】訂正数と訂正不能な誤りの有無はどのよう
に表現しても良いが、ここでは、訂正不能な誤りが検出
された場合には、訂正数は決定できないことから“t+
1”で表現し、訂正不能な誤りが検出されなかった場合
には、訂正数が0〜tまでの値を持つことから0〜tま
での訂正数で表現することにする。
【0082】C1符号復号回路16aにおいて、訂正不
能な誤りが検出された場合、入力されたC1符号語がそ
のままC1復号結果記憶回路18aに記憶され、訂正不
能な誤りが検出されたことを意味する“t+1”が訂正
数及び誤り検出フラグ記憶回路17aに記憶される。
【0083】C1符号復号回路16aにおいて、訂正不
能な誤りが検出されなかった場合、入力されたC1符号
語に誤り訂正処理を施し、その結果がC1復号結果記憶
回路18aに記憶され、訂正した誤りの個数である0〜
tまでの値が訂正数及び誤り検出フラグ記憶回路17a
に記憶される。但し、実際には訂正不能な誤りがC1符
号語に存在しても、それが検出できない場合(以下、誤
訂正という)がある。その場合には、誤訂正されたC1
符号語がC1復号結果記憶回路18aに記憶され、訂正
した誤りの個数である0〜tまでの値が訂正数及び誤り
検出フラグ記憶回路17aに記憶される。
【0084】訂正数及び誤り検出フラグ記憶回路17a
は、入力された訂正数及び誤り検出フラグを記憶し、2
つの再生系で1積符号語分のC1符号語が記憶された後
に、記憶した訂正数及び誤り検出フラグを出力決定回路
19へ供給する。
【0085】C1復号結果記憶回路18aは、入力され
た復号した後のC1符号語を記憶し、2つの再生系で1
積符号語分の訂正数及び誤り検出フラグが記憶された後
に、C1符号語をC2符号語順に並べ替え、データセレ
クタ20へ供給する。
【0086】b側の再生系については、再生用磁気ヘッ
ド11bが走査する位置以外、動作は全く同じなので、
説明は省略する。
【0087】出力決定回路19は、訂正数及び誤り検出
フラグ記憶回路17a及び17bから、それぞれ供給さ
れる訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4に基づき、
出力選択信号Q1と誤り検出信号Q2を決定する。図3
に出力決定回路19の一例を示す。
【0088】図3に示すように、訂正数及び誤り検出フ
ラグQ3及びQ4が、Q3<Q4である場合、出力選択
信号Q1としては、C1復号結果記憶回路18aの出力
を採用することを意味する“0”が出力され、誤り検出
信号Q2としては、誤りが検出されなかったことを意味
する“0”が出力される。
【0089】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3>Q4である場合、出力選択信号Q1として
は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用すること
を意味する“1”が出力され、誤り検出信号Q2として
は、誤りが検出されなかったことを意味する“0”が出
力される。
【0090】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4≦tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力され、誤り検出信号Q2とし
ては、誤りが検出されなかったことを意味する“0”が
出力される。
【0091】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力され、誤り検出信号Q2とし
ては、訂正不能な誤りがあることを意味する“1”が出
力される。
【0092】即ち、訂正数及び誤り検出フラグQ3及び
Q4が両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が
等しくない場合には、Q3<Q4≦t又はt≧Q3>Q
4となり、訂正数の少ない方のC1復号結果記憶回路の
出力が選択される。
【0093】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が等しい
場合には、Q3=Q4≦tとなり、C1復号結果記憶回
路18aの出力が選択される。
【0094】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4の
一方が、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3<Q
4=t+1又はt+1=Q3>Q4となり、訂正不能な
誤りを検出していない方のC1復号結果記憶回路の出力
が選択される。
【0095】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3=
Q4=t+1となり、C1復号結果記憶回路18aの出
力が選択され、誤り検出信号Q2としては、訂正不能な
誤りがあることを意味する“1”が出力される。
【0096】データセレクタ20は、出力選択信号Q1
に基づき、C1復号結果記憶回路18a若しくは18b
のどちらか一方の出力を選択し、C2符号復号回路21
へ供給する。C2符号復号回路21は、供給されたC2
符号語を誤り検出信号Q2に基づいて復号し(訂正
し)、出力する。
【0097】図4は、ディジタルデータ再生部(図2)
において、C1符号(符号長76,4誤り訂正可能)に
RS積符号を使用し、再生用磁気ヘッドと記録トラック
が1.2゜ずれた場合、誤訂正したC1符号語がC2符
号復号回路21に供給される確率(以下、C1誤訂正確
率という)を示したものである。図4は、図33と全く
同じ条件で示してあり、d>0で誤訂正確率が低くなっ
ている。
【0098】図5は、ディジタルデータ再生部1の構成
例を示している。図2に示したディジタルデータ再生部
1においては、RS積符号全てを復号することを前提に
C2符号復号回路21を備えていたが、再生速度を速め
るためにC2符号を復号しない場合や、そもそも記録時
にC1符号のみ符号化されている場合には、C2符号復
号回路21のない構成とすることも可能である。本実施
の形態は、そのような場合の構成例を示したものであ
る。
【0099】本実施の形態においては、磁気テープ10
