JP3277062B2 - 誤り訂正符号の復号装置 - Google Patents

誤り訂正符号の復号装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル情報の伝送・
記録再生時に、その誤りを検出・訂正する多重符号化さ
れた誤り訂正符号の復号装置、特に積符号の復号装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にディジタル情報の記録再生系の誤
り訂正システムでは、図2(a),(b)に示されるよ
うな積符号が使われる。この積符号は符号を2段階に組
み合わせて構成することにより、最小ハミング距離が長
く訂正能力が高い符号と同等の訂正能力が得られ、かつ
各段の復号の計算手順が比較的容易であるという特徴を
持っている。各段の符号にはリードソロモン符号が良く
使われる。
【0003】図2(a)の例は、横方向にC1 (n1
1 )符号、縦方向にC2 (n2 ,k2 )符号(n1
2 :符号長、k1 ,k2 :情報符号長)よりなる積符
号である。符号長、情報符号長の長さはシンボル単位
で、1シンボルは8ビットとする。図2(a)の場合、
C1,C2符号の符号語の長さn1 ,n2 が独立に自由
に設定できるという特徴を持つ。図2(b)は、縦方向
にC1符号、斜め方向にC2符号よりなる積符号であ
る。この図2(b)の場合、横方向のLの長さ(符号語
の数)は自由に設定できる特徴を持つ。
【0004】一般に符号化側では、第1にC2を符号化
し、第2にC1を符号化する。以下では、記録再生は1
つのC1符号語のシンボルが連続して記録再生されるよ
うな順に行われるものとする。さて、C1,C2の最小
ハミング距離が、それぞれd1 ,d2 であるとすると、
この積符号の最小ハミング距離はd1 2 となり、誤り
を(d1 2 −1)シンボルまで検出でき、(d1 2
−1)/2シンボルまで訂正できる。
【0005】図3に、一般的な積符号の符号化・復号化
の簡単なブロック図と、図2(a)を例とした符号化お
よび復号の過程を示す。301は第1段符号化器である
C2符号化器、302は第2段符号化器であるC1符号
化器、303は通信路、304は第1段復号器であるC
1復号器、305は第2段復号器であるC2復号器であ
る。
【0006】k2 ×k1 のブロック化された原情報は、
符号化側では、第1段符号化器であるC2符号化器30
1によってC2パリティが付加されn2 ×k1 のブロッ
クとなる。次に第2段符号化器であるC1符号化器30
2によって、C1パリティが付加されn2 ×n1 のブロ
ックとなり符号化が終わる。復号側では、第1段復号器
であるC1復号器304において誤りを検出、訂正す
る。C1復号器304では距離がd1 であるので(d1
−1)シンボルの誤り検出、(d1 −1)/2シンボル
までの誤り訂正が可能である。
【0007】このとき誤り個数の判定と訂正の結果に応
じてフラグを各符号語に付加する。そしてこのフラグを
C1復号結果と共に第2段復号器であるC2復号器30
5に送る。
【0008】C2復号器305ではC2符号より誤り個
数を判定する。C2符号だけでは最小ハミング距離がd
2 であるため、(d2 −1)シンボルまでの誤り検出、
(d2 −1)/2シンボルまでの訂正が可能である。ま
た、C1フラグが付加されたシンボルを消失(位置が既
知の誤り)として扱うことにより、(d2 −1)シンボ
ルまでの誤り訂正(消失訂正)が可能となる。C2復号
器305でどの様な訂正を行うかを、C1復号器304
から送られたC1フラグを参照して決定する。この様に
して、復号を行うことにより、k2 ×k1 の原情報ブロ
ックが得られる。
【0009】復号結果の特性を評価するものに、見逃し
確率と訂正不能確率がある。見逃し確率は、エラーシン
ボルを正しいシンボルと見誤る確率である。ディジタル
VTR等では、この見逃しによって誤りが直接画面上に
でる。訂正不能確率は、誤り個数が訂正能力を越え、誤
りが訂正できなくなる確率である。ディジタルVTR等
では訂正不能の場合、周辺画素の情報から補間などを行
うことによって原情報に近い情報を得ることができる。
これら見逃し確率と訂正不能確率は出来るだけ低い程、
復号特性がよい。
【0010】ディジタル情報の記録再生系ではランダム
