JPH06336466A - 新規なアミドエステルアミン化合物、その中間体及びその製造方法と柔軟剤 - Google Patents

新規なアミドエステルアミン化合物、その中間体及びその製造方法と柔軟剤

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JPH06336466A
JPH06336466A JP14690493A JP14690493A JPH06336466A JP H06336466 A JPH06336466 A JP H06336466A JP 14690493 A JP14690493 A JP 14690493A JP 14690493 A JP14690493 A JP 14690493A JP H06336466 A JPH06336466 A JP H06336466A
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JP
Japan
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carbon atoms
general formula
hydroxyalkyl
formula
group
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Application number
JP14690493A
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English (en)
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Hiroshi Imada
浩 今田
Hiroo Miyasaka
広夫 宮坂
Ryuichi Nakagawa
龍一 中川
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生分解性にすぐれ、かつ柔軟剤基剤成分とし
て有用な界面活性作用物質、その中間体及びその製造方
法を提供するとともに、その界面活性作用物質を基剤と
する柔軟剤を提供する。 【構成】 下記一般式(I)で表されるアミドエステル
アミン化合物。 【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基、nは2〜10の整数、mは0又は1〜7の
整数、pは1〜10の整数を各示す)下記一般式(II
I) 【化3】 で表されるジアミノアルコール化合物を、下記一般式
(IV) R3COOR
(IV) で表される脂肪酸又は脂肪酸エステルと反応させてエス
テル化することを特徴とする、前記一般式(I)で表わ
されるアミドエステルアミン化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアミドエステル
アミン化合物、その中間体及びその製造方法と柔軟剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維及び毛髪等の柔軟剤基剤とし
ては、界面活性作用を有する2つのアルキル基を有する
第4級アンモニウム塩が用いられている。しかしこのも
のは、生分解性の点で問題があり、環境保全の点から、
生分解性にすぐれた柔軟剤の開発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生分解性に
すぐれ、かつ柔軟剤基剤成分として有用な界面活性作用
物質、その中間体及びその製造方法を提供するととも
に、その界面活性作用物質を基剤とする柔軟剤を提供す
ることをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、下記一般式(I)で
表されるアミドエステルアミン化合物が提供される。
【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基、nは2〜10の整数、mは0又は1〜7の
整数、pは1〜10の整数を各示す)
【0005】また、本発明によれば、下記一般式(II)
で表されるアミドエステルアミン化合物の第4級アンモ
ニウム塩が提供される。
【化2】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基、R4は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を各示し、nは2〜10の整数、mは
0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数を各示し、X
は陰イオンを示す)
【0006】さらに、本発明によれば、下記一般式(II
I)で表わされるジアミノアルコール化合物又はその中
和塩が提供される。
【化3】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、AはH、OH又は炭素数1〜6のア
ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、nは2〜10
の整数、mは0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数
を各示す)
【0007】さらに、本発明によれば、下記一般式(II
I)
【化3】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、AはH、OH又は炭素数1〜6のア
ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、nは2〜10
の整数、mは0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数
を各示す)で表されるジアミノアルコール化合物を、下
記一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニ
ル基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜
3のアルキル基を各示す)で表される脂肪酸又は脂肪酸
エステルと反応させてエステル化することを特徴とす
る、前記一般式(I)で表わされるアミドエステルアミ
ン化合物の製造方法が提供される。
【0008】さらに、本発明によれば、一般式(V)
【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数を示す)
で表されるジアミン化合物と、一般式(VI)
【化5】 (式中、R5はH又は炭素数1〜6のアルキル基もしく
はヒドロキシアルキル基を示す)で表されるエポキシ化
合物又は一般式(VII)
【化6】 (式中、R6はH、OH又は炭素数1〜6のアルキル基
もしくはヒドロキシアルキル基、mは0又は1〜7の整
数、pは1〜10の整数を各示し、Yはハロゲン、p−
トルエンスルフォニル基又はメタンスルフォニル基を示
す)で表されるアルコール誘導体とを反応させ、得られ
る一般式(III)
【化3】 (式中、AはH、OH又は炭素数1〜6のアルキル基又
はヒドロキシアルキル基を示し、R1、R2、n、m及び
pは前記と同じ意味を有する)で表されるジアミノアル
コール化合物を、一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニ
ル基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜
3のアルキル基を各示す)で表される脂肪酸又は脂肪酸
エステルでエステル化することを特徴とする、前記一般
式(I)で表されるアミドエステルアミン化合物の製造
方法が提供される。
【0009】さらにまた、本発明によれば、一般式
【化7】 CH2=CH−COOR7 (VIII) (式中、R7はH又は炭素数1〜3のアルキル基を示
す)で表されるアクリル酸又はアクリル酸エステルと、
一般式(V)
【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数を示す)
で表されるジアミン化合物と反応させて一般式(IX)
【化8】 (式中、R1、R2、R7及nは前記と同じ意味を有す
る)で表わされるエステルアミン化合物を得、このエス
テルアミン化合物のエステル結合を水素還元して得られ
る一般式(X)
【化9】 (式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を有する)で
表されるジアミノアルコール化合物を、一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニ
ル基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜
3のアルキル基を示す)で表わされる脂肪酸又は脂肪酸
エステルでエステル化することを特徴とする、前記一般
式(I)で表されるアミドエステルアミン化合物の製造
方法が提供される。
【0010】さらにまた、本発明によれば、前記一般式
(I)で表されるアミドエステルアミン化合物又はその
中和塩を基剤として含有することを特徴とする柔軟剤が
提供される。
【0011】さらにまた、本発明によれば、前記一般式
(II)で表されるアミドエステル化合物の第4級アンモ
ニウム塩を基剤として含有することを特徴とする柔軟剤
が提供される。
【0012】本発明の一般式(I)で表されるアミドエ
ステルアミン化合物としては、例えば次のようなものが
挙げられる。
【0013】
【化10】 (前記式中、nは2〜10の整数、pは1〜10の整数
を示す)
【0014】前記一般式(I)で表わされるアミドエス
テルアミン化合物は、次の第1の方法及び第2の方法に
より製造される。 (第1の方法)一般式(V)で表わされるジアミン化合
物と、一般式(VI)で表わされるエポキシ化合物又は一
般式(VII)で表わされるアルコール誘導体とを反応さ
せ、得られる一般式(III)で表されるジアミノアルコ
ール化合物を、一般式(IV)で表される脂肪酸又は脂肪
酸エステルでエステル化することにより、前記一般式
(I)で表わされるアミドエステルアミン化合物を製造
することができる。
【0015】本発明において使用される一般式(V)で
表されるジアミン化合物としては、N,N−ジメチルエ
チレンジアミン、N,N−ジメチルプロピレンジアミ
ン、N,N−ジメチルブチレンジアミン、N,N−ジメ
チルヘキシレンジアミン、N,N−プロピルプロピレン
ジアミン、又はそれらの混合物が挙げられる。
【0016】本発明で使用される一般式(VI)で表わ
されるエポキシ化合物としては、エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、グリシド
ールなどが挙げられる。
【0017】本発明において、一般式(V)で表わされ
るジアミン化合物は一般式(VI)で表されるエポキシ
化合物1モルに対して1〜10モル、好ましくは1〜5
モルの割合で用いられる。本発明におけるジアミン化合
物に対するエポキシ化合物の付加反応は、無触媒又は触