に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)
の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂
正を行い、訂正数及び誤り検出フラグに基づいて、適切
な方を選択し出力するとともに、訂正不能な誤りの有無
を知らせる信号を出力する。
【0100】図5は、図2のディジタルデータ再生部1
からC2符号復号回路21を取り除いた構成となってい
る。従って、図5のディジタルデータ再生部1を構成し
ている各回路の動作は、図2で説明した動作(C2符号
復号回路21以外)と全く同じである。
【0101】図6は、ディジタルデータ再生部1の構成
例を示している。本実施の形態においては、磁気テープ
10に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b
側)の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤
り訂正を行い、その結果を比較する。その後、比較結
果、訂正数及び誤り検出フラグに基づいて、適切な方を
選択する。その後、C2符号に対する誤り訂正を行い、
再生信号を出力するとともに、訂正不能な誤りの有無を
知らせる信号を出力する。
【0102】再生用磁気ヘッド11a、再生用磁気ヘッ
ド11b、信号増幅回路12a、信号増幅回路12b、
波形等化回路13a、波形等化回路13b、通信路符号
復号回路14a、通信路符号復号回路14b、同期検出
回路15a、同期検出回路15b、C1符号復号回路1
6a、訂正数及び誤り検出フラグ記憶回路17a、訂正
数及び誤り検出フラグ記憶回路17b、C1復号結果記
憶回路18b、データセレクタ20及びC2符号復号回
路21に関しては、図2で説明した動作と全く同じであ
る。
【0103】C1符号復号回路16bは、供給されたC
1符号語を復号し(所定のt個までの誤りを訂正し)、
訂正数と訂正不能な誤り(t+1個以上の誤り)の有無
を知らせるフラグを、訂正数及び誤り検出フラグ記憶回
路17bへ供給し、復号した後のC1符号語をC1復号
結果記憶回路18a、及び比較回路22へ供給する。
【0104】C1復号結果記憶回路18aは、入力され
た復号した後のC1符号語を記憶し、C1符号復号回路
16bから同じC1符号語が復号されるのと同時に、記
憶したC1符号語を比較回路22へ供給し、2つの再生
系で1積符号語分の訂正数及び誤り検出フラグが記憶さ
れた後に、C1符号語をC2符号語順に並べ替え、デー
タセレクタ20へ供給する。
【0105】比較回路22は、C1復号結果記憶回路1
8a及びC1符号復号回路16bから供給される2つの
C1符号語を比較し、完全に一致した場合には“0”
を、それ以外の場合には“1”を、比較結果記憶回路2
3へ供給する。
【0106】比較結果記憶回路23は、比較回路22か
ら供給される比較結果を記憶し、2つの再生系で1積符
号語分の訂正数及び誤り検出フラグが記憶された後に、
比較結果を出力決定回路19へ供給する。
【0107】出力決定回路19は、訂正数及び誤り検出
フラグ記憶回路17a及び17bから、それぞれ供給さ
れる訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4、並びに比
較結果Q5に基づき、出力選択信号Q1と誤り検出信号
Q2を決定する。図7に出力決定回路19の一例を示
す。
【0108】図7に示すように、訂正数及び誤り検出フ
ラグQ3及びQ4が、Q3<Q4である場合、出力選択
信号Q1としては、C1復号結果記憶回路18aの出力
を採用することを意味する“0”が出力され、誤り検出
信号Q2としては、誤りが検出されなかったことを意味
する“0”が出力される。
【0109】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3>Q4である場合、出力選択信号Q1として
は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用すること
を意味する“1”が出力され、誤り検出信号Q2として
は、誤りが検出されなかったことを意味する“0”が出
力される。
【0110】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4、
並びに比較結果Q5が、Q3=Q4≦tかつQ5=0で
ある場合、出力選択信号Q1としては、C1復号結果記
憶回路18aの出力を採用することを意味する“0”が
出力され、誤り検出信号Q2としては、誤りが検出され
なかったことを意味する“0”が出力される。
【0111】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4、
並びに比較結果Q5が、Q3=Q4≦tかつQ5=1で
ある場合、出力選択信号Q1としては、C1復号結果記
憶回路18aの出力を採用することを意味する“0”が
出力され、誤り検出信号Q2としては、訂正不能な誤り
があることを意味する“1”が出力される。
【0112】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力され、誤り検出信号Q2とし
ては、訂正不能な誤りがあることを意味する“1”が出
力される。
【0113】即ち、訂正数及び誤り検出フラグQ3及び
Q4が両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が
等しくない場合には、Q3<Q4≦t又はt≧Q3>Q
4となり、訂正数の少ない方のC1復号結果記憶回路の
出力が選択される。
【0114】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が等し
く、かつ比較結果が不一致である場合には、Q3=Q4
≦tかつQ5=1となり、C1復号結果記憶回路18a
の出力が選択され、誤り検出信号Q2としては、訂正不
能な誤りがあることを意味する“1”が出力される。
【0115】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4の
一方が、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3<Q