エラー、バーストエラー、及びこの2つが混在する複合
エラーがある。これらエラーの状態は時間的に一定では
なく変動する。従来は、この様なエラー状態の時間的な
変動は、あまり考慮されなかった。つまりC1復号で、
どの様に訂正を行い、フラグを付加するのか、C2復号
器では送られたC1フラグからどの様な訂正を行うの
か、これら諸条件を固定させて行ってきた。このため図
4の様に、エラー状態Aで見逃し確率と訂正不能確率が
低い(復号特性が良い)復号モード1が、エラー状態B
では見逃し確率と訂正不能確率が高く(復号特性が悪
く)なってしまい、逆にエラー状態Bで見逃し確率と訂
正不能確率が低い復号モード2がエラー状態Aでは見逃
し確率と訂正不能確率が高くなるということが起きる。
この様に従来の固定した復号法では、エラーの状態が変
化することによって復号特性が悪くなる場合があり、デ
ィジタルVTR等では画質が劣化するなどの欠点があっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする問題】このように、従来技術
では復号法が固定されていたため、時間的に変動するエ
ラーの状態に適応できず、変化するエラー状態によって
は復号特性が悪くなる。このためディジタルVTR等で
は、画質が劣化する等の問題があった。本発明は、この
ような従来の課題を解決するためになされたもので、そ
の目的とするところは、エラー状態の時間的変動による
復号特性の劣化を防ぎ常に最良の復号特性を得ることの
可能な誤り訂正符号の復号装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、ディジタル情報を多重符号化した符
号を第1の復号手段及び第2の復号手段の少なくとも2
段階にて復号する誤り訂正符号の復号装置において、前
記第1の復号手段は、受信した符号からエラー状態を検
出する検出手段と、誤りが訂正された符号に対して、誤
りに対する信頼度情報を付加する付加手段と、信頼度情
報の付加に関する指示を含む少なくとも3種類の信頼度
情報から、前記検出手段により検出されたエラー状態に
適合した信頼度情報を選択して、前記付加手段に送る信
頼度情報選択手段とを具備する。
【0013】また、本発明は、ディジタル情報をC2
(n2,k2)符号とC1(n1,k1)符号(n1,
n2は符号長、k1,k2は情報符号長)という2段階
によって符号化した積符号をC1復号手段とC2復号手
段によって復号する誤り訂正符号の復号装置において、
前記C1復号手段は、受信した符号から誤り個数を検出
する検出手段と、誤りが訂正された符号に対して、誤り
に対するフラグ情報を付加する付加手段と、フラグ情報
の付加に関する指示を含む少なくとも3種類のフラグ情
報から、前記検出手段により検出された誤り個数に適合
したフラグ情報を選択して、前記付加手段に送るフラグ
情報選択手段とを具備する。
【0014】
【作用】すなわち、本発明においては、ディジタル情報
を多重符号化した符号を第1の復号手段及び第2の復号
手段の少なくとも2段階にて復号する場合において、前
記第1の復号手段は、受信した符号から検出手段により
エラー状態を検出し、誤りが訂正された符号に対して、
付加手段により誤りに対する信頼度情報を付加し、信頼
度情報の付加に関する指示を含む少なくとも3種類の信
頼度情報から、信頼度情報選択手段により、検出された
エラー状態に適合した信頼度情報を選択して前記付加手
段に送るようにする。
【0015】また、本発明は、ディジタル情報をC2
(n2,k2)符号とC1(n1,k1)符号(n1,
n2は符号長、k1,k2は情報符号長)という2段階
によって符号化した積符号をC1復号手段とC2復号手
段によって復号する場合において、前記C1復号手段
は、受信した符号から検出手段により誤り個数を検出
し、誤りが訂正された符号に対して、付加手段により誤
りに対するフラグ情報を付加し、フラグ情報の付加に関
する指示を含む少なくとも3種類のフラグ情報から、フ
ラグ情報選択手段により、検出された誤り個数に適合し
たフラグ情報を選択して前記付加手段に送るようにす
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例の構成を示したもので