媒の存在下、加熱撹拌しながら、必要ならばオートクレ
ーブ中で反応させることにより行うことができる。この
反応は、一般式(V)で表わされるジアミン化合物に一
般式(VI)で表されるエポキシ化合物を滴下して行う
のがよい。ジアミン化合物に対するエポキシ化合物の付
加反応に使用される触媒としては、塩基性触媒、例え
ば、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カ
リウムメチラート、カリウムエチラート、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、トリメチルアミン、トリエチル
アミンのような、アルカリ又はアミンが挙げられる。反
応温度は50〜230℃、反応圧力は0〜15kg/c
2・Gである。反応終了後、減圧下蒸留で分離精製し
て一般式(III)(但し、式中、AはH又は炭素数1〜
6のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基を示す)
で表されるジアミノアルコール化合物を得ることができ
る。
【0018】本発明に使用される一般式(VII)で表さ
れるアルコール誘導体としては、エチレンクロルヒドリ
ン、エチレンブロムヒドリン、トリメチレンクロルヒド
リン、トリメチレンブロムヒドリン、テトラメチレンク
ロルヒドリン、テトラメチレンブロムヒドリン、ジエチ
レングリコールモノp−トルエンスルフィネート、トリ
エチレングリコールモノメタンスルフィネートなどが挙
げられる。
【0019】本発明において、一般式(V)で表される
ジアミン化合物を一般式(VII)で表されるアルコール
誘導体と反応させる場合、ジアミン化合物は、アルコー
ル誘導体1モルに対し、1〜10モル、好ましくは1〜
5モルの割合で用いられる。本発明における一般式
(V)で表されるジアミン化合物と一般式(VII)で表
されるアルコール誘導体の反応は、ジアミン化合物とア
ルコール誘導体を無溶媒又は溶媒中で、無触媒又はアル
カリの存在下、もしくはアルカリを滴下しながら加熱撹
拌して行うことができる。一般式(VII)で表されるア
ルコール誘導体ジアミン化合物との反応に使用されるア
ルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられる。ま
た、使用される溶媒としては、水、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、ジメチルホルムアミドなど
が挙げられる。反応温度は50〜150℃、反応時間は
0.5〜20時間である。反応終了後、減圧下蒸留で分
離精製して一般式(III)で表されるジアミノアルコー
ル化合物を得ることができる。
【0020】本発明において一般式(III)のジアミノ
アルコール化合物のエステル化に使用される一般式(I
V)で表される脂肪酸又は脂肪酸エステルとしては、オ
クタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘ
キサデカン酸、オクタデカン酸、エイコサン酸、ドコサ
ン酸、デセン酸、ドデセン酸、オクタデセン酸、エイコ
セン酸、ドコセン酸、2−ブチルオクタン酸、2−ヘキ
シルデカン酸、2−オクチルドデカン酸、2−デシルテ
トラデカン酸、2−ドデシルヘキサデカン酸、2−テト
ラデシルオクタン酸、2−ヘキサデシルエイコサン酸、
あるいはこれら脂肪酸のメチルエステル、エチルエステ
ル、プロピルエステル、又はそれらの混合物が挙げられ
る。
【0021】本発明において、一般式(III)で表され
るジアミノアルコール化合物の一般式(IV)で表される
脂肪酸(一般式(IV)におけるR=H)によるエステル化
反応は、ジアミノアルコール化合物と脂肪酸を混合し、
加熱撹拌して、生成する水を留去しながら行われる。こ
の反応温度は、通常、100〜250℃であり、反応時
間は1〜30時間である。反応は、常圧もしくは減圧下
で行われる。また、本発明において、一般式(III)で
表されるジアミノアルコール化合物の一般式(IV)で表
される脂肪酸エステル(一般式(IV)におけるR=低
級アルキル基)によるエステル化反応は、無触媒又は触
媒の存在下、ジアミノアルコール化合物と脂肪酸エステ
ルを加熱撹拌して行われる。使用される触媒としては、
塩基性触媒、例えば、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラート、カリウムメチラート、カリウムエチラー
ト、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカリ金属
−酸化マグネシウム混合触媒などが挙げられる。この反
応温度は80〜250℃であり、反応時間は5〜30時
間である。反応は常圧もしくは減圧下で行われる。
【0022】(第2の方法)一般式(VIII)で表される
アクリル酸又はアクリル酸エステルと一般式(V)で表
されるジアミン化合物とを反応させて一般式(IX)で
表わされるエステルアミン化合物を得、このエステルア
ミン化合物のエステル結合を水素還元して、一般式
(X)で表されるジアミノアルコール化合物を得、この
ジアミノアルコール化合物を、一般式(IV)で表され
る脂肪酸又は脂肪酸エステルでエステル化することによ
り、前記一般式(I)で表されるアミドエステルアミン
化合物を製造することができる。
【0023】本発明において、一般式(V)で表される
ジアミン化合物と一般式(VIII)で表されるアクリル