4=t+1又はt+1=Q3>Q4となり、訂正不能な
誤りを検出していない方のC1復号結果記憶回路の出力
が選択される。
【0116】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3=
Q4=t+1となり、C1復号結果記憶回路18aの出
力が選択され、誤り検出信号Q2としては、訂正不能な
誤りがあることを意味する“1”が出力される。
【0117】図8は、ディジタルデータ再生部1の構成
例を示している。図6に示したディジタルデータ再生部
1においては、RS積符号全てを復号することを前提に
C2符号復号回路21を備えていたが、再生速度を速め
るためにC2符号を復号しない場合や、そもそも記録時
にC1符号のみ符号化されている場合には、C2符号復
号回路21のない構成とすることも可能である。本実施
の形態は、そのような場合の構成例を示したものであ
る。
【0118】本実施の形態においては、磁気テープ10
に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)
の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂
正を行い、その結果を比較する。その後、比較結果、訂
正数及び誤り検出フラグに基づいて、適切な方を選択
し、再生信号を出力するとともに、訂正不能な誤りの有
無を知らせる信号を出力する。
【0119】図8は、図6のディジタルデータ再生部1
からC2符号復号回路21を取り除いた構成となってい
る。従って、図8のディジタルデータ再生部1を構成し
ている各回路の動作は、図6で説明した動作(C2符号
復号回路21以外)と全く同じである。
【0120】図9は、ディジタルデータ再生部1の構成
例を示している。本実施の形態においては、磁気テープ
10に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b
側)の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤
り訂正を行い、訂正数及び誤り検出フラグに基づいて、
適切な方を選択する。その後、必要であれば、2系統の
再生信号を所定の位置で組み替えて再度C1符号を復号
し(訂正し)、適切な方を選択し、C2符号に対する誤
り訂正を行い、出力する。
【0121】再生用磁気ヘッド11a、再生用磁気ヘッ
ド11b、信号増幅回路12a、信号増幅回路12b、
波形等化回路13a、波形等化回路13b、通信路符号
復号回路14a、通信路符号復号回路14b、同期検出
回路15a、同期検出回路15b、C1符号復号回路1
6a、C1符号復号回路16b、C1復号結果記憶回路
18a、C1復号結果記憶回路18b、データセレクタ
20a、データセレクタ20b、インバータ24、C1
符号復号回路25a、C1符号復号回路25b、誤り検
出フラグ記憶回路29、C1復号結果記憶回路28、出
力決定回路26、データセレクタ27、及びC2符号復
号回路21に関しては、図29で説明した再生用磁気ヘ
ッド52a、再生用磁気ヘッド52b、信号増幅回路5
3a、信号増幅回路53b、波形等化回路54a、波形
等化回路54b、通信路符号復号回路55a、通信路符
号復号回路55b、同期検出回路56a、同期検出回路
56b、C1符号復号回路57a、C1符号復号回路5
7b、C1復号結果記憶回路59a、C1復号結果記憶
回路59b、データセレクタ61a、データセレクタ6
1b、インバータ63、C1符号復号回路64a、C1
符号復号回路64b、誤り検出フラグ記憶回路68、C
1復号結果記憶回路67、出力決定回路65、データセ
レクタ66、及びC2符号復号回路62の動作と全く同
じであるので、その説明を省略する。また、訂正数及び
誤り検出フラグ記憶回路17a及び17bは、図2で説
明したものと同じ動作である。
【0122】出力決定回路19は、訂正数及び誤り検出
フラグ記憶回路17a及び17bから、それぞれ供給さ
れる訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4、並びにC
1符号語の前半フラグに基づき、出力選択信号Q1を決
定する。図10に出力決定回路19の一例を示す。
【0123】図10に示すように、訂正数及び誤り検出
フラグQ3及びQ4が、Q3<Q4である場合、出力選
択信号Q1としては、C1復号結果記憶回路18aの出
力を採用することを意味する“0”が出力される。
【0124】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3>Q4である場合、出力選択信号Q1として
は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用すること
を意味する“1”が出力される。
【0125】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4≦tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力される。
【0126】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1符号語の前半がデータセレクタ20a及び2
0bを通過している間は、C1復号結果記憶回路18a
の出力を採用することを意味する“0”が出力され、C
1符号語の後半がデータセレクタ20a及び20bを通
過している間は、C1復号結果記憶回路18bの出力を
採用することを意味する“1”が出力される。
【0127】即ち、訂正数及び誤り検出フラグQ3及び
Q4が両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が
等しくない場合には、Q3<Q4≦t又はt≧Q3>Q
4となり、訂正数の少ない方のC1復号結果記憶回路の
出力が、C1符号復号回路25aへ供給され、訂正数の
多い方のC1復号結果記憶回路の出力が、C1符号復号
回路25bへ供給される。
【0128】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が等しい
場合には、Q3=Q4≦tとなり、C1復号結果記憶回