ある。同図において、101は、内符号の受信語から誤
り個数を判定する誤り個数判定回路、102は、誤り個
数が判定された結果、幾つ以上の誤りでフラグを付加す
れば良いか判定するフラグ付加モード判定回路、103
は、フラグ付加モード判定回路102からの結果を受け
てフラグ付加回路104を制御するフラグ付加制御回
路、104は、誤りが訂正された符号語にフラグを付加
するフラグ付加回路、105は、誤りの位置と大きさを
計算する誤り位置・数値計算回路、106は、誤り位置
・数値計算からの結果を受けて誤り訂正実行回路107
を制御する誤り訂正制御回路、108は受信語を訂正す
るまでの時間を調節するための遅延を行なうバッファメ
モリ108である。
【0017】ここで、図2(a)の場合を例にとり、本
実施例の特徴であるフラグ付加モード判定について説明
する。いまC1の符号長n1 、情報シンボル数k1 、最
大誤り訂正可能数t1 とする。ただし、d1 =2t1
1とする。伝送路によって送られた符号は、まず第1の
C1復号器によって誤り個数が判定される。その時、C
1符号語毎に2ビットの誤り個数の判定結果が得られ
る。ここで誤り個数の判定結果の値は、最小ハミング距
離がd1 であることから、
【0018】 0…C1符号語にシンボルエラー無しと判定された 1…C1符号語に1シンボルのエラーと判定された 2…C1符号語に2シンボルのエラーと判定された : t1 +1…C1符号語にt1 +1シンボル以上のエラーと判定された となる。このC1の誤り個数の判定結果は複数ビットで
表すことが出来る。
【0019】この誤り個数の判定結果の値がi(i=0
〜t1 +1)のC1の符号語の個数、N(i) を積符号の
ブロック毎に求める。本実施例では、図1の誤り個数検
出回路より得られる誤り個数判定結果から、図5のフロ
ーチャートのステップS1乃至S6に従って、C1復号
器におけるフラグ(C2復号器における最大誤り訂正数
を決定する)の付加方法を決定する。C1復号器で付加
されるフラグは2ビットとする。
【0020】ここで図5におけるζはある定数である。
但しフローチャートでは、復号の際に判定される1符号
語内のエラー個数(以下誤り判定個数)iの発生確率F
(i)で表現されている。即ちF(i) は、C1復号器でi
(i=0〜t1 +1)個誤りと判定される確率である。
但し、F(t1 +1)はt1 +1個誤り以上と判定され
る確率である。例えば積符号ブロック内のC1符号語数
にF(i) を掛けることによってN(i) を求めることがで
きる。よって、F(i) とN(i) は同様の扱いが可能であ
る。以下では、確率によって説明する。
【0021】さて、一般にC1復号器において、復号の
際に判定される1符号語内のエラー個数(以下誤り判定
個数)iの発生確率F(i) には、 F(i) =FM(i)+FJ(i) (i=0〜t1 ) …(1−1) という関係がある。ここで、FM(i)は復号する際にある
シンボルエラーの数を、異なる個数iに誤判定する確率
で、FJ(i)はi個のエラーと正判定する確率である。
【0022】C1復号器において、誤り検出個数に応じ
てフラグを付加する。しかし、フラグが2ビットである
ため、例えば信頼度のレベルは、表1のように3段階で
表現される。
【0023】
【表1】
【0024】従って、何個誤り以上でフラグを付加する
か(以降、フラグ付加境界条件)は2つになる。そこ
で、フラグ付加境界条件の一つについては、t1 個誤り
以上で付加するものとする。以下では、残るフラグ付加
境界条件(誤りの少ない個数のフラグを付加する条件)
の決定について説明する。ここで、rpを決定するフラ
グ付加境界条件とおく。rp=0の場合、フラグ付加率
は100%となってしまうため無意味である。従ってr
pの範囲は、1≦rp≦t1 と考えて差し支えない。
【0025】さて、(2−2)式のFM(i)には、 FM(0):d1シンボル以上エラー →0シンボルエラー(誤りなし) FM(1):(d1−1)シンボル以上エラー →1シンボルエラー FM(2):(d1−2)シンボル以上エラー →2シンボルエラー : FM(t1 ):(d1−t1 )シンボル以上エラー →tシンボルエラー がある。
【0026】一般的に、FM(i)で最も大きくなるのはF
