JPH06336793A - 屋根用断熱支持具 - Google Patents

屋根用断熱支持具

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JPH06336793A
JPH06336793A JP15157393A JP15157393A JPH06336793A JP H06336793 A JPH06336793 A JP H06336793A JP 15157393 A JP15157393 A JP 15157393A JP 15157393 A JP15157393 A JP 15157393A JP H06336793 A JPH06336793 A JP H06336793A
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JP
Japan
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roof
inner cylinder
resin material
fastening member
fixed
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JP15157393A
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JP2538503B2 (ja
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Juichi Yasumoto
重一 安本
Shigeharu Kono
重治 河野
Yoshihiko Kashima
嘉彦 鹿島
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Yodogawa Steel Works Ltd
Maruichi Inc
Original Assignee
Yodogawa Steel Works Ltd
Maruichi Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断熱効果があり容易に結露することなく、充
分な強度を有し、折れや変形あるいはボルトの抜け等の
ない屋根用断熱支持具を提供する。 【構成】 下側折版屋根板9もしくは下地材16に取り付
けるためのボルト孔4を下部に有する胴本体1を樹脂材
により形成し、その胴本体1の内部には金属製の内筒2
をその長手方向に埋設し、かつその内筒2の内部にナッ
ト部材3を嵌装固定して前記ボルト孔4に臨ませる一
方、前記胴本体1の上部には上側折版屋根板14を固定す
るための抜け止め突部7を有する締結部材5の下部を前
記内筒2内に樹脂材を介して嵌まり込ませるように植設
固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断熱屋根を葺成するため
の屋根用断熱支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】折版屋根の下側に繊維系又は多孔質の断
熱材を設けた屋根構造は、例えば、特公平3−4898
0号公報に記載されている。この場合、母屋又は胴縁等
の下地材の上に断熱材を敷設して、その上に支持具を立
設し、その支持具の上に折版屋根の頂部を載設し、ナッ
ト締結等により固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような屋根構造
における支持具では、第11図に示されるように、下端に
内螺子部を形成した金属製の支持杆を主要部とする場
合、断熱効果がなく外気温や温度の変化によってその支
持杆の表面に結露を生じやすく、水滴が滴下して断熱板
2に結露水が溜まる等の不具合の発生が懸念される。ま
た、その結露によって錆が発生することも懸念される。
【0004】一方、第12図、第13図に示すように、その
主要部を合成樹脂材で形成した場合には強度的な難点が
あり、ボルトの抜けや横方向の外力による折れ等の発生
が懸念される。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
断熱効果があり容易に結露することなく充分な強度を有
し、折れやボルトの抜け、あるいは変形等のない屋根用
断熱支持具を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、下側折版屋根板もしくは下地材に取り付けるため
のボルト孔を下部に有する胴本体が樹脂材よりなり、そ
の胴本体の内部には金属製の内筒がその長手方向に埋設
され、かつその内筒の内部にナット部材が嵌装固定され
て前記ボルト孔に臨む一方、前記胴本体の上部には上側
折版屋根板を固定するための締結部材の上側螺子部とそ
の下方の抜け止め突部が埋設され、さらに締結部材の抜
け止め突部の下部が前記内筒内に樹脂材を介して嵌まり
込むように植設固定されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】胴本体の長手方向に埋設された金属製の内筒に
よって胴本体の強度が著しく向上し、かつ、その上部に
植設された締結部材の下部がその内筒内に嵌まるように
対応していることにより、横方向の外力に対する強度が
著しく向上し、折れや変形の発生が回避される。また、
抜け止め突部によってその締結部材の抜けが防止され
る。
【0008】そして、締結部材と内筒との間に樹脂材が
介在しているため、上部に上載される上側折版屋根板か
ら下側折版屋根板又は下地材へ直接熱が伝導するのが阻
止され、断熱効果があり、結露の発生が少ない。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は屋根用断熱支持具(以下支持具と
いう)Aの断面を示し、1は合成樹脂材よりなる胴本体
で、その表面に縦方向の補強リブ1a,…が形成されてい
る(図2参照)。2はその胴本体1の内部にその長手方
向に埋設された金属製の内筒、3はその内筒2の下部に
嵌装固定された長ナット(ナット部材)で、その下部が
胴本体1の下部に開設されたボルト孔4に臨んでおり、
下側折版屋根板9の頂部に取り付けられた取付ボルト10
に螺合締結されて、その下側折版屋根板9の頂部に固定
されるようになっている。
【0010】11は胴本体1の成形時に溶融樹脂材が長ナ
ット3の螺子溝内に垂れ込まないように仕切りをするた
めの当て止め材である。5は上側折版屋根板14(図3参
照)の頂部を固定するための両ネジボルトよりなる締結