路18aの出力が、C1符号復号回路25aへ供給さ
れ、C1復号結果記憶回路18bの出力が、C1符号復
号回路25bへ供給される。
【0129】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4の
一方が、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3<Q
4=t+1又はt+1=Q3>Q4となり、訂正不能な
誤りを検出していない方のC1復号結果記憶回路の出力
が、C1符号復号回路25aへ供給され、訂正不能な誤
りを検出した方のC1復号結果記憶回路の出力が、C1
符号復号回路25bへ供給される。
【0130】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3=
Q4=t+1となり、C1符号復号回路18aが出力す
る前半部分と C1符号復号回路18bが出力する後半
部分の組み合わせが、C1符号復号回路25aへ供給さ
れ、C1符号復号回路18aが出力する後半部分とC1
符号復号回路18bが出力する前半部分の組み合わせ
が、C1符号復号回路25bへ供給される。
【0131】さらに、本実施の形態では、データセレク
タ27において、C1符号復号回路25a及び25bで
誤りが検出されない方が選択され、両方とも誤りが検出
されない場合には、C1符号復号回路25aの出力が選
択され、C1復号結果記憶回路28へ供給される。
【0132】図11は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。図9に示したディジタルデータ再生
部1においては、RS積符号全てを復号することを前提
にC2符号復号回路21を備えていたが、再生速度を速
めるためにC2符号を復号しない場合や、そもそも記録
時にC1符号のみ符号化されている場合には、C2符号
復号回路21のない構成とすることも可能である。本実
施の形態は、そのような場合の構成例を示したものであ
る。
【0133】本実施の形態においては、磁気テープ10
に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)
の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂
正を行う。その後、訂正数及び誤り検出フラグQ3及び
Q4、並びにC1符号語の前半フラグに基づいて、適切
な方を選択する。その後、必要であれば、2つの再生信
号を所定の位置で組み替えて、再度C1符号を復号し
(訂正し)、適切な方を選択して出力する。
【0134】図11は、図9のディジタルデータ再生部
1からC2符号復号回路21、C1復号結果記憶回路2
8、及び誤り検出フラグ記憶回路29を取り除いた構成
となっている。従って、図11のディジタルデータ再生
部1を構成している各回路の動作は、図9で説明した動
作と全く同じである。
【0135】図12は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。本実施の形態においては、磁気テー
プ10に記録されたディジタルデータを2系統(a側、
b側)の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する
誤り訂正を行い、適切な方を選択する。その後、必要で
あれば、2系統の再生信号を所定の位置で組み替えて再
度C1符号を復号し(訂正し)、その結果を比較し、適
切な方を選択し、C2符号に対する誤り訂正を行い、出
力する。
【0136】再生用磁気ヘッド11a、再生用磁気ヘッ
ド11b、信号増幅回路12a、信号増幅回路12b、
波形等化回路13a、波形等化回路13b、通信路符号
復号回路14a、通信路符号復号回路14b、同期検出
回路15a、同期検出回路15b、C1符号復号回路1
6a、C1符号復号回路16b、訂正数及び誤り検出フ
ラグ記憶回路17a、訂正数及び誤り検出フラグ記憶回
路17b、データセレクタ20a、データセレクタ20
b、インバータ24、C1符号復号回路25a、C1符
号復号回路25b、誤り検出フラグ記憶回路29、C1
復号結果記憶回路28、データセレクタ27、及びC2
符号復号回路21に関しては、図9で説明した動作と全
く同じであるので、その説明を省略する。
【0137】C1復号結果記憶回路18aは、供給され
る復号した後の、C1符号語を記憶し、もう一方の再生
系から同じC1符号語が復号された後、記憶したC1符
号語を、データセレクタ20a及び20b、並びに比較
回路22へ供給する。
【0138】C1復号結果記憶回路18bは、供給され
る復号した後の、C1符号語を記憶し、もう一方の再生
系から同じC1符号語が復号された後、記憶したC1符
号語を、データセレクタ20a及び20b、並びに比較
回路22へ供給する。
【0139】出力決定回路19は、訂正数及び誤り検出
フラグ記憶回路17a及び17bから、それぞれ供給さ
れる訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4、並びにC
1符号語の前半フラグに基づき、出力選択信号Q1及び
誤り検出予備信号Q7を決定する。図13に出力決定回
路19の一例を示す。
【0140】図13に示すように、訂正数及び誤り検出
フラグQ3及びQ4が、Q3<Q4である場合、出力選
択信号Q1としては、C1復号結果記憶回路18aの出
力を採用することを意味する“0”が出力され、誤り検
出予備信号Q7としては、訂正数が等しくなかったこと
を意味する“0”が出力される。
【0141】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3>Q4である場合、出力選択信号Q1として
は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用すること
を意味する“1”が出力され、誤り検出予備信号Q7と
しては、訂正数が等しくなかったことを意味する“0”
が出力される。
【0142】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4≦tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力され、誤り検出予備信号Q7