M(t1 )で、FM(i)には、 FM(t1 >FM(t1 −1)>…>FM(2)>FM(1)>FM
(0) なる関係がある。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】
【数3】
【0030】さて、iシンボルエラーと判定され、かつ
復号後にシンボルが誤っている確率FE(i)は、誤判定す
る確率FM(i)が小さいほど小さい。よって、iが小さい
ほどFE(i)も小さい。復号後のシンボルの状態確率にお
いて見逃しにあたるPOeは、
【0031】
【数4】
【0032】で計算される。この結果、見逃し確率POe
は符号長、最小ハミング距離、エラー状態にかかわら
ず、フラグ付加境界条件rpが小さいほど、必ず小さく
なる。即ち、見逃し(POe)のみを考えるならば、rp
は小さければ小さいほど良いことになる。
【0033】しかし、Level1のフラグ付加率P1
は次式によって表される。 P1 =F(rp)+F(rp+1)+…F(t1 −1) 即ち、rpが小さいほどフラグ付加率P1 が高くなって
しまう。なお、Level2のフラグ付加率P2 は
【0034】
【数5】
【0035】で表される。ここで、見逃し確率だけを低
くしたのであれば、rp=1とすれば最も低くなる。い
ま、P1 を出来るだけ低くしたいと考えると、
【0036】
【数6】
【0037】を満たすときは、1個以上のエラーでフラ
グを付加してもP1 はそれほど大きくないと考えて良
い。逆に、 F(1) +F(O)>> F(O) となれば、P1 は大きくなると考えられるため、1個以
上のエラーでフラグを付加しない方が良い。同様に考え
れば、
【0038】
【数7】
【0039】の時は、rp=xとして良い。以上から、
フラグ付加境界条件rpを決定するためのフローチャー
トは図5に示すようになる。ここでζはある定数で、
0.1〜0.2とするのが良いが、場合によっては他の
値でも良い。
【0040】図5のフローチャートによれば、rp=1
を初期値とし、フラグ付加率P1 が大きくならないよう
にrpを大きくしていくことにより、見逃し確率POeを
小さくすることができる。
【0041】次に、最小ハミング距離が偶数の場合につ
いて説明する。奇数の場合の同様に、最小ハミング距離
1 とおけば、最大誤り訂正可能数tは、 t=(d1 −2)/2 となる。従って、フラグ付加境界条件rpを決定するた
めの条件式は、d1 が奇数の場合と同じになる。従っ
て、rpは図5のフローチャートにより決定できる。
【0042】例として、最小ハミング距離が13の場合
について考える。従って、C1復号器において訂正でき
る誤りの最大可能数は6である。なお、符号長は110
とした。この場合のフラグ付加境界条件rpを決定する
手順を図6のフローチャートのステップS10乃至S1
8に示す。ここで、ζの値を0.2とする。
【0043】
【表2】
【0044】表2は、平均シンボル誤り率10-2につい
てC1符号で6誤り訂正まで行ったときの復号結果であ
る。表2の結果から、このエラーの場合に選択されるC
1復号器でのフラグ付加境界条件rpは、図6のフロー
チャートに従えば、以下の様にrp=3と決定される。
【0045】
【数8】
【0046】さて、ここでフラグ付加境界条件rpを変
化させた場合のC1符号の復号特性(復号後のシンボル
の状態確率)を表3に示す。なお、表3において、シン
ボルの状態確率P2c,P2e,P1c,P1e,POc,POe
は、
【0047】 P2c:シンボルにレベル2のフラグが立ち、かつシンボ
ルが正しい確率 P2e:シンボルにレベル2のフラグが立ち、かつシンボ
ルが誤っている確率 P1c:シンボルにレベル1のフラグが立ち、かつシンボ
ルが正しい確率 P1e:シンボルにレベル1のフラグが立ち、かつシンボ
ルが誤っている確率 POc:シンボルにフラグが立たず、かつシンボルが正し
い確率 Poe:シンボルにフラグが立たず、かつシンボルが誤っ
ている確率 を表す。
【0048】
【表3】
【0049】表3より、rpが3の場合は、rpが4の
場合に比べて見逃し確率であるPOeが約1/105 とな
る。それに比べフラグ付加率P1 は、約4倍程度しか高
くならない。rpが1や2の場合は見逃し確率は低い
が、フラグ付加率は最も低いrp=5よりも約70〜1
56倍と高くなる。従ってフラグ付加境界条件rpが3