酸又はアクリル酸エステルとの反応は無溶媒又は溶媒中
で、無触媒下、反応温度0〜50℃、反応時間1日〜1
0日で行うことができる。一般式(V)で表されるジア
ミン化合物と一般式(VIII)で表されるアクリル酸又は
アクリル酸エステルとのモル比は10:1〜1:1であ
る。使用される溶媒としては、エタノールイソプロパノ
ールなどが挙げられる。エステル結合の還元は水素リチ
ウムアルミニウム等の通常の還元剤を用いて行うことが
できる。
【0024】本発明による一般式(I)で表されるアミ
ドエステルアミン化合物又は一般式(III)で表わされる
ジアミノアルコール化合物の中和塩は、塩酸、硫酸、リ
ン酸等の無機酸や、酢酸、プロピオン酸、クエン酸等の
有機酸を用いて中和することによって得ることができ
る。この場合の中和塩は、塩基性窒素の全てが中和され
た完全中和塩であることができ、また塩基性窒素の一部
が中和された部分中和塩であることができる。
【0025】本発明の一般式(II)で表されるアミドエ
ステルアミン化合物の第4級アンモニウム塩としては、
例えば次のようなものがあげられる。
【化11】 (前記式中、nは2〜10の整数、pは1〜10の整数
を示す)
【0026】上記一般式(II)で表されるアミドエステ
ルアミン化合物の第4級アンモニウム塩は、一般式
(I)で表されるアミドエステルアミン化合物とハロゲ
ン化アルキル、アルキル硫酸、アルキレンオキサイド等
の通常の4級化試薬との反応で得られる。この場合、ハ
ロゲン化アルキル及びアルキル硫酸におけるアルキル基
は、炭素数1〜6のアルキル、好ましくはメチル基、エ
チル基であり、アルキレンオキサイドにおけるアルキレ
ン基は、炭素数1〜6のアルキレン基、好ましくはエチ
レン基、プロピレン基である。
【0027】本発明の柔軟剤は、一般式(I)で表され
るアミドエステルアミン化合物及びその中和塩や、一般
式(II)で表されるその第4級アンモニウム塩を柔軟剤
基剤として用い、これを水等の水性液体中に溶解させる
ことによって得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表されるアミド
エステルアミン化合物及び一般式(II)で表されるアミ
ドエステルアミン化合物の第4級アンモニウム塩は核磁
気共鳴スペクトル、赤外線吸収スペクトルでその構造を
確認することができる。本発明の一般式(I)で表され
るアミドエステルアミン化合物、及びその第4級アンモ
ニウム塩はいずれも新規な化合物であり、その分子中に
良好な生分解性を有するエステル結合を含有するため、
生分解性を示すものである。また、このアミドエステル
アミン化合物、その中和塩及びその第4級アンモニウム
塩は、界面活性剤として使用することができ、特に、合
成繊維、天然繊維、人間の毛髪、動物の毛髪等に対する
柔軟剤基剤として有利に使用される。本発明の一般式
(III)で表されるジアミノアルコール化合物も新規な
化合物であり、このものは本発明のアミドエステルアミ
ン化合物及び工業薬品の中間体として使用される他、そ
れ自体ですぐれた界面活性作用を有し、界面活性剤とし
て使用することができる。本発明の方法によれば、一般
式(I)で表わされるアミドエステルアミン化合物を工
業的に有利に製造することができる。
【0029】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。1
【0030】実施例1 撹拌機、温度計、圧力計、耐圧滴下ロートを備えたオー
トクレーブに、N,N−ジメチルプロピレンジアミン2
55gを入れ、180℃まで昇温した。圧力0〜5kg
/cm2・Gでエチレンオキサイド22gを随時滴下し
た。滴下を終了するまでに2時間を要した。その間、反
応温度は230℃まで上昇した。その後、230℃で3
時間熟成を行った後、冷却した。反応物を取り出して、
蒸留して、N,N−ジメチル−N’−エタノールプロピ
レンジアミン65gを得た。その沸点は125〜127
℃/8mmHgであった。撹拌機、温度計、脱水管を備
えた4つ口フラスコに、N,N−ジメチル−N’−エタ
ノールプロピレンジアミン44gとオクタデカン酸17
0gを入れた。180℃まで昇温し、その温度で15時
間、反応中に生成する水を留去しながら反応した。17
7gのN,N−ジメチル−N’−エタノールプロピレン
ジアミンのアミドエステル化物が得られた。NMRスペ
クトル、IRスペクトルから以下の構造を確認した。
【0031】
【化12】 (1)NMRスペクトル(CDCl3、内部標準TMS
(テトラメチルシラン)) 0.9ppm(t,6H)、1.3ppm(56H) 1.6ppm(br,4H) 1.7ppm(m,2H) NCH22 CH2N 2.2ppm(S,6H) 2.3ppm(m,6H) OCOC2 −、NCOC2
−、(CH3)2NC2 3.5ppm(t,2H) NC2 CH2O− 4.2ppm(t,2H) −C2 OCO− (2)IRスペクトル(KBr錠剤) 3450cm-1、1735cm-1、1640cm-1、1
640cm-1、 1375cm-1
【0032】実施例2 撹拌機、滴下ロートを備えた4つ口フラスコに、N,N
−ジメチルプロピレンジアミン204g、エタノール1
300ml入れ、アクリル酸エチルエステル202gを
0℃で滴下した。滴下は1時間かけて行った。滴下終了
後、室温に戻し、5日間撹拌して反応した。溶媒をエバ
ポレーターで留去後、蒸留して、N,N−ジメチルプロ
ピレンジアミンとアクリル酸エチルエステルの1:1付
加物を340g得た。その沸点は、85〜87℃/0.