としては、訂正数が等しかったことを意味する“1”が
出力される。
【0143】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1符号語の前半がデータセレクタ20a及び2
0bを通過している間は、C1復号結果記憶回路18a
の出力を採用することを意味する“0”が出力され、C
1符号語の後半がデータセレクタ20a及び20bを通
過している間は、C1復号結果記憶回路18bの出力を
採用することを意味する“1”が出力され、誤り検出予
備信号Q7としては、C1符号語の前後半に関わらず、
訂正数が等しくなかったことを意味する“0”が出力さ
れる。
【0144】即ち、訂正数及び誤り検出フラグQ3及び
Q4が両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が
等しくない場合には、Q3<Q4≦t又はt≧Q3>Q
4となり、訂正数の少ない方のC1復号結果記憶回路の
出力が、C1符号復号回路25aへ供給され、訂正数の
多い方のC1復号結果記憶回路の出力が、C1符号復号
回路25bへ供給される。
【0145】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出せず、訂正数が等しい
場合には、Q3=Q4≦tとなり、C1復号結果記憶回
路18aの出力が、C1符号復号回路25aへ供給さ
れ、C1復号結果記憶回路18bの出力が、C1符号復
号回路25bへ供給され、誤り検出予備信号Q7として
は、“1”が出力される
【0146】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4の
一方が、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3<Q
4=t+1又はt+1=Q3>Q4となり、訂正不能な
誤りを検出していない方のC1復号結果記憶回路の出力
が、C1符号復号回路25aへ供給され、訂正不能な誤
りを検出した方のC1復号結果記憶回路の出力が、C1
符号復号回路25bへ供給される。
【0147】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4が
両方とも、訂正不能な誤りを検出した場合には、Q3=
Q4=t+1となり、C1符号復号回路18aが出力す
る前半部分と C1符号復号回路18bが出力する後半
部分の組み合わせが、C1符号復号回路25aへ供給さ
れ、C1符号復号回路18aが出力する後半部分とC1
符号復号回路18bが出力する前半部分の組み合わせ
が、C1符号復号回路25bへ供給される。
【0148】出力決定回路26は、図27で説明した出
力決定回路60の動作と同じであるので、その説明は省
略する。
【0149】比較回路22は、供給される2つのC1符
号語を比較し、完全に一致した場合には“0”を、それ
以外の場合には“1”を比較結果信号Q5として、誤り
検出決定回路30へ供給する。
【0150】誤り検出決定回路30は、比較結果信号Q
5、誤り検出予備信号Q7及び誤り検出信号Q8に基づ
き、誤り検出信号Q2を決定し、誤り検出フラグ記憶回
路29へ供給する。図14に誤り検出決定回路30の一
例を示す。
【0151】図14に示すように、誤り検出信号Q8が
“1”である場合、誤り検出信号Q2としては、誤りが
検出されたことを意味する“1”が出力される。
【0152】図14に示すように、誤り検出信号Q8が
“1”である場合、誤り検出信号Q2としては、誤りが
検出されたことを意味する“1”が出力される。
【0153】誤り検出信号Q8が“0”、比較結果信号
Q5が“1”、かつ誤り検出予備信号Q7が“1”であ
る場合、誤り検出信号Q2としては、誤りが検出された
ことを意味する“1”が出力される。
【0154】誤り検出信号Q8が“0”であっても、比
較結果信号Q5が“0”又は誤り検出予備信号Q7が
“1”である場合、誤り検出信号Q2としては、誤りが
検出されなかったことを意味する“0”が出力される。
【0155】本実施の形態では、比較回路22での処理
とC1符号復号回路25a及び25bでの処理が同時に
行われるので、再生信号が読み取られてから、C2符号
復号回路21より出力されるまでの時間は、図29のデ
ィジタルデータ再生部94と同じである。
【0156】図15は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。図12に示したディジタルデータ再
生部1においては、RS積符号全てを復号することを前
提にC2符号復号回路21を備えていたが、再生速度を
速めるためにC2符号を復号しない場合や、そもそも記
録時にC1符号のみ符号化されている場合には、C2符
号復号回路21のない構成とすることも可能である。本
実施の形態は、そのような場合の構成例を示したもので
ある。
【0157】本実施の形態においては、磁気テープ10
に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)
の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂
正を行い、適切な方を選択する。その後、必要であれ
ば、2つの再生信号を所定の位置で組み替えて、再度C
1符号を復号し(訂正し)、その結果を比較し、適切な
方を選択して出力する。
【0158】図15は、図12のディジタルデータ再生
部1からC2符号復号回路21、C1復号結果記憶回路
28、及び誤り検出フラグ記憶回路29を取り除いた構
成となっている。従って、図15のディジタルデータ再
生部1を構成している各回路の動作は、図12で説明し
た動作と全く同じである。
【0159】図16は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。本実施の形態においては、磁気テー
プ10に記録されたディジタルデータを2系統(a側、
b側)の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する
誤り訂正を行い、訂正数及び誤り検出フラグ、並びに信
号強度信号Q6に基づき、適切な方を選択する。その