の場合(網掛け部)が他のrpに比べて、見逃し確率で
あるPOeをできるだけ低くし、かつフラグ付加率P1
(=P1c+P1e)が高くならないような復号特性(C1
復号後のシンボルの状態確率)であることが判る。
【0050】このフラグ付加境界条件の最適化は、C1
復号器の誤り検出情報を用いて行うことができる。従っ
て、自動的にC1符号の復号法の最適化を行える。ま
た、短期的な最適化と長期的なN(i) を求め、最適化を
行い、その結果を比較することで、より良いC1符号の
復号法が決定できる。N(i) の数をそのまま用いるだけ
でなく、その比を用いることでrpを決定することも可
能である。
【0051】上記したように、本実施例においては、デ
ィジタル情報を多重符号化した符号を復号するにあた
り、第1の復号手段によって得られる誤りの検出情報か
らエラー状態に好適な復号モードを判定する判定器から
送られる制御信号により復号モードが変化する第1の復
号手段において、エラー状態に対し好適な復号モードに
より復号することによって、常に最良の復号特性を得る
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の誤り訂正符
号の復号装置によれば、復号するときに得られる誤り個
数の判定結果から、現在発生したエラー状態に好適な復
号法を構成することにより、エラー状態の時間的変動に
よる復号特性の劣化を防ぎ、常に最良の復号特性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された復号装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】2重符号化された積符号の例を示す説明図であ
る。
【図3】誤り訂正符号の2重符号化及び復号化の説明図
である。
【図4】エラー状態と復号特性の関係を示す特性図であ
る。
【図5】本実施例の復号法の内、フラグ付加モードを選
択する動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の復号法を選択する動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
101…誤り個数検出回路、102…フラグ付加モード
判定回路、103…フラグ付加制御回路、104…フラ
グ付加回路、105…誤り位置・誤り数値計算回路、1
06…誤り訂正制御回路、107…誤り訂正実行回路、
108…バッファメモリ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報を多重符号化した符号を
    第1の復号手段及び第2の復号手段の少なくとも2段階
    にて復号する誤り訂正符号の復号装置において、前記第
    1の復号手段は、 受信した符号からエラー状態を検出する検出手段と、 誤りが訂正された符号に対して、誤りに対する信頼度情
    報を付加する付加手段と、 信頼度情報の付加に関する指示を含む少なくとも3種類
    の信頼度情報から、前記検出手段により検出されたエラ
    ー状態に適合した信頼度情報を選択して、前記付加手段
    に送る信頼度情報選択手段と、 を具備することを特徴とする誤り訂正符号の復号装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル情報をC2(n2,k2)符
    号とC1(n1,k1)符号(n1,n2は符号長、k
    1,k2は情報符号長)という2段階によって符号化し
    た積符号をC1復号手段とC2復号手段によって復号す
    る誤り訂正符号の復号装置において、前記C1復号手段
    は、 受信した符号から誤り個数を検出する検出手段と、 誤りが訂正された符号に対して、誤りに対するフラグ情
    報を付加する付加手段と、 フラグ情報の付加に関する指示を含む少なくとも3種類
    のフラグ情報から、前記検出手段により検出された誤り
    個数に適合したフラグ情報を選択して、前記付加手段に
    送るフラグ情報選択手段と、 を具備することを特徴とする誤り訂正符号の復号装置。
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