2mmHgであった。撹拌機、温度計を備えた4つ口フ
ラスコに、N,N−ジメチルプロピレンジアミンとアク
リル酸エステルの1:1付加物20.6g及びTHF
(テトラヒドロフラン)200mlを入れ、0℃で水素
化リチウムアルミニウム5.7gを随時加えた。水素化
リチウムアルミニウムを加え終わった後、室温で30分
撹拌し、その後40℃に加熱して1時間反応した。酢酸
エチルを加えて反応を停止し、水200ml加え、TH
Fで抽出して水層と有機層に分離した。水層にはKOH
を加え、飽和KOH溶液とした。有機層を分液し、これ
を無水MgSO4で乾燥した後、エバポレーターで溶媒
を留去した。残った液を蒸留して、N,N−ジメチル−
N’−プロパノールプロピレンジアミンを13.8g得
た。その沸点は69〜72℃/0.07mmHgであっ
た。撹拌機、温度計、脱水管を備えた4つ口フラスコ
に、N,N−ジメチル−N’−プロパノールプロピレン
ジアミン44gとオクタデカン酸170gを入れた。1
80℃まで昇温し、その温度で15時間、反応中に生成
する水を留去しながら反応した。177gのN,N−ジ
メチル−N’−エタノールプロピレンジアミンのアミド
エステル化物が得られた。NMRスペクトル、IRスペ
クトルから以下の構造を確認した。
【0033】
【化13】 (1)NMRスペクトル(CDCl3、内部標準TM
S) 0.9ppm(t,6H)、1.3ppm(56H) 1.6ppm(br,4H) 1.7ppm(m,2H) NC2 CH2CH2N 1.9ppm(m,2H) 2.2ppm(S,6H) 2.3ppm(m,6H) OCOC2 −、NCOC2
−、(CH3)2NC2 (2)IRスペクトル(KBr錠剤) 3475cm-1、1745cm-1、1650cm-1、1
480cm-1、1390cm-1
【0034】実施例3 撹拌機、温度計を備えたオートクレーブに実施例1で得
られたアミドエステルアミン化合物100g、イソプロ
パノール50g入れ、90℃まで昇温した。常法に従っ
て圧力0〜5kg/cm2・Gで塩化メチル9gを1時間
で随時加えた。その後、90℃で2時間熟成を行った
後、冷却した。内容物を取り出して、エバポレーターで
溶媒を留去して下記構造式で表されるアミドエステルア
ミン化合物の第4級アンモニウム塩を107.5g得
た。
【化14】
【0035】実施例4 冷却管を付けた1口のナス型フラスコにN,N−ジメチ
ルプロピレンジアミン102g、エチレングリコールモ
ノp−トルエンスルフォネート107gを入れ、100
℃に昇温して3時間反応した。反応終了後、冷却してエ
ーテル1000ml、飽和水酸化カリウム水溶液600
mlで抽出した。エーテル層を分液して、無水硫酸マグ
ネシウムを加えて残存する水分を除き、固形分を濾別し
てからロータリーエバポレーターによって溶媒を留去
し、油層を得た。以下は実施例1と同様に蒸留精製後、
アミドエステル化反応することで、実施例1で示したア
ミドエステル化合物と同一構造の生成物が得られた。
【0036】実施例5 実施例1で得られたアミドエステルアミン化合物を塩酸
を用いて常法により中和し、下記構造式の中和塩を得
た。
【化15】
【0037】実施例6 実施例2で得られたアミドエステルアミン化合物を塩酸
を用いて常法により中和し、下記構造式の中和塩を得
た。
【化16】
【0038】実施例7 以下の方法により前記実施例で得たアミドエステルアミ
ン化合物、その中和塩及びその第4級アンモニウム塩の
柔軟剤基剤としての評価を行った。 (1)処理方法 市販の木綿タオル布又はアクリル布を市販洗剤ハイトッ
プ(ライオン株式会社製、登録商標)にて5回繰り返し
洗濯し、布についている洗剤を除去した後、33.3p
pmの柔軟剤基剤水溶液にて、浴比1/30で3分間撹
拌下で処理した。 (2)評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、65%RH、2
5℃の恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布に
ついて柔軟性の評価を行った。その結果を表1に示す。 (柔軟性)比較品(ジメチルジステアリルアンモニウム
クロライド)で処理した布を対照にして一対比較を行
い、下記評価基準により評価した。 +2:対照より柔らかい +1:対照よりやや柔らかい 0:対照と同じ −1:対照の方がやや柔らかい −2:対照の方が柔らかい
【0039】
【表1】
【0040】実施例8 表2に示す成分組成(重量%)のリンス組成物を作り、
以下の方法によりその評価を行った。 (1)評価方法 長さ25cm、重さ10gの毛束に試料2gを塗布し、
十分に櫛入れした後、40℃の温水ですすぎ、乾燥後、
テスター10人により「なめらかさ」「ぱさつきのな
さ」を官能評価した。その結果を表2に示す。 (評価基準) ◎:非常によい ○:やや良い △:どちらともいえない ×:悪い
【0041】なお、表2に示した化合物(I)〜(II
I)は次の構造式で表わされるものである。
【化17】
【0042】
【表2】
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基、nは2〜10の整数、mは0又は1〜7の
整数、pは1〜10の整数を各示す)
【化2】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基、R4は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数、mは0
又は1〜7の整数、pは1〜10の整数を各示し、Xは
陰イオンを示す)
【化3】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、AはH、OH又は炭素数1〜6のア
ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、nは2〜10
の整数、mは0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数
を各示す)
【化3】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基、AはH、OH又は炭素数1〜6のア
ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、nは2〜10
の整数、mは0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数
を各示す)で表されるジアミノアルコール化合物を、一
般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニル
基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜3
のアルキル基を各示す)で表される脂肪酸又は脂肪酸エ
ステルと反応させてエステル化することを特徴とする、
請求項1のアミドエステルアミン化合物の製造方法。
【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数を示す)
で表されるジアミン化合物と、一般式(VI)
【化5】 (式中、R5はH又は炭素数1〜6のアルキル基もしく
はヒドロキシアルキル基を示す)で表されるエポキシ化
合物又は一般式(VII)
【化6】 (式中、R6はH、OH又は炭素数1〜6のアルキル基
もしくはヒドロキシアルキル基、mは0又は1〜7の整
数、pは1〜10の整数を各示し、Yはハロゲン、p−
トルエンスルフォニル基又はメタンスルフォニル基を示
す)で表されるアルコール誘導体とを反応させ、得られ
る一般式(III)
【化3】 (式中、AはH、OH又は炭素数1〜6のアルキル基又
はヒドロキシアルキル基を示し、R1、R2、n、m及び
pは前記と同じ意味を有する)で表されるジアミノアル
コール化合物を、一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニル
基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜3
のアルキル基を各示す)で表される脂肪酸又は脂肪酸エ
ステルでエステル化することを特徴とする、請求項1記
載のアミドエステルアミン化合物の製造方法。
【化7】 CH2=CH−COOR7 (VIII) (式中、R7はH又は炭素数1〜3のアルキル基を示
す)で表されるアクリル酸又はアクリル酸エステルと、
一般式(V)
【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数を示す)
で表されるジアミン化合物と反応させて一般式(XI)
【化8】 (式中、R1、R2、R7及nは前記と同じ意味を有す
る)で表わされるエステルアミン化合物を得、このエス
テルアミン化合物のエステル結合を水素還元して得られ
る一般式(X)
【化9】 (式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を有する)で
表されるジアミノアルコール化合物を、一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニ
ル基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜
3のアルキル基を示す)で表わされる脂肪酸又は脂肪酸
エステルでエステル化することを特徴とする、請求項1
記載のアミドエステルアミン化合物の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明に使用される一般式(VII)で表さ
れるアルコール誘導体としては、エチレンクロルヒドリ
ン、エチレンブロムヒドリン、トリメチレンクロルヒド
リン、トリメチレンブロムヒドリン、テトラメチレンク
ロルヒドリン、テトラメチレンブロムヒドリン、ジエチ
レングリコールモノp−トルエンスルフィネート、トリ
エチレングリコールモノメタンスルフォネートなどが挙
げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明において、一般式(V)で表される
ジアミン化合物と一般式(VIII)で表されるアクリル
酸又はアクリル酸エステルとの反応は無溶媒又は溶媒中
で、無触媒下、反応温度0〜50℃、反応時間1日〜1
0日で行うことができる。一般式(V)で表されるジア
ミン化合物と一般式(VIII)で表されるアクリル酸又は
アクリル酸エステルとのモル比は10:1〜1:1であ
る。使用される溶媒としては、エタノール、イソプロパ
ノールなどが挙げられる。エステル結合の還元は水素リ
チウムアルミニウム等の通常の還元剤を用いて行うこと
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 235/10 7106−4H D06M 13/405

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表されるアミドエステル
    アミン化合物又はその中和塩。 【化1】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
    基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
    OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
    アルキル基、nは2〜10の整数、mは0又は1〜7の
    整数、pは1〜10の整数を各示す)