後、必要であれば、2系統の再生信号を所定の位置で組
み替えて、再度C1符号を復号し(訂正し)、C2符号
に対する誤り訂正を行い、出力する。
【0160】再生用磁気ヘッド11a、再生用磁気ヘッ
ド11b、信号増幅回路12a、信号増幅回路12b、
波形等化回路13a、波形等化回路13b、通信路符号
復号回路14a、通信路符号復号回路14b、同期検出
回路15a、同期検出回路15b、C1符号復号回路1
6a、C1符号復号回路16b、C1復号結果記憶回路
18a、C1復号結果記憶回路18b、データセレクタ
20、C1符号復号回路25、誤り検出フラグ記憶回路
29、C1復号結果記憶回路32、及びC2符号復号回
路21に関しては、図31で説明した動作と同じである
ので、その説明を省略する。
【0161】出力決定回路19は、訂正数及び誤り検出
フラグ記憶回路17a及び17bから、それぞれ供給さ
れる訂正数及び誤り検出フラグQ3、Q4、C1符号語
の前半フラグ、並びに信号強度信号Q6に基づき、出力
選択信号Q1を決定する。図17に出力決定回路19の
一例を示す。
【0162】図17に示すように、訂正数及び誤り検出
フラグQ3及びQ4が、Q3<Q4である場合、出力選
択信号Q1としては、C1復号結果記憶回路18aの出
力を採用することを意味する“0”が出力される。
【0163】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3>Q4である場合、出力選択信号Q1として
は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用すること
を意味する“1”が出力される。
【0164】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4≦tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力される。
【0165】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>t、かつQ6が“0”である場合、出
力選択信号Q1としては、C1符号語の前半がデータセ
レクタ20を通過している間は、C1復号結果記憶回路
18bの出力を採用することを意味する“1”が出力さ
れ、C1符号語の後半がデータセレクタ20を通過して
いる間は、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用す
ることを意味する“0”が出力される。
【0166】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>t、かつQ6が“1”である場合、出
力選択信号Q1としては、C1符号語の前半がデータセ
レクタ20を通過している間は、C1復号結果記憶回路
18aの出力を採用することを意味する“0”が出力さ
れ、C1符号語の後半がデータセレクタ20を通過して
いる間は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用す
ることを意味する“1”が出力される。
【0167】図18は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。図16に示したディジタルデータ再
生部1においては、RS積符号全てを復号することを前
提にC2符号復号回路21を備えていたが、再生速度を
速めるためにC2符号を復号しない場合や、そもそも記
録時にC1符号のみ符号化されている場合には、C2符
号復号回路21のない構成とすることも可能である。本
実施の形態は、そのような場合の構成例を示したもので
ある。
【0168】本実施の形態においては、磁気テープ10
に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)
の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂
正を行い、訂正数及び誤り検出フラグ、並びに信号強度
信号Q6に基づき、適切な方を選択する。その後、必要
であれば、2系統の再生信号を所定の位置で組み替え
て、再度C1符号を復号し(訂正し)、出力する。
【0169】図18は、図16のディジタルデータ再生
部1からC2符号復号回路21、C1復号結果記憶回路
32、及び誤り検出フラグ記憶回路29を取り除いた構
成となっている。従って、図18のディジタルデータ再
生部1を構成している各回路の動作は、図16で説明し
た動作と同じである。
【0170】図19は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。本実施の形態においては、磁気テー
プ10に記録されたディジタルデータを2系統(a側、
b側)の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する
誤り訂正を行い、適切な方を選択する。その後、必要で
あれば、2系統の再生信号を所定の位置で組み替えて、
再度C1符号を復号し(訂正し)、その結果を比較し、
適切な方を選択し、C2符号に対する誤り訂正を行い、
出力する。
【0171】出力決定回路19は、訂正数及び誤り検出
フラグ記憶回路17a及び17bから、それぞれ供給さ
れる訂正数及び誤り検出フラグQ3、Q4、C1符号語
の前半フラグ、並びに信号強度信号Q6に基づき、出力
選択信号Q1と誤り検出予備信号Q7を決定する。図2
0に出力決定回路19の一例を示す。
【0172】図20に示すように、訂正数及び誤り検出
フラグQ3及びQ4が、Q3<Q4である場合、出力選
択信号Q1としては、C1復号結果記憶回路18aの出
力を採用することを意味する“0”が出力され、誤り検
出予備信号Q7としては、訂正数が等しくなかったこと
を意味する“0”が出力される。
【0173】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3>Q4である場合、出力選択信号Q1として
は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用すること
を意味する“1”が出力され、誤り検出予備信号Q7と
しては、訂正数が等しくなかったことを意味する“0”