部材で、その下側螺子部8が前記内筒2の上部に間隙を
有して嵌まり、その下側螺子部8と上側螺子部6の下部
およびその両螺子部6,8間に設けた抜け止め突部7,
7が胴本体1を構成する樹脂材内に埋め込まれ、その締
結部材5が胴本体1内に強硬に植設固定されている。な
お、胴本体1の樹脂材との密着強度をさらに高めるため
には、前記下側螺子部8を凹凸形状に変えてもよい。
【0011】このように、胴本体1の主要部を内筒2に
よって高剛性に補強し、かつその内筒2によって補強さ
れた部分と締結部材5が植設されている部分とを連続さ
せており、かつその胴本体1の外面に補強リブ1a,…を
形成したので、その支持具A全体が一体的に高剛性に形
成され、外力による折れや変形がない。そして、締結部
材5と内筒2との間にABS樹脂等の樹脂材が介在して
いるので断熱効果があり、その外表面が樹脂材よりなる
ため、結露が少ないという特長もある。このような支持
具Aは樹脂の一体成形により製作容易であることはいう
までもない。
【0012】図3は断熱二重屋根17の断面を示し、梁、
母屋等の下地材16の上にボルト締結もしくは溶接等によ
ってタイトフレーム13が立設固定され、その上に下側折
版屋根板9,9の各接続山部が上載され、その重ね合わ
された頂部同士が取付ボルト10とナット12の締結により
固定され、かつその取付ボルト10に支持具Aの下部に固
定されている長ナット3を螺合締結させその締結部材5
を下側折版屋根板9,9の頂部に立設固定している。
【0013】そして、その締結部材5の上部には、上側
折版屋根板14,14の頂部同士が締結部材5に被嵌して相
互に重ね合わされて上載され、ナット18の締結により固
定されており、その上側折版屋根板14,14と下側折版屋
根板9,9との間には繊維系又は多孔質の断熱材15が間
装されている。
【0014】このような断熱二重屋根17では、空気層を
含む断熱材15によって良好な断熱効果が得られ、かつそ
の支持具Aの締結部材5と内筒2との間で断熱効果があ
るため、上側折版屋根板14,14から下側折版屋根板9,
9への熱伝導が妨げられ、かつ、その支持具Aの表面に
結露が発生するのが防がれる。
【0015】また、上側折版屋根板14,14がたとえ大き
な外力を受けても、支持具Aが強固に形成されているた
め、折れや変形、あるいは抜け等の不具合の発生が回避
される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の屋根用断
熱支持具によれば、ボルト孔を下部に有する胴本体を樹
脂材により形成し、その胴本体の内部には金属製の内筒
をその長手方向に埋設し、かつその内筒の内部にナット
部材を嵌装固定させて前記ボルト孔に臨ませる一方、前
記胴本体の上部には上側折版屋根板を固定するための抜
け止め突部を有する締結部材の下部を前記内筒内に間隙
を有して嵌まり込むように植設固定しているので、横方
向の外力に対する強度が著しく向上し、強い風等の外力
を受けても折れや変形の発生が回避される。また、抜け
止め突部によって締結部材の抜けが防止され、屋根構造
の耐久性を格段に向上させることができる。
【0017】そして、締結部材と内筒との間に樹脂材が
介在しているため、上部に載設される上側折版屋根板か
ら下側折版屋根板又は下地材へ直接熱が伝導するのが阻
止され良好な断熱効果が得られ、かつ結露の発生が少な
く、屋根構造の内部に結露水が溜まる等の不具合の発生
を回避することができる。
【0018】また、このような支持具は樹脂の一体成形
によってきわめて製作容易であり、コスト安に形成する
ことができる利点もある。そして、コンパクトな形状で
あるので、運搬・保管が容易であり、取付け作業性も良
好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根用断熱支持具の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】同その外形を示す斜視図である。
【図3】同支持具を用いた断熱二重屋根の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…胴本体、2…内筒、3…ナット部材、4…ボルト
孔、5…締結部材、7…抜け止め突部、9…下側折版屋
根板、13…タイトフレーム、14…上側折版屋根板、15…
断熱材、16…下地材、A…屋根用断熱支持具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿島 嘉彦 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1号 株式会社淀川製鋼所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側折版屋根板もしくは下地材に取り付
    けるためのボルト孔を下部に有する胴本体が樹脂材より
    なり、その胴本体の内部には金属製の内筒がその長手方
    向に埋設され、かつその内筒の内部にナット部材が嵌装
    固定されて前記ボルト孔に臨む一方、前記胴本体の上部
    には上側折版屋根板を固定するための締結部材の上側螺
    子部とその下方の抜け止め突部が埋設され、さらに締結
    部材の抜け止め突部の下部が前記内筒内に樹脂材を介し
    て嵌まり込むように植設固定されていることを特徴とす
    る屋根用断熱支持具。
JP5151573A 1993-05-29 1993-05-29 屋根用断熱支持具 Expired - Fee Related JP2538503B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144388A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Sekisui Plastics Co Ltd フラット化された折板屋根構造

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JP2009144388A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Sekisui Plastics Co Ltd フラット化された折板屋根構造

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JP2538503B2 (ja) 1996-09-25

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