  2. 【請求項2】 一般式(II)で表されるアミドエステル
    アミン化合物の第4級アンモニウム塩。 【化2】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基、R3は炭素数8〜36のアルキル
    基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、AはH、
    OH又は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
    アルキル基、R4は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数、mは0
    又は1〜7の整数、pは1〜10の整数を各示し、Xは
    陰イオンを示す)
  3. 【請求項3】 一般式(III)で表わされるジアミノア
    ルコール化合物又はその中和塩。 【化3】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基、AはH、OH又は炭素数1〜6のア
    ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、nは2〜10
    の整数、mは0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数
    を各示す)
  4. 【請求項4】 一般式(III) 【化3】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基、AはH、OH又は炭素数1〜6のア
    ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、nは2〜10
    の整数、mは0又は1〜7の整数、pは1〜10の整数
    を各示す)で表されるジアミノアルコール化合物を、一
    般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニル
    基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜3
    のアルキル基を各示す)で表される脂肪酸又は脂肪酸エ
    ステルと反応させてエステル化することを特徴とする、
    請求項1のアミドエステルアミン化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式(V) 【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数を示す)
    で表されるジアミン化合物と、一般式(VI) 【化5】 (式中、R5はH又は炭素数1〜6のアルキル基もしく
    はヒドロキシアルキル基を示す)で表されるエポキシ化
    合物又は一般式(VII) 【化6】 (式中、R6はH、OH又は炭素数1〜6のアルキル基
    もしくはヒドロキシアルキル基、mは0又は1〜7の整
    数、pは1〜10の整数を各示し、Yはハロゲン、p−
    トルエンスルフォニル基又はメタンスルフォニル基を示
    す)で表されるアルコール誘導体とを反応させ、得られ
    る一般式(III) 【化3】 (式中、AはH、OH又は炭素数1〜6のアルキル基又
    はヒドロキシアルキル基を示し、R1、R2、n、m及び
    pは前記と同じ意味を有する)で表されるジアミノアル
    コール化合物を、一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニル
    基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜3
    のアルキル基を各示す)で表される脂肪酸又は脂肪酸エ
    ステルでエステル化することを特徴とする、請求項1記
    載のアミドエステルアミン化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(VIII) 【化7】 CH2=CH−COOR7 (VIII) (式中、R7はH又は炭素数1〜3のアルキル基を示
    す)で表されるアクリル酸又はアクリル酸エステルと、
    一般式(V) 【化4】 (式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基又はヒド
    ロキシアルキル基を示し、nは2〜10の整数を示す)
    で表されるジアミン化合物と反応させて一般式(XI) 【化8】 (式中、R1、R2、R7及nは前記と同じ意味を有す
    る)で表わされるエステルアミン化合物化合物を得、こ
    のエステルアミン化合物のエステル結合を水素還元して
    得られる一般式(X) 【化9】 (式中、R1、R2及びnは前記と同じ意味を有する)で
    表されるジアミノアルコール化合物を、一般式(IV) R3COOR (IV) (式中、R3は炭素数8〜36のアルキル基、アルケニ
    ル基又はヒドロキシアルキル基、RはH又は炭素数1〜
    3のアルキル基を示す)で表わされる脂肪酸又は脂肪酸
    エステルでエステル化することを特徴とする、請求項1
    記載のアミドエステルアミン化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1のアミドエステルアミン化合物
    又はその中和塩を基剤として含有することを特徴とする
    柔軟剤。
  8. 【請求項8】 請求項2のアミドエステル化合物の第4
    級アンモニウム塩を基剤として含有することを特徴とす
    る柔軟剤。
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