が出力される。
【0174】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4≦tである場合、出力選択信号Q1とし
ては、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用するこ
とを意味する“0”が出力され、誤り検出予備信号Q7
としては、訂正数が等しかったことを意味する“1”が
出力される。
【0175】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>t、かつQ6が“0”である場合、出
力選択信号Q1としては、C1符号語の前半がデータセ
レクタ20を通過している間は、C1復号結果記憶回路
18bの出力を採用することを意味する“1”が出力さ
れ、C1符号語の後半がデータセレクタ20を通過して
いる間は、C1復号結果記憶回路18aの出力を採用す
ることを意味する“0”が出力され、前後半に関わら
ず、誤り検出予備信号Q7としては、訂正数が等しくな
かったことを意味する“0”が出力される。
【0176】訂正数及び誤り検出フラグQ3及びQ4
が、Q3=Q4>t、かつQ6が“1”である場合、出
力選択信号Q1としては、C1符号語の前半がデータセ
レクタ20を通過している間は、C1復号結果記憶回路
18aの出力を採用することを意味する“0”が出力さ
れ、C1符号語の後半がデータセレクタ20を通過して
いる間は、C1復号結果記憶回路18bの出力を採用す
ることを意味する“1”が出力され、前後半に関わら
ず、誤り検出予備信号Q7としては、訂正数が等しくな
かったことを意味する“0”が出力される。
【0177】図21は、ディジタルデータ再生部1の構
成例を示している。図19に示したディジタルデータ再
生部1においては、RS積符号全てを復号することを前
提にC2符号復号回路21を備えていたが、再生速度を
速めるためにC2符号を復号しない場合や、そもそも記
録時にC1符号のみ符号化されている場合には、C2符
号復号回路21のない構成とすることも可能である。本
実施の形態は、そのような場合の構成例を示したもので
ある。
【0178】本実施の形態においては、磁気テープ10
に記録されたディジタルデータを2系統(a側、b側)
の再生回路で再生し、それぞれC1符号に対する誤り訂
正を行い、適切な方を選択する。その後、必要であれ
ば、2系統の再生信号を所定の位置で組み替えて、再度
C1符号を復号し(訂正し)、比較を行い、適切な方を
出力する。
【0179】図21は、図19のディジタルデータ再生
部1からC2符号復号回路21、C1復号結果記憶回路
32、及び誤り検出フラグ記憶回路29を取り除いた構
成となっている。従って、図21のディジタルデータ再
生部1を構成している各回路の動作は、図19で説明し
た動作と同じである。
【0180】以上、本実施の形態では、C1符号復号回
路、C1復号結果記憶回路、及び誤り検出フラグ記憶回
路をそれぞれ複数用いる構成としたが、再生速度に対し
て、十分速い処理速度を持つC1符号復号回路、C1復
号結果記憶回路、及び誤り検出フラグ記憶回路であれ
ば、それらを共用することができ、それぞれ構成例に示
した個数より少ない構成とすることも可能である。
【0181】また、本実施の形態では、再生系を2つ備
えているが、“even scan”と“oddscan”が読み出され
るタイミングは時間的にもずれているので、信号増幅回
路12b、波形等化回路13b、通信路符号復号回路1
4b及び同期検出回路15bを削除し、それらを信号増
幅回路12a、波形等化回路13a、通信路符号復号回
路14a及び同期検出回路15aで共用させる構成も可
能である。
【0182】
【発明の効果】請求項1に記載のディジタルデータ再生
装置及び請求項5に記載のディジタルデータ再生方法、
並びに請求項6に記載の提供媒体によれば、2系統の両
方において、訂正不能な誤りが検出されず、かつ訂正数
が等しい場合に、誤り検出を宣言する構成にすることに
より、誤訂正を削減することができる。
【0183】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディジタルVTRの一実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例を
示すブロック図である。
【図3】図2の出力決定回路19を説明するための図で
ある。
【図4】図2のC1誤訂正確率を示すための図である。
【図5】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例を
示すブロック図である。
【図6】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例を
示すブロック図である。
【図7】図6の出力決定回路19を説明するための図で
ある。
【図8】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例を
示すブロック図である。
【図9】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例を
示すブロック図である。
【図10】図9の出力決定回路19を説明するための図
である。
【図11】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図12】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図13】図12の出力決定回路19を説明するための
図である。
【図14】図12の誤り検出決定回路30を説明するた
めの図である。
【図15】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図16】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図17】図16の出力決定回路19を説明するための
図である。
【図18】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図19】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図20】図19の出力決定回路19を説明するための
図である。
【図21】本発明のディジタルデータ再生部1の構成例
を示すブロック図である。
【図22】従来のディジタルVTRの構成例を示すブロ
ック図である。
【図23】記録用磁気ヘッドと磁気テープの関係を説明
するための図である。
【図24】RS積符号を説明するための図である。
【図25】再生用磁気ヘッドと磁気テープの関係を説明
するための図である。
【図26】従来のディジタルデータ再生部94の構成例
を示すブロック図である。
【図27】図26の出力決定回路60を説明するための
図である。
【図28】再生用磁気ヘッドと記録トラックのずれを説
明するための図である。
【図29】従来のディジタルデータ再生部94の構成例
を示すブロック図である。
【図30】図29の出力決定回路60を説明するための
図である。
【図31】従来のディジタルデータ再生部94の構成例
を示すブロック図である。
【図32】図31の出力決定回路60を説明するための
図である。
【図33】図26、図29及び図31のC1誤訂正確率
を示すための図である。
【図34】図33の横軸dを説明するための図である。
【図35】d=50の場合の“even scan”と“odd sca
n”の走査を説明するための図である。
【符号の説明】
1,94 ディジタルデータ再生部, 2,91 ビデ
オ信号符号化回路,3,92 誤り訂正符号符号化回
路, 4,93 ビデオ信号復号回路, 10,50
磁気テープ, 11,96 回転ドラム, 11a,1
1b,52a,52b 再生用磁気ヘッド, 12a,
12b,53a,53b 信号増幅回路, 13a,1
3b,54a,54b 波形等化回路, 14a,14
b,55a,55b 通信路符号復号回路, 15a,
15b,56a,56b 同期検出回路, 16a,1
6b,25,25a,25b,57a,57b,64
a,64b C1符号復号回路, 17a,17b 訂
正数及び誤り検出フラグ記憶回路, 18a,18b,
28,32,59a,59b,67,69 C1復号結
果記憶回路, 19,26,60,65 出力決定回
路, 20,20a,20b,27,61,61a,6
1b,66 データセレクタ, 21,62 C2符号
復号回路, 22 比較回路, 23 比較結果記憶回
路, 24,63インバータ, 29,58a,58
b,68 誤り検出フラグ記憶回路, 30 誤り検出
決定回路, 31,70 信号強度記憶回路, 40,
97 誤り訂正符号復号回路, 51 記録用磁気ヘッ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム上の異なる位置に配置された
    第1及び第2の磁気ヘッドと、 前記第1及び第2の磁気ヘッドからの再生信号を処理す
    る第1及び第2の信号処理手段と、 前記第1及び第2の信号処理手段からの第1及び第2の
    再生信号の誤り訂正を行う第1及び第2の誤り訂正手段
    と、 前記第1及び第2の誤り訂正手段からの第1及び第2の
    再生信号の比較を行う比較手段とを備えることを特徴と
    するディジタルデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の再生信号を所定の位
    置で組み替えた再生信号の誤り訂正を行う第3及び第4
    の誤り訂正手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1に記載のディジタルデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、前記第1及び第2の誤
    り訂正手段での訂正数が等しい場合、比較結果が一致し
    ない時のみ誤りが検出されたことを示す情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディジタルデータ再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2、第3及び第4の誤り訂
    正手段は、内符号のパリティを用いて誤り訂正を行うこ
    とを特徴とする請求項2に記載のディジタルデータ再生
    装置。
  5. 【請求項5】 回転ドラム上の異なる位置に配置された
    第1及び第2の磁気ヘッドにより記録媒体上に記録され
    ているディジタルデータを再生するディジタルデータ再
    生装置のディジタルデータ再生方法において、 前記第1及び第2の磁気ヘッドからの再生信号を処理す
    る第1及び第2の信号処理ステップと、 前記第1及び第2の信号処理ステップからの第1及び第
    2の再生信号の誤り訂正を行う第1及び第2の誤り訂正
    ステップと、 前記第1及び第2の誤り訂正ステップからの第1及び第
    2の再生信号の比較を行う比較ステップとを備えること
    を特徴とするディジタルデータ再生方法。
  6. 【請求項6】 回転ドラム上の異なる位置に配置された
    第1及び第2の磁気ヘッドにより記録媒体上に記録され
    ているディジタルデータを再生するディジタルデータ再
    生装置のディジタルデータ再生方法を提供する提供媒体
    において、 前記第1及び第2の磁気ヘッドからの再生信号を処理す
    る第1及び第2の信号処理ステップと、 前記第1及び第2の信号処理ステップからの第1及び第
    2の再生信号の誤り訂正を行う第1及び第2の誤り訂正
    ステップと、 前記第1及び第2の誤り訂正ステップからの第1及び第
    2の再生信号の比較を行う比較ステップとを備えるコン
    ピュータプログラムを提供することを特徴とする提供媒
    体。
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US8108752B2 (en) 2005-06-10 2012-01-31 International Business Machines Corporation Error correcting device, method, and